JPH08330832A - 車両用のガラスアンテナ - Google Patents
車両用のガラスアンテナInfo
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- JPH08330832A JPH08330832A JP7132157A JP13215795A JPH08330832A JP H08330832 A JPH08330832 A JP H08330832A JP 7132157 A JP7132157 A JP 7132157A JP 13215795 A JP13215795 A JP 13215795A JP H08330832 A JPH08330832 A JP H08330832A
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- Japan
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- antenna
- glass
- vehicle
- received
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- Details Of Aerials (AREA)
- Radio Transmission System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ＦＭラジオ放送波あるいはＴＶ放送波を受信す
るに好適な指向特性を向上させたガラスアンテナを提供
することを目的とする。 【構成】車両用前部窓ガラスに車両の進行方向の前後に
ディップのある８字指向特性を有する第１のアンテナを
設けた車両用ガラスアンテナにおいて、前記第１のアン
テナとは反対側の側方下部に設けた給電部から側辺エッ
ジに沿って上方に延びる側辺線条と、さらに上辺エッジ
に沿って５０ｍｍ〜１００ｍｍ水平に延びる水平線条と
該水平線条の端部から垂直に下方に延びる垂直線条と該
垂直線条の先端に接続される水平線条を具備する第２の
アンテナ２を設けるようにしたことを特徴とするもので
あり、さらに第２のアンテナの給電部から側辺線条の外
側を板ガラス側辺エッジに沿って延びる線条を少なくと
も具備する補助エレメントをを付加するとより好まし
く、第１のアンテナと第２のアンテナによりダイバーシ
ティ受信をすると、さらに好ましい。
るに好適な指向特性を向上させたガラスアンテナを提供
することを目的とする。 【構成】車両用前部窓ガラスに車両の進行方向の前後に
ディップのある８字指向特性を有する第１のアンテナを
設けた車両用ガラスアンテナにおいて、前記第１のアン
テナとは反対側の側方下部に設けた給電部から側辺エッ
ジに沿って上方に延びる側辺線条と、さらに上辺エッジ
に沿って５０ｍｍ〜１００ｍｍ水平に延びる水平線条と
該水平線条の端部から垂直に下方に延びる垂直線条と該
垂直線条の先端に接続される水平線条を具備する第２の
アンテナ２を設けるようにしたことを特徴とするもので
あり、さらに第２のアンテナの給電部から側辺線条の外
側を板ガラス側辺エッジに沿って延びる線条を少なくと
も具備する補助エレメントをを付加するとより好まし
く、第１のアンテナと第２のアンテナによりダイバーシ
ティ受信をすると、さらに好ましい。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は自動車など、車両の前部
窓ガラスに設けたＦＭラジオ放送波あるいはＴＶ放送波
を受信するためのガラスアンテナに関するものである。
窓ガラスに設けたＦＭラジオ放送波あるいはＴＶ放送波
を受信するためのガラスアンテナに関するものである。
【０００２】
【従来の技術とその問題点】従来、車両用のガラスアン
テナとしては、後部窓ガラスに設けたアンテナが一般的
に採用されているが、近年、ＦＭラジオ放送波だけでな
く、ＴＶ放送波もガラスアンテナで受信するようになっ
てきており、しかも後部窓ガラスには防曇用の加熱線条
が半分以上の領域を占めているので、アンテナ線条はそ
の上部余白あるいは下部余白部に設けざるを得ず、その
ために充分なスペースがない状態であった。
テナとしては、後部窓ガラスに設けたアンテナが一般的
に採用されているが、近年、ＦＭラジオ放送波だけでな
く、ＴＶ放送波もガラスアンテナで受信するようになっ
てきており、しかも後部窓ガラスには防曇用の加熱線条
が半分以上の領域を占めているので、アンテナ線条はそ
の上部余白あるいは下部余白部に設けざるを得ず、その
ために充分なスペースがない状態であった。
【０００３】また、前部窓ガラスには充分なスペースが
あるので、一時多数の出願がなされ、本出願人も特願昭
６３−４０７２３号、特願昭６３−１２２０４９号など
として出願しているが、プリント線条ではなく、線径の
小さなワイヤ線条によりアンテナを形成しても、視界の
支障になる恐れがあるので、それほど普及してはいな
い。
あるので、一時多数の出願がなされ、本出願人も特願昭
６３−４０７２３号、特願昭６３−１２２０４９号など
として出願しているが、プリント線条ではなく、線径の
小さなワイヤ線条によりアンテナを形成しても、視界の
支障になる恐れがあるので、それほど普及してはいな
い。
【０００４】しかしながら、近年、前述のように後部窓
ガラスには充分なスペースがなく、ＦＭラジオ放送波、
ＴＶ放送波だけでなく、自動車用電話、キーレスエント
リーシステム用のアンテナの要請もあり、再び前部窓ガ
ラスに設けたフロントアンテナが注目されはじめてい
る。
ガラスには充分なスペースがなく、ＦＭラジオ放送波、
ＴＶ放送波だけでなく、自動車用電話、キーレスエント
リーシステム用のアンテナの要請もあり、再び前部窓ガ
ラスに設けたフロントアンテナが注目されはじめてい
る。
【０００５】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、ＦＭラジオ放送波あるいはＴＶ放送波を受信
するに好適な指向特性を向上させたガラスアンテナを提
供することを目的とする。
のであり、ＦＭラジオ放送波あるいはＴＶ放送波を受信
するに好適な指向特性を向上させたガラスアンテナを提
供することを目的とする。
【０００６】
【問題点を解決するための手段】本発明は、車両用前部
窓ガラスに車両の進行方向の前後にディップのある８字
指向特性を有する第１のアンテナを設けた車両用ガラス
アンテナにおいて、前記第１のアンテナとは反対側の側
方下部に設けた給電部から側辺エッジに沿って上方に延
びる側辺線条と、さらに上辺エッジに沿って５０ｍｍ〜
１００ｍｍ水平に延びる水平線条と該水平線条の端部か
ら垂直に下方に延びる垂直線条を具備する第２のアンテ
ナを設けるようにしたことを特徴とするものであり、さ
らに第２のアンテナの垂直線条の先端に水平に延びる補
助エレメントを付加し、第２のアンテナの給電部から側
辺線条の外側を板ガラス側辺エッジに沿って延び、さら
に垂直線条の先端に水平に延びる補助エレメントを付加
するとより好ましく、第１のアンテナと第２のアンテナ
によりダイバーシティ受信をすると、さらに好ましい。
窓ガラスに車両の進行方向の前後にディップのある８字
指向特性を有する第１のアンテナを設けた車両用ガラス
アンテナにおいて、前記第１のアンテナとは反対側の側
方下部に設けた給電部から側辺エッジに沿って上方に延
びる側辺線条と、さらに上辺エッジに沿って５０ｍｍ〜
１００ｍｍ水平に延びる水平線条と該水平線条の端部か
ら垂直に下方に延びる垂直線条を具備する第２のアンテ
ナを設けるようにしたことを特徴とするものであり、さ
らに第２のアンテナの垂直線条の先端に水平に延びる補
助エレメントを付加し、第２のアンテナの給電部から側
辺線条の外側を板ガラス側辺エッジに沿って延び、さら
に垂直線条の先端に水平に延びる補助エレメントを付加
するとより好ましく、第１のアンテナと第２のアンテナ
によりダイバーシティ受信をすると、さらに好ましい。
【０００７】
【作用】第２のアンテナは、側辺エッジに沿って上方に
延びる側辺線条と、さらに上辺エッジに沿って５０ｍｍ
〜１００ｍｍ水平に延びる水平線条と該水平線条の端部
から垂直に下方に延びる垂直線条からなるコ字形状のエ
レメントがＦＭラジオ放送波あるいは１〜３チャンネル
におけるＴＶ放送波ＶＨＦ帯に対して受信利得が高く、
主たるエレメントとして作用し、該垂直線条の先端に接
続される水平線条が、通常のガラスアンテナの車両の前
後に存在する受信利得のディップ（受信利得の落ち込
み）の方向をずらし、指向特性を変える作用をし、さら
に給電部から側辺線条の外側を板ガラス側辺エッジに沿
って延びる線条を少なくとも具備する補助エレメントが
受信周波数のほぼ全域にわたり受信利得を向上させる作
用をするものである。
延びる側辺線条と、さらに上辺エッジに沿って５０ｍｍ
〜１００ｍｍ水平に延びる水平線条と該水平線条の端部
から垂直に下方に延びる垂直線条からなるコ字形状のエ
レメントがＦＭラジオ放送波あるいは１〜３チャンネル
におけるＴＶ放送波ＶＨＦ帯に対して受信利得が高く、
主たるエレメントとして作用し、該垂直線条の先端に接
続される水平線条が、通常のガラスアンテナの車両の前
後に存在する受信利得のディップ（受信利得の落ち込
み）の方向をずらし、指向特性を変える作用をし、さら
に給電部から側辺線条の外側を板ガラス側辺エッジに沿
って延びる線条を少なくとも具備する補助エレメントが
受信周波数のほぼ全域にわたり受信利得を向上させる作
用をするものである。
【０００８】このように第２のアンテナは通常のガラス
アンテナの指向特性と異なるので、車両の進行方向の前
後にディップのある８字指向特性を有する第１のアンテ
ナと組み合わせてダイバーシティ受信すると第１のアン
テナの受信利得の低下を第２のアンテナが補い、第２の
アンテナの受信利得の落ち込みを第１のアンテナが補う
ので、好適に受信することができるものである。
アンテナの指向特性と異なるので、車両の進行方向の前
後にディップのある８字指向特性を有する第１のアンテ
ナと組み合わせてダイバーシティ受信すると第１のアン
テナの受信利得の低下を第２のアンテナが補い、第２の
アンテナの受信利得の落ち込みを第１のアンテナが補う
ので、好適に受信することができるものである。
【０００９】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明を詳細に説
明する。図１〜図３は、それぞれ本発明のガラスアンテ
ナを自動車用前部窓ガラスに設けた実施例１〜実施例３
を示す正面図であり、図４〜図６は、それぞれ実施例１
〜実施例３において、８２ＭＨｚのＦＭラジオ放送波を
受信したときの指向特性図であり、が第１のアンテ
ナ、が第２のアンテナの指向特性図を示す。
明する。図１〜図３は、それぞれ本発明のガラスアンテ
ナを自動車用前部窓ガラスに設けた実施例１〜実施例３
を示す正面図であり、図４〜図６は、それぞれ実施例１
〜実施例３において、８２ＭＨｚのＦＭラジオ放送波を
受信したときの指向特性図であり、が第１のアンテ
ナ、が第２のアンテナの指向特性図を示す。
【００１０】実施例１ 図１に示すように、２枚の板ガラスを接着するポリビニ
ールブチラールなどの中間膜に、銅などの金属細線を埋
め込んで第１のアンテナ１第２のアンテナ２を形成す
る。
ールブチラールなどの中間膜に、銅などの金属細線を埋
め込んで第１のアンテナ１第２のアンテナ２を形成す
る。
【００１１】具体的には、先端を中間膜から突出させた
状態で、コ字形状の第１のアンテナ１と板ガラスエッジ
との間隔を２０ｍｍに保って側辺エッジに沿って上方に
延びる側辺線条と、さらに上辺エッジとの間隔を３０ｍ
ｍに保って該エッジに沿って６０ｍｍの長さで水平に延
びる水平線条と該水平線条の端部から垂直に下方に延び
る垂直線条からなるコ字形状のエレメントの先端に板ガ
ラスの下辺エッジとの間隔を５０ｍｍとし板ガラスのほ
ぼ中央部まで水平に延びる線条を付加した第２のアンテ
ナ２を形成するとともに、車内側板ガラス３の凹面側
（車内側）に第１のアンテナの給電部１1と第２のアン
テナの給電部２1を導電ペーストによりプリントしてお
き曲げ加工するときに、同時に焼成する。
状態で、コ字形状の第１のアンテナ１と板ガラスエッジ
との間隔を２０ｍｍに保って側辺エッジに沿って上方に
延びる側辺線条と、さらに上辺エッジとの間隔を３０ｍ
ｍに保って該エッジに沿って６０ｍｍの長さで水平に延
びる水平線条と該水平線条の端部から垂直に下方に延び
る垂直線条からなるコ字形状のエレメントの先端に板ガ
ラスの下辺エッジとの間隔を５０ｍｍとし板ガラスのほ
ぼ中央部まで水平に延びる線条を付加した第２のアンテ
ナ２を形成するとともに、車内側板ガラス３の凹面側
（車内側）に第１のアンテナの給電部１1と第２のアン
テナの給電部２1を導電ペーストによりプリントしてお
き曲げ加工するときに、同時に焼成する。
【００１２】その後２枚の板ガラスを中間膜により仮接
着して、オートクレーブで、通常の合わせ処理を行い、
合わせガラスを得る。次いで、第１のアンテナと第２の
アンテナの中間膜からはみ出した金属細線を車内側板ガ
ラスの凹面側に折り返して、それぞれの給電部１1、２1
に半田付けする。
着して、オートクレーブで、通常の合わせ処理を行い、
合わせガラスを得る。次いで、第１のアンテナと第２の
アンテナの中間膜からはみ出した金属細線を車内側板ガ
ラスの凹面側に折り返して、それぞれの給電部１1、２1
に半田付けする。
【００１３】このようにして得られた合わせガラスを自
動車の前部窓ガラス３として装着して、第２のアンテナ
によって、７６ＭＨｚ〜９０ＭＨｚのＦＭラジオ放送波
を受信して、標準のダイポールアンテナの受信利得を０
ｄＢとしたときの利得差（以下、ダイポール比と略称す
る）で表すと、平均で−１９．３ｄＢとなり、８２ＭＨ
ｚにおける指向特性は図４のに示すようになり、矢印
で示す車両の進行方向の前と後にはディップがなくなっ
ている。
動車の前部窓ガラス３として装着して、第２のアンテナ
によって、７６ＭＨｚ〜９０ＭＨｚのＦＭラジオ放送波
を受信して、標準のダイポールアンテナの受信利得を０
ｄＢとしたときの利得差（以下、ダイポール比と略称す
る）で表すと、平均で−１９．３ｄＢとなり、８２ＭＨ
ｚにおける指向特性は図４のに示すようになり、矢印
で示す車両の進行方向の前と後にはディップがなくなっ
ている。
【００１４】また、第１のアンテナにより７６ＭＨｚ〜
９０ＭＨｚのＦＭラジオ放送波を受信して、ダイポール
比で示すと、平均で−１５．０ｄＢとなり、８２ＭＨｚ
における指向特性は図４のに示すようになり、矢印で
示す車両の進行方向の前と後にはディップはあるが、第
２のアンテナとダイバーシティ受信すると、お互いのデ
ィップを補完する関係になっており好ましい。
９０ＭＨｚのＦＭラジオ放送波を受信して、ダイポール
比で示すと、平均で−１５．０ｄＢとなり、８２ＭＨｚ
における指向特性は図４のに示すようになり、矢印で
示す車両の進行方向の前と後にはディップはあるが、第
２のアンテナとダイバーシティ受信すると、お互いのデ
ィップを補完する関係になっており好ましい。
【００１５】実施例２ 図２に示すように、請求項２に示す構成の側辺線条の外
側を板ガラス側辺エッジに沿って延び、さらに上辺エッ
ジに沿って水平に延びる補助エレメント２2を第２のア
ンテナ２に付加するとともに、第１のアンテナ１の水平
線条から折り返し部１2を介して垂直線条に接続した以
外は実施例１と同じ構成にしたものである。
側を板ガラス側辺エッジに沿って延び、さらに上辺エッ
ジに沿って水平に延びる補助エレメント２2を第２のア
ンテナ２に付加するとともに、第１のアンテナ１の水平
線条から折り返し部１2を介して垂直線条に接続した以
外は実施例１と同じ構成にしたものである。
【００１６】このような第２のアンテナによって７６Ｍ
Ｈｚ〜９０ＭＨｚのＦＭラジオ放送波を受信して、ダイ
ポール比で表すと、平均で−１７．８ｄＢとなり、実施
例１の第２のアンテナよりさらに受信利得が向上し、８
２ＭＨｚにおける指向特性は図５のに示すようにな
り、車両の進行方向にはディップがなくなっている。
Ｈｚ〜９０ＭＨｚのＦＭラジオ放送波を受信して、ダイ
ポール比で表すと、平均で−１７．８ｄＢとなり、実施
例１の第２のアンテナよりさらに受信利得が向上し、８
２ＭＨｚにおける指向特性は図５のに示すようにな
り、車両の進行方向にはディップがなくなっている。
【００１７】また、第１のアンテナにより７６ＭＨｚ〜
９０ＭＨｚのＦＭラジオ放送波を受信して、ダイポール
比で示すと、平均で−１４．６ｄＢとなり、８２ＭＨｚ
における指向特性は図５のに示すようになり、車両の
進行方向にはディップはあるが、第２のアンテナとダイ
バーシティ受信すると、実施例１同様お互いのディップ
を補完する関係になっており好ましい。
９０ＭＨｚのＦＭラジオ放送波を受信して、ダイポール
比で示すと、平均で−１４．６ｄＢとなり、８２ＭＨｚ
における指向特性は図５のに示すようになり、車両の
進行方向にはディップはあるが、第２のアンテナとダイ
バーシティ受信すると、実施例１同様お互いのディップ
を補完する関係になっており好ましい。
【００１８】実施例３ 図３に示すように、実施例２における第２のアンテナ２
の水平線条の先端に給電部側に折り返す線条からなる補
助エレメント２3を付加するとともに、第１のアンテナ
はＬ字形に形成したものである。
の水平線条の先端に給電部側に折り返す線条からなる補
助エレメント２3を付加するとともに、第１のアンテナ
はＬ字形に形成したものである。
【００１９】このような第２のアンテナによって７６Ｍ
Ｈｚ〜９０ＭＨｚのＦＭラジオ放送波を受信して、ダイ
ポール比で表すと、平均で−１６．８ｄＢとなり、実施
例１の第２のアンテナよりさらに受信利得が向上し、８
２ＭＨｚにおける指向特性は図６のに示すようにな
り、車両の進行方向にはディップがなくなっている。
Ｈｚ〜９０ＭＨｚのＦＭラジオ放送波を受信して、ダイ
ポール比で表すと、平均で−１６．８ｄＢとなり、実施
例１の第２のアンテナよりさらに受信利得が向上し、８
２ＭＨｚにおける指向特性は図６のに示すようにな
り、車両の進行方向にはディップがなくなっている。
【００２０】また、第１のアンテナにより７６ＭＨｚ〜
９０ＭＨｚのＦＭラジオ放送波を受信して、ダイポール
比で示すと、平均で−１４．７ｄＢとなり、８２ＭＨｚ
における指向特性は図６のに示すようになり、車両の
進行方向にはディップはあるが、第２のアンテナとダイ
バーシティ受信すると、実施例１同様お互いのディップ
を補完する関係になっており好ましい。
９０ＭＨｚのＦＭラジオ放送波を受信して、ダイポール
比で示すと、平均で−１４．７ｄＢとなり、８２ＭＨｚ
における指向特性は図６のに示すようになり、車両の
進行方向にはディップはあるが、第２のアンテナとダイ
バーシティ受信すると、実施例１同様お互いのディップ
を補完する関係になっており好ましい。
【００２１】以上、好適な実施例により説明したが、本
発明はこれらに限定されるものではなく、種々の応用が
可能である。第１のアンテナについては、実施例のもの
以外にも既に実装されているアンテナなど車両の進行方
向前後にディップのある８字特性を有する各種のアンテ
ナを採用することができる。
発明はこれらに限定されるものではなく、種々の応用が
可能である。第１のアンテナについては、実施例のもの
以外にも既に実装されているアンテナなど車両の進行方
向前後にディップのある８字特性を有する各種のアンテ
ナを採用することができる。
【００２２】第２のアンテナについて、実施例では金属
細線を使用したので給電部から一筆タイプのアンテナに
する必要があったが、導電ペーストによりプリントして
形成する場合には、このような制限はなく、実施例２、
実施例３で示した側辺線条の外側に設けた補助エレメン
ト以外にも、側辺線条、垂直線条、あるいはコ字形状の
エレメントに接続される水平線条にＬ字形状、Ｔ字形状
などの補助エレメントを付加することができる。
細線を使用したので給電部から一筆タイプのアンテナに
する必要があったが、導電ペーストによりプリントして
形成する場合には、このような制限はなく、実施例２、
実施例３で示した側辺線条の外側に設けた補助エレメン
ト以外にも、側辺線条、垂直線条、あるいはコ字形状の
エレメントに接続される水平線条にＬ字形状、Ｔ字形状
などの補助エレメントを付加することができる。
【００２３】また、これらの第２のアンテナは、第１の
アンテナのサブアンテナとして、第１のアンテナは第２
のアンテナのメインアンテナとして両者組み合わせてダ
イバーシティ受信すると好ましいが、さらに車両用の後
部窓ガラスに設けたガラスアンテナ、ポールアンテナな
どをさらに加えてダイバーシティ受信をしてもよい。
アンテナのサブアンテナとして、第１のアンテナは第２
のアンテナのメインアンテナとして両者組み合わせてダ
イバーシティ受信すると好ましいが、さらに車両用の後
部窓ガラスに設けたガラスアンテナ、ポールアンテナな
どをさらに加えてダイバーシティ受信をしてもよい。
【００２４】また、いずれの実施例でも７６ＭＨｚ〜９
０ＭＨｚの国内ＦＭラジオ放送波を受信する場合につい
て説明したが、８８ＭＨｚ〜１０８ＭＨｚの北米ＦＭラ
ジオ放送波、９０ＭＨｚ〜１０８ＭＨｚのＴＶ放送波Ｖ
ＨＦ帯の１〜３チャンネル、１７０ＭＨｚ〜２２２ＭＨ
ｚのＴＶ放送波ＶＨＦ帯の４〜１２チャンネルなどを受
信するサブアンテナとしても使用することが可能であ
る。
０ＭＨｚの国内ＦＭラジオ放送波を受信する場合につい
て説明したが、８８ＭＨｚ〜１０８ＭＨｚの北米ＦＭラ
ジオ放送波、９０ＭＨｚ〜１０８ＭＨｚのＴＶ放送波Ｖ
ＨＦ帯の１〜３チャンネル、１７０ＭＨｚ〜２２２ＭＨ
ｚのＴＶ放送波ＶＨＦ帯の４〜１２チャンネルなどを受
信するサブアンテナとしても使用することが可能であ
る。
【００２５】
【発明の効果】本発明のガラスアンテナは、車両用の前
部窓ガラスに設けたＦＭラジオ放送波あるいはＴＶ放送
波を受信するときに、第２のアンテナの指向特性が車両
の進行方向の前後にディップがなく、通常のガラスアン
テナの指向特性と異なるので、車両の進行方向の前後に
ディップのある８字指向特性を有する第１のアンテナと
組み合わせてダイバーシティ受信すると第１のアンテナ
の受信利得の低下を第２のアンテナが補い、第２のアン
テナの受信利得の落ち込みを第１のアンテナが補うの
で、好適に受信することができるものである。
部窓ガラスに設けたＦＭラジオ放送波あるいはＴＶ放送
波を受信するときに、第２のアンテナの指向特性が車両
の進行方向の前後にディップがなく、通常のガラスアン
テナの指向特性と異なるので、車両の進行方向の前後に
ディップのある８字指向特性を有する第１のアンテナと
組み合わせてダイバーシティ受信すると第１のアンテナ
の受信利得の低下を第２のアンテナが補い、第２のアン
テナの受信利得の落ち込みを第１のアンテナが補うの
で、好適に受信することができるものである。
【図１】本発明のガラスアンテナを自動車用前部窓ガラ
スに設けた実施例１を示す正面図である。
スに設けた実施例１を示す正面図である。
【図２】本発明のガラスアンテナを自動車用前部窓ガラ
スに設けた実施例２を示す正面図である。
スに設けた実施例２を示す正面図である。
【図３】本発明のガラスアンテナを自動車用前部窓ガラ
スに設けた実施例３を示す正面図である。
スに設けた実施例３を示す正面図である。
【図４】実施例１において ８２ＭＨｚのＦＭラジオ放
送波を受信したときの指向特性図であり、が第１のア
ンテナ、が第２のアンテナの指向特性を示す。
送波を受信したときの指向特性図であり、が第１のア
ンテナ、が第２のアンテナの指向特性を示す。
【図５】実施例２において ８２ＭＨｚのＦＭラジオ放
送波を受信したときの指向特性図であり、が第１のア
ンテナ、が第２のアンテナの指向特性を示す。
送波を受信したときの指向特性図であり、が第１のア
ンテナ、が第２のアンテナの指向特性を示す。
【図６】実施例３において ８２ＭＨｚのＦＭラジオ放
送波を受信したときの指向特性図であり、が第１のア
ンテナ、が第２のアンテナの指向特性を示す。
送波を受信したときの指向特性図であり、が第１のア
ンテナ、が第２のアンテナの指向特性を示す。
１ 第１のアンテナ １1 第１のアンテナの給電部 ２ 第２のアンテナ ２1 第２のアンテナの給電部 ２2、２3 補助エレメント ３ 前部窓ガラス
Claims (3)
- 【請求項１】車両用前部窓ガラスに車両の進行方向の前
後にディップのある８字指向特性を有する第１のアンテ
ナを設けた車両用ガラスアンテナにおいて、前記第１の
アンテナとは反対側の側方下部に設けた給電部から側辺
エッジに沿って上方に延びる側辺線条と、さらに上辺エ
ッジに沿って５０ｍｍ〜１００ｍｍ水平に延びる水平線
条と該水平線条の端部から垂直に下方に延びる垂直線条
と該垂直線条の先端に接続される水平線条を具備する第
２のアンテナを設けるようにしたことを特徴とする車両
用のガラスアンテナ。 - 【請求項２】第２のアンテナの給電部から側辺線条の外
側を板ガラス側辺エッジに沿って延びる線条を少なくと
も具備する補助エレメントを付加するようにしたことを
特徴とする請求項１記載の車両用のガラスアンテナ。 - 【請求項３】第１のアンテナと第２のアンテナによりダ
イバーシティ受信をするようにしたことを特徴とする請
求項１あるいは請求項２記載の車両用のガラスアンテ
ナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7132157A JPH08330832A (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | 車両用のガラスアンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7132157A JPH08330832A (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | 車両用のガラスアンテナ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08330832A true JPH08330832A (ja) | 1996-12-13 |
Family
ID=15074703
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7132157A Pending JPH08330832A (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | 車両用のガラスアンテナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08330832A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0851527A2 (en) * | 1996-12-20 | 1998-07-01 | Central Glass Company, Limited | Vehicle side window glass antenna for radio broadcast waves |
| JP2010154504A (ja) * | 2008-11-20 | 2010-07-08 | Asahi Glass Co Ltd | 車両用ガラスアンテナ及び車両用窓ガラス |
-
1995
- 1995-05-30 JP JP7132157A patent/JPH08330832A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0851527A2 (en) * | 1996-12-20 | 1998-07-01 | Central Glass Company, Limited | Vehicle side window glass antenna for radio broadcast waves |
| EP0851527A3 (en) * | 1996-12-20 | 1998-11-04 | Central Glass Company, Limited | Vehicle side window glass antenna for radio broadcast waves |
| JP2010154504A (ja) * | 2008-11-20 | 2010-07-08 | Asahi Glass Co Ltd | 車両用ガラスアンテナ及び車両用窓ガラス |
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