JPH09214228A - 車両用のガラスアンテナ - Google Patents

車両用のガラスアンテナ

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JPH09214228A
JPH09214228A JP1588296A JP1588296A JPH09214228A JP H09214228 A JPH09214228 A JP H09214228A JP 1588296 A JP1588296 A JP 1588296A JP 1588296 A JP1588296 A JP 1588296A JP H09214228 A JPH09214228 A JP H09214228A
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JP
Japan
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antenna
wire
horizontal
filament
vertical
Prior art date
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Pending
Application number
JP1588296A
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English (en)
Inventor
Hiromasa Fujii
藤井宏征
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Central Glass Co Ltd
Original Assignee
Central Glass Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】FMラジオ放送波の全域にわたり受信利得を高
くするとともに、スペースも取らないFMラジオ放送波
受信用のガラスアンテナを提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明は、比較的長い水平線条と比較的
短い水平線条の端部を垂直線条で接続した第1のエレメ
ント31と水平線条と垂直線条からなる第2のエレメン
ト32を第1のエレメントの2本の水平線条の間にほぼ
収まるように配設することを特徴とするものであり、さ
らに加熱用導電線条の一部から垂直に延び、さらに水平
に延び第1のエレメントの水平線条に容量結合される第
3のエレメント33を付加してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車など、後部窓
ガラスに設けたFMラジオ放送波を受信するためのガラ
スアンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用のガラスアンテナとして
は、前部窓ガラスに設けると運転者等の視界の邪魔にな
るので、後部窓ガラスに設けたアンテナが一般的に採用
されているが、近年、FMラジオ放送波用のガラスアン
テナも、数多くの出願もされており、加熱用導電線条の
上部余白部は後部窓ガラスでは、最もスペースが広く、
部位が高く受信利得を高くすることが比較的容易である
ので、最も実用化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、加熱用
導電線条上部余白に設けたガラスアンテナも、最近のよ
うにFMラジオ放送波の全帯域にわたり高い受信利得を
得ることは困難であった。
【0004】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、加熱用導電線条の上部余白部に設けたもので
あって、FMラジオ放送波の全域にわたり受信利得を高
くするとともに、スペースも取らないFMラジオ放送波
受信用のガラスアンテナを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の問題点を解決する
ために、本発明は、車両用後部窓ガラスの加熱用導電線
条の上部余白部に配設され、その窓ガラス中央部に設け
た給電部に接続される車両用ガラスアンテナにおいて、
長さが800mm〜1200mmの上部水平線条と、こ
の水平線条の一端に接続される下向きの垂直線条と、こ
の垂直線条に接続され、最上部の加熱用導電線条から2
0mm以上離して配設される下部水平線条からなる第1
のエレメントを具備し、このエレメントの合計長さを1
200mm〜1600mmとするとともに、前記給電部
への引き出し点と第1のエレメントの垂直線条の間にお
いて、第1のエレメントの上部水平線条に接続される垂
直線条と、第1のエレメントの上部水平線条と下部水平
線条の間において、この垂直線条に接続される水平線条
からなる第2のエレメントを具備するようにしたことを
特徴とするものであり、第1のエレメントが、下方の水
平線条を最上部の加熱用導電線条から20mm以上離し
て設けるので、加熱用導電線条や車種による依存性を小
さくし、FMラジオ放送波受信時に全帯域にわたり主た
るエレメントとして作用し、第2のエレメントは水平線
条の本数、長さなどを調整することにより、どの帯域も
受信利得が高くなるように周波数特性を改善させること
ができる。
【0006】また、加熱用導電線条の一部から垂直に延
び、さらに水平に延びて第1のエレメントの上部水平線
条に容量結合される第3のエレメントを付加することに
より、結果として加熱用導電線条に容量結合されること
になり、第2のエレメント同様に広帯域性を付与し、周
波数特性を改善させることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】第1のエレメントについて、窓ガ
ラス中央部に設けた給電部に接続される最上部の水平線
条は、長さを800mm〜1200mmの範囲で適宜選
択すればよい。
【0008】垂直線条は、水平線条の左右どちらかの端
部に垂直線条を接続するが、この垂直線条の長さは、第
2のエレメントの垂直線条より長く、しかもこの垂直線
条に接続される水平線条が最上部の加熱用導電線条から
少なくとも20mm以上離れるような長さにすればよ
い。
【0009】垂直線条の他端の下方に接続される水平線
条は、この長さを前記最上部の水平線条の長さと垂直線
条の長さに加えた合計長さが1200mm〜1600m
mの範囲になるように決めればよいが、この水平線条の
端部がほぼ窓ガラスの中心線CLを越えて延びるとスペ
ースが狭くなることもあり好ましくないので、中央部近
傍程度までの長さとするほうがよい。
【0010】また、第1のエレメントの給電部への引き
出し点と給電部はともに後述する実施例で示すように窓
ガラスの中心線CL上に設けたものは美観上も好ましい
が、左右に100mm程度のずれは構わない。
【0011】第2のエレメントは少なくとも1本の水平
線条と1本の垂直線条からなり、水平線条は複数本でも
構わない。また、その形状はL字形状、T字形状あるい
はこれらを組み合わせた形状とし、水平線条の長さ、形
状により周波数特性を調整すればよい。
【0012】垂直線条の長さは受信利得への影響はほと
んどないが、この第2のエレメントの水平線条と第1の
エレメントの2本の水平線条との間隔を考慮して、10
mm〜70mmの範囲とし、第2のエレメントの垂直線
条と第1のエレメントの上部水平線条の交点は、給電部
への引き出し点から0〜100mm程度の範囲とし、水
平線条の長さは200mm〜800mmの範囲で適宜決
まればよい。
【0013】第3のエレメントについて、無くてもよい
が、車種によっては受信利得が高くなる場合があるの
で、その場合には設けた方がよく、引き出し点は加熱用
導電線条の両側のバスバーから引き出す以外にも、最上
部の加熱用導電線条自身から引き出してもよい。
【0014】また、本発明のアンテナは銀ペーストなど
の導電ペーストをプリント、焼成して形成したプリント
線条が最も好ましいが、後部窓ガラスに合わせガラスを
装着する場合には、2枚の板ガラスを接着する中間膜に
銅線などの金属細線を埋め込んで形成したワイヤ線条で
も勿論よい。
【0015】本発明のアンテナは、単独でも使用可能で
あるが、実施例1で示すように、後部窓ガラスに設けた
他のアンテナ、さらには前部窓ガラスに設けたアンテ
ナ、側部窓ガラスに設けたアンテナ、ホイップアンテナ
などのポールアンテナなどと組み合わせてダイバーシテ
ィ受信すると好ましい。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明を詳細に説
明する。図1〜図3は、それぞれ本発明のガラスアンテ
ナを自動車用後部窓ガラスに設けた実施例1〜実施例3
を示す正面図、図4、図5はそれぞれ実施例1、実施例
2における周波数特性図である。
【0017】実施例1 図1に示すように、車両用の後部窓ガラスに装着される
板ガラス1の車内側表面に、加熱用導電線条2、2、・
・・2とともに、長さが950mmの水平線条と、長さ
が80mmの垂直線条と長さが470mmで最上部の加
熱用導電線条の間隔を25mmとする水平線条からなる
第1のエレメント31と、長さが295mmと長さが4
40mmの2本の水平線条と長さが40mmの垂直線条
からなる第2のエレメント32、中心線CL上に配設さ
れる給電部3p、引き出し点3dからの引出線3fから構
成される本発明のアンテナ3、TV放送波受信用のアン
テナ4、TV放送波受信用のアンテナ5、TV放送波受
信用のアンテナ6を導電ペーストによりプリント、焼成
して形成する。
【0018】なお、第1のエレメント31の合計長さは
1500mmとなり、給電部3pへの引き出し点3dから
第2のエレメントの垂直線条までの長さは50mmとす
る。このようにして得られた板ガラスを自動車の後部窓
ガラスに装着して、本発明のアンテナによって、76M
Hz〜108MHzの国内と北米の帯域におけるFMラ
ジオ放送波を受信して、標準のダイポールアンテナの受
信利得を0dBとしたときの利得差(以下、ダイポール
比と略称する)で表すと、平均で−17.4dBとな
り、良好なガラスアンテナの受信利得の平均が約−18
dBであるので、良好なアンテナであることがわかる。
【0019】また、そのときの周波数毎の受信利得を表
す周波数特性は図4に示すようになり、どの帯域も安定
した受信利得が得られることがわかる。本実施例におい
て実際には、AMラジオ放送波を受信するときには、図
示しないホイップアンテナにより受信し、FMラジオ放
送波を受信するときには本発明のアンテナ3とホイップ
アンテナによりダイバーシティ受信をし、TV放送波を
受信するときには、TV放送波受信用のアンテナ4、
5、6によりダイバーシティ受信をする。
【0020】実施例2 図2に示すように、加熱用導電線条2の一部(厳密には
バスバー)から垂直に延び、さらに水平に300mm延
びて第1のエレメント31の最上部の水平線条に容量結
合(第1のエレメントとの間隔30mm)される第3の
エレメント33を付加するとともに、第2のエレメント
2の形状を変えたものである。
【0021】このようにして得られた板ガラスを自動車
の後部窓ガラスに装着して、本発明のアンテナによっ
て、76MHz〜108MHzのFMラジオ放送波を受
信して、受信利得をダイポール比で表すと、平均で−1
6.8dBとなり、さらに周波数特性が図5に示すよう
になり、実施例1と比較して、平均の受信利得、周波数
特性とも向上している。
【0022】この実施例ではTV放送波受信用などの他
のガラスアンテナを図示していないが、加熱用導電線条
下部余白部、前部窓ガラスなど勿論設けることができ
る。実施例3第2のエレメント32の形状を変え給電部
pへの引き出し点3dの位置を窓ガラス中心線CLから
70mmほどすらした例であり、この例のアンテナ3も
実施例1と同等の特性が得られることを確認した。
【0023】
【発明の効果】本発明のガラスアンテナは、以上説明し
たように、加熱用導電線条の上部余白部に設けたもので
あって、スペースを従来のアンテナほど取らず、しかも
FMラジオ放送波全域にわたる広い帯域の電波を好適に
受信することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガラスアンテナを自動車用前部窓ガラ
スに設けた実施例1を示す正面図である。
【図2】本発明のガラスアンテナを自動車用前部窓ガラ
スに設けた実施例2を示す正面図である。
【図3】本発明のガラスアンテナを自動車用前部窓ガラ
スに設けた実施例3を示す正面図である。
【図4】本発明の実施例1における周波数の変化に対す
る受信利得を示す周波数特性図である。
【図5】本発明の実施例2における周波数の変化に対す
る受信利得を示す周波数特性図である。
【符号の説明】
1 板ガラス 2 加熱用導電線条 3 本発明のアンテナ 31 第1のエレメント 32 第2のエレメント 33 第3のエレメント 3p 給電部 3d 引き出し点 3f 引き出し線 4〜6 TV放送波受信用アンテナ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両用後部窓ガラスの加熱用導電線条の上
    部余白部に配設され、その窓ガラス中央部に設けた給電
    部に接続される車両用ガラスアンテナにおいて、長さが
    800mm〜1200mmの上部水平線条と、この水平
    線条の一端に接続される下向きの垂直線条と、この垂直
    線条に接続され、最上部の加熱用導電線条から20mm
    以上離して配設される下部水平線条からなる第1のエレ
    メントを具備し、このエレメントの合計長さを1200
    mm〜1600mmとするとともに、前記給電部への引
    き出し点と第1のエレメントの垂直線条の間において、
    第1のエレメントの上部水平線条に接続される垂直線条
    と、第1のエレメントの上部水平線条と下部水平線条の
    間において、この垂直線条に接続される水平線条からな
    る第2のエレメントを具備するようにしたことを特徴と
    する車両用のガラスアンテナ。
  2. 【請求項2】加熱用導電線条の一部から垂直に延び、さ
    らに水平に延びて第1のエレメントの上部水平線条に容
    量結合される第3のエレメントを付加するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1記載の車両用ガラスアンテナ。
JP1588296A 1996-01-31 1996-01-31 車両用のガラスアンテナ Pending JPH09214228A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009253677A (ja) * 2008-04-07 2009-10-29 Nippon Sheet Glass Co Ltd 車両用ガラスアンテナ
US9093751B2 (en) 2010-11-29 2015-07-28 Asahi Glass Company, Limited Glass antenna for vehicle and window glass for vehicle

Cited By (2)

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Effective date: 20040420

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