JP2002114116A - 荷受台昇降装置付車両におけるリヤバンパ装置 - Google Patents

荷受台昇降装置付車両におけるリヤバンパ装置

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JP2002114116A JP2000313138A JP2000313138A JP2002114116A JP 2002114116 A JP2002114116 A JP 2002114116A JP 2000313138 A JP2000313138 A JP 2000313138A JP 2000313138 A JP2000313138 A JP 2000313138A JP 2002114116 A JP2002114116 A JP 2002114116A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 荷箱を搭載したシャシフレームの後部に、荷
受台昇降装置を設けた車両のリヤバンパ装置であって、
そのリヤバンパ装置の取付け構造を簡素化するとともに
その支持剛性を高める。 【解決手段】 シャシフレームFの後部に固定され支持
フレーム1のクロスメンバー7に、荷受台Gの昇降装置
Eを支持するとと共にそのクロスメンバー7に連結ブラ
ケット5を固定し、その連結ブラケット5の後端にリヤ
バンパ本体2Cを固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷箱を搭載したシ
ャシフレームの後部に、荷受台昇降装置を設けた車両の
リヤバンパ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、前記荷受台昇降装置付車両におい
て、シャシフレームの後部に固定した支持ブラケット
に、荷受台の昇降装置を昇降可能に設け、また、前記シ
ャシフレームに別に固定した支柱にリヤバンパ装置を設
けたものが知られている(たとえば、実用新案登録第2
567089号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、かかる従来
のリヤバンパ装置では、荷受台の昇降装置を支持する支
持部材とは別にシャシフレームに固定した支柱の後端に
リヤバンパ本体を支持するようにしているので、リヤバ
ンパ本体を支持するのに専用の支持部材が必要になり、
全体としてシャシフレームに設けられる、昇降装置およ
びリヤバンパ装置を支持する支持部材の部品点数が多く
なってコスト高を招き、さらに、リヤバンパ本体を支持
するためのステーなどの支持部材は、シャシフレームか
ら比較的長く延長されることになるため、その支持剛性
の低下を招き、リヤバンパ装置としての機能の低下原因
になるなどの問題がある。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
ので、荷受台の昇降装置の支持フレームを利用して、リ
ヤバンパを支持できるようにして、前記問題をすべて解
消できるようにした、新規な荷受台昇降装置付車両にお
けるリヤバンパ装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本請求項1記載の発明は、荷箱を搭載したシャシフ
レームの後部に、荷受台の昇降装置を設けた、荷受台昇
降装置付車両におけるリヤバンパ装置において、前記シ
ャシフレームの後部に支持フレームを固定し、この支持
フレームに、前記昇降装置を昇降可能に支持すると共に
連結ブラケットを後方に向けて一体に設け、この連結ブ
ラケットに、リヤバンパ本体を固定したことを特徴とし
ており、かかる特徴によれば、シャシフレームにリヤバ
ンパ装置を取付けるのに、専用の支持部材が不要にな
り、部品点数を削減して構造の簡素化が可能になって、
大幅なコストダウンを達成することができ、その上、リ
ヤバンパ装置を支持するための専用の支持部材をシャシ
フレームより外方に長く延長させる必要がなく、しか
も、比較的剛性の高い、荷受台の昇降装置の支持フレー
ムを利用してリヤバンパ装置が支持されることにより、
その支持剛性を大幅に高めることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、添付図面
に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説
明する。
【0007】図1は、本発明リヤバンパ装置を備えた、
荷受台昇降装置を備えた貨物自動車の側面図、図2は、
図1の2線矢視の、前記貨物自動車の後面図である。
【0008】図1,2において、貨物車両のシャシフレ
ームF上には、有蓋の荷箱Vが搭載され、またそのシャ
シフレームFの後部には、支持フレーム1が固定支持さ
れ、この支持フレーム1に昇降装置Eを介して荷受台
(テールゲート)Gが昇降可能に支持されている。前記
有蓋の荷箱Vは、その後面の出入口が、観音式に開閉扉
Dにより開閉できるようになっており、その出入口を開
放後、図1に鎖線で示すように、前記荷受台Gを水平状
態に保持したまま昇降することにより、荷箱Vと地上間
で、荷物の積み卸し作業を行うことができる。また、貨
物自動車の走行時には、荷受台Gは、図1に実線で示す
ように、閉じた観音式開閉扉Dの後方に、起立状態で並
列保持される。
【0009】なお、前記昇降装置Eおよび荷受台Gは、
従来公知のものが使用される。
【0010】つぎに、前記図1,2に、図3〜図16を
併せ参照して、本発明の荷受台昇降装置付貨物自動車の
リヤバンパ装置の構造について詳細に説明する。
【0011】図3は、図4の3−3線に沿う平面図、図
4は、図3の4−4線に沿う側面図、図5は、図3の5
−5線に沿う断面図、図6は、図3の6−6線に沿う断
面図、図7は、図3の7−7線に沿う断面図、図8は、
中央部リヤバンパ装置の支持部の分解斜視図、図9は、
図7の9線矢視の一部破断側面図、図10は、図7の1
0−10線に沿う断面図、図11は、図7の11−11
線に沿う断面図、図12は、図7の12−12線に沿う
断面図、図13は、図7の13−13線に沿う断面図、
図14は、図7の14−14線に沿う断面図、図15
は、リヤバンパを前方から見た斜視図、図16は、リヤ
バンパを後方から見た斜視図である。
【0012】この実施例のリヤバンパ装置Bは、貨物自
動車のシャシフレームFに、固定支持される型式のもの
であり、シャシフレームFの後部に固定支持される支持
フレーム1と、この支持フレーム1に固定されるリヤバ
ンパ本体2とより構成されており、荷受台Gおよびその
昇降装置Eは、リヤバンパ装置Bを通過して昇降作動さ
せる必要があるために、このリヤバンパ装置Bは、中央
部リヤバンパ装置BCと、その左右に間隙をあけて設け
られる左、右部リヤバンパ装置BL,BRとより構成さ
れている。そして、それらの間隙を、前記荷受台Gの昇
降装置Eが昇降できるようになっている。
【0013】まず、中央部リヤバンパ装置BCの構造を
説明する。
【0014】図3〜6および図8に示すように、貨物自
動車のシャシフレームFの、左右の縦桁F1の後部に
は、L字状をなす、前、後部取付ブラケット3,4がそ
れぞれ溶接されている。これらの取付ブラケット3,4
は、L型のアングル鋼材により形成され、それらの下面
には、左右一対の連結ブラケット5が連結ボルト6をも
って固着されている。左右の連結ブラケット5は、断面
コ字状の鋼材により形成され、シャシフレームFの前後
方向に沿い、互いに平行で後方に向けて略水平に延長さ
れている。図8に最も明瞭に示すように、左右の連結ブ
ラケット5の二又状に形成される前端には、シャシフレ
ームFを横切って横方向にのびる、クロスメンバー7が
溶接されている。このクロスメンバー7は、上、下部ク
ロスメンバー7u,7dにより構成されており、これら
はいずれも鋼材よりなる角パイプにより形成されてい
る。上部クロスメンバー7uの左右両端部に、左、右下
部クロスメンバー7dが溶接されている。そして、上部
クロスメンバー7uの中央部には、左、右の下部クロス
メンバー7d間で、スペアタイヤTSを収めるための空
間8が形成される(図3,7参照)。
【0015】前記左、右連結ブラケット5の後端には、
それぞれ固定板10が溶接されている。これらの固定板
10は、連結ブラケット5の横断面積よりも若干大きく
形成されていて、これらの固定板10に、スペーサ11
を介して後に詳述する、中央部リヤバンパ本体2Cが固
着支持される。
【0016】しかして、シャシフレームFの後部左右に
対称的に設けられる、前、後部取付ブラケット3,4、
連結ブラケット5、クロスメンバー7は、リヤバンパ装
置Bの支持フレーム1を構成しており、このうち、連結
ブラケット5および固定板10は、中央部支持フレーム
1Cを構成しており、この支持フレーム1Cに中央部リ
ヤバンパ本体2Cが固定支持される。
【0017】つぎに、中央部リヤバンパ本体2Cと、そ
の前記支持フレーム1Cへの取付構造について説明す
る。
【0018】中央部リヤバンパ本体2Cは、アルミニウ
ム合金の押出し、もしくは引抜き加工により一体に成形
されており、図15,16に最も明瞭に示されるよう
に、左右方向に長く、同一横断面を有して細長く形成さ
れ、その横断面形状が、横向きの台形状であって、その
前面、すなわち前記中央部支持フレーム1Cへの取付面
13と、その後面、すなわち車両の後方に向かう衝突面
14とが上下方向に互いに平行な平坦面で、その後面1
4が前面13よりも幅広に形成され、また、その上面1
5は後上がりの傾斜面に、その下面16が後下がりの傾
斜面にそれぞれ形成されている。また、前記前面13の
上下部には、その全長にわたり上下2条のスリット17
u,17dが形成され、これらのスリット17u,17
dは、後に述べるように、この中央部リヤバンパ本体2
Cを、前記中央部支持フレーム1Cに取り付けるのに使
用される。
【0019】図15,16に最も明瞭に示すように、中
央部リヤバンパ本体2Cの中空内部は、その全長にわた
り、リブ群19、すなわち、その中間部がV字状補強リ
ブ19aにより、その上下部が上下の板状補強リブ19
b,19cによりそれぞれ補強されている。V字状補強
リブ19aの開き側の端部は前面13に、また、その閉
じ側の端部は後面14に、それぞれ一体に結合されてい
る。上、下の板状補強リブ19b,19cは、前面13
の近くでそれと平行であり、上、下面15,16と、V
字状補強リブ19aとの間にそれぞれ一体に結合されて
いる。また、上、下面15,16の左右部には、位置決
め孔18がそれぞれ穿設されており、左右の位置決め孔
18は、後に述べるように、中央部リヤバンパ本体2C
を中央部支持フレーム1Cに取り付ける際の、位置決め
用に利用される。
【0020】V字状補強リブ19aの、後面14との結
合部近傍、および上下の板状補強リブ19b,19cと
上、下面15,16との連結部近傍には、それぞれ断面
C字状のカバー取付け溝21,22,23が、中央部リ
ヤバンパ本体2Cの押出し、あるいは、引抜き成形時
に、同時に形成され、これらのカバー取付け溝21,2
2,23には、後に述べるように、タップねじ24をも
ってサイドカバー25が固定される。また、前記複数の
カバー取付け溝21,22,23は、中央部リヤバンパ
本体2Cの厚さを部分的に厚くして、該リヤバンパ本体
2Cを部分的に補強している。
【0021】つぎに、中央部リヤバンパ本体2Cを、中
央部支持フレーム1Cに取付けるには、一対の取付け板
27が用いられる。これらの取付け板27には、図8に
示すように、固定ボルト28が固定されると共にウエル
ドナット付の取付孔29が設けられる。
【0022】一対の取付板28を用いて中央部支持フレ
ーム1Cに、中央部リヤバンパ本体2Cを取り付けるに
は、該リヤバンパ本体2Cの開口端面から一対の取付板
27を上、下スリット17u,17dを通して中央部リ
ヤバンパ本体2C内に挿入したのち、図14に示すよう
に、該取付板27のウエルドナット付の取付孔29に螺
挿した位置決めボルト30を、前記位置決め孔18に差
し込んで、その位置決めを行ない、ついで、図13示す
ように、一対の取付板27の固定ボルト28にスペーサ
11および固定板10を挟んで螺合すれば、中央部支持
フレーム1Cの固定板10にスペーサ11を挟んで中央
部リヤバンパ本体2Cを位置決め固定することができ
る。
【0023】中央部リヤバンパ本体2Cの左右の開口端
面には、合成樹脂製の前記サイドカバー25が固定され
る。このサイドカバー25は、中央部リヤバンパ本体2
Cの横断面形状と同形の台形状に形成されており、この
サイドカバー25を、中央部リヤバンパ本体2Cの開口
端面に被せたのち、複数のタップねじ24をこのサイド
カバー25を貫通して、該リヤバンパ本体2Cのカバー
取付溝21,22,23に螺着すれば、リヤバンパ本体
2Cの左右両開口端面にサイドカバー25をそれぞれ固
定することができる。しかして、このサイドカバー25
はリヤバンパ本体2Cの外観上の体裁を良好にすると共
にその内部に雨水などの水が浸入するのを防止すること
ができ、その上、中央部リヤバンパ本体2Cの端面を滑
らかにして、そこに人が接触しても害を及ぼすことがな
く、サイドカバー25の中央部リヤバンパ本体2Cへの
取付も容易になる。
【0024】中央部リヤバンパ本体2Cの後面、すなわ
ち衝突面14には、後続の車両などが確認し易くするた
めの反射板33が固定される。この反射板33の固定の
ために衝突面14には、その長手方向に平行に対をな
す、2条の溝条34、すなわち上、下V溝34u,34
dが刻設される。そして、この衝突面14に、反射板3
3を取り付けるにあたっては、上、下V溝34u,34
dの左右部には、取付孔35,36が穿設される(な
お、これらの取付孔35,36は、反射板33の取付け
時に穿設される)。また、前記上、下V溝34u,34
dは中央部リヤバンパ本体2Cの強度を損ねないように
浅く形成される。
【0025】一方、前記反射板33には、中央部リヤバ
ンパ本体2Cの後面14よりも小さい帯状に形成され、
この反射板33の左右部には取付孔37,38が穿設さ
れる。
【0026】前記反射板33を、中央部リヤバンパ本体
2Cの後面、すなわち衝突面14に取り付けるには、 反射板33の左右の上部の取付孔37を、上側のV溝
34uに合わせる。
【0027】前記左右の取付孔37の位置に対応して
上側のV溝34uにタップ孔35を穿設する。
【0028】上部の取付孔37を通してタップ孔35
にタップねじ39を螺合して衝突面14に反射板33の
上部を固定する。
【0029】反射板33の左右の下部取付孔38に対
応して下側のV溝34dにタップ孔36を穿設する。
【0030】下部取付孔38を通してタップ孔36に
タップねじ39を螺合して衝突面14に反射板33の下
部を固定する。
【0031】以上のように、衝突面14に反射板33を
取り付けるとき、上、下V溝34u,34dにより、反
射板33の、衝突面14に対する位置合わせが容易とな
り、その結果、反射板33は、衝突面14に対する平行
度を出し易い。
【0032】なお、衝突面14に刻設される上、下V溝
34u,34dは、それらの一方でも、反射板33の、
衝突面14に対する位置合わせが可能である。
【0033】図3に示すように、シャシフレームFの後
部には、前記中央部リヤバンパ装置BCの左右両側に、
前記昇降装置Eの平行リンク機構Liを介して左、右部
リヤバンパ装置BL,BRがそれぞれ支持される。これ
らのリヤバンパ装置BL,BRは、同一の構造を備え、
しかも、シャシフレームFに固定した前記クロスメンバ
ー7に同じ支持構造をもって対称的に固定支持されてい
るので、以下に、図3,4を参照して左部リヤバンパ装
置BLの構造について説明するに、前記クロスメンバー
7の下部クロスメンバー7dの左端部後面には、左部支
持フレーム、すなわち連結ブラケット1Lの前端が連結
ボルト41により固定支持されている。この連結ブラケ
ット1Lは、前記連結ブラケット5と同じ断面コ字状、
あるいは、角パイプの鋼材により構成されていて、シャ
シフレームFの前後方向の後方に略水平に延長され、そ
の後端に、固定板42が溶接されており、この固定板4
2には、連結ブラケットである左部リヤバンパ本体2L
が固定支持される。この左部リヤバンパ本体2Lは、前
記中央部リヤバンパ本体2Cと同じくアルミニウム合金
の押出し、もしくは、引抜き加工により同じ構造に形成
されるが、図3に示すように、中央部リヤバンパ本体2
Cよりも短く形成されており、また、その後面、すなわ
ち衝突面14は、反射板33を取り付けることがないこ
とから、V溝がなく平坦面に形成されている。また、こ
の左部リヤバンパ本体2Lの、左部支持フレームすなわ
ち連結ブラケット1Lへの固定手段は、前記中央部リヤ
バンパ本体2Cの、連結ブラケット5、すなわち中央部
支持フレーム1Cへの固定手段と同じであり、すなわ
ち、図10,11に示すように、固定ボルト28とウエ
ルドナット付の取付孔29を有する複数の取付板27を
用いて行われるが、その詳細な説明を省略する。
【0034】そして、図3に示すように、中央部リヤバ
ンパ本体2Cおよび左、右部リヤバンパ本体2L,2R
を、シャシフレームFのクロスメンバー7に取り付けた
状態では、それらの後面、すなわち衝突面14は、同一
平面上にあり、所期のバンパ機能を発揮できるようにな
っている。
【0035】図3に明瞭に示すように、中央部リヤバン
パ装置BCと、左、右部リヤバンパ装置BL,BR間に
それぞれ形成される間隙部には、前記昇降装置Eの平行
リンク機構Liが配置されており、この昇降装置Eは、
リヤバンパ装置BC,BL,BRをシャシフレームFに
支持する、前記支持フレーム1を利用して支持されるよ
うにしており、以下にその支持構造について説明する
に、図3〜5に示すように、シャシフレームFの後部に
前後部取付ブラケット4,5を介して支持されるクロス
メンバー7の左右には、昇降装置Eの取付用の対をな
す、支持ブラケット45およびシリンダブラケット46
が溶接されている。前記昇降装置Eは従来公知の構造の
ものであり、前記支持ブラケット45には、昇降装置E
の平行リンク機構Liを構成する、アッパーリンク47
とロアーリンク48の基端がそれぞれ上下方向に回動可
能に枢支連結49,50され、また、前記シリンダブラ
ケット46には、昇降装置Eの昇降用シリンダ51の基
端が回動可能に枢支連結52されている。また、アッパ
ーリンク47とロアーリンク48の先端には、前記荷受
台Gを支持する昇降フレーム53が枢支連結54,55
され、さらに前記昇降用シリンダ51の先端には、前記
平行リンク機構Liが枢支連結56される。また左右の
平行リンク機構Liの先端部同志は、連結ロッド57
(図3参照)により連結されている。
【0036】しかして、シリンダ51の伸縮作動によれ
ば、平行リンク機構Liの昇降作動により、図1に鎖線
に示すように、荷受台Gを水平姿勢を保持したまま昇降
作動させることができる。荷受台Gに設けた、図示しな
い起伏用のシリンダの伸縮作動により、荷受台Gを起伏
回動させることができ、図1実線に示すように、荷受台
Gを格納位置に起立保持させることができる。
【0037】なお、前記昇降装置Eおよび荷受台Gは、
従来公知のものが採用されるので、その詳細な説明を省
略する。
【0038】つぎに、この実施例の作用について説明す
るに、3分割された、中央部および左、右部リヤバンパ
装置Bは、協働して所期のバンパ機能を果たすことがで
き、その際に、リヤバンパ装置Bは、専用の支持部材を
用いずに、比較的剛性の高い、荷受台の昇降装置の支持
フレーム1を利用してシャシフレームFに支持されるこ
とから、リヤバンパ装置Bの支持剛性を大幅に高めるこ
とができる。
【0039】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明はこの実施例に限定されることなく、本発明
の範囲内で種々の実施例が可能である。たとえば、前記
実施例では、リヤバンパ装置は3分割されているが、こ
れは、単一であってもよく、その場合、リヤバンパ装置
は、荷受台の昇降装置の、左右の平行リンク機構の内側
に位置させる。また、前記実施例では、リヤバンパ装置
を、有蓋荷箱を備えた貨物車両に実施した場合を説明し
たが、これを無蓋荷箱を備えた貨物車両にも実施できる
ことは勿論であり、さらに、荷受台、および昇降装置
は、前記実施例のものに代えて他の従来公知のものを使
用してもよい。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本請求項1記載の発明に
よれば、荷受台昇降装置を設けた車両のリヤバンパ装置
において、シャシフレームにリヤバンパ装置を取付ける
のに、専用の支持部材が不要になり、部品点数を削減し
て構造が簡素化され、大幅なコストダウンを達成するこ
とができ、その上、リヤバンパ装置を支持するための専
用の支持部材をシャシフレームより長く後方に延長させ
る必要がなく、しかも、比較的剛性の高い、荷受台の昇
降装置の支持フレームを利用してリヤバンパ装置が支持
されることにより、その支持剛性を大幅に高めることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】リヤバンパ装置を備えた、荷受台昇降装置を備
えた貨物自動車の側面図
【図2】図1の2線矢視の、前記貨物自動車の後面図
【図3】図4の3−3線に沿う平面図
【図4】図3の4−4線に沿う断面図
【図5】図3の5−5線に沿う断面図
【図6】図3の6−6線に沿う断面図
【図7】図3の7−7線に沿う拡大断面図
【図8】中央部リヤバンパ装置の支持部の分解斜視図
【図9】図7の9線矢視の一部破断側面図
【図10】図7の10−10線に沿う断面図
【図11】図7の11−11線に沿う断面図
【図12】図7の12−12線に沿う断面図
【図13】図7の13−13線に沿う断面図
【図14】図7の14−14線に沿う断面図
【図15】リヤバンパを前方から見た斜視図
【図16】リヤバンパを後方から見た斜視図
【符号の説明】
1・・・・支持フレーム 2C・・・リヤバンパ本体(中央部) 2L・・・リヤバンパ本体(左部) 2R・・・リヤバンパ本体(右部) 5・・・・連結ブラケット 1L・・・左部支持フレーム(連結ブラケット) 1R・・・右部連結フレーム(連結ブラケット) F・・・・フレーム G・・・・荷受台 V・・・・荷箱

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷箱(V)を搭載したシャシフレーム
    (F)の後部に、荷受台(G)の昇降装置(E)を設け
    た、荷受台昇降装置付車両におけるリヤバンパ装置にお
    いて、 前記シャシフレーム(F)の後部に支持フレーム(1)
    を固定し、この支持フレーム(1)に、前記昇降装置
    (E)を昇降可能に支持すると共に連結ブラケット
    (5,1L,1R)を後方に向けて一体に設け、この連
    結ブラケット(5,1L,1R)に、リヤバンパ本体
    (2C,2L,2R)を固定したことを特徴とする、荷
    受台昇降装置付車両におけるリヤバンパ装置。
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