JP7043280B2 - 荷受台昇降装置付き車両 - Google Patents

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Description

本発明は、荷物を載置可能な荷受台を地面と車載の荷箱との間での荷物の積卸しに使用できるよう昇降させる荷受台昇降装置と、その荷受台昇降装置を車体に取付けるための取付基部とを備えた荷受台昇降装置付き車両に関する。
斯かる荷受台昇降装置は、下記特許文献1に開示されるように、既に知られている。
実開平1-173032号公報
特許文献1の荷受台昇降装置付き車両では、車体に固定のクロスメンバが荷受台昇降装置の取付基部として用いられており、このクロスメンバに、荷受台昇降装置の昇降リンク機構やバンパアームが直接取付けられる。この構造では、昇降リンク機構と車体との干渉を無理なく回避し得る利点があるものの、次のような問題もある。
即ち、昇降リンク機構やバンパアームの各取付部は、各々左右一対ずつ存するため、その全ての取付部の左右方向取付位置や相互位置を個々に調整しつつ長尺なクロスメンバに精度よく直接組付ける作業は、実際上、容易でない。
また、クロスメンバにおいて、昇降リンク機構やバンパアームの各取付部は、クロスメンバと車体との結合部(マウントブラケット)から左右にオフセットした位置に配置されるため、そのオフセット配置に起因してクロスメンバに比較的大きな曲げ荷重が作用する。そこで、この荷重に対抗し得るようクロスメンバには十分な剛性強度を付与する対策を施す必要があるが、その場合、例えばクロスメンバ全体の肉厚や寸法を大きくすると、クロスメンバの重量増やコスト増を招き、また例えばクロスメンバ全体を高価な高強度材料で形成すると、コスト増を招く虞れがある。
本発明は、上記に鑑み提案されたもので、従来装置の問題を簡単な構造で解決可能とした荷受台昇降装置付き車両を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、荷物を載置可能な荷受台を地面と車載の荷箱との間での荷物の積卸しに使用できるよう昇降させる荷受台昇降装置が、該荷受台昇降装置を車体に取付けるための取付基部を有する荷受台昇降装置付き車両において、前記荷受台昇降装置は、前記荷受台を昇降可能に案内支持する左右の平行リンク機構と、前記左右の平行リンク機構を上方揺動させる駆動力を発する左右のリフトシリンダとを備え、前記取付基部は、車幅方向に延びるクロスメンバの外面に互いに間隔をおいて固着される左右の取付部材を備え、各々の前記取付部材は、該取付部材を車体に固縛する固縛部材が取付けられる固縛部材取付部と、前記平行リンク機構が取付けられる平行リンク取付部と、バンパが取付けられるバンパ取付部とを有しており、前記クロスメンバは、前記左右の取付部材及び前記固縛部材を介して車体に支持され、前記取付部材は、前記クロスメンバと車幅方向でオーバーラップするようにして前記固縛部材から車幅方向に延びることを第1の特徴とする。
また本発明は、荷物を載置可能な荷受台を地面と車載の荷箱との間での荷物の積卸しに使用できるよう昇降させる荷受台昇降装置が、該荷受台昇降装置を車体に取付けるための取付基部を有する荷受台昇降装置付き車両において、前記荷受台昇降装置は、前記荷受台を昇降可能に案内支持する左右の平行リンク機構と、前記左右の平行リンク機構を上方揺動させる駆動力を発する左右のリフトシリンダとを備え、前記取付基部は、車幅方向に延びるクロスメンバと、前記クロスメンバの外面に互いに間隔をおいて固着される左右の取付部材とを備え、各々の前記取付部材は、該取付部材を車体に固縛する固縛部材が取付けられる固縛部材取付部と、前記平行リンク機構が取付けられる平行リンク取付部と、バンパが取付けられるバンパ取付部とを有しており、前記クロスメンバは、前記左右の取付部材及び前記固縛部材を介して車体に支持され、前記クロスメンバは、前後の側板部とその両側板部の上端相互を一体に接続する上板部とを有して横断面逆U字状に形成されると共に、前記前後の側板部が前記クロスメンバの前後の前記側壁にそれぞれ固定され、前記上板部と前記クロスメンバの上壁との間には空間が画成されていて、該空間に、前記固縛部材と前記固縛部材取付部間を結合するボルト・ナットのうちのナット又はボルト頭部が収納されることを第2の特徴とする。
本発明によれば、荷受台昇降装置を車体に取付けるための取付基部が、クロスメンバの外面に互いに間隔をおいて固着される左右の取付部材を備え、各々の取付部材は、取付部材を車体に固縛する固縛部材が取付けられる固縛部材取付部と、平行リンク機構が取付けられる平行リンク取付部と、バンパが取付けられるバンパ取付部とを有するので、平行リンク機構からの荷重や、バンパからの荷重を取付部材及び固縛部材を介して車体に受け止めさせることができ、クロスメンバの荷重負担が大幅に軽減されるから、クロスメンバの軽量化に寄与することができる。また取付部材は、クロスメンバと比べ小型部品であるため、これに十分な剛性強度を付与する対策を施しても、然程の重量増、コスト増となる虞れはなく、車両の軽量化やコスト節減に寄与することができる。
その上、小型部品である左右の各取付部材に、平行リンク取付部、バンパ取付部および固縛部材取付部を一纏めに集約配備できるため、それら取付部相互の位置調整作業を精度よく効率的に行うことができ、しかも上記各取付部を集約配備した左右の取付部材をクロスメンバに組み付けてサブアッセンブリ化できるため、その左右の取付部材を車体に精度よく効率的に組付けることができ、全体として荷受台昇降装置の車体への組付作業性の向上に大いに寄与することができる。
また第2の特徴によれば、クロスメンバは、一対の側壁が車両前後方向を向く角パイプ状に形成され、各々の取付部材は、横断面逆U字状に形成されると共に、それの前後の側板部がクロスメンバの前後の側壁にそれぞれ固定され、取付部材の上板部とクロスメンバの上壁との間には空間が画成されていて、この空間に、固縛部材と固縛部材取付部間を結合するボルト・ナットのうちの何れか一方が収納されるので、横断面逆U字状とした取付部材の上板部とクロスメンバ上面間の隙間空間を有効に利用して、固縛部材と固縛部材取付部間の結合手段の一部(上記したナット又はボルト頭部)を無理なく配備でき、固縛部材の設計自由度も高められる。
本発明の荷受台昇降装置を備えた荷役車両の一実施形態を示す全体側面図 荷受台昇降装置の要部側面図(図1の2矢視部拡大側面図) 荷受台昇降装置の要部分解側面図 図2の4-4線断面図(但し荷受台及び車体枠の実線図示は省略) 図2の5-5線断面図 (a)は、図5の6(a)-6(a)線拡大断面図、また(b)は、図5の6(b)-6(b)線拡大断面図 図6(b)と同方向から見た取付基部の分解側面図
本発明の実施の形態を、添付図面を参照して、以下に具体的に説明する。
この実施の形態は、本発明に係る荷受台昇降装置を荷箱付き荷役車両に実施したものである。
図1~図7において、荷役車両Vの車体枠F上には荷箱Nが架装されており、この荷箱Nの後端開口は、荷箱Nの後端部に設けた開閉扉Gにより開閉可能である。荷箱Nの後部直下に位置する車体枠Fには荷受台昇降装置Aが取付けられ、荷受台昇降装置Aは、これを車体枠Fに取付けるための金属製の取付基部Abを含む。
取付基部Abは、車幅方向に直線状に延びるクロスメンバ10と、クロスメンバ10の外面に互いに間隔をおいて固着される左右の固定枠1とを備える。車体枠Fは車体の一例であり、また固定枠1は取付部材の一例である。
各々の固定枠1は、これを車体枠Fに固縛する固縛部材M(一般にマウンティングブラケットと呼称)が取付けられる固縛部材取付部21と、荷受台昇降装置Aの平行リンク機構Lが取付けられる平行リンク取付部22と、バンパ11が取付けられるバンパ取付部23とを有して、クロスメンバ10と車幅方向でオーバーラップするようにして固縛部材Mから車幅方向に延びており、各取付部21~23の具体的構造については後述する。
クロスメンバ10は、一対の側壁10f,10rが車両前後方向を向く角パイプ状(実施形態では横断面が略矩形状)に形成される。一方、固定枠1は、前後の側板部1f,1rとその両側板部1f,1rの上端相互を一体に接続する略水平な上板部1tとを有して横断面逆U字状に形成される。そして、前後の側板部1f,1rは、クロスメンバ10の前後の側壁10f,10rにそれぞれ固定(例えば溶接、ボルト結合等)される。また、固定枠1は、前後の側板部1f,1rのうち主たる取付面となる後側の側板部1rが前側の側板部1fよりも下方に十分長く形成され、また特に後側の側板部1rの中央部下端は、クロスメンバ10の下壁10tよりも下方に延びている。
固定枠1の上板部1tの上面は、上記した固縛部材取付部21を構成するものであり、この上板部1tとクロスメンバ10の上壁10tとの間には上下に扁平な空間Sが画成される。この空間Sには、固縛部材Mと固縛部材取付部21間を結合するボルト41・ナット42のうちの複数のナット42が、ナット42相互を所定間隔で結合(例えば溶接)する取付プレート43と共に収容される。取付プレート43は、固定枠1の上板部1t下面に結合(例えば溶接)される。
固縛部材Mは、L字状の屈曲プレートMaと、屈曲プレートMaの鉛直板部Mav及び水平板部Mahの内側面に跨がるように結合(例えば溶接)される補強プレートMbとを有している。
屈曲プレートMaは、これの鉛直板部Mavが車体枠Fの側面に結合(例えば溶接、ボルト結合等)され、また水平板部Mahの底面が、固定枠1の固縛部材取付部21となる上板部1tの上面に当接する。その当接状態でボルト41が屈曲プレートMaの水平板部Mahを上方より貫通してナット42に螺合、緊締されることで、固定枠1が固縛部材Mに着脱可能に結合される。尚、水平板部Mahの、ボルト41の頭部41aとの当接面は、当接面と重合する補強プレート44で補強される。
かくして、固定枠1(取付基部Ab)は、固縛部材Mを介して車体枠Fに結合、支持され、またクロスメンバ10は、左右の固定枠1及び固縛部材Mを介して車体枠Fに支持される。
尚、上記空間Sには、ナット42を収容する代わりに、ボルト41の膨大頭部41aを収容してもよい。その場合、ボルト41は、ねじ軸部が屈曲プレートMaの水平板部Mahより上方に突き出すように配置する。
次に荷受台昇降装置Aの具体的構造を説明する。
荷受台昇降装置Aは、荷物を載置可能な載置面Tfを有する荷受台Tと、これを昇降駆動する左右の昇降駆動装置Dとを備えている。各々の昇降駆動装置Dは、本実施形態では荷受台Tを昇降(より具体的には上下揺動)可能に案内支持する平行リンク機構Lと、平行リンク機構Lを介して荷受台Tを昇降駆動する油圧作動式のリフトシリンダClとを有する。
而して、昇降駆動装置Dは、リフトシリンダClの伸縮動作に連動して平行リンク機構Lを上下揺動させることにより、荷受台Tを荷箱Nの荷台面Nfと地面Eとの間で略水平姿勢を保ちつつ昇降作動可能である。そして、荷受台Tの昇降作動により、荷受台T上に載置した荷物やキャスター付きカート等を、地面Eと荷台面Nf間でスムーズに積み降ろしできるようになっている。
固定枠1には、これの上板部1t及び後側の側板部1rに跨がるようにして結合(例えば溶接)されて後方に張り出す第1,第2取付ステー22s1,22s2が、左右に小間隔をおいて一体に設けられる。単一の厚板よりなる第1取付ステー22s1には、補助リンク2の上端部が前後揺動可能に軸支2pされ、補助リンク2の前側の側縁部に固定(例えば溶接)されたストッパ板2sが、固定枠1の後側の側板部1r外面に接離可能に当接する。そして、補助リンク2は、これに荷受台T等の重量が常時作用することで、通常は固定枠1との当接状態に保持されており、この保持状態では、固定枠1及び補助リンク2が次に説明する平行リンク機構Lの固定リンクとして機能することで平行リンク機構Lのリンク形態が維持される。
平行リンク機構Lは、上記固定リンク(即ち固定枠1及び補助リンク2)と、補助リンク2の上部に上下揺動可能に枢支連結4pされる上部アーム4と、固定枠1の後部(具体的には2枚の薄板よりなる第2取付ステー22s2)に上下揺動可能に枢支連結5pされる下部アーム5と、上,下部アーム4,5の先部に互いに間隔をおいて回動可能に枢支連結4p′,5p′されるリンクプレート6とを備える。
而して、リンクプレート6は、昇降駆動装置Dの出力端部として機能し、また上部アーム4は、昇降機構(平行リンク機構L)の可動部(可動リンク)として機能する。また、第1,第2取付ステー22s1,22s2は互いに協働して、固定枠1に設けられる平行リンク取付部22を構成する。
尚、本実施形態では、左右の上部アーム4の先端間が連結部材7で一体的に結合されるが、この連結部材7は省略可能である。
また補助リンク2の下部には、リフトシリンダClの一端部が第1の枢軸P1を介して回動可能に連結され、また上部アーム4の中間部又は先部には、リフトシリンダClの他端部が第2の枢軸P2を介して回動可能に連結される。従って、上部アーム4(平行リンク機構L)は、リフトシリンダClが伸長動作するのに連動して上方揺動してリンクプレート6を上昇させ、またリフトシリンダClが収縮動作するのに応じて下方揺動してリンクプレート6を下降させる。
尚、本実施形態では、リフトシリンダClの他端部が第2の枢軸P2を介して上部アーム4に連結されるが、リフトシリンダClの他端部は第2の枢軸P2を介して下部アーム5に連結してもよい。
荷受台Tは、これの基端部がリンクプレート6の上部に第3の枢軸P3を介して枢支連結される。また荷受台Tの裏面とリンクプレート6の上下中間部との間には、荷受台Tを起伏回動させる油圧作動式の起伏シリンダCtが介装される。尚、本実施形態では、第3の枢軸P3と、上部アーム4及びリンクプレート6相互の枢支連結部4p′とが同軸配置されているが、その両者P3,4p′は必ずしも同軸配置する必要はない。
而して、起伏シリンダCtを伸長させると、荷受台Tは、リンクプレート6に対し第3の枢軸P3回りに起立方向へ回動して、載置面Tfが略鉛直になる格納位置T1(図1鎖線参照)となる。また、その荷受台Tが格納位置T1にある状態から起伏シリンダCtを収縮させると、荷受台Tは、リンクプレート6に対し第3の枢軸P3回りに伏倒方向へ回動する。従って、起伏シリンダCtを収縮限に保持すれば、荷受台Tは、リンクプレート6の昇降位置に関係なく、載置面Tfが略水平の水平展開位置T2(図1実線参照)に保持される。
尚、荷受台Tが水平展開位置T2に保持された状態で、リフトシリンダClの収縮により下降する荷受台Tが接地した場合において、仮にその接地後もリフトシリンダClを更に収縮させると、補助リンク2が後方に若干揺動して平行リンク機構Lが崩される。これにより、荷受台Tは、載置面Tfが荷受台Tの先端に向かって下方に傾斜した傾斜展開位置T3(図1鎖線参照)まで傾動可能であり、この傾動により、荷受台Tと地面E間での荷物の移動がよりスムーズになる。
クロスメンバ10の中空部には油圧供給ユニットUが収納される。その油圧供給ユニットUは、図示はしないが、リフトシリンダCl及び起伏シリンダCtに対する油圧供給源となる油圧モータ及び油タンクと、その油圧供給源から各シリンダCl,Ctへの作動油の給排制御を行う制御弁と、その制御弁を任意に操作するための操作装置とを少なくとも備えている。尚、油圧供給ユニットUをクロスメンバ10外の車体枠Fの適所に配備してもよい。
また、バンパ11は、荷受台昇降装置Aの取付基部Abよりも後方に張り出すように配置されていて車幅方向に延びるバンパ本体11mと、バンパ本体11mに固着(例えば溶接、ボルト結合等)されてバンパ本体11mより前方に延びる左右一対のバンパアーム11aとを備えている。各バンパアーム11aは角パイプ状に形成されており、それの前端は、対応する固定枠1の後側の側板部1r外面に当接して結合(例えば溶接)される。
バンパ11は、本実施形態では金属製(例えば鉄製)とされるが、これを金属以外の材料(例えば合成樹脂材等)で構成してもよく、或いは金属材と合成樹脂材の複合体としてもよい。
各バンパアーム11aの中間部は、上記した固縛部材Mと略同様の構造の副固縛部材M′を介して車体枠Fに結合される。尚、この副固縛部材M′は省略してもよい。
更に各固定枠1の後側の側板部1rには、第1取付ステー22s1を挟んで第2取付ステー22s2とは左右反対側において、後方に張り出す後方張出部23srを有する第3取付ステー23sが結合(例えば溶接)される。その後方張出部23srには、対応するバンパアーム11aの前端部側面が結合(例えば溶接)される。
第3取付ステー23sは、固定枠1の後側の側板部1rよりも前方に張出す前方張出部23sfを有している。この前方張出部23sfは、クロスメンバ10の下壁10tに結合(例えば溶接)される。
而して、第3取付ステー23s及び固定枠1の後側の側板部1r外面は、互いに協働して、固定枠1におけるバンパ取付部23を構成する。
次に前記実施形態の作用を説明する。
本実施形態においては、荷受台昇降装置Aを車体枠Fに取付けるための取付基部Abが、車幅方向に延びるクロスメンバ10と、クロスメンバ10の外面に互いに間隔をおいて固着される左右の取付部材としての固定枠1とを備えている。そして、各々の固定枠1が、これを車体枠Fに固縛する固縛部材Mが取付けられる固縛部材取付部21(より具体的には上板部1tの外面)と、平行リンク機構Lが取付けられる平行リンク取付部22(より具体的には第1,第2取付ステー22s1,22s2)と、バンパ11が取付けられるバンパ取付部23(より具体的には第3取付ステー23s及び後側の側板部1r外面)とを有している。
これにより、荷受台T昇降時に作用する平行リンク機構Lからの荷重や、バンパ11からの衝撃荷重を固定枠1及び固縛部材Mを介して車体枠Fに強固に受け止めさせることができるため、クロスメンバ10の荷重負担が大幅に軽減されて、クロスメンバ10の軽量化やコスト節減が図られる。また取付部材として機能する固定枠1は、クロスメンバ10と比べ小型部品であるため、これに十分な剛性強度を付与する対策を施しても、然程の重量増、コスト増となる虞れはない。従って、全体として、車両Vの軽量化やコスト節減が達成可能である。
その上、小型部品である各固定枠1に、平行リンク取付部22、バンパ取付部23および固縛部材取付部21を一纏めに集約配備できることから、それら取付部21~23相互の位置調整作業を精度よく効率的に行うことができる。しかも各取付部21~23を集約配備した左右の固定枠1(取付部材)を単一のクロスメンバ10に組み付けてサブアッセンブリ化できるため、その左右の固定枠1(取付部材)を車体枠Fに精度よく効率的に組付け可能となり、全体として荷受台昇降装置Aの車体枠Fへの組付作業性の向上が図られる。
更に本実施形態のクロスメンバ10は、一対の側壁10f,10rが車両前後方向を向く角パイプ状に形成されており、その中空部が油圧供給ユニットUの設置空間として有効活用されている。
また各々の固定枠1(取付部材)は、前後の側板部1f,1r及び上板部1tとを有して横断面逆U字状に形成されると共に、前後の側板部1f,1rがクロスメンバ10の前後の側壁10f,10rにそれぞれ固着される。そして、上板部1tとクロスメンバ10の上壁10tとの間には空間Sが画成されていて、この空間Sに、固縛部材Mと固縛部材取付部21間を結合するボルト41・ナット42のうちのナット42又はボルト41の頭部41aが収納されている。
これにより、横断面逆U字状とした固定枠1の上板部1tとクロスメンバ10の上壁部10t間の隙間空間Sを有効に活用できるため、固縛部材Mと固縛部材取付部21間の結合手段の一部(上記したナット42又はボルト頭部41a)を無理なく配備可能となり、固縛部材Mの設計自由度も高められる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、クロスメンバ10を横断面矩形状の中空パイプより構成したものを示したが、クロスメンバ10を横断面円形の丸パイプで構成してもよい。また、クロスメンバ10を中実の部材で構成してもよく、その場合、油圧供給ユニットUは、クロスメンバ10外の車体枠Fの適所に設置される。
また前記実施形態では、固縛部材Mが固定枠1にボルト41・ナット42で着脱可能に結合されるものを示したが、固縛部材Mは固定枠1に溶接してもよい。また、前記実施形態の固縛部材Mは、車体枠Fに溶接されているが、車体枠Fにボルト・ナットで着脱可能に結合してもよい。
A・・・・・荷受台昇降装置
Ab・・・・取付基部
Cl・・・・リフトシリンダ
E・・・・・地面
F・・・・・車体枠(車体)
M・・・・・固縛部材
L・・・・・平行リンク機構
S・・・・・空間
T・・・・・荷受台
1・・・・・固定枠(取付部材)
1f,1r;1t・・固定枠(取付部材)の前後の側板部;上板部
10・・・・クロスメンバ
10f,10r;10t・・クロスメンバの前後の側壁;上壁
11・・・・バンパ
21・・・・固縛部材取付部
22・・・・平行リンク取付部
23・・・・バンパ取付部
41・・・・ボルト
41a・・・ボルトの頭部
42・・・・ナット

Claims (2)

  1. 荷物を載置可能な荷受台(T)を地面(E)と車載の荷箱(N)との間での荷物の積卸しに使用できるよう昇降させる荷受台昇降装置(A)が、該荷受台昇降装置(A)を車体(F)に取付けるための取付基部(Ab)を有する荷受台昇降装置付き車両において、
    前記荷受台昇降装置(A)は、前記荷受台(T)を昇降可能に案内支持する左右の平行リンク機構(L)と、前記左右の平行リンク機構(L)を上方揺動させる駆動力を発する左右のリフトシリンダ(Cl)とを備え、
    前記取付基部(Ab)は、車幅方向に延びるクロスメンバ(10)と、前記クロスメンバ(10)の外面に互いに間隔をおいて固着される左右の取付部材(1)とを備え、
    各々の前記取付部材(1)は、該取付部材(1)を車体(F)に固縛する固縛部材(M)が取付けられる固縛部材取付部(21)と、前記平行リンク機構(L)が取付けられる平行リンク取付部(22)と、バンパ(11)が取付けられるバンパ取付部(23)とを有しており、
    前記クロスメンバ(10)は、前記左右の取付部材(1)及び前記固縛部材(M)を介して車体(F)に支持され
    前記取付部材(1)は、前記クロスメンバ(10)と車幅方向でオーバーラップするようにして前記固縛部材(M)から車幅方向に延びることを特徴とする、荷受台昇降装置付き車両。
  2. 荷物を載置可能な荷受台(T)を地面(E)と車載の荷箱(N)との間での荷物の積卸しに使用できるよう昇降させる荷受台昇降装置(A)が、該荷受台昇降装置(A)を車体(F)に取付けるための取付基部(Ab)を有する荷受台昇降装置付き車両において、
    前記荷受台昇降装置(A)は、前記荷受台(T)を昇降可能に案内支持する左右の平行リンク機構(L)と、前記左右の平行リンク機構(L)を上方揺動させる駆動力を発する左右のリフトシリンダ(Cl)とを備え、
    前記取付基部(Ab)は、車幅方向に延びるクロスメンバ(10)と、前記クロスメンバ(10)の外面に互いに間隔をおいて固着される左右の取付部材(1)とを備え、
    各々の前記取付部材(1)は、該取付部材(1)を車体(F)に固縛する固縛部材(M)が取付けられる固縛部材取付部(21)と、前記平行リンク機構(L)が取付けられる平行リンク取付部(22)と、バンパ(11)が取付けられるバンパ取付部(23)とを有しており、
    前記クロスメンバ(10)は、前記左右の取付部材(1)及び前記固縛部材(M)を介して車体(F)に支持され、
    前記クロスメンバ(10)は、一対の側壁(10f,10r)が車両前後方向を向く角パイプ状に形成され、
    前記各々の取付部材(1)は、前後の側板部(1f,1r)とその両側板部(1f,1r)の上端相互を一体に接続する上板部(1t)とを有して横断面逆U字状に形成されると共に、前記前後の側板部(1f,1r)が前記クロスメンバ(10)の前後の前記側壁(10f,10r)にそれぞれ固定され、
    前記上板部(1t)と前記クロスメンバ(10)の上壁(10t)との間には空間(S)が画成されていて、該空間(S)に、前記固縛部材(M)と前記固縛部材取付部(21)間を結合するボルト(41)・ナット(42)のうちのナット(42)又はボルト頭部(41a)が収納されることを特徴とする、請求項1に記載の荷受台昇降装置付き車両。
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