JP2544469Y2 - トラック用バンパー - Google Patents

トラック用バンパー

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JP2544469Y2
JP2544469Y2 JP1991013643U JP1364391U JP2544469Y2 JP 2544469 Y2 JP2544469 Y2 JP 2544469Y2 JP 1991013643 U JP1991013643 U JP 1991013643U JP 1364391 U JP1364391 U JP 1364391U JP 2544469 Y2 JP2544469 Y2 JP 2544469Y2
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bumper
nut
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JP1991013643U
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公郎 加藤
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Mitsubishi Aluminum Co Ltd
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Mitsubishi Aluminum Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、軽量かつ強靭なトラ
ック用バンパーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、断面中空で方形又は台形の上下一
対のフランジを、互いに間隔を明けて配設し、前記上下
一対のフランジの背面側をウェブで連結し、かつC型取
付溝をフランジの背面長手方向に設け、前記ウェブの正
面に平面を形成した押出型材で一体成形されてなるトラ
ック等のバンパーが知られていた(実公昭62−399
61号)。また中空型材を補強に使用した考案も知られ
ていた(実開昭59−125451号)。
【0003】
【考案により解決すべき課題】従来トラック用バンパー
については、小型車が追突した場合に、トラックの後部
下方へ入り込むことによる災害の増大を未然に防止する
為に、バンパーの剛性については基準を設けている。
【0004】然し乍ら、前記基準を満足させる為に、バ
ンパーの剛性を大きくにすると、バンパーの重量が著し
く大きくなる問題点があった(例えば大型車において必
要な剛性を有する鉄製バンパーの重量は18kg位が普通
である)。そこで所定の剛性を保有すると共に、軽量な
バンパーが要請され、前記軽合金によるバンパーの提案
があったが、軽量化については未だ不十分であった。即
ち、軽合金の場合に所定の剛性を付与させるには、厚味
を増大させなければならないので、実質的に軽量化され
ない。
【0005】
【課題を解決する為の手段】然るにこの考案は、バンパ
ーの断面を閉鎖中空にすると共に、強度を要求される支
持部及びその付近を補強することにより、前記従来の問
題点を解決したのである。
【0006】即ちこの考案は、断面閉鎖中空の押出型材
よりなるバンパー本体の支持部及びその付近に、断面閉
鎖中空で少なくとも三側壁が前記本体と相似形の補強材
を嵌挿し、該補強材の側壁を前記バンパー本体の支持部
側の側壁に当接すると共に、これに直角な補強部を設け
たことを特徴とするトラック用バンパーである。
【0007】また他の考案は、断面閉鎖中空の押出型材
よりなるバンパー本体の支持部及びその付近に断面閉
鎖中空で少なくとも三側壁が前記本体と相似形の補強材
を嵌挿し、該補強材の側壁を前記バンパー本体の支持部
側の側壁に当接すると共に、これに直角な補強部(例え
ば仕切り壁)を設け、前記補強材の内側にナットを有す
るナットプレートを内装したことを特徴とするトラック
用バンパーである。
【0008】前記における閉鎖中空とは中空部の外壁が
環状に一体連結(押出型材)されている形状をいう。
【0009】元来バンパーが追突時に受ける応力は、バ
ンパーの長手方向に対して均等に分布するものでなく、
支持部(バンパーとバンパーステーとの取付部)に集中
することが知られている。そこで、バンパーの全長の強
度については、追突時に加えられる外力に対向する為
に、必要最少限に止め、バンパーの支持部及びその付近
に対しては、追突時に生じる最大応力に十分抵抗し得る
強度を付与すべく補強することにより、強靭かつ軽量の
要請に合理的に応えたものである。
【0010】従来建造物の梁材等において、曲げ応力の
最大部を最大厚さとし、応力配分に対応して材料の厚さ
を加減することは知られていたが、押出型材において
は、押出方向(長手方向)の途中で肉厚又は外形を変化
させることはできないので、補強材を添接することによ
って同様の効果を奏するようにしたものである。また、
バンパーとバンパーステーとの固定に際し、ボルトとナ
ットを使用すると、ボルトとナットの強度と、押出型材
の強度にアンバランスを生じるおそれがあるので、鋼製
のナットプレートを添接した。また、ナットの保定につ
いてもナットプレートを用いた方が、一層確実である。
また、バンパー本体は閉鎖中空の為に、変形に対する剛
性が大きい。
【0011】前記における押出型材の材質は、例えばア
ルミニウム合金を用いる。また、補強材を押出型材で成
形すれば、長い押出型材を成形し、任意の長さに切断し
て用いることがでるので、同一形状で均質の補強材を多
量生産することができる。
【0012】
【作用】この考案は、バンパーの全長に亘って断面閉鎖
中空の押出型材を用いたので、比較的変形抵抗が大き
い。従って同一厚さの開放中空押出型材と比較し、剛性
が大きい。また支持部及びその付近に補強材を添接した
ので、必要な部位に必要な強度を付与したことになり、
合理的強度分布となる。次にナットプレートを用いた場
合には、該ナットプレートがナットと押出型材との間に
介在し、両者の材質の相違を緩和しなじみをよくし、か
つナットの取付けを容易にしている。
【0013】
【実施例1】この考案を図1乃至図5について説明す
る。
【0014】断面閉鎖矩形のアルミニウム合金押出型材
よりなるバンパー本体1のバンパーステー2との支持部
3に、断面閉鎖矩形のアルミニウム合金押出型材よりな
る補強材4を嵌挿固定し、補強材4の内側へ、所定間隔
にナット5、5を固着したナットプレート6を鋲7で固
定したものである。従ってバンパーステー2の取付部を
貫通したボルト13を、前記ナット5に締付けることに
よって、バンパー8をトラックに固定することができ
る。図中9は突条、12は反射板である。この実施例の
補強材4は強度上、左右をあける程度に小型でもよい。
【0015】前記実施例によれば、バンパー8に加わる
外力は、バンパー本体1、補強材4及びボルト13を介
してバンパーステー2に伝えられる。従って最も応力の
集中するバンパーステー2の取付部は補強材4により補
強されている結果、所定の変形度に止まり、バンパ8ー
の目的を達成することができる。
【0016】然して、バンパー本体1は断面閉鎖中空に
なっている為に、同一厚さの型材に比較して変形抵抗が
著しく大きく、軽量、強靭の要請を満足させることがで
きる。例えば補強材を用いたバンパーの重量は、補強材
を用いない同一強度の押出型材バンパーの重量のほぼ 1
/2となる。
【0017】
【実施例2】次に他の実施例を図6乃至図8について説
明する。
【0018】この実施例は、実施例1の高さ(図8中)
を大きくし、これに伴ってナットを上下(図6中)2
個、計4個使用したものである。
【0019】即ち、断面矩形のアルミニウム合金押出型
材よりなるバンパー本体1の支持部内側に、断面矩形
(バンパー本体1の断面内壁形状と相似形)の補強材4
を嵌挿固定し、補強材4の内側へナット5、5を有する
ナットプレート6を鋲7で固定してバンパー8を構成し
た。図中9はバンパー本体1の左右両側(図8の上壁左
右)に突設した突条、10は補強材4とバンパー本体1
とを固定した鋲である。
【0020】この実施例においても、最も応力の集中す
るバンパー取付部付近が強力に補強されている為に、変
形抵抗が大きく、所期の目的を達成することができる。
【0021】前記突条9は内側に反射板を設置する為に
設けているので、必ずしも設ける必要はない。
【0022】
【実施例3】また、図9によりバンパー本体1及び補強
材4の断面形状について説明する。
【0023】実施例1、2は、標準形状について説明し
たが、この実施例のように断面形状の違うものを使用す
ることもできる。例えば図9は、バンパー本体1の中央
に突条11を内設し、補強材4の上辺4a、4bを斜設
したものである。
【0024】前記図9は、バンパー本体1の曲げについ
て変形抵抗力を大きくしたものである。
【0025】
【実施例4】図10の実施例は、ナットプレート6に代
えてバンパー本体1のバンパーステー2の取付け部へ、
ナット5を挿入する長溝14、14を設けたものであ
る。この実施例によれば、ナットプレート6による補強
はないけれども、長溝14、14を設ける為に、バンパ
ー本体1と、補強材4に凹条を設けたことに相当し、該
凹条が付近を補強することになる。
【0026】
【実施例5】図11乃至図13の実施例について説明す
る。この実施例は、前記実施例1、2に対して、ボルト
孔などを長孔としたものに相当する。
【0027】即ち実施例1、2のバンパーの場合には、
ナットプレートの位置が固定され、従ってナットの位置
も確定しているので、バンパーをバンパーステーに取付
ける際に位置の調整を要する場合には、例えばバンパー
ステーにボルト用の長孔を設けなければならない。然し
乍ら、バンパーステーは通常トラック側に固定されてい
る為に、これに予め長孔を設けておくことは困難な場合
がある。そこでこのような場合に、バンパー側に長孔を
設けておき、バンパーステー側に長孔がなくても位置の
微調整ができるようにしたものである。
【0028】即ちナットプレート6の中央部に長孔15
を設け、長孔15へピン16を挿入して、ナットプレー
ト6の平行移動を制限すると共に、補強材4の案内突条
17の先端17aを屈曲成形することにより、ナットプ
レート6の離れるのを防止したものである。また、補強
材4のボルト孔18と、バンパー本体1のボルト孔19
を夫々長孔15に見合う程度の長孔とする。
【0029】前記実施例において、バンパーステー2の
取付け孔に合わせてナットプレート6を移動し、ボルト
でバンパー本体1、補強材4及びバンパーステーを共に
締付固定することができる。
【0030】
【考案の効果】この考案は、バンパー本体を断面閉鎖中
空の押出型材により形成したので、同一重量の同質板材
に比し、著しく大きい変形抵抗力を有する効果がある。
従って、変形抵抗力の大きさを一定にすれば、比較的少
ない材料で目的を達成することができる。またバンパー
の支持部及びその付近へ断面閉鎖中空の補強材の少なく
とも三側壁が相似形で一側壁を密接添接したので、変形
応力の集中する部位を しく補強し、応力と強度分布と
を対応させることにより、全体を可及的に軽量化し得る
効果がある。
【0031】また、ナットプレートを用いたことによ
り、ナット当接部を補強すると共に、ナットの設置を容
易にし、かつボルトの締付固定を確実にした効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例の平面図
【図2】同じく一部拡大平面図
【図3】同じく図2中A−A断面拡大図
【図4】同じくナットプレートの拡大平面図
【図5】同じく図2中B−Bの一部断面拡大図
【図6】同じく他の実施例の平面図
【図7】同じく一部拡大平面図
【図8】同じく図6中A−A断面拡大図
【図9】同じく断面の異なる実施例の一部拡大断面図
【図10】同じく他の実施例の断面拡大図
【図11】同じく他の実施例の断面拡大図
【図12】同じくナット付ナットプレートの平面拡大図
【図13】同じくナットプレートの取付状態を示す一部
断面拡大図
【符号の説明】
1 バンパー本体 2 バンパーステー 3 支持部 4 補強材 6 ナットプレート 8 バンパー

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面閉鎖中空の押出型材よりなるバンパ
    ー本体の支持部及びその付近に、断面閉鎖中空で少なく
    とも三側壁が前記本体と相似形の補強材を嵌挿し、該補
    強材の側壁を前記バンパー本体の支持部側の側壁に当接
    すると共に、前記補強部材の内側にナットを有するナッ
    トプレートを内装したことを特徴とするトラック用バン
    パー。
  2. 【請求項2】 断面閉鎖中空の押出型材よりなるバンパ
    ー本体の支持部及びその付近に、断面閉鎖中空で少なく
    とも三側壁が前記本体と相似形の補強材を嵌挿し、該補
    強材の側壁を前記バンパー本体の支持部側の側壁に当接
    すると共に、これに直角な補強部を設け、前記補強材の
    内側にナットを有するナットプレートを内装したことを
    特徴とするトラック用バンパー。
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