JP2002113276A - ミシン - Google Patents

ミシン

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JP2002113276A
JP2002113276A JP2000306958A JP2000306958A JP2002113276A JP 2002113276 A JP2002113276 A JP 2002113276A JP 2000306958 A JP2000306958 A JP 2000306958A JP 2000306958 A JP2000306958 A JP 2000306958A JP 2002113276 A JP2002113276 A JP 2002113276A
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thread
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sewing
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Tsukasa Tauchi
司 田内
Yoshihiko Kubota
義彦 窪田
Yoshikatsu Hattori
好克 服部
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Juki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ミシンの下糸ボビンの糸量を作業者の作業環
境に対応させて確実に報知することのできるミシンを提
供することを課題とする。 【解決手段】 操作により起動信号及び停止信号をミシ
ンに出力するミシンペダルを備え、下糸を収納する下糸
ボビンの糸量が所定量以下であることが検出された場合
に、ミシンを停止させるミシンにおいて、前記停止後
に、前記ミシンペダルより停止信号が出力された後再び
起動信号が出力された場合には、前記下糸ボビンの糸量
の状態に関わらず再びミシンペダルの操作によりミシン
を起動させるとともに、前記停止後に、糸切り信号が出
力された場合は、再度前記起動信号が出力されてもミシ
ンの起動を禁止する制御手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下糸ボビンの糸量
が所定量以下になったことを検出する手段を備えたミシ
ンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ミシンの下糸を巻回収納した下糸ボビン
内の下糸は、外部から観察することができないので、作
業者は時々下糸ボビンを取り出して確認するか、下糸が
無くなるまで縫製を続けるしかなかった。しかし、たび
たび下糸ボビンを取り出していては極めて効率が悪く、
また、縫製の途中で下糸が無くなると、縫い目が途切れ
てしまうので、ものによっては縫製を最初からやり直さ
なければならなかった。
【0003】そこで、下糸が一杯に巻かれた状態の下糸
ボビンで縫製できるミシンの回転量より若干少量の回転
量を予め記憶しておき、その一方で、縫製時のミシンの
回転量を積算して、その積算された回転量が記憶された
回転量に達した場合に、所定時間ブザーを鳴動させる、
あるいはミシンを停止させる等により下糸ボビンの交換
時期を報知する手段を備えたミシンが知られている。な
お、この場合ミシンの回転量としては、針上下位置検出
器から出力される針上または針下信号を計数して得られ
る縫製針数あるいはミシンモータのエンコーダより出力
される回転位置信号を計数して得られるエンコーダパル
ス数等が用いられていた。
【0004】ブザーを鳴動させることにより下糸ボビン
の交換時期を報知する手段を備えたミシンにおいては、
縫製針数が記憶された回転量に達すると縫製の途中であ
ってもブザーが鳴動されるので、縫製作業者は残りの縫
製を行った後に下糸ボビンを交換するようにしていた。
ブザーの鳴動後に残りの縫製が行えるのは、記憶された
回転量には下糸ボビンで縫製可能な回転量より若干少量
の回転量が記憶されており、ブザーが鳴動されたときに
は、まだ若干の下糸が残っているからである。
【0005】また、ミシンを停止させることにより下糸
ボビンの交換時期を報知する手段を備えたミシンにおい
ては、縫製の途中であってもミシンが停止され、作業者
は糸切りを行った後下糸ボビンを交換して、中断された
縫製を再開していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ブザー
を鳴動させることにより下糸ボビンの交換時期を報知す
る手段を備えたミシンの場合は、作業環境が静かでブザ
ーの鳴動がよく聞こえる場合は問題ないが、騒音の大き
い縫製工場においては、作業者は周囲の騒音のためにし
ばしばこのブザーの音を聞き漏らし、下糸ボビンを交換
せずに次の縫製を開始してしまうという問題があった。
【0007】この場合、ブザーの音を大きくすることが
考えられるが、それでは工場内の騒音がさらに増大され
てしまうという問題があった。
【0008】このような場合に作業者は、縫製作業の途
中で下糸が途切れることにより、始めて下糸ボビンの交
換を忘れたことを認識するのである。
【0009】また、ミシンを停止させることにより下糸
ボビンの交換時期を報知する手段を備えたミシンの場合
は、下糸ボビンの交換を忘れることは無いが、一度ミシ
ンが停止されると下糸ボビンが交換されるまでミシンが
動作せず、少量の下糸が残っていて縫製を中断せずに済
む場合でも、その場で糸切りをして下糸ボビンを交換せ
ねばならなという問題があった。このようなミシンは、
連続した縫い目を必要とする部分には不適であり、縫製
物によってはやはり縫製を最初からやり直さなければな
らなかった。
【0010】また、従来のミシンは、ブザーを鳴動させ
ることにより下糸ボビンの交換時期を報知する手段か、
ミシンを停止させることにより下糸ボビンの交換時期を
報知する手段か、何れか一方の手段しか備えていなかっ
た。
【0011】このため、縫製時の作業環境によっては極
めて不都合なミシンとなっていた。例えばブザーを鳴動
により報知する手段を備えたミシンでは、上述したよう
に騒音の大きい縫製工場に不向きであり、一方、ミシン
を停止させて報知する手段を備えたミシンでは、静かな
作業環境ではミシンを停止させずともブザーの鳴動を十
分認識できるのに、しばしばミシンが停止されることに
より縫製の効率が低下するという不都合があった。
【0012】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、下糸ボビンの交換時期を確実に報
知することができるとともに、縫製途中での下糸ボビン
の交換を極力避けることのできる制御手段を備えたミシ
ンを提供することを課題としている。
【0013】また、本発明は縫製時の作業環境に合わせ
て、より最適に下糸ボビンの交換時期を報知することの
できるミシンを提供することを課題としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、操作により起動信号及び
停止信号をミシンに出力するミシンペダルを備え、下糸
を収納する下糸ボビンの糸量が所定量以下であることが
検出された場合に、ミシンを停止させるミシンにおい
て、前記停止後に、前記ミシンペダルの操作により停止
信号が出力された後再び起動信号が出力された場合に
は、前記下糸ボビンの糸量の状態に関わらず再びミシン
ペダルの操作によりミシンを起動させるとともに、前記
停止後に、糸切り信号が出力された場合は、再度前記起
動信号が出力されてもミシンの起動を禁止する制御手段
とを備えることを特徴としている。
【0015】請求項1の記載によれば、ミシンの動作に
より交換時期を報知するので騒音の大きい作業環境にあ
っても、より確実に作業者に確実に下糸ボビンの交換時
期を報知することができるとともに、縫製途中での下糸
ボビン交換を避けることができる。
【0016】請求項2に記載の発明は、操作により起動
信号及び停止信号をミシンに出力するミシンペダルと、
下糸を収納する下糸ボビンの糸量が所定量以下であるこ
とを検出する手段とを備えたミシンにおいて、前記検出
手段により前記糸量が所定量以下であることが検出され
た場合にミシンを停止させて報知する第1の手段と、前
記検出手段により前記糸量が所定量以下であることが検
出された場合にミシンを停止させずに音による報知をす
る第2の手段と、前記第1の手段を有効とするか前記第
2の手段を有効とするかを選択する選択手段とを備える
ことを特徴としている。
【0017】請求項2に記載の発明によれば、縫製時の
作業環境に合わせて、より最適に下糸ボビンの交換時期
を報知することが可能になる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の第
1の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本実施の形
態におけるミシン(図示せず)の制御ブロック図であ
る。ミシンペダル1には、作業者による踏み込み、踏み
返し、中立等の操作を検出して、ミシンの起動信号、糸
切り信号、停止信号、ミシンの回転速度指令信号等をC
PU2に対して出力するペダル位置検出器(図示せず)
が内蔵されている。
【0019】本実施の形態の制御手段を構成するCPU
2は、ミシンペダル1から起動信号が出力されると、各
種スイッチや表示を有する操作パネル3によって設定さ
れている設定情報に基づいて、モータドライバ4を介し
てモータ駆動信号をミシンモータ5に出力しミシンモー
タ5を回転させる。
【0020】ミシンモータ5には、モータ1回転につき
複数のパルス信号を出力して、回転速度を検出するモー
タエンコーダ6が設けられており、CPU2は、このエ
ンコーダ信号に基づいてミシンモータ5の回転速度の制
御を行う。
【0021】また、ミシンにはミシン針(図示せず)の
上下位置を検出するための針上下位置検出器7が設けら
れており、ミシン針の上位置、下位置に対応して、針上
信号、針下信号をCPU2に対して出力する。CPU2
は、この針上下位置信号に基づいて、縫製針数をカウン
トしたり、ミシンペダル1から停止信号が出力された場
合にミシン停止時の針停止位置が所定の位置になるよう
にミシンモータ5を制御したり、ミシンペダル1から糸
切り信号が出力された場合に糸切りソレノイド8を駆動
するための糸切り信号を糸切りソレノイドドライバ9に
出力するタイミングを決定したりしている。
【0022】さらに、CPU2には、ミシンやモータを
制御する制御プログラムや制御データが格納された記憶
手段としてのROM(不揮発性メモリ)10と、一時的
な記憶手段として用いられるRAM(揮発性メモリ)1
1が接続され、これらの両記憶手段に記憶された情報に
基づいて、CPU2は上述したミシンの各種制御を行っ
ている。
【0023】また、作業者に所定の報知が可能なように
ブザー12が設けられ、CPU2からの指令に基づいて
鳴動されるよう構成されている。
【0024】次に、図2に基づき本実施の形態の制御手
段について説明する。なお、下糸を収納する下糸ボビン
の糸量が所定量以下であることを検出する構成について
は、従来と同様であるので説明を省略する。
【0025】まず、ステップS1において、作業者によ
るミシンペダル1の踏み込み操作によりミシンペダル1
からミシンの起動信号が出力されたか否かが判定され
る。起動信号が出力されたと判定されると、ステップS
2においてCPU2によりモータドライバ3に対してモ
ータ駆動信号が出力されてモータ5が回転しミシンが起
動する。
【0026】続いて、ステップS3において下糸ボビン
の糸量が所定量以下であることが検出されたか否かが判
定され、所定量以下であると判定されると、ステップS
4に移行してCPU2によりモータドライバ4に対して
モータ停止信号が出力され、ミシンが停止される。ここ
で作業者は、ペダル踏み込み中にミシンが停止されるこ
とにより下糸ボビンの糸量が残り少ないことを認識す
る。なお、このときミシンの停止とともに操作パネル3
の所定の表示手段に下糸ボビンの糸量が所定値以下にな
ったことを示す表示を行ったり、ブザー12を所定時間
鳴動させるように構成しても良い。
【0027】次に、ステップS5において、作業者によ
るミシンペダル1の中立操作によりミシンペダル1から
停止信号が出力されるのを待ち、停止信号が出力された
ら、ステップS6で作業者により再度ミシンペダル1が
踏み込まれてミシンの起動信号が出力されたか否かが判
定される。
【0028】そして、ステップS6において、起動信号
が出力されたと判定された場合は、ステップS7でミシ
ンが起動され、ステップS8でミシンペダル1が中立操
作されて停止信号が出力されたか否かが判定される。
【0029】上記ステップS5〜S7の処理により、作
業者はミシンが一時停止されたあとミシンペダル1を一
度中立に戻して再度踏み込むことにより、糸を切らずに
停止された位置から継続して縫製をすることができる。
【0030】ステップS8で否定すなわちミシンペダル
1が中立操作されないと判定がなされた場合は、ステッ
プS10に移行して作業者によりミシンペダル1が踏み
返し操作されてミシンペダル1より糸切り信号が出力さ
れたか否かが判定される。
【0031】一方、ステップS6でミシンペダル1より
起動信号が出力されないと判定された場合は、そのまま
ステップS10に移行する。この処理により、作業者が
ミシン停止後一度ペダルを中立に戻した後(ステップS
5)、ミシンペダル1を踏み込まずにミシンペダル1を
踏み返して直接糸切りを行った場合も、ミシンペダル1
を踏み込んでから糸切りを行った場合と同様に、ステッ
プS10移行の処理が行われる。
【0032】また、ステップS8で肯定すなわちミシン
ペダル1が中立操作されたと判定された場合は、ステッ
プS9でミシンが停止され、ステップS6に戻り再度ミ
シンペダル1が踏み込まれたか否かが判定される。
【0033】そして、ステップS10において、糸切り
信号が出力されたと判定された場合はステップS11に
おいて、CPU2より糸切りソレノイドドライバ9に対
して糸切り信号が出力され糸切りソレノイド8が駆動さ
れて糸切りが行われ、糸切り後ミシンが停止される。一
方、ステップS10で糸切り信号が出力されないと判定
された場合は、ステップS6に戻る。
【0034】以上ステップS5〜S10において、作業
者は、ミシン停止後、一度ペダルを中立に戻して(ステ
ップS5)再度の踏み込み操作を行って(ステップS
6)所定の縫製位置までの縫製を行い(ステップS6〜
S9)、ミシンペダル1の踏み返し操作(ステップS1
0)により糸切りを行う。
【0035】ステップS11で糸切りが行われると、ス
テップS12に移行して、下糸ボビンが交換されたか否
かの判定が行われる。この判定は、例えば、操作パネル
3の所定のスイッチが操作されたか否かを判定すること
により行われ、作業者は下糸ボビン交換後を操作パネル
を操作して下糸ボビンの交換が終了したことをCPU2
に認識させる。
【0036】なお、このステップS12の判定は、上記
に限定されず、例えば、下糸ボビンの着脱を検出する着
脱検出手段を設けて、下糸ボビンの糸量が所定量以下で
あることが検出された後、この着脱検出手段により下糸
ボビンの着脱が検出されたか否かを判定するように構成
しても良い。
【0037】ステップS12で、肯定すなわち下糸ボビ
ンの交換が終了したと判定された場合は、再びステップ
S1に移行し、以後同様の処理が繰り返される。
【0038】一方、ステップS12で否定すなわち下糸
ボビンの交換がまだ終了していない場合、ステップS1
3に移行し、ミシンペダル1から起動信号が出力された
か否かが判定される。そして、起動信号が出力された場
合は、ミシンの起動を禁止するとともに、ステップS1
4で操作パネル3に所定の表示を行う、あるいはブザー
12を所定回数鳴動させるなどにより、ミシンが起動し
ない原因が下糸ボビンが交換されないことにあることを
報知してステップS12に戻る。また起動信号が出力さ
れない場合もステップS12に戻る。
【0039】このステップS12の処理により、下糸ボ
ビンが交換されないと判定されている限りミシンは起動
されないことになり、作業者は確実に下糸ボビンの交換
時期を知ることができる。なお、ステップS13で起動
信号が出力されたと判定された場合、上記ステップS1
4のようにミシンが起動しない原因が下糸ボビンが交換
されないことにあることを報知するようにすれば、より
効果的である。
【0040】また、ステップS3で下糸ボビンの下糸の
量が所定量以下でないと判定された場合は、ステップS
15〜S18においてミシンペダル1の操作によるミシ
ンの起動、停止、糸切りなどの周知の通常の制御が行わ
れてステップS1に戻る。
【0041】次に、図1及び図3に基づいて本発明の第
2の実施の形態について説明する。本実施の形態の構成
は、図1に示す第1の実施の形態の構成に加えて、下糸
ボビンの糸量が所定量以下であることが検出された場合
に、ミシンを停止させて報知するか、ミシンを停止させ
ずに音による報知をするかを選択する選択スイッチ13
(選択手段)が設けられ、CPU12によって図3のフ
ローチャートに示す制御が実行されるよう構成されてい
る。
【0042】電源が投入されると、図3のステップS2
1において、下糸ボビンの糸量が所定量以下であること
が検出された場合にミシンを停止させて報知する第1手
段を有効とするか、下糸ボビンの糸量が所定量以下であ
ることが検出された場合にミシンを停止させずに音によ
る報知をする第2手段を有効とするか、の何れが有効に
選択されているかが選択スイッチ13の選択状態によっ
て判断される。
【0043】ステップS21で第1手段が有効であると
判断された場合は、下糸ボビンの糸量が所定量以下であ
ることをミシンを停止することによって報知する制御が
実行される。この制御は、例えば第1の実施の形態で説
明した図2に示すフローチャートに基づいて処理が実行
される。なお、この場合、図2のステップS6〜S14
に示すミシン停止後の制御は図2の例に限定されず自由
に変形可能である。例えばステップS13で起動信号が
出力された場合にミシンが起動されないが、起動される
ように構成しても良い。
【0044】また、ステップS21において、第1手段
が有効でないと判定された場合は、ステップS23以下
に示す第2手段が実行される。
【0045】まず、ステップS23において、作業者に
よるペダル踏み込み操作によりミシンペダル1からミシ
ンの起動信号が出力されたか否かが判定される。起動信
号が出力されたと判定されると、ステップS24におい
てミシンが起動される。
【0046】続いて、ステップS25において下糸ボビ
ンの糸量が所定量以下であることが検出されたか否かが
判定され、所定量以下であると判定されると、ステップ
S26に移行して音による報知をする手段として設けら
れているブザー12が所定時間鳴動される。ここで作業
者は、ブザー12の鳴動を聞きボビンの糸量が残り少な
いことを認識する。また、ステップS25で下糸ボビン
の糸量が所定量以下でないと判定された場合は、ブザー
12を鳴動させずにそのままステップS27に移行す
る。
【0047】次に、ステップS27〜S30において、
ミシンペダル1の操作によるミシンの起動、停止、糸切
りなどの周知の通常の制御が行われてステップS23に
戻る。
【0048】本実施の形態は以上のように、下糸ボビン
の糸量が所定量以下であることが判定された場合に、作
業者に報知する手段をミシン停止よって報知するか、ミ
シンを停止させずに報知するかを選択スイッチ13によ
って選択できるように構成されており、作業者は何れの
報知手段を有効とするか、縫製時の作業環境に合わせて
選択することができる。
【0049】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
ず、具体的な構成、その他について適宜変更可能であ
る。
【0050】例えば、下糸ボビンの糸量が所定量以下で
あることを検出する手段または構成は、本発明において
は、下糸が一杯に巻かれた状態の下糸ボビンで縫製でき
るミシンの回転量と、積算された回転量とを比較して検
出する構成としているが、この構成以外に、下糸ボビン
に開口部を設けておきその開口部に所定のタイミングで
検出棒を挿入してその挿入深度を検出して下糸の量を検
出する構成のものや、ミシンの回転速度と下糸ボビンの
回転速度を検出しその回転速度とを比較して下糸の量を
検出する構成のもの等が知られているが、本発明はこれ
らの構成には関わりなく適用可能である。
【0051】
【発明の効果】請求項1の記載によれば、ミシンの動作
により交換時期を報知するので騒音の大きい作業環境に
あっても、より確実に作業者に確実に下糸ボビンの交換
時期を報知することができるとともに、糸切り後に作業
者が下糸ボビンの交換を忘れてミシンを起動させても、
ミシンの起動が禁止されて下糸ボビンの交換が再度報知
されるので、さらに確実に作業者に下糸ボビンの交換を
報知することができ、縫製途中での下糸ボビン交換を避
けることができる。
【0052】請求項2に記載の発明によれば、騒音の大
きい作業環境では確実性を重視してミシンを停止させて
下糸ボビンの交換時期を報知するとともに、静かな作業
環境では、縫製の効率を重視してミシンを停止させずに
音により下糸ボビンの交換時期を報知することができる
ので、縫製時の作業環境に合わせて、より最適に下糸ボ
ビンの交換時期を報知することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のミシンの制御ブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の制御の流れを示す
フローチャートである。
【図3】本発明の第2の実施の形態の制御の流れを示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 ミシンペダル 2 CPU 3 操作パネル 4 モータドライバ 5 ミシンモータ 6 モータエンコーダ 7 針上下位置検出器 8 糸切りソレノイド 9 糸切りソレノイドドライバ 10 ROM 11 RAM 12 ブザー 13 選択スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B150 AA01 CE09 CE27 GD14 GD22 JA02 LA53 LA56 LA82 LA84 LA88 LB01 LB03 MA15 NA48 NA52 NA67 NA71 NA80 NB18 NC02 QA06 QA07

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作により起動信号及び停止信号をミシン
    に出力するミシンペダルを備え、 下糸を収納する下糸ボビンの糸量が所定量以下であるこ
    とが検出された場合に、ミシンを停止させるミシンにお
    いて、 前記停止後に、前記ミシンペダルの操作により停止信号
    が出力された後再び起動信号が出力された場合には、前
    記下糸ボビンの糸量の状態に関わらず再びミシンペダル
    の操作によりミシンを起動させるとともに、 前記停止後に、糸切り信号が出力された場合は、再度前
    記起動信号が出力されてもミシンの起動を禁止する制御
    手段とを備えることを特徴とするミシン。
  2. 【請求項2】操作により起動信号及び停止信号をミシン
    に出力するミシンペダルと、 下糸を収納する下糸ボビンの糸量が所定量以下であるこ
    とを検出する手段とを備えたミシンにおいて、 前記検出手段により前記糸量が所定量以下であることが
    検出された場合にミシンを停止させて報知する第1の手
    段と、 前記検出手段により前記糸量が所定量以下であることが
    検出された場合にミシンを停止させずに音による報知を
    する第2の手段と、 前記第1の手段を有効とするか前記第2の手段を有効と
    するかを選択する選択手段とを備えることを特徴とする
    ミシン。
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