JP3478848B2 - コントローラの自動運転機能を備えたミシン - Google Patents

コントローラの自動運転機能を備えたミシン

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ミシンのコントローラ
の制御にかかわり、特にコントローラ操作中の速度を制
御して、能率化と安全性を備えたコントローラの自動運
転機能を備えたミシンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、モータ駆動のミシンにおける速度
制御は、指定速度を定めて駆動・停止させるタイプのも
のと、フット式のコントローラと呼ばれる足踏み操作に
よりミシンモータの速度を加速、減速させるタイプのも
のが存在している。
【0003】一般に、縫製物の縫いにおいて、単に直線
を縫うというものでなく、カーブの個所や短い部分を縫
うことが多いため、頻繁に手操作を要求されることが多
い。
【0004】この点で足踏み操作でのコントローラによ
る縫製作業では、手を開放し、両手による縫い操作を可
能としつつ、複雑な部分等の細かい箇所でも、その速度
を自由に変更させ、その縫製箇所に最適の速度で足踏み
の加減で調節していた。これによって優れた縫製作業が
できるものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そのような優れた縫製
作業ができるコントローラによる操作も、縫製物によっ
ては、例えばカーテン、テーブルセンターなどの比較的
長い距離を縫うものでは、縫う間中、コントローラを踏
み続けなければならないものである。この点では、指定
速度を定めて、手,指でON/OFFさせるタイプのも
のが有利であった。また、近年自動刺しゅうモードでミ
シンによる刺しゅう縫いをするミシンが普及している
が、これらは比較的多くの針数のものであり、その一模
様を完成させるために数分から十数分もコントローラを
操作しなければならなかった。このように、直線部分が
続く場合など、略同じ速度で長い時間縫うときには、コ
ントローラを踏み続けなければならなかった。
【0006】さらに前記の長い距離を縫うものでもその
距離に続いて短い部分を縫製するためにすぐまたコント
ローラの操作を行ないたいという要求がある。
【0007】 そこで、発明者は、前記課題を解決すべ
く、鋭意,研究を重ねた結果、その発明を、操作力によ
って変位して操作力を解除することで自動復帰し、変位
した操作量を電気信号に変換するコントローラと、該コ
ントローラの電気信号にてミシンモータを駆動させる駆
動回路とにより速度制御するミシンにおいて、前記コン
トローラ操作中に操作された直後の速度を自己保持する
自動運転を始動させるための始動手段と、該始動手段の
始動信号に基づいて運転中のミシンモータの速度を検出
する速度検出手段と、該速度検出手段で検出した速度を
記憶する速度記憶手段と、該速度記憶手段に記憶された
速度を維持する自動運転中に該自動運転中のコントロー
ラの操作による電気信号を解除信号とし、自動運転を解
除してコントローラの速度制御信号に基づいてミシンモ
ータを駆動させる運転とする解除手段とを備えてなるコ
ントローラの自動運転機能を備えたミシンとしたことに
より、前記課題を解決したものである。
【0008】
【実施例】次に本発明の実施例を図面基づいて詳細に説
明すると、図3は本発明の略示図である。そのミシン
は、図3及び図1に示すように、予めコンピュータプロ
グラムが組み込まれ、中央処理装置(CPU)2を含む
制御装置により種々の刺しゅう縫いが可能に構成され、
通常縫い及び刺しゅう縫いが可能な複合刺しゅうミシン
や、刺しゅう縫いのみが可能な刺しゅうミシンが含まれ
る。
【0009】ミシン機枠1には、各種内蔵模様を選択す
るための模様選択キー3aを備えた模様選択手段3が配
設されている。ミシン機枠1内には公知の駆動モータと
してのミシンモータ4が内蔵されている。
【0010】コントローラ5は、ミシンモータ4の速度
を制御する足踏み式として構成されている。そのコント
ローラ5には、操作量を電気信号に変換する変換手段5
aが内蔵されている。
【0011】駆動回路6は、コントローラ5の速度制御
信号に基づいてミシンモータ4を駆動させるように構成
されている。
【0012】速度検出手段7は、ミシンモータ4の速度
(回転数)又は該速度に応じた電流値(電流量)を検出
するように構成され、前記中央処理装置(CPU)2に
接続されている。
【0013】速度記憶手段8(回転数を記憶する手段で
あったり、或いは電流量を記憶する手段である。)は、
自動運転が始動された直後の自動運転速度を記憶する手
段であり、ミシンモータ4を任意の速度で自動運転させ
るためにミシン機枠1に内蔵されている。
【0014】自動運転指令手段9は、自動運転されて記
憶された速度を指令するためのものであり、中央処理装
置(CPU)2に接続されている。
【0015】その自動運転しているときに速度検出手段
7にて検出した自動運転速度と、自動運転されたときに
速度記憶手段8に記憶された記憶速度とが比較され、両
者が同じ速度である場合のみ自動運転指令手段9にて判
断されて自動運転が続けられるように構成されている。
すなわち、自動運転速度が記憶速度と一致するように構
成されている。これは、何等かの原因にて、自動運転速
度が変化した場合でもその記憶された自動運転速度を保
持するためのものであり、帰還回路が構成されている。
【0016】このような動作をする速度検出手段7と速
度記憶手段8と自動運転指令手段9とで自動運転が自己
保持される。この構成では、自動運転速度を正確且つ安
全にできる。
【0017】また、自動運転が始動された直後に、速度
記憶手段8にて記憶された自動運転速度を、自動運転指
令手段9にて一定の出力として保持する構成とすること
もあり、その速度記憶手段8と自動運転指令手段9とで
自動運転が自己保持されることもある。
【0018】始動操作手段10は、ミシンモータ4を任
意の所定速度で自動運転させるためにスタートするため
のものであり、前記ミシン機枠1の適宜の箇所(例え
ば、ミシン機枠1の顎部1a箇所等)に設けられてい
る。
【0019】解除手段11は、ミシンモータ4の自動運
転を解除し、通常の運転に変更する手段である。すなわ
ち、自動運転指令後にコントローラ5の指令時の操作量
を越える電気信号を自動運転の解除信号とし、自動運転
を解除して通常の運転にする手段であり、前記中央処理
装置(CPU)2に接続されている。
【0020】具体的には、自動運転された後に、前記速
度記憶手段8にて記憶された記憶速度よりも、現時点で
操作している速度(操作量)を超える場合には、中央処
理装置(CPU)2に設けた速度比較手段12にて自動
運転を解除し、通常の運転に変更する手段である。その
解除手段11はコントローラ5の踏込み操作にて動作す
るように構成されている。
【0021】その解除の際に、踏込み量を急に増加させ
ると、ミシンモータ4の回転を増加させることとなるた
め、増加量を軽減する適宜の速度安全手段を設けること
もある。
【0022】また、非常停止の場合には、ミシン機枠1
の顎部1a箇所に設けた停止スイッチ13にて操作す
る。該停止スイッチ13と前記始動操作手段10とを同
一のボタンで操作可能にすることもある。
【0023】次に、その作用について図2に示すフロー
チャートに基づいて説明すると、まず、電源を入れて、
ミシン運転をONとし(S1参照)、コントローラ5を
操作し(S2参照)、ミシンモータ4を駆動させる(S
3参照)。そして、自動運転を行うか否かを検討し、自
動運転を行いたい場合には、始動操作手段10を操作し
てミシンモータ4を任意の所定速度で自動運転させる
(S4参照)。これによって、通常縫い又は刺しゅう縫
い等を自動的に所定速度にてできる。すなわち、所謂、
オートクルーズ操作ができる。
【0024】このときに、その自動運転中のミシンモー
タ4の速度(回転数)又は該速度に応じた電流値(電流
量)を記憶する(S5参照)。さらには、そのミシンモ
ータ4の速度(回転数)又は該速度に応じた電流値(電
流量)を検出し(S6参照)、運転速度が記憶速度と同
じである場合には自動運転が続けられる(S7参照)。
すなわち、運転速度が記憶速度と一致するように帰還す
るようにしている。
【0025】次に、コントローラ5をさらに踏み込んで
(S8参照)、ミシン操作者が記憶された速度での自動
運転の速度よりも速い速度になるように前記解除手段1
1を操作したときには(S9参照)、ミシンモータ4の
自動運転を解除し、通常の運転に変更する(S10参
照)。そして、運転終了するか否かを検討し(S11参
照)、終了したい場合には、運転を終了する。
【0026】また、ミシン操作者が記憶された速度での
自動運転の速度よりも遅い速度で前記解除手段11を操
作したときには(S9参照)、自動運転は解消されず、
再び自動運転速度検出するように帰還される(S6参
照)。
【0027】これらの操作の一部又は全部を繰り返して
ミシン縫製作業を完了するものである。勿論、自動運転
を行わない場合もある。
【0028】 請求項1の発明においては、第1に同じ
速度で長い時間を縫う場合や、種々の場合に対応して極
めて能率的な縫製作業ができ、第2に自動運転の始動を
ミシン機枠1箇所で行い始動・解除を目視しつつ安全且
つ確実にできるし、自動運転の解除は踏込みにて極めて
操作しやすく、しかも能率的に操作できる等の効果を奏
する。
【0029】これらの効果を詳述すると、近年自動刺し
ゅうモードでミシンによる刺しゅう縫いをするミシンが
普及しているが、これらは比較的多くの針数のものであ
り、その一模様を完成させるために数分から十数分もコ
ントローラを踏み続けなければならなかった場合や、直
線部分が続く場合など、略同じ速度で長い時間縫う場合
があったが、本発明では、自動運転を始動させるための
始動操作手段10を備えているために、手又は足による
操作はしなくとも、一定の運転速度で自動運転としての
縫製作業ができ、従来のように、コントローラを踏み続
けなければならない面倒な点をなくし、極めて能率的な
縫製作業ができる。ひいては、作業者の疲労度を最小限
度にできる利点もある。
【0030】また、縫製によっては、前記のように長い
距離を縫うものでも、その距離に続いて短い部分を縫製
するために直ぐまたコントローラ5を自動運転にした
り、手作業したい場合が存在するが、本発明では、始動
操作手段10で自動運転を行った後に、手動にしたい場
合には、ミシンモータ4の自動運転を解除して通常の運
転にする解除手段11を設けてあるため、直ちに自動を
解除でき、その短い部分を縫製し、次いで長い場合に
は、再び、自動運転にて縫製でき、このような場合で
も、極めて能率的な縫製作業ができる効果がある。
【0031】また、自動運転を始動させるための始動操
作手段10はミシン機枠1に備えているため、その始動
操作は目視しつつ安全且つ確実に操作できるし、また、
ミシンモータ4の自動運転を解除して通常の運転にする
解除手段11はコントローラ5の操作にて動作するよう
に備えているため、急に、解除したい場合には、コント
ローラ5の踏込みにて極めて操作しやすく、しかも能率
的に操作できる利点がある。
【0032】次に、顎部1aに始動操作手段10を設け
てあると、極めて操作しやすくできる利点がある。
【0033】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブロック図
【図2】本発明のフローチャート図
【図3】本発明の略示図
【符号の説明】
1…ミシン機枠 1a…顎部 2…中央処理装置 4…ミシンモータ 5…コントローラ 5a…変換手段 6…駆動回路 7…速度検出手段 8…速度記憶手段 9…自動運転指令手段 10…始動操作手段 11…解除手段 12…速度比較手段
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−136210(JP,A) 特開 昭52−114912(JP,A) 特開 平4−99588(JP,A) 特開 昭60−126192(JP,A) 特開 昭57−206289(JP,A) 特開 昭54−56552(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D05B 1/00 - 97/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作力によって変位して操作力を解除す
    ることで自動復帰し、変位した操作量を電気信号に変換
    するコントローラと、該コントローラの電気信号にてミ
    シンモータを駆動させる駆動回路とにより速度制御する
    ミシンにおいて、前記コントローラ操作中に操作された
    直後の速度を自己保持する自動運転を始動させるための
    始動手段と、該始動手段の始動信号に基づいて運転中の
    ミシンモータの速度を検出する速度検出手段と、該速度
    検出手段で検出した速度を記憶する速度記憶手段と、該
    速度記憶手段に記憶された速度を維持する自動運転中に
    該自動運転中のコントローラの操作による電気信号を解
    除信号とし、自動運転を解除してコントローラの速度制
    御信号に基づいてミシンモータを駆動させる運転とする
    解除手段とを備えてなることを特徴とするコントローラ
    の自動運転機能を備えたミシン。
  2. 【請求項2】 操作力によって変位して操作力を解除す
    ることで自動復帰し、変位した操作量を電気信号に変換
    するコントローラと、該コントローラの電気信号にてミ
    シンモータを駆動させる駆動回路とにより速度制御する
    ミシンにおいて、前記コントローラ操作中に操作された
    直後の速度を自己保持する自動運転を始動させるための
    始動操作手段と、該始動操作手段の始動信号に基づいて
    運転中のミシンモータの速度を検出する速度検出手段
    と、該速度検出手段で検出した速度を記憶する速度記憶
    手段と、該速度記憶手段に記憶された速度を維持する自
    動運転中に該自動運転中のコントローラの操作による電
    気信号を解除信号とし、自動運転を解除してコントロー
    ラの速度制御信号に基づいてミシンモータを駆動させる
    運転とする解除手段とを備えてなることを特徴とするコ
    ントローラの自動運転機能を備えたミシン。
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