JPH0523471A - ミシンの下糸残量検出装置 - Google Patents

ミシンの下糸残量検出装置

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JPH0523471A
JPH0523471A JP18118791A JP18118791A JPH0523471A JP H0523471 A JPH0523471 A JP H0523471A JP 18118791 A JP18118791 A JP 18118791A JP 18118791 A JP18118791 A JP 18118791A JP H0523471 A JPH0523471 A JP H0523471A
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JP
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bobbin
bobbin thread
thread
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remaining amount
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JP18118791A
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Inventor
Tomoyuki Fujita
知之 藤田
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Brother Industries Ltd
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05DINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES D05B AND D05C, RELATING TO SEWING, EMBROIDERING AND TUFTING
    • D05D2205/00Interface between the operator and the machine
    • D05D2205/12Machine to the operator; Alarms
    • D05D2205/16Display arrangements

Abstract

(57)【要約】 【目的】 実際の縫製可能な長さの下糸残り長さが判断
でき、縫製途中で下糸がなくなったり、多めの下糸残量
でボビン交換するといったことを防ぐ。 【構成】 正逆両方向に巻回されたボビン3が正方向か
ら逆方向に回転したことを制御装置103が判断すると
(S5)、制御装置103は逆方向に巻回された実際の
下糸残り長さを下糸残量表示装置111に表示させる
(S6)。そして、制御装置103は、エンコーダ12
7により送り歯の送りが終了したか否かを判別し、終了
した場合はポテンションメータ129からの縫いピッチ
信号に基づいて1針毎の下糸消費長さを減算し、その結
果をセグメント表示器117に数字表示させる(S
7)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボビンに巻回された下
糸の残量を検出するミシンの下糸残量検出装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の下糸残量検出装置として
は、例えば実開昭59ー90773号公報に記載された
ものがあり、その概略構成を以下に説明する。
【0003】即ち、釜部を挟んだ一側にボビンケース内
に検出光を投光する発光素子を設け、そのボビンケース
及び釜部に形成されたスリットを通過した検出光を検知
する複数の受光素子を、釜部を挟んだ他側においてボビ
ン軸近傍からボビン外周縁に向かって配列し、各受光素
子に対応して受光素子の検出光の受光を表示する表示素
子をそれぞれ設け、ボビンに巻かれた下糸の巻量の減少
によりボビン外周縁側の受光素子からボビン軸側の受光
素子へと光が到達して、各受光素子が光を検知すると対
応する表示素子が順次、検出光の受光を表示するように
したものが開示されている。
【0004】また、例えば特開昭52ー4354号公報
に記載されている様なものもあり、その概略構成を以下
に説明する。
【0005】ボビンには磁石が設置されており、下糸巻
時には、ボビンに巻回される下糸量が糸巻装置に設けら
れた磁気センサによってボビンの1回転が検出される。
そして、縫製前に作業者が下糸指定残量設定部を操作し
て希望の下糸残量のボビン回転数を設定しておく。縫製
時には、釜部近傍に設けられた磁気センサによってボビ
ンの回転が検出され、前記下糸巻量のボビン回転数をボ
ビンの1回転毎に1ずつ減算し、下糸指定残量摘出部に
より下糸残量のボビン回転数が設定された希望のボビン
回転数に達したとき信号を発信して、表示ランプを点灯
させたり、警報を発しさせたりする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開昭
59ー90773号では、下糸残量はボビンに巻回され
た下糸の厚さ(ボビン軸からの距離)で検出されて、そ
の厚さに応じて表示素子が点灯されるように構成されて
いるが、下糸太さの大小により同じ巻厚でも巻回された
下糸長さが異なるため、厚さ検出時にどの程度の長さの
縫製が可能か判断できない。また、特開昭52ー435
4号では、下糸残量はボビンに巻回されている下糸のボ
ビン回転数で検出されて、所定の下糸残りボビン回転数
に達したとき表示ランプが点灯されるように構成されて
いるのが、ボビンに巻回された下糸の巻厚が異なるとボ
ビン1回転で巻かれている下糸長さが異なるため、所定
のボビン回転数のときにどの程度の長さの下糸が残って
いるか不明である。以上のように、作業者は下糸残量が
小量になったことは判断できるが、実際にどの程度の長
さの縫製が可能か判断できないので、縫製途中で下糸が
なくなったり、多めの下糸残量でボビン交換してしまう
といった問題があった。
【0007】そこで本発明は、上述した問題点を解決す
るためになされたものであり、実際の縫製可能な長さの
下糸残り長さが判断できて、縫製途中で下糸がなくなっ
たり、多めの下糸残量でボビン交換するといったことが
ないミシンの下糸残量検出装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のミシンの下糸残量検出装置は、ボビンに巻回
されている下糸の長さを設定する下糸長さ設定手段と、
縫製による下糸の消費長さを演算する下糸消費長さ演算
手段と、前記下糸長さ設定手段により設定された下糸長
さから前記下糸消費長さ演算手段により演算された下糸
消費長さを減算して実際の下糸残り長さを数字表示する
表示手段とを備えている。
【0009】
【作用】上記の構成を有する本発明のミシンの下糸残量
検出装置では、下糸長さ設定手段がボビンに巻回されて
いる下糸の長さを設定し、下糸消費長さ演算手段が縫製
による下糸の消費長さを演算する。そして、表示手段が
前記下糸長さ設定手段により設定された下糸長さから前
記下糸消費長さ演算手段により演算された下糸消費長さ
を減算して実際の下糸残り長さを数字表示する。
【0010】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
【0011】図8に示す様に、糸巻き装置1は、ミシン
7のはずみ車9側のミシンテーブル11に糸巻き台13
を介して固定され、糸巻き調子ざら15によって所定の
張力に調節された下糸5をボビン3に巻回するものであ
り、図示しないモータの駆動力をはずみ車9へ伝達する
Vベルト17から、糸巻き車19を介して駆動力が伝達
される。
【0012】糸巻き車19は、ボビン3を装着可能な糸
巻き軸21と一体に形成されると共に、周知のトグルリ
ンク機構23によってVベルト17に当接する回転位置
とVベルト17に当接しない退避位置との間を移動可能
に支承されている。ここでトグルリンク機構23は、ボ
ビン押え25を固定したリンク板27がリンク板29に
対して一直線に配置されたとき、即ちリンク板27とリ
ンク板29とがVベルト17に対して垂直に配設された
とき、糸巻き車19を回転位置に移動させ、ボビン押え
25がボビン3に巻回された下糸5によって所定量押し
戻されたとき、円筒コイルバネ31の付勢力によって糸
巻き車19を退避位置に移動させるものである。
【0013】次に図9に示す様にボビン3は、下糸5が
巻回される中空軸部33と中空軸部33の両端に設けた
一対の鍔部35とを備えている。また、中空軸部33の
外周には下糸5の巻初め部分を折り返すための突起37
が形成されている。更に、糸巻き台13には、突起37
にて折り返された下糸5の先端部分と下糸5の糸巻き調
子ざら15より送られる部分とが絡み合わないように隔
離する隔離板39と、下糸5の先端部分を糸巻き調子ざ
ら15より送られる部分と共に中空に保持する保持板4
1とが支持部材43によって支持されている。
【0014】図10に示す様に隔離板39は、糸巻き台
13表面に垂直に立設された支持部材43の隔離板支持
部45に図中右方向に回動自在に支持されている。尚隔
離板39は、隔離板支持部45先端から立設された係止
片47に係止されて図中左方向へは回動不能に設けられ
ている。
【0015】一方保持板41は、支持部材43の糸巻き
台13表面に垂直に立設された保持板支持部49に回動
自在に支持されると共に、円筒コイルバネ55により、
保持板支持部49の先端から水平方向に突設された保持
板受け板57表面に圧設され、この間で下糸5を保持し
ている。
【0016】この様に構成された糸巻き装置1では、先
づボビン3に下糸5が、先端から所望の長さ離れた所で
突起37にて折り返して装着される。そして、このボビ
ン3を糸巻き軸21に装着し、下糸5の糸巻き調子ざら
15より送られる部分と下糸5の先端部分とを、隔離板
39の両側に配設すると共に保持板41と保持板受け板
57との間に挟み込むことにより、糸巻き装置1にボビ
ン3及び下糸5が装着される。続いてモータを駆動した
後、リンク機構23を操作して糸巻き車19を回転位置
に移動させれば、ボビン3に下糸5が巻回される。
【0017】即ち、こうすることによって、Vベルト1
7の駆動力を、糸巻き車19を介してボビン3に伝達
し、ボビン3の突起37の両側に振り分けられた下糸5
を同時に巻回することができる。ここで、下糸5の先端
は突起37で折り返されているので、ボビン3にはこの
部分を糸巻き調子ざら15より送られるその他の部分と
は逆方向に巻回することができる。また、下糸5の巻回
開始時には下糸5の先端部分が保持板41と保持板受け
板57との間に挟持されているので、下糸5が突起37
から外れてボビン3に巻回されないのを防止することも
できる。更にまた、ボビン3に下糸5の先端部分を巻き
取った後は、下糸5がボビン3に巻回されていって下糸
が左右に誘導されて隔離板39を押すことにより隔離板
39が倒れるので、下糸5の糸巻き調子ざら15より送
られて来る部分をボビン3の中空軸部33全体に均一に
巻回することができる。
【0018】周知のようにミシン7のベッド61内に
は、針板63を貫通して上下動可能な針65との協働に
より上糸67の糸輪を捉えて、図示しない加工布に本縫
い縫目を形成するための釜部69が配設されている。釜
部69は、針65の上下動に同期して回転可能な外釜7
1を備え、外釜71内には内釜73が静止状態で保持さ
れる。また、内釜73の収容部75には、ボビンケース
79が着脱可能に位置決め装着される。このボビンケー
ス79の側壁部には窓部77が貫通穿設されており、そ
の側壁部の内壁から突出された中空の支持軸81には、
回転方向表示板83が回動自在に支承されており、この
回転方向表示板83を挟んでボビン3が着脱可能且つ回
転可能に装着される。
【0019】回転方向表示板83は、皿状に形成された
イタバネ部が設けられており、ボビンケース79と回転
表示板83とが係合して回転表示板83のイタバネ部が
ボビン3の鍔部35を内釜73の側部に付勢するように
配設されている。また、回転方向表示板83の下端に
は、図6及び図7に示す様に、ボビンケース79側面に
穿設した係合穴85と係合して、回転方向表示板83の
回転を規制する係止片87が突設されている。また図に
示す様に回転方向表示板83のボビンケース79側表面
の前に、窓部77から露出し得る部分には、二つの着色
部89が非着色部を挟んで形成されている。この着色部
89の各々と非着色部の回転方向に沿う幅寸法は、前記
窓部77の半分に設定されている。
【0020】この様に構成された回転方向表示板83
は、ボビン3の回転に伴ってその回転方向に係合穴85
の幅の範囲で回動し、これによって窓部77から見える
着色部89の状態が次のように変化する。
【0021】即ち、図6に示す様にボビン3が矢印Aの
方向に回転しているときには、回転方向表示板83も矢
印Aの方向に回動するので、着色部89は窓部77の向
かって左側に現れ、逆に図7に示す様にボビン3が矢印
Bの方向に回転しているときには、回転方向表示板83
も矢印Bの方向に回転するので、着色部89は窓部77
の向かって右側に現れる。
【0022】そこで本実施例の下糸残量検出装置59で
は、窓部77の両端に現れる着色部89の状態を観測す
ることによりボビンの回転方向を検出し、これに基づい
て下糸5の残量の減少を検出している。
【0023】即ち図4及び図5に示す様に、本実施例の
下糸残量検出装置59は、ベット61裏面にビス91に
より取り付けられた支持体93を介して、ボビンケース
79前記窓部77の両端と対向する位置に夫々固定され
た、左右一対の発光素子95、97と、同じく窓部77
両端と対向する位置に固定され、各発光素子95、97
から照射されて回転方向表示板83により反射された反
射光を個々に受光する左右一対の受光素子99、101
と、受光素子99、101の検出信号が入力され、これ
に基づいてボビン3の回転方向を判別し、下糸5の残量
の減少を検出する、回転方向検出手段,残量減少検出手
段としての制御装置103と、実際の下糸残り長さを表
示する下糸残量表示装置111とを備えている。
【0024】その下糸残量表示装置111はミシンアー
ム部の作業者側に設けられている。図3に示すように、
下糸残量表示装置111には、ボビン3に逆方向に巻回
された実際の下糸長さを設定するキースイッチ115
と、ボビン3が逆回転したことが検知されると、キース
イッチ115により設定された実際の下糸長さを表示す
るセグメント表示器117と、下糸残り長さをリセット
するリセットスイッチ119とが設けられている。
【0025】発光素子95及び受光素子99は先端に光
透過部を有するケース105に、発光素子97及び受光
素子101は同じく先端に光透過部を有するケース10
7に、夫々覆われている。また各素子95、97、9
9、101の先端には、レンズが一体に設けられてい
る。
【0026】図1に示すように、本実施例のミシンは、
マイクロプロセッサ(CPU)を基礎とする制御装置1
03を備えている。この制御装置103には、その入力
側にモータ123の起動・停止及び回転速度を指令する
足踏みペダル125、キースイッチ115、リセットス
イッチ119、受光素子99,101、針65を下端に
支持した針棒を上下動させる主軸の回転角度を検出する
エンコーダ127、縫製される加工布の送りピッチを検
出するポテンションメータ129がそれぞれ接続されて
いる。更に、その出力側には、発光素子95,97、表
示回路135を介してセグメント表示器117及び駆動
回路137を介してミシンモータ123とがそれぞれ接
続されている。
【0027】そして、制御装置はROM131に格納さ
れたプログラムに従い、足踏みペダル125、キースイ
ッチ115、リセットスイッチ119、受光素子99,
101、エンコーダ127、ポテンショウンメータ12
9、キースイッチ115により設定された下糸長さを記
憶するRAM133からのそれぞれの信号により発光素
子95,97、セグメント表示器117、ミシンモータ
123とをそれぞれ制御するように構成されている。
【0028】次に本実施例におけるミシンの下糸残量検
出装置の動作について図2のフローチャートを参照して
説明する。
【0029】まず、作業者によってミシンに電源投入が
行われ、作業者がキースイッチ115を操作して、ボビ
ン3に逆方向に巻回された実際の下糸長さをメートル単
位で数値設定すると、制御装置103はRAM133に
その設定された下糸長さを記憶させる(ステップS1、
以下S1とし他のステップについても同様とする)。作
業者により足踏みペダル125が操作されると(S2・
YES)、制御装置103は駆動回路137に信号を発
信してモータ123を駆動させると共に、発光素子9
5,97とを駆動して、窓部77から露出した回転方向
表示板83へ向ってスポット光を発させる(S3)。す
ると、受光素子99,101は、窓部77左端又は右端
から露出した回転方向表示板83からの反射光を個々に
受光し、夫々の入力光量に応じた検出信号を制御装置1
03に発生する。このため、着色部89と対抗する側
の、受光素子99又は101の信号出力が低下するの
で、各受光素子99、101の信号出力を制御装置10
3が比較してボビン3の回転方向を検出する(S4)。
【0030】ここでボビン3には、糸巻き装置1により
下糸5が、巻初めの所望長さの部分と他の部分とで逆方
向に巻回されているので、下糸5の残量が予め設定され
た所望の長さになるとボビンの回転方向が例えば矢印A
の方向から矢印Bの方向に変化する。このとき受光素子
99の信号出力と受光素子101の信号出力との大小関
係が入れ替わるので、制御装置103がこれを検出する
と(S5・YES)、制御装置103は表示回路135
に信号を発信してセグメント表示器117に、RAM1
33に記憶された下糸長さを数字表示させると共に、発
光素子95,97とを停止させる(S6)。ここで制御
装置103は、エンコーダ127により送り歯の送りが
終了したか否かを判別し、終了した場合はポテンション
メータ129からの縫いピッチ信号に基づいて1針毎の
下糸消費長さを減算し、その結果をセグメント表示器1
17に数字表示させる(S7)。この減算は足踏みペダ
ル125が操作されなくなるまで継続される。
【0031】足踏みペダル125が操作されなくなると
(S8・NO)、制御装置103は駆動回路137に信
号を発信してモータ123を停止させる(S9)。この
とき、セグメント表示器117にはボビン3に残された
下糸の長さが表示されている。ここで、作業者によりボ
ビン3が交換されて、リセットスイッチ119が押下さ
れると(S10・YES)、制御装置103はセグメン
ト117の下糸残り表示をリセットする(S11)。そ
して、S1へ戻る。
【0032】一方、S5において制御装置103がボビ
ン3の逆転を検出しないと(S5・NO)、制御装置1
03はボビン3の回転方向の検出を続け(S12)、作
業者により足踏みペダル125が操作されなくなると
(S13・NO)、制御装置103は駆動回路137に
信号を発信してモータ123を停止させると共に、発光
素子95,97とを停止させる(S14)。そして、作
業者により足踏みペダル125が操作されると(S15
・YES)、S3へ戻る。
【0033】また、S10において、リセットスイッチ
119が押下されなくて(S10・NO)、足踏みペダ
ル125が操作されると(S16・YES)、制御装置
103は駆動回路137に信号を発信してモータ123
を駆動させると共に、エンコーダ127により送りの終
了を検出してからポテンションメータ129からの信号
に基づいて縫ピッチを演算してそれを下糸残り長さから
減算してセグメント表示器117に数字表示させる(S
17)。この減算は足踏みペダル125が操作されなく
なるまで継続される。そして、作業者により足踏みペダ
ル125が操作されなくなると(S18・NO)、S9
へ戻る。
【0034】この様に本実施例の下糸残量検出装置で
は、下糸5の巻初めが予め設定された一定の長さだけ他
の部分とは異なる方向に巻回されたボビン3を装着して
おけば、下糸5の残量がその該当の長さになったときに
ボビン3の回転方向が切り替わるので、これを制御装置
103により検出して実際の下糸残り長さを数字表示
し、それ以後も下糸消費量長さ演算して、下糸残り長さ
を減算表示してゆく。即ち、実際の縫製可能な長さが判
断でき、縫製途中で下糸がなくなったり、多めの下糸残
量でボビン交換するといったことがない。
【0035】尚、本実施例では、作業者がキースイッチ
115を操作してボビン3に逆方向に巻回された実際の
長さを設定してRAM133に記憶しているが、ボビン
3に糸巻を行うときに、逆方向に巻回される糸の実際の
長さを自動的に測定してRAM133に記憶させても良
い。
【0036】また、本実施例では、ボビン3の交換を行
って下糸5の残り長さの数字表示のリセットを作業者が
リセットスイッチ119を操作して行っているが、ボビ
ン3の取り外しを検出するセンサーを設けて、下糸5の
残り長さの数字表示のリセットを自動的に行っても良
い。
【0037】更に、本実施例では、ボビン3が逆回転し
た後の実際の下糸残り長さから下糸消費長さを減算して
数字表示しているが、ボビン3に巻回された実際の下糸
長さを設定して、そのボビン3に巻回された実際の下糸
長さから下糸消費長さを減算して数字表示しても良い。
【0038】また、本実施例では、ボビン3に逆方向に
巻回された実際の下糸長さをメートル単位で数値設定し
ていたが、センチメートル単位、ミリメートル単位でボ
ビン3に逆方向に巻回された実際の下糸長さを数値設定
してもよい。
【0039】更に、本実施例では、制御装置103は、
エンコーダ127により送り歯の送りが終了したか否か
を判別し、終了した場合はポテンションメータ129か
らの縫いピッチ信号に基づいて1針毎の下糸消費長さを
減算し、その結果をセグメント表示器117に数字表示
させていたが、エンコーダ127、ポテンションメータ
129の他に加工布の布圧を検出する布圧検出器を設け
て、制御装置103により正確な1針毎の下糸消費長さ
を減算させて、その結果をセグメント表示器117に数
字表示させてもよい。
【0040】また、本実施例では、足踏みペダル125
が操作されているとき、発光素子95,97を発光させ
ていたが、ミシンに電源が投入させている間、発光素子
95,97を発光させてもよい。
【0041】更に、本実施例では、発光素子95,97
からの光を回転方向表示板83で反射させて、その反射
した光を受光素子99,101が受光した受光量によっ
てボビン3の回転方向の逆転を検出していたが、回転方
向表示板83に磁器を取り付け、その磁器の磁力を検知
するホール素子を設けてホール素子が検知する磁力量に
よってボビン3の回転方向の逆転を検出してもよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明のミシンの下糸残量検出装置によれば、実際の縫製
可能な下糸残り長さが判るので、縫製物が最後まで縫製
可能かがわかるため、早めのボビン交換によって下糸を
無駄にすることもなく、縫製の途中で下糸が無くなって
縫製物を痛めることもない利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例を具体化した一実施例のミシンの下糸
残量検出装置の制御系を示すブロック図である。
【図2】下糸残量検出装置の動作を示すフローチャート
である。
【図3】下糸残量表示装置の概略構成図である。
【図4】下糸残量検出装置のミシンへの組み付け状態を
表す側断面図である。
【図5】下糸残量検出装置の構成を表す側断面図であ
る。
【図6】下糸残量検出装置の回転方向表示板の動作を表
す説明図である。
【図7】下糸残量検出装置の回転方向表示板の動作を表
す説明図である。
【図8】糸巻き装置の構成及びその組み付け状態を表す
正面図である。
【図9】糸巻き装置の構成を表す平面図である。
【図10】糸巻き装置の隔離板及び保持板の構成を表す
説明図である。
【符号の説明】
1 糸巻き装置 3 ボビン 59 下糸検出装置 83 回転方向表示板 95 発光素子 97 発光素子 99 受光素子 101 受光素子 103 制御装置 111 下糸残量表示装置 115 キースイッチ 117 セグメント 127 エンコーダ 129 ポテンションメータ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ボビンに巻回されている下糸の長さを設
    定する下糸長さ設定手段と、 縫製による下糸の消費長さを演算する下糸消費長さ演算
    手段と、 前記下糸長さ設定手段により設定された下糸長さから前
    記下糸消費長さ演算手段により演算された下糸消費長さ
    を減算して実際の下糸残り長さを数字表示する表示手段
    とを備えたことを特徴とするミシンの下糸残量検出装
    置。
JP18118791A 1991-07-22 1991-07-22 ミシンの下糸残量検出装置 Pending JPH0523471A (ja)

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