JPS598696Y2 - ミシンの下糸残量検知装置 - Google Patents

ミシンの下糸残量検知装置

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JPS598696Y2
JPS598696Y2 JP1978160469U JP16046978U JPS598696Y2 JP S598696 Y2 JPS598696 Y2 JP S598696Y2 JP 1978160469 U JP1978160469 U JP 1978160469U JP 16046978 U JP16046978 U JP 16046978U JP S598696 Y2 JPS598696 Y2 JP S598696Y2
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JP
Japan
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bobbin
thread
sewing machine
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remaining amount
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JP1978160469U
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JPS5574571U (ja
Inventor
俊文 神山
Original Assignee
松下電器産業株式会社
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Publication date
Application filed by 松下電器産業株式会社 filed Critical 松下電器産業株式会社
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Priority to GB7906450A priority patent/GB2017177B/en
Priority to US06/016,494 priority patent/US4250825A/en
Priority to DE2908137A priority patent/DE2908137C2/de
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はミシンのボビンに巻かれた下糸の残量を検知す
るためのミシンの下糸残量検知装置に関するもので、詳
しくは下糸が完全になくなる前にこれを検知し警報させ
るものである。
ミシンの縫製は上糸、下糸によって縫われるのが普通で
あり、下糸は定形のボビンに巻いてボビンケースに収納
してミシンに装着するが、このボビンは小型であるため
、糸が早く消費され、このため上糸よりまめに交換する
必要がある。
しかし現在のミシンの構造上、ボビンの下糸残量を知る
にはミシンを停止してボビンケースを取り外して目視で
確かめる方法しかないため、縫い手は早めに下糸を交換
するか、まめに下糸を観察するなど経験的な方法でこれ
を知るのが現状である。
特に業務縫製などでは高級皮革、人工皮革、樹脂等の材
質を扱っており、これらの材質では下糸切れの時、縫い
直しを行うと針跡が残り、また服地でも外側の見える部
分では糸継ぎを行うことができないので、縫製途中に下
糸切れがあった場合は縫い目を解いたりしているが、非
常に手間がかかるとともに、場合によっては縫製不良品
として商品価値が下がる。
このように不糸切れは縫製作業に支障を与えてしまう大
きな問題である。
本考案はこのような従来における問題点を解決するため
にミシンの下糸が完全になくなってしまう前に使用者に
知らせることができるミシンの下糸残量検知装置を提供
するもので、以下本考案の一実施例を示す第1図〜第3
図の図面を用いて説明する。
第1図に本考案の一実施例によるミシンの下糸残量検知
装置に使用するボビンケース部分を分解して示しており
、第1図において1は断面コ字状で有底筒状のボビンケ
ースで、このボビンケース1の内壁面の中央部には円筒
状のボビン軸1aが立設されて一体に設けられている。
2はそのボビンケース1内に挿着されるH形状のボビン
で゛、このボビン2は円筒部2aとこの円筒部2aの両
端に一体に形或された円板部2b,2Cとからなり、そ
の一方の円板部2bをボビンケース1側にして前記ボビ
ン軸1aに円筒部2aを挿入することによりボビンケー
ス1内に回転自在に収納される。
このボビン2の円板部2bの中間部から円筒部2aの中
間部にかけて、連続したガイド溝2dがボビン2の回転
軸を中心にして対称に3個設けられている。
また、このガイド溝2dが設けられた円筒部2aの部分
の内径は他の部分より大きい大径孔2eとなっている。
3はそのボビン2の円筒部2aの大径孔2eに挿入され
ボビン2とボビンケース1のボビン軸1aとの間に摺動
自在に配設される円筒状の糸検知体で、この糸検知体3
の一端には前記ボビン2の3個のガイド溝2dに嵌り込
み、そのガイド溝2dにガイドされて前記ボビン2の円
筒部2aの長手方向に摺動可能な糸検知ピン3aが放射
状に3個設けられている。
4は前記ボビンケース1の外底面の平面部1bに摺動自
在に取付けられるボビン装着レバーで、このボビン装着
レバー4は前記ボビンケース1の7LIC内に配設した
レバーバネ5によって第1図の右方向に付勢されている
なお、6はそのボビン装着レバー4を取付けるためのネ
ジである。
またこのボビン装着レバー4はボビンケース1をミシン
に装着する場合にボビン2を支持してミシンに取付け、
取外しを行う時に使用するものである。
7は前記ボビンケース1のボビン軸1aに摺動自在に配
置されかつ一端が糸検知体3に当接する摺動輪7aとこ
れに中心より偏心した位置で一体に取付けられかつ前記
ボビンケース1の外底部の被検知体ガイド孔1dより表
出するほぼ半球形状の被検知部7bとからなる被検知体
で、この被検知体7は鉄損失の大きな材質で構威される
とともに、前記被検知体7bとは反対側の端部には、前
記糸検知体3の糸検知ピン3aを設けた側とは反対側の
端部の内壁面に設けた段部3bに当接するエッジ部7C
が設けられている。
8はその被検知体7のエッジ部7Cと前記ボビンケース
1の内底面との間に位置する押圧バネで、この押圧バネ
8は前記被検知体7および糸検知体3を前記ボビン2内
側に向って付勢している。
9は前記糸検知体3が前記ボビンケース1のボビン軸1
aから抜けるのを防ぐ抜止め輪で、この抜止め輪9は前
記ボビン軸1aの外周面に設けた環状の溝1eに嵌着さ
れる。
10は前記ボビンケース1の外周面に止めネジ11によ
って取付けられるばム性を有する下糸押えである。
第2図はこのボビンケース1部分をミシンの釜部12に
装着した場合の状態を示す断面図であり、釜部12の中
心部には前記ボビンケース1のボビン軸1aに挿入され
る軸体13が突出し、ボビンケース1内のボビン2を回
転自在に保持している。
なお、14はボビン2に巻いた下糸である。
第2図において、15は前記被検知体7の被検知部7b
の変位を非接触で検知する検知器で、この検知器15は
、周囲にコイル16を巻回した磁性体17からなる検知
部18と、前記コイル16を発振コイルとして用いた発
振回路19とから構威され、また検知部18の前記被検
知部7bと間隔をあけて対向する面はほぼ半球形状とな
っている。
20は電源、21は警報器である。
上記構或における本考案によるミシンの下糸残量検知装
置では、糸検知体3は押圧バネ8によって押されている
被検知体7によってボビン2内側に押されているが、下
糸14が糸検知ピン3aと接触する場所に下糸があると
、糸検知ピン3aはこれに妨げられるのでボビン2の端
部の位置でボビン2といっしょに回転する。
下糸14が消費されてきて円筒部2aの大径孔2e上に
下糸14がなくなると、糸検知ピン3aはガイド溝2d
に嵌り込む。
これによって、被検知体7は破線で示す位置まで移動す
る。
ところで、下糸14が充分にある時は、被検知体7が検
知器15の検知部18の近くにある状態では、被検知体
7の鉄損による影響により発振回路19の発振が妨げら
れており、下糸14がまだ残っている状態であるため、
警報器21は動作しないが、下糸14が消費されて被検
知体7が破線の位置まで移動すると、発振回路19は発
振が妨げられないので発振をはじめる。
これによって、警報器21が動作して下糸14が減って
きたことを警報音により知らせる。
しかし、この状態では下糸14がまだボビン2の段差部
に残っているため、一連の縫製途中で警報が出てもそれ
を縫い終えるまでの下糸14はあるので縫い目の途中で
下糸14がなくなることはない。
したがって、縫い手は一連の縫製が完了してからボビン
2の下糸14を交換すればよいわけである。
ところで、第4図に示すようにボビン2のガイド溝2d
を2個とし、糸検知体3の糸検知ピン3aを2個とした
場合、糸検知体3は被検知体7を介して押圧バネ8によ
りボビン2側に押圧されているが、これを受け止めてい
るのが糸検知ピン3aであり、この糸検知ピン3aが2
個であると、糸検知体3には矢印Aで示すように糸検知
ピン3aを結ぶ軸に対してガタが生じる。
また、被検知体7はボビン2の回転軸に対して非対称な
形状であるため、矢印Bで示すような重心がかかる。
従って、これが相乗効果となって結果的にボビン2が回
転し始めると、特に糸検知ピン3aがボビン2の回転軸
に対して水平付近に来ると、矢印Cで示すように被検知
体7のガタツキが生じ、これによってボビン2の回転ム
ラが生じてこれが下糸14のテンションに変化を与える
結果となる。
一方、本考案においては、糸検知体7は3個の糸検知ピ
ン3aでボビン2を押すことになるのでボビン2の回転
につれてきわめて振動を少なく回転させることができる
従って、糸検知体3もボビン2が回転しても振動するこ
とはない。
このように、糸検知ピン3aを3個にした本考案による
ミシンの下糸残量検知装置によれば、ボビン2の回転ム
ラがなくなるので下糸14のテンションがきわめて安定
していることで非常に弱いテンションを要求される薄物
を縫う場合でも、むらなく縫うことができる。
また、被検知体7も振動しないので、検知器16の検知
部18が正確に取付けられることと検知動作もきわめて
正確に行なうことができる。
また、検知器15の検知部18は被検知体7の被検知部
7bと向き合うように取付アングルなどでミシン本体に
取付けられ、ボビン2の下糸交換時には簡単にリリース
できる構造になっているが検知器15は被検知体7の存
在を検知する構戊であるため、ボビン2の交換後に検知
器15を被検知体7に向い合わせるのを忘れると警報が
発せられることとなり、検知器15をセットするのを忘
れることがないというフエイルセーフ機能を持たせるこ
とができる。
このような構成の本考案によれば、次のような効果を得
ることができる。
(1)検知器が非接触でボビンの下糸検知を行うのでミ
シンの縫製には全く影響を与えない。
(2)ボビンとボビンケースの一部設計変更と検知器を
ミシンに取付けるだけなので従来のミシンに容易に取付
可能であり、ミシン本体は変更する必要はない。
(3)検知は非接触で行うので、長寿命であり信頼性が
高い。
(4)消費電力が少ないのでバッテリー駆動が可能であ
る。
(5)ミシン本体の設計の段階から組み込めば、機能的
な構或で設置できる。
(6)ボビンは従来とほとんど同じ形状にできるので糸
巻きにも支障はない。
(7)ボビンの形状により確実に一定量の糸を残すこと
が可能である。
(8)検知装置を安価に得ることができ、実用的である
(9)下糸のテンションをきわめて安定にすることがで
き、薄物を縫う場合でもむらなく縫うことがで゛きる。
(10)被検知体の振動を少なく抑えることができるた
め、正確な検知動作を行うことができる。
このように本考案によれば、ミシンの下糸の残量を検知
する装置として動作が確実で信頼性が高く、また今まで
のミシンに簡単に組込むことができるので安価に直ぐに
も実施できるという極めて優れた効果を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例によるミシンの下糸残量検知
装置のボビンケース部分を示す分解斜視図、第2図は同
装置の使用状態を示す断面図、第3図は同要部の分解斜
視図、第4図は糸検知ピンを2個とした場合の要部の斜
視図である。 1・・・・・・ボビンケース、1a・・・・・・ボビン
軸、2・・・・・・ボビン、2a・・・・・・円筒部、
2b,2C・・・・・・円板部、2d・・・・・・ガイ
ド溝、3・・・・・・糸検知体、3a・・・・・・糸検
知ピン、7・・・・・・被検知体、7a・・・・・・摺
動輪、7b・・・・・・被検知部、14・・・・・・下
糸、15・・・・゛・・検知器、18・・・・・・検知
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 径の異なる段差を持った円筒部とこの両端の円板部とか
    らなりかつ径の大きい側の円板部の中間部から円筒部の
    径の大きい中間部にかけて3個のガイド溝を設けた下糸
    が巻かれるボビンと、このボビンを回転自在に保持する
    ボビン軸を有するボビンケースと、前記ボビンのガイド
    溝に嵌り込みそのガイド溝内で摺動可能な糸検知ピンを
    放射状に3個有しかつ前記円筒部内に挿入される円筒状
    の糸検知体と、この糸検知体に一端が当接しかつ前記ボ
    ビンケースに摺動自在に設けた被検知体と、この被検知
    体をボビン内側に向って押圧する押圧バネと、前記被検
    知体の変位を非接触で検知する検知器とで構威してなる
    ミシンの下糸残量検知装置。
JP1978160469U 1978-03-02 1978-11-20 ミシンの下糸残量検知装置 Expired JPS598696Y2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978160469U JPS598696Y2 (ja) 1978-11-20 1978-11-20 ミシンの下糸残量検知装置
GB7906450A GB2017177B (en) 1978-03-02 1979-02-23 Under thread detection for sewing machines with axiallyspring biased rotatablemember
US06/016,494 US4250825A (en) 1978-03-02 1979-03-01 Under thread detection for sewing machines with axially spring biased rotatable member
DE2908137A DE2908137C2 (de) 1978-03-02 1979-03-02 Nähmaschine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978160469U JPS598696Y2 (ja) 1978-11-20 1978-11-20 ミシンの下糸残量検知装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5574571U JPS5574571U (ja) 1980-05-22
JPS598696Y2 true JPS598696Y2 (ja) 1984-03-17

Family

ID=29154265

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1978160469U Expired JPS598696Y2 (ja) 1978-03-02 1978-11-20 ミシンの下糸残量検知装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002113276A (ja) * 2000-10-06 2002-04-16 Juki Corp ミシン

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5517563B2 (ja) * 1976-05-12 1980-05-13

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5738153Y2 (ja) * 1978-07-21 1982-08-23

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JP2002113276A (ja) * 2000-10-06 2002-04-16 Juki Corp ミシン

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JPS5574571U (ja) 1980-05-22

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