JP2002089106A - 引戸錠の施錠機構 - Google Patents

引戸錠の施錠機構

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JP2002089106A
JP2002089106A JP2000277757A JP2000277757A JP2002089106A JP 2002089106 A JP2002089106 A JP 2002089106A JP 2000277757 A JP2000277757 A JP 2000277757A JP 2000277757 A JP2000277757 A JP 2000277757A JP 2002089106 A JP2002089106 A JP 2002089106A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施錠機構を構成する部品点数を極力必要最低
限に削減し、かつ、簡単な機構と合理的手投によって、
特に本施錠時に於いて、引戸の引張り方向のガタツキ防
止を図ること。 【解決手殴】 ストライクYの受板3に対向して引戸1
に取り付けられる引戸錠の施錠機構であり、該施錠機構
は、閉戸時、進退動部材11がストライクYの受板3に
当たり後退すると、動力変換機構17,21を介して鎌
片20の先端部24が回転進出してストライクYと完全
な掛合状態になり、この時錠ケース4に軸支され、か
つ、爪部44を有するガタ防止用係止爪片40が、錠ケ
ース4に上下動可能に内装されたスライド操作片30の
移動により、鎌片20の後端部に形成した連続的な係合
歯27に係合することを特徴とする引戸錠の施錠機構。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、引戸錠の施錠機構に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、動力変換機構の一部を有する水平
トリガーが水平移動すると、鎌片がこれに連動して回転
する構成は、例えば特開平8−86132号公報に記載
されている。この公報には、引戸の閉戸時のトリガー機
構と共に、鎌片に対する本施錠機構の構成も記載されて
いる。この本施錠機構は、錠ケースに内装されたスライ
ド操作片が移動すると、これにより錠ケースに軸支され
た係止片が鎌片の後端部に係合するように回転し、スト
ライクに掛合した鎌片をロックする構成である。
【0003】さて、引戸錠の施錠機構における本施錠
は、引戸の閉戸時、完全に突出した鎌片の後端部に、錠
ケースに軸支された係止片の係止部を、間接的に回転係
止させる構成である。
【0004】ところで、このように係止片が鎌片の後端
部に係止した時、普通一般に係止片の係合部と係止片の
後端部との間には、若干の間隙が設けられている。この
間隙が引戸の開く方向の「ガタ」を発生させる要因とな
っている。そこで、現在、引戸錠施錠機構に於いて、特
に本施錠時に、引戸のガタツキを防止することができる
錠の出現が要望されている。そして、技術的目的を、こ
のような「ガタツキ防止」に設定した場合、例えばスト
ライクの受板と引戸錠のフロントとの間に所定のチリを
設定した時においても、引張り方向のガタツキ防止を可
能な限り防止することが望まれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の実施
例の有する問題点に鑑み、施錠機構を構成する部品点数
を極力必要最低限に削減し、かつ、簡単な機構と合理的
手投によって、特に本施錠時に於いて、引戸の引張り方
向のガタツキ防止を図ることを目的とする。この場合、
望ましくは精密なガタツキ防止を図ることを目的とす
る。そして、ストライクの受板と引戸錠のフロントとの
間に所定のチリ(例えば3mm以内の隙間)を設定した
範囲内においても、本施錠時にチリに対応して係合爪片
が鎌片の後端部に確実に係合してガタツキ防止を図るこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の引戸錠の施錠機
構は、ストライクYの受板3に対向して引戸1に取り付
けられる引戸錠の施錠機構であり、該施錠機構は、閉戸
時、進退動部材11がストライクYの受板3に当たり後
退すると、動力変換機構17,21を介して鎌片20の
先端部24が回転進出してストライクYと完全な掛合状
態になり、この時錠ケース4に軸支され、かつ、爪部4
4を有するガタ防止用係止爪片40が、錠ケース4に上
下動可能に内装されたスライド操作片30の移動によ
り、鎌片20の後端部に形成した連続的な係合歯27に
係合することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】図1乃至図5により本発明の実施
形態に基づく第1実施例を説明する。まず発明の実施の
環境について説明する。Xは引戸錠で、この引戸錠Xは
引戸1に取り付けられている。一方、Yは戸枠2に取り
付けられたストライクで、このストライクYは受板3を
有する。
【0008】次に引戸錠Xを構成する部材について説明
する。4は引戸1の縦框に内装された錠ケースで、該錠
ケース4も引戸錠Xの一部を成す。5は錠ケース4の開
口部側に固定されたフロントで、フロント5は、普通一
般に錠ケース4の蓋板6に固定されている。7はフロン
ト5並びに蓋板6に形成された進退動部材用窓、8は鎌
片用出入口である。なお、錠ケース4には、幾つかの軸
孔、進退動部材を水平方向に案内するガイド部、スライ
ド操作片を垂直方向に案内する部材などが設けられてい
るが、発明の特定要件との関係では細部的事項なので説
明を割愛する。
【0009】さて、本発明の特定要件は、本施錠時に於
いて、ガタツキ防止を図るため、係止片が上下動可能な
スライド操作部材のスライドによって回転し、鎌片の後
退をロックする構成である。したがって、仮施錠時にお
いて、鎌片の後退を、錠ケースに軸支されたラッチング
的係合部材によって図る構成(仮施錠機構)は、必ずし
も本発明の特定要件ではない。
【0010】したがって、この明細書に於いて、「施錠
機構」とは、閉戸時、進退動部材の水平突出杆がストラ
イクの受板に当たり後退し、これにより鎌片の先端部が
回転進出してストライクと掛合状態になり、この時錠ケ
ース内に軸支されたガタ防止用係合片が、スライド操作
片を介して鎌片の後退を阻止するように鎌片の後端部に
自動的に係合することを言う。そこで、本発明の施錠機
構を構成する各部材について説明する。
【0011】まず11は錠ケース4内に摺動自在に装着
された進退動部材である。この進退動部材11は、本実
施例ではトリガー機能を有する水平突出杆である。
【0012】この進退動部材としての水平突出杆11
は、閉戸時、ストライクYの受板3に当接する当接面を
有する先端部12と、この先端部12に水平方向に連設
する後端部13とを有し、前記後端部13にはバネ用支
持穴15が形成されている。しかして、17は水平突出
杆11の下部側壁に形成された動力変換機構の一部(本
実施例ではラック)である。進退動部材11は、錠ケー
ス4の図示しない第1水平案内部や第2水平案内部に適
宜に組込まれ、所定の範囲にて水平動可能である。また
水平突出杆11は、前述したバネ用支持穴15に付勢バ
ネ18が組込まれるので、該先端部12が常時錠ケース
4から突出するように付勢されている。前記付勢バネ1
8は、引戸1の閉戸時に、水平突出杆11の先端部12
がストライクYの受枚3の前面に突き当たると収縮し始
める。
【0013】次に20は鎌片である。鎌片20は、基部
に動力変換機構の一部(ピニオン)21を備えると共
に、錠ケース4内に支軸22を介して軸支され、かつ、
進退動部材11の後退動に連動してストライクYと掛合
する方何へ回転する。鎌片20は、ピニオン21を有す
る基部23、ストライクYの受板3と係合する鉤状先端
部24、該先端部に連設する幅広後端部25を有する。
【0014】しかして、前記幅広後端部25の尻部に
は、ラチェット状の複数個の係合歯、本実施例では合計
3個の係合歯27が連続的に形成されている。
【0015】次に30は錠ケース4内に上下方向に摺動
自在に設けられた任意形状のスライド操作板である。こ
のスライド操作板30は、閉戸時、本施錠をする時に図
示しない操作摘みを操作すると下降する。
【0016】図1を基準にしてスライド操作板30の形
状について説明する。31は縦長のスライド本体部で、
このスライド本体部31は、右側端部に直交方向に連設
形成された単数又は複数個の垂直ガイド突壁32を有す
る。この垂直ガイド突壁32は、錠ケース4の後壁4a
の内壁面と摺接可能である。
【0017】33はスライド本体部31の上端部から左
側に突起状に延設された頭部で、この頭部には矩形状の
取付け孔34が形成されている。この取付け孔34に
は、図示しない摘みタイプの操作片が一体的に取付けら
れる。したがって、この取付孔34の位置関係を考慮
し、錠ケース4の側壁4bには、図示しない縦長状の開
口が形成されている。
【0018】一方、35はスライド本体部31の下端部
に形成された縦方向の被係合部(縦溝、縦切欠部、縦係
合窓など)で、この被係合部35には、ガタ防止用係止
爪片40の係合後端部(例えば係合ピン、係合突起など
を有する。)41が係合する。
【0019】前記ガタ防止用係止爪片40は、スライド
本体部31の下端部を案内する機能を有する固定軸42
に軸支され、例えばスライド本体部31が下降すると、
被係合部としての係合窓35の上縁が係止ピン41を押
圧するので、固定軸42を支点に係合方向へと回転する
(図5参照)。この時スライド操作板30が容易に上昇
しないようにバネ部材51のバネ力がスライド操作板3
0に作用している。前記バネ部材51は、本実施例では
端部が錠ケース4に固定したバネ取付用支軸52及びス
ライド操作板30の頭部33に形成した突起にそれぞれ
取付けられたメガネ状バネを採用している。このスライ
ド操作板用のバネ51は、クリック機能を有し、スライ
ド操作板30が上下動すると、バネ中央部の付置が左右
に切り替わる。
【0020】なお、スライド操作板30の形状は任意に
設計変更可能であり、また望ましくは錠ケース4に複数
又は単数のガイドピンを設けて摺動させることができ
る。
【0021】上記構成に於いて、図1が解錠状態であ
る。引戸1はストライクYから離れている。この場合進
退動部材11は付勢バネ18のバネ力により矢印A方向
へ進出し、その結果、その進退動部材11がフロント5
から突出し、一方、鎌片20は錠ケース4内に後退して
いる。この時解錠状態であるから、スライド操作板30
は上方の初期位置にある。またガタ防止用係止爪片40
の係合後端部(本実施例では係合ピンを有している。)
41が、前記スライド操作板30の被係合部(本実施例
では対縦長係合窓である。)35に持ち上げられた状態
で係合している。そのため、スライド操作板30の係合
先端部44は、鎌片20から離れている(図4参照)。
【0022】次に図2は鎌片30が完全に突出した閉戸
時の状態である。但し、施錠状態ではない。この時、引
戸1或いは引戸錠Xのフロント5は、ストライクYの受
板3に対して設定したチリ(例えば3mm程度の間
隙))aの分だけ離れている。
【0023】図2に於いて、鎌片20の鉤状先端部24
は、ラック17とピニオン21との関係により、回転進
出してストライクYと完全な掛合状態になっている。こ
のような状態に於いて、スライド操作片30が下方へ下
降し、いわゆる本施錠状態となったのが図3である。図
3は、スライド操作片30の下降によりガタ防止用係止
爪片40が矢印(時計)方向へ回転し、その結果、鎌片
20の後退が阻止された状態を示している。
【0024】すなわち、スライド操作片30が矢印で示
すようにストレートに下降すると、前述したように係合
窓35の上縁が係止ピン41を押圧するので、係止爪片
40は固定軸42を支点に係合(時計)方向へと回転
し、その係合先端部44が鎌片20の即座に係合可能な
係合歯27の一つに係合する。このように係止爪片40
は、チリに対応して鎌片20の後退を阻止するので、引
戸1の引張り方向のガタ防止が図られる。
【0025】
【実施例】この欄では、本発明の主要部の変形例(2
個)と、本発明の利用発明(1個)と、係合爪片40を
係合方向へ回転させる設計変形例を示す。すなわち、図
6乃至図9は、鎌片とガタ防止用係止爪片4との係合関
係の異なる実施例であり、一方、図10及び図11は、
本発明の利用発明の実施例であり、図12はスライド操
作板30を下降された場合に係止爪片40が自動的に係
合方向へと回転する実施例である。以下、これらの各実
施例の説明に当って、第1実施例と同一の部分には、同
一又は同様の符号を付して重複する説明を省略する。
【0026】図6及び図7の主要部の第2実施例に於い
て、前記第1実施例と主に異なる点は、ガタ防止の精度
を高めるために係合歯27Aのピッチを小さく形成した
こと、及び係合爪片40が係合歯27Aから外れた場合
に於いても、係合爪片40を確実に受け止めることがで
きるように、後端部寄りの部位に突堤部55を形成した
ことである。
【0027】前記係合歯27Aのピッチについては、図
4と図6を比較すれば明らかである。すなわち、第1実
施例の連続的な3個の係合歯27は、それぞれの位置で
係合爪片40の係合先端部44が確実に係合するよう
に、係合爪片40の爪部の大きさや角度に対応して「あ
る程度ピッチを大きめに設定」してあるので、第2実施
例のように前記突堤部55を必ずしも設ける必要がな
い。
【0028】これに対し、第2実施例の連続的な5個の
係合歯27Aは、係合爪片40の爪部44の大きさに比
して、いわゆるピッチが浅いので、引戸に引張力が加わ
ると、力如何により、鎌片20A係合の外れ現象があり
得る。そこで、このような外れ現象の際に機能するのが
突堤部55である。第2実施例の鎌片20Aの突堤部5
5は、ピッチが小さい係合歯27Aから外れた係合爪片
40の爪部44を最悪でも受け止める。
【0029】次に図8及び図9の主要部の第3実施例に
於いて、前記第1実施例と主に異なる点は、前記第2実
施例の構成に於いて、係合爪片40Aの爪部に改良を加
えたことである。説明の便宜上、第2実施例の構成と同
一の部分についは、同一の符号27A,55を付す。第
1実施例との相違点は次の通りである。 (a)ガタ防止の精度を高めるために係合歯27Aのピ
ッチを小さく形成したこと、(b)係合爪片40Aが係
合歯27Aから外れた場合に於いても、係合爪片40A
を確実に受け止めることができるように、後端部寄りの
部位に突堤部55を形成したこと、(c)係合爪片40
Aの係合先端部44に、連続的な係合歯27Aに同時に
係合する第1爪部44aと、第2爪部44bを形成した
ことである。
【0030】この第3実施例の場合には、本施錠時、係
合爪片40Aの複数個の爪部44a,44bが、図9で
示すように係合歯27Aに二箇所で同時係合するので、
係合歯27Aのピッチが小さくても、係合の確実化を図
ることができる。
【0031】次に図10及び図11は、本発明の第4実
施例であるが、この第4実施例は利用発明の一例に過ぎ
ない。したがって、本発明の第1実施例(特定要件)に
限定した構成要件は、簡単に説明する。
【0032】60はL型状の可動片で、この可動片60
の上端部には、仮施錠時、鎌片20Aの後端部寄りの部
位に形成した連続的な第2係合歯28と係脱可能な係合
爪61が突出形成されている。可動片60は縦方向に垂
直案内孔62を有し、かつ、この垂直案内孔62を貫通
する横軸63に軸支されている。横軸63は錠ケース4
のフロント5寄りの下端部に横設軸架されている。64
は可動片用バネで、このバネ64は錠ケース4に適宜に
内装され、仮施錠時、前記係合爪61が連続的な第2係
合歯28のいずれか一つと係合するように付勢してい
る。
【0033】65は、引戸1がストライクYに勢い良く
衝突した場合に於いて、掛合状態になった鎌片20Aに
引張り荷重がかかった時、前記可動片60にかかった分
力(鎌片と可動片にかかった力)を吸収する緩衝部材で
ある。この緩衝部材65は、錠ケース4内に適宜に固定
された支持板66と、先端部が可動片60の垂直部に圧
接するバネケース67と、このバネケース67に内装さ
れたショック吸収ばね68とから成る。
【0034】このように本発明は、第1実施例の本施錠
機構に、第4実施例のような仮施錠機構を加味して利用
することができる。
【0035】最後に図12は、、本発明の第5実施例で
あるが、この第5実施例は第1実施例の主要部に係止爪
片40用のバネ部材を加味しただけである。
【0036】すなわち、ガタ防止用係止爪片40は、ス
ライド本体部31の下端部を案内する機能を有する固定
軸42に軸支され、かつ、該固定軸に設けられたバネ部
材43により、その係合先端部(爪部)44が鎌片20
の係合歯27に係合する方向に常時付勢されている。
【0037】したがって、この実施例の場合には、スラ
イド操作板30が下降した際に、その被係合部35の上
縁が係止爪片40の係止ピン41に係合する必要はな
い。それ故に、本実施例では、必ずしもスライド操作板
30の被係合部35と係止爪片40の係合関係を完全状
態に考慮する必要はない。要は、ガタ防止用係止爪片4
0が、錠ケース4に上下動可能に内装されたスライド操
作片30の移動により、鎌片20の後端部に形成した連
続的な係合歯27に係合すれば良い。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にあっては、次に列挙するような効果がある。 (1)施錠機構を構成する部品点数を極力必要最低限に
削減し、かつ、簡単な機構と合理的手投によって、特に
本施錠時に於いて、引戸の引張り方向のガタツキ防止を
図ることができる。 (2)第2実施例或いは第3実施例に於いて、精密なガ
タツキ防止を図ることができる。 (3)ストライクの受板と引戸錠のフロントとの間に所
定のチリ(例えば3mm以内の隙間)を設定した範囲内
においても、本施錠時にチリに対応して係合爪片が鎌片
の後端部に確実に係合してガタツキ防止を図ることがで
きる。 (4)鎌片に連続的な第2係合歯を形成すると、利用発
明を提案することができる。
【図面の簡単な説明】
図1乃至図5は本発明の第1実施例を示す各説明図。図
6乃至図11は本発明の主要部の変形例や利用発明を示
す各説明図。図12は本発明の主要部に構成要件を加味
した実施例を示す説明図。
【図1】鎌片がストライクから外れた状態の一例を示す
概略説明図(解錠状態)。
【図2】閉戸時の状態を示す説明図。但し、施錠状態で
はない。
【図3】図2に於いて、スライド操作片が下降し、いわ
ゆる本施錠状態になった場合の概略説明図(仮施錠状態
は省略)。
【図4】主要部材の概略説明図(解錠状態では、係合爪
片は鎌片から離れる)。
【図5】主要部材の概略説明図(施錠状態では鎌片に係
合爪片が係合する)。
【図6】主要部を設計変更した第2実施例であり、図4
と同様の図。
【図7】主要部を設計変更した第2実施例であり、図5
と同様の図。
【図8】主要部を設計変更した第3実施例であり、図4
と同様の図。
【図9】主要部を設計変更した第3実施例であり、図5
と同様の図。
【図10】第1実施例をそりまま利用した利用発明の一
例を示す図1と同様の図。
【図11】第1実施例をそりまま利用した利用発明の一
例を示す図3と同様の図。
【図12】本発明の主要部に構成要件を加味した実施例
を示す説明図。
【符号の説明】
X…引戸錠、Y…ストライク、1…引戸、2…戸枠、3
…受板、4…錠ケース、5…フロント、6…蓋板、7…
窓、8…出入口、11…進退動部材、12…先端部、1
3…後端部、15…バネ用支持孔、17…ラック、18
…付勢バネ、20,20A…鎌片、21…ピニオン、2
2…支軸、24…鉤状先端部、25…後端部、27,2
7A…係合歯、28…第2係合歯、30…スライド操作
板、31…スライド本体部、33…頭部、34…取付け
孔、35…被係合部、40…係止爪片、41…係合後端
部、42…固定軸、43…バネ部材、44…係合先端
部、44a…第1爪部、44b…第2爪部、51…スラ
イド操作板用バネ、55…突堤部、60…可動片、61
…係合爪、62…垂直案内孔、63…横軸、64…可動
片用バネ、65…緩衝部材、68…ショック吸収ばね、
a…若干の間隙(チリ)。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストライクYの受板3に対向して引戸1
    に取り付けられる引戸錠の施錠機構であり、該施錠機構
    は、閉戸時、進退動部材11がストライクYの受板3に
    当たり後退すると、動力変換機構17,21を介して鎌
    片20の先端部24が回転進出してストライクYと完全
    な掛合状態になり、この時錠ケース4に軸支され、か
    つ、爪部44を有するガタ防止用係止爪片40が、錠ケ
    ース4に上下動可能に内装されたスライド操作片30の
    移動により、鎌片20の後端部に形成した連続的な係合
    歯27に係合することを特徴とする引戸錠の施錠機構。
  2. 【請求項2】 請求項1に於いて、連続的な係合歯27
    は、ラチェット歯であることを特徴とする引戸錠の施錠
    機構。
  3. 【請求項3】 請求項1に於いて、スライド操作板30
    は、係合爪片40を回転させるための被係合部35を有
    し、該被係合部35に係止爪片40の係合部41が係合
    していることを特徴とする引戸錠の施錠機構。
  4. 【請求項4】 請求項1に於いて、鎌片20Aに形成さ
    れた連続的な係合歯27Aは、ガタ防止用係止爪片40
    の爪部44の大きさに比してややピッチが小さいと共
    に、該鎌片20Aには突堤部55が形成されていること
    を特徴とする引戸錠の施錠機構。
  5. 【請求項5】 請求項4に於いて、係合爪片40Aの爪
    部44は、連続的な係合歯27Aに同時に係合する第1
    爪部44aと、第2爪部44bとを有することを特徴と
    する引戸錠の施錠機構。
  6. 【請求項6】 ストライクYの受板3に対向して引戸1
    に取り付けられる引戸錠の施錠機構であり、該施錠機構
    は、閉戸時、進退動部材11がストライクYの受板3に
    当たり後退すると、動力変換機構17,21を介して鎌
    片20Aの先端部24が回転進出してストライクYと完
    全な掛合状態になり、この時錠ケース4に軸支され、か
    つ、爪部44を有するガタ防止用係止爪片40が、錠ケ
    ース4に上下動可能に内装されたスライド操作片30の
    移動により、鎌片20の後端部に形成した連続的な係合
    歯27に係合し、さらに、この時既に鎌片20Aの後端
    部寄りの部位に形成した連続的な第2係合歯28に、錠
    ケース4に軸支された可動片60の係合爪61が係合し
    ていることを特徴とする引戸錠の施錠機構。
  7. 【請求項7】 請求項6に於いて、錠ケース4内には、
    可動片60にかかった分力を吸収するショック吸収ばね
    68を有する緩衝部材65が配設されていることを特徴
    とする引戸錠の施錠機構。
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