JP4541716B2 - 引戸用錠 - Google Patents

引戸用錠 Download PDF

Info

Publication number
JP4541716B2
JP4541716B2 JP2004026252A JP2004026252A JP4541716B2 JP 4541716 B2 JP4541716 B2 JP 4541716B2 JP 2004026252 A JP2004026252 A JP 2004026252A JP 2004026252 A JP2004026252 A JP 2004026252A JP 4541716 B2 JP4541716 B2 JP 4541716B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
lock
locking
frame
sliding door
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2004026252A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005220515A (ja
Inventor
次中 湖山
吉徳 田口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuriki Manufacture Co Ltd
Original Assignee
Kuriki Manufacture Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kuriki Manufacture Co Ltd filed Critical Kuriki Manufacture Co Ltd
Priority to JP2004026252A priority Critical patent/JP4541716B2/ja
Publication of JP2005220515A publication Critical patent/JP2005220515A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4541716B2 publication Critical patent/JP4541716B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Wing Frames And Configurations (AREA)

Description

本発明は、引戸に取り付けられる引戸用錠、さらに詳しくは、鎌形の鉤部材を枠体側に配置した係止具に掛止する形式、いわゆる鎌錠と呼ばれる形式の引戸用錠に関するものである。
扉の端部から鎌形の鉤部材を突出させ、相手側の枠体に配置した係止具に掛止する形式の引戸用錠は、既に知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−53966号公報
この引戸用錠は、扉側に回動自在の鎌形の鉤部材とこの鉤部材に係脱させ得るロック部材とを備えており、前記ロック部材が前記鉤部材から外れたときこの鉤部材を扉の端面から突出させてその先端を枠体の端部に配置した係止具に掛止することにより、施錠できる。
この形式の引戸用錠にあっては、扉側において長尺状の作動杆が扉の端部から出没自在に、かつ、コイル状のばね部材により突出方向に付勢されて配置されており、扉を完全に閉めた状態、すなわち、扉の端面が相手側の枠体の端面と当接するまでの間は、前記作動杆の先端が絶えず扉の端面から突出した状態にある。
作動杆の先端を扉の端面から突出させてあるのは、扉を強く閉めた場合でも相手側の枠体と衝突する際の衝撃を和らげるとともに、扉側の鎌形の鉤部材が相手側の枠体の係止具の正規の位置に掛止されるようにするためである。このようにすることによって、引戸の損傷を防止することができる。
また、この作動杆を突出させる代わりに、鎌形の鉤部材の先側を突出させたものもある。
このように、従来の引戸用錠においては、作動杆もしくは鎌形の鉤部材のいずれかが必ず突出した状態にあるから、それが邪魔になる場合があり、また、細く突き出ているため危険な場合もある。
このような突起物を有しないものとするために、本出願人は、画期的な引戸用錠を先に開発した(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−247368号公報
この引戸用錠には、扉側に回動自在の鎌形の鉤部材とこの鉤部材に係脱させ得るロック部材とが備えられており、前記ロック部材が前記鉤部材から外れたときこの鉤部材を扉の端面から突出させてその先端を枠体側に配置した係止具に掛止することができる。そして、前記ロック部材の端面、もしくは、前記ロック部材を前記鉤部材に係脱させるための作動体の端面に互いに磁気反発するマグネットがそれぞれ配置されている。
ロック部材の端面にマグネットが配置されている場合には、この磁気反発によりロック部材が一点を中心として回動せしめられ、鉤部材5との係止状態が解除される。
従って、鉤部材の先側が扉の端面から突出し、相手側の枠体側の係止具に掛止され、施錠状態となる。
また、ロック部材を前記鉤部材に係脱させるための作動体の端面にマグネットが配置されている場合には、前記磁気反発により作動体が奥の方に移動する。そして、この移動に従ってロック部材が一点を中心として回動せしめられ、鉤部材との係止状態が解除される。
従って、鉤部材の先側が扉の端面から突出し、相手側の枠体側の係止具に掛止され、施錠状態となる。
このように、特許文献2の場合には、一点を中心として回動するロック部材を用いている。本発明では、これとは異なる形式の部材を用い、特許文献2の場合と同様の作動を可能ならしめたものである。
この目的を達成するために、本発明では、鉤部材に係合させ得る部材として単にスライドする部材を採用した。すなわち、本発明の引戸用錠は、回動自在の鎌形の鉤部材5を有する扉1側とこの扉1に対峙する枠体2側に、互いに磁気反発するマグネットを対向して配置し、両マグネットの互いの磁気反発により前記鉤部材5を扉1の端面から突出させてその先端を前記枠体2側の係止具2bに掛止する形式の引戸用錠であって、前記扉1側に外部から操作可能であって前記鉤部材5に対してスライドさせ得るロック部材6を備え、前記枠体2側の係止具2bに前記鉤部材5を掛止させた施錠時(間仕切り時において、このロック部材6を前記鉤部材5に係合させることを可能ならしめた引戸用錠において、前記枠体2側の係止具2bへの前記鉤部材5の掛止状態を解除するために、前記鉤部材5の回動中心より下側を押してそれを元の位置に戻すための開錠部材8を有し、この開錠部材8を作動させる引手レバー9を扉1の外部に位置させるとともに、前記施錠時において、前記鉤部材5に係合させてある前記ロック部材6が前記開錠部材8にも係合してその動きを封じていることを特徴とするものである。
扉1を閉めるのに応じてその端面が図3(a)に示すように相手側の枠体2の端面に近づくと、扉1側に配置されているマグネットと、枠体2側に配置されているマグネットとが互いに磁気反発する。
この磁気反発により、鉤部材5が図3(b)に示すように回動せしめられ、その先側が扉1の端面から突出して相手側である枠体2側の係止具2bに掛止され、施錠状態(間仕切り状態)になる。
このとき、扉1の外部からロック部材6を操作し、それを図4(a)に示すようにスライドさせると、枠体2側の係止具2bに掛止されている鉤部材5に係合し、この鉤部材5をロックすることができる。従って、鉤部材5による施錠状態(間仕切り状態)が維持される。
上記の場合において、扉1を完全に閉めた状態、すなわち、扉1の端面が相手側の枠体2の端面と当接するまでの間では、鉤部材5の先端部分を扉1から突出しないように扉1内に納めておくことができる。すなわち、従来の場合には、作動体や鉤部材などの他の部材が扉1の端面から突出していたのを、本発明では突出しないようにすることができるので、非常に有利である。
そして、本発明においては、枠体2側の係止具2bへの鉤部材5の掛止状態を解除するために、鉤部材5の回動中心より下側を押してそれを元の位置に戻すための開錠部材8を有し、この開錠部材8を作動させる引手レバー9を扉1の外部に位置させてあるので、扉1の外部に位置している引手レバー9に例えば手を掛けてそれを動かすと、図4(b)及び図5に示すように開錠部材8が図の左側に移動し、その先と係合している鉤部材5が図4(b) の状態から図5に示すように回動する。従って、枠体2側の係止具2bに今まで掛止されていた鉤部材5は開錠状態となり、扉1を開けることが可能となる。
このように、扉1の外部に位置している部材を作動させることによって、自動的に施錠状態を解除することができる。
また、本発明においては、枠体2側の係止具2bに鉤部材5を掛止させた施錠時(間仕切り時)において、鉤部材5に係合させてあるロック部材6が開錠部材8にも係合してその動きを封じているので、図4(a)に示すように、枠体2側の係止具2bに鉤部材5を掛止させた施錠時(間仕切り時)において、鉤部材5に係合させてあるロック部材6が開錠部材8にも係合していると、たとえ、扉1の外部に位置している引手レバー9に例えば手を掛けて開錠部材8を動かそうとしても、それを動かすことはできない。従って、扉1を無理やり開けようとするのを、あるいは、扉1が勝手に開くのを防止できる。
鉤部材5の先端部である屈曲部5aの外縁部5a'を、円弧状にしておくのが望ましい。
このようにしておくと、鉤部材5の先端が扉1から突出してしまった後においても、扉1を閉めるのに応じて前記外縁部5a'部分が枠体2側の端面付近のいずれかの部分に当接し、鉤部材5の先が持ち上げられるので、それを枠体2の係止具2bに掛止させることができる。
鉤部材5の回動中心より下側における端面にマグネット5dが取り付けられており、このマグネット5dを吸着させ得る板部材1bが扉1側に設けられていることが望ましい。
この場合には、鉤部材5が扉1内に隠れているとき、扉1側に設けられている板部材1bに鉤部材5の回動中心より下側における端面に取り付けられているマグネット5dを吸着させておくことができるので、鉤部材5の先端部分を扉1から絶対に突出しないように扉1内に確実に納めておくことができる。
請求項1記載に発明によれば、扉1を閉めることによって鉤部材5が自動的に枠体2側の係止具2bに掛止された施錠状態とすることができ、ロック部材6鉤部材5に係合させることにより、鉤部材5による前記施錠状態が維持される効果がある。また、扉1を完全に閉めた状態、すなわち、扉1の端面があいて側の枠体2の端面と当接するまでの間においては、鉤部材など何等かの部材を扉1の端面から突出しないようにすることができるので、非常に有利である。そして、扉1の外部から引手レバー9を動かすだけで自動的に施錠状態を解除することができるし、特に、扉1を無理やり開けようとするのを、あるいは、扉1が勝手に開くのを防止できる。
請求項記載の発明によれば、鉤部材5の先端が扉1から突出してしまった後においても、扉1を閉めるのに応じて鉤部材5の先が持ち上げられ、枠体2の係止具2bに掛止させることができる。
請求項記載の発明によれば、鉤部材5が扉1内に隠れているとき、鉤部材5の先端部分を扉1から絶対に突出しないように扉1内に確実に納めておくことができる。
本発明の好ましい実施の形態を、図面に基いて詳細に説明する。
図1に、本発明の引戸用錠を備えた引戸の一例を示す。この引戸Aの設置状態を図示することは省略するが、いわゆる上吊り形式の引戸、すなわち、引戸Aの上端部に埋め込んでその端面から上方に延出させた吊下部材のランナーの転子を、屋内の天井側に設置したレールの溝内に嵌め込んで吊り下げ、前記レールの下を走行させることができるようにしたものである。
図1においては、便宜上扉1が完全に閉じられる直前の状態が示されている。従って、図1において、扉1は枠体2に当接していない。なお、図2にもおいて
も扉1をこの状態で示してある。
扉1の端面側(各図の左端側)に箱形のケース3が埋め込まれ、その奥側(各図の右側)は窓状に開口してあってその部分には扉1の表裏両側から引手4,4がそれぞれ嵌め込んである。
前記ケース3内には、図2に示すように、略L形の屈曲部5aを有する鎌形の鉤部材5が軸5cを中心として回動自在に配置されている。鎌形の鉤部材5が軸5cを中心として図2の反時計針方向に回動すると、鉤部材5の先端部である前記屈曲部5aが扉1の端面から突出し、その掛止凹部5bを相手側である枠体2の端部に形成されている凹部2a内の係止具2bに掛止させることができる。
鉤部材5の先端部である屈曲部5aの外縁部5a'は、図2に示すように、円弧状に形成されている。
屈曲部5aの外縁部5a'がこのような形状になっていると、鉤部材5の先端が扉1から突出してしまった後においても、扉1を閉めるのに応じて前記外縁部5a'部分が枠体2側の端面付近に取り付けられているフロントプレート2dの孔2e付近に当接し、鉤部材5の先がそれより持ち上げられるので、鉤部材5の先端を枠体2の係止具2bに掛止させることができる。
前記ケース3内であって前記鉤部材5より奥側(各図の右側)には、この鉤部材5に対して図の上下方向にスライドさせ得るロック部材6が配置されており、前記枠体2側の係止具2bに前記鉤部材5を掛止させた施錠時(間仕切り時)において、このロック部材6を前記鉤部材5に係合させることを可能ならしめてある。
このロック部材6は扉1の外側から操作可能である。例えば、図1及び図6(a)、(b)に示すように、扉1の外から摘み6aをケース3内に刺し込み、この摘み6aと前記ロック部材6とを一体的とすることにより、ロック部材6を扉1の外側から操作可能とすることができる。
ロック部材6は図2〜図5において図面符号6bで示す折曲バネにより、各図の上側にスライドする方向に付勢させてある。この折曲バネ6aの一端をケース3側に、他端をロック部材6側に掛止することにより、ロック部材6を各図の上側にスライドする方向に付勢させることができる。
また、前記鉤部材5の軸5cより下側における端面(図1〜図3の左端)と、この面と対向する枠体2の端面とに、互いに磁気反発するマグネット5d,2cがそれぞれ配置されている。
扉1を閉めるのに応じてその端面が図3(a) に示すように相手側の枠体2の端面に近づくと、鉤部材5の端面に配置されているマグネット5dと前記枠体2の端面に配置されているマグネット2cとが互いに磁気反発し、鉤部材5は軸5cを中心として反時計針方向に回動して扉1の端面から突出し(図3(b)参照)、相手側の枠体2の端部に配置した係止具2bに掛止され、施錠状態(間仕切り状態)となる。
なお、扉1の端面付近と枠体2の端面付近にそれぞれ取り付けられているフロントプレート1a,2dが前後左右に多少ずれていても、マグネット5dと2cとの磁気反発は正常に行われて鉤部材5が枠体2の係止具2bに掛止されるので、フロントプレート1a,2dの調整が不要である。
鉤部材5に組み込まれているマグネット5dの奥には、ネジ状の磁性体5eが取り付けられている。そして、前記ケース3の内面には、鉤部材5が軸5cを中心として回動するとき、この磁性体5eの作動軌跡上に位置するところに、突起状のストッパー7が設けられている。
鉤部材5に組み込まれているマグネット5dとその奥に位置している磁性体5eの磁力により、回動後の鉤部材5はこのストッパー7に吸着される。
鉤部材5の先端が相手側の枠体2の係止具2bに掛止された施錠状態(間仕切り状態)において、扉1の外部から前記摘み6aを摘んでロック部材6を操作し、それを図3(b)の状態から図4(a)に示すようにスライドさせると、枠体2側の係止具2bに掛止されている鉤部材5にロック部材6が係合し、この鉤部材5をロックすることができる。従って、鉤部材5による施錠状態(間仕切り状態)が維持される。
一方、前記鉤部材5の奥側(図2〜図5の右側)には、図の左右方向に移動させ得る開錠部材8が配置されている。なお、この開錠部材8はコイル状のバネ8aにより図2〜図5の右側、すなわち、前記鉤部材5から遠ざかる方向に付勢されている。そして、前記バネ8aの弾撥力に逆らって開錠部材8を図2〜図5の左側に移動させると、前記鉤部材5の軸5cより下側の部分をこの開錠部材8の先で押すことができる。ここには、開錠部材8の先側に突押部8aを突設し、前記開錠部材8の移動時において、前記鉤部材5の軸5cより下側の部分をこの突押部8aで押すようにした場合が例示されている。
前記開錠部材8の右端面には、図6に示すように、前記扉1の表裏両側にそれぞれ嵌め込んである引手4,4に軸9aによりそれぞれ取り付けられていてケース3外へ一部を臨ませてある引手レバー9,9の基部が当接させてある。そして、両引手レバー9,9は、各軸9aを中心として引手4,4に対して平面的に回動させることができる。
前記摘み6aを摘んでロック部材6を先ほどとは逆方向に操作し、それを図4(a)の状態から図4(b)に示すようにスライドさせると、ロック部材6と枠体2側の係止具2bに掛止されている鉤部材5との係合が解ける。
しかる後、ロック扉1の表裏両側にある引手レバー9,9のいずれか一方に手指を掛けて、軸9aを中心として引手レバー9を図6(a)の状態から図6(b)に示すように回動させると、その基部先端が図6(b)に示すように前記開錠部材8を図の左側へ押す。
すると、開錠部材8は図4(b)の状態から図5に示すように図の左側に押しやられる。ところが、上述したように、枠体2側の係止具2bに掛止されている鉤部材の軸5cより下側の部分がケース3内において開錠部材8の先側である突押部8bに係合しているから、開錠部材8のこの動きにより図4(b) の状態にあった鉤部材5は軸5cを中心として時計針方向に回動し、図5に示す姿に戻る。すなわち、今まで施錠状態にあった鉤部材5は開錠状態になり、扉1を開けることが可能となる。
なお、この操作は扉1の表裏両側のいずれからでも行うことができる。
扉1を開けるのに応じて扉1側のマグネット5dが枠体2側のマグネット2cから遠ざかるから、両マグネット5d,2cの磁気反発がなくなり、図5の状態にあった鉤部分5は図3(a) に示すように扉1の端面から奥に隠れる。
すると、開錠させるに当ってスライドさせたロック部材6が開錠された鉤部材5を再び係止することになるから、このロック部材6により鉤部材5は所定の開錠位置に保持されることになる。
このように、本発明の引戸用錠は扉1を閉めることによって鉤部材5が自動的に枠体2側の係止具2bに掛止された施錠状態とすることができる。また、扉1を開ける前に扉1の外部に位置させてある引手レバー9を作動させるだけで枠体2側の係止具2bに掛止されていた鉤部材5を自動的に開錠状態とすることができ、扉1を開けることが可能となる。
ここでは、鉤部材5の回動中心より下側における端面にマグネット5dが取り付けられており、このマグネット5dを吸着させ得る板部材1bが扉1側に設けられている。この場合には、鉤部材5が扉1内に隠れているとき、扉1側に設けられている板部材1bに鉤部材5の回動中心より下側における端面に取り付けられているマグネット5dを吸着させておくことができるので、鉤部材5の先端部分を扉1から絶対に突出しないように扉1内に確実に納めておくことができる。なお、前記板部材1bは、例えば、磁性体からなるステンレス製や鉄製とすることができる。
また、ここでは、前記枠体2側の係止具2bに前記鉤部材5を掛止させた施錠時(間仕切り時)において、この鉤部材5に係合させてある前記ロック部材6が、図4(a)に示すように、前記開錠部材8にも係合してその動きを封じるようになっている。
このようにすることにより、前記枠体2側の係止具2bに前記鉤部材5を掛止させた施錠時(間仕切り時)において、鉤部材5に係合させてあるロック部材6が開錠部材8にも係合していると、たとえ、扉1の外部に位置している引手レバー9に例えば手を掛けて開錠部材8を動かそうとしても、それを動かすことはできない。従って、扉1を無理やり開けようとするのを、あるいは、扉1が勝手に開くのを防止できる。
また、ここでは、前記鉤部材5の先端部である屈曲部5aの外縁部5a'を、図2〜図5に示すように、円弧状にしてある。このように、鉤部材5の先端部である屈曲部5aの外縁部5a'を円弧状にすることにより、鉤部材5の先端が扉1から突出してしまった後においても、扉1を閉めるのに応じて前記外縁部5a'部分が枠体2側の端面付近のいずれかの部分に当接し、鉤部材5の先が持ち上げられるので、それを枠体2の係止具2bに掛止させることができる。
なお、ここでは、引手4の表側であってロック部材6を操作するための摘み6aの下側に、図1において図面符号10で示す表示シールを貼り付けてある。このような表示シールが貼り付けられていると、ケース内にあるロック部材6の作用状態を扉1の外側から容易に確認できる。
本発明の引戸用錠を備えた引戸の一例を示す概略正面図で、完全に閉める直前の状態を示す。 本発明の引戸用錠の一例を示す概略断面図である。 図2に示す引戸用錠の作動状態を示す概略図で、(a) は完全に閉める直前の状態を、(b) は完全に閉めた直後の状態を示す。 ロック部材の作動状態を示す概略図で、(a) はロック部材を図3の状態からスライドさせた後の状態を、(b) はロック部材を元の位置に戻した状態を示す。 開錠部材を図4(b)に示す状態からスライドさせてその先で鉤部材を押し、今まで施錠状態にあった鉤部材を開錠状態にした場合の概略断面図である。 図2に示す引戸用錠の一部切断の平面図で、(a)は引手レバーの作動前の状態を、(b)は作動後の状態を示す。
1…扉、1b…板部材、2…枠体、2b…係止具、2c…マグネット、5…鉤部材、5a…屈曲部、5a'…外縁部、5d…マグネット、6…ロック部材、7…ストッパー、8…開錠部材、9…引手レバー、A…引戸。

Claims (3)

  1. 回動自在の鎌形の鉤部材5を有する扉1側とこの扉1に対峙する枠体2側に、互いに磁気反発するマグネットを対向して配置し、両マグネットの互いの磁気反発により前記鉤部材5を扉1の端面から突出させてその先端を前記枠体2側の係止具2bに掛止する形式の引戸用錠であって、前記扉1側に外部から操作可能であって前記鉤部材5に対してスライドさせ得るロック部材6を備え、前記枠体2側の係止具2bに前記鉤部材5を掛止させた施錠時において、このロック部材6をスライドさせて前記鉤部材5に係合させることを可能ならしめた引戸用錠において、前記枠体2側の係止具2bへの前記鉤部材5の掛止状態を解除するために、前記鉤部材5の回動中心より下側を押してそれを元の位置に戻すための開錠部材8を有し、この開錠部材8を作動させる引手レバー9を扉1の外部に位置させるとともに、前記施錠時において、前記鉤部材5に係合させてある前記ロック部材6が前記開錠部材8にも係合してその動きを封じていることを特徴とする引戸用錠。
  2. 鉤部材5の先端部である屈曲部5aの外縁部5a'を円弧状にしたことを特徴とする請求項1記載の引戸用錠。
  3. 鉤部材5の回動中心より下側における端面にマグネット5dが取り付けられており、このマグネット5dを吸着させ得る板部材1bが扉1側に設けられていることを特徴とする請求項1記載の引戸用錠。
JP2004026252A 2004-02-03 2004-02-03 引戸用錠 Expired - Lifetime JP4541716B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004026252A JP4541716B2 (ja) 2004-02-03 2004-02-03 引戸用錠

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004026252A JP4541716B2 (ja) 2004-02-03 2004-02-03 引戸用錠

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005220515A JP2005220515A (ja) 2005-08-18
JP4541716B2 true JP4541716B2 (ja) 2010-09-08

Family

ID=34996368

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004026252A Expired - Lifetime JP4541716B2 (ja) 2004-02-03 2004-02-03 引戸用錠

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4541716B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4775949B2 (ja) * 2005-12-27 2011-09-21 株式会社イトーキ ロック装置
CN105667717B (zh) * 2016-02-19 2018-05-15 合肥龙息信息技术有限公司 摆渡船的靠岸锁定装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002089106A (ja) * 2000-09-13 2002-03-27 Miwa Lock Co Ltd 引戸錠の施錠機構
JP2003247368A (ja) * 2002-02-22 2003-09-05 Kuriki Manufacture Co Ltd 引戸用錠
JP2003262062A (ja) * 2002-03-11 2003-09-19 Enomoto Co Ltd 引戸用錠

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002089106A (ja) * 2000-09-13 2002-03-27 Miwa Lock Co Ltd 引戸錠の施錠機構
JP2003247368A (ja) * 2002-02-22 2003-09-05 Kuriki Manufacture Co Ltd 引戸用錠
JP2003262062A (ja) * 2002-03-11 2003-09-19 Enomoto Co Ltd 引戸用錠

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005220515A (ja) 2005-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5175725B2 (ja) 窓固定の手段と方法
JP4559968B2 (ja) 自己ラッチ装置
US9388610B2 (en) Door latch assembly of vehicle
KR102475979B1 (ko) 잠금 여부 표시 기능이 구비된 창호용 잠금장치
JP2007503542A (ja) 二重ラッチ部を備えるハンドル組立体
KR20190000240A (ko) 도어록 모티스
JP2002295098A (ja) 車両テールゲート用ラッチ装置
US20040212197A1 (en) Overhead door locking apparatus and method of operation
JP4541716B2 (ja) 引戸用錠
JP2003262062A (ja) 引戸用錠
KR20140125554A (ko) 래치볼트의 고정구조체
KR101256040B1 (ko) 슬라이딩 도어 핸들
KR200457729Y1 (ko) 창문잠금장치
TWI676732B (zh) 具備可開關式減壓用開口之門以及減壓用面板閂鎖裝置
JP6919487B2 (ja) 車両のドアロック装置
JP5531410B2 (ja) 操作部材のロック装置を備えた施錠装置
JP4756483B2 (ja) 自動チリ調整ストライク
JP2003247368A (ja) 引戸用錠
JP2015187346A (ja) 収納家具の引手装置
JP7504380B1 (ja) 窓開閉ロック装置、窓サッシ及び壁構造
CN219528712U (zh) 闩锁系统
JP2006283492A (ja) 開き戸のロック装置
JP2012001977A (ja) 上げ下げ窓の施錠装置
JP2573540B2 (ja) 車両用ワンモーションロック装置
JP2007211548A (ja) 扉のラッチ機構

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070111

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090508

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090622

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090810

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100517

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100624

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4541716

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130702

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term