JP2002087550A - ピッキング設備 - Google Patents

ピッキング設備

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JP2002087550A
JP2002087550A JP2000272408A JP2000272408A JP2002087550A JP 2002087550 A JP2002087550 A JP 2002087550A JP 2000272408 A JP2000272408 A JP 2000272408A JP 2000272408 A JP2000272408 A JP 2000272408A JP 2002087550 A JP2002087550 A JP 2002087550A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、移動車使用のピッキング設備にお
いて、作業員の作業効率を改善できるピッキング設備を
提供することを目的とする。 【解決手段】 移動車1に、移動車1に載置される集品
容器内に集品された物品が一定容積以上となったとき
に、集品容器へ集品した物品の情報を含む満杯データを
移動車ピッキングコントローラ93へ伝達する「満杯」ス
イッチと無線通信装置24を設け、前記コントローラ93
を、無線通信装置等を介して満杯データを受け取ると、
この移動車1において集品していない物品の取り出し情
報を、物品の取り出し情報を指示する他の移動車1に割
り当て、この情報をこの他の移動車1のピッキング端末
機19へ指示する構成とする。この構成によれば、作業員
は集品容器が満杯となったとき、満杯となった集品容器
は卸しへ行き、さらに空の集品容器を取りにいく手間が
なくなり、作業効率を改善することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品のピッキング
を可能としたピッキング設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のピッキング設備に、物品を収納し
た複数の区画収納空間を有するピッキング棚が、移動車
の走行経路に沿って複数個の棚部分に区画される状態で
設けられ、前記移動車に、前記ピッキング棚の区画収納
空間から物品を取り出す情報が指示されるピッキング端
末機および仕分け先別に物品を集品する集品容器が設け
られる設備がある。
【0003】この設備では、作業員は、移動車を押して
ピッキング棚に沿って移動させながら、ピッキング端末
機により指示された物品をピッキング棚の区画収納空間
より取り出し、移動車の集品容器へ格納することによ
り、仕分け先毎に物品を集品している。また集品容器が
集品された物品で満杯(一定容積以上または一定重量以
上)となると、満杯となった集品容器を出荷場また出荷
場へ集品容器を搬送する出荷コンベヤ装置へ払い出し、
空の集品容器を取りにいってピッキング作業を続行して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のピッキング設備では、集品容器が集品された物品で
満杯となると、ピッキング作業中に満杯となった集品容
器を出荷場または出荷コンベヤ装置へ払い出し、追加の
集品容器を取りに行く必要があるために、ピッキング作
業が一次中断してしまい、また作業員の歩行距離が長く
なるため負担が大きくなり、作業効率が低下するという
問題があった。
【0005】またピッキング作業が仕分け先毎に均一に
ならないため、満杯となった集品容器を払い出し、追加
の集品容器を取りに行く回数が多い移動車と少ない移動
車が発生し、作業員の負担にばらつきが発生する恐れが
あった。
【0006】そこで、本発明は、移動車を使用してピッ
キング作業を実行するときに、満杯となった集品容器を
払い出し、追加の集品容器を取りに行く必要をなくし、
作業効率を改善できるピッキング設備を提供することを
目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、物品を
収納した複数の区画収納空間を有するピッキング棚と、
前記ピッキング棚の区画収納空間からの物品の取り出し
情報が指示される指示手段および前記物品を集品する集
品容器を載置する載置部を有する複数の移動車と、仕分
け先の物品の集品要求に応じて、仕分け先別に集品する
物品の情報を管理し、前記各移動車へ集品する物品を割
り当て、各移動車の指示手段へ物品の取り出し情報を指
示する管理手段とを備え、前記ピッキング棚に沿って前
記移動車を移動させながら、前記指示手段の指示にした
がってピッキング棚の区画収納空間から物品を取り出
し、前記集品容器へ格納することにより、物品の集品を
行うピッキング設備であって、前記移動車に、前記集品
容器内に集品された物品が一定容積以上となったときま
たは集品された物品の重量が所定重量以上となったとき
に、集品容器へ集品した物品または集品容器へ集品して
いない物品の情報を含む満杯情報を前記管理手段へ伝達
する伝達手段を設け、前記管理手段は、前記伝達手段よ
り満杯情報を受け取ると、この移動車において集品して
いない物品の取り出し情報を、物品の取り出し情報を指
示する他の移動車に割り当て、この情報をこの他の移動
車の指示手段へ指示することを特徴とするものである。
【0008】上記構成によれば、集品容器内に集品され
た物品が一定容積以上となったときまたは集品された物
品の重量が所定重量以上となったときに、集品容器へ集
品した物品または集品容器へ集品していない物品の情報
を含む満杯情報が移動車より管理手段へ伝達され、管理
手段は伝達手段より満杯情報を受け取ると、この移動車
において集品していない物品の取り出し情報を、物品の
取り出し情報を指示する他の移動車に割り当て、この情
報をこの他の移動車の指示手段へ指示する。よって、満
杯となったときに、満杯となった集品容器を卸しに行
き、追加の集品容器を取りにいく作業が必要でなくな
る。
【0009】また請求項2に記載の発明は、請求項1に
記載の発明であって、管理手段は、先の移動車により集
品していない物品の取り出し情報を、優先的に次に物品
の取り出し情報を指示する移動車に割り当てることを特
徴とするものである。
【0010】上記構成によれば、先の移動車により集品
していない残りの物品の取り出しが、次に物品の取り出
し情報が指示される移動車によって実行され、優先的に
残りの物品の集品が行われる。
【0011】また請求項3に記載の発明は、請求項1ま
たは請求項2に記載の発明であって、移動車に、仕分け
先別の複数の載置部を設け、いずれかの載置部の集品容
器において、集品された物品が一定容積以上となったと
きまたは集品された物品の重量が所定重量以上となった
ときに、各載置部別に管理手段へ満杯情報を伝達する伝
達手段を設けたことを特徴とするものである。
【0012】上記構成によれば、仕分け先別の複数の集
品容器のいずれかが満杯となると、各集品容器毎に満杯
情報が管理手段へ伝達される。また請求項4に記載の発
明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の発明であ
って、移動車を、1つの仕分け先だけの物品の集品を行
う第1移動車と、複数の仕分け先の物品の集品を行う第
2移動車に分類し、管理手段は、仕分け先毎に、集品す
る物品の数量または物品の種類またはこれらの組合せに
より、前記第1移動車または第2移動車を選択し、各移
動車へ集品する物品を割り当て、各移動車の指示手段へ
順に物品の取り出し情報を指示することを特徴とするも
のである。
【0013】上記構成によれば、仕分け先毎に、集品す
る物品の数量または物品の種類またはこれらの組合せに
より、第1移動車または第2移動車が選択され、各移動
車へ集品する物品が割り当てられ、各移動車の指示手段
へ順に物品の取り出し情報が指示される。
【0014】また請求項5に記載の発明は、請求項1〜
請求項4のいずれかに記載の発明であって、集品容器に
集品された物品の明細を発行する印字手段を設けたこと
を特徴とするものである。
【0015】上記構成によれば、印字手段により集品容
器に集品された物品の明細が発行される。また請求項6
に記載の発明は、請求項5に記載の発明であって、集品
容器には蓋が付属され、集品された物品が一定容積以上
となったときまたは集品された物品の重量が所定重量以
上となったときに、印字手段により発行された明細が集
品容器に入れられ、集品容器に蓋が取り付けられること
を特徴とするものである。
【0016】上記構成によれば、印字手段により発行さ
れた明細が満杯となった集品容器に入れられ、集品容器
に蓋が取り付けられる。また請求項7に記載の発明は、
請求項1〜請求項6のいずれかに記載の発明であって、
移動車に載置する集品容器に取り付けられる仕分け先を
識別する仕分け先表示手段を発行する第2印字手段を設
けたことを特徴とするものである。
【0017】上記構成によれば、第2印字手段により移
動車に載置する集品容器に取り付けられる仕分け先を識
別する仕分け先表示手段(たとえば、ラベル)が発行さ
れる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。本発明のピッキング設備は、作業
員が移動車を押しながら、ピッキング棚に沿って移動さ
せ、移動車に設けられた端末機により指示された物品を
ピッキング棚の区画収納空間より取り出し、移動車の集
品容器へ格納することにより、仕分け先毎に物品を集品
する『移動車ピッキング作業エリア』と、仕分け先別の
集品容器をピッキング棚に沿ったライン上を移動させな
がら、集品容器に、ピッキング棚の各区画収納空間から
この空間に設けられたピッキング表示器にしたがって物
品をピッキング棚の区画収納空間より取り出し、格納す
ることにより物品の集品を行う『ディジタルピッキング
作業エリア』と、これら移動車ピッキング作業エリアか
らディジタルピッキング作業エリアへ集品容器を搬送
し、さらに集品容器を出荷場または仕分け場へ搬送する
『コンベヤ装置』から構成されている。 [移動車ピッキング作業エリア]まず、移動車ピッキン
グ作業エリアについて説明する。図1は本発明の実施の
形態におけるピッキング設備の移動車ピッキング作業エ
リアの概略配置図である。
【0019】移動車ピッキング作業エリアAには、移動
車1の走行経路2を挟んで対向し走行経路2に沿って配
置された複数のピッキング棚3からなる作業ゾーン4
が、複数平行に配置されている。前記走行経路2は、隣
接する作業ゾーン4で移動車1を移動させる方向Xが逆
向きになっており、移動車1が各作業ゾーン4を最短で
連続して移動できるように設定されている。また走行経
路2には、ピッキング開始位置Yよりピッキング終了位
置Zへ順に、作業ゾーン4のピッキング棚3群毎に固有
の通路番号M(1,2,3…)が付されている。また作
業ゾーン4にも、ピッキング開始位置Yより順にゾーン
番号1,2,…8が付されている。
【0020】またピッキング棚3は、図2に示すよう
に、走行経路2側へ傾斜した流動棚から構成され、各ピ
ッキング棚3には物品が収納される複数の区画収納空間
5が設けられており、各区画収納空間5には固有の棚番
号Nと収納された物品のデータ(商品名や種類等)を表
すバーコードが印刷されたラベル6が取り付けられてい
る。
【0021】また移動車ピッキング作業エリアAの天井
部には、図1に示すように、移動車1との間でデータの
送受信を行う無線通信装置(情報の伝達手段の一例)7
が複数台設置されている。
【0022】また作業ゾーン4の一方の側部には、上記
コンベヤ装置Cが配置されており、このコンベヤ装置C
に沿って作業ゾーン側に複数の移動車1のステーション
8が設けられている。各ステーション8には、端末装置
9とこの端末装置9に接続されたラベルプリンタ(印字
手段および第2印字手段の一例)10が設けられている。
ラベルプリンタ10は、後述する出荷ラベルと集品した物
品の明細ラベルを発行する。
【0023】上記移動車1は、図2および図3に示すよ
うに、複数の車輪11に支持された台車12から構成されて
おり、台車12には、上下にそれぞれ2箱の集品容器14を
載置できる載置部15が設けられ、さらに各集品容器14の
載置位置に対応して両側面のそれぞれ4箇所に、集品容
器14に投入した物品の数を表示する投入数表示器16が設
けられている。また台車12には、作業員が移動車1を押
すときに掴む把手17が設けられ、この把手17の上面にパ
ネル18が設けられ、このパネル18上に、ピッキング端末
機(指示手段の一例)19と、このピッキング端末機19に
接続された固定式のバーコードリーダ20が設けられ、さ
らにピッキング端末機19に接続されたハンディ式のバー
コードコーダ21が設けられている。また各投入数表示器
16にはそれぞれ、載置位置のアドレス番号に相
当するバーコードが付されている。図3に記した番号
はアドレス番号を示している。なお、1つの仕分
け先(たとえば店舗)だけの集品を行う移動車1をシン
グルオーダタイプの移動車(第1移動車)、複数の仕分
け先の集品を行う移動車1をマルチオーダタイプの移動
車(第2移動車)と分類している。
【0024】ピッキング端末機19は、液晶表示器22(図
4)と、この液晶表示器22上に配置されたタッチパネル
23(図4)と、無線通信装置(情報の伝達手段の一例)
24(図13)と、これら液晶表示器22、タッチパネル23
および無線通信装置24、さらに上記固定式バーコードリ
ーダ20、ハンディ式のバーコードコーダ21、投入数表示
器16が接続されたコントローラ25(図13)から構成さ
れている。図3において26は無線通信装置24のアンテナ
である。
【0025】図4にピッキング端末機16に表示されるピ
ッキング作業画面を示す。ピッキングする作業ゾーン4
の番号、通路番号M、棚番号Nが表示され、ピッキング
した物品を投入する集品容器14のアドレスが表示され、
ピッキングする物品の名前(商品名)、商品コード、ピ
ッキング数(指示数)、集品容器14に投入した物品数
(出荷数)が表示され、さらにタッチパネル23のスイッ
チ位置(表示)として、バーコード21により区画収納空
間5のラベル6のバーコードを読み取ったとき、または
操作(タッチ)によりピッキング開始を表示する「検
品」スイッチ、無条件に画面のピッキング作業を完了す
る時に操作する「全完了」スイッチ、ピッキング棚3の
区画収納空間5の物品が不足し、指示数に指示された物
品数をピッキングすることができなかったときに操作す
る「欠品」スイッチ、ピッキング中の集品容器14が満杯
(物品の容量が所定容量以上または物品の重量が一定重
量以上)で次の物品を投入できないときに操作する「満
杯」スイッチ(満杯の伝達手段の一例)が表示されてい
る。
【0026】上記集品容器14は、図5に示すように、折
り畳み可能なコンテナからなる蓋14A付の箱体30から構
成され、蓋14Aを開いたときに遮蔽される箱体30の側面
位置に、集品容器14を後述する分岐装置により分岐させ
ることを阻止するバーコードが印刷された分岐不許可ラ
ベル31(識別符号の一例)が取り付けられている。この
ように、集品容器14は、蓋14Aの開閉により分岐不許可
ラベル31の出現と遮蔽が切り換えられる構成とされてい
る。
【0027】また蓋14Aによって遮蔽されない箱体30の
側面位置には、ピッキング作業開始時に出荷ラベル(仕
分け先表示手段の一例)32が貼り付けられる。この出荷
ラベル32には、図6に示すように、仕分け先(店舗など
の得意先)の名称とコード、荷番(オーダーナンバー;
1から順に付けられる集品容器固有の番号、設備内では
同じ荷番の集品容器14が存在しないようにしている)、
およびこれらの情報を表すバーコードが印刷されてい
る。
【0028】またコンベヤ装置(ラインを形成する搬送
手段の一例)Cは、移動車ピッキング作業エリアAより
投入された集品容器14を搬送しており、図1、図7およ
び図8に示すように、メインコンベヤ41と、このメイン
コンベヤ41より分岐装置(分岐手段の一例)42により分
岐された集品容器14をディジタルピッキング作業エリア
Bの各ピッキング棚群51へ搬送する分岐コンベヤ43と、
ピッキング棚群51より集品容器14を搬送し、メインコン
ベヤ41へ合流させる合流コンベヤ44から構成されてい
る。また、各分岐装置42の上流には、上記集品容器14に
貼り付けられた分岐不許可ラベル31のバーコードを読み
とるバーコードリーダ45が設けられ、分岐装置42は、こ
のバーコードリーダ45により分岐不許可ラベル31のバー
コードが読み取られたどうかにより、集品容器14を分岐
させるかどうかを判断しており、バーコードが読み取ら
れると集品容器14を分岐させずにそのまま通過させる。
したがって、集品容器14の蓋14Aにより分岐不許可ラベ
ル31が遮蔽されていると、バーコードが読み取られない
ために、分岐装置42は集品容器14を分岐コンベヤ43へ分
岐させる。またバーコードリーダ45の不具合により分岐
不許可ラベル31を読み取ることができないとき(ノーリ
ードのとき)、分岐装置42は集品容器14を分岐コンベヤ
43へ分岐させることから、作業員が存在するピッキング
棚群51側に分離され、よって必要なピッキング作業が実
行されないで、出荷場または仕分け場へ搬送されてしま
うことを回避することができる。 [ディジタルピッキング作業エリア]ディジタルピッキ
ング作業エリアBは、図7に示すように、複数のピッキ
ング棚群51から構成され、各ピッキング棚群51間は上記
のようにメインコンベヤ41により連絡されている。また
メインコンベヤ41は、図7に示すように、ディジタルピ
ッキング作業エリアBの各ピッキング棚群51間の集品容
器14を渡す機能を有している。
【0029】各ピッキング棚群51について説明する。各
ピッキング棚群51は、図8に示すように、上記合流コン
ベヤ(ピッキング棚に沿ったラインに沿って集品容器を
搬送する搬送手段の一例)44を中心にしてその両側方
に、合流コンベヤ44に沿ってフリーローラコンベヤ(フ
リー搬送手段の一例;ピッキング棚に沿ったラインを形
成し、物品の搬送を自動で行う駆動手段を有しない搬送
手段)52,53が配置されている。一方のフリーローラコ
ンベヤ52の上流端へ分岐コンベヤ43より集品容器14へ搬
入され、集品容器14はこのフリーローラコンベヤ52上を
作業員により移動され、その下流端から他方のフリーロ
ーラコンベヤ53(上流端)へ渡され、さらに作業員によ
り下流端(コンベヤ装置C側)へ移動される。また集品
が終了した集品容器14は合流コンベヤ44へ投入され、メ
インコンベヤ41へ合流される。
【0030】また各フリーローラコンベヤ52,53の側方
に、作業員Hの作業通路54(図9)を挟んで、ピッキン
グ棚55が配置されている。また各フリーローラコンベヤ
52,53の下の隙間には、空の集品容器14が折り畳んだ状
態でストレージされている。
【0031】またピッキング棚55には、ピッキング作業
を行う一人あるいは二人の作業員H(図9)が処理する
複数の区画からなる仕分けエリア(ブロック)Sが設定
されている。この仕分けエリアSは、合流コンベヤ44を
挟んで同じ範囲に設定されており、各対向する仕分けエ
リアSの中央に、ステーション57が配置されている。 「ピッキング棚55」ピッキング棚55は、図9および図1
0に示すように、流動棚から形成され、作業通路54側に
傾斜している複数段(図では3段)のラック61を有し、
各ラック61にはそれぞれ、物品62を収納した容器63を格
納する複数の区画収納空間64が形成され、各区画収納空
間64毎にローラコンベヤ65が設けられ、最下段のローラ
コンベヤ65の前端には容器63を斜め前方の姿勢で支持す
る支持具66が設けられ、他のローラコンベヤ65の前端に
はストッパ67が設けられている。この構成により、支持
具66またはストッパ67により係止された容器63から必要
な物品62を取り出し、容器63が空になればその容器63を
除去することにより、次の容器63が前面にでてくる。ま
たローラコンベヤ65は、図8に示すように、各ラック61
毎にローラピッチを変えている。
【0032】また下段の区画収納空間64では、容器63の
開口を立てて容器63の長い辺を前面として配置し、中段
の区画収納空間64では、容器63の開口を横向きにし、容
器63の長い辺を下にして配置し、上段の区画収納空間64
では、容器63の開口を横向きにし、容器63の短い辺を下
にして配置しており、下段の1容器と中段の1容器と上
段の2容器が上下に整列するように配置してベイVを形
成している。
【0033】また各区画収納空間64にはピッキング表示
手段であるピッキング表示器68が設けられ、また各ベイ
Vにはベイ表示灯(ランプ)69が設けられている。ピッ
キング表示器68は、図11(d)に示すように、ピッキ
ングする物品63の数量を示す3桁のディジタル表示器70
と、ピッキング作業があることを表示ランプとボタンス
イッチを兼ねた表示/完了ボタン71から形成されてい
る。 「仕分けエリアS」各仕分けエリアSの上流位置には、
図10に示すように、ピッキング棚55に、作業員の作業
指示を表示する表示手段である、5桁のディジタル表示
器からなる作業指示表示器72と作業表示灯73が設けら
れ、フリーローラコンベヤ52,53に、集品容器14に取り
付けられた出荷ラベル32のバーコードを読み取るハンデ
ィ式のバーコードコーダ74(図9)が設けられている。
作業表示灯73は、図11(e)に示すように、上下に配
置された3色のランプからなる信号表示灯から構成され
ており、各ランプの色と各ランプに記載された文字によ
り仕分けエリアSの作業指示が表示される。
【0034】また各仕分けエリアSの下流位置には、図
10に示すように、ピッキング棚55に、仕分けエリアS
におけるピッキング作業終了を表示する表示ランプとボ
タンスイッチを兼ねたブロック完了ボタン76が設けられ
ている。 「ステーション57」ステーション57には、図9に示すよ
うに、仕分けエリアS毎に、ステーション表示器78とラ
ベルプリンタ(印字手段の一例)79が設けられている。
【0035】ステーション表示器78は、図11(b)に
示すように、5桁のディジタル表示器80と、ピッキング
中の集品容器14が満杯(物品の容量が所定容量以上また
は物品の重量が一定重量以上)で次の物品を投入できな
いときに操作するステーションスイッチ(満杯操作手
段)81から形成されている。
【0036】ラベルプリンタ79は、出荷ラベル52と集品
した物品の明細ラベルを発行する。 「ピッキングデータの有無と作業指示」作業指示表示器
71とステーション表示器78のディジタル表示器80に表示
されるピッキングデータの有無と作業指示について図1
2を参照しながら説明する。
【0037】1.ピッキングデータの有無 ピッキングデータの有無は、ハンディ式のバーコードコ
ーダ73により読み取られた出荷ラベル32(集品容器14)
の荷番データの下3桁がディジタル表示器80に表示され
るかどうかにより指示される。
【0038】 荷番の下3桁の表示有り・・・ピッキングデータ有り 荷番の下3桁の表示無し・・・ピッキングデータ無し 2.作業指示 作業指示は、ディジタル表示器80の最後の桁にコードを
表示することにより指示される。
【0039】 a.コード「n」・・・NEXT(ネクスト)次作業へ 本仕分けエリアSのピッキング作業後またはピッキング
作業が無いとき、集品容器14を次の仕分けエリアSへ送
る。
【0040】b.コード「P」・・・PASS(パス)
ライン内作業終了 本ピッキング棚群51における作業が完了したことを示し
ており、ピッキング作業後、集品容器14を合流コンベヤ
44へ投入する。
【0041】 c.コード「E」・・・END(エンド)作業終了 以降のピッキングデータが無いことを示しており、ピッ
キング作業後、作業員はステーション57のラベルプリン
タ79より発行される明細ラベルを集品容器14内へ入れ
て、蓋14Aを閉めて合流コンベヤ44へ投入する。
【0042】作業表示灯72には、作業指示表示器71とス
テーション表示器78のディジタル表示器80に作業指示が
表示される同時と、同じ「ネクスト」「パス」「エン
ド」に相当するランプが点灯される。
【0043】上記構成による制御ブロック図を図13と
図14に示す。 [制御ブロック]91は上位のコンピュータ(図示せず)
より仕分け先(たとえば、店舗)の物品の集品要求とし
て、店舗別に『店舗データ+複数の「ピッキングする物
品のデータ(商品名などの情報)およびピッキングする
物品の個数(以下、ピック数と略す)」』からなる作業
データが入力される制御用コンピュータである。作業デ
ータは店舗からの注文、または出荷予測、またはこれら
の組合せにより形成される。
【0044】制御用コンピュータ91には予め、移動車ピ
ッキング作業エリアAに格納されている物品のデータ
と、ディジタルピッキング作業エリアBに格納されてい
る物品のデータが格納されており、上記作業データが入
力されると、この作業データを、店舗別に、移動車ピッ
キング作業エリアAにおいてピッキングする物品とその
ピック数からなる「エリアAデータ」と、ディジタルピ
ッキング作業エリアBにおいてピッキングする物品とそ
のピック数からなる「エリアBデータ」に分離し、店舗
別に『店舗データ+エリアAデータ』を形成し、後述す
る移動車ピッキングコントローラ93へ出力し、また店舗
別に『店舗データ+エリアBデータ』を形成し、後述す
るディジタルピッキングコントローラ94へ出力する。
【0045】また制御用コンピュータ91にバス92が接続
されており、このバス92に、移動車ピッキング作業エリ
アAにおけるピッキング作業をコントロールする移動車
ピッキングコントローラ(管理手段の一例)93と、ディ
ジタルピッキング作業エリアBにおけるピッキング作業
をコントロールするディジタルピッキングコントローラ
94と、移動車ピッキング作業エリアAの3箇所のステー
ション8の端末装置9および3台の無線通信装置7と、
コンベヤ装置Cのメインコンベヤ41と、各ピッキング棚
群51毎に設けた分岐コンベヤ43と合流コンベヤ44が接続
されている。
【0046】また前記ディジタルピッキングコントロー
ラ94に、図14に示すように、高速インターフェイス9
5、信号ライン96を介して、各仕分けエリアSに設け
た、各区画収納空間64毎のピッキング表示器68、各ベイ
V毎のベイ表示灯69、作業指示表示器71、作業表示灯7
2、バーコードリーダ73、ステーション表示器78、ラベ
ルプリンタ79、およびブロック完了ボタン76が接続され
ている。またこれら表示器等に対して信号ライン96を介
して高速インターフェイス95より電力が供給されてい
る。 [移動車ピッキングコントローラ93]移動車ピッキング
コントローラ93には予め、移動車ピッキング作業エリア
Aのピッキング棚3の区画収納空間5の配置データ、各
区画収納空間5に格納された物品のデータ(物品の種類
を含む)、店舗によりシングルオーダタイプの第1移動
車を使用するかまたはマルチオーダタイプの第2移動車
を使用するかを選択するデータ、移動車1に割り当てら
れた固有の番号により第1移動車か第2移動車かを識別
するデータが格納される。
【0047】移動車ピッキングコントローラ93の動作を
図15のフローチャートにしたがって説明する。まず制
御用コンピュータ91より、店舗別に『店舗データ+エリ
アAデータ』からなる作業データが入力されると(ステ
ップ−1)、この作業データを店舗データにより第1移
動車用のシングルオーダタイプの作業データと第2移動
車用のマルチオーダタイプの作業データに分ける(ステ
ップ−2)。
【0048】次に、店舗別に、作業データのエリアAデ
ータ、すなわち物品のデータ(物品の種類を含む)とピ
ック数(物品の数量)の組合せにより集品に必要な集品
容器14の数を求める(ステップ−3)。なお、物品のデ
ータ(種類)のみにより、またはピック数(物品の数
量)のみにより集品に必要な集品容器14の数を求めるよ
うにすることもできる。
【0049】次に、集品容器14の箱毎の作業データに荷
番(シングルオーダタイプ1,2,3…;マルチオーダ
タイプ101,102,103…;図16参照)を割り当てる
(ステップ−4)。なお、シングルオーダタイプの第1
移動車用の荷番を1〜100、マルチオーダタイプの第
1移動車用の荷番を101〜200としている。
【0050】次に、集品容器14の数に応じて各移動車1
に作業データを割り当てる(ステップ−5)。たとえ
ば、図16に示すように、シングルオーダタイプの第1
移動車によりピッキングする店舗Xの作業データが集品
容器14で6箱分あるときには、4箱分を移動車Iへ割り
当て、残りの2箱分を移動車IIへ割り当て、店舗Yの作
業データが3箱分あるときにはこの3箱分を移動車III
へ割り当てる。またマルチオーダタイプの第2移動車に
よりピッキングする店舗A,B,C,D,E,F…の作
業データ(1箱分の作業データ)は4箱分ずつ移動車
A,B,C…へ割り当てる。
【0051】次に、各移動車1毎に割り当てられた各荷
番(集品容器14毎)の作業データをそれぞれ、走行経路
2に沿ったピッキングデータに変換する(ステップ−
6)。すなわち、ピッキングする物品のデータ(商品
名)とこの物品が格納されたピッキング棚3の区画収納
空間5の配置により、通路番号Mが小さい順、すなわち
ピッキング開始位置Yに近い側より順に並び変える。各
物品のピッキングデータは、店舗コード−ゾーン番号−
通路番号M−棚番号N(ピッキング棚3の区画収納空間
5の番号)−商品名−商品コード−指示数(ピック数)
となる。
【0052】そして、ピッキングを実行する移動車1に
より、ピッキング開始に際して、移動車1に割り当てら
れた移動車の固有番号を含むピッキングデータ要求が、
ステーション8の端末装置9から入力されると(ステッ
プ−7)、移動車1の固有の番号により移動車1が第1
移動車タイプか第2移動車タイプかを判断し、第1移動
車タイプのときはシングルオーダタイプの作業データか
ら移動車I(データ)を割り当て、第2移動車タイプの
ときはマルチオーダタイプの作業データから移動車A
(データ)を割り当てる(ステップ−8)。
【0053】次に移動車Iまたは移動車Aに割り当てら
れた集品容器14分の「店舗+荷番」からなる出荷ラベル
データを、入力したステーション8の端末装置9へ出力
し、この端末装置9に接続されたラベルプリンタ10によ
り前記出荷ラベルデータからなる出荷ラベル32を集品容
器14分発行させ(ステップ−9)、続いて移動車Iまた
は移動車Aに割り当てられたピッキングデータを無線通
信装置7を介して、ピッキングデータ要求を入力した移
動車1に対して送信する(ステップ−10)。これによ
り、移動車1のピッキング端末器19のコントローラ25へ
移動車Iまたは移動車Aに割り当てられたピッキングデ
ータが移載される。
【0054】このステップ−7,8,9,10は、ピッキ
ングデータ要求が入力される毎に実行され、次の移動車
II,III,…、またはB,C,…に割り当てられたデー
タが出力される。
【0055】全ての作業データが移動車1へ移載される
と(ステップ−11)、終了する。また移動車1より、予
定されていた集品容器14に物品を格納することができ
ず、この集品容器14に割り当てられた店舗と集品済みの
物品のデータ(集品していない物品のデータでもよい)
を含む満杯データ(詳細は後述する)を、無線通信装置
7を介して入力すると(ステップ−12)、図17に示す
ように、マルチオーダタイプの作業データにおいて次に
出力する移動車用データの荷番を1つずらして優先して
その先頭に新たな荷番で、満杯データの店舗と集品して
いない物品のデータからなるピッキングデータを割り込
ませる(ステップ−13)。新たな荷番は割り込み特有の
番号、たとえば200番以降の番号とする。これによ
り、次にピッキングデータ要求を行った移動車1に対し
て、集品していない店舗のピッキングデータが移載され
る。なお、ステップ−13において、新たな荷番を次に出
力する移動車用データの荷番の先頭(1番目)に入れて
いるが、2番目、3番目または4番目であってもよく、
次に出力する移動車用データに含まれればよい。
【0056】次に満杯となった集品容器14用に、ピッキ
ング終了位置Zに配置されるステーション8の端末装置
9へ、満杯となった集品容器14へ入れる明細のデータ
(店舗名+集品した物品名とピック数)を出力し、この
端末装置9に接続されたラベルプリンタ10により前記明
細のデータからなる明細ラベルを発行させる(ステップ
−14)。 [移動車のコントローラ25]移動車1のピッキング端末
機19のコントローラ25の動作を図18のフローチャート
にしたがって説明する。
【0057】移動車ピッキングコントローラ93より無線
通信装置7を介してピッキングデータ(集品容器14の箱
分)を入力すると(ステップ−1)、これを記憶する
(ステップ−2)。
【0058】続いてハンディ式バーコードリーダ21によ
り読み取られた集品容器14の出荷ラベル32の店舗および
荷番のコードと集品容器14が載置されたアドレスの番号
がを入力されると(ステップ−3)、アドレスと店舗お
よび荷番を対にして記憶し、どのアドレスにどの店舗お
よび荷番の集品容器14が載置しているかを認識する(ス
テップ−4)。
【0059】以下、ピッキングデータの中からピッキン
グ開始位置Yに近い物品のピッキングデータ、すなわち
ゾーン番号、通路番号、棚番号が小さいピッキングデー
タが順に取りだされる。
【0060】最初の物品のピッキングデータを取り出し
(ステップ−5)、このピッキングデータの店舗コード
より、どのアドレスの集品容器14へピッキングした物品
を投入するかを確認し(ステップ−6)、このアドレス
を含むピッキングデータの画面(図4)を液晶表示器22
へ表示させる(ステップ−7)。
【0061】続いてハンディ式バーコードリーダ21によ
りピッキング棚3の区画収納空間5のラベル6が読み取
られ、ピッキング作業を実行した物品のデータと棚番号
が入力されると(ステップ−8)、ピッキングされた物
品と棚番号が画面に表示中の物品かを確認して集品済み
の物品のデータとして記憶し、「検品」スイッチを表示
させ(ステップ−9)、この物品の情報を入力する毎に
出荷数を増加させて「出荷数」を表示させ(ステップ−
10)、物品が投入されるアドレスの投入数表示器16に表
示する物品の総数を増加させて投入数表示器16へ表示さ
せる(ステップ−11)。
【0062】出荷数と指示数が一致すると、すなわち最
初のピッキングデータの作業が終了すると(ステップ−
12)、次のピッキングデータの有無を確認し(ステップ
−13)、確認すると次のピッキングデータを取り出し画
面を表示する。これは全ピッキングデータが終了するま
で行われる。
【0063】ピッキング作業の途中で「欠品」スイッチ
の操作信号を確認すると(ステップ−14)、出荷数より
現在のピック数を減算して欠品数を求めて、この欠品の
物品および欠品数および実行中のピッキングデータより
求めた店舗および荷番からなる欠品データを形成し(ス
テップ−15)、無線通信装置7を介して移動車ピッキン
グコントローラ93へ出力し(ステップ−16)、ステップ
−13を実行する。
【0064】またピッキング作業の途中で「満杯」スイ
ッチの操作信号を確認すると(ステップ−17)、実行中
のピッキングデータ(アドレスに相当する位置の集品容
器14のピッキングデータ)より、集品容器14に割り当て
られた店舗および荷番と、「満杯」スイッチを操作する
前までの集品済みの物品のデータ(集品していない物品
のデータでもよい)を含む満杯データを形成し(ステッ
プ−18)、無線通信装置7を介して移動車ピッキングコ
ントローラ93へ出力し(ステップ−19)、ステップ−13
を実行する。
【0065】またピッキング作業の途中で「全完了」ス
イッチの操作信号を確認すると(ステップ−20)、ステ
ップ−13を実行する。上記構成の移動車ピッキング作業
エリアAにおける作業員の動作を説明する。 1.最寄りのステーション8へ移動して、端末装置9へ
移動車1に割り当てられた固有の番号とピッキングデー
タ要求を入力する。これによりこのステーション8のラ
ベルプリンタ10より集品容器14分の出荷ラベル32が発行
され、移動車1のピッキング端末機19へピッキングデー
タが移載される。 2.空の集品容器14へそれぞれ出荷ラベル32を貼りつ
け、移動車1へ載せる(セットする)。 3.次に、移動車1へセットした集品容器14の出荷ラベ
ル32のバーコード(店舗と荷番)とこの集品容器14を載
置した投入数表示器16のバーコード(アドレス)を組に
してハンディ式のバーコードリーダ21により読み取る。
これにより、集品容器14の店舗および荷番と移動車1の
アドレスがピッキング端末機19に認識される。 4.続いてピッキング端末機16の表示器22に、図4に示
すように表示されるピッキング作業データにしたがっ
て、指定された作業ゾーン−通路−棚番号のピッキング
棚3の区画収納空間5より指示数(ピック数)の物品を
取り出し、取り出した区画収納空間5のラベル6に取り
付けられているバーコードをハンディ式バーコードリー
ダ21に読み取り、指定されたアドレスの集品容器14へ投
入する。またバーコードが読み取られる毎に、出荷数が
増加し、ピック数を確認することができる。走行経路2
に沿って移動しながらピッキング作業を続行する。
【0066】また各投入数表示器16へ投入された物品の
総数が表示される。 5.ピッキング中に集品容器14が満杯(物品の容量が所
定容量以上または物品の重量が一定重量以上)で次の物
品を投入できないときに画面上の「満杯」スイッチを操
作する。
【0067】これにより、実行中のピッキングデータよ
り、集品容器14に割り当てられた店舗および荷番と、
「満杯」スイッチを操作する前までの集品済みの物品の
データ(集品していない物品のデータでもよい)を含む
満杯データが、無線通信装置7を介して移動車ピッキン
グコントローラ93へ出力され、移動車ピッキングコント
ローラ93により次にピッキングデータを要求した移動車
1へ、集品していない店舗のピッキングデータが移載さ
れ、他の移動車1において集品される。 6.ピッキング中に、ピッキング棚3の区画収納空間5
に指示数(ピック数)の物品が無くなったとき(欠品と
なったとき)、画面の「欠品」スイッチを操作する。す
ると、出荷数より現在のピック数を減算して欠品数が求
められ、この欠品の物品および欠品数および実行中のピ
ッキングデータより求められた店舗および荷番からなる
欠品データが形成され、無線通信装置7を介して移動車
ピッキングコントローラ93へ出力される。画面には次の
ピッキングデータが表示される。 7.ピッキング中に、画面の「全完了」スイッチを操作
すると、画面には次のピッキングデータが表示される。 8.作業員は、満杯となった集品容器14があるときは、
ステーション8のラベルプリンタ10により発行されてい
る明細ラベルを集品容器14の中へ入れ、蓋14Aを閉じて
メインコンベヤ41へ投入する。これにより、分岐不許可
ラベル31が現れ、以後分岐されることなく、出荷場また
は仕分け場へ搬送される。また満杯となっていない集品
容器14は蓋14Aを開いたままメインコンベヤ41へ投入
し、ピッキング作業を終了する。
【0068】このように、移動車1を使用してピッキン
グ作業を実行するときに、集品容器14が満杯となって
も、メインコンベヤ41へ卸しに行く必要がなくなり、さ
らに追加(空)の集品容器14を取りに行く必要がなくな
ることから、作業員の作業効率を大幅に改善することが
できる。また各作業員のピッキング作業中の歩行距離が
ほぼ等しくなり、作業員の負担にばらつきが発生するこ
とを防止することができる。 [ディジタルピッキングコントローラ94]ディジタルピ
ッキングコントローラ94の制御ブロックを図19に示
す。
【0069】ディジタルピッキングコントローラ94に
は、ディジタルピッキングエリアBのピッキング棚55の
区画収納空間64の配置のデータ、各区画収納空間64に格
納された物品62のデータ、ピッキング棚55の区画収納空
間64によるピッキング棚群51および仕分けエリアSおよ
びベイVの設定のデータが予め記憶されており、コント
ローラ94は、統括制御部101と、後述するピッキングデ
ータリストを記憶するピッキングデータ記憶部102と、
仕分けエリアS毎に設けられた仕分けエリア制御部103
と、仕分けエリア制御部103に接続され、仕分けエリア
Sのベイ毎に設けられたベイ制御部104と、ベイ制御部1
04に接続され、各区画収納空間64のピッキング表示器68
毎に設けられたピックアップ制御部105から構成されて
いる。
【0070】上記統括制御部101の機能を説明する。 1.制御用コンピュータ91によりディジタルピッキング
作業エリアBにおける「店舗データ+エリアBデー
タ」、すなわち店舗別の『店舗データ+複数の(ピッキ
ングする物品のデータとそのピック数)』のデータを入
力すると、物品のデータ毎にこの物品を格納している区
画収納空間64を検索し、さらにこの区画収納空間64が配
置されたピッキング棚群51および仕分けエリアSを検索
し、図20に示すように、ピッキングデータ、すなわち
店舗データ−ピッキング棚群51−仕分けエリアS−区画
収納空間64−物品データ(商品名)−ピック数からなる
ピッキングデータリストを形成する。
【0071】2.ピッキングリストによりピッキング棚
群51毎に、次のピッキング棚群51にピッキングデータが
あるかを確認し、データのある最も下流のピッキング棚
群51を求め、このピッキング棚群51でピッキングデータ
のある最も下流の仕分けエリアSを求め、この仕分けエ
リアSにコード”E”を付す。次に、前記最も下流のピ
ッキング棚群より上流の各ピッキング棚群において、ピ
ッキングデータのある最も下流の仕分けエリアSを求
め、この仕分けエリアSにコード”P”を付す。また前
記上流の各ピッキング棚群において最も下流の仕分けエ
リアSを除く各仕分けエリアSにコード”n”を付す。
【0072】このコードを付したピッキングデータリス
トをピッキングデータ記憶部102へ記憶する。 3.ピッキングデータリストをピッキングデータ記憶部
102へ記憶した後、各仕分けエリア制御部103へ実行指令
を出力する。
【0073】4.後述する仕分け制御部103より、ピッ
キング作業を実行する集品容器14の店舗と荷番のデータ
(仕分け制御部103が担当するピッキング棚群51と仕分
けエリアSのデータを含む)を入力すると、上記ピッキ
ングデータリストの該当する仕分けエリアSに荷番のデ
ータを登録する。
【0074】5.後述する仕分け制御部103より、ピッ
キング作業中の集品容器14が満杯となったことを知らせ
る満杯データ(集品容器14の荷番のデータと仕分けエリ
アS内でピッキング作業が終了した区画収納空間64のデ
ータを含む)を入力すると、荷番のデータによりピッキ
ングデータリストを検索して、同じ荷番の集品容器14に
上流の仕分けエリアSにおいて格納された物品のデータ
(商品名)とピック数を求め、さらに移動車ピッキング
コントローラ93に記憶された作業データを荷番データに
より検索して、移動車ピッキング作業エリアAにおいて
同じ荷番の集品容器14に格納された物品のデータ(商品
名)とピック数を求め、これら求めた物品のデータ(商
品名)とピック数のデータに荷番のデータを付して、満
杯データを出力した仕分け制御部103へ出力する。
【0075】6.上記満杯データに応じて、ピッキング
作業を開始する新たな空の集品容器14の荷番データを設
定し、満杯データを出力した仕分け制御部103へ出力す
る。なお、荷番は設備全体における特有の番号でディジ
タルピッキング作業エリアBに割り当てられた、たとえ
ば300番以降の番号とする。続いて図20に示すよう
に、ピッキングデータリストに、満杯データの仕分けエ
リアS内でピッキング作業が終了した区画収納空間64よ
り次の区画収納空間64から新たな集品容器14の荷番デー
タを登録する。
【0076】上記ベイ制御部104は、後述する仕分けエ
リア制御部103よりベイV内のピッキングデータを入力
すると、ピック数の有無を確認し、ピック数が有るとき
ベイ表示灯69を点灯する。次にピックアップ制御部105
へピッキングデータを出力し、ベイV内の全てのピック
アップ制御部105よりピッキング完了信号を入力する
と、ベイ表示灯69を消灯して、ベイ内ピッキング完了信
号を仕分けエリア制御部103へ出力する。また後述する
仕分けエリア制御部103よりベイV内のピッキング終了
検索データを入力すると、この時点までにピッキング完
了信号を入力したピックアップ制御部105のデータを仕
分けエリア制御部103へ出力する。
【0077】ピックアップ制御部105は、ベイ制御部104
よりピッキングデータを入力すると、ピック数の有無を
確認し、ピック数が有るとき表示ランプ71を点灯し、ピ
ッキングデータのピック数をディジタル表示器70へ表示
させ、ピッキング作業終了により操作される完了ボタン
71の操作信号を入力すると、表示ランプ71およびディジ
タル表示器70を消灯し、ピッキング完了信号をベイ制御
部104へ出力する。
【0078】上記仕分けエリア制御部103の動作を図2
1のフローチャートにしたがって説明する。なお、統括
制御部101の実行指令に応じて実行を開始しているもの
とする。またピッキング棚群の番号および仕分けエリア
の番号が予め設定されているものとする。
【0079】まず、バーコードリーダ74より読み取られ
た集品容器14の出荷ラベル32のデータ、すなわち集品す
る仕分け先の店舗のデータと荷番のデータを入力すると
(ステップ−1)、統括制御部101へ仕分けを実行する
集品容器14の店舗と荷番のデータを登録し(ステップ−
2)、続いて店舗のデータと予め設定されているピッキ
ング棚群の番号および仕分けエリアの番号によりピッキ
ングデータ記憶部102のピッキングデータリストを検索
して、仕分けエリアSの作業指示のコードとピッキング
データを求めて記憶する(ステップ−3)。
【0080】次に、求めたコードにより、作業表示灯73
のランプを選択して表示させ(ステップ−4)、全ピッ
キングデータに1つでもピック数が有るかどうかを確認
する(ステップ−5)。
【0081】ピック数がないとき、すなわちの仕分けエ
リアSにおけるピッキング作業のデータがないとき、図
12に示すように、「−−−−{コード}」からなる表
示データを形成して作業指示表示器72およびステーショ
ン表示器78のディジタル表示器80へ出力して表示させ
(ステップ−6)、求めた店舗と荷番を含むピッキング
完了信号を統括制御ブロック101へ出力し(ステップ−
7)、終了する。
【0082】ピック数があるとき、すなわちの仕分けエ
リアSにおけるピッキング作業のデータが有るとき、図
12に示すように、「{バーコードリーダ74より入力し
た荷番の下三桁}−{コード}」からなる表示データを
形成して作業指示表示器72およびステーション表示器78
のディジタル表示器80へ出力して表示させる(ステップ
−8)。
【0083】次に、記憶したピッキングデータをベイ制
御部104へ出力する(ステップ−9)。このピッキング
データによりピッキング作業が実行される。次に、各ベ
イ制御部104の完了信号を検索して全てのベイVにおい
てピッキング作業が完了しているかを確認し(ステップ
−10)、確認すると、ブロック完了ボタン76の表示ラン
プを点灯させ(ステップ−11)、このブロック完了ボタ
ン76の完了スイッチの操作信号を確認すると(ステップ
−12)、作業表示灯73、作業指示表示器72およびステー
ション表示器78のディジタル表示器80の表示を消灯し
(ステップ−13)、ステップ−7を実行して(店舗と荷
番を含むピッキング完了信号を統括制御ブロック101へ
出力して)、終了する。
【0084】またステップ−10において、全てのベイV
においてピッキング作業が完了していないことを確認し
たとき、次にステーション表示器78のステーションスイ
ッチ81の操作信号を入力しているかどうかを確認する
(ステップ−14)。
【0085】このステーションスイッチ81の操作信号に
より集品容器14が満杯となったこと確認すると、各ベイ
制御部104に対して、ベイ内のピッキング終了検索指令
を出力して各ベイ制御部104より、この時点までにピッ
キング完了信号を入力したピックアップ制御部105、す
なわち区画収納空間63のデータを求め、この仕分けエリ
アS内においてピッキング作業が終了した区画収納空間
63のデータにより、ピッキングが終了した物品のデータ
(商品名)とピック数からなるリストを形成し(ステッ
プ−15)、続いて集品容器14の荷番データと前記仕分け
エリアS内でピッキング作業が終了した区画収納空間64
のデータを含む満杯データを統括制御部101へ出力する
(ステップ−16)。
【0086】この満杯データに応じて、統括制御部101
より前記荷番の集品容器14に上流の仕分けエリアSおよ
び移動車ピッキング作業エリアAにおいて格納された物
品のデータ(商品名)とピック数が出力され、次にピッ
キング作業を開始する新たな空の集品容器14の荷番デー
タが出力される。
【0087】統括制御部101より前記荷番の集品容器14
に上流の仕分けエリアSおよび移動車ピッキング作業エ
リアAにおいて格納された物品のデータ(商品名)とピ
ック数が入力されると(ステップ−17)、これらデータ
を前記リストに追加し、さらにこのリストに店舗と荷番
のデータを付加した明細データを形成し、ラベルプリン
タ79へ出力して明細ラベルを発行させる(ステップ−1
8)。
【0088】続いて統括制御部101より入力した新たな
空の集品容器14の荷番データと店舗のデータからなる出
荷データを形成し、ラベルプリンタ79へ出力して出荷ラ
ベル32を発行させる(ステップ−20)。
【0089】上記構成のディジタルピッキング作業エリ
アBにおける作業員Hの動作を説明する。 1.分岐コンベヤ43あるいは上流の仕分けエリアSより
担当の仕分けエリアS内に集品容器14がフリーローラコ
ンベヤ52または53によって移動されてくると、作業員H
は、集品容器14の出荷ラベル32をハンディ式のバーコー
ドリーダ74により読み取る。 2.すると、ディジタルピッキングコントローラ94によ
り、作業表示灯73、作業指示表示器72およびステーショ
ン表示器78のディジタル表示器80に作業指示のコード”
n””P””E”が表示され、作業指示表示器72および
ステーション表示器78のディジタル表示器80にこの仕分
けエリアSにおいてピッキング作業があるとき、集品容
器14の出荷ラベル32に記載された荷番の下三桁が表示さ
れる(図12参照)。作業員Hは、この下三桁の表示と
出荷ラベル32に記載された荷番の下三桁が一致すること
を確認する。
【0090】また作業員Hは、ピッキング作業がなく、
コードが”n”のとき、集品容器14を下流の仕分けエリ
アSへ移動させ、コードが”P”のとき、集品容器14を
中央の合流コンベヤ44へ投入する。 3.ピッキング作業があるとき、ピッキング作業がある
ベイVのベイ表示灯69が点灯し、ピッキング表示器68の
表示ランプ71が点灯し、ディジタル表示器70にピック数
が表示される。 4.作業員Hは、ピッキング表示器68の表示にしたがっ
て、その区画収納空間64からピック数の物品62をピッキ
ングして表示/完了ボタン71を押し、ピッキングした物
品62を集品容器14内へ格納する。すると、ピッキング表
示器68の表示ランプ71とディジタル表示器70は消灯さ
れ、またベイV内のピッキング作業が終了するとベイ表
示灯69が消灯される。 5.また仕分けエリアS内のピッキング作業が終了する
と、ブロック完了ボタン76の表示ランプが点灯し、コー
ドが”E”のとき、明細ラベルがラベルプリンタ79によ
り発行される。
【0091】作業員Hは、このブロック完了ボタン76の
表示ランプの点灯を確認すると、上記コードを確認し、
コードが”n”のとき、集品容器14を下流の仕分けエリ
アSへ移動させ、コードが”P”のとき、集品容器14を
中央の合流コンベヤ44へ投入し、コードが”E”のと
き、ラベルプリンタ79により発行された明細ラベルを集
品容器14内へ入れ、蓋14Aをして中央の合流コンベヤ44
へ投入する。そして、ブロック完了ボタン76の完了スイ
ッチを操作する。
【0092】これによりこの仕分けエリアSにおける集
品容器14への集品が終了する。 6.ピッキング作業の途中で集品容器14が満杯となる
と、作業員Hは、ステーション表示器78のステーション
スイッチ81を押す。すると、明細ラベルと出荷ラベル32
がラベルプリンタ79により発行される。作業員Hは、ラ
ベルプリンタ79により発行された明細ラベルを満杯とな
った集品容器14内へ入れ、蓋14Aをして中央の合流コン
ベヤ44へ投入し、続いて空の集品容器14をフリーローラ
コンベヤ52または53の下から取り出して、出荷ラベル32
を取り付けて、ピッキング作業を続行する。蓋14Aが閉
められた集品容器14は、以後分岐装置42により分岐され
ることなく、出荷場または仕分け場へ搬送される。
【0093】このように、作業表示灯73、作業指示表示
器72およびステーション表示器78のディジタル表示器80
にコード”P”または”E”が表示されることにより、
下流の仕分けエリアSへピッキング作業のない集品容器
14が循環して作業効率が低下することを防止できる。
【0094】また集品が終了した集品容器14または満杯
となった集品容器14の蓋14Aが閉められ、分岐不許可ラ
ベル31が現れることによって、合流コンベヤ44によりメ
インコンベヤ41へ合流した後は、下流のピッキング棚群
51へ分岐されることが防止されることにより、他のピッ
キング棚群51内を循環して作業効率が低下することを防
止することができる。
【0095】なお、本実施の形態では、集品容器14の側
面で開いた蓋14Aにより遮蔽される位置に分岐不許可ラ
ベル31を取り付け、このラベル31を読み取ったときに分
岐をしないようにしているが、蓋14Aの裏面で、蓋14A
が開いたときに現れる位置に分岐「許可」ラベルを取り
付け、ラベルを読み取ったとき(蓋14Aが開いていると
き;集品が終了していない状態)に集品容器14を分岐す
るようにしてもよい。また蓋14Aの表面に分岐「許可」
ラベルを取り付け、蓋14Aを開いたときに分岐「許可」
ラベルが蓋14Aにより遮蔽されるようにしてもよい(こ
のとき分岐装置用のバーコードリーダ45は集品容器14の
上面からラベルを読み取ることになる)。
【0096】また本実施の形態では、移動車ピッキング
作業エリアAにおいて、シングルオーダタイプの第1移
動車とマルチオーダタイプの第2移動車を使い分けてい
るが、第1移動車のみ、または第2移動車のみでピッキ
ング作業を実行するようにしてもよい。
【0097】また本実施の形態では、移動車ピッキング
作業エリアAにおいて、各集品容器14が満杯となったと
き、移動車1より満杯データをその都度移動車ピッキン
グコントローラ93へ送信しているが、各満杯データを移
動車1のコントローラ25へ記憶しておき、ピッキング終
了位置Zに到着したときに一括して送信するようにして
もよい。
【0098】また本実施の形態では、仕分け先表示手段
(出荷ラベル32)をラベルにより形成しているが、プレ
ートやタグにより形成するようにしてもよい。また本実
施の形態では、図1に示すように、移動車ピッキング作
業エリアAののステーション9に、印字手段および第2
印字手段の一例であるラベルプリンタ10を設けている
が、各移動車1にこのラベルプリンタ10を設けるように
してもよい。ラベルプリンタ10は、出荷ラベルと集品し
た物品の明細ラベルを発行する。
【0099】また本実施の形態では、図8に示すよう
に、仕分けエリアSの中央にラベルプリンタ79を配置し
ているが、仕分けエリアSの下流端に設けてもよく、ま
た各仕分けエリアS毎にラベルプリンタ79を配置してい
るが、対向する2つの仕分けエリアSで1台のラベルプ
リンタ79を共用するようにすることもできる。
【0100】また本実施の形態では、ラベルプリンタ10
および79は固定されているが、ハンディタイプとするこ
ともできる。またラベルプリンタ10および79では明細ラ
ベルを発行しているが、同時に仕分け先の注文による物
品の金額を印字した値札を発行するようにすることもで
きる。またラベルプリンタ10および79を、ラベルを自動
で直接、集品容器14へ貼りつける自動貼付タイプとする
こともできる。
【0101】また本実施の形態では、集品容器14に店舗
別に物品を集品しているが、方面別、アイテム別、搬送
トラック別などにより集品するようにしてもよい。また
本実施の形態では、ピッキング棚群51において集品容器
14を循環させるフリー搬送手段としてフリーローラコン
ベヤ52,53を使用しているが、台車などを含むフリー状
態のものを使用するようにしてもよい。
【0102】また本実施の形態では、空の集品容器14を
フリーローラコンベヤ52,53の下にストレージしている
が、フリーローラコンベヤ52,53の下に駆動コンベヤ装
置を配置して空の集品容器14を供給するようにしてもよ
い。
【0103】また本実施の形態では、ピッキング棚3,
55として流動棚を使用しているが、物品また物品を収納
した容器が移動しない一般棚を使用するようにすること
もできる。
【0104】また本実施の形態では、集品容器14として
コンテナを使用しているが、段ボールやバケットやケー
スやトレー状のものなどで蓋付きのもの(封函可能なも
の)を使用するようにしてもよい。また蓋14Aは着脱可
能なものであってもよい。
【0105】また本実施の形態では、ピッキング表示器
68、ステーション表示器78、ブロック完了ボタン76に押
しボタンスイッチを使用しているが、これらのスイッチ
機能をひもを引っ張ることによりオンするスイッチやフ
ットスイッチに代えることもできる。またピッキング棚
3,55の区画収納空間5,64に、ピッキングする物品あ
るいは容器が無くなったことを報知(入力)する補充報
知(入力)手段を設けるようにすることもできる。ま
た、この補充報知(入力)手段の機能をピッキング表示
器68に持たせてもよい。
【0106】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、集
品容器が満杯となったとき、満杯となった集品容器は卸
しへ行き、さらに空の集品容器を取りにいく手間がなく
なり、作業効率を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるピッキング設備の
移動車ピッキング作業エリアの概略配置図である。
【図2】同ピッキング設備の移動車ピッキング作業エリ
アの要部斜視図である。
【図3】同ピッキング設備の移動車の正面および側面図
である。
【図4】同ピッキング設備の移動車のピッキング端末機
の画面図である。
【図5】同ピッキング設備の集品容器の斜視図である。
【図6】同ピッキング設備の集品容器に取り付けられる
出荷ラベルの正面図である。
【図7】同ピッキング設備のディジタルピッキング作業
エリアの概略配置図である。
【図8】同ピッキング設備のディジタルピッキング作業
エリアのピッキング棚群の配置図である。
【図9】同ピッキング設備のディジタルピッキング作業
エリアのピッキング棚群の要部側面図である。
【図10】同ピッキング設備のディジタルピッキング作
業エリアのピッキング棚の正面図である。
【図11】同ピッキング設備の作業指示表示器、ステー
ション表示器、ブロック完了ボタン、ピッキング表示
器、作業表示灯の正面図である。
【図12】同ピッキング設備の作業指示表示器とステー
ション表示器による作業指示の説明図である。
【図13】同ピッキング設備の制御構成図である。
【図14】同ピッキング設備の制御構成図である。
【図15】同ピッキング設備の移動車ピッキングコント
ローラの動作を説明するフローチャートである。
【図16】同ピッキング設備の移動車ピッキングコント
ローラにおける作業データの割り当ての説明図である。
【図17】同ピッキング設備の移動車ピッキングコント
ローラにおける作業データの割り込みの説明図である。
【図18】同ピッキング設備の移動車のコントローラの
動作を説明するフローチャートである。
【図19】同ピッキング設備のディジタルピッキングコ
ントローラの制御ブロック図である。
【図20】同ピッキング設備のディジタルピッキングコ
ントローラにおけるピッキングデータリストの図であ
る。
【図21】同ピッキング設備のディジタルピッキングコ
ントローラの仕分け制御部の動作を説明するフローチャ
ートである。
【符号の説明】
A 移動車ピッキング作業エリア B ディジタルピッキング作業エリア C コンベヤ装置 H 作業員 S 仕分けエリア 1 移動車 2 走行経路 3,55 ピッキング棚 4 作業ゾーン 5,64 区画収納空間 7 無線通信装置 8 ステーション 9 端末装置 10 ラベルプリンタ 14 集品容器 14A 蓋 19 ピッキング端末機 20,21 バーコードリーダ 25 移動車のコントローラ 31 分岐不許可ラベル 32 出荷ラベル 41 メインコンベヤ 42 分岐装置 43 分岐コンベヤ 44 合流コンベヤ 45 バーコードリーダ 51 ピッキング棚群 52,53 フリーローラコンベヤ 57 ステーション 68 ピッキング表示器 69 ベイ表示灯 72 作業指示表示器 73 作業表示灯 74 バーコードリーダ 76 ブロック完了ボタン 78 ステーション表示器 79 ラベルプリンタ 91 制御用コンピュータ 93 移動車ピッキングコントローラ 94 ディジタルピッキングコントローラ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品を収納した複数の区画収納空間を有
    するピッキング棚と、 前記ピッキング棚の区画収納空間からの物品の取り出し
    情報が指示される指示手段および前記物品を集品する集
    品容器を載置する載置部を有する複数の移動車と、 仕分け先の物品の集品要求に応じて、仕分け先別に集品
    する物品の情報を管理し、前記各移動車へ集品する物品
    を割り当て、各移動車の指示手段へ物品の取り出し情報
    を指示する管理手段とを備え、 前記ピッキング棚に沿って前記移動車を移動させなが
    ら、前記指示手段の指示にしたがってピッキング棚の区
    画収納空間から物品を取り出し、前記集品容器へ格納す
    ることにより、物品の集品を行うピッキング設備であっ
    て、 前記移動車に、前記集品容器内に集品された物品が一定
    容積以上となったときまたは集品された物品の重量が所
    定重量以上となったときに、集品容器へ集品した物品ま
    たは集品容器へ集品していない物品の情報を含む満杯情
    報を前記管理手段へ伝達する伝達手段を設け、 前記管理手段は、前記伝達手段より満杯情報を受け取る
    と、この移動車において集品していない物品の取り出し
    情報を、物品の取り出し情報を指示する他の移動車に割
    り当て、この情報をこの他の移動車の指示手段へ指示す
    ることを特徴とするピッキング設備。
  2. 【請求項2】 管理手段は、先の移動車により集品して
    いない物品の取り出し情報を、優先的に次に物品の取り
    出し情報を指示する移動車に割り当てることを特徴とす
    る請求項1に記載のピッキング設備。
  3. 【請求項3】 移動車に、仕分け先別の複数の載置部を
    設け、いずれかの載置部の集品容器において、 集品さ
    れた物品が一定容積以上となったときまたは集品された
    物品の重量が所定重量以上となったときに、各載置部別
    に管理手段へ満杯情報を伝達する伝達手段を設けたこと
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載のピッキン
    グ設備。
  4. 【請求項4】 移動車を、1つの仕分け先だけの物品の
    集品を行う第1移動車と、複数の仕分け先の物品の集品
    を行う第2移動車に分類し、 管理手段は、仕分け先毎に、集品する物品の数量または
    物品の種類またはこれらの組合せにより、前記第1移動
    車または第2移動車を選択し、各移動車へ集品する物品
    を割り当て、各移動車の指示手段へ順に物品の取り出し
    情報を指示することを特徴とする請求項1〜請求項3の
    いずれかに記載のピッキング設備。
  5. 【請求項5】 集品容器に集品された物品の明細を発行
    する印字手段を設けたことを特徴とする請求項1〜請求
    項4のいずれかに記載のピッキング設備。
  6. 【請求項6】 集品容器には蓋が付属され、 集品された物品が一定容積以上となったときまたは集品
    された物品の重量が所定重量以上となったときに、印字
    手段により発行された明細が集品容器に入れられ、集品
    容器に蓋が取り付けられることを特徴とする請求項5に
    記載のピッキング設備。
  7. 【請求項7】 移動車に載置する集品容器に取り付けら
    れる仕分け先を識別する仕分け先表示手段を発行する第
    2印字手段を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項
    6のいずれかに記載のピッキング設備。
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