JP2002087184A - 車両用情報処理装置および車両用情報処理プログラムが格納された記録媒体 - Google Patents

車両用情報処理装置および車両用情報処理プログラムが格納された記録媒体

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JP2002087184A
JP2002087184A JP2000284130A JP2000284130A JP2002087184A JP 2002087184 A JP2002087184 A JP 2002087184A JP 2000284130 A JP2000284130 A JP 2000284130A JP 2000284130 A JP2000284130 A JP 2000284130A JP 2002087184 A JP2002087184 A JP 2002087184A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 混乱を生じることなく携帯用情報端末によっ
て車載制御機器を適正に遠隔操作できるようにする。 【解決手段】 携帯用情報端末2が通信可能に接続され
る車載制御機器1を有し、上記携帯用情報端末2によっ
て車載制御機器2が遠隔操作されるように構成された車
両用情報処理装置であって、上記携帯用情報端末2の車
室内における位置を特定する位置特定手段10と、この
位置特定手段10によって特定された上記携帯用情報端
末2の車室内における位置に基づいて、上記車載制御機
器1の制御態様を設定する制御態様設定手段12とを備
えた車両用情報処理装置および車両用情報プログラムが
格納された記録媒体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用ナビゲーシ
ョン装置、音響機器または空調装置等からなる車載制御
装置と、携帯用コンピュータ端末機器、携帯電話機また
は携帯用録音装置等からなる携帯用情報端末とを備えた
車両用情報処理装置および車両用情報処理プログラムが
格納された記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平10−160490
号公報に示すように、車載ナビゲーション装置と、携帯
用情報端末装置と、両装置間でデータ通信するための通
信装置を含んで構成され、上記車載ナビゲーション装置
は、入力データを音声データに変換して出力する音声処
理手段を有し、上記携帯用情報端末装置は、上記通信装
置を介して入力データを上記音声処理手段に出力する出
力手段を有するナビゲーションシステムにおいて、車載
ナビゲーションシステムが備える音声出力手段を用いて
携帯用情報端末装置のデータを音声処理することが行わ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように車両に装
備された車載ナビゲーション装置と、乗員が個別に所持
する携帯用情報端末装置とをデータ通信可能に接続し、
車載ナビゲーション装置が備える音声処理機能を利用し
て携帯用情報端末装置のデータを音声処理するように構
成した場合には、携帯用情報端末装置のコストアップや
大型化等を招くことなく、携帯用情報端末装置で所得し
たデータを音声によって乗員に報知することができると
いう利点がある。
【0004】この反面、各乗員が所持する携帯用情報端
末を使用して上記車載ナビゲーション装置(車載制御機
器)との間でそれぞれ通信を行い、各乗員がそれぞれ個
別に上記車載制御機器を遠隔操作し得るように構成した
場合には、誰が何れの位置から上記車載制御機器の遠隔
操作するか分からないために混乱を生じ易く、利便性が
悪いという問題がある。
【0005】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、混乱を生じることなく携帯用情報端末によって
車載制御機器を適正に遠隔操作することができる車両用
情報処理装置および車両用情報処理プログラムが格納さ
れた記録媒体を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
携帯用情報端末が通信可能に接続される車載制御機器を
有し、上記携帯用情報端末によって車載制御機器が遠隔
操作されるように構成された車両用情報処理装置であっ
て、上記携帯用情報端末の車室内における位置を特定す
る位置特定手段と、この位置特定手段によって特定され
た上記携帯用情報端末の車室内位置に基づいて、上記車
載制御機器の制御態様を設定する制御態様設定手段とを
備えたものである。
【0007】上記構成によれば、位置特定手段において
特定された携帯用情報端末の車室内位置に基づき、制御
態様設定手段において上記車載制御機器の制御態様が設
定されるため、各乗員が所持する携帯用情報端末による
上記車載制御機器の遠隔操作が行われた場合に、上記携
帯用情報端末の車室内位置に対応した車載制御機器の制
御が、混乱を生じることなく適正に実行されることにな
る。
【0008】請求項2に係る発明は、車載制御機器に対
して通信可能に接続される携帯用情報端末を有し、この
携帯用情報端末によって車載制御機器を遠隔操作するよ
うに構成された車両用情報処理装置であって、上記携帯
用情報端末の車室内における位置を特定する位置特定手
段と、この位置特定手段によって特定された上記携帯用
情報端末の車室内位置に基づいて、この携帯用情報端末
の制御態様を設定する制御態様設定手段とを備えたもの
である。
【0009】上記構成によれば、位置特定手段において
携帯用情報端末の車室内位置が特定されるとともに、制
御態様設定手段において上記携帯用情報端末の制御態様
が設定されるため、各乗員が所持する携帯用情報端末に
よって上記車載制御機器の遠隔操作し得る機能が、上記
携帯用情報端末の車室内位置に応じて制限される等によ
り、上記車載制御機器の制御が、混乱を生じることなく
適正に実行できる。
【0010】請求項3に係る発明は、上記請求項1また
は2記載の車両用情報処理装置において、上記位置特定
手段により、少なくとも車室内の前部席と後席部とを区
別して上記携帯用情報端末の位置を特定し、この携帯用
情報端末が前部席に位置していることが確認された場合
に、上記制御態様設定手段により、車載制御機器の少な
くとも一部の遠隔操作が禁止されるように上記制御態様
を設定するものである。
【0011】上記構成によれば、前部席の乗員が所持す
る携帯用情報端末による上記車載制御機器の遠隔操作が
行われた場合には、車載制御機器の少なくとも一部の遠
隔操作が禁止されるため、車載制御機器の直接操作が可
能な前部席の乗員による不必要な遠隔操作が行われるの
を防止できることになる。
【0012】請求項4に係る発明は、上記請求項1また
は2記載の車両用情報処理装置において、上記位置特定
手段により、少なくとも車室内の前部席と後部席とを区
別して上記携帯用情報端末の位置を特定し、この携帯用
情報端末が後部席に位置していることが確認された場合
に、上記制御態様設定手段により、車載制御機器の少な
くとも一部の遠隔操作が許容されるように上記制御態様
を設定するものである。
【0013】上記構成によれば、後部席の乗員が所持す
る携帯用情報端末による上記車載制御機器の遠隔操作が
行われた場合には、車載制御機器の少なくとも一部の遠
隔操作が許容されるため、車載制御機器の直接操作が困
難な後部席の乗員による上記車載制御機器の制御が適正
に実行されることになる。
【0014】請求項5に係る発明は、上記請求項1〜4
のいずれかに記載の車両用情報処理装置において、上記
携帯用情報端末の車室内における位置を入力する入力部
を備え、この入力部から位置特定手段に入力された位置
データに基づいて上記携帯用情報端末の車室内における
位置を特定するように構成したものである。
【0015】上記構成によれば、入力部により入力され
た携帯用情報端末の位置データに応じ、上記携帯用情報
端末の車室内位置が、簡単な構成で正確に特定されると
ともに、この携帯用情報端末の車室内位置に基づき、上
記車載制御機器の制御が、混乱を生じることなく適正に
実行されることになる。
【0016】請求項6に係る発明は、上記請求項1〜5
のいずれかに記載の車両用情報処理装置において、上記
位置特定手段により、少なくとも車室内の運転席とその
他の座席とを区別して上記携帯用情報端末の位置を特定
し、この携帯用情報端末が運転席に位置していることが
確認された場合に、上記制御態様設定手段により、車両
の運転操作に支障を生じる可能性がある上記車載制御機
器の遠隔操作が禁止されるように上記制御態様を設定す
るものである。
【0017】上記構成によれば、車両の運転操作に支障
を生じる可能性がある車載制御機器の遠隔操作が運転者
により実行されることがないように、上記制御態様設定
手段によって車載制御機器の制御態様が設定されるた
め、運転者による不必要または不適切な遠隔操作が行わ
れるのを防止することが可能となる。
【0018】なお、車両の運転操作に支障を生じる可能
性がある上記車載制御機器の遠隔操作を常に禁止する必
要はなく、車両が走行状態にある場合に限って上記遠隔
操作を禁止するようにしてもよい。この構成よれば、車
両の走行時に、運転者による不必要または不適切な遠隔
操作が行われるのを防止できるとともに、運転操作に注
意を向ける必要のない停車時に、運転者が所持する携帯
用情報端末によって上記車載制御機器を遠隔操作するこ
とが可能となる。
【0019】請求項7に係る発明は、上記請求項6記載
の車両用情報処理装置において、運転者による携帯用情
報端末の操作が行われた場合に、これを検出して上記携
帯用情報端末の作動を規制する作動規制手段を備え、こ
の作動規制手段の出力信号に応じ、上記車室内の運転席
とその他の座席とを区別して上記携帯用情報端末の位置
を特定するように構成したものである。
【0020】上記構成によれば、運転者による携帯用情
報端末の操作が上記作動規制手段により規制されるとと
もに、車両の運転操作に支障を生じる可能性がある車載
制御機器の遠隔操作が運転者により実行されることがな
いように、上記制御態様設定手段によって車載制御機器
の制御態様が設定されるため、運転者による不必要また
は不適切な上記携帯用情報端末の操作および車載制御機
器の遠隔操作が行われるのを防止できることになる。
【0021】請求項8に係る発明は、上記請求項1また
は2記載の車両用情報処理装置において、上記携帯用情
報端末による遠隔操作が行われた場合に、上記位置特定
手段により特定された携帯用情報端末の車室内位置に影
響を与える車載制御機器の制御のみを実行するように構
成したものである。
【0022】上記構成によれば、携帯用情報端末による
車載制御機器の遠隔操作が行われた場合に、上記位置特
定手段により特定された携帯用情報端末の車室内位置に
対応した必要かつ充分な車載制御機器の制御が実行され
ることになる。
【0023】請求項9に係る発明は、携帯用情報端末が
通信可能に接続される車載制御機器を、上記携帯用情報
端末による遠隔操作に応じて制御する車両用情報処理プ
ログラムが格納された記録媒体であって、上記携帯用情
報端末の車室内における位置を特定する位置特定ステッ
プと、この位置特定ステップにより特定された携帯用情
報端末の車室内位置に基づいて、上記車載制御機器また
は携帯用情報端末の制御態様を設定する制御態様設定ス
テップとを備えたコンピュータ読取可能な車両用情報プ
ログラムが格納されたものである。
【0024】上記構成によれば、携帯用情報端末の車室
内における位置に応じ、上記車載制御機器または携帯用
情報端末の制御態様が設定されるため、各乗員が所持す
る携帯用情報端末による上記車載制御機器の遠隔操作が
行われた場合に、この遠隔操作に対応した上記車載制御
機器の制御を、混乱することなく適正に実行することが
可能な車両用情報処理装置が得られることになる。
【0025】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る車両用情報
処理装置の実施形態を示している。この車両用情報処理
装置は、車両に搭載されるナビゲーション装置、音響機
器、空調装置、メータ機器または電子メール送信装置等
からなる車載制御機器1と、携帯用コンピュータ端末機
器、携帯電話または携帯用録音機器等からなる複数の携
帯用情報端末2(図1には1個のみを示す)とを有し、
これらの携帯用情報端末2が、無線または有線のデータ
通信回線3を介して上記車載制御機器1にそれぞれ接続
されるように構成されている。
【0026】上記車載制御機器1は、例えばナビゲーシ
ョン装置の地図表示部またはメータ機器のメータ表示部
等からなるディスプレイ4と、入力操作スイッチ等から
なる入力部5と、音声を出力するスピーカ等からなる音
声出力部6と、地図情報等の各種情報が記録されたI
C、磁気ディスク、CD−ROM等からなる記録媒体7
と、上記ディスプレイ4および音声出力部6を制御する
制御部8と、上記データ通信回線3を介して各携帯用情
報端末2との間でデータの送信および受信を行うための
モデム9とを有している。
【0027】また、上記車載制御機器1には、例えば運
転席に着座する乗員(運転者)によって携帯電話機等か
らなる携帯用情報端末2の操作が行われた場合に、電波
検出センサの検出信号に応じて上記操作が行われたこと
を検出するとともに、上記携帯用情報端末2の作動を規
制するための電波を、運転席に属する領域に出力する等
により、上記携帯用情報端末2の作動を規制する作動規
制手段21が設けられている。
【0028】上記車載制御機器1の制御部8には、上記
モデム9を介して入力されたデータに基づいて上記携帯
用情報端末2の車室内における位置を特定する位置特定
手段10と、この位置特定手段10により特定された携
帯用情報端末2の車室内位置に関する情報を報知する報
知手段11と、上記位置特定手段10より特定された携
帯用情報端末2の車室内位置に基づいて車載制御機器1
の制御態様を設定する制御態様設定手段12とが設けら
れている。
【0029】上記位置特定手段10は、例えば車載制御
機器1と携帯用情報端末2との間で行われる接続確認制
御の実行時、または携帯用情報端末2による遠隔操作の
実行時等に、携帯用情報端末2から送信された遠隔操作
信号に付されたID番号に基づいて携帯用情報端末2の
所持者を特定するとともに、車室内に設けられた位置検
出センサの検出信号に基づいて上記携帯用情報端末2の
車室内における位置、つまり携帯用情報端末2の所持者
が着座する座席位置を特定するように構成されている。
【0030】具体的には、上記位置検出センサの検出信
号に応じて携帯用情報端末2の所持者が座席に着座した
ことが確認された時点で、車載制御機器1から携帯用情
報端末2に接続応答要請信号が送信されるとともに、こ
の接続応答要請信号に対応した接続応答信号が上記携帯
用情報端末2から車載制御機器1に送信された場合に、
上記検出信号および接続応答信号に基づいて上記携帯用
情報端末2の車室内における位置およびが携帯用情報端
末2の所持者が特定されるようになっている。
【0031】なお、上記携帯用情報端末2から車載制御
機器1の遠隔操作信号が送信された場合に、車室内に設
けられた位置検出センサにより上記遠隔操作信号の送信
位置を検出することにより、携帯用情報端末2の所持者
が着座する座席位置を特定するようにしてもよい。ま
た、車両に配線されたデータ通信回線3により上記車載
制御機器1と携帯用情報端末2とを接続する場合には、
携帯用情報端末2を上記データ通信回線3に接続した時
点で、このデータ通信回線3の配線位置に応じて上記携
帯用情報端末2の車室内における位置を特定するように
してもよい。
【0032】また、運転者が所持する携帯用情報端末2
の作動を規制する制御が上記作動規制手段21において
実行された場合に、この作動規制手段21の入力信号に
応じて上記携帯用情報端末2の車室内における位置を、
上記位置特定手段10により特定するようにしてもよ
い。すなわち、上記携帯用情報端末2の操作が行われた
場合に、上記作動規制手段21から位置特定検出手段1
0に入力される入力信号に応じ、上記携帯用情報端末2
の作動規制が実行されたか否かを判別することにより、
上記携帯用情報端末2の操作を行った乗員が運転席に着
座しているのか、それ以外の座席に着座しているのかを
特定するように構成してもよい。
【0033】さらに、上記車載制御機器1に設けられた
入力部5、または携帯用情報端末2に設けられた後述の
入力部14により、上記携帯用情報端末2の車室内にお
ける位置を入力し得るように構成し、上記入力部5,1
4から位置特定手段10に入力された位置データに基づ
いて、上記携帯用情報端末2の車室内における位置を特
定するように構成してもよい。
【0034】上記制御態様設定手段12は、運転操作に
支障を生じる可能性がある運転者による上記車載制御機
器1の遠隔操作等を規制対象として予め設定し、あるい
は上記入力部5等による入力操作に応じて、規制対象と
なる携帯用情報端末2を個別に設定する機能を有してい
る。上記運転操作に支障を生じる可能性がある遠隔操作
とは、例えば運転席の前方に配設された入力部5による
直接操作の方が容易であり、運転中に上記携帯用情報端
末2による遠隔操作を行うと運転者の注意が散漫になる
メータ機器の操作、または運転者の注意が車載制御機器
1に向けられることによって運転操作が阻害される車両
用ナビゲーション装置の操作等が考えられる。
【0035】また、上記制御態様設定手段12は、携帯
用情報端末2による遠隔操作が行われた場合に、上記位
置特定手段10により特定された携帯用情報端末2の車
室内位置に影響を与える上記車載制御機器1の制御のみ
を実行し、その他の位置に影響を与える車載制御機器1
の制御を禁止するように構成されている。例えば、後部
席に位置する携帯用情報端末2により、音響機器の音量
を調節し、または空調装置の温度を調節する遠隔操作が
行われた場合には、後部席に位置する音響機器の音量調
節、または後部席に対する空調装置の風量調節のみが実
行され、前部席に位置する音響機器の音量調節、または
前部席に対する空調装置の風量調節が禁止されるように
なっている。
【0036】さらに、上記制御態様設定手段12は、例
えば、車載制御機器1の入力部5による直接操作と、車
室内の助手席または後部席に着座した乗員が所持する携
帯用情報端末2による遠隔操作とが同時に行われた場合
に、上記入力部5による直接操作を優先するように優先
順位を予め設定し、あるいは上記入力部5の入力操作に
応じて、上記各携帯用情報端末2の何れを優先すべきか
を、その所持者毎もしくはその車室内位置毎に設定する
優先順位設定手段としての機能を有している。
【0037】一方、上記携帯用情報端末2は、例えば携
帯用コンピュータ端末機器の場合、各情報等を表示する
液晶タイプのディスプレイ13と、ディジタイザーまた
はキーボード等からなる入力部14と、各種情報を記録
する磁気ディスク、CD−ROM等からなる記録媒体1
5と、上記ディスプレイ13等を制御する制御部16
と、上記データ通信回線3を介して上記車載制御機器1
との間でデータの送信および受信を行うためのモデム1
7とを有している。
【0038】上記携帯用情報端末2の制御部16には、
その車室内における位置を特定する位置特定手段18
と、他の携帯用情報端末2によ車載制御機器1の遠隔操
作が行われた場合に、この遠隔操作を行った携帯用情報
端末2の車室内位置に関する情報を報知する報知手段1
9と、自己の携帯用情報端末2の車室内位置に基づいて
その制御態様を設定する制御態様設定手段20とが設け
られている。
【0039】上記位置特定手段18は、車載制御機器1
に設けられた位置特定手段10と同様に、車載制御機器
1と携帯用情報端末2との間で行われる接続確認制御の
実行時、または携帯用情報端末2による遠隔操作の実行
時等に、車室内に設けられた位置検出センサの検出信号
等に基づき、自己の携帯用情報端末2の車室内における
位置、つまり携帯用情報端末2の所持者が着座する座席
の位置を特定するように構成されている。
【0040】また、他の携帯用情報端末2により上記車
載制御機器1の遠隔操作が行われた場合に、この遠隔操
作を行った携帯用情報端末2を所持する所持者およびそ
の車室内位置、つまり上記携帯用情報端末2の所持者が
着座する座席の位置等が、上記位置特定手段18におい
て特定されるようになっている。
【0041】上記報知手段19は、他の携帯用情報端末
2による車載制御機器1の遠隔制御が行われた場合に、
上記位置特定手段18において特定された携帯用情報端
末2の車室内位置等に関する情報、例えば上記車載制御
機器1の遠隔操作を行った携帯用情報端末2の所持者名
およびこの携帯用情報端末2所持者が着座する座席の位
置等を上記ディスプレイ13において識別可能に表示さ
せるように構成されている。
【0042】上記制御態様設定手段20は、運転者の所
持する携帯用情報端末2等を規制対象として予め設定
し、あるいは規制対象となる携帯用情報端末2を個別に
設定し、これらの携帯用情報端末2のディスプレイ13
に、上記車載制御機器1を遠隔操作するためのメニュー
画面が表示されるのを禁止する等により、車載制御機器
1の遠隔操作を禁止する機能を有している。
【0043】また、上記制御態様設定手段20は、携帯
用情報端末2による遠隔操作が行われた場合に、この携
帯用情報端末2のディスプレイ13に表示されるメニュ
ー画面の表示態様を上記位置特定手段18により特定さ
れた携帯用情報端末2の車室内位置に対応させて変化さ
せる等により、上記携帯用情報端末2の車室内位置、つ
まり上記遠隔操作を行った携帯用情報端末2の所持者が
着座している座席位置に影響を与える車載制御機器1の
制御のみを許容し、かつその他の位置に影響を与える車
載制御機器1の遠隔操作を禁止するように構成されてい
る。
【0044】さらに、上記制御態様設定手段20は、例
えば、複数の携帯用情報端末2による上記車載制御機器
1の遠隔操作が略同時に行われた場合等に、予め設定さ
れた優先順位、または上記入力部14の入力操作に応じ
て、上記各携帯用情報端末2の何れを優先すべきかを、
その所持者毎もしくはその車室内位置毎に設定する優先
順位設定手段としての機能を有している。
【0045】上記車載制御機器1の制御部8において実
行される基本制御動作を、図2および図3に示すフロー
チャートに基づいて説明する。上記制御動作がスタート
すると、各携帯用情報端末2との接続状態を確認する後
述の接続確認制御を実行した後(ステップS1)、車載
制御機器1の制御態様を設定する後述の制御態様設定制
御を実行する(ステップS2)。
【0046】次いで、上記携帯用情報端末2がデータ通
信回線3を介して車載制御機器1に接続された状態にあ
るか否かを判別し(ステップS3)、NOと判定された
場合には、上記入力部5からの入力信号にのみ基づく車
載制御機器1の通常制御を実行する(ステップS4)。
このステップS3においてYESと判定され、上記携帯
用情報端末2がデータ通信回線3を介して車載制御機器
1に接続された状態にあることが確認された場合には、
この車載制御機器1を遠隔操作する上記携帯用情報端末
2の操作信号が入力されたか否かを判定する(ステップ
S5)。
【0047】上記ステップS5でNOと判定され、車載
制御機器1を遠隔操作する上記携帯用情報端末2の操作
信号が入力されていないことが確認された場合には、上
記車載制御機器1の記録媒体7に記録された地図情報等
の表示データを、上記携帯用情報端末2に送信するよう
に指示する遠隔操作が行われたか否かを判別し(ステッ
プS6)、NOと判定された場合には、上記ステップS
4に移行して通常制御を実行する。
【0048】上記ステップS6でYESと判定され、上
記表示データの送信指示が行われたことが確認された場
合には、この表示データの送信指示を行った携帯用情報
端末2が規制対象となっているか否か、つまり表示デー
タの送信が禁止された携帯用情報端末2により上記送信
指示が行われたか否かを判定する(ステップS7)。こ
のステップS7でYESと判定された場合には、上記表
示データの送信を行うことなく、上記規制対象となって
いる旨を車載制御機器1のディスプレイ4に表示させる
とともに(ステップS8)、必要に応じて該当する携帯
用情報端末2のディスプレイ13に上記規制対象となっ
ている旨を表示させるための信号を送信する。
【0049】上記ステップS7でNOと判定され、表示
データの送信指示を行った携帯用情報端末2が上記規制
対象となっていないことが確認された場合には、上記地
図情報等の表示データを記録媒体7から読み出して、該
当する携帯用情報端末2に送信した後(ステップS
9)、上記ステップS4に移行して車載制御機器1の通
常制御を実行する。
【0050】上記ステップS5でYESと判定され、車
載制御機器1を遠隔操作する上記携帯用情報端末2の操
作信号が入力されたことが確認された場合には、この遠
隔操作を行った携帯用情報端末2が規制対象となってい
るか否か、つまり遠隔操作が禁止された携帯用情報端末
2により上記遠隔操作が行われたか否かを判定する(ス
テップS10)。このステップS10でYESと判定さ
れた場合には、上記車載制御機器1を作動させることな
く、上記遠隔操作が規制される旨を車載制御機器1のデ
ィスプレイ4に表示させるとともに(ステップS1
1)、必要に応じて上記規制対象となっている旨を該当
する携帯用情報端末2のディスプレイ13に表示させる
ための信号を送信する。
【0051】上記ステップS10でNOと判定され、所
定の遠隔操作を行った携帯用情報端末2が上記規制対象
となっていないことが確認された場合には、上記携帯用
情報端末2の遠隔操作により指示された制御内容が、優
先順位が高い他の操作手段による制御内容と干渉してい
るか否かを判定する(ステップS12)。
【0052】上記ステップS12でYESと判定され、
上記携帯用情報端末2の遠隔操作により指示された制御
内容が、他の操作手段による制御内容と干渉し、あるい
は上記携帯用情報端末2の優先順位が他の操作手段より
も低いことが確認された場合には、上記ステップS11
に移行して、車載制御機器1のディスプレイ4に表示さ
せるとともに、必要に応じて上記規制対象となっている
旨を該当する携帯用情報端末2のディスプレイ13に表
示させるための信号を送信する。
【0053】また、上記ステップS12でNOと判定さ
れて上記携帯用情報端末2の遠隔操作により指示された
制御内容が、他の操作手段による制御内容と干渉してい
ないこと、あるいは制御内容の干渉時に、上記携帯用情
報端末2の優先順位が他の操作手段よりも高いことが確
認された場合には、上記携帯用情報端末2から入力され
た操作信号に対応した車載制御機器1の遠隔操作制御を
実行する(ステップS13)。
【0054】次に、上記携帯用情報端末2から送信され
た信号に基づいて上記遠隔操作を行った携帯用情報端末
2を特定するとともに(ステップS14)、この携帯用
情報端末2の車室内における位置を特定する(ステップ
S15)。すなわち、上記携帯用情報端末2の出力信号
に付されたID番号等に基づいて、上記遠隔操作を行っ
た携帯用情報端末2の所持者を特定するとともに、車室
内に設けられた位置検出センサの検出信号等に基づい
て、上記携帯用情報端末2の所持者が車室内の何れの座
席に着座しているのかを特定する。
【0055】そして、上記ステップS14で特定された
上記携帯用情報端末2の所持者名、上記ID番号または
車室内位置等を車載制御機器1のディスプレイ4に表示
させて報知するとともに(ステップS16)、上記所持
者名、ID番号または車室内位置等の音声情報を車載制
御機器1の音声出力部6から出力して報知する(ステッ
プS17)。また、上記所持者名、ID番号または車室
内位置等に関する情報を、他の携帯用情報端末2に表示
させるための表示信号を出力した後(ステップS1
8)、上記ステップS4に移行してリターンする。
【0056】次に、上記基本制御動作のステップS1に
おいて実行される各携帯用情報端末2との接続状態を確
認する制御動作を、図4に示すフローチャートに基づい
て説明する。この制御動作がスタートすると、車載制御
機器1の入力部4から接続確認を実行することを指示す
るスイッチ(SW)操作がされたか否かを判定する(ス
テップS21)。このステップS21でYESと判定さ
れた場合には、接続応答要請信号を上記携帯用情報端末
2に送信した後(ステップS22)、この携帯用情報端
末2から送信された接続応答信号を所定時間内に受信し
たか否かを判定する(ステップS23)。
【0057】上記ステップS23でYESと判定され、
上記接続応答要請信号に応じて携帯用情報端末2から接
続応答信号が送信されたことが確認された場合には、こ
の接続応答信号に付されたID番号等および車室内に設
けられた位置検出センサの検出信号等に基づいて、上記
遠隔操作を行った携帯用情報端末2の所持者およびその
着座位置等の情報を特定するとともに、この特定情報を
上記記録媒体7等に記録する(ステップS24)。
【0058】また、上記ステップS21でNOと判定さ
れ、車載制御機器1の入力部4による接続確認の指示が
行われていないことが確認された場合には、以前に接続
確認を行ってから一定時間が経過したか否か、つまり予
め所定周期毎に設定された接続確認時点となったか否か
を判定し(ステップS25)、YESと判定された場合
には、上記ステップS22に移行して接続応答要請信号
を携帯用情報端末2に送信する。
【0059】上記ステップS25でNOと判定されて所
定周期毎の接続確認時点でないことが確認された場合、
または上記ステップS23でNOと判定され、所定時間
内に携帯用情報端末2からの接続応答信号を受信してい
ないことが確認された場合には、上記携帯用情報端末2
からの接続応答要請信号を受信したか否かを判定し(ス
テップS26)、NOと判定された場合には制御動作を
終了する。
【0060】上記ステップS26でYESと判定され、
上記携帯用情報端末2からの接続応答要請信号を受信し
たことが確認された場合には、この接続応答要請信号を
送信した携帯用情報端末2に対して接続応答信号を送信
した後(ステップS27)、上記ステップS24に移行
し、接続応答要請信号に付されたID番号等および車室
内に設けられた位置検出センサの検出信号等に基づい
て、上記遠隔操作を行った携帯用情報端末2の所持者お
よびその着座位置等の情報を特定するとともに、この特
定情報を上記記録媒体7等に記録する。
【0061】次に、上記基本制御動作のステップS2に
おいて実行される上記車載制御機器1の制御態様設定制
御を、図5に示すフローチャートに基づいて説明する。
上記制御動作がスタートすると、入力部5による上記制
御態様の設定操作が行われたか否かを判定し(ステップ
S31)、NOと判定された場合には、車両が走行状態
にあるか否かを判定する(ステップS32)。
【0062】上記ステップS32でYESと判定されて
車両が走行状態にあることが確認された場合には、予め
設定された車両走行時の制御態様を上記記録媒体7から
読み出して設定する(ステップS33)。また、上記ス
テップS32でNOと判定されて停車状態にあることが
確認された場合には、予め設定された停車時の制御態様
を上記記録媒体7から読み出して設定する(ステップS
34)。
【0063】例えば、図6に示すように、車両用ナビゲ
ーション装置、空調装置、音響機器、メータ機器および
電子メール送信装置等からなる車載制御機器1におい
て、車両の走行時には、運転者の所持する携帯用情報端
末2による全ての遠隔操作を禁止するとともに、停車時
には、運転者の所持する携帯用情報端末2による電子メ
ール送信装置の遠隔操作のみを許容するように、上記車
載制御機器1の制御態様を設定する。また、運転者によ
る上記車載制御機器1の直接操作と、他の乗員による上
記携帯用情報端末2を使用した上記車載制御機器1の遠
隔操作とが略同時に行われた場合には、運転者による直
接操作を優先するように優先順位を設定する。
【0064】一方、助手席の乗員が所持する携帯用情報
端末2については、車両が走行状態にあるか否かに拘わ
らず、上記乗員による直接操作が困難な車両用ナビゲー
ション装置および電子メール送信装置の遠隔操作を許容
するように、上記車載制御機器1の制御態様を設定す
る。
【0065】なお、上記メータ機器がインストルメント
パネルの中央部に設置されている場合には、助手席の乗
員による直接操作が可能であるため、上記携帯用情報端
末2による遠隔操作を禁止するように、上記車載制御機
器1の制御態様を設定する。これに対して上記メータ機
器が運転席側に設置されている場合には、助手席の乗員
による直接操作が困難であるため、上記携帯用情報端末
2による遠隔操作を許容するように、上記車載制御機器
1の制御態様を設定する。
【0066】さらに、後部席の乗員が所持する携帯用情
報端末2については、車両が走行状態にあるか否かに拘
わらず、車両用ナビゲーション装置、空調装置、音響機
器、メータ機器および電子メール送信装置等の全ての遠
隔操作を許容し、あるいは上記空調装置および音響機器
ついて上記携帯用情報端末2の車室内位置(後部席)に
影響を与える車載制御機器1の制御のみが実行されるよ
うに、その制御態様を設定する。
【0067】上記ステップS31でYESと判定され、
入力部5による上記制御態様の設定操作が行われたこと
が確認された場合には、この入力操作に対応した上記車
載制御機器1の制御態様を設定してこれを記録媒体7等
に記録するとともに(ステップS35)、運転者による
上記車載制御機器1の直接操作と、他の乗員による上記
携帯用情報端末2を使用した上記車載制御機器1の遠隔
操作とが略同時に行われた場合等における優先順位を、
上記入力操作に対応して設定し、これを記録媒体7等に
記録する(ステップS36)。
【0068】上記携帯用情報端末2の制御部16におい
て実行される基本制御動作を、図7および図8に示すフ
ローチャートに基づいて説明する。上記制御動作がスタ
ートすると、車載制御機器1との接続状態を確認する後
述の接続確認制御を実行した後(ステップS41)、上
記携帯用情報端末2の制御態様を設定する後述の制御態
様設定制御を実行する(ステップS42)。
【0069】次いで、上記車載制御機器1にデータ通信
回線3を介して携帯用情報端末2が接続された状態にあ
るか否かを判別し(ステップS43)、NOと判定され
た場合には、上記携帯用情報端末2のディスプレイ13
に具体的操作を実行するための詳細画面を表示させる状
態にあることを示すフラグFが1にセットされているか
否かを判定する(ステップS44)。
【0070】上記ステップS44でNOと判定されて上
記詳細画面をディスプレイ13に表示させる状態にない
ことが確認された場合には、このディスプレイ13に通
常制御用のメニュー画面を表示させる制御を実行した後
(ステップS45)、上記通常制御用のメニュー画面に
基づいて携帯用情報端末2を作動させる入力操作が行わ
れたか否かを判定する(ステップS46)。このステッ
プS46でNOと判定された場合には、そのままリター
ンして上記制御動作を終了する。
【0071】上記ステップS46でYESと判定され、
上記メニュー画面に基づく入力操作が行われたことが確
認された場合には、上記フラグFを1にセットした後
(ステップS47)、上記詳細画面に基づく携帯用情報
端末2の通常制御を実行する(ステップS48)。例え
ば、携帯電話からなる携帯用情報端末2においては、上
記入力部14の入力操作に応じて電話をかける等の制御
を実行する。
【0072】一方、上記ステップS43においてYES
と判定され、上記車載制御機器1にデータ通信回線3を
介して携帯用情報端末2が接続された状態にあることが
確認された場合には、後述する遠隔操作の報知制御を実
行した後(ステップS49)、上記携帯用情報端末2の
ディスプレイ13に、具体的操作を実行するための詳細
画面を表示させる状態にあることを示すフラグFが1に
セットされているか否かを判定する(ステップS5
0)。
【0073】上記ステップS50でNOと判定されて上
記詳細画面をディスプレイ13に表示させる状態にない
ことが確認された場合には、上記ディスプレイ13に後
述する遠隔操作用のメニュー画面を表示させる制御を実
行した後(ステップS51)、上記遠隔操作のメニュー
画面に基づく入力操作が行われたか否かを判定する(ス
テップS52)。このステップS52でNOと判定され
た場合には、そのままリターンして上記制御動作を終了
する。
【0074】上記ステップS52でYESと判定され、
上記メニュー画面に基づく入力操作が行われたことが確
認された場合には、ディスプレイ13に上記詳細画面を
表示させるための上記フラグFを1にセットした後(ス
テップS53)、上記詳細画面に基づく後述の遠隔操作
制御を実行する(ステップS54)。
【0075】次いで、上記ディスプレイ13にメニュー
画面を表示させる表示操作が行われたか否かを判定し
(ステップS55)、NOと判定された場合には、その
ままリターンする。また、上記ステップS55でYES
と判定された場合には、上記ディスプレイ13に詳細画
面を表示させる状態にあることを示すフラグFを0にセ
ットした後(ステップS56)、リターンする。
【0076】次に、上記基本制御動作のステップS41
において実行される車載制御機器1との接続状態を確認
する制御動作を、図9に示すフローチャートに基づいて
説明する。この制御動作がスタートすると、携帯用情報
端末2の入力部14から接続確認を実行することを指示
するスイッチ(SW)操作がされたか否かを判定する
(ステップS61)。このステップS61でYESと判
定された場合には、接続応答要請信号を上記車載制御機
器1または他の携帯用情報端末2に送信した後(ステッ
プS62)、上記車載制御機器1等から送信された接続
応答信号を所定時間内に受信したか否かを判定する(ス
テップS63)。
【0077】上記ステップS63でYESと判定され、
上記車載制御機器1または他の携帯用情報端末2からの
接続応答信号を受信したことが確認された場合には、こ
の接続応答信号に基づいて、車載制御機器1のID番号
または他の携帯用情報端末2の所持者およびその着座位
置等の情報を特定するとともに、この特定情報を上記記
録媒体15等に記録する(ステップS64)。
【0078】また、上記ステップS61でNOと判定さ
れ、携帯用情報端末2による接続確認の指示が行われて
いないことが確認された場合には、以前に接続確認を行
ってから一定時間が経過したか否か、つまり予め所定周
期毎に設定された接続確認時点となったか否かを判定し
(ステップS65)、YESと判定された場合には、上
記ステップS62に移行して接続応答要請信号を車載制
御機器1または他の携帯用情報端末2に送信する。
【0079】上記ステップS65でNOと判定されて所
定周期毎の接続確認時点でないことが確認された場合、
または上記ステップS63でNOと判定されて所定時間
内に車載制御機器1または他の携帯用情報端末2等から
送信された接続応答信号を受信していないことが確認さ
れた場合には、上記車載制御機器1または他の携帯用情
報端末2からの接続応答要請信号を受信したか否かを判
定し(ステップS66)、NOと判定された場合には制
御動作を終了する。
【0080】上記ステップS66でYESと判定され、
車載制御機器1または他の携帯用情報端末2から送信さ
れた接続応答要請信号を受信したことが確認された場合
には、上記車載制御機器1等に対して接続応答信号を送
信した後(ステップS67)、上記ステップS64に移
行し、接続応答要請信号に付された情報等に基づいて、
車載制御機器1のID番号または他の携帯用情報端末2
の所持者およびその着座位置等の情報を特定するととも
に、この特定情報を上記記録媒体13等に記録する。
【0081】次に、上記基本制御動作のステップS42
において実行される上記携帯用情報端末2の制御態様設
定制御を、図10に示すフローチャートに基づいて説明
する。上記制御動作がスタートすると、入力部14によ
る上記制御態様の設定操作が行われたか否かを判定し
(ステップS71)、NOと判定された場合には、予め
設定された制御態様を上記記録媒体15から読み出して
設定する(ステップS72)。
【0082】例えば、運転者の所持する携帯用情報端末
2については、車両が走行状態にある場合には、上記車
載制御機器1を構成する車両用ナビゲーション装置、空
調装置、音響機器、メータ機器および電子メール送信装
置の全ての遠隔操作を禁止するとともに、車両が停止状
態にある場合には、上記電子メール送信装置の遠隔操作
のみを許容するように、上記携帯用情報端末2の制御態
様を設定する。
【0083】一方、助手席の乗員が所持する携帯用情報
端末2については、車両が走行状態にあるか否かに拘わ
らず、上記乗員による直接操作が困難な車両用ナビゲー
ション装置および電子メール送信装置の遠隔操作を許容
するように、上記車載制御機器1の制御態様を設定す
る。
【0084】なお、上記メータ機器がインストルメント
パネルの中央部に設置されている場合には、助手席の乗
員による直接操作が可能であるため、助手席の乗員が所
持する携帯用情報端末2による遠隔操作を禁止するよう
に、上記車載制御機器1の制御態様を設定する。これに
対して上記メータ機器が運転席側に設置されている場合
には、助手席の乗員による直接操作が困難であるため、
上記携帯用情報端末2による遠隔操作を許容するよう
に、その制御態様を設定する。
【0085】また、後部席の乗員が所持する携帯用情報
端末2については、車両が走行状態にあるか否かに拘わ
らず、上記車両用ナビゲーション装置、空調装置、音響
機器、メータ機器および電子メール送信装置等の全ての
遠隔操作を許容し、あるいは上記空調装置および音響機
器ついては、上記携帯用情報端末2の車室内位置(後部
席)に影響を与える車載制御機器1の制御のみが実行さ
れるように、その制御態様を設定する。
【0086】上記ステップS71でYESと判定され、
入力部14による上記制御態様の設定操作が行われたこ
とが確認された場合には、この入力操作に対応した上記
車載制御機器1の制御態様を設定してこれを記録媒体1
5等に記録するとともに(ステップS73)、上記車載
制御機器1の制御に関して複数の操作が略同時に行われ
た場合に、各携帯用情報端末2の所持者、その着座位置
または遠隔操作の内容等に応じ、何れの操作を優先すべ
きかについて優先順位を、上記入力操作に対応して設定
し、これを記録媒体7等に記録する(ステップS7
4)。
【0087】次に、上記基本制御動作のステップS49
において実行される遠隔操作の報知制御を、図11に示
すフローチャートに基づいて説明する。上記制御動作が
スタートすると、他の携帯用情報端末2から送信された
遠隔操作信号を受信したか否かを判定する(ステップS
81)。
【0088】上記ステップS81でYESと判定された
場合には、上記遠隔操作信号に付されたID番号等に基
づいて、上記他の携帯用情報端末2の所持者を特定する
とともに(ステップS82)、車室内に設けられた位置
検出センサの検出信号等に基づいて、上記他の携帯用情
報端末2の所持者が車室内の何れの座席に着席している
のかを特定する(ステップS83)。また、上記ステッ
プS82,S83で特定された上記他の携帯用情報端末
2の所持者名、上記ID番号または車室内位置等に関す
る情報をディスプレイ13に表示させる(ステップS8
4)。
【0089】上記ステップS81でNOと判定された場
合には、車載制御機器1から送信された表示信号、つま
り他の携帯用情報端末2に関する情報を表示させるため
の信号を受信したか否かを判定し(ステップS85)、
YESと判定された場合には、上記ステップS84に移
行して、他の携帯用情報端末2の所持者名、上記ID番
号または車室内位置等に関する情報をディスプレイ13
に表示させる。
【0090】次に、上記基本制御動作のステップS51
において実行される上記遠隔操作用メニュー画面の表示
制御を、図12に示すフローチャートに基づいて説明す
る。上記制御動作がスタートすると、上記入力部14の
入力信号等に基づいて自己の携帯用情報端末2の車室内
における位置を特定した後(ステップS91)、自己の
携帯用情報端末2の車室内位置が運転席であるか否かを
判定する(ステップS92)。このステップS92でY
ESと判定された場合には、車両が走行状態にあるか否
かを判定し(ステップS93)、YESと判定された場
合には、上記ディスプレイ13に、上記遠隔操作用のメ
ニュー画面が表示されるのを禁止する(ステップS9
4)。
【0091】上記ステップS93でNOと判定されて停
車状態にあることが確認された場合には、運転者による
直接操作が可能であるために遠隔操作が不必要なもの、
例えば車両用ナビゲーション装置、空調装置および音響
機器等の遠隔操作を実行するためのアイコン(絵文字)
等を、上記遠隔操作用のメニュー画面から削除する(ス
テップS95)。
【0092】次いで、上記携帯用情報端末2の制御態様
設定制御が実行されることによって表示が禁止された遠
隔操作に関する特定のアイコン等を、上記遠隔操作用の
メニュー画面から削除することにより(ステップS9
6)、上記特定のアイコン等を除く、他のアイコンを表
示するためのメニュー画面用データを作成するとともに
(ステップS97)、図13(a)に示すように、上記
メニュー画面を携帯用情報端末2のディスプレイ13に
表示させる(ステップS98)。
【0093】また、上記ステップS92でNOと判定さ
れて自己の携帯用情報端末2の車室内における位置が運
転席でないことが確認された場合には、この車室内位置
が助手席であるか否かを判定し(ステップS99)、Y
ESと判定された場合には、ステップS95に移行し
て、助手席による直接操作が可能であるために遠隔操作
が不必要なもの、例えば車両用ナビゲーション装置、空
調装置および音響機器等の遠隔操作を実行するためのア
イコン(絵文字)等を、上記遠隔操作用のメニュー画面
から削除する。
【0094】また、上記ステップS99でNOと判定さ
れて上記携帯用情報端末2を所持する乗員が運転席また
は助手席以外の座席、つまり後部席に着座していること
が確認された場合には、上記ステップS96に直接移行
することにより、原則として図13(b)に示すよう
に、全てのアイコン等が表示された遠隔操作用メニュー
画面をディスプレイ13に表示させる。なお、上記メニ
ュー画面を複数枚に分割してディスプレイ13上に階層
的に表示させるようにしてもよい。
【0095】なお、上記ステップS93でNOと判定さ
れて車両が走行状態にないことが確認された場合、また
は上記ステップS99でYESと判定されて上記携帯用
情報端末2の所持者が助手席の乗員であることが確認さ
れた場合に、上記ステップS95に移行することなく、
ステップS96に直接移行するようにしてもよい。
【0096】次に、上記基本制御動作のステップS54
において実行される車載制御機器1の遠隔制御動作、つ
まり上記携帯用情報端末2を使用して車載制御機器1を
遠隔操作する場合の制御動作を、図14に示すフローチ
ャートに基づいて説明する。上記制御動作がスタートす
ると、上記車載制御機器1の遠隔操作が行われたか否か
を判定する(ステップS101)。
【0097】上記ステップS101でYESと判定され
た場合には、上記遠隔操作がメニュー画面に表示された
許容範囲内の操作であるか否かを判定する(ステップS
102)。上記ステップS102でYESと判定され、
上記メニュー画面に表示された許容範囲内の遠隔操作が
行われたことが確認された場合には、この遠隔操作に対
応する操作信号を上記車載制御機器1に送信する(ステ
ップS103)。
【0098】次いで、上記メニュー画面に表示された許
容範囲内において、上記携帯用情報端末2による表示デ
ータの送信指示が行われたか否か、つまり上記車載制御
機器1の記録媒体7に記録された地図情報等の表示デー
タを上記携帯用情報端末2に送信するように指示された
か否かを判定し(ステップS104)、YESと判定さ
れた場合には、これに対応する表示データの送信を要求
する信号を上記車載制御機器1に送信する(ステップS
105)。
【0099】その後、上記送信要求信号に対応した表示
データが車載制御機器1から送信されたか否かを判定し
(ステップS106)、YESと判定された場合には、
上記携帯用情報端末2のディスプレイ13が、遠隔表示
モードに設定されているか否かを判定する(ステップS
107)。このステップS107でYESと判定された
場合には、上記車載制御機器1から送信された表示デー
タに対応する表示制御を実行して所定の情報を上記ディ
スプレイ13に表示させた後(ステップS108)、ス
テップS109に移行して携帯用情報端末2の通常制御
を実行する。
【0100】上記のように携帯用情報端末2が通信可能
に接続される車載制御機器1を有し、上記携帯用情報端
末2によって車載制御機器1が遠隔操作されるように構
成された車両用情報処理装置において、上記携帯用情報
端末2の車室内における位置を特定する位置特定手段1
0と、この位置特定手段10により特定された携帯用情
報端末2の車室内位置に基づいて、上記車載制御機器1
の制御態様を設定する制御態様設定手段12を設けたた
め、各乗員が所持する携帯用情報端末2による上記車載
制御機器1の遠隔操作が行われた場合に、この遠隔操作
に対応した車載制御機器1の制御を、混乱することなく
適正に実行できるという利点がある。
【0101】例えば、上記車載制御機器1を構成する車
両用ナビゲーション装置またはメータ機器等に対する遠
隔操作が後部座席の乗員により行われた場合に、車載制
御機器1のディスプレイ4に地図情報等を表示させても
意味がないとしてその操作を禁止するように上記車載制
御機器1の制御態様を設定することにより、上記車載制
御機器1の不適切な操作が行われるのを防止することが
できる。したがって、各乗員が所持する携帯用情報端末
2の入力機能および記憶機能を有効に利用して上記車載
制御機器1を容易かつ正確に遠隔操作することができる
とともに、上記不適切な遠隔操作が行われることによる
混乱の発生を防止して利便性を向上させることができ
る。
【0102】また、上記のように車載制御機器1に対し
て通信可能に接続される携帯用情報端末2を有し、この
携帯用情報端末2によって車載制御機器1を遠隔操作す
るように構成された車両用情報処理装置において、上記
携帯用情報端末2の車室内における位置を特定する位置
特定手段18と、この位置特定手段18によって特定さ
れた上記携帯用情報端末2の車室内位置に基づいて、こ
の携帯用情報端末2の制御態様を設定する制御態様設定
手段20を上記携帯用情報端末2に設けた場合にも、各
乗員が所持する携帯用情報端末2によって上記車載制御
機器1の遠隔操作し得る機能を制限する等により、上記
車載制御機器1の制御を、混乱することなく適正に実行
することができる。
【0103】また、上記実施形態では、少なくとも車室
内の前部席と後席部とを区別して上記携帯用情報端末2
の位置を位置特定手段10,18により特定し、この携
帯用情報端末2が前部席に位置していることが確認され
た場合に、上記制御態様設定手段12,20により、車
載制御機器1の少なくとも一部の遠隔操作を禁止するよ
うに構成したため、車載制御機器1の入力部5による直
接操作が可能な前部席の乗員による不適切な遠隔操作が
実行されることによる混乱の発生を防止できるという利
点がある。
【0104】さらに、上記実施形態では、少なくとも車
室内の前部席と後席部とを区別して上記携帯用情報端末
2の位置を位置特定手段10,18により特定し、この
携帯用情報端末2が後部席に位置している場合に、上記
制御態様設定手段12,20により、車載制御機器1の
少なくとも一部の遠隔操作を許容するように構成したた
め、上記車載制御機器1の入力部5による車載制御機器
1の直接入力が困難な後部席の乗員が、上記携帯用情報
端末2を利用して車載制御機器1を適正に遠隔操作する
ことができ、利便性を効果的に向上させることができ
る。
【0105】例えば、上記遠隔操作が後部席の携帯用情
報端末2に対する地図情報等の表示データの送信である
場合には、これを許容するように上記車載制御機器1の
制御態様を設定し、上記携帯用情報端末2に地図情報等
の表示データを送信することを許容することにより、こ
の地図情報等を携帯用情報端末2のディスプレイ13に
表示させることことができるため、利便性を向上させる
ことができる。
【0106】また、上記実施形態に示すように、上記車
載制御機器1または携帯用情報端末2に設けられた入力
部5,14により、携帯用情報端末2の車室内における
位置を入力するように構成した場合には、位置検出セン
サを設ける等の複雑な構成を採用することなく、上記入
力部5,14により入力された携帯用情報端末2の位置
データに応じ、上記携帯用情報端末2の車室内位置を正
確に特定することができるとともに、この車室内位置に
基づき、上記車載制御機器1の制御を、混乱することな
く適正に実行できるという利点がある。
【0107】さらに、上記実施形態では、位置特定手段
10,18により、少なくとも車室内の運転席とその他
の座席とを区別して上記携帯用情報端末2の位置を特定
し、この携帯用情報端末2が運転席に位置していること
が確認された場合に、車両の運転操作に支障を生じる可
能性がある運転者による上記車載制御機器1の遠隔操作
を、上記制御態様設定手段12により禁止するように構
成したため、運転者による不必要または不適切な遠隔操
作が行われるのを防止して上記車載制御機器1の操作に
混乱が生じるのを効果的に防止することができる。
【0108】なお、車両が走行状態にある場合に限り、
上記運転者による遠隔操作を禁止するようにしてもよ
く、このように構成した場合には、車両の走行時に、運
転者による不必要または不適切な遠隔操作が行われるの
を防止できるとともに、運転操作に注意を向ける必要の
ない停車時に、運転者が所持する携帯用情報端末によっ
て上記車載制御機器を遠隔操作できるという利点があ
る。
【0109】また、上記実施形態に示すように、運転者
による携帯用情報端末2の操作が行われた場合に、これ
を検出して上記携帯用情報端末2の作動を規制する作動
規制手段21を設け、この作動規制手段21の出力信号
に応じ、上記車室内の運転席とその他の座席とを区別し
て上記携帯用情報端末2の位置を特定するように構成し
た場合には、運転者が携帯電話機を使用して通話する等
の操作が上記作動規制手段21により規制されるととも
に、車両の運転操作に支障を生じる可能性がある車載制
御機器1の遠隔操作が運転者により実行されることがな
いように、上記制御態様設定手段12によって車載制御
機器1の制御態様が設定されることになる。したがっ
て、簡単な構成で、運転者による不必要または不適切な
上記携帯用情報端末2の操作および車載制御機器1の遠
隔操作が行われるのを、それぞれ効果的に防止できると
いう利点がある。
【0110】また、上記携帯用情報端末2による遠隔操
作が行われた場合に、上記位置特定手段10,18によ
り特定された携帯用情報端末の車室内位置に影響を与え
る車載制御機器の制御のみを実行するように構成した場
合には、上記位置特定手段10,18により特定された
携帯用情報端末2の車室内位置に対応した必要かつ充分
な車載制御機器1を、上記遠隔操作に応じて適正に実行
することができる。
【0111】例えば、後部席の乗員が、空調装置の目標
温度を調節したり、音響機器のボリュームを調節したり
する等の遠隔操作を行った場合に、後部席に影響を与え
る空調装置または音響機器の制御のみを実行することに
より、前部席に影響を与える空調装置または音響機器の
制御が実行されるのを防止しつつ、後部席の乗員の意図
に対応した上記空調装置または音響機器の制御を適正に
実行できるという利点がある。
【0112】また、上記実施形態に示すように、車載制
御機器1の制御態様設定手段12または携帯用情報端末
2の制御態様設定手段20に設けられた優先順位設定手
段において、上記入力部4による直接操作と、携帯用情
報端末2による遠隔操作とが略同時に行われたときに、
上記直接操作を優先するように優先順位を設定するよう
にした場合には、車載制御機器1の制御に関する最終的
決定権が前部席の乗員に与えるられるため、この車載制
御機器1の制御に混乱を生じるのを効果的に防止するこ
とができる。
【0113】なお、車載制御機器1に設けられた入力部
4による直接操作と、携帯用情報端末2による遠隔操作
とが略同時に行われたときに、上記車載制御機器1の全
ての操作ついて上記直接操作を優先する必要はなく、特
定の操作については上記遠隔操作を優先するように優先
順位を設定してもよい。例えば、後部席に着材した乗員
が、携帯用情報端末2を使用して後部席に配設された音
響機器または空調装置の制御状態を遠隔操作した場合に
は、この遠隔操作を上記直接操作によりも優先するよう
に構成してもよい。
【0114】さらに、上記実施形態に示すように、遠隔
操作を行った携帯用情報端末2の車室内における位置を
上記位置特定手段10,18により特定するとともに、
この位置特定手段10,18によって特定された携帯用
情報端末2の位置を上記報知手段11,19により報知
するように構成した場合には、上記携帯用情報端末2に
よる車載制御機器1の遠隔操作が行われた場合に、この
遠隔操作を行った者の車室内における位置を、上記報知
手段11,19の報知情報に基づいて正確に認識するこ
とができるため、他の乗員が上記車載制御機器1の制御
状態を修正する必要があるか否か等を容易に判別するこ
とができるという利点がある。
【0115】また、上記携帯用情報端末2が通信可能に
接続された車載制御機器1を、携帯用情報端末2による
遠隔操作に応じて制御する車両用情報処理プログラム
を、記録媒体に格納するとともに、上記携帯用情報端末
2による遠隔操作が行われたときにその携帯用情報端末
2の車室内における位置を特定する位置特定ステップ
と、この位置特定ステップにより特定された携帯用情報
端末2の車室内位置に基づいて、上記車載制御機器1ま
たは携帯用情報端末2の制御態様を設定する制御態様設
定ステップとを備えたコンピュータ読取可能な車両用情
報処理プログラムを上記記録媒体に格納し、この記録媒
体を車載制御機器1または携帯用情報端末2に装着する
ことにより、上記機能を発揮させるように構成してもよ
い。
【0116】上記のように構成した場合には、携帯用情
報端末2の車室内における位置に応じ、上記車載制御機
器1または携帯用情報端末2の制御態様が設定されるた
め、各乗員が所持する携帯用情報端末2による上記車載
制御機器1の遠隔操作が行われた場合に、この遠隔操作
に対応した上記車載制御機器1の制御を、混乱すること
なく適正に実行できる車両用情報処理装置が得られると
いう利点がある。
【0117】なお、上記実施形態では、携帯用情報端末
2により車載制御機器1を遠隔操作してその作動状態を
制御し、あるいは上記車載制御機器1の表示データ等を
携帯用情報端末2に送信するようにした例について説明
したが、上記携帯用コンピュータ端末装置等からなる携
帯用情報処理装置2の遠隔操作により、その記録データ
を上記車載制御機器1に送信して上記記録媒体7に記録
するように構成することもできる。
【0118】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、携帯用
情報端末が通信可能に接続される車載制御機器を有し、
上記携帯用情報端末によって車載制御機器が遠隔操作さ
れるように構成された車両用情報処理装置であって、上
記携帯用情報端末の車室内における位置を特定する位置
特定手段と、この位置特定手段によって特定された上記
携帯用情報端末の車室内位置に基づいて、上記車載制御
機器または携帯用情報端末の制御態様を設定する制御態
様設定手段とを設けたため、各乗員が所持する携帯用情
報端末2による上記車載制御機器1の遠隔操作が行われ
た場合に、この遠隔操作に対応した上記車載制御機器の
制御を、混乱することなく適正に実行できる等の利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用情報処理装置の実施形態を
示すブロック図である。
【図2】車載用制御機器の基本制御動作を示すフローチ
ャートである。
【図3】上記車載用制御機器の基本制御動作の一部を示
すフローチャートである。
【図4】携帯用情報端末との接続状態確認の制御動作を
示すフローチャートである。
【図5】車載制御機器の制御態様の設定制御動作を示す
フローチャートである。
【図6】車載制御機器の制御態様の具体例を示す図表で
ある。
【図7】携帯用情報端末の基本制御動作を示すフローチ
ャートである。
【図8】携帯用情報端末の基本制御動作の一部を示すフ
ローチャートである。
【図9】車載制御機器との接続状態の制御動作を示すフ
ローチャートである。
【図10】携帯用情報端末の制御態様の設定制御動作を
示すフローチャートである。
【図11】携帯用情報端末の報知制御動作を示すフロー
チャートである。
【図12】遠隔操作用メニュー画面の表示制御動作を示
すフローチャートである。
【図13】携帯用情報端末のディスプレイに表示される
メニュー画面の具体例を示す説明図である。
【図14】車載制御機器の遠隔制御動作を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 車載制御機器 2 携帯用情報端末 10 位置特定手段 12 制御態様設定手段 18 位置特定手段 20 制御態様設定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08G 1/0969 G08G 1/0969 Fターム(参考) 2F029 AA02 AC14 AC18 3D020 BA04 BB01 BC03 BD03 BD14 BE03 3D044 BA03 BA04 BA14 BA16 BA19 BB01 BC13 BD04 BD05 5H180 BB05 BB13 FF22 FF25 FF27 FF33

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯用情報端末が通信可能に接続される
    車載制御機器を有し、上記携帯用情報端末によって車載
    制御機器が遠隔操作されるように構成された車両用情報
    処理装置であって、上記携帯用情報端末の車室内におけ
    る位置を特定する位置特定手段と、この位置特定手段に
    よって特定された上記携帯用情報端末の車室内位置に基
    づいて、上記車載制御機器の制御態様を設定する制御態
    様設定手段とを備えたことを特徴とする車両用情報処理
    装置。
  2. 【請求項2】 車載制御機器に対して通信可能に接続さ
    れる携帯用情報端末を有し、この携帯用情報端末によっ
    て車載制御機器を遠隔操作するように構成された車両用
    情報処理装置であって、上記携帯用情報端末の車室内に
    おける位置を特定する位置特定手段と、この位置特定手
    段によって特定された上記携帯用情報端末の車室内位置
    に基づいて、この携帯用情報端末の制御態様を設定する
    制御態様設定手段とを備えたことを特徴とする車両用情
    報処理装置。
  3. 【請求項3】 上記位置特定手段により、少なくとも車
    室内の前部席と後席部とを区別して上記携帯用情報端末
    の位置を特定し、この携帯用情報端末が前部席に位置し
    ている場合に、上記制御態様設定手段により、車載制御
    機器の少なくとも一部の遠隔操作が禁止されるように上
    記制御態様を設定することを特徴とする請求項1または
    2記載の車両用情報処理装置。
  4. 【請求項4】 上記位置特定手段により、少なくとも車
    室内の前部席と後部席とを区別して上記携帯用情報端末
    の位置を特定し、この携帯用情報端末が後部席に位置し
    ている場合に、上記制御態様設定手段により、車載制御
    機器の少なくとも一部の遠隔操作が許容されるように上
    記制御態様を設定することを特徴とする請求項1または
    2記載の車両用情報処理装置。
  5. 【請求項5】 上記携帯用情報端末の車室内における位
    置を入力する入力部を備え、この入力部から位置特定手
    段に入力された位置データに基づいて上記携帯用情報端
    末の車室内における位置を特定するように構成したこと
    を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の車両用情
    報処理装置。
  6. 【請求項6】 上記位置特定手段により、少なくとも車
    室内の運転席とその他の座席とを区別して上記携帯用情
    報端末の位置を特定し、この携帯用情報端末が運転席に
    位置していることが確認された場合に、上記制御態様設
    定手段により、車両の運転操作に支障を生じる可能性が
    ある上記車載制御機器の遠隔操作が禁止されるように上
    記制御態様を設定することを特徴とする請求項1〜5の
    いずれかに記載の車両用情報処理装置。
  7. 【請求項7】 運転者による携帯用情報端末の操作が行
    われた場合に、これを検出して上記携帯用情報端末の作
    動を規制する作動規制手段を備え、この作動規制手段の
    出力信号に応じ、上記車室内の運転席とその他の座席と
    を区別して上記携帯用情報端末の位置を特定するように
    構成したことを特徴とする請求項6記載の車両用情報処
    理装置。
  8. 【請求項8】 上記携帯用情報端末による遠隔操作が行
    われた場合に、上記位置特定手段により特定された携帯
    用情報端末の車室内位置に影響を与える車載制御機器の
    制御のみを実行するように構成したことを特徴とする請
    求項1または2記載の車両用情報処理装置。
  9. 【請求項9】 携帯用情報端末が通信可能に接続される
    車載制御機器を、上記携帯用情報端末による遠隔操作に
    応じて制御する車両用情報処理プログラムが格納された
    記録媒体であって、上記携帯用情報端末の車室内におけ
    る位置を特定する位置特定ステップと、この位置特定ス
    テップにより特定された携帯用情報端末の車室内位置に
    基づいて、上記車載制御機器または携帯用情報端末の制
    御態様を設定する制御態様設定ステップとを備えたコン
    ピュータ読取可能な車両用情報処理プログラムが格納さ
    れた記録媒体。
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