JP2002086419A - 建築板及びそれを用いて折曲した組立建材 - Google Patents

建築板及びそれを用いて折曲した組立建材

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JP2002086419A
JP2002086419A JP2000275980A JP2000275980A JP2002086419A JP 2002086419 A JP2002086419 A JP 2002086419A JP 2000275980 A JP2000275980 A JP 2000275980A JP 2000275980 A JP2000275980 A JP 2000275980A JP 2002086419 A JP2002086419 A JP 2002086419A
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building board
film sheet
building
transparent film
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Susumu Yamauchi
進 山内
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 木質系基材の表面に突き板を積層し、該突き
板表面上に透明なフイルムシートを積層して建築板本体
を形成し、該建築板本体に透明なフイルムシートまで到
達しない折曲可能なV溝を形成して成る建築板及びV溝
に突き板と同系色の着色接着剤で接着して角部を形成し
た建築板を用いて折曲した組立建材を提供するにある。 【解決手段】 本発明の木質系基材1の表面に突き板2
を積層し、該突き板2の表面3上に透明なフイルムシー
ト4を積層して建築板本体5を形成し、該建築板本体5
に透明なフイルムシート4まで到達しない折曲可能なV
溝6を形成し、且つV溝6に突き板2と同系色の着色接
着剤7で接着して角部8を形成するようにして成る建築
板及びそれを用いて折曲した組立建材である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は住宅や非住宅の建築
板、框、踏み板、廻り縁等に利用される建築板及びそれ
を用いて折曲した組立建材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の建築板は図5に示されたように、
合板基材11の表面に突き板12を接着剤で固着したも
のが一般的に用いられている。又、框、踏み板、廻り縁
等に用いられる組立建材とするには建築板の表面から突
き板12に到達するまでのV溝13をルーター加工によ
り形成し、このV溝13を折曲して形成するものであ
る。この際に合板基材11にルーター加工によりV溝1
3を形成するので合板基材11にささくれが立ったり、
突き板12を破損したりして上手に90度に折曲するこ
とが困難なものであった。又、接着剤14で角部を接着
する際にも透明な接着剤を用いていたために合板基材と
突き板との間に隙間が生じたように見えたりするので仕
上り外観があまりよくなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
解決するためになされたもので、木質系基材の表面に突
き板を積層し、該突き板表面上に透明なフイルムシート
を積層して建築板本体を形成し、該建築板本体に透明な
フイルムシートまで到達しない折曲可能なV溝を形成し
て成る建築板及びV溝に突き板と同系色の着色接着剤で
接着して角部を形成した建築板を用いて折曲した組立建
材を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
建築板は木質系基材の表面に突き板を積層し、該突き板
の表面上に透明なフイルムシートを積層して建築板本体
を形成し、該建築板本体に透明なフイルムシートまで到
達しない折曲可能なV溝を形成して成るものである。
【0005】したがって、突き板の表面上に透明なフイ
ルムシートを積層しているので突き板の木目が見え外観
の良好なものである。又、建築板本体に透明なフイルム
シートまで到達しない折曲可能なV溝を形成しているの
で簡単に角部を形成することができる。
【0006】本発明の請求項2記載の木質系基材がMD
Fであるので従来の合板基材とは異なりルーター加工で
もささくれが生じたり、突き板を破損したりしないので
上手に90度に折曲することが可能となり簡単に角部が
形成できる。
【0007】本発明の請求項3記載の木質系基材の表面
に突き板を積層し、該突き板の表面上に透明なフイルム
シートを積層して建築板本体を形成し、該建築板本体に
透明なフイルムシートまで到達しない折曲可能なV溝を
形成し、且つV溝に突き板と同系色の着色接着剤で接着
して角部を形成することを特徴とするものである。
【0008】したがって、フイルムシートまで到達しな
い折曲可能なV溝を形成して成る建築板を用いて折曲し
た組立建材をV溝に突き板と同系色の着色接着剤で接着
しているので角部の仕上り外観が良好となり違和感のな
いものである。又、木質系基材のささくれや突き板を破
損することもないので仕上りが美麗である。さらに、木
質系基材と突き板とを切削するとフイルムシートを介し
曲げやすくなるが、曲げたときに突き板の部分が白く見
えるのでこの白く見える部分が目立ちにくいようにする
ために着色接着剤によって目立ちにくくする効果があ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】図1乃至図4は、本発明の請求項
1乃至請求項3に係る発明に対応する建築板及びそれを
用いて折曲した組立建材の一実施例の形態を示すもので
以下に説明する。
【0010】図1及び図4において、AはMDF(中比
重繊維板)等のように曲げ強度や切削性の良好な木質系
基材1の表面に突き板2を接着剤で積層し、該突き板2
の表面3上に透明なポリプロピレン、ポリスチレン、塩
化ビニール等の樹脂製のフイルムシート4を接着剤で積
層して建築板本体5を形成し、該建築板本体5に透明な
フイルムシート4まで到達しないようにして折曲可能な
V溝6をルーター等の切削加工により形成して成る建築
板である。このとき、V溝6は突き板2にわずか到達し
ても透明なフイルムシート4まで到達しないようにして
いる。これは透明なフイルムシート4を介して外部表面
から突き板2の木目摸様等が見えるようにするためであ
る。
【0011】また、木質系基材1と突き板2とを切削す
るとフイルムシート4を介し曲げやすくなるが、曲げた
ときに突き板2の部分が白く見えるのでこの白く見える
部分がなくなるように切削するのが良い。
【0012】さらに、建築板Aの基材としてMDF(中
比重繊維板)を用いているのでV溝6をルーター等の切
削加工により切削しているので従来の合板のようなささ
くれや亀裂等が入りにくくなる。
【0013】そのために、この建築板AをV溝6を介し
折り曲げても隙間なく奇麗に折り曲げが可能となる。さ
らに、またこの建築板Aを用いて組立建材Bを形成する
際には折曲可能なV溝6を折り曲げて突き板2と同系色
の酢酸ビニール系接着剤と着色剤とを混練した着色接着
剤7を均一に塗布して接着して直角の角部8を形成す
る。
【0014】したがって、ささくれや突き板2を破損し
たりすることもないので仕上りが美麗で且つ簡単に角部
を形成できる。また、木質系基材1と突き板2とを切削
するとフイルムシート4を介し曲げやすくなるが、曲げ
たときに突き板2の部分が白く見えるのでこの白く見え
る部分が目立ちにくくするために着色接着剤7によって
目立ちにくくする効果がある。
【0015】また、建築板Aに複数個の折曲可能なV溝
6を形成すれば、四角形状の框材、踏み板や廻り縁等が
簡単に形成することができるので組立建材Bとして特に
有用である。
【0016】
【発明の効果】上述の如く、本発明の請求項1記載の建
築板は木質系基材の表面に突き板を積層し、この突き板
表面上に透明なフイルムシートを積層して建築板本体を
形成し、この建築板本体に透明なフイルムシートまで到
達しない折曲可能なV溝を形成しているので、突き板の
表面上に透明なフイルムシートを積層することで突き板
の木目が見え外観の良好なものである。又、建築板本体
に透明なフイルムシートまで到達しない折曲可能なV溝
を形成しているので簡単に角部を形成することができ
る。
【0017】本発明の請求項2記載の木質系基材がMD
Fであるので従来の合板基材とは異なりルーター加工で
もささくれが生じたり、突き板を破損したりすることも
なく上手に90度に折曲することが可能となるので簡単
に角部が形成できる。
【0018】本発明の請求項3記載の建築板を用いて折
曲した組立建材は木質系基材の表面に突き板を積層し、
この突き板表面上に透明なフイルムシートを積層して建
築板本体を形成し、この建築板本体に透明なフイルムシ
ートまで到達しない折曲可能なV溝を形成し、且つV溝
に突き板と同系色の着色接着剤で接着して角部を形成す
ることを特徴としているので、V溝に突き板と同系色の
着色接着剤で接着することで角部の仕上り外観が良好と
なり違和感のないものである。又、木質系基材にささく
れが生じたりや突き板を破損することもないので仕上り
が美麗である。さらに、木質系基材と突き板とを切削す
るとフイルムシートを介し曲げやすくなるが、曲げたと
きに突き板の部分が白く見える部分が着色接着剤によっ
て目立ちにくくする効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建築板の一実施形態を示す断面図であ
る。
【図2】本発明の建築板の一実施形態であってV溝を形
成した断面図である。
【図3】本発明の建築板のV溝を接着剤を介して折曲し
た状態を示す断面図である。
【図4】本発明の建築板を用いて折曲した組立建材の組
立角部の状態を示す一部切欠した正面図である。
【図5】従来の建築板を用いて折曲した組立建材を示す
断面図である。
【符号の説明】
A 建築板 B 組立建材 1 木質系基材 2 突き板 3 表面 4 フイルムシート 5 建築板本体 6 V溝 7 着色接着剤 8 角部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木質系基材の表面に突き板を積層し、該
    突き板表面上に透明なフイルムシートを積層して建築板
    本体を形成し、該建築板本体に透明なフイルムシートま
    で到達しない折曲可能なV溝を形成して成る建築板。
  2. 【請求項2】 木質系基材がMDFであることを特徴と
    する請求項1記載の建築板。
  3. 【請求項3】 木質系基材の表面に突き板を積層し、該
    突き板表面上に透明なフイルムシートを積層して建築板
    本体を形成し、該建築板本体に透明なフイルムシートま
    で到達しない折曲可能なV溝を形成し、且つV溝に突き
    板と同系色の着色接着剤で接着して角部を形成して成る
    請求項1又は請求項2記載の建築板を用いて折曲した組
    立建材。
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