JP2741480B2 - ドア枠、窓枠などの造作材 - Google Patents
ドア枠、窓枠などの造作材Info
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- JP2741480B2 JP2741480B2 JP11328894A JP11328894A JP2741480B2 JP 2741480 B2 JP2741480 B2 JP 2741480B2 JP 11328894 A JP11328894 A JP 11328894A JP 11328894 A JP11328894 A JP 11328894A JP 2741480 B2 JP2741480 B2 JP 2741480B2
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- Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
- Door And Window Frames Mounted To Openings (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、壁厚寸法に対する調整
機能を持つドア枠、窓枠などの造作材に関するものであ
る。
機能を持つドア枠、窓枠などの造作材に関するものであ
る。
【０００２】
【従来技術およびその課題】現在、ドア枠、窓枠などの
造作材では、図１のように枠および戸当たりなどを一体
化した親枠１０１と子枠１０２をスライドさせて、造作
材の見込寸法を調整して、壁厚寸法に対応させている。
しかし、このような従来の調整機能付き造作材で調整可
能な最小寸法以上に設定すると、親枠１０１と子枠１０
２との間に間隔が開いてしまうために、戸当たりや段差
などを付け上に覆いかぶせるようにして、２つの枠間の
間隔αを隠していた。そのため、ドア枠の場合は戸当た
り部の幅を広くせざるを得ず、窓枠においては不自然な
段差や隙間βができてしまい、外観上に問題があった。
造作材では、図１のように枠および戸当たりなどを一体
化した親枠１０１と子枠１０２をスライドさせて、造作
材の見込寸法を調整して、壁厚寸法に対応させている。
しかし、このような従来の調整機能付き造作材で調整可
能な最小寸法以上に設定すると、親枠１０１と子枠１０
２との間に間隔が開いてしまうために、戸当たりや段差
などを付け上に覆いかぶせるようにして、２つの枠間の
間隔αを隠していた。そのため、ドア枠の場合は戸当た
り部の幅を広くせざるを得ず、窓枠においては不自然な
段差や隙間βができてしまい、外観上に問題があった。
【０００３】
【課題を解決するための手段】以上の問題点を解決する
ために、本発明者は、表面材２と芯材１とから構成され
るドア枠、窓枠などの造作材において、断面長方形の芯
材１の表面に、片側木口部１ａを含み裏面の一部にまで
表面材２が貼着され、他方木口部１ｂを含み裏面には表
面材が未貼着状態で折り曲げられるとともに、芯材１裏
面に折り曲げられた表面材の裏面には別芯材３を包含し
た際に該表面材２を折り曲げるための複数のＶ溝ｖ１，
ｖ２，ｖ３，ｖ４，ｖ５，ｖ６が形成された造作材を発
明した。
ために、本発明者は、表面材２と芯材１とから構成され
るドア枠、窓枠などの造作材において、断面長方形の芯
材１の表面に、片側木口部１ａを含み裏面の一部にまで
表面材２が貼着され、他方木口部１ｂを含み裏面には表
面材が未貼着状態で折り曲げられるとともに、芯材１裏
面に折り曲げられた表面材の裏面には別芯材３を包含し
た際に該表面材２を折り曲げるための複数のＶ溝ｖ１，
ｖ２，ｖ３，ｖ４，ｖ５，ｖ６が形成された造作材を発
明した。
【０００４】
【構成】１は芯材であり、断面長方形の棒材が用いら
れ、その表面に片側木口部１ａを含み裏面の一部にまで
表面材２が貼着され、他方木口部１ｂを含み裏面には表
面材が未貼着状態で折り曲げられる。
れ、その表面に片側木口部１ａを含み裏面の一部にまで
表面材２が貼着され、他方木口部１ｂを含み裏面には表
面材が未貼着状態で折り曲げられる。
【０００５】芯材には、無垢材、合板、単板積層材、中
質繊維板、硬質繊維板、パーティクルボード、ウエハー
ボード、ストランドボード、ウッドスティックボード、
集成材、ＬＶＬ等の木質系基材、合成樹脂基材、珪酸カ
ルシウム、ＡＬＣ等の無機質基材などが単独であるいは
それらを任意積層して用いられる。
質繊維板、硬質繊維板、パーティクルボード、ウエハー
ボード、ストランドボード、ウッドスティックボード、
集成材、ＬＶＬ等の木質系基材、合成樹脂基材、珪酸カ
ルシウム、ＡＬＣ等の無機質基材などが単独であるいは
それらを任意積層して用いられる。
【０００６】一方、表面材２は、合板、単板積層材、中
質繊維板、硬質繊維板、パーティクルボード、ウエハー
ボード、ストランドボード、ウッドスティックボード、
集成材、ＬｖＬ等の木質系基材の表面に、化粧紙、化粧
樹脂含浸紙、化粧合成樹脂シートあるいはフィルム、突
板、人工突板などの化粧シート状物、または該化粧シー
ト状物に任意塗装が施されたものが貼着される。
質繊維板、硬質繊維板、パーティクルボード、ウエハー
ボード、ストランドボード、ウッドスティックボード、
集成材、ＬｖＬ等の木質系基材の表面に、化粧紙、化粧
樹脂含浸紙、化粧合成樹脂シートあるいはフィルム、突
板、人工突板などの化粧シート状物、または該化粧シー
ト状物に任意塗装が施されたものが貼着される。
【０００７】表面材２は、その裏面にＶ溝ｖ１，ｖ２，
ｖ３，ｖ４，ｖ５，ｖ６が形成され、芯材１の表面およ
び片側木口部１ａを含み、裏面の一部にまで達するよう
に、酢酸ビニール樹脂系、ウレタン樹脂系、ユリア樹脂
系、エポキシ樹脂系、メラミン樹脂系等の接着剤、ある
いはそれらを任意変性した接着剤を介して、Ｖ溝ｖ１，
ｖ２より折り曲げられ、貼着される。
ｖ３，ｖ４，ｖ５，ｖ６が形成され、芯材１の表面およ
び片側木口部１ａを含み、裏面の一部にまで達するよう
に、酢酸ビニール樹脂系、ウレタン樹脂系、ユリア樹脂
系、エポキシ樹脂系、メラミン樹脂系等の接着剤、ある
いはそれらを任意変性した接着剤を介して、Ｖ溝ｖ１，
ｖ２より折り曲げられ、貼着される。
【０００８】また一方、他方木口部１ｂにおいては、他
方木口部１ｂを含み芯材１裏面に表面材２が未貼着状態
で、Ｖ溝ｖ３，ｖ５より折り曲げられ貼着される。未貼
着状態で折り曲げられる表面材裏面には、別芯材３を包
含した際に、該表面材２を折り曲げるための複数のＶ溝
ｖ４，ｖ６が形成される。
方木口部１ｂを含み芯材１裏面に表面材２が未貼着状態
で、Ｖ溝ｖ３，ｖ５より折り曲げられ貼着される。未貼
着状態で折り曲げられる表面材裏面には、別芯材３を包
含した際に、該表面材２を折り曲げるための複数のＶ溝
ｖ４，ｖ６が形成される。
【０００９】この複数のＶ溝は、例えば壁厚に合わせて
造作材の見込み寸法を広げたい場合に、未貼着状態で折
り曲げられている表面材を一旦外したあとに、壁厚に合
わせて芯材１とは別の寸法合わせをした別芯材３を芯材
１に固着した後、複数のＶ溝のいずれかより折り曲げ、
調整が行なうことができるように設けられる。
造作材の見込み寸法を広げたい場合に、未貼着状態で折
り曲げられている表面材を一旦外したあとに、壁厚に合
わせて芯材１とは別の寸法合わせをした別芯材３を芯材
１に固着した後、複数のＶ溝のいずれかより折り曲げ、
調整が行なうことができるように設けられる。
【００１０】このＶ溝は芯材の厚さ寸法と同じピッチで
刻設しておくことにより、合わせた別芯材３を芯材１に
固着し折り曲げることができ、任意の見込寸法に造作材
の調整が行なうことができる。また、芯材１の表面側の
角部を任意面取り加工した場合は、面取り加工を行なっ
た部分でも折り曲げることができるように、面取り加工
部以外のＶ溝よりも鋭角であるＶ溝が１つ余計に形成さ
れる。
刻設しておくことにより、合わせた別芯材３を芯材１に
固着し折り曲げることができ、任意の見込寸法に造作材
の調整が行なうことができる。また、芯材１の表面側の
角部を任意面取り加工した場合は、面取り加工を行なっ
た部分でも折り曲げることができるように、面取り加工
部以外のＶ溝よりも鋭角であるＶ溝が１つ余計に形成さ
れる。
【００１１】
【実施例】図２は、ドア枠として本造作材を使用したと
きのものであり、もちろん表面材上面に戸当たりを設け
ることができる。一般にドア枠の見込み寸法は１４７〜
１７５ｍｍの間で設定される。そのため芯材１の幅は、
両木口面に表面材２を貼着したときに、見込寸法が最小
の１４７ｍｍになるように決定されている。
きのものであり、もちろん表面材上面に戸当たりを設け
ることができる。一般にドア枠の見込み寸法は１４７〜
１７５ｍｍの間で設定される。そのため芯材１の幅は、
両木口面に表面材２を貼着したときに、見込寸法が最小
の１４７ｍｍになるように決定されている。
【００１２】一方、表面材２の長さは見込寸法が調整可
能な最大に設定された際、芯材１と別芯材３が固着され
たものを包含しつつ、裏面にまで表面材２を貼着するに
十分の寸法を持っていなくてはならない。
能な最大に設定された際、芯材１と別芯材３が固着され
たものを包含しつつ、裏面にまで表面材２を貼着するに
十分の寸法を持っていなくてはならない。
【００１３】具体的には、見込寸法を１４７ｍｍに設定
したい場合は、芯材１に未貼着状態で折り曲げられてい
る表面材２をそのまま貼着すればよい。また、見込寸法
が１４７ｍｍ以上の場合に用いるはずであった余計な表
面材は切り取ってしまってもよく、あるいは芯材の裏面
に表面材を貼着するに十分なスペースをもつＬ字状の切
り欠きを設け、そこに貼着してしまえば、裏面は略平面
となる。
したい場合は、芯材１に未貼着状態で折り曲げられてい
る表面材２をそのまま貼着すればよい。また、見込寸法
が１４７ｍｍ以上の場合に用いるはずであった余計な表
面材は切り取ってしまってもよく、あるいは芯材の裏面
に表面材を貼着するに十分なスペースをもつＬ字状の切
り欠きを設け、そこに貼着してしまえば、裏面は略平面
となる。
【００１４】調整できる見込寸法の最大である１７５ｍ
ｍに調整する場合は、調整最大見込寸法（１７５ｍｍ）
から調整最小見込寸法（１４７ｍｍ）を減じた幅の別芯
材３を芯材１と固着し、固着された芯材１と別芯材３に
未貼着状態の表面材２をＶ溝ｖ４，ｖ６で折り曲げ、貼
着する。
ｍに調整する場合は、調整最大見込寸法（１７５ｍｍ）
から調整最小見込寸法（１４７ｍｍ）を減じた幅の別芯
材３を芯材１と固着し、固着された芯材１と別芯材３に
未貼着状態の表面材２をＶ溝ｖ４，ｖ６で折り曲げ、貼
着する。
【００１５】未貼着状態の表面材の芯材１および別芯材
３への貼着には前記のとおり、一般的には接着剤が用い
られるが、あらかじめ未接着の表面材裏面に、接着剤な
どを用いなくても作業ができるように、製造時に両面テ
ープなどの接着手段を設けておいてもよい。
３への貼着には前記のとおり、一般的には接着剤が用い
られるが、あらかじめ未接着の表面材裏面に、接着剤な
どを用いなくても作業ができるように、製造時に両面テ
ープなどの接着手段を設けておいてもよい。
【００１６】１４７ｍｍと１７５ｍｍとの間の範囲での
見込寸法に調整する場合は、１７５ｍｍに設定したとき
と同様に、任意の調整したい見込寸法に見合った別芯材
を用意して貼着すればよい。表面材裏面に設けられるｖ
溝が芯材の表面側に位置する場合は、ｖ溝内に充填剤な
どの補強手段を施こしてもよい。未貼着の表面材裏面に
はＶ溝が、芯材の厚さ寸法と等しく複数設けられている
ため、表面材を調整したい任意の見込寸法で折り曲げる
ことができ、調整範囲内の種々の見込寸法に調整するこ
とができる。
見込寸法に調整する場合は、１７５ｍｍに設定したとき
と同様に、任意の調整したい見込寸法に見合った別芯材
を用意して貼着すればよい。表面材裏面に設けられるｖ
溝が芯材の表面側に位置する場合は、ｖ溝内に充填剤な
どの補強手段を施こしてもよい。未貼着の表面材裏面に
はＶ溝が、芯材の厚さ寸法と等しく複数設けられている
ため、表面材を調整したい任意の見込寸法で折り曲げる
ことができ、調整範囲内の種々の見込寸法に調整するこ
とができる。
【００１７】
【作用】本発明は、壁厚寸法が造作材の対応できる範囲
内の最小幅のときは、芯材のみに表面材を貼着し、最大
幅であった場合は芯材に別芯材を固着して、未貼着状態
の表面材を貼着して用いる。また、壁厚が最大幅以下最
小幅以上の範囲内であった場合は、別芯材を調整したい
長さに切断し、芯材１に固着し表面材２のＶ溝を折り曲
げて、貼着して用いる。
内の最小幅のときは、芯材のみに表面材を貼着し、最大
幅であった場合は芯材に別芯材を固着して、未貼着状態
の表面材を貼着して用いる。また、壁厚が最大幅以下最
小幅以上の範囲内であった場合は、別芯材を調整したい
長さに切断し、芯材１に固着し表面材２のＶ溝を折り曲
げて、貼着して用いる。
【００１８】
【発明の効果】本発明の造作材は、芯材１に別芯材を固
着し、表面材を貼着することによって、従来のように親
枠と子枠間の不自然な段差を生じることなく、外観を損
なわずに調整することが可能なドア枠、窓枠等を提供す
るものである。
着し、表面材を貼着することによって、従来のように親
枠と子枠間の不自然な段差を生じることなく、外観を損
なわずに調整することが可能なドア枠、窓枠等を提供す
るものである。
【図１】 従来の調整機能付きドア枠の断面図、
【図２】 本発明の実施例の断面図、
【図３】 別芯材を用いて、調整した状態の断面図、
１：芯材、１ａ：片側木口部、１ｂ：他方木口部、２：
表面材、別芯材、ｖ１，ｖ２，ｖ３，ｖ４，ｖ５，ｖ
６：Ｖ溝。
表面材、別芯材、ｖ１，ｖ２，ｖ３，ｖ４，ｖ５，ｖ
６：Ｖ溝。
Claims (1)
- 【請求項１】 表面材と芯材とから構成されるドア枠、
窓枠などの造作材において、断面長方形の芯材の表面
に、片側木口部を含み裏面の一部にまで表面材が貼着さ
れ、他方木口部を含み裏面には表面材が未貼着状態で折
り曲げられるとともに、芯材裏面に折り曲げられた表面
材の裏面には別芯材を包含した際に該表面材を折り曲げ
るための複数のＶ溝が形成された造作材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11328894A JP2741480B2 (ja) | 1994-04-18 | 1994-04-18 | ドア枠、窓枠などの造作材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11328894A JP2741480B2 (ja) | 1994-04-18 | 1994-04-18 | ドア枠、窓枠などの造作材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07286479A JPH07286479A (ja) | 1995-10-31 |
| JP2741480B2 true JP2741480B2 (ja) | 1998-04-15 |
Family
ID=14608388
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11328894A Expired - Fee Related JP2741480B2 (ja) | 1994-04-18 | 1994-04-18 | ドア枠、窓枠などの造作材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2741480B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5404329B2 (ja) * | 2009-11-06 | 2014-01-29 | 株式会社筑紫工業 | 改装工法 |
| JP2016204958A (ja) * | 2015-04-21 | 2016-12-08 | 旭化成建材株式会社 | 耐火クロス・ラミネイティド・ティンバー |
-
1994
- 1994-04-18 JP JP11328894A patent/JP2741480B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07286479A (ja) | 1995-10-31 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |