JP3179975B2 - 扉パネル - Google Patents

扉パネル

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JP3179975B2
JP3179975B2 JP20253094A JP20253094A JP3179975B2 JP 3179975 B2 JP3179975 B2 JP 3179975B2 JP 20253094 A JP20253094 A JP 20253094A JP 20253094 A JP20253094 A JP 20253094A JP 3179975 B2 JP3179975 B2 JP 3179975B2
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core
decorative material
core material
decorative
door panel
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岩市 奥平
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、芯材の外面に沿って表
面化粧材や裏面材を貼着して構成される扉パネルの構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の扉パネルAとしては実公
平4−21997号公報に開示されるものがある。これ
図10に示すように芯材1の表面、側端面及び裏面の
両側に亙るように表面化粧材2を貼着してあり、芯材1
の裏面の残りの部分に裏面材3を貼着してある。表面化
粧材2は木質材の基材の表面に木目模様などのプリント
印刷を施した塩化ビニルシート等の化粧シートを貼着し
たものである。芯材1の角部対応する部分では表面化粧
材2の内面側にV字状の折曲溝を設けてこの部分で折り
曲げることにより芯材1の表面に沿わせられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】表面化粧材1を沿わせ
て貼着するときは、芯材に表面化粧材2や裏面材3を沿
わせてプレスすると共にある程度熱を加えて成形される
のであるが、成形後の養生ときには表面化粧材2や裏面
材3が収縮しようとする力が働く。ところが、上記従来
例にあっては、表面化粧材2が芯材1の裏面側まで貼っ
てあると、表面化粧材2が収縮しようとする力が芯材1
に強く働き、扉パネルAの自由端である上下端が図11
(a)に示すように表面側に反り、上下方向長さの長い
扉パネルAが図11(b)のように上下方向に大きく反
ることが起こりやすく、この反りが大きいと品質上問題
がある。
【0004】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であって、本発明の目的とするところは反りが発生しに
くくて品質のよい扉パネルを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の扉パネルAは、芯材1の表面側に表面化粧材2
が貼着されると共に芯材1の裏面側に裏面材3が貼着さ
れ、上記表面化粧材2及び裏面材3の両側の側端部が夫
々芯材1の両側の側端面まで貼着されると共に表面化粧
材2の側端面と裏面材3の側端面とが対向させられ、
面化粧材2の側端手前や裏面材3の側端手前がホットメ
ルット系の仮止め剤9にて仮止めされ、芯材1の角部に
対応する部分では表面化粧材2や裏面材3がこれらの内
面側に設けたV字状の折曲溝4で折り曲げられたことを
特徴とする。
【0006】また本発明の他の扉パネルAは、芯材1の
表面側に表面化粧材2が貼着されると共に芯材1の裏面
側に裏面材3が裏面材3の両側の側端が芯材1の両側の
側端より控えられるように貼着され、上記表面化粧材2
の両側の側端部が芯材1の両側の側端面まで貼着され、
芯材1の両側の上記表面化粧材2や裏面材3を貼ってい
ない部分には上記表面化粧材2を同じ材料の側部化粧材
5が貼着され、表面化粧材2の側端手前や側部化粧材5
の側端手前がホットメルト系の仮止め剤9にて仮止めさ
れ、芯材1の角部に対応する部分では表面化粧材2や側
部化粧材5がこれらの内面側に設けたV字状の折曲溝4
で折り曲げられたことを特徴とする。
【0007】
【作用】上記構成によれば、表面化粧材2が芯材1の側
端面までしか至らないように貼着され、残りの部分には
裏面材3や側部化粧材5が貼着されていることにより、
表面側に反るように大きな力がかかることなく、上下長
さの長い扉パネルAでも上下方向に反ることがなく品質
のよい扉パネルAを得ることができる。また側部化粧材
5を用いることにより、表面化粧材2が芯材1の側端面
までしか至らないでも表面化粧材2と同じ側部化粧材5
で芯材1側端面から裏面側に亙る部分を覆って外観よく
できる。また表面化粧材2の側端手前や裏面材3の側端
手前や側部化粧材5の側端手前がホットメルット系の仮
止め剤9にて仮止めされて接着剤が硬化するまでの間仮
保持できる。
【0008】
【実施例】まず図1乃至図7に示す第1の実施例から説
明する。扉パネルAは芯材1の表面及び側端面に亙るよ
うに表面化粧材2を貼着すると共に芯材1の裏面及び側
端面に亙るように裏面材3を貼着して形成されている。
芯材1は上下方向に長い左右の側部芯材1aと、左右の
側部芯材1a間を連結する複数本の横芯材1bと、側部
芯材1aと横芯材1bとに囲まれた部分に充填した充填
芯材1cで構成されている。側部芯材1aや横芯材1b
はベニア合板等で形成されている。芯材1の表面と側端
面との間には面取り8が設けられている。表面化粧材2
は合板、パーティクルボード、ハードボード等の木質系
材よりなる基材2aの外面に化粧シート2bを被着して
形成されている。この化粧シート2bは塩化ビニルシー
トのようなもので木目模様等をプリント印刷してある。
裏面材3は合板、パーティクルボード、ハードボード等
の木質系材よりなる基材3aの外面に紙等の裏面シート
3bを被覆したものであり、裏面シート3bには必要に
応じて着色してある。表面化粧材2は木目柄等を設けた
高価な化粧材であるが、裏面材3は安価な材料である。
【0009】表面化粧材2及び裏面材3は芯材1の外面
に沿わせて貼られるのであるが、芯材1の角部に沿わせ
て貼る部分では断面V字状の折曲溝4が切削されてい
る。この折曲溝4を形成した表面化粧材2及び裏面材3
の内面側には接着剤が塗布され、芯材1の外面に沿わせ
て貼り、プレス等で貼着される。表面化粧材2は芯材1
の表面、面取り8及び芯材1の側端面の一部まで亙るよ
うに貼着され、芯材1の表面と面取り8との間や面取り
8と芯材1の側端面との間の角部では折曲溝4にて折曲
される。裏面材3は芯材1の裏面と側端面の残りの部分
に亙るように貼着され、芯材1の裏面と側端面との間の
角部では折曲溝4にて折曲される。芯材1の側端面では
表面化粧材2の側端面と裏面材3の側端面が殆ど隙間な
く対向させられる。芯材1に表面化粧材2や裏面材3を
貼ったとき、表面化粧材2の側端手前や裏面材3の側端
手前がホットメルト系の仮止め剤9にて仮止めされて接
着剤が硬化するまでの間仮保持される。このように形成
した扉パネルAでは表面化粧材2及び裏面材3を芯材1
の側端面まで貼着する構造になっているので、養生時に
従来のように扉パネルAが表面化粧材2が収縮しようと
する力で反ることがない。
【0010】上記のようにして図3、図4のような扉パ
ネルAが形成されるが、扉パネルAの両側の上下端には
走行具取り付け孔10が設けられており、この走行具取
り付け孔10にランナーやピボット等の走行具を取り付
け、クローゼット等の収納部の前面開口に走行自在に装
着して使用される。図5、図6は扉パネルAの一方の側
部の上下端に走行具取り付け孔10を設けてあり、一対
の扉パネルAの側端同士を蝶番にて折り畳み自在に連結
して二つ折り扉Bを形成している。この二つ折り扉Bも
走行具取り付け孔10に走行具を取り付け、図7に示す
ようにクローゼット等の収納部Cの前面開口に折り畳み
自在に取り付けて使用される。
【0011】次に図8、図9に示す第2の実施例につい
て述べる。本実施例の場合、表面化粧材2や裏面材3以
外に側部化粧材5を用いている。側部化粧材5は表面化
粧材2と同じ材料のものであり、基材5aの表面に化粧
シート5bを被覆してあり、化粧シート5bの外観を化
粧シート2bの外観と同じにしてある。表面化粧材2は
第1の実施例と同様に芯材1の表面から側端面まで至る
ように貼着してあり、裏面材3は裏面の側端の手前まで
貼着してある。芯材1の側端面の残りの部分と裏面の残
りの部分に亙るように側部化粧材5を貼着してある。芯
材1の側端面と裏面との間の角部に対応する部分では側
部化粧材5の内面側の折曲溝4にて折曲してある。また
側部化粧材5もホットメルト系の仮止め剤9で仮止めさ
れるようになっている。このように表面化粧材2と同じ
材料の側部化粧材5を用いると扉パネルAの側端面及び
裏面の側端近傍も表面と同じ外観にできて外観を向上で
きる。また表面化粧材5と側部化粧材5が別体のために
扉パネルAが反るようなおそれがない。
【0012】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の扉パネルにあっ
ては、叙述のように芯材の表面側に表面化粧材が貼着さ
れると共に芯材の裏面側に裏面材が貼着され、上記表面
化粧材及び裏面材の両側の側端部が夫々芯材の両側の側
端面まで貼着されると共に表面化粧材の側端面と裏面材
の側端面とが対向させられているので、芯材の角部に対
応する部分でV字状の折曲溝で折り曲げることにより芯
材の表面に沿わせて表面化粧材や裏面材を貼るものであ
っても、表面化粧材の側端や裏面材の側端が芯材の側端
面に位置して扉パネルが反ったりするおそれがなく、品
質のよい扉パネルを得ることができるものであり、また
表面化粧材の側端手前や裏面材の側端手前がホットメル
ット系の仮止め剤にて仮止めされて接着剤が硬化するま
での間仮保持できるものである。
【0013】また本発明の請求項2記載の扉パネルにあ
っては、芯材の表面側に表面化粧材が貼着されると共に
芯材の裏面側に裏面材が裏面材の両側の側端が芯材の両
側の側端より控えられるように貼着され、上記表面化粧
材の両側の側端部が芯材の両側の側端面まで貼着され、
芯材の両側の上記表面化粧材や裏面材を貼っていない部
分には上記表面化粧材を同じ材料の側部化粧材が貼着さ
れたので、扉パネルが反ったりすることなく品質のよい
扉パネルを得ることができるのは勿論、表面化粧材と同
じ材料の側部化粧材で芯材の側端面及び裏面の一部を覆
うことで外観よくできるものであり、また表面化粧材の
側端手前や側部化粧材の側端手前がホットメルット系の
仮止め剤にて仮止めされて接着剤が硬化するまでの間仮
保持できるものである
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の要部の断面図である。
【図2】同上の分解断面図である。
【図3】同上の扉パネルの全体を示し、(a)は平面
図、(b)は正面図、(c)は側面断面図である。
【図4】図3(a)の拡大せる一部切欠平面図である。
【図5】同上の扉パネルで二つ折り扉を構成した状態を
示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面
断面図である。
【図6】図5(a)の扉パネルを拡大せる一部切欠平面
図である。
【図7】収納部に二つ折り扉を取り付けた状態の斜視図
である。
【図8】本発明の第2の実施例の要部の断面図である。
【図9】同上の分解断面図である。
【図10】従来例の断面図である。
【図11】従来例の問題を説明する説明図である。
【符号の説明】
A 扉パネル 1 芯材 2 表面化粧材 3 裏面材 4 折曲溝 5 側部化粧材 6 凹溝 7 仕舞い部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 3/70 - 3/88

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯材の表面側に表面化粧材が貼着される
    と共に芯材の裏面側に裏面材が貼着され、上記表面化粧
    材及び裏面材の両側の側端部が夫々芯材の両側の側端面
    まで貼着されると共に表面化粧材の側端面と裏面材の側
    端面とが対向させられ、表面化粧材の側端手前や裏面材
    の側端手前がホットメルット系の仮止め剤にて仮止めさ
    れ、芯材の角部に対応する部分では表面化粧材や裏面材
    がこれらの内面側に設けたV字状の折曲溝で折り曲げら
    れたことを特徴とする扉パネル。
  2. 【請求項2】 芯材の表面側に表面化粧材が貼着される
    と共に芯材の裏面側に裏面材が裏面材の両側の側端が芯
    材の両側の側端より控えられるように貼着され、上記表
    面化粧材の両側の側端部が芯材の両側の側端面まで貼着
    され、芯材の両側の上記表面化粧材や裏面材を貼ってい
    ない部分には上記表面化粧材を同じ材料の側部化粧材が
    貼着され、表面化粧材の側端手前や側部化粧材の側端手
    前がホットメルト系の仮止め剤にて仮止めされ、芯材の
    角部に対応する部分では表面化粧材や側部化粧材がこれ
    らの内面側に設けたV字状の折曲溝で折り曲げられたこ
    とを特徴とする扉パネル。
JP20253094A 1994-08-26 1994-08-26 扉パネル Expired - Lifetime JP3179975B2 (ja)

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JP2912440B2 (ja) * 1990-10-22 1999-06-28 ミサワホーム株式会社 ドア及びその製造方法

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