JP2900222B2 - ドアモールの固定方法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】ドアモールの固定方法に関する。

【０００２】

【従来技術および問題点】図に示すように縦横桟部材に
より組まれた芯材１０２と、該芯材１０２の表裏面に貼
着された化粧体１０４とからなるドア本体ｄと、ドア本
体ｄの芯材１０２間に鏡板１０１を一対のモール１０３
で挟持連結したドアにおいては、鏡板１０１を嵌入する
ドア本体ｄの芯材１０２に決り溝１０２ｂを形成し、該
決り溝１０２ｂに雇い実１０２ａを嵌め込んで凸部を形
成し、該雇い実１０２ａの凸部に一対のモール１０３，
１０３を密着させ鏡板１０１を挟持連結していた。

【０００３】しかしこの提案では別部材である雇い実１
０２ａを用意しなくてはならず、雇い実１０２ａを入れ
る作業が必要となる。また、芯材１０２に設けられる決
り溝１０２ｂに雇い実１０２ａを水平に入れ込むことが
難しくモール１０３とドア本体ｄとの間で隙間ができた
り、段違いとなったりし易いものであった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】縦横桟部材により組まれ
た芯材２と、該芯材２の表裏面に貼着された化粧体４，
４とからなるドア本体ｄと、ドア本体ｄの芯材２間に鏡
板１を一対のモール３，３で挟持連結したドアにおい
て、鏡板１を嵌入するドア本体ｄの芯材２に、ドア本体
ｄより外方に突出する凸部２ａを有する芯材２を用い、
該芯材２の凸部２ａに一対のモール３，３を密着させ、
鏡板１を挟持連結するドアモールの固定方法。

【０００５】

【構成の説明】以下、本発明の構成について説明する。
芯材２は縦横桟部材により組み込まれる。縦横桟部材は
合板、繊維板、パーティクルボード、フレークボード、
オリエンテッドストランドボード、ウッドスティックボ
ード、単板積層材、集成材、ムク木材などが用いられ、
また、それら任意積層した複合材を用いてもよい。

【０００６】縦横桟部材からなる芯材２において、鏡板
１を嵌入するドア本体ｄの芯材２には、側面に凸部２ａ
を有する芯材２が用いられ、ドア本体ｄより外方に突出
するように組み込まれる。芯材２の表裏面に化粧体４，
４が貼着されドア本体ｄを構成される。

【０００７】化粧体４は、合板、繊維板、パーティクル
ボード等の基板の表面に、化粧紙、化粧含浸紙、化粧合
成樹脂シート、ツキ板などの化粧シート貼りあるいは着
色塗装、柄模様印刷などが施されたものが用いられる。

【０００８】鏡板１を嵌入するドア本体ｄの芯材２にド
ア本体ｄより外方に突出する凸部２ａを有する芯材２が
用いられるため、該芯材２の凸部２ａに一対のモール
３，３を密着させ鏡板１を挟持連結する。鏡板１に限ら
ずガラスの嵌込みに際しても用いられることはいうまで
もない。

【０００９】

【作用効果】芯材２に凸部２ａを形成し雇い実２の役目
をなすため、作業が容易に行なえ、水平を保つことがで
き、モールとドア本体ｄの間で隙間、段違いの発生する
ことがない。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明方法を実施するドア本体の断面図、

【図２】 従来のドアモールの固定方法の説明図、

【符号の説明】

１：鏡板、２：芯材、２ａ：凸部、３：モール、４：化
粧体、１０１：鏡板、１０２：芯材、１０２ａ：雇い
実、１０２ｂ：決り溝、１０３：モール、ｄ：ドア本
体。

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 縦横桟部材により組まれた芯材と、該芯
   材の表裏面に貼着された化粧体とからなるドア本体と、 ドア本体の芯材間に鏡板を一対のモールで挟持連結した
   ドアにおいて、 鏡板を嵌入するドア本体の芯材に、ドア本体より外方に
   突出する凸部を有する芯材を用い該芯材の凸部に一対の
   モールを密着させ鏡板を挟持連結する、ことを特徴とす
   るドアモールの固定方法。