JP2955980B2 - 化粧パネルの製造方法 - Google Patents
化粧パネルの製造方法Info
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Description
等の扉材、壁板、腰壁等の壁面材あるいは家具用材等に
用いられる化粧パネルの製造方法に関する。
横框により框組みされた開口内に鏡板を嵌合してなるも
のが公知である。一般に、框材としては無垢材や圧縮材
が用いられ、その木口縁にはモール状の加飾加工が施さ
れる。
裏面に化粧材を貼着し、該化粧材を任意刳り貫いた孔に
鏡板を嵌入してその縁部をモールにて固定することも行
われている。
粧パネルの製造方法は、刳り貫いた化粧材とは別に鏡板
を用いる必要があり、コスト上昇を招くと共に、刳り貫
いた化粧材の有効利用が図れないという問題があった。
問題点を解消することを目的とし、より具体的には、す
ぐれた意匠性を有する化粧パネルを少ない部品数で簡単
に構成し、加工手間や製作工程も簡略化し、生産性を高
めて安価に提供することを目的とする。
に創案された本発明による化粧パネルの製造方法は、外
縦框と外横框とからなる外周框と内縦框と内横框とから
なる内周框とにより二重框構造の芯材を形成し、前記芯
材の表裏全面にわたってそれぞれ化粧板を貼着し、その
表面または表裏面において前記芯材の前記内周框の内側
縁に沿って貼着された前記化粧板を刳り貫き、前記化粧
板が刳り貫かれた表面または表裏面において前記芯材の
前記内周框を構成する前記内縦框および内横框との間に
段差部を形成するようにこれら框より厚さの薄い桟材よ
りなる縦桟および横桟を前記内周框の内側に設け、前記
化粧板が刳り貫かれた表面または表裏面において前記縦
桟および前記横桟にわたって前記刳り貫かれた化粧板を
貼着し、前記段差部にモールを固着し、更に、前記外周
框の少なくとも前記外縦框の木口部に前記化粧板の木口
部を被覆する縁貼り材を貼着することを特徴とする。
とからなる外周框と内縦框と内横框とからなる内周框と
により形成される二重框構造の芯材が用いられる。外周
框と内周框との間には飼木桟を介在させることができ
る。特に、外周框の外横框の内方に飼木桟を介在させて
内周框の内横框を設けることにより、化粧パネルとした
ときの化粧縦框幅より化粧横框幅を広く構成することが
でき、重厚感が表現され、意匠性が向上される。
框、内周框の内縦框および内横框、更には任意に介在さ
れる飼木桟としては、木材、合板、中質または硬質繊維
板、パーティクルボード、フレークボード、ウエハーボ
ード、ストランドボード、スティックボード、単板積層
材、集成材等が単独で、あるいはこれらを複数枚任意積
層した複合板とされ、任意切断して棒状基材として用い
られる。棒状基材は、接着剤、釘、木ネジ、タッカー等
を用いて、外周框、内周框およびこれらによる二重框構
造に組み立てられる。
着される。化粧板としては、合板、中質または硬質繊維
板、パーティクルボード、フレークボード、ウエハーボ
ード、ストランドボード、スティックボード、単板積層
材等を単独基材とし、あるいはこれらを複数枚任意積層
した複合板を基材として、該基材の表面または表裏面
に、必要に応じて目止め処理、シーラー処理、サンディ
ング処理、下塗り処理等の下地処理を施した後、接着剤
または着色接着剤を介して、化粧単板、人工突板、化粧
紙、化粧布、化粧合成樹脂フィルムまたはシート、合成
樹脂含浸紙等の化粧シートを貼着したものを用いること
ができる。該化粧シートには任意着色塗装、柄模様印
刷、転写印刷等を施してもよい、必要に応じて、これら
化粧板の表面に更に上塗り塗装、透明合成樹脂フィルム
貼り等による表面保護層を形成して、表面強度および耐
摩耗性の向上を図ることができる。
材の表裏面および/化粧板の裏面に接着剤を塗布した
後、積層し圧締接着することによって行われる。
た芯材において、その内周框の内縁に沿って、両面の化
粧板または片面のみの化粧板を刳り貫く。両面の化粧板
を刳り貫いた場合には、二重框構造の芯材の外周框およ
び内周框の表裏面に化粧板が貼着されたものとなり、片
面の化粧板のみを刳り貫いた場合には、二重框構造の芯
材の該刳り貫き面においては外周框および内周框の表裏
面に化粧板が貼着され、他面においては二重框構造の芯
材全面にわたって化粧板が貼着されたものとなる。
内周框の内側開口が露出されることになる。この内周框
の内部には、該内周框を構成する内縦框と外縦框との間
に段差部が形成されるように、これら框より厚さの薄い
桟材よりなる縦桟および横桟が設けられる。
は、木材、合板、中質または硬質繊維板、パーティクル
ボード、フレークボード、ウエハーボード、ストランド
ボード、スティックボード、単板積層材、集成材等が単
独で、あるいはこれらを複数枚任意積層した複合板とさ
れ、任意切断して棒状基材として用いられる。
桟および横桟を設ける場合には、内周框の内縦框および
内横框の厚さ方向略中央に縦桟および横桟を添着して、
表裏両面に同じ深さの段差部を形成し、表裏両面を同じ
凹凸デザインとすることができる。あるいは、内周框の
内縦框および内横框の厚さ方向略中央から表面側または
裏面側にずらした箇所に縦桟および横桟を添着して、表
裏両面に異なる深さの段差部を形成して、表裏両面に異
なる凹凸デザインを与えてもよい。
た場合には、内周框の内縦框および内横框との間に該刳
り抜き面の側においてのみ段差部が形成されるように、
これら框より厚さの薄い縦桟および横桟を、内縦框およ
び内横框の内側にそれぞれ添着する。この場合、縦桟お
よび横桟の一方の面は、刳り抜かれていない化粧板の裏
面に接している。
および内横框(および反対側化粧板の裏面)に対して、
接着剤、釘、木ネジ、タッカー等を用いて設けられる。
よび横桟の露出面(表面または表裏面)には化粧板が貼
着される。この化粧板は、先の二重框構造の芯材の表裏
面に貼着される化粧板と同様に、合板、中質または硬質
繊維板、パーティクルボード、フレークボード、ウエハ
ーボード、ストランドボード、スティックボード、単板
積層材等を単独基材とし、あるいはこれらを複数枚任意
積層した複合板を基材として、該基材の表面または表裏
面に、必要に応じて目止め処理、シーラー処理、サンデ
ィング処理、下塗り処理等の下地処理を施した後、接着
剤または着色接着剤を介して、化粧単板、人工突板、化
粧紙、化粧布、化粧合成樹脂フィルムまたはシート、合
成樹脂含浸紙等の化粧シートを貼着したものを用いるこ
とができる。また、同様に、該化粧シートには任意着色
塗装、柄模様印刷、転写印刷等を施すことができる、な
お、縦桟および横桟の表面または表裏面に貼着される化
粧板として、先に二重框構造の芯材の表裏面に貼着した
後刳り貫かれて除去された化粧板を用いることができ
る。
板を貼着するには、該桟材の接合面、化粧板の裏面ある
いはそれら双方に接着剤を塗布した後、積層し圧締接着
する。また、釘やタッカー等を併用して貼着を行っても
よい。
縦框および内横框の内側に縦桟および横桟がそれぞれ設
けられるが、必要に応じて、これら桟材と同材で形成さ
れる中縦桟、中横桟を設けてもよい。特に扉材等の縦長
部材に用いられる場合には、その長尺方向に適宜間隔を
配して一または複数の中横桟を設けることが好ましい。
内周框と、化粧板が刳り抜かれた側において内周框の内
縦框と内横框の内側に設けられた縦桟および横桟との間
に形成される段差部に、好ましくは内周框表面を一部覆
うように顎部を背面側に有するモールを固着する。モー
ルの固着は、釘、タッカー、接着剤等の任意手段を単独
または併用して行われる。
繊維板、単板積層材等を任意切削加工されたもの、プラ
スチックにより押し出し成形加工されたもの、金属によ
り折り曲げ加工されたもの等が用いられ、必要に応じて
その表面に化粧紙、化粧布、化粧合成樹脂シート、化粧
含浸紙、化粧単板、人工突板等の化粧シートが貼着され
る。
る外縦框の木口部に、表裏の化粧板の木口部を被覆する
縁貼り材を貼着する。縁貼り材には、化粧紙、化粧布、
化粧合成樹脂シート、化粧含浸紙、化粧単板、人工突板
等の化粧シートが用いられ得る。
着された外周框を構成する外横框の木口部およびその両
側における外縦框のエンド木口部に、表裏化粧板の木口
部を被覆する縁貼り材を貼着することができる。これに
より、化粧板が貼着された外周框を構成する外縦框およ
び外横框の木口部の全周にわたって、表裏の化粧板の木
口部を被覆するように縁貼り材が貼着されることにな
る。
施例が図1ないし図3に示される。この化粧パネルは、
開口枠内に開閉自在に取り付けられる折り扉の扉体1と
して構成されている。
図2に示されている。すなわち、左右一対の外縦框2、
2と上下一対の外横框3、3とが框組みされてなる外周
框4の内側に、左右一対の内縦框5、5と上下一対の内
横框6、6とが框組みされてなる内周框7が設けられ
て、二重框構造の芯材9が形成される。この実施例にお
いては、外周框4の外横框3、3と内周框7の内横框
6、6との間にそれぞれ左右一対の飼木桟8、8が介在
されており、これにより、扉体1における化粧縦框幅よ
り化粧横框幅が広く構成され(図1参照)、扉体1とし
ての重厚感、意匠性を向上させている。
外周框4および内周框7にわたって化粧板12が貼着さ
れている。これは、まず芯材9の表面全般にわたって化
粧板12を貼着した後、内周框7の内縦框5および内横
框6の内周縁に沿って中央部を刳り貫くことによって行
われる。また、芯材9の裏面全般にわたって化粧板13
が貼着されている。
に、内周框7の内縦框5および内横框6の内周縁に沿っ
て中央部が刳り貫かれており、この刳り貫かれた中央部
において、内縦框5および内横框6よりも薄い桟材によ
る縦桟10および横桟11が、内縦框5および内横框6
の内側かつ裏面の化粧板13上に設けられる。そして、
これら縦桟10および横桟11の上に該刳り貫かれた中
央部を被覆するように化粧板14が貼着されている。
内横框6よりも薄い桟材で構成されているため、化粧板
12が貼着された芯材9の框材2、3、5、6と化粧板
14が貼着された縦桟10、横桟11との間には段差部
が形成されており、この段差部には、モール15が固着
されている。モール15の背面側には、化粧板12の木
口近くの表面部分を覆うための顎部が形成されている。
口部には表裏の化粧板12、13の木口部を被覆する縁
貼り材16、16が貼着されている。符号17は戸当た
りクッションを示す。
のまま用いて縦桟および横桟にわたって貼着することが
できるため、別途鏡板を用意する必要がなく、製造コス
トが大幅に低減される。
容易に得ることができ、重厚感、意匠性に富む化粧パネ
ルを安価に製造することができる。
を示す正面図である。
す正面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 外縦框と外横框とからなる外周框と内縦
框と内横框とからなる内周框とにより二重框構造の芯材
を形成し、前記芯材の表裏全面にわたってそれぞれ化粧
板を貼着し、その表面または表裏面において前記芯材の
前記内周框の内側縁に沿って貼着された前記化粧板を刳
り貫き、前記化粧板が刳り貫かれた表面または表裏面に
おいて前記芯材の前記内周框を構成する前記内縦框およ
び内横框との間に段差部を形成するようにこれら框より
厚さの薄い桟材よりなる縦桟および横桟を前記内周框の
内側に設け、前記化粧板が刳り貫かれた表面または表裏
面において前記縦桟および前記横桟にわたって前記刳り
貫かれた化粧板を貼着し、前記段差部にモールを固着
し、更に、前記外周框の少なくとも前記外縦框の木口部
に前記化粧板の木口部を被覆する縁貼り材を貼着するこ
とを特徴とする化粧パネルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27422994A JP2955980B2 (ja) | 1994-10-14 | 1994-10-14 | 化粧パネルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27422994A JP2955980B2 (ja) | 1994-10-14 | 1994-10-14 | 化粧パネルの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08114067A JPH08114067A (ja) | 1996-05-07 |
JP2955980B2 true JP2955980B2 (ja) | 1999-10-04 |
Family
ID=17538820
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27422994A Expired - Fee Related JP2955980B2 (ja) | 1994-10-14 | 1994-10-14 | 化粧パネルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2955980B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5872087B1 (ja) * | 2015-03-30 | 2016-03-01 | 大建工業株式会社 | 板状体 |
-
1994
- 1994-10-14 JP JP27422994A patent/JP2955980B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5872087B1 (ja) * | 2015-03-30 | 2016-03-01 | 大建工業株式会社 | 板状体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08114067A (ja) | 1996-05-07 |
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