JPH08158531A - フラッシュパネル - Google Patents

フラッシュパネル

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JPH08158531A
JPH08158531A JP30219594A JP30219594A JPH08158531A JP H08158531 A JPH08158531 A JP H08158531A JP 30219594 A JP30219594 A JP 30219594A JP 30219594 A JP30219594 A JP 30219594A JP H08158531 A JPH08158531 A JP H08158531A
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JP
Japan
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adhesive
flash panel
surface material
flash
core material
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Pending
Application number
JP30219594A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyoshi Morimoto
信義 森本
Masami Igawa
政美 井川
Hiromi Yokote
博己 横手
Seiichi Kono
誠市 河野
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NIPPON FLASH KK
Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
NIPPON FLASH KK
Hitachi Kasei Polymer Co Ltd
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Publication date
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  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
  • Panels For Use In Building Construction (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 表面材と裏面材の間に芯材を接着固定してな
るフラッシュパネルにおいて、反りを効果的に低減でき
るフラッシュパネルを提供する。 【構成】 表面材1と裏面材2の間に芯材3を接着固定
してなるフラッシュパネルにおいて、ホットメルト型や
無溶剤型などの非水系接着剤であって、しかも飽和吸水
率が5.0重量%以下の接着剤層を形成することのでき
る接着剤8を表面材1および裏面材2の内面全部に塗工
し、芯材3と接着固定することにより得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドアー、壁材、間仕切
板などの建築内装材料として、あるいは箪笥の前板や側
板などの家具用部材として用いられるフラッシュパネル
に関する。
【0002】
【従来の技術】フラッシュパネルは、典型的な一つの例
として図4のごとく、合板5に化粧単板やポリ塩化ビニ
ルシートなどの化粧層4を貼り付けた表面材1あるいは
合板5に塗装などの化粧層4を施した表面材1と、合板
のみからなる裏面材2とが、枠材6およびコアー材7か
ら構成される芯材3を介して一体に接着固定されてなる
ものである。
【0003】また、フラッシュパネルは、典型的なもう
一つの例として図5のごとく、合板5に化粧単板やポリ
塩化ビニルシートなどの化粧層4を貼り付けた表面材1
あるいは合板5に塗装などの化粧層4を施した表面材1
と、合板5′に化粧単板やポリ塩化ビニルシートなどの
化粧層4′を貼り付けた裏面材2あるいは合板5′に塗
装などの化粧層4′を施した裏面材2とが、枠材6およ
びコアー材7から構成される芯材3を介して一体に接着
固定されてなるものである。
【0004】図4のフラッシュパネルは、表面材1と裏
面材2とで吸湿度が異なるためパネルが反ることがあ
り、パネル本来の機能を発揮できないという重大な問題
が起こることがあった。つまり、図4のフラッシュパネ
ルの表面材1は、表面に化粧層4が設けてある、すなわ
ち合板に比べ低吸湿性の化粧単板やポリ塩化ビニルシー
トなどが貼り付けてある、あるいは塗装などが施してあ
るので吸湿しにくいのに対し、裏面材2は合板そのもの
であるので吸湿しやすく、吸湿によって裏面材2側が膨
張し、フラッシュパネルが反る。このように反りが発生
すると、パネル本来の機能を果たせない、あるいは表面
材1や裏面材2が芯材3から剥離するなどという重大な
問題が起こる。
【0005】図5のフラッシュパネルは、表面材1およ
び裏面材2ともに化粧層4ないし化粧層4′が設けてあ
る、すなわち合板に比べ低吸湿性の化粧単板やポリ塩化
ビニルシートが貼り付けてある、あるいは塗装が施して
あるので図4のフラッシュパネルに比べ反りにくいとい
えるが、例えば、表面材1と裏面材2の構成や意匠が異
なる場合、表面材1側と裏面材2側が異なった温度およ
び湿度環境下にある場合などではやはり、例えば、図6
に示すごとく、フラッシュパネルに反りが発生し、同様
にパネル本来の機能を発揮できないという重大な問題が
起こることがあった。なお、図6中のLは、フラッシュ
パネルの反りの変形量を表すものである。
【0006】かかる問題を軽減できるものとして、特開
昭60−30750号公報にはフラッシュパネルの表面
材と裏面材を芯材に接着固定するにあたり、接着剤層を
芯材を固定する箇所にだけでなく、表面材および/また
は裏面材の内面全部に形成させ、面材の吸湿性を制御
し、フラッシュパネルの反りを低減する方法が開示され
ている。上記方法によれば、表面材および/または裏面
材の内面全部にいわば防湿用の接着剤層を形成させたこ
とになり、面材の吸湿性が大幅に抑制されて小さくな
り、その結果、吸湿による寸法変化が防止され、フラッ
シュパネルの反り量を低減することができるとするもの
である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
60−30750号公報に示される方法は、フラッシュ
パネルの反りを低減する方法として具体性に欠け、反り
低減の効果もどの程度あるのかはなはだあいまいであ
る。すなわち、特開昭60−30750号公報には上述
するような防湿用に適した接着剤については具体的な記
載はなにもない。さらには、当業界で頻繁に用いられる
ユリア樹脂系、メラミン樹脂系、ポリ酢酸ビニル樹脂
系、α−オレフィン樹脂系などの水系接着剤を用いて表
面材および裏面材の内面全部に、こうした水系接着剤を
塗工してもフラッシュパネルの反りを低減することがで
きないことは、当業界に従事する者(いわば当業者)で
あれば経験的に熟知している。
【0008】すなわち、上記水系接着剤を用いて得られ
る特開昭60−30750号公報に開示されてなるフラ
ッシュパネルでは、その製造段階で接着剤自身に含まれ
る水がフラッシュパネルの構成要素である表面材、裏面
材および芯材に浸み込んで湿気となる。ついで、この湿
気が組み立て上ったフラッシュパネルの外部へ抜け出
す、またはフラッシュパネル内部において表面材、裏面
材および芯材の間で移行する結果としてフラッシュパネ
ルが反る。
【0009】また、特開昭60−30750号公報に開
示されている内容に基いて当業者が出願当時の技術常識
を勘案したとしても、面材の吸湿性を制御し、フラッシ
ュパネルの反りを低減するために、当業界で頻繁に用い
られる水系接着剤に代えて、いかなる接着剤が表面材と
裏面材を芯材に接着固定するのに適し、かつ防湿用の接
着剤層を形成させることのできる接着剤であるのかを、
現在ある多種多様な分野および用途に対応すべく開発さ
れている接着剤の中ら適宜選び出すことは、さらに困難
な作業であるといえ、上記公報に記載の発明が、その具
体性に欠け、反り低減の効果もどの程度あるのかはなは
だあいまいであるとする所以でもある。
【0010】そこで、本発明の目的は、新規なフラッシ
ュパネルを提供するものである。
【0011】また、本発明の他の目的は、フラッシュパ
ネルの反りを効果的に低減できるフラッシュパネルを提
供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる状
況に鑑み、鋭意検討を重ねた結果、水を本質的に含まな
い、飽和吸水率の極めて少い接着剤層を形成することの
できる接着剤を用いることで上記諸目的を達成すること
ができることを見出だし、この知見に基づき本発明を完
成するに至ったものである。
【0013】すなわち、本発明は、(1) 表面材と裏
面材の間に芯材が接着固定されてなるフラッシュパネル
において、該表面材および該裏面材の実質的に内面全
部に塗工され、本質的に水を含まず、飽和吸水率が
5.0重量%以下の接着剤層を形成することのできる接
着剤により該芯材が接着固定されてなることを特徴とす
るフラッシュパネルにより達成されるものである。
【0014】また、本発明は、(2) 上記接着剤が、
ホットメルト型の接着剤である上記(1)に示すフラッ
シュパネルによっても好適に達成されるものである。
【0015】さらに、本発明は、(3) 上記接着剤
が、無溶剤型の接着剤である上記(1)に示すフラッシ
ュパネルによっても好適に達成されるものである。
【0016】さらにまた、本発明は、(4) 上記接着
剤が、有機溶剤希釈型の接着剤である上記(1)に示す
フラッシュパネルによっても好適に達成されるものであ
る。
【0017】以下、本発明に関する実施態様につき、図
面を用いてより詳細に説明する。
【0018】本発明において、フラッシュパネルは、図
1および図2に示すごとく、主に、表面材1、裏面材2
および芯材3から構成される。
【0019】このうち、表面材1は、塗装された天然銘
木、珍木などの化粧薄単板、フェノール樹脂、メラミン
樹脂、ポリエステル樹脂などの熱硬化性樹脂化粧薄単
板、表面に木目印刷模様付け印刷加工などを施したポリ
塩化ビニルシート、表面に木目印刷加工などを施したプ
レコート紙などの化粧層4を貼り付けた合板5からなる
ものである。また、表面材1は各種の塗装による化粧層
4を施した合板5からなるものである。
【0020】また、裏面材2は、同様に化粧層4′を設
けた合板5′(図1の例)、あるいは合板そのもの(図
2の例)からなるものである。
【0021】さらに、上記表面材1および裏面材2に用
いられる合板(合板5および合板5′を含む)として
は、例えば、日本農林規格1類または2類の、3枚〜5
枚重ねの厚み2.5mm〜12mmのものが用いられ
る。
【0022】次に、芯材3としては、枠材6および/ま
たはコアー材7からなるものである。枠材およびコアー
材は、その用を足すものであれば、その材質は任意であ
り、例えば、木製、紙製、鉄製、アルミニウム製のもの
が用いられる。コアー材は、フラッシュパネルの軽量化
と強度を両立させるため、通常はハニカム状や格子状の
ものが用いられる。なお、図1および図2では枠材およ
びコアー材ともに設けた例を示したが、どちらか一方だ
けから構成されるものも当然のことながら本発明の範囲
に含まれる。
【0023】本発明において、接着剤は、まず第1に、
本質的に水を含まないことが必要である。すなわち、接
着剤を塗工したときに水を放出し、水を合板や芯材に浸
み込ませるような接着剤、例えば、水溶性型、エマルジ
ョン型などの水系接着剤を表面材および裏面材の内面全
部に塗工してもフラッシュパネルの反りを低減すること
ができないため好ましくないものである。ここで、本質
的にという意味は、接着剤の構成材料として一切、水を
含まないということである。したがって、本発明に好適
な、本質的に水を含まない接着剤の例としては、ホット
メルト型の接着剤、無溶剤型の接着剤、有機溶剤希釈型
の接着剤などを挙げることができる。
【0024】さらに本発明において、接着剤は、第2
に、飽和吸水率が5.0重量%以下、好ましくは3.0
重量%以下の接着剤層を形成することのできるものであ
る必要がある。飽和吸水率が5.0重量%を超える場合
にはフラッシュパネルの反りを効果的に低減することが
できないなど好ましくないものである。なお、ここで飽
和吸水率は、以下のようにして測定した値と定義する。
厚み約0.1mm、面積約100cm2 の接着剤層をア
ルミニウム製薄板上に形成し、十分に乾燥硬化させた
後、乾燥剤シリカゲルの入ったデシケータ中で恒量にな
るまでよく乾燥させる。このときの接着剤層の重量をW
oとする。次いで、これを25℃、93%RH雰囲気下
の密閉容器中に静置し、恒量になるまで十分に吸湿させ
る。このときの接着剤層の重量をWとする。これらの測
定結果から、飽和吸水率は下式(1)により求められ
る。
【0025】 飽和吸水率(%)=〔(W−Wo)/Wo〕×100 (1) 本発明において、本質的に水を含まない、飽和吸水率が
5.0重量%以下の接着剤層を形成することのできる接
着剤の例としては、ホットメルト型のポリ(エチレン−
酢酸ビニル)樹脂系接着剤およびポリウレタン樹脂系湿
気硬化接着剤、無溶剤型のエポキシ樹脂−ポリアミド硬
化剤系接着剤、エポキシ樹脂−ポリサルファイド硬化剤
系接着剤、可塑化アクリル樹脂−イソシアネート硬化剤
系接着剤、および可塑化ポリエステル樹脂−イソシアネ
ート硬化剤系接着剤、有機溶剤希釈型のポリウレタン樹
脂系湿気硬化接着剤、アクリル樹脂−イソシアネート硬
化剤系接着剤およびポリエステル樹脂−イソシアネート
硬化剤系接着剤などを挙げることができる。なお、これ
ら接着剤を単独で用いることができるほか、2種以上を
混ぜて用いることもできる。
【0026】本発明において、接着剤8は、図1および
図2のごとく、芯材3を固定する箇所にだけでなく表面
材1および裏面材2の実質的に内面全部に塗工する必要
がある。表面材および裏面材の実質的に内面全部に塗工
しないとフラッシュパネルの反りを効果的に低減するこ
とはできない。なお、ここで実質的にという意味は、フ
ラッシュパネルの反りを効果的に低減することができる
程度にということであり、通常は面積にして概略95%
以上を占める場合をいう。従って、意識的にある箇所を
塗工し残したとしても、反りを効果的に低減できるので
あれば当然のことながら本発明の範囲に含まれる。接着
剤の塗工量は、フラッシュパネルの反りを効果的に低減
できる範囲であれば任意であるが、接着強度を確保する
必要もあり、通常は接着剤の固形分量換算で20g/m
2 以上、好ましくは50g/m2以上である。
【0027】本発明のフラッシュパネルは、例えば、図
3に示すごとく、表面材1および裏面材2の実質的に内
面全部に接着剤8を塗工し、これら表面材1および裏面
材2の間に枠材6およびコアー材7からなる芯材3を接
着固定することにより作製することができる。
【0028】
【作用】本発明のフラッシュパネルは、本質的に水を含
まない接着剤を用いてなることを特徴とする。接着剤が
水を含まないため、接着剤塗工時に合板や芯材に余分な
水が浸み込むことがなく、この結果としてフラッシュパ
ネルの反りの原因となる合板や芯材に含まれる湿気を低
水準に保つことができる。
【0029】本発明のフラッシュパネルは、飽和吸水率
の極めて少ない接着剤層を形成することのできる接着剤
を用いてなることを特徴とする。接着剤層の吸水率が極
めて低いため、フラッシュパネルの表面材および裏面材
の内面に形成された接着剤層が合板や芯材に含まれる湿
気の移行を防ぐ層として働く、またはフラッシュパネル
の外部からの湿気の侵入を防ぐ層として働き、フラッシ
ュパネルの反りを効果的に低減することができる。
【0030】本発明のフラッシュパネルは、フラッシュ
パネルの表面材および裏面材の実質的に内面全部に接着
剤を塗工してなることを特徴とする。接着剤が表面材お
よび裏面材の実質的に内面全部に塗工されているため接
着剤層が合板や芯材に含まれる湿気の移行を防ぐ層とし
て働くまたはフラッシュパネルの外部からの湿気の侵入
を防ぐ層として働き、フラッシュパネルの反りを効果的
に低減することができる。
【0031】
【実施例】本発明に係るフラッシュパネルの一実施態様
として、フラッシュドアーを例として取り上げ、さらに
具体的に説明する。
【0032】実施例1 フラッシュドアーの作製 図1の構成からなる反り試験用の、縦2000mm×横
711mm×厚み33mmの表裏同等のフラッシュドア
ーを以下の要領で作製した。表面材および裏面材は、と
もに木目印刷加工を施したポリ塩化ビニルシートを貼り
付けた2.5mm厚みの日本農林規格2類の合板からな
るものを用いた。芯材は、厚紙製のハニカム状コアー材
と木製の枠材とからなるものを用いた。接着剤は、飽和
吸水率が1.2重量%の接着剤層を形成するホットメル
ト型のポリウレタン樹脂系湿気硬化接着剤からなるもの
を用いた。まず、表面材および裏面材の内面全部に本接
着剤を塗工した後、これら表面材および裏面材の間に枠
材およびコアー材からなる芯材を接着固定した。つい
で、縁部を所定寸法となるように切削加工し、縁部切削
面にホットメルト型のポリ(エチレン−酢酸ビニル)樹
脂系接着剤を用いて同意匠のポリ塩化ビニルシートを貼
り付け、そのまま室温下で一週間養生させた。
【0033】フラッシュドアーの反り試験 上記フラッシュドアーを、温度15℃、湿度50%RH
のA室と温度25℃、湿度50%RHのB室の境に建て
付け、1日放置後の該フラッシュドアーの反り変形量を
測定した。反り変形量は、図6のLに相当する量を計測
した。なお、A室側に凸の反りは、反り変形量に+(プ
ラス)表示、B室側に凸の反りは、反り変形量に−(マ
イナス)表示とした。試験結果を表1にまとめた。
【0034】実施例2 実施例1において、表面材および裏面材と芯材との接着
に飽和吸水率が2.2重量%の接着剤層を形成する無溶
剤型のエポキシ樹脂−ポリアミド硬化剤系接着剤を用い
た他は全く同様にしてフラッシュドアーを作製し、反り
試験を行なった。その結果を表1にまとめた。
【0035】実施例3 実施例1において、表面材および裏面材と芯材との接着
に飽和吸水率が0.8重量%の接着剤層を形成する無溶
剤型の可塑化アクリル樹脂−イソシアネート硬化剤系接
着剤を用いた他は全く同様にしてフラッシュドアーを作
製し、反り試験を行なった。その結果を表1にまとめ
た。
【0036】比較例1 実施例1において、表面材および裏面材と芯材との接着
に飽和吸水率が20.3重量%の接着剤層を形成するエ
マルジョン型のポリ酢酸ビニル樹脂系接着剤を用いた他
は全く同様にしてフラッシュドアーを作製し、反り試験
を行なった。その結果を表1にまとめた。
【0037】
【表1】
【0038】上記表1の結果より、本実施例のフラッシ
ュパネルでは、比較例のフラッシュパネルに比して、該
フラッシュパネルの反りを大幅に低減できることが確認
された。
【0039】
【発明の効果】本発明のフラッシュパネルは、水を本質
的に含まない、飽和吸水率が極めて少ない接着剤層を形
成することのできる接着剤をフラッシュパネルの表面材
および裏面材の実質的に内面全部に塗工してなることを
特徴とするため、フラッシュパネルの反りを効果的に低
減でき、表面材や裏面材が芯材から剥離するのを防止で
き、かつフラッシュパネル本来の機能を有効に発揮する
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示すフラッシュパネルの
側断面図である。
【図2】 本発明のもう一つの実施例を示すフラッシュ
パネルの側断面図である。
【図3】 本発明の一実施例を示す図1のフラッシュパ
ネルを例として取り上げ、フラッシュパネルの作製過程
を説明する分解側断面図である。
【図4】 従来のフラッシュパネルの例を表す側断面図
である。
【図5】 従来のフラッシュパネルのもう一つの例を表
す側断面図である。
【図6】 図5の従来のフラッシュパネルが反った状態
を表す側断面図である。図中、Lはフラッシュパネルの
反りの変形量を示す。
【符号の説明】
1…表面材、 2…裏面材、3…
芯材、 4…化粧層、4′…化
粧層、 5…合板、5′…合板、
6…枠材、7…コアー材、
8…接着剤。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横手 博己 徳島県小松島市横須町5番26号 ニホンフ ラッシュ株式会社内 (72)発明者 河野 誠市 徳島県徳島市北田宮3丁目8番40号 日立 化成ポリマー株式会社徳島工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面材と裏面材の間に芯材が接着固定さ
    れてなるフラッシュパネルにおいて、 該表面材および該裏面材の実質的に内面全部に塗工され
    た、本質的に水を含まない、飽和吸水率が5.0重量%
    以下の接着剤層を形成することのできる接着剤により該
    芯材が接着固定されてなることを特徴とするフラッシュ
    パネル。
  2. 【請求項2】 前記接着剤が、ホットメルト型の接着剤
    である請求項1に記載のフラッシュパネル。
  3. 【請求項3】 前記接着剤が、無溶剤型の接着剤である
    請求項1に記載のフラッシュパネル。
  4. 【請求項4】 前記接着剤が、有機溶剤希釈型の接着剤
    である請求項1に記載のフラッシュパネル。
JP30219594A 1994-12-06 1994-12-06 フラッシュパネル Pending JPH08158531A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30219594A JPH08158531A (ja) 1994-12-06 1994-12-06 フラッシュパネル

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007056589A (ja) * 2005-08-25 2007-03-08 Matsushita Electric Works Ltd フラッシュ構造体
KR101281409B1 (ko) * 2007-12-27 2013-07-02 (주)엘지하우시스 조립식 도어

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