JPH11200551A - 軽量パネル - Google Patents
軽量パネルInfo
- Publication number
- JPH11200551A JPH11200551A JP10018141A JP1814198A JPH11200551A JP H11200551 A JPH11200551 A JP H11200551A JP 10018141 A JP10018141 A JP 10018141A JP 1814198 A JP1814198 A JP 1814198A JP H11200551 A JPH11200551 A JP H11200551A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- panel
- fiber board
- light
- plywood
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 建具及び間仕切り用に用いられるパネルであ
って、吸湿性を排除して軽量で高強度の軽量パネルを提
供することを目的とする。 【解決手段】 建材用の軽量パネルであって、軽量発泡
材を芯材にしてこれに有機質繊維板、及び金属箔、さら
には化粧材を両面から積層貼着せしめて形成する。これ
により、良好な断熱性を持って湿分を遮断し、結露を防
いで反りの発生を抑える。
って、吸湿性を排除して軽量で高強度の軽量パネルを提
供することを目的とする。 【解決手段】 建材用の軽量パネルであって、軽量発泡
材を芯材にしてこれに有機質繊維板、及び金属箔、さら
には化粧材を両面から積層貼着せしめて形成する。これ
により、良好な断熱性を持って湿分を遮断し、結露を防
いで反りの発生を抑える。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅に好適に使用
することができる襖、扉、クローゼット、間仕切り等の
建具及び間仕切用のパネルに関するものである。
することができる襖、扉、クローゼット、間仕切り等の
建具及び間仕切用のパネルに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、住宅用の襖、扉、あるいは間仕切
パネル等のパネル材としては、図面によって詳述すると
図２に示すように、下地の骨組み（６）を両面から挟ん
で一枚の木質板（７）を張り合わせたフラッシュ構造の
パネル材を用い、これに紙あるいは布等の表面化粧材
（８）を貼り合わせて形成した軽量パネル材が広く一般
に実施されている。
パネル等のパネル材としては、図面によって詳述すると
図２に示すように、下地の骨組み（６）を両面から挟ん
で一枚の木質板（７）を張り合わせたフラッシュ構造の
パネル材を用い、これに紙あるいは布等の表面化粧材
（８）を貼り合わせて形成した軽量パネル材が広く一般
に実施されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】室内において、空調設
備の充実により室内建具の表側と裏側の温湿度差は大き
くなり、よって起こり得るのが吸湿を大きな原因とする
室内建具の反り問題である。この観点から鑑みると、前
記図２のようなフラッシュ構造の軽量パネル材において
は、軽量化が果たされていても防湿性は全く考慮されて
いず、多湿状態では簡単に外部から吸湿して反りを生じ
せしめるものであり、また前記フラッシュ構造の内部の
空洞内面からも吸湿する虞があるので極めて形状の安定
性に欠けるものであった。昨今ではこのような反り対策
を持たないパネル材から、そのパネル材の内表面あるい
は外表面へアルミ箔や防湿材を張り合わせて吸湿対策を
施したパネル材が出回り始めている。（図示していな
い。）
備の充実により室内建具の表側と裏側の温湿度差は大き
くなり、よって起こり得るのが吸湿を大きな原因とする
室内建具の反り問題である。この観点から鑑みると、前
記図２のようなフラッシュ構造の軽量パネル材において
は、軽量化が果たされていても防湿性は全く考慮されて
いず、多湿状態では簡単に外部から吸湿して反りを生じ
せしめるものであり、また前記フラッシュ構造の内部の
空洞内面からも吸湿する虞があるので極めて形状の安定
性に欠けるものであった。昨今ではこのような反り対策
を持たないパネル材から、そのパネル材の内表面あるい
は外表面へアルミ箔や防湿材を張り合わせて吸湿対策を
施したパネル材が出回り始めている。（図示していな
い。）
【０００４】しかし、このような内・外表面へアルミ箔
や防湿材を張り合わせるのに、通常は作業性・価格性を
鑑みて酢酸ビニールエマルジョンタイプ等の水系接着剤
が用いられることが多く、このような場合該水系接着剤
から吸湿してパネル材全体を反らせるなどの危険性を有
している。本発明はこのような解決されなければならな
い欠点に鑑みて開発されたものであり、吸湿性を排除し
て低価格で高剛性を持ちしかも軽量なパネルを提供する
ことを目的としている。
や防湿材を張り合わせるのに、通常は作業性・価格性を
鑑みて酢酸ビニールエマルジョンタイプ等の水系接着剤
が用いられることが多く、このような場合該水系接着剤
から吸湿してパネル材全体を反らせるなどの危険性を有
している。本発明はこのような解決されなければならな
い欠点に鑑みて開発されたものであり、吸湿性を排除し
て低価格で高剛性を持ちしかも軽量なパネルを提供する
ことを目的としている。
【０００５】
【課題を解決しようとする手段】本発明は住宅用の襖、
扉、クローゼットあるいは間仕切パネル等に用いる軽量
パネルであって、図１に示すように、合成樹脂材または
無機質材等を発泡せしめて形成した軽量発砲材を芯材
（１）とし、該芯材（１）の両側面へ合板（２１）ある
いは中質繊維板（２２）等の有機質繊維板（２）を非水
系接着剤（３）を介して接着せしめると共に、この両表
面へ金属箔（４）を張り合わせて、さらにその表面へ化
粧材（５）を貼着せしめたことを特徴としている。
扉、クローゼットあるいは間仕切パネル等に用いる軽量
パネルであって、図１に示すように、合成樹脂材または
無機質材等を発泡せしめて形成した軽量発砲材を芯材
（１）とし、該芯材（１）の両側面へ合板（２１）ある
いは中質繊維板（２２）等の有機質繊維板（２）を非水
系接着剤（３）を介して接着せしめると共に、この両表
面へ金属箔（４）を張り合わせて、さらにその表面へ化
粧材（５）を貼着せしめたことを特徴としている。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明は前記のように、軽量発泡
材、金属箔、非水系の接着剤等を用いることで耐湿性が
充分で反りのない軽量パネルを提供する。本発明は図１
の如く、合成樹脂材または無機質材等を発泡せしめて形
成した軽量発砲材からなる芯材（１）へ、合板（２１）
あるいは中質繊維板（２２）等の有機質繊維板（２）
と、金属箔（４）と、化粧材（５）を非水系接着剤
（３）などで両表面から貼着せしめて形成した軽量パネ
ル材であり、このような構造によってパネル材としての
充分な剛性と耐湿性を得さしめている。
材、金属箔、非水系の接着剤等を用いることで耐湿性が
充分で反りのない軽量パネルを提供する。本発明は図１
の如く、合成樹脂材または無機質材等を発泡せしめて形
成した軽量発砲材からなる芯材（１）へ、合板（２１）
あるいは中質繊維板（２２）等の有機質繊維板（２）
と、金属箔（４）と、化粧材（５）を非水系接着剤
（３）などで両表面から貼着せしめて形成した軽量パネ
ル材であり、このような構造によってパネル材としての
充分な剛性と耐湿性を得さしめている。
【０００７】
【実施例】本発明の実施において、芯材（１）は、スチ
レン、ウレタン、炭酸カルシウム、パーライトなどの合
成樹脂材または無機質材等を発泡せしめて軽量発砲材を
形成し、合板（２１）としては、木目が互いに直角に交
差する木質薄シートを張り合わせて形成せしめ、また、
中質繊維板（２２）としては、ＭＤＦと称し、木材繊維
から不純物を取り除いて形成せしめている。また、金属
箔（４）としては、アルミ箔、鉄箔、銅箔等を要求性能
に応じて用いるが、いずれも１００μ以下の厚み寸法が
防湿性を満たしかつ重量的及び造形的に好ましいものと
なっている。また、化粧材（５）は、紙材、ＰＣＶ、そ
の他の表面仕上げの可能な化粧材料が選択可能である。
また、芯材（１）と合板（２１）あるいは中質繊維板
（２２）等の有機質繊維板（２）とを接着する非水系接
着剤（３）としては、エポキシ樹脂系、ウレタン系等の
接着剤を用い、この非水系接着剤（３）は該部材のみに
留まらず金属箔（４）、化粧材（５）などへも用いるこ
とができる。
レン、ウレタン、炭酸カルシウム、パーライトなどの合
成樹脂材または無機質材等を発泡せしめて軽量発砲材を
形成し、合板（２１）としては、木目が互いに直角に交
差する木質薄シートを張り合わせて形成せしめ、また、
中質繊維板（２２）としては、ＭＤＦと称し、木材繊維
から不純物を取り除いて形成せしめている。また、金属
箔（４）としては、アルミ箔、鉄箔、銅箔等を要求性能
に応じて用いるが、いずれも１００μ以下の厚み寸法が
防湿性を満たしかつ重量的及び造形的に好ましいものと
なっている。また、化粧材（５）は、紙材、ＰＣＶ、そ
の他の表面仕上げの可能な化粧材料が選択可能である。
また、芯材（１）と合板（２１）あるいは中質繊維板
（２２）等の有機質繊維板（２）とを接着する非水系接
着剤（３）としては、エポキシ樹脂系、ウレタン系等の
接着剤を用い、この非水系接着剤（３）は該部材のみに
留まらず金属箔（４）、化粧材（５）などへも用いるこ
とができる。
【０００８】本発明の軽量パネルは、芯材（１）に乾燥
させた軽量発泡材と非水系の接着剤（３）を用いること
により、パネル内部から合板（２１）に湿分が移行する
ことがなく、また前記合板（２１）の表面へ金属箔
（４）を貼り合わせて外部からの湿分を完全に遮断せし
める。一方、合板（２１）は二枚背中合わせに乾燥養生
することで水分差がなくなり、これで形成せしめた軽量
パネルは反りの発生がほとんどない理想的な建材とな
る。この貼り合わせの実際においては、前記のように芯
材（１）から順にその表面へ張り合わせる貼着方法の他
に、金属箔（４）と化粧材（５）とを予め張り合わせた
もの、または合板（２１）等の有機繊維板（２）へ金属
箔（４）を貼着したものなど自由に選択でき、材質ある
いは性能要求に応じて対処すればよい。
させた軽量発泡材と非水系の接着剤（３）を用いること
により、パネル内部から合板（２１）に湿分が移行する
ことがなく、また前記合板（２１）の表面へ金属箔
（４）を貼り合わせて外部からの湿分を完全に遮断せし
める。一方、合板（２１）は二枚背中合わせに乾燥養生
することで水分差がなくなり、これで形成せしめた軽量
パネルは反りの発生がほとんどない理想的な建材とな
る。この貼り合わせの実際においては、前記のように芯
材（１）から順にその表面へ張り合わせる貼着方法の他
に、金属箔（４）と化粧材（５）とを予め張り合わせた
もの、または合板（２１）等の有機繊維板（２）へ金属
箔（４）を貼着したものなど自由に選択でき、材質ある
いは性能要求に応じて対処すればよい。
【０００９】
【発明の効果】上記のような構成で以下に示す優れた効
果が得られる。本発明の軽量パネルは発泡材をパネルの
芯材（１）として用いているため軽量に仕上がり、これ
に非水系接着剤（３）及び金属箔（４）を併用している
ので外部からの湿分移行をほぼ完璧に遮断せしめること
ができる。また、軽量発泡材の芯材（１）によって断熱
性の優れたパネルとなり、温湿度差による結露を防止し
得る。従って、反りの発生を防ぎ、造形性に優れ軽量で
低価格なパネルが提供できるものとなる。
果が得られる。本発明の軽量パネルは発泡材をパネルの
芯材（１）として用いているため軽量に仕上がり、これ
に非水系接着剤（３）及び金属箔（４）を併用している
ので外部からの湿分移行をほぼ完璧に遮断せしめること
ができる。また、軽量発泡材の芯材（１）によって断熱
性の優れたパネルとなり、温湿度差による結露を防止し
得る。従って、反りの発生を防ぎ、造形性に優れ軽量で
低価格なパネルが提供できるものとなる。
【図１】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図２】本発明を用いない従来の構造例を示す断面図で
ある。
ある。
１ 芯材 ２ 有機質繊維板 ２１ 合板 ２２ 中質繊維板 ３ 非水系接着剤 ４ 金属箔 ５ 化粧材 ６ 骨組み ７ 木質板 ８ 表面化粧材
Claims (1)
- 【請求項１】 住宅用の襖、扉あるいは間仕切パネル等
に用いる軽量パネルにおいて、 軽量発砲材を芯材とし、 該芯材の両側面へ合板あるいは中質繊維板（ＭＤＦ）等
の有機質繊維板を非水系接着剤を介して接着せしめると
共に、この両表面へ金属箔を張り合わせて、さらにその
表面へ化粧材を貼着せしめたことを特徴とする軽量パネ
ル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10018141A JPH11200551A (ja) | 1998-01-12 | 1998-01-12 | 軽量パネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10018141A JPH11200551A (ja) | 1998-01-12 | 1998-01-12 | 軽量パネル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11200551A true JPH11200551A (ja) | 1999-07-27 |
Family
ID=11963338
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10018141A Pending JPH11200551A (ja) | 1998-01-12 | 1998-01-12 | 軽量パネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11200551A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002355928A (ja) * | 2001-05-30 | 2002-12-10 | Dainippon Ink & Chem Inc | 積層板及びこれに用いる補強板 |
| KR100434576B1 (ko) * | 2002-07-27 | 2004-06-05 | 주식회사 시공테크 | 문화재 수장고용 항균불투습판재 및 그 제조방법 |
| JP2007056589A (ja) * | 2005-08-25 | 2007-03-08 | Matsushita Electric Works Ltd | フラッシュ構造体 |
| CN1305665C (zh) * | 2004-02-20 | 2007-03-21 | 松下电工株式会社 | 内装板及其芯材、和芯材的制造方法 |
| EP2036713A1 (de) * | 2007-09-11 | 2009-03-18 | Quadrant Plastic Composites AG | Verbundplatte auf Basis von HPL-Schichtshoffen |
| CN101936118A (zh) * | 2010-08-18 | 2011-01-05 | 李学财 | 一种免漆复合门的制造方法 |
| JP2011190626A (ja) * | 2010-03-16 | 2011-09-29 | Aica Kogyo Co Ltd | パネル及びフラッシュドア |
-
1998
- 1998-01-12 JP JP10018141A patent/JPH11200551A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002355928A (ja) * | 2001-05-30 | 2002-12-10 | Dainippon Ink & Chem Inc | 積層板及びこれに用いる補強板 |
| JP4655183B2 (ja) * | 2001-05-30 | 2011-03-23 | Ｄｉｃ株式会社 | 積層板及びこれに用いる補強板 |
| KR100434576B1 (ko) * | 2002-07-27 | 2004-06-05 | 주식회사 시공테크 | 문화재 수장고용 항균불투습판재 및 그 제조방법 |
| CN1305665C (zh) * | 2004-02-20 | 2007-03-21 | 松下电工株式会社 | 内装板及其芯材、和芯材的制造方法 |
| JP2007056589A (ja) * | 2005-08-25 | 2007-03-08 | Matsushita Electric Works Ltd | フラッシュ構造体 |
| EP2036713A1 (de) * | 2007-09-11 | 2009-03-18 | Quadrant Plastic Composites AG | Verbundplatte auf Basis von HPL-Schichtshoffen |
| WO2009033672A1 (de) * | 2007-09-11 | 2009-03-19 | Quadrant Plastic Composites Ag | Verbundplatte auf basis von hochdruck-schichtpressstoffplatten (hpl-platten) |
| JP2011190626A (ja) * | 2010-03-16 | 2011-09-29 | Aica Kogyo Co Ltd | パネル及びフラッシュドア |
| CN101936118A (zh) * | 2010-08-18 | 2011-01-05 | 李学财 | 一种免漆复合门的制造方法 |
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