JP2011190626A - パネル及びフラッシュドア - Google Patents

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Daisuke Matsunaga
大輔 松永
Ryota Kobayashi
亮太 小林
Hideki Takahashi
英樹 高橋
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Abstract

【課題】 ドアの反りを抑制する。
【解決手段】 パネルの構成を、表面化粧材(5)と木質板材(2)の間のみに防湿シート(3)を介在させ、木質板材(2)と芯材(1)の間には防湿シート(3)を介在させない構成とする。表面化粧材(5)としては、メラミン化粧板やジアリルフタレート化粧板などの熱硬化性樹脂化粧板、塗装突板、塗装化粧紙、意匠性オレフィンシートや塩ビシート、防湿シート(3)としては、JISZ0204記載の水蒸気の透過度が5〜50g/m・24h程度までのものを用いる。
【選択図】図2

Description

本発明はパネル及びフラッシュドアに関する。
木質系のフラッシュ構成のパネル・建具は、その芯材、表面板の構成によっては反りなど非常に寸法変化が大きなものになる。これを抑制する為に芯材部位に剛性の高い素材を用いたり、表面板の寸法変化が小さいもので構成する技術を用いる。
表面板の寸法変化が小さいものとは、金属板や薄い樹脂板などがあげられるが、コスト、加工性、表面強度の観点からは合板や中密度繊維板(MDF)、木チップ板が用いられてきた。これらの木質系の表面材を用いた場合はその素材の寸法変化を抑える為に防湿シートをその表面に貼り付けて実施することが多く、その場合は芯材と表面材の間に防湿シートを配置することで実現をするか、表面板の意匠面側と芯材側の両面に防湿シートを配置してきた。
特開平9−235954号公報 特開2003−27851号公報 実開平5−32680号公報
しかしながら、天井の高さにあわせた大面積且つ可動するパネル・建具の要望が強まる中、パネルへの傷つき難さ、多彩な意匠が選択できることから、メラミン化粧板がパネルや建具の表面化粧材に用いられ、更に、寸法変化の力が大きな、比較的密度の高い表面材、メラミン化粧板のような素材を表面化粧材として用いた場合、その寸法変化の為、パネル面積の大きなものは、複合体として反りなどの寸法変化の為市場では使用するには耐えがたいものであった。
本発明はかような問題を解決するために発明されたもので、表面化粧材(5)と木質板材(2)の間のみに防湿シート(3)を介在させ、木質板材(2)と芯材(1)の間には防湿シート(3)を介在させないことにより解決することができる。
本発明によれば、コストを上げることなく、木質板材と寸法変化する表面化粧材を複合させた表面材の水分の移動による寸法変化を小さくすることでドアの反りが小さくなる。木質板材の片側に防湿シートを配するのはその通気性を良くするためで、若干でも親水性が高い木質板材の両面を防湿シートで挟むと木質板材内部の含水率のために、パネルは変形しやすくなる。しかしながら木質板材の芯材側には防湿シートを配さないようにするとパネルの厚み方向の局所的な含水率の偏りが防止されることばかりか、接着工程の接着剤の選択の自由度を高めることになる。
実施例1
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。図1はフラッシュドア(9)の正面図、図2は図1中のAA´−BB´部分のパネル(7)の構成断面図である。
芯材(1)には、ペーパーハニカムコア、アルミニウムハニカムコアなどのハニカムコア、MDF(中密度繊維板)、ロールコア、LVL(単板積層材、Laminated Veneer Lumber)、集成木材或いはこれらの複合材などが用いられ、本発明の実施例ではLVLを使用し、パネル(7)の中心にしている。本発明では芯材(1)には、ペーパーハニカムコアを用いている。ペーパーハニカムコアはLVL(6)で囲まれている。
ペーパーハニカムコア表には防湿シートを介することなく木質板材(2)が接着されている。木質板材(2)は芯材(1)を衝撃から保護するためのもので、合板や、MDF(中密度繊維板)が適用できる。本発明ではMDFを用いている。MDFは平滑性、防湿性に優れ、防湿シートとの密着性にも優れとりわけ好ましい。
MDFの表裏には防湿シート(3)が接着されている。防湿シート(3)としては、JISZ0204記載の水蒸気の透過度が5〜50g/m・24h程度までのものを使用でき、例えば、アルミニウム箔、ステンレス箔、銅箔、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、PETフィルム、或いはプラスチックフィルムと紙との複合シートなどが挙げられる。透過度が0g/m・24hのシートは接着条件を選ぶことが多く、また、オレフィンフィルムは透過度が高い為、防湿シート用に加工したもの、具体的には、プラスチックフィルムの両面にクラフト紙を積層したものを用いている。プラスチックフィルムとしてはポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系フィルムが安価で好ましい。
防湿シート(3)の表裏には表面化粧材(5)が接着されている。防湿シート(3)の挿入場所は、パネル構成体の断面形状の中で比重が大きな表面部材近傍であって、比重変化が大きく起こりうる場所が適切である。メラミン化粧板を用いた場合はその直下のみとなる。防湿シートの厚みは透過度が維持でき、かつ、接着が可能であれば、柔軟性があることが望ましい。本発明では防湿シート(3)としてポリエチレンとクラフト紙を積層したもの(厚み80±5μm)を用いている。
表面化粧材(5)としては、メラミン化粧板やジアリルフタレート化粧板などの熱硬化性樹脂化粧板、塗装突板、塗装化粧紙、意匠性オレフィンシートや塩ビシートが挙げられ、本発明では前述の理由によりメラミン化粧板が用いられている。
本発明で接着作業で用いる接着剤としては、非水溶性接着剤、例えば、溶液型のポリ酢酸ビニルとその重合体、溶液型のアクリル共重合体、ホットメルト系、合成ゴム系、エポキシ樹脂系の接着剤を用いる。これらのフラッシュ工程の積層工程順は中心となる芯材に順に表面基材、防湿シート、意匠材を貼っていく場合と、表面材を練り合わせておき、それらを芯材の両面に貼り合わせる方法など貼る順番は問わない。
比較例1
図3は従来のフラッシュドアのパネル(17)の構成断面図であり、芯材(1)と木質板材(2)の間に防湿シート(3)が介在されている。表面化粧材(5)としてのメラミン化粧板と木質板材(2)の間には防湿シート(3)は介在されていない。
比較例2
実施例1において、厚みが500μmを超える0.6mm厚のフェノール樹脂板を用いた場合は、シートのレベルを超え、板として働き、より変形力が強く出る傾向があり、適切ではなかった。
評価結果を表1に示す。
試験方法は以下の通りとした。
寸法変化:2室を評価パネルで間仕切り、そのそれぞれの部屋を異なる環境にし、パネルの寸法変化を測定した。A室では、12時間25℃、RH50%の環境下に置き、次いで24時間30℃、RH70%の環境下に置き、更に、12時間25℃、RH50%の環境下に置いた。またB室では、12時間25℃、RH50%環境下に置き、次いで、24時間20℃、RH30%の環境下に置き、更に、12時間25℃、RH50%の環境下に置いた。これにより高温高湿側で最大の凸反りを記録しその最大値を反り値とした。
本発明のフラッシュドア9の正面図。 図1中のAA´−BB´部分の構成断面図。 比較例1のフラッシュドアの構成断面図。
1 芯材
2 木質板材
3 防湿シート
5 表面化粧材
6 LVL
7 パネル
9 フラッシュドア
17 比較例1のパネル

Claims (2)

  1. 表面化粧材(5)と木質板材(2)の間のみに防湿シート(3)を介在させ、木質板材(2)と芯材(1)の間には防湿シート(3)を介在させないことを特徴とするパネル。
  2. 請求項1記載のパネルを用いてなることを特徴とするフラッシュドア。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105298334A (zh) * 2015-09-21 2016-02-03 江山欧派门业股份有限公司 一种标准化生产的非标门扇结构

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JPH11200551A (ja) * 1998-01-12 1999-07-27 Uchiyama Mfg Corp 軽量パネル
JP2004052450A (ja) * 2002-07-23 2004-02-19 Ibiken Kk フラッシュドア

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