JP3955244B2 - 戸パネルおよびその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、建築物のドア、引き戸、或いはクローク収納等の収納体の扉に用いるに好適な戸パネルおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、建築物のドア、引き戸、或いはクローク収納など収納体の扉には、框部など左右の化粧パネルと該左右の化粧パネルの間に配され、該化粧パネルと一体に接合されて戸パネルを構成する鏡板やガラス板などの装飾板とで構成されているものが良く知られている。
【0003】
このような化粧パネルと装飾板を接合固定するには、例えば化粧パネルの内側側端面に嵌合凹部を形成しておき、この嵌合凹部に装飾板の左右の側端部を嵌入して接着剤で固定する方法がある。また、表面からビスなどで化粧パネルと装飾板をビス止めする方法もあるが、この場合にはビス頭が表面に露出して装飾性を損なうので化粧キャップでカバーされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような戸パネルは、接着だけでは化粧パネルと装飾板とが十分に固定されず、装飾板にガタツキなどを生じることがあり、特に木質材からなる化粧パネルにガラスや樹脂板など異種材料からなる装飾板を接着剤で固定しようとする場合には、このような問題が発生し易かった。また、戸パネルのデザイン性を高めるため、装飾板を上下の框がない状態に上から下まで通しで接合固定しようとする場合には、上下で支えるものがなく側面だけで接合固定するため、更に上記のガタツキなどの接合不良を生じる危惧が高くなる。また、化粧パネルの表面からビス等固定具で固定する場合には、化粧キャップでカバーしても違和感のある外観となってその装飾性を減じるものであった。
【0005】
本発明は、かかる従来の欠点に鑑みなされたもので、表面の装飾性を損なわずに化粧パネルと装飾板とを生産性良く強固に固定することができ、更には装飾板が化粧パネルに上から下まで通しで固定されるような多様なデザインの戸パネルであっても、両者を強固に固定でき、また生産性良く製造できる戸パネルおよびその製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項1の発明に係る戸パネルは、木質材からなる芯材と表面化粧材とからなる左右の化粧パネルと、上記芯材より薄い厚さの透明又は半透明の樹脂板からなる装飾板とを備えた戸パネルであり、該装飾板の左右両側端部が化粧パネルの芯材の内側側端面の凹部に嵌入状態に接合されてなるとともに、上記凹部両側の芯材と上記装飾板の左右側端部とが重なる部分で該芯材の内側側端部の一方側表面から他方側表面に向けて上記装飾板の左右側端部を貫通する固定部材により化粧パネルの芯材と装飾板とが一体に固定されてなり、更に芯材表面に露出する上記固定部材の露出部が表面化粧材により被覆されてなる構成とした。
【0007】
これによれば、化粧パネルの芯材と装飾板とを嵌入状態に接合し、更に固定部材によって両者貫通状に固定するものであるので、化粧パネルの木質材からなる芯材に異種材料である樹脂板からなる装飾板を固定しようとするにも拘わらず、非常に強固に固定された戸パネルを得ることができ、多様なデザインの戸パネルにも適用できる。そして、固定部材が芯材の表面に露出する露出部が表面化粧材によって被覆されているので、固定部材の露出部を隠蔽する化粧キャップは不要となり、装飾性に優れた戸パネルを得ることができる。
【0008】
請求項2の発明に係る戸パネルは、請求項1の発明において、表面化粧材にVカット化粧板を用いた構成とした。これによれば、厚みのあるVカット化粧材によって芯材表面に露出した固定部材を一層良好に被覆することができるとともに、芯材の角部にVカット部をあてがい、表面に沿うように折り曲げて表面化粧材を芯材に固定できるので、生産性良く製造することができる。
【0009】
請求項3の発明に係る戸パネルは、請求項1又は2の発明において、装飾板としてポリカーボネート樹脂板を用いる構成とした。このことにより、戸パネルに採光性・光透過性を付与できることは勿論、ガラスやスリガラスに較べて軽量で加工や固定部材による固定がし易く、製造工程での破損も少なくすることができる。
【0010】
請求項4の発明に係る戸パネルの製造方法は、木質材からなる芯材と表面化粧材とで構成される左右の化粧パネルの芯材の内側側端面に、該芯材より薄い透明又は半透明の樹脂板からなる装飾板の両側端部を該装飾板の両側端部が芯材の内側側端面の凹部に嵌入された状態に接合する工程と、該接合された芯材の内側側端部と装飾板の両側端部とを、凹部両側の芯材と上記装飾板の左右側端部とが重なる部分で該芯材の一方側表面から他方側表面に向けて上記装飾板の左右側端部を貫通する固定部材で固定する工程と、装飾板を固定した芯材の表面を固定部材の露出部が被覆されるように表面化粧材で被覆する工程とを順次備えてなる構成とした。これによれば、化粧パネルと装飾板とを、化粧パネル表面の化粧性を損なうことなく、強固に接合固定された戸パネルを非常に良好に製造することができる。
【0011】
請求項5の発明に係る戸パネルの製造方法は、請求項4の発明において、内側側端部の芯材が複数枚の板材で形成されており、この板材間に装飾板の両側端部を挟み込んで接着することにより芯材の内側側端面に装飾板の両側端部を嵌入状態に接合してなる構成とした。これによれば、装飾板の両側端部を芯材の内側側端面に確実に接合保持でき、その後の加工工程における加工作業を容易にし、戸パネルの生産性を一層向上させることができる。
【0012】
請求項6の発明に係る戸パネルの製造方法は、請求項4又は5の発明において、表面化粧材としてVカット化粧板を用いた構成とした。これによれば、芯材の角部にVカット部をあてがい、芯材表面に沿うように折り曲げて表面化粧材を芯材に固定できるので、芯材に装飾板を固定した後においても、表面化粧材を芯材に接着剤などにより良好に固定することができる。また、Vカット化粧板は基板の表面に化粧シートを貼着して形成されているので、芯材表面に露出した固定部材の露出部を確実に被覆することができる。
【0013】
請求項7の発明に係る戸パネルの製造方法は、装飾板としてポリカーボネート樹脂板を用いる構成とした。このことにより、戸パネルに採光性・透過性を付与することができ、またガラスやスリガラスに較べ軽量で加工し易く、固定部材による固定が容易な上、製造工程での破損も少ないので戸パネルの生産性を一層向上させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1〜図3は、本発明の実施形態に係る戸パネル(A)の説明図である。この戸パネル(A)は、左右に配された化粧パネル(1)(1)と中央部に配されたすりガラス調のポリカーボネート樹脂板製装飾板(2)とから構成されており、化粧パネル(1)(1)および装飾板(2)が、図3に示すようにそれぞれ上から下まで通しの状態になるシンプルなデザインに形成されている。
【0015】
化粧パネル(1)(1)は、図1及び図2に示すように内側及び外側の縦桟材(3a)(3b)と、この縦桟材(3a)(3b)の間に設けられた複数(図では8本)の横桟材(3c)と、上下部及びノブ取付部に設けられた補強板材(3d)とで形成される骨組み中空状の芯材(3)と、この芯材(3)の周囲を覆うVカット化粧板製表面化粧材(4)とで形成されている。
【0016】
芯材(3)の内側縦桟材(3a)は、装飾板(2)の両側端部(2a)を囲うように配された3枚の板材(3a1)、(3a2)、(3a3)で形成されており、この3枚の板材(3a1)、(3a2)、(3a3)で装飾板(2)の両側端部(2a)が嵌入状態に接着接合されている。そして、この芯材(3)の内側縦桟材(3a)と装飾板(2)の両側端部(2a)とが重なる部分において、芯材(3)の一方面から他方面に貫通する貫通孔が形成されており、この貫通孔にダボからなる固定部材(5)が打ち込まれて、芯材(3)と装飾板(2)とが強固に固定されている。
【0017】
そして、前記したように芯材(3)の周囲がVカット化粧板からなる表面化粧材(4)で被覆されているので、固定部材(5)であるダボやダボ孔が芯材(3)の表面に露出する露出部は、表面化粧材(4)によって確実に被覆されている。
【0018】
ここにおいて、芯材(3)として前記骨組み中空状のものを用いると、戸パネルを軽量に形成できるという利点がある。しかし、これに限らず例えば、縦桟材(a)、(3b)間の中空部にハニカム体を充填して強度や面圧縮強度を向上させたものや、繊維マット状物や樹脂発泡体からなる断熱材を充填して断熱性を向上させたものを用いることもできる。また、重くなるが、木材、合板、MDF、集成材、或いはそれらの複合材などからなるソリッドな木質材を用いてもよい。
【0019】
また、上記実施形態では、芯材(3)と装飾板(2)の両側端部(2a)との接合を、芯材(3)の内側の縦桟材(3a)を形成する3枚の板材(3a1)、(3a2)、(3a3)で嵌入状態に接着接合する例を示したが、これに限らず、例えば縦桟材(3a)の内側側端面にこの側端面に開口する凹部を形成し、この凹部に装飾板(2)の両側端部(2a)を挿入し嵌入状態に接合するようにしてもよい。また接合に際しては、接着剤を使用することが接合を確実にする上で好ましいが、嵌入だけで十分接合状態が保持できる場合には接着剤の使用は不要である。
【0020】
さらに、上記実施形態では、固定部材(5)にダボを用いて芯材(3)の内側側端部と装飾板(2)の両側端部(2a)とを貫通状態に強固に固定する好適な例を示したが、これに限らず、例えば芯材(3)の一方面から他方面へ装飾板(2)の両側端部(2a)を少なくとも貫く半貫通状態に固定してもよい。ダボに限らず、ビスやネジを固定部材(5)として用い固定してもよい。
【0021】
また、上記実施形態では、装飾板(2)としてポリカーボネート樹脂板を用いる例を示したが、このようなポリカーボネート樹脂板は、ガラスと同様採光性・透過性を装飾板(2)に付与できるとともに、ガラスに較べて軽くて強度や靭性があり、接着性や加工性が良く、また割れなどの損傷も生じ難いという利点があるので好適である。しかし、装飾板(2)としては、これに限らず例えばアクリル樹脂、スチレン樹脂等の透明・半透明樹脂板などを用いることもできる。
【0022】
また、上記実施形態では、表面化粧材(4)としてVカット化粧板を用いる例を示した。このVカット化粧板は、図7に示すように合板、MDF、火山性ガラス質複層板などからなる薄い基板の表面に合成樹脂化粧シート、突板などのシート状化粧材を貼着し、基板裏側からシート状化粧材に略至るV字状、円弧状などの所謂Vカット溝(7)を所定位置に切削により施したものであり、厚みがあるのでダボ孔やビス孔の窪みやダボやビス頭の若干の出っ張りや窪みがあっても、それらが戸パネル(A)の表面に現出するのを確実に防ぐことができる。また、適度な強度を有しているので、芯材(3)が本実施形態のような骨組み中空状であっても、表面材として外力に対抗する十分な強度を備えており、好ましい。尚、芯材が前記ソリッドな木質材からなる場合など外力に対抗する十分な強度を全面に備えている場合には、表面化粧材(4)として合成樹脂化粧シートや突板などのシート状化粧材を用いることも可能である。
【0023】
次に本願発明の戸パネル(A)の製造方法に係る実施形態を図4〜図7に基づき説明する。図4において、先ず骨組み中空状の芯材(3)の内側側端部(3a)の端面に設けた凹部(6)に接着剤を塗布し、ポリカーボネート樹脂製の装飾板(2)の側端部(2a)を上記凹部(6)に嵌入して接着固定し、芯材(3)に装飾板(2)を嵌入状態に接合する。
【0024】
次いで第5図に示すように、芯材(3)の内側側端部(3a)の一面側から装飾板(2)の側端部(2a)を貫いて他面側に貫通するように複数箇所ダボ孔(5a)を穿設し、このダボ孔(5a)にダボ(5)を埋め込むことにより芯材(3)に装飾板(2)を強固に固定する。
【0025】
次いで、第6図に示すVカット化粧板からなる表面化粧材(4)を、図7に示すように芯材(3)の周面に、Vカット部(7)が対応する芯材(3)の角部に当接するように接着剤を用いて接着固定することにより、本願発明にかかる戸パネル(A)を生産性良く製造することができる。
【0026】
ここにおいて、最初の芯材(3)に装飾板(2)を嵌入状態に接合する工程は、図8(a)、(b)に示すようにすることもできる。即ち、芯材(3)の内側縦桟材(3a)を3枚の板材(3a1)、(3a2)、(3a3)で構成し、装飾板(2)の両側端部(2a)を上下の板材(3a1)、(3a2)でサンドイッチし、空間を板材(3a3)で埋めて、接着剤により加圧、或いは加熱加圧して芯材(3)と装飾板(2)とを嵌入状態に接合するものである。この場合には、内側縦桟材(3a)に凹部(6)を形成する必要がなく、また装飾板(2)と芯材(3)とをプレスにより強固に接着することができるので、より好ましい。
【0027】
【発明の効果】
以上説明した如く、請求項1の発明に係る戸パネルによると、透明又は半透明の樹脂板からなる装飾板の左右両側端部を化粧パネルの木質材からなる芯材の内側側端面に嵌入状態に接合し、この嵌入重合部分を固定部材により貫通状態に固定し、更に芯材表面に露出する固定部材の露出部を表面化粧材で覆うように構成しているので、芯材と装飾板とを両者が異種材料であっても非常に強固に固定することができるとともに、表面に化粧キャップなどを取り付ける必要がないので装飾性を減じることがない。そして、今まで装飾性を減じることなく強固に固定するのが難かしかった多様なデザインの戸パネルであっても生産性良く形成できるようになった。
【0028】
また、請求項2の発明に係る戸パネルによると、表面化粧材としてVカット化粧板を用いているので、厚みのあるVカット化粧材によって芯材表面に露出した固定部材を一層良好確実に被覆することができるとともに、芯材の角部に予め位置決めされたVカット部をあてがい、表面に沿うように折り曲げて表面化粧材を芯材に固定できるので、更に生産性良く製造することができる。
【0029】
また、請求項3の発明に係る戸パネルによると、装飾板としてポリカーボネート樹脂板を用いているので、戸パネルに採光性・光透過性を付与することができるのは勿論のこと、ガラスやスリガラスに較べて軽量で加工や固定部材による固定がし易く、製造工程での破損も少なくすることができる。
【0030】
また、請求項4の発明に係る戸パネルの製造方法によると、木質材からなる芯材の内側側端面の凹部に、透明又は半透明の樹脂板からなる装飾板の両側端部を嵌入状態に接合する工程と、この接合部分を固定部材により貫通状に固定する工程と、固定部材の露出部を含む芯材の周面を表面化粧材で被覆する工程とを順次備えているので、化粧パネルと装飾板とを化粧パネル表面の化粧性を損なうことなく、強固に接合固定された戸パネルを非常に良好に製造することができる。
【0031】
また、請求項5の発明に係る戸パネルの製造方法によると、請求項4の発明において、内側側端部の芯材を複数枚の板材で形成し、この板材間に装飾板の両側端部を挟み込んで接着することにより芯材の内側側端面に装飾板の両側端部を嵌入状態に接合しているので、装飾板の両側端部を芯材の内側側端面に確実に接合保持でき、その後の加工工程における加工作業を容易にし、戸パネルの生産性を一層向上させることができる。
【0032】
また、請求項6の発明に係る戸パネルの製造方法によると、請求項4又は5の発明において、表面化粧材としてVカット化粧板を用いているので、芯材の角部に予め位置決めされたVカット部をあてがい、芯材表面に沿うように折り曲げて表面化粧材を芯材に固定できるので、芯材に装飾板を固定した後においても、表面化粧材を芯材に接着剤などにより良好に固定することができる。また、Vカット化粧板は基材表面に化粧シートを貼着して形成されているので厚みがあり、芯材表面に露出した固定部材の露出部を確実に被覆することができる。
【0033】
また、請求項7の発明に係る戸パネルの製造方法によると、請求項4乃至6の発明において、装飾板としてポリカーボネート樹脂板を用いているので、戸パネルに採光性・透過性を付与することができるのは勿論のこと、またガラスやスリガラスに較べ軽量で加工し易く、固定部材による固定が容易な上、製造工程での破損も少ないので戸パネルの生産性を一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である戸パネル(A)の芯材と装飾板を接合した状態を示す説明図である。
【図2】本発明の実施形態である戸パネル(A)の水平断面を示す説明図である。
【図3】本発明の実施形態である戸パネル(A)の表面外観を示す説明図である。
【図4】本発明の実施形態である戸パネル(A)の製造方法を示す説明図である。
【図5】本発明の実施形態である戸パネル(A)の製造方法を示す説明図である。
【図6】本発明の実施形態である戸パネル(A)の製造方法を示す説明図である。
【図7】本発明の実施形態である戸パネル(A)の製造方法を示す説明図である。
【図8】本発明の実施形態である戸パネル(A)の製造方法の変形例を示す説明図である。
【符号の説明】
(A) 戸パネル
(1) 化粧パネル
(2) 装飾板
(3) 芯材
(4) 表面化粧材
(5) ダボ
Claims (7)
- 木質材からなる芯材と表面化粧材とからなる左右の化粧パネルと、上記芯材より厚さの薄い透明又は半透明の樹脂板からなる装飾板とを備えた戸パネルであり、
上記装飾板の左右両側端部が上記化粧パネルの芯材の内側側端面の凹部に嵌入状態に接合されてなるとともに、
上記凹部両側の芯材と上記装飾板の左右側端部とが重なる部分で該芯材の内側側端部の一方側表面から他方側表面に向けて上記装飾板の左右側端部を貫通する固定部材により化粧パネルの芯材と装飾板とが一体に固定されてなり、
更に芯材表面に露出する上記固定部材の露出部が表面化粧材により被覆されてなることを特徴とする戸パネル。 - 表面化粧材が、Vカット化粧板であることを特徴とする請求項1に記載の戸パネル。
- 装飾板がポリカーボネート樹脂板からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の戸パネル。
- 木質材からなる芯材と表面化粧材とで構成される左右の化粧パネルの芯材の内側側端面に、上記芯材より薄い透明又は半透明の樹脂板からなる装飾板の両側端部を該装飾板の両側端部が芯材の内側側端面の凹部に嵌入された状態に接合する工程と、
上記接合された芯材の内側側端部と装飾板の両側端部とを、凹部両側の芯材と上記装飾板の左右側端部とが重なる部分で該芯材の一方側表面から他方側表面に向けて上記装飾板の左右側端部を貫通する固定部材で固定する工程と、
装飾板を固定した芯材の表面を固定部材の露出部が被覆されるように表面化粧材で被覆する工程とを順次備えてなる戸パネルの製造方法。 - 内側側端部の芯材が複数枚の板材で形成されており、この板材間に装飾板の両側端部を挟み込んで接着することにより芯材の内側側端面に装飾板の両側端部を嵌入状態に接合してなることを特徴とする請求項4に記載の戸パネルの製造方法。
- 表面化粧材が、Vカット化粧板であることを特徴とする請求項4又は5に記載の戸パネルの製造方法。
- 装飾板がポリカーボネート樹脂板からなることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1つに記載の戸パネルの製造方法。
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