JP2021008788A - 透光性部材の取り付け構造、及び建物用戸 - Google Patents

透光性部材の取り付け構造、及び建物用戸 Download PDF

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憲二 神田
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【課題】 透光性部材5を表面材6と固定芯材2により挟持し、表面材6や固定芯材2の収縮による透光性部材5の変形や破損を防止し、透光性部材5に指を引っ掛けて扉を開閉することによる怪我を抑制する透光性部材5の取り付け構造を得る。【解決手段】採光部4を有する建物用戸100において、表面材6と、固定芯材2と、透光性部材5を備え、前記透光性部材5は、前記採光部4より幾分小さめの凸部51と階段状の鍔部52を有し、前記固定芯材2は採光部4側に階段状の段差面21を有し、前記鍔部52は前記表面材6と前記段差面21により挟持する。【選択図】 図4

Description

本発明は透光性部材の取り付け構造、及び建物用戸に関する。
従来、外部の明かりを取り入れるため採光窓を有する建物用戸が知られており、採光窓は、例えばガラスを分割固定枠で挟み込んだ構造が採用されていた。近年では採光窓として透明プラスチック板などの透光材を用いた構造が採用されており、面材と採光窓材とに切欠部を設けて合決り構造で接合したパネルを有する扉が知られている。
実用新案登録第3213833号 特開2005−232879号公報
しかしながら、面材の材質にもよるが、ガラスを額縁で挟み込む場合、額縁の段差に指を掛けて扉を開閉しようとすると指を挟むことが懸念される、また面材と採光部との間に別の素材が入ると意匠的に見栄えがしない、厚みが0.8mm〜3.0mmの面材を採用して面材と採光窓材を合決り構造にしようとすると面材側に階段状の切欠部を設けることは難しく、切欠部を設けたとしても建物用戸を製造する際、面材の切欠部を破損しやすいといった問題があった。
本発明はかかる状況に鑑み検討されたもので、
採光部4を有する建物用戸において、
表面材6と、
固定芯材2と、
透光性部材5を備え、
前記透光性部材5は、前記採光部4より幾分小さめの凸部51と階段状の鍔部52を有し、
前記固定芯材2は採光部4側に階段状の段差面21を有し、
前記鍔部52は前記表面材6と前記段差面21により挟持され、
前記表面材6と前記透光性部材5は、面一であることを特徴とする透光性部材5の取り付け構造、とすることにより前記課題を解決することができる。
本願は、表面材6に切欠部を有しておらず、透光性部材5に採光部4より幾分小さめの凸部51と階段状の鍔部52を有し、固定芯材2の採光部4側には階段状の段差面21を有し、前記鍔部52が前記表面材6と前記段差面21により挟持されている構造であるため、建物用戸を製造する際に表面材を破損することがない。
また、表面材6と透光性部材5の凸部51の間に隙間αを設けているため透光性部材5の収縮による表面材6の破損がなく、表面材6と透光性部材5の凸部51の間に異なる素材が介在しないので見栄えが良い。
更に、透光性部材5の鍔部52と固定芯材2との間に隙間βを設けているため透光性部材5の収縮による固定芯材2の破損がない。
更にまた、額縁がないため指が掛かる程度の段差がないため指を掛けて扉を開閉することが困難である。すなわち、表面材6と透光性部材5は面一であるため指を引っ掛けて引戸を開閉し、額縁と枠との間で指を挟む等の怪我を防止することができる。
本発明の建物用戸の正面図。 透光性部分を示す参考正面図。 図1中の線A−A−B−Bに沿う破断構成断面図。 図4中の線C−C−D−Dに沿う分解構成断面図。 図1中の要部拡大断面図。 実施例3の破断構成断面図。 実施例3の分解構成断面図。
以下、本発明について図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の建物用戸の正面図であり、図2中の薄墨部分は透光性を有する。
図3は図1中の線A−A−B−Bに沿う破断構成断面図であり、前記透光性部材5は、ハット形状で前記採光部4より幾分小さめの凸部51と階段状の鍔部52を有し、鍔部52は表面材6と透光性部材の固定芯材の段差面により挟持されている。固定芯材としては各種木質系芯材が挙げられ、本発明ではMDF(Middle Density Fiberboard、中密度繊維板)を用いている。表裏の透光性部材5の間は空間である。透光性部材5としてはガラス板、アクリル板、ポリカーボネート板が挙げられ、本発明では、透明ポリカーボネート板を用いている。
前記採光部4より幾分小さめで表面材6と凸部51の隙間αは0.2〜5mm、好ましくは0.5〜2.5mm程度であれば木質系芯材の温度や湿度の収縮により透光性部材の変形や、破損が生じにくい。
透光性部材5の鍔部52と固定芯材2との間の隙間βは2〜5mm程度であり、この範囲であれば固定芯材2の収縮により透光性部材の変形や、破損もない。
透光性部材5の段差Lは表面材6の厚みより幾分厚く、第1の接着剤層31を設けて表面材6と透光性部材5とは前記透光性部材5の凸部51が面一になっている。面一であることにより指を掛けにくい構造となっている。尚、本発明において面一とは表面材6と透光性部材5を取り付けた際、表面材6が透光性部材5の凸部51との段差が±0〜0.5mm以下の位置であることをいい、図5中のXが±0〜0.5mmであることを意味する。
透光性部材5の段差Lは1〜5mm、より好ましくは2〜3mm程度であれば良く、本実施形態1では段差Lが2.5mm、鍔部の厚みnが1.5mmの透光性部材5、厚みが2.7mmの表面材6を用いている。第1の接着剤層31には反応性ホットメルトが用いられている、空気中の湿気により素早く接着することから好適であるが、特に制約はない。
固定芯材2の外側には軽量化を図る目的で紙製のハニカムコアやロールコア、アルミの如き金属製のハニカムコア、フェノール樹脂やウレタン樹脂の発泡体などの中空芯材などの軽量芯材7が面一で接合されている。本発明では紙製ハニカムコアを用いている。
更に、軽量芯材7の外側には強度を向上させる目的で木質系芯材8が接合されている。木質系芯材8としては、例えば、合板、パーティクルボード、MDF((Middle Density Fiberboard、中密度繊維板)、LVL(単板積層材、Laminated Veneer Lumber)、OSB(Oriented Strand Board)などが挙げられる。本発明ではLVLを用いている。
面一に接合された固定芯材2と軽量芯材7と木質系芯材8の表面には表面材6が接着加工されている。表面材6としては、メラミン樹脂化粧板、ジアリルフタレート樹脂化粧板、ポリエステル化粧板、オレフィン樹脂シート、塩化ビニール樹脂シート、天然木化粧板、電子線硬化化粧シートなどの化粧板や化粧シートをMDF、LVL、パーティクルボードなどの木質系基材に貼り合わせた化粧材が挙げられる。とりわけ、耐熱性、耐擦傷性に優れるメラミン樹脂化粧板をMDFに貼り合わせたメラミン樹脂化粧材や電子線硬化化粧シートをMDF貼り合わせた電子線硬化化粧材が好ましい。図3中の厚み2.7mmの表面材6は厚み0.3mmの電子線硬化化粧シートを厚み2.4mmのMDFに貼り合わせた電子線硬化化粧材を用いている。
周縁にはエッジ材9が接着されている。エッジ材としては前述と同様の表面材を用いることができ本発明では厚みが2mmのABS樹脂エッジ材を用いている。
図4は図3中の線C−C−D−D に沿う分解構成断面図であり、本発明に係わる固定芯材2の採光部4側には階段状の段差面21を有し、段差面21は透光性部材5を支承し、上面22は表面材6の一部を支承する機能を有する。固定芯材2の段差Mは第2の接着剤層32を形成するため鍔部の厚みnより幾分厚くなっている。本実施形態1においては鍔部の厚みは1.5mmに対して固定芯材2の段差Mは1.6mmである。第2の接着剤層32にはシリコーンコーキング剤が用いられており、弾性があり鍔部52の押圧に対する緩衝材ともなり、固定芯材の収縮に追従し、透光性部材の破損を防ぐものとなっており好適である。尚、第1の接着剤層31と第2の接着剤層は同一であっても良い。
実施形態1において、段差Lが3.0mm、鍔部の厚みが1.0mmの透光性部材5、表面材として、厚み1.0mmのメラミン樹脂化粧板を厚み2.5mmのMDFに貼り合わせたメラミン化粧材を用いた以外は同様に実施した。
実施形態1において、図6に示されるように表面材6と透光性部材5の表面が面一になるように表面材6´の厚みを2.5mmとした以外は同様に実施した。
尚、厚み2.5mmの表面材6´には厚み0.3mmの電子線硬化化粧シートを厚み2.2mmのMDFに貼り合わせた電子線硬化化粧材を用いている。実施例3の破断構成断面図を図6に、実施例3の分解構成断面図を図7に示すが、図7に示すように透光性部材5の段差L‘は表面材6’の厚みと同等で第1の接着剤層31を設けて表面材6‘と透光性部材5とが前記透光性部材5の凸部51との面一の状態が±0.0mmになっている。
実施形態2において、厚み0.8mmのメラミン樹脂化粧板を厚み2.0mmのMDFに貼り合わせたメラミン化粧材を用いた以外は同様に実施した。
透光性部材の段差Lと表面材6の厚み、面一状態を表1に示す。尚、数値の単位はmmである。
2 固定芯材
21 段差面
22 上面
31 第1の接着剤
32 第2の接着剤
4 採光部
5 透光性部材
51 凸部
52 鍔部
6 表面材
6´ 表面材
7 軽量芯材
8 木質系芯材
9 エッジ材
100 建物用戸
α 表面材と透光性部材の凸部との隙間
β 透光性部材の鍔部と固定芯材との隙間
L 透光性部材の段差
M 固定芯材の段差
X 表面材と透光性部材の凸部との段差

Claims (4)

  1. 採光部4を有する建物用戸において、
    表面材6と、
    固定芯材2と、
    透光性部材5を備え、
    前記透光性部材5は、前記採光部4より幾分小さめの凸部51と階段状の鍔部52を有し、
    前記固定芯材2は採光部4側に階段状の段差面21を有し、
    前記鍔部52は前記表面材6と前記段差面21により挟持され、
    前記表面材6と前記透光性部材5は、面一であることを特徴とする透光性部材5の取り付け構造。
  2. 前記透光性部材5は、前記鍔部52上に設けた第1の接着剤層31を介して前記表面材6と挟持されていることを特徴とする請求項1又は2記載の透光性部材5の取り付け構造。
  3. 前記透光性部材5は、前記段差面上に設けた第2の接着剤層32を介して前記固定芯材2と挟持されていることを特徴とする請求項1記載の透光性部材5の取り付け構造。
  4. 請求項1〜3いずれか1項記載の透光性部材5の取り付け構造を有し、固定芯材2の外側方向に軽量芯材7、木質系芯材8が面一に接合され、周縁にはエッジ材9が接着されている建物用戸。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021063406A (ja) * 2019-10-17 2021-04-22 有限会社増尾木工所 両面窓部材を有するフラッシュパネル

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