JP2015094118A - 建築用パネル材 - Google Patents

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Abstract

【課題】表面意匠の選択自由度を向上させながらも、透光部周囲に見栄え良く表面仕上シートを貼着し得る建築用パネル材を提供する。【解決手段】建築用パネル材1は、芯材10の四周に薄板状の表面基材20を貼着した構成とされ、かつ表面仕上シート4の貼着が可能なように四周表面21a,21a,22a,24aが易貼着性の下地面とされた素パネル2と、該素パネルの厚さ方向両側において露出するように設けられた透光部材40と、を備えており、前記素パネルの厚さ方向両側において露出する前記透光部材の外周縁43,43に沿って前記表面仕上シートの切断が可能なように、前記素パネルの四周表面に前記表面仕上シートが貼着された状態で、該透光部材の外周縁に沿う切断ガイド7,7が形成される。【選択図】図1

Description

本発明は、引戸パネルや開き戸パネルなどの建具パネルや、間仕切パネルなどに用いられる建築用パネル材に関する。
従来の引戸パネルや開き戸パネルなどの建具パネルや、間仕切パネルなどの建築用パネル材は、芯材の四周表面に、樹脂シート等の化粧シートが貼着された表面材を貼着した構成とされている。このようなものでは、発注後に表面の色柄等を変え難く、また、例えば、内装の仕上げ段階の際や部分リフォームの際等に、他の内装部位との調和性等を見たいような場合にも対応が困難であった。
例えば、下記特許文献1では、紙と耐水性樹脂のフィルムとからなる下地シートを、合板やMDF等の板の両側の表面に貼り付けた構成とされた下地用板が提案されている。
実開平9−322号公報
ところで、建築用パネル材には、採光や透光のために透光部が設けられる場合が多々あり、このような場合には、パネル厚さ方向両側において透光部を露出させる必要がある。上記特許文献1に記載された下地用板では、パネル厚さ方向両面に壁紙や襖紙等を容易に貼ることは可能ではある。しかしながら、上記のような透光部を設けた場合については考慮がなされておらず、更なる改善が望まれる。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、表面意匠の選択自由度を向上させながらも、透光部周囲に見栄え良く表面仕上シートを貼着し得る建築用パネル材を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る建築用パネル材は、芯材の四周に薄板状の表面基材を貼着した構成とされ、かつ表面仕上シートの貼着が可能なように四周表面が易貼着性の下地面とされた素パネルと、該素パネルの厚さ方向両側において露出するように設けられた透光部材と、を備えており、前記素パネルの厚さ方向両側において露出する前記透光部材の外周縁に沿って前記表面仕上シートの切断が可能なように、前記素パネルの四周表面に前記表面仕上シートが貼着された状態で、該透光部材の外周縁に沿う切断ガイドが形成されることを特徴とする。
本発明においては、前記切断ガイドは、前記素パネルの厚さ方向両側の下地面よりも前記透光部材をパネル厚さ方向両側に突出させて形成された段差によって形成される構成とされていてもよい。
また、本発明においては、前記透光部材は、前記素パネルの厚さ方向両側においてそれぞれが露出するようにパネル厚さ方向に離間して配される一対の表面側透光部材と、これら一対の表面側透光部材を接続するように設けられ、かつパネル厚さ方向に透光可能な構成とされたスペーサー部材と、を備えていてもよい。
本発明に係る建築用パネル材は、上述のような構成としたことで、表面意匠の選択自由度を向上させながらも、透光部周囲に見栄え良く表面仕上シートを貼着することができる。
(a)〜(d)は、いずれも本発明の一実施形態に係る建築用パネル材の一例を模式的に示し、(a)は、図1(b)に対応させた一部を省略した一部破断概略分解拡大横断面図、(b)は、図3(b)におけるX1部に対応させた一部破断概略拡大横断面図、(c)は、図3(c)におけるX2部に対応させた一部破断概略拡大横断面図、(d)は、図3(d)におけるX3部に対応させた一部破断概略拡大横断面図である。 (a)は、図3(b)におけるX4部に対応させた一部破断概略拡大横断面図、(b)は、図3(c)におけるX5部に対応させた一部破断概略拡大横断面図、(c)は、図3(d)におけるX6部に対応させた一部破断概略拡大横断面図である。 (a)は、図4(a)におけるY1−Y1線矢視に対応させた一部破断概略横断面図、(b)は、図4(b)におけるY2−Y2線矢視に対応させた一部破断概略横断面図、(c)、(d)は、表面仕上シートの貼着手順の一例を模式的に示す(b)に対応させた一部破断概略横断面図である。 (a)は、同建築用パネル材が備える芯材の一例を模式的に示す概略正面図、(b)は、同建築用パネル材が備える素パネルの一例を模式的に示す概略正面図、(c)は、同建築用パネル材が備える表面基材の一例を模式的に示す一部破断概略展開平面図である。 本発明の他の実施形態に係る建築用パネル材の一例を模式的に示し、(a)は、図3(b)に対応させた一部破断概略横断面図、(b)は、図3(c)に対応させた一部破断概略横断面図、(c)は、図3(d)に対応させた一部破断概略横断面図である。
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
また、図1、図2、図3及び図5の横断面図では、表面基材及び表面仕上シートの切断面の平行斜線(ハッチング)を省略している。
図1〜図4は、第1実施形態に係る建築用パネル材の一例を模式的に示す図である。
本実施形態に係る建築用パネル材1は、図3及び図4に示すように、芯材10の四周に薄板状の表面基材20を貼着した構成とされた素パネル2を備えている。この素パネル2は、表面仕上シート4の貼着が可能なように四周表面21a,21a,22a,24aが易貼着性の下地面とされている。また、建築用パネル材1(素パネル2)は、素パネル2の厚さ方向両側において露出するように設けられた透光部材40を備えている。
また、本実施形態では、素パネル2を、少なくとも一方の側端部に該側端部の長手方向に沿って溝部3が形成されるように、芯材10の四周に薄板状の表面基材20を貼着した構成としている。また、本実施形態では、建築用パネル材1を、素パネル2の四周表面21a,21a,22a,24aに貼着され溝部3に差し入れられた表面仕上シート4の端部5,5を押さえるように溝部3に挿入されるシート押さえ部材30を備えた構成としている。
また、本実施形態では、素パネル2を、図4(b)に示すように、一方向に長尺な形状としている。また、本実施形態では、素パネル2を、長手方向を上下方向に沿わせて配設される引戸パネルや開き戸パネルなどの建具パネルや、間仕切パネルなどの建具または間仕切を構成するものとしている。
表面仕上シート4は、当該建築用パネル材1が工場出荷後に、例えば、住居等の建物等の施工現場や工務店等の施工現場外の貼着現場において素パネル2の四周表面21a,21a,22a,24aに貼着される。この表面仕上シート4としては、薄シート状(フィルム状)とされたもので貼着現場において貼着可能なものであればどのようなものでもよく、例えば、合成樹脂製や突板等の化粧シートや、樹脂クロスや紙クロス、布クロス等の壁紙等としてもよい。また、表面仕上シート4は、素パネル2の四周表面21a,21a,22a,24aに接着剤等によって貼着されるものとしてもよく、裏面に粘着材及び剥離紙が設けられたものとしてもよい。
芯材10は、図4(a)に示すように、一方向(上下方向)に長尺な形状とされている。また、本実施形態では、芯材10を、略角柱形状とされた枠材13,15を枠組みした構成としている。図例では、芯材10は、パネル幅方向に離間した一対の縦枠材13,13の上下端部間に上下一対の横枠材15,15を架け渡すように設けた構成とされている。また、芯材10は、長手方向(上下方向)に互いに間隔を空けて複数本の横枠材15(図例では6本)を一対の縦枠材13,13間に架け渡すように設けた構成とされている。
これら一対の縦枠材13,13のパネル幅方向外方側側面が芯材10のパネル幅方向の両側側端面12,12をそれぞれに構成する。また、各枠材13,15のパネル厚さ方向両面が芯材10のパネル厚さ方向の両面11,11をそれぞれに構成する。
また、本実施形態では、図3(a)及び図4(a)に示すように、芯材10の少なくとも一方の側端部に、その側端部の長手方向に沿って凹溝14を設けた構成としている。本実施形態では、芯材10の一方の側端部のみに凹溝14を設けた構成としている。この凹溝14は、芯材10の一方の側端部の長手方向に沿って延びるように全長に亘って設けられている。また、この凹溝14は、パネル幅方向外方側に向けて開口している。また、この凹溝14は、パネル幅方向外方側に向く溝底面と、パネル厚さ方向に沿う方向に向く両溝内側面と、によって区画されている。つまり、凹溝14は、略矩形溝形状とされている。また、本実施形態では、芯材10の一方の側端部を構成する一方の縦枠材13の外側端部のパネル厚さ方向略中央部に凹溝14を設けた例を示している。
なお、この芯材10を構成する各枠材13,15は、合板やLVL(単板積層材)等の木質積層板、パーティクルボード等の木質ボード、インシュレーションボードやMDF(中密度繊維板)等の木質繊維板などの木質系材料から形成されたものとしてもよい。または、各枠材13,15は、合成樹脂系材料に、木粉や無機フィラー、相溶化剤、着色剤などを所定の含有割合で含有させた木粉・プラスチック複合材(WPC)から形成されたものとしてもよい。
また、上下に隣接する横枠材15,15間に、パネル厚さ方向に開口する多数の中空筒状のセルの集合体からなるコア材等を収容するように設けた構成としてもよい。この場合は、後記する透光部材40を囲むようにコア材等を設けるようにしてもよい。
表面基材20は、図3(a)、(b)及び図4(b)に示すように、芯材10の四周としてのパネル厚さ方向の両面11,11及びパネル幅方向の両側側端面12,12に貼着されている。
本実施形態では、表面基材20は、薄板状の木質系基材28の表面に下地面21a,21a,22a,24aを構成する下地シート29を貼着した構成とされ、かつ裏面側に芯材10の角部に応じた折曲溝25を設けた構成とされている。これら木質系基材28及び下地シート29は、表面基材20の全体に亘って積層状に設けられている。
また、本実施形態では、素パネル2の少なくとも一方の側端部において対向される表面基材20の各端部の裏面側に端部折曲溝26,26を設けた構成としている。また、これら端部折曲溝26,26において折り曲げられた表面基材20の各端部23,23が溝部3におけるパネル厚さ方向に沿う方向に向く両溝内側面23a,23aを構成するものとしている。つまり、これら両溝内側面23a,23aも下地面を構成することとなる。
また、本実施形態では、図3(b)及び図4(c)に示すように、芯材10の四周を、1枚の表面基材20によって略覆うようにした構成としている。つまり、この表面基材20は、芯材10のパネル厚さ方向の両面11,11に沿わせられる表面側片部21,21と、芯材10のパネル幅方向の両側側端面12,12に沿わせられる側端面片部22,22,24と、を備えている。この表面基材20の表面側片部21,21の表面21a,21aが、素パネル2のパネル厚さ方向両面の表面21a,21aを構成する。また、表面基材20の側端面片部22,22,24の表面22a,22a,24aが、素パネル2のパネル幅方向両側の側端面22a,22a,24aを構成する。
また、表面基材20は、端部折曲溝26,26において折り曲げられて溝部3を構成する溝構成片部23,23を備えている。つまりは、この表面基材20は、図4(c)に示すように、展開した状態におけるパネル幅方向に沿う方向の中央部に、芯材10の他方の側端部(反溝側の側端部)の側端面12に沿わせられる反溝側側端面片部24を設けた構成とされている。また、表面基材20は、この反溝側側端面片部24の両側のそれぞれに、表面側片部21,21、溝側側端面片部22,22及び溝構成片部23,23をパネル幅方向に沿う方向の外方側に向けてこの順に設けた構成とされている。
また、本実施形態では、上記のように芯材10の一方の側端部のみに凹溝14を設けた構成としており、この凹溝14に、溝部3を形成するように、表面基材20の溝構成片部23,23を差し込んだ構成としている。つまり、本実施形態では、素パネル2の一方の側端部のみに溝部3を設けた構成としている。これら芯材10の一方の側端部において対向される溝構成片部23,23は、凹溝14の溝底面に対向する端面が溝底面に当接する構成とされたものとしてもよく、または、各端面が溝底面との間に僅かな隙間を隔てて配される構成とされたものとしてもよい。上記した芯材10の凹溝14は、これら溝構成片部23,23の差し込みが可能で、かつこれらが差し込まれた状態で所定の溝部3が形成されるように、適宜のパネル幅方向に沿う寸法(溝深さ寸法)及びパネル厚さ方向に沿う寸法(溝幅寸法)とされている。
溝部3は、凹溝14と概ね同様、素パネル2の一方の側端部の長手方向に沿って延びるように全長に亘って設けられている。また、溝部3は、パネル幅方向外方側に向けて開口し、パネル幅方向外方側に向く凹溝14と共通の溝底面と、パネル厚さ方向に沿う方向に向く両溝内側面23a,23aと、によって区画されている。つまり、溝部3は、凹溝14と概ね同様、略矩形溝形状とされている。
この溝部3は、当該溝部3に表面仕上シート4の端部5,5が差し入れられた状態で、これら端部5,5を押さえるように挿入されるシート押さえ部材30の挿入が可能なように、適宜のパネル幅方向に沿う寸法(溝深さ寸法)及びパネル厚さ方向に沿う寸法(溝幅寸法)とされている。
なお、この溝部3の両溝内側面23a,23aは、全体が下地面とされたものに限られず、例えば、少なくともパネル幅方向外方側略半部が下地面とされたものとしてもよい。
また、本実施形態では、上記のように、1枚の表面基材20を芯材10の四周に貼着した構成としており、この表面基材20の裏面側(芯材10に向く側)に、芯材10の四角部のそれぞれに応じた折曲溝25,25,25,25を設けた構成としている。つまり、反溝側側端面片部24とこれの両側の表面側片部21,21との境界部に折曲溝25,25を設け、両側の表面側片部21,21とこれらにそれぞれに隣接する溝側側端面片部22,22との境界部に折曲溝25,25を設けた構成としている。
また、溝側側端面片部22,22とこれらにそれぞれに隣接する溝構成片部23,23との境界部に端部折曲溝26,26を設けた構成としている。
これら折曲溝25及び端部折曲溝26は、少なくとも下地シート29を残すように表面基材20の裏面側に設けられている。
表面基材20は、これら折曲溝25及び端部折曲溝26の部位において残存する少なくとも下地シート29の部位がヒンジ部(折曲部)のように機能し、これらの部位において折り曲げ可能とされている。
また、本実施形態では、これら折曲溝25及び端部折曲溝26を、これら折曲溝25及び端部折曲溝26において折り曲げられて形成された素パネル2の角部が略直角状となるように表面基材20の裏面側に設けた構成としている。図例では、これら折曲溝25及び端部折曲溝26を、断面略V字形状とされた単一の溝からなるものとした例を示している。なお、このような態様に代えて、これら折曲溝25及び端部折曲溝26において折り曲げられて形成された素パネル2の角部がR面取り形状やC面取り形状となるように、これら折曲溝25及び端部折曲溝26のそれぞれを、複数条の溝からなるものとしてもよい。
このような折曲溝25及び端部折曲溝26が裏面側に設けられた表面基材20は、折曲溝25及び端部折曲溝26において折り曲げられて芯材10の四周を略覆うように貼着される。また、表面基材20が貼着された状態では、素パネル2の四周表面としてのパネル厚さ方向両面21a,21a及びパネル幅方向両側側端面22a,22a,24aは、溝部3の部位を除いて、全面に亘って一連状に設けられた下地シート29の表面によって構成される。また、本実施形態では、溝部3の少なくともパネル幅方向外方側略半部の両溝内側面23a,23aも一連状に設けられた下地シート29の表面によって構成される。
なお、表面基材20の裏面側層を構成する木質系基材28としては、上記同様の木質系材料から形成されたものとしてもよい。この木質系基材28は、例えば、1.0mm〜5.0mm程度の厚さ寸法とされたものとしてもよい。
また、表面基材20の表面側層を構成する下地シート29としては、その表面が、表面仕上シート4の貼着が可能で剥離し難いような易貼着性の表面物性(貼着手段による十分な貼着強度が得られる物性)を有したものとしてもよい。このような下地シート29としては、紙材や、紙材に貼着手段としての接着剤との親和性のある樹脂を含浸させたシート、貼着手段としての接着剤との親和性のある樹脂シート等としてもよい。また、下地シート29の表面(素パネル2の四周表面(これに加えて溝部3の少なくともパネル幅方向外方側略半部の両溝内側面))が易貼着性の下地面となるように適宜の表面処理(表面研磨や、プライマー塗布、各種放電処理、光オゾン処理等)が施されたものとしてもよい。また、下地シート29は、例えば、50μm〜1.0mm程度の厚さ寸法とされたものとしてもよい。
また、表面基材20としては、木質系基材28と下地面を構成する下地シート29とからなる二層構造とされたものに限られず、木質系基材28の裏面側や木質系基材28と下地シート29との間に他のシート材等を更に積層した構造とされたものとしてもよい。
また、当該建築用パネル材1が、建具や可動間仕切を構成する場合には、素パネル2に、ランナーや戸車等の走行案内部材や、蝶番等の回動連結部材、ハンドルや引手等の手掛部材、錠装置等を取り付けるための収納凹所や加工孔等を適宜、設けておくようにしてもよい。
シート押さえ部材30は、素パネル2の溝部3の長手方向に沿って長尺な棒状とされている。また、本実施形態では、このシート押さえ部材30を、溝部3内に全体が収容される形状としている。このシート押さえ部材30のパネル幅方向に沿う寸法は、溝部3の溝深さ寸法に応じた寸法としてもよく、溝部3の溝深さ寸法よりも小さい寸法としてもよい。また、このシート押さえ部材30のパネル厚さ方向に沿う寸法は、表面仕上シート4の端部5,5が差し入れられた状態における溝部3に挿入可能で、かつこれら端部5,5を溝部3の両溝内側面23a,23aに押圧可能なように適宜の寸法としてもよい。
また、このシート押さえ部材30は、素パネル2の溝部3の全長に亘って設けられるものとしてもよく、溝部3の長手方向に沿って間隔を空けて複数箇所に設けられるものとしてもよい。例えば、上記のように当該建築用パネル材1が、建具や可動間仕切を構成し、一方の側端面において開口するように素パネル2に収納凹所や加工孔等が設けられている場合には、当該部位にはシート押さえ部材30を設けないようにしてもよい。
また、本実施形態では、シート押さえ部材30を、素パネル2の溝部3の溝底側に向くように開口した略U字溝形状(略C字溝形状、略コ字溝形状)としている。
このシート押さえ部材30は、図2(c)に示すように、厚さ方向をパネル幅方向に沿わせて配設される薄板状の基部31のパネル厚さ方向に沿う方向の両端部に、パネル幅方向に沿うように突出し、互いに平行状とされた薄板状の側片部32,32を設けた構成とされている。つまり、本実施形態では、シート押さえ部材30を、横断面略コ字溝形状としている。
このような構成により、シート押さえ部材30は、少なくとも溝部3への挿入方向先端側がパネル厚さ方向に弾性変形可能とされている。
このシート押さえ部材30は、表面仕上シート4の端部5,5が差し入れられた状態における溝部3に挿入され、これら端部5,5を溝部3の両溝内側面23a,23aに押圧する構成とされている。
なお、このシート押さえ部材30は、表面仕上シート4の端部5,5が差し入れられた状態における溝部3に挿入するのみでその弾性復元力や摩擦力等によって溝部3内に保持されるものとしてもよい。または、シート押さえ部材30を、接着剤等によって溝部3内に固定するようにしてよい。
また、シート押さえ部材30は、上記したWPCや、硬質の合成樹脂系材料、金属系材料等から形成されたものとしてもよい。
また、建築用パネル材1は、図1(c)及び図3(c)に示すように、素パネル2の厚さ方向両側において露出する透光部材40の外周縁43,43に沿って表面仕上シート4の切断が可能なように、切断ガイド7,7が形成される構成とされている。この切断ガイド7,7は、素パネル2の四周表面21a,21a,22a,24aに表面仕上シート4が貼着された状態で、透光部材40の外周縁43,43に沿うように形成される構成とされている。これらパネル厚さ方向両側の切断ガイド7,7は、素パネル2の厚さ方向両側において露出する透光部材40の外周縁43,43の全周に沿うように形成される。
また、本実施形態では、切断ガイド7,7を、素パネル2の厚さ方向両側の下地面とされた表面21a,21aよりも透光部材40をパネル厚さ方向両側に突出させて形成された段差によって形成される構成としている。
透光部材40は、素パネル2の厚さ方向に光を透過させる構成とされ、素パネル2の厚さ方向両側において露出する部位が当該素パネル2(建築用パネル材1)の透光部となる。
素パネル2には、厚さ方向両側において露出させるように透光部材40を配置するための開口部が厚さ方向に貫通するように設けられている。本実施形態では、上述のように芯材10を枠組みされたものとし、この芯材10の枠内空間を上記開口部の一部とし、該枠内に透光部材40を配置している(図4(a)参照)。また、図1に示すように、芯材10の厚さ方向両側に貼着された表面基材20の表面側片部21,21のそれぞれに、透光部材40のパネル厚さ方向両側部位が嵌め込まれ、上記開口部の一部となる開口部27,27をパネル厚さ方向に貫通させて設けた構成としている。これら厚さ方向両側の開口部27,27によって透光部が区画される。
この透光部材40によって形成される透光部のパネル厚さ方向に見た形状や大きさ、設ける箇所、個数等は、当該素パネル2(建築用パネル材1)の施工箇所や用途、デザイン性、所望する採光度合等の観点から適宜、設定するようにしてもよい。本実施形態では、図4(b)に示すように、透光部を、パネル厚さ方向に見て略方形状(略正方形状)で外周寸法がパネル幅寸法及び長さ寸法に比して小さい寸法とされたものとした例を示している。なお、このような態様に代えて、透光部を、パネル厚さ方向に見て、パネル長手方向(またはパネル幅方向)に長尺な形状としたり、円形状や楕円形状、多角形状等としたりしてもよい。
また、本実施形態では、透光部を、素パネル2の上側半部におけるパネル幅方向の略中央に、パネル長手方向に等間隔を空けて複数箇所(図例では、3箇所)に設けた例を示している。なお、このような態様に代えて、単一の透光部を設けた態様等としてもよい。
また、本実施形態では、図1に示すように、透光部材40を、素パネル2の厚さ方向両側においてそれぞれが露出するように、パネル厚さ方向に離間して配される一対の表面側透光部材41,41を備えた構成としている。また、透光部材40を、これら一対の表面側透光部材41,41を接続するように設けられ、かつパネル厚さ方向に透光可能な構成とされたスペーサー部材45を備えた構成としている。
一対の表面側透光部材41,41は、透光性を有した材料から形成されている。これら一対の表面側透光部材41,41は、パネル厚さ方向に厚さ方向を沿わせた薄板状とされている。また、これら一対の表面側透光部材41,41は、互いに略同寸同形状、つまりは、同一部材とされている。
また、本実施形態では、これら一対の表面側透光部材41,41を、表面基材20の表面側片部21,21に設けられた開口部27,27に嵌め込まれるパネル厚さ方向外方側部位のパネル厚さ方向内方側部位に鍔部44,44を一体的に設けた構成としている。
これら一対の表面側透光部材41,41のパネル厚さ方向外方側部位は、素パネル2の厚さ方向両側において露出する透光部を構成し、パネル厚さ方向に見て略方形状とされている。上記した表面基材20の表面側片部21,21の開口部27,27は、図1及び図4(b)に示すように、それぞれの内周面に、これら一対の表面側透光部材41,41のパネル厚さ方向外方側部位の外周面が略密着するように形成されている。
また、これら一対の表面側透光部材41,41のパネル厚さ方向外方側部位は、表面基材20の厚さ寸法よりも大きい厚さ寸法とされており、素パネル2の厚さ方向両側の表面21a,21aよりもパネル厚さ方向外方側に突出する突出部42,42を有している。これら突出部42,42と素パネル2の厚さ方向両側の表面21a,21aとの段差は、透光部材40のパネル厚さ方向両側の外周縁43,43に沿って全周に亘って形成されている。
このような構成により、透光部材40のパネル厚さ方向両面を含む素パネル2の厚さ方向両側の表面21a,21aに表面仕上シート4が貼着された状態では、上記段差つまり透光部材40のパネル厚さ方向両側の外周縁43,43に沿って切断ガイド7,7が形成される。つまり、本実施形態では、このように素パネル2に表面仕上シート4を貼着した状態では、パネル厚さ方向両側に、透光部材40のパネル厚さ方向両側の外周縁43,43に沿って切断ガイド7,7となる段差が形成される。これら厚さ方向両側の切断ガイド7,7は、パネル厚さ方向に見て、透光部を構成する表面側透光部材41,41のパネル厚さ方向外方側部位の形状に応じた形状となる。
上記した突出部42,42によって形成される段差は、このような切断ガイド7,7が形成されるように、適宜の段差寸法(突出部42,42のパネル厚さ方向に沿う突出寸法)とすればよい。この段差寸法が余りにも小さ過ぎれば、カッター等の切断具8(図1(c)参照)の刃先が掛かり難くなり、表面仕上シート4を切断し難くなる傾向がある。一方、この段差寸法が余りにも大き過ぎれば、透光部材40の突出部42,42の周囲の素パネル2の厚さ方向両側の表面21a,21aに、表面仕上シート4を密着させて貼着し難くなる傾向がある。このような観点等から、突出部42,42によって形成される段差寸法を、例えば、数mm程度としてもよい。
なお、図例では、これら突出部42,42の表面を、素パネル2の厚さ方向両面の表面21a,21aに平行な略平坦面としているが、切断ガイド7,7の形成が可能であれば、このような態様に限られない。例えば、突出部42,42の表面を、湾曲面としたり、凹凸面等としたりしてもよい。
一対の表面側透光部材41,41のパネル厚さ方向内方側部位に設けられた鍔部44,44は、図1(b)に示すように、表面基材20の表面側片部21,21の裏面に当接される構成とされている。このような鍔部44,44を設けた構成とすれば、一対の表面側透光部材41,41の開口部27,27からのパネル厚さ方向外方側への抜けを防止することができる。
これら鍔部44,44は、パネル面域方向に突出するように設けられており、パネル厚さ方向に厚さ方向を沿わせた薄板状とされている。図例では、これら鍔部44,44の厚さ寸法を、表面側透光部材41,41のパネル厚さ方向外方側部位の厚さ寸法よりも小さい寸法とした例を示しているが、パネル厚さ方向外方側部位の厚さ寸法と略同寸法等としてもよい。
また、これら鍔部44,44は、図4(a)に示すように、パネル厚さ方向に見た外周寸法が、表面側透光部材41,41のパネル厚さ方向外方側部位の外周寸法よりも大きくなるように、各表面側透光部材41,41の全周に亘って設けられている。図例では、鍔部44,44が設けられたパネル厚さ方向内方側部位の厚さ方向に見た形状を、表面側透光部材41,41のパネル厚さ方向外方側部位の厚さ方向に見た形状と略同形状とした例を示している。なお、表面側透光部材41,41のパネル厚さ方向内方側部位の全周に亘って鍔部44,44を設けた態様に代えて、周方向に沿って間隔を空けて複数箇所に突起状に設けたような態様等としてもよい。
なお、一対の表面側透光部材41,41としては、アクリル樹脂やポリカーボネート樹脂等の透明または半透明の合成樹脂系材料や、透明または半透明のガラス材料等から形成されたものとしてもよい。
スペーサー部材45は、図1及び図4(a)に示すように、パネル厚さ方向に見た外周寸法が、一対の表面側透光部材41,41の外周寸法よりも大きい寸法とされている。また、スペーサー部材45は、パネル厚さ方向両面が表面基材20の表面側片部21,21の裏面に当接される構成とされている。つまり、スペーサー部材45のパネル厚さ方向に沿う寸法を、芯材10の厚さ寸法と略同寸法としている。
また、本実施形態では、このスペーサー部材45を、不透光な材料から形成されたものとし、パネル厚さ方向に透光可能なようにパネル厚さ方向に貫通する中空部46を設けた筒状とした構成としている。この中空部46は、パネル厚さ方向に透光可能なように、パネル厚さ方向に見て、表面側透光部材41,41の透光部を構成するパネル厚さ方向外方側部位の形状に応じた形状としてもよい。図例では、中空部46を、パネル厚さ方向に見て、略方形状とされた表面側透光部材41,41のパネル厚さ方向外方側部位と略同寸同形状とした例を示している。なお、このような態様に代えて、中空部46のパネル厚さ方向に見た形状を、表面側透光部材41,41のパネル厚さ方向外方側部位よりも大きい形状としてもよい。さらには、スペーサー部材45を、透光性を有する材料から形成されたものとした場合には、中空部46のパネル厚さ方向に見た形状を、表面側透光部材41,41のパネル厚さ方向外方側部位よりも小さい形状としてもよい。
また、本実施形態では、スペーサー部材45のパネル厚さ方向両側に、一対の表面側透光部材41,41のパネル厚さ方向内方側部位としての鍔部44,44をそれぞれに受け入れる凹部47,47を設けた構成としている。このような構成とすれば、スペーサー部材45に対する一対の表面側透光部材41,41のパネル面域方向への位置決めを容易に行うことができる。
本実施形態では、上記のように中空筒状とされたスペーサー部材45の中空部46のパネル厚さ方向両側の開口周縁に沿うように全周に亘って段状に凹部47,47を設けた構成としている。これら凹部47,47は、凹部47,47の内周面に、表面側透光部材41,41のパネル厚さ方向内方側部位(鍔部44,44)の外周面が略密着するように形成されている。図例では、これら凹部47,47を、パネル厚さ方向に見て略方形状とされた表面側透光部材41,41のパネル厚さ方向内方側部位と略同寸同形状とした例を示している。また、これら凹部47,47のパネル厚さ方向に沿う寸法(深さ寸法)は、各表面側透光部材41,41のパネル厚さ方向内方側部位(鍔部44,44)の厚さ寸法と略寸法とされている。
なお、このスペーサー部材45と一対の表面側透光部材41,41とは、接着剤等によって固定するようにしてもよい。また、一対の表面側透光部材41,41及びスペーサー部材45の両方または一方を、接着剤等によって表面基材20に固定するようにしてもよい。
また、スペーサー部材45のパネル面域方向への移動を抑制するように、芯材10のスペーサー部材45の周囲に枠部材等を設けるようにしてもよい。
また、スペーサー部材45としては、軽量化を図る観点等から発泡ポリスチレンや発泡ウレタン等の発泡系の合成樹脂系材料から形成されたものとしてもよく、または、非発泡系の合成樹脂系材料や、木質系材料、金属系材料等から形成されたものとしてもよい。
上記構成とされた素パネル2に表面仕上シート4を貼着し、建築用パネル材1を表面仕上済パネル9とする際には、例えば、以下のようにしてもよい。
まず、図2(b)、(c)及び図3(c)、(d)に示すように、素パネル2の四周表面21a,21a,22a,22a,24aに、表面仕上シート4を貼着する。
本実施形態では、上記のように素パネル2の一方の側端部のみに溝部3を設けた構成としており、図例では、1枚の表面仕上シート4を、素パネル2の四周表面21a,21a,22a,22a,24aに沿わせて貼着した例を示している。
この表面仕上シート4は、予め素パネル2の四周表面21a,21a,22a,22a,24aの寸法に応じた寸法に調整されたものとしてもよく、または、貼着現場において適宜の寸法に切断等によって調整されたものとしてもよい。また、図2(c)及び図3(d)に示すように、この表面仕上シート4は、素パネル2の一方の側端部において対向される表面仕上シート4の端部5,5(図例では、1枚からなる表面仕上シート4の両側端部5,5)を溝部3に差し込み可能な寸法としてもよい。
また、この表面仕上シート4は、適宜の接着剤によって素パネル2の四周表面21a,21a,22a,22a,24a(及び溝部3の両溝内側面23a,23a)に貼着するようにしてもよい。または、表面仕上シート4の裏面に剥離紙や粘着材が設けられている場合には、剥離紙を剥がして貼着するようにしてもよい。
このように素パネル2の厚さ方向両側の表面21a,21aに表面仕上シート4を貼着すれば、透光部材40のパネル厚さ方向両面が表面仕上シート4に覆われた状態となる。また、表面仕上シート4上には、上記のように切断ガイド7,7が形成される。これら切断ガイド7,7に沿わせるようにして、図1(c)及び図3(c)に示すように、カッター等の切断具8によって表面仕上シート4を切断し、表面仕上シート4の透光部覆い部6,6を除去して、パネル厚さ方向両面において透光部材40を露出させてもよい。
また、図2(c)及び図3(d)に示すように、表面仕上シート4の端部5,5が差し入れられた状態における溝部3に、シート押さえ部材30を挿入し、建築用パネル材1を表面仕上済パネル9とするようにしてもよい。このシート押さえ部材30は、その基部31の外側面が、表面仕上シート4が貼着された建築用パネル材1の一方の側端面と略同一平面状となるように溝部3に挿入するようにしてもよい。
なお、切断ガイド7,7に沿って表面仕上シート4を切断する工程は、少なくとも素パネル2の厚さ方向両側の表面21a,21aに表面仕上シート4を貼着した状態で行えばよく、例えば、シート押さえ部材30を挿入した後等に行うようにしてもよい。
また、このような表面仕上工程は、住居等の建物等の施工現場において行うようにしてもよく、工務店等の施工現場外において行うようにしてもよい。
また、表面仕上済パネル9が建具や可動間仕切を構成し、素パネル2に上記のような収納凹所や加工孔等が設けられている場合には、表面仕上シート4を貼着した後に、当該部位に貼着された表面仕上シート4を切除等するようにしてもよい。
本実施形態に係る建築用パネル材1は、上述のような構成としたことで、表面意匠の選択自由度を向上させながらも、透光部(表面側透光部材41,41のパネル厚さ方向外方側部位)の周囲に見栄え良く表面仕上シート4を貼着することができる。
つまり、建築用パネル材1は、芯材10の四周に薄板状の表面基材20を貼着した構成とされ、かつ表面仕上シート4の貼着が可能なように四周表面21a,21a,22a,22a,24aが易貼着性の下地面とされた素パネル2を備えている。従って、内装の仕上げ段階の際や部分リフォームの際等に、他の内装部位との調和性を見るなどして、表面仕上シート4を選択し、その表面仕上シート4を素パネル2の四周表面21a,21a,22a,22a,24aに容易に貼着することができ、表面意匠の選択自由度を向上させることができる。
また、素パネル2の厚さ方向両側において露出する透光部材40の外周縁43,43に沿って表面仕上シート4の切断が可能なように、上記のように切断ガイド7,7が形成される構成とされている。従って、上記のように表面仕上シート4を貼着した後に切断ガイド7,7に沿って表面仕上シート4を切断し、透光部覆い部6,6を除去することで、厚さ方向両側において透光部材40を露出させることができる。これにより、例えば、表面仕上シート4に透光部材40に応じた開口を予め設けて貼着したり、透光部材40の周囲に複数に分割した表面仕上シート4を貼着したりするようなものと比べて、透光部を構成する透光部材40の周囲に見栄え良くかつ容易に表面仕上シート4を貼着することができる。
また、本実施形態では、切断ガイド7,7を、素パネル2の厚さ方向両側の下地面とされた表面21a,21aよりも透光部材40をパネル厚さ方向両側に突出させて形成された段差によって形成される構成としている。つまり、パネル厚さ方向両側に突出した透光部材40のパネル厚さ方向両面及び素パネル2の厚さ方向両側の表面21a,21aに表面仕上シート4を貼着した状態では、上記段差に沿って切断ガイド7となる段差が形成される。従って、例えば、素パネル2の厚さ方向両側の表面21a,21aよりも透光部材40を凹ませて形成された段差によって切断ガイド7,7が形成される構成と比べて、透光部材40が浮き上がるようになるため、透光部材40の外周縁43,43を明確に示すことができる。また、表面仕上シート4の切断端面や表面基材20の開口部27,27の内周縁が露出し難く、見栄えをより向上させることができる。
また、本実施形態では、透光部材40を、一対の表面側透光部材41,41と、これらを接続するように設けられ、かつパネル厚さ方向に透光可能な構成とされたスペーサー部材45と、を備えた構成としている。従って、厚さの異なる種々の建築用パネル材1に適用したいような場合にも、例えば、一対の表面側透光部材41,41を共通の部品とし、スペーサー部材45の厚さを変更することで対応することができ、汎用性を向上させることができる。
また、本実施形態では、素パネル2を、少なくとも一方の側端部に側端部の長手方向に沿って溝部3が形成されるように、芯材10の四周に薄板状の表面基材20を貼着した構成としている。従って、この溝部3に表面に貼着した表面仕上シート4の端部5,5を差し入れることができ、表面仕上シート4の端部5,5同士が重なり合わせられて端面が見えたりするようなことがなく、表面仕上シート4の端部5,5同士を見栄え良く納めることができる。また、素パネル2のパネル幅方向の少なくとも一方の側端面22a,22aに、パネル厚さ方向両面21a,21aから連続的に表面仕上シート4を貼着することができる。これにより、例えば、側端面専用の表面仕上シート(エッジシート)を貼着する必要があるようなものと比べて、表面仕上済パネル9の少なくとも一方の側端部における厚さ方向両縁部の見栄えを向上させることができる。
また、本実施形態では、建築用パネル材1を、素パネル2の四周表面21a,21a,22a,22a,24aに貼着され溝部3に差し入れられた表面仕上シート4の端部5,5を押さえるように溝部3に挿入されるシート押さえ部材30を備えた構成としている。従って、表面仕上シート4の端部5,5に加工誤差等があるような場合にもシート押さえ部材30によって覆い隠すことができ、見栄えを向上させることができる。換言すれば、表面仕上シート4の端部5,5を精度良く加工する必要性を低減させることができ、表面仕上シート4の加工作業性を向上させることができる。また、このシート押さえ部材30によって表面仕上シート4の端部5,5が復元力等によって溝部3から出てしまうようなことを防止することができる。また、このようなシート押さえ部材30が表面仕上済パネル9のパネル幅方向の側端面に位置することとなるため、例えば、パネルの表裏側に設けた場合と比べて目立ち難くすることができる。
また、本実施形態では、素パネル2の一方の側端部のみに溝部3を設けた構成としている。従って、上述のように、素パネル2の他方の側端面24aに、パネル厚さ方向両面21a,21aから連続的に単一の表面仕上シート4を貼着することができ、表面仕上済パネル9の他方の側端面及び厚さ方向両縁部の見栄えを向上させることができる。
また、本実施形態では、芯材10を枠組みされたものとし、その四周に薄板状の表面基材20を貼着した構成、つまりは、フラッシュパネル状としているので、軽量化を図ることができ、表面仕上シート4の貼着作業性をより向上させることができる。
また、本実施形態では、表面基材20を、薄板状の木質系基材28の表面に、下地面を構成する下地シート29を貼着した構成とし、かつ裏面側に芯材10の角部に応じた折曲溝25,25,25,25を設けた構成としている。従って、下地面となる四周表面21a,21a,22a,22a,24aを構成する下地シート29が素パネル2の角部において連なるように設けられることとなる。これにより、例えば、素パネル2の厚さ方向両面及び幅方向両側側端面のそれぞれを個別に構成する下地シートを貼着したようなものと比べて、角部において段差や隙間等が形成され難くなり、角部における表面仕上シート4の見栄えを向上させることができる。
また、本実施形態では、端部折曲溝26において折り曲げられ、素パネル2の少なくとも一方の側端部において対向される表面基材20の各端部としての溝構成片部23,23を、溝部3の両溝内側面23a,23aを構成するものとしている。つまり、溝部3の両溝内側面23a,23aも下地面となる構成としている。従って、例えば、両溝内側面が表面基材20の切断端面等によって構成されたようなものと比べて、表面仕上シート4が貼着された際における溝部3の開口側両縁部の見栄えを向上させることができる。また、溝部3の両溝内側面23a,23aへの表面仕上シート4の貼着性を向上させることができる。
また、本実施形態では、芯材10の一方の側端部に凹溝14を設け、この凹溝14に、溝部3を形成するように、表面基材20の溝構成片部23,23を差し込んだ構成としている。従って、例えば、芯材10の一方の側端部に凹溝14を設けない構成とした場合と比べて、表面基材20の薄型化を図りながらも溝部3の溝深さ寸法を深くすることができ、また、溝構成片部23,23を凹溝14の両溝内側面に安定的に貼着することができる。
また、本実施形態では、シート押さえ部材30を、素パネル2の溝部3の溝底側に向くように開口した略U字溝形状としている。従って、略U字溝形状を構成するパネル厚さ方向に沿う方向の両側片部32,32を、互いに近接する側へ変形させながら溝部3に挿入することができ、挿入性を向上させることができる。
次に、本発明に係る他の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図5は、第2実施形態に係る建築用パネル材の一例を模式的に示す図である。
なお、上記第1実施形態との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。
本実施形態に係る建築用パネル材1Aの素パネル2Aは、図5(a)に示すように、パネル幅方向両方の側端部に、各側端部の長手方向に沿って溝部3,3が形成されるように、芯材10Aの四周に薄板状の表面基材20A,20Aを貼着した構成とされている。
本実施形態では、芯材10Aの四周を、パネル厚さ方向の両面11,11のそれぞれに沿わせられる2枚の表面基材20A,20Aによって略覆うようにした構成としている。
また、本実施形態では、芯材10Aの両側の側端部に、各側端部の長手方向に沿って上記同様の凹溝14,14を設け、これら凹溝14,14に、溝部3,3を形成するように、表面基材20A,20Aの溝構成片部23,23,23,23を差し込んだ構成としている。
これら表面基材20A,20Aは、互いに同様の構成とされている。これら表面基材20A,20Aは、上記同様、木質系基材28,28の表面に、下地面となる四周表面21a,21a,22a,22a及び溝部3,3の両溝内側面23a,23a,23a,23aを構成する下地シート29,29を貼着した構成とされている。
また、各表面基材20A,20Aは、芯材10Aのパネル厚さ方向の両面11,11に沿わせられる表面側片部21,21と、芯材10Aのパネル幅方向の両側側端面12,12に沿わせられる側端面片部(溝側側端面片部)22,22,22,22と、を備えている。また、各表面基材20A,20Aは、芯材10Aの凹溝14,14に差し込まれる溝構成片部23,23,23,23を備えている。
また、各表面基材20A,20Aの裏面側には、上記第1実施形態と概ね同様、芯材10Aの角部に応じた折曲溝25,25,25,25及び溝構成片部23,23,23,23を折り曲げるための端部折曲溝26,26,26,26が設けられている。
このような構成により、本実施形態では、素パネル2Aの幅方向両方の側端部において対向される各表面基材20A,20Aの各端部としての溝構成片部23,23,23,23を、溝部3,3の両溝内側面23a,23a,23a,23aを構成するものとしている。
また、本実施形態では、図5(c)に示すように、シート押さえ部材30Aの両側の側片部32,32の反対向側面(パネル厚さ方向に沿う方向の外方側に向く面)に、凸部33を設けた構成としている。これら両側の側片部32,32の凸部33,33は、パネル厚さ方向に沿う方向に突出するように設けられている。これら凸部33,33は、シート押さえ部材30Aの全長に亘って凸条となるように設けるようにしてもよく、長手方向に沿って間隔を空けて複数箇所に設けるようにしてもよい。また、図例では、各側片部32,32に、パネル幅方向に沿う方向に間隔を空けて複数の凸部33,33,33,33を設けた例を示している。このような凸部33,33をシート押さえ部材30Aの両側の側片部32,32に設けた構成とすることで、シート押さえ部材30Aの抜けを抑制することができる。
また、本実施形態では、図5に示すように、透光部材40Aを、上記のような鍔部44,44を設けていない一対の表面側透光部材41A,41Aを備えた構成としている。このような構成とすれば、上記第1実施形態に比べて、これら表面側透光部材41A,41Aの簡略化を図ることができる。
これら一対の表面側透光部材41A,41Aは、互いに略同寸同形状とされており、上記第1実施形態において説明した一対の表面側透光部材41,41のパネル厚さ方向外方側部位と同様の構成とされている。つまり、これら一対の表面側透光部材41A,41Aは、素パネル2Aの厚さ方向両側の表面21a,21aよりもパネル厚さ方向外方側に突出する突出部42,42を有した構成とされている。
また、本実施形態では、図5に示すように、透光部材40Aを、上記のような凹部47,47を設けていないスペーサー部材45Aを備えた構成としている。このような構成とすれば、上記第1実施形態に比べて、スペーサー部材45Aの簡略化を図ることができる。
また、本実施形態では、スペーサー部材45Aを、中実とし、パネル厚さ方向に透光可能なように、上記した表面側透光部材41,41と同様の透光性を有する材料から形成されたものとしている。
なお、スペーサー部材45Aのパネル厚さ方向両側に、上記第1実施形態と概ね同様に、一対の表面側透光部材41A,41Aのパネル厚さ方向内方側部位を受け入れる凹部47,47を設けてもよい。このような構成とすれば、上記第1実施形態と同様、スペーサー部材45Aに対する一対の表面側透光部材41A,41Aのパネル面域方向への位置決めを容易に行うことができる。
上記構成とされた素パネル2Aに表面仕上シート4Aを貼着し、建築用パネル材1Aを表面仕上済パネル9Aとする際には、上記と概ね同様、例えば、以下のようにしてもよい。
まず、上記と概ね同様、素パネル2Aの下地面とされた四周表面21a,21a,22a,22a,22a,22aに、表面仕上シート4A,4Aを貼着する。
本実施形態では、上記のように素パネル2Aの両方の側端部に溝部3,3を設けた構成としており、図例では、2枚の表面仕上シート4A,4Aを、素パネル2Aの厚さ方向の両面21a,21aのそれぞれに沿わせて貼着した例を示している。また、各表面仕上シート4A,4Aの両側部位を、素パネル2Aの両側の側端面22a,22a,22a,22aに沿わせて貼着した例を示している。
これら表面仕上シート4A,4Aは、上記と概ね同様、予め素パネル2Aの四周表面21a,21a,22a,22a,22a,22aの寸法に応じた寸法に調整されたものとしてもよく、または、貼着現場において適宜の寸法に切断等によって調整されたものとしてもよい。また、図5(c)に示すように、これら表面仕上シート4A,4Aは、素パネル2Aの両方の側端部において対向される各表面仕上シート4A,4Aの端部5,5,5,5を各溝部3,3に差し込み可能な寸法としてもよい。
このように素パネル2Aの厚さ方向両側の表面21a,21aに表面仕上シート4A,4Aを貼着すれば、透光部材40Aのパネル厚さ方向両面が表面仕上シート4A,4Aに覆われた状態となる。また、表面仕上シート4A,4A上には、上記同様、切断ガイド7,7が形成される。これら切断ガイド7,7に沿わせるようにして、図5(b)に示すように、上記同様、切断具8によって表面仕上シート4A,4Aを切断し、透光部覆い部6,6を除去して、パネル厚さ方向両面において透光部材40Aを露出させてもよい。
また、上記と概ね同様、図5(c)に示すように、シート押さえ部材30A,30Aを挿入し、表面仕上済パネル9Aとするようにしてもよい。
上記構成とされた本実施形態に係る建築用パネル材1Aにおいても、上記した第1実施形態と略同様の効果を奏する。
また、本実施形態では、両方の側端部に各側端部の長手方向に沿って溝部3,3が形成されるように、芯材10Aの四周に薄板状の表面基材20A,20Aを貼着した構成としている。従って、これら両側の溝部3,3に、厚さ方向両側から貼着される表面仕上シート4A,4Aの各端部5,5,5,5を差し入れることができる。これにより、上記第1実施形態において説明したような単一の表面仕上シート4を貼着する態様とした場合と比べて、表面仕上シート4A,4Aの貼着性を向上させることができる。また、例えば、素パネル2Aの厚さ方向両面21a,21a側のそれぞれに沿わせられて貼着される表面仕上シート4A,4Aの色柄等を異ならせたものとすることもでき、表面意匠の選択自由度をより向上させることができる。
なお、上記各実施形態では、建築用パネル材1,1Aを、建具パネルや間仕切パネルとして用いられるものとした例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、建築用パネル材1,1Aを、カウンターパネルとして用いられるものや、収納部を区画する各種のパネル(天板や側板、底板、棚板、仕切板等)として用いられるもの等としてもよい。
また、上記各実施形態では、素パネル2,2Aを、枠組みされた芯材10,10Aの四周に表面基材20,20A,20Aを貼着したいわゆるフラッシュパネル状とした例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、芯材10,10Aを、中実の板状部材からなるものとしてもよい。この場合は、芯材10,10Aに、透光部材40,40Aに応じた開口部を設けるようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、透光部材40,40Aを、一対の表面側透光部材41,41,41A,41Aと、スペーサー部材45,45Aと、を備えた3部材からなるものとした例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、透光部材40,40Aを、2部材または1部材からなるものとしてもよい。
また、上記各実施形態では、素パネル2,2Aの厚さ方向両側の表面21a,21aよりも透光部材40,40Aを突出させて形成された段差によって切断ガイド7,7が形成される構成とした例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、素パネル2,2Aの厚さ方向両側の下地面とされた表面21a,21aよりも透光部材40,40Aを凹ませて形成された段差によって切断ガイド7,7が形成される構成としてもよい。または、例えば、透光部材40,40Aの厚さ方向両側の外周縁43,43に全周に亘って面取り部を設け、この面取り部と素パネル2,2Aの厚さ方向両側の開口部27,27の内周縁とによって形成される環状凹溝によって切断ガイド7,7が形成される構成としてもよい。さらには、透光部材40,40A自体の厚さ方向両面に外周縁43,43に沿うように環状に凸条や凹条を設け、これによって切断ガイド7,7が形成される構成としてもよい。
また、上記各実施形態では、芯材10(,10A)のパネル幅方向一方(または両方)の側端部に、凹溝14(,14)を設けた構成としている。また、凹溝14(,14)に、溝部3(,3)を形成するように、表面基材20(,20A,20A)の溝構成片部23,23を差し込んだ構成としているが、このような態様に限られない。例えば、このような凹溝14(,14)を設けずに、端部折曲溝26,26において折り曲げられ、素パネル2の少なくとも一方の側端部において対向される表面基材20の各端部としての溝構成片部23,23を、溝部3の両溝内側面23a,23aを構成するものとしてもよい。つまりは、端部折曲溝26,26において折り曲げられた溝構成片部23,23の先端面が芯材10(,10A)の側端面12に当接される構成とされたものとしてもよい。
さらには、このような端部折曲溝26や溝構成片部23を設けた態様に代えて、素パネル2(,2A)の少なくとも一方の側端部において対向される表面基材20(,20A,20A)の各端面が溝部3(,3)の両溝内側面を構成する態様としてもよい。この場合は、表面基材20(,20A,20A)の各端面も下地面となるように、上記したような適宜の表面処理が施されたものとしてもよい。つまりは、種々の態様によって、素パネル2(,2A)のパネル幅方向の少なくとも一方の側端部に設けられた溝部3(,3)の両溝内側面も、表面仕上シートの貼着が可能なように易貼着性の下地面としてもよい。
また、上記各実施形態では、表面基材20,20Aを、薄板状の木質系基材28の表面に下地シート29を貼着した構成とし、かつ裏面側に芯材10,10Aの角部に応じた折曲溝25,25,25,25を設けた構成とした例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、素パネル2,2Aの厚さ方向両面及び幅方向両側側端面のそれぞれを個別に構成する下地シートを貼着したような態様としてもよい。さらには、芯材10,10Aのパネル厚さ方向の両面11,11及びパネル幅方向の両側側端面12,12のそれぞれに個別に表面基材を貼着したような態様としてもよい。この場合は、適宜、必要に応じて、素パネル2,2Aの四周表面が易貼着性の下地面となるように上記したような表面処理を施すようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、シート押さえ部材30,30Aの両側の側片部32,32を、互いに平行状とした例を示しているが、例えば、これら両側の側片部32,32を、溝部3の溝底側に向かうに従い互いに近接するように傾斜するテーパ状に設けてもよい。
また、シート押さえ部材30,30Aとしては、略U字溝形状(略C字溝形状、略コ字溝形状)とされたものに限られず、多角柱棒状や丸棒状等とされたものとしてもよい。
また、上記各実施形態では、シート押さえ部材30,30Aを、表面仕上シート4,4Aの端部5,5が差し入れられた状態における溝部3内に全体が収容される形状とした例を示しているが、一部がパネル幅方向に突出するような形状とされたものとしてもよい。この場合は、シート押さえ部材30,30Aの少なくともこの突出部位を、緩衝性を有したものとしてもよい。また、例えば、シート押さえ部材30,30Aを、パネル幅方向外方側に開口する略U字溝形状(略C字溝形状、略コ字溝形状)とし、その開口側両側縁部に溝部3の開口両縁に沿わせられる鍔部を設けたような形状とされたものとしてもよい。または、シート押さえ部材30,30Aを、角柱棒状部のパネル幅方向外方側の厚さ方向両側縁部に上記同様の鍔部を設けたような形状とされたものとしてもよい。さらには、上記突出部位が中空形状等とされたものとしてもよい。
また、このようなシート押さえ部材30,30Aを設けないようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、素パネル2(,2A)を、一方(または両方)の側端部に該側端部の長手方向に沿って溝部3(,3)が形成されるように、芯材10(,10A)の四周に薄板状の表面基材20(,20A,20A)を貼着した構成とした例を示しているが、このような溝部3(,3)を設けない構成としてもよい。
1,1A 建築用パネル材
2,2A 素パネル
10,10A 芯材
20,20A 表面基材
21a パネル厚さ方向の表面(下地面)
22a パネル幅方向の側端面(下地面)
24a パネル幅方向の側端面(下地面)
40,40A 透光部材
41,41A 表面側透光部材
43 外周縁
45,45A スペーサー部材
4,4A 表面仕上シート
7 切断ガイド

Claims (3)

  1. 芯材の四周に薄板状の表面基材を貼着した構成とされ、かつ表面仕上シートの貼着が可能なように四周表面が易貼着性の下地面とされた素パネルと、該素パネルの厚さ方向両側において露出するように設けられた透光部材と、を備えており、
    前記素パネルの厚さ方向両側において露出する前記透光部材の外周縁に沿って前記表面仕上シートの切断が可能なように、前記素パネルの四周表面に前記表面仕上シートが貼着された状態で、該透光部材の外周縁に沿う切断ガイドが形成されることを特徴とする建築用パネル材。
  2. 請求項1において、
    前記切断ガイドは、前記素パネルの厚さ方向両側の下地面よりも前記透光部材をパネル厚さ方向両側に突出させて形成された段差によって形成されることを特徴とする建築用パネル材。
  3. 請求項1または2において、
    前記透光部材は、前記素パネルの厚さ方向両側においてそれぞれが露出するようにパネル厚さ方向に離間して配される一対の表面側透光部材と、これら一対の表面側透光部材を接続するように設けられ、かつパネル厚さ方向に透光可能な構成とされたスペーサー部材と、を備えていることを特徴とする建築用パネル材。
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