JP2008175015A - 採光扉 - Google Patents

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Abstract

【課題】 額縁が不要であるため、構造が簡単であり、通常の加工精度で十分に加工でき、従来の採光扉に必ず必要とされたパッキンを必要とせず、組立作業性に優れ、採光扉表面からの額縁等の突出部がなく、透光性部材の突出も極めて少ないので、引き戸にも使用可能で、強度耐久性にも優れ、さらには、デザインの広がりと自由度が向上し、しかも、リフォ−ムやメンテナンスに際して、透光性部材を極めて簡単に新しく取り替えることが可能な採光扉を安価に提供することを課題とする。
【解決手段】 基材の両面に化粧材が貼着された所定の巾、高さ、厚みからなるパネル本体の開口部に透光性部材を設けた採光扉であって、該透光性部材の側面に係止手段を設けるようにした。
【選択図】 図3

Description

本発明は、住宅等の建築物に使用される開戸、引き戸等に用いられる採光タイプの扉に関する。
従来、建築物に使用される採光タイプの開戸、引き戸等においては、採光部の構造として、図9に示すように、芯組材の表面裏面に化粧材52が貼着されたパネル53に開口部Kを設け、該開口部周縁に芯材Sを取り付け、縦方向と横方向の額縁Gをパネル53の開口部周縁の芯材Sに、パネル53の表面裏面の両面から取り付け、前記額縁Gで、パネル53の表面裏面の両面から透光性部材Qを挟持するようにして取り付けた構造を有する採光扉51が用いられてきた。
この構造の採光扉51においては、額縁Gを開口部周縁の芯材Sに取り付ける際の作業が煩雑で作業性に劣り、また、額縁Gが採光扉51の表面から突出するので、開戸としては使用することができるが、引き戸となると、開閉操作中において、額縁Gどうしが接触し易く、使いづらいものであった。
そこで、額縁を用いずに、表裏から接合した枠体を用いて、該枠体の内周面に設けられた溝に直にガラス板の端部を嵌合し挟持する窓枠構造が従来から開示されており、額縁の突出といった従来の問題点は解消する。しかしながら、枠体どうしを表裏から接合しただけであるので十分な強度保持が困難であり、枠体どうしの接合と、透光性部材の端部を枠体内周面の溝へ嵌合し挟持するといった煩雑な作業を要し、作業性の観点から見て困難な作業を伴い、強度耐久性に劣るのみならず、コスト的にも不利なものとなっていた。
そこで、この点を解決し、従来のような額縁を不要とし、面部と縁部を一平面となるように一体形成してなり、出っ張りの無い美観に優れた外観を有し、強度耐久性に優れた採光ドアを実現するために、採光ドアに開口部を設け、開口部内周面に芯材を配置し、さらに該芯材の内周縁に開口部内周面を形成する縁部を採光ドアの表裏から対向面どうしを当接させるようにして設け、面部と縁部の外面が一平面となるように一体形成し、前記縁部の対向面を当接して形成される縁部の内周面に透光性部材の厚みと略等しい嵌合溝を形成する切欠部を設け、透光性部材の外周縁を嵌合溝に嵌合した構成を有する採光ドアの記載がある。(例えば、特許文献1参照)。
実用新案登録第2526552号公報(第1−4頁、第1−3図)
ところで、上記従来技術のなかで、額縁タイプにおいては、額縁を開口部周縁の芯材に取り付ける際の作業が煩雑で作業性に劣り、また、額縁が採光扉の表面から大きく突出するので、開戸としては使用することができるが、引き戸となると、開閉操作中において、額縁どうしが接触し易く、使いづらいものであった。
また、額縁を用いずに枠体を用い、該枠体内周面に設けられた溝に直にガラス板等の透光性部材の端部を嵌合挟持する構造においては、枠体の突出といった従来の問題点は解消するが、枠体どうしを表裏から接合しただけであるので十分な強度保持が困難で、しかも、枠体どうしの接合と透光性部材の端部を枠体内周面に設けられた溝へ嵌合挟持する構造ゆえ、作業が煩雑で作業性に劣り、強度耐久性に劣るのみならず、コスト的にも不利なものとなっていた。さらに、開口部内周面に化粧を施さないと、開口部内周面の下地芯材が外部から見えるので、化粧が必要となり、作業性、コスト、美感上に問題があった。
また、上記実用新案登録第2526552号公報に開示されている従来技術にあっては、前記面部と縁部の外面が一平面となるように一体形成し、前記縁部の対向面を当接して形成される縁部の内周面に透光性部材の厚みと略等しい厚みの嵌合溝を形成する切欠部を設け、透光性部材の外周縁端部を嵌合溝に嵌合させる構成であるため、構造が複雑で、組立作業が煩雑で、作業性に劣り、コスト的にも不利なものとなっていた。
また、上記従来技術による採光タイプの扉においては、いずれも、その採光のための開口部がパネル本体の端部周縁木口面にまで開口しておらず、扉の端部周縁木口面にまで採光部を有する構造のものがなく、採光扉のデザイン、意匠性にとって限定されたものであり、採光扉の採光部を扉の端部周縁木口面の位置にまでもってくることによるデザインの広がりと自由度の向上、さらには、そのことによる意匠性の向上という観点では従来の採光扉には限界があった。
しかも、上記いずれの従来技術においても、部屋のリフォ−ムに際して、採光扉の透光性部材の色柄等を変更してデザインも新しくしたいユ−ザ−にとっては、透光性部材のみを取り替えることが極めて困難であり、また別途採光扉そのものを新しく取り替える必要があった。また、前記透光性部材が破損したり、古くなって新しくリニュ−アルしたいユ−ザ−にとっても同様の問題点があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、額縁が不要であるため、構造が簡単であり、通常の加工精度で十分に加工でき、従来の採光扉に必ず必要とされたパッキンを必要とせず、組立作業性に優れ、採光扉表面からの額縁等の突出部がなく、透光性部材の突出も極めて少ないので、引き戸にも使用可能で、強度耐久性にも優れ、さらには、デザインの広がりと自由度が向上し、しかも、リフォ−ムやメンテナンスに際して、透光性部材を極めて簡単に新しく取り替えることが可能な採光扉を安価に提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の本発明の採光扉は、基材の両面に化粧材が設けられた所定の幅、高さ、厚みからなるパネル本体に開口部が設けられ、該開口部に透光性部材を設けた採光扉であって、前記開口部の側面と透光性部材の側面が接する箇所に係止手段が設けられていることを特徴としている。
このような構成を有する本発明によれば、透光性部材を取り付けるための額縁が不要となり、構造が簡単で、額縁を用いないので額縁等による出っ張りがなく、引き戸等にも使用できる。また、構造がシンプルなゆえ、強度耐久性にも優れた安価な採光扉が可能となる。
請求項2に記載の本発明の採光扉は、請求項1に記載の採光扉において、前記基材が密実構造又はフラッシュ構造からなる基材であり、前記係止手段が前記透光性部材及び開口部の側面に設けられた突部と該突部に係合する凹部であることを特徴としている。
このような構成を有する本発明によれば、透光性部材を取り付けるための額縁が不要となり、構造が簡単で、額縁を用いないので額縁等による出っ張りがなく、引き戸等にも使用できる。また、構造がシンプルなわりには強度耐久性に優れ安価な採光扉が可能となる。また、係止手段に係る構造も、前記透光性部材及び開口部の側面に設けられた突部と該突部に係合する凹部であるというように、構造がシンプルであるので、製造作業性にも優れ強度耐久性にも優れ、安価な採光扉が可能となる。
請求項3に記載の本発明の採光扉は、請求項1又は請求項2のいずれかに記載の採光扉において、前記パネル本体の開口部が、パネル本体の端部周縁木口面から開口部長手方向をパネル本体の表裏面に平行にして前記パネル本体の厚み方向にのみ貫通して設けられ、パネル本体の端部周縁木口面と表面及び裏面の三方に開口しており、前記パネル本体の開口部の表面裏面の開口形状及び寸法が、前記透光性部材の平面視形状及び寸法に見合う形状及び寸法であり、前記端部周縁木口面の開口部の形状及び寸法が前記透光性部材の断面視形状及び寸法に見合う形状及び寸法であり、前記係止手段が、前記透光性部材の側面の長手方向に設けられた突条部又は凹条部と、これに係合する前記開口部の側面に設けられた突条部又は凹条部であり、透光性部材がパネル本体の端部周縁木口面の開口部からパネル本体の表裏面に平行に透光性部材及び開口部の長手方向に沿って着脱自在に嵌挿されて構成されていることを特徴としている。
このような構成を有する本発明によれば、透光性部材をパネル本体の端部周縁木口面の開口部からパネル本体の表裏面に平行に透光性部材及び開口部の長手方向に沿って嵌挿するのみで透光性部材を取り付けできるので、採光扉の組立時の作業性に極めて優れたものとなる。また、このようにして嵌挿させるのみで取り付け取り外しできるので、リフォ−ムやメンテナンスに際して、透光性部材を極めて簡単に新しく取り替えることが可能となる。
請求項4に記載の本発明の採光扉は、請求項1に記載の採光扉において、前記基材が密実構造又はフラッシュ構造からなる基材であり、前記パネル本体の開口部が、パネル本体の表面から裏面に厚み方向にのみ貫通し、パネル本体の表面と裏面の二方にのみ開口して設けられ、前記パネル本体の開口部の表面裏面の開口形状及び寸法が、前記透光性部材の平面視形状及び寸法に見合う形状及び寸法であり、前記係止手段が、前記透光性部材の側面及び開口部の側面の少なくともいずれか一方に設けられた凹部又は凹条部であり、パネル本体の厚みと略等しい厚みを有する透光性部材が、前記パネル本体の表面又は裏面側からパネル本体の厚み方向に着脱自在に嵌挿されて構成されていることを特徴としている。
このような構成を有する本発明によれば、前記パネル本体の表面又は裏面側からパネル本体の厚みと略等しい厚みを有する透光性部材をパネル本体の厚み方向に嵌挿するのみで、透光性部材を取り付けできるので、採光扉の組立時の作業性に極めて優れたものとなる。また、このようにして嵌挿させるのみで取り付け取り外しできるので、リフォ−ムやメンテナンスに際して、透光性部材を極めて簡単に新しく取り替えることが可能となる。
請求項5に記載の本発明の採光扉は、請求項1〜4のいずれかに記載の採光扉において、前記透光性部材が半透明体であることを特徴としている。
このような構成を有する本発明によれば、前記透光性部材が半透明体であるので、開口部側面に化粧を施さなくても開口部側面の下地芯材が外部からは見えない。また、透光性部材の側面に接着手段を用いて透光性部材を固着させても、開口部側面の接着剤等が外部からは見えない。従って、開口部側面に特別な化粧を施す必要がなく、化粧が不要な分だけ作業性とコスト的にも優れ、さらに美観にも優れたものとなる。
請求項1に記載の発明によれば、透光性部材を取り付けるための額縁が不要となり、構造が簡単で、額縁を用いないので額縁等による出っ張りがなく、引き戸等にも使用できる。また、構造がシンプルなゆえ、強度耐久性にも優れた安価な採光扉が可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、透光性部材を取り付けるための額縁が不要となり、構造が簡単で、額縁を用いないので額縁等による出っ張りがなく、引き戸等にも使用できる。また、構造がシンプルなわりには強度耐久性に優れ安価な採光扉が可能となる。また、係止手段に係る構造も、前記透光性部材及び開口部の側面に設けられた突部と該突部に係合する凹部であるというように、構造がシンプルであるので、製造作業性にも優れ強度耐久性にも優れ、安価な採光扉が可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、透光性部材をパネル本体の端部周縁木口面の開口部からパネル本体の表裏面に平行に透光性部材及び開口部の長手方向に沿って嵌挿するのみで透光性部材を取り付けできるので、採光扉の組立時の作業性に極めて優れたものとなる。また、このようにして嵌挿させるのみで取り付け取り外しできるので、リフォ−ムやメンテナンスに際して、透光性部材を極めて簡単に新しく取り替えることが可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、前記パネル本体の表面又は裏面側からパネル本体の厚みと略等しい厚みを有する透光性部材をパネル本体の厚み方向に嵌挿するのみで、透光性部材を取り付けできるので、採光扉の組立時の作業性に極めて優れたものとなる。また、このようにして嵌挿させるのみで取り付け取り外しできるので、リフォ−ムやメンテナンスに際して、透光性部材を極めて簡単に新しく取り替えることが可能となる。
請求項5に記載の発明によれば、前記透光性部材が半透明体であるので、開口部側面に化粧を施さなくても開口部側面の下地芯材が外部からは見えない。また、透光性部材の側面に接着手段を用いて透光性部材を固着させても、開口部側面の接着剤等が外部からは見えない。従って、開口部側面に特別な化粧を施す必要がなく、化粧が不要な分だけ作業性とコスト的にも優れ、さらに美観にも優れたものとなる。
本発明の採光扉の実施形態の一例の詳細を図面に従って説明する。図1は本発明の採光扉の第一実施形態を示す正面図である。図2は図1におけるA−A線断面図を示し、(イ)は基材が密実構造の基材である例を示す。(ロ)は基材が芯組材からなるフラッシュ構造の基材の例を示す。図3は第一実施形態における透光性部材4の取り付け方法を示し、(イ)は斜視図を示し、基材は密実構造又はフラッシュ構造の例である。(ロ)は基材が芯組材からなるフラッシュ構造の基材の例を示す一部切欠正面図である。図4は本発明の採光扉の第二実施形態を示す正面図である。図5は図4におけるB−B線断面図及びC−C線断面図で、(イ)は基材が密実構造の基材の例を示す。(ロ)は基材が芯組材からなるフラッシュ構造の基材の例を示す。図6は第二実施形態における透光性部材の取り付け方法を示し、(イ)はその斜視図を示し、(ロ)は透光性部材の箇所における縦断面図を示す。図7は本発明の透光性部材の詳細を示し、(イ)は第一実施形態の例を示す斜視図と横断面図である。(ロ)は第二実施形態の例を示す斜視図と縦断面図である。図8は本発明の透光性部材と採光扉のバリエーションの例を示す模式図である。(イ)は第一実施形態の透光性部材のバリエーションの例を示す横断面図である。(ロ)は第一実施形態の採光扉のバリエーションの例を示す正面図である。(ハ)は第二実施形態の透光性部材のバリエーションの例を示す斜視図である。(ニ)は第二実施形態の採光扉のバリエーションの例を示す正面図である。
本発明の採光扉1は、基材5の両面に表面化粧材3が設けられており、所定の幅、高さ、厚みからなるパネル本体2に開口部8が設けられ、該開口部8の側面8aと透光性部材4の側面4aとが接する箇所に係止手段9が設けられて構成されている。
また、本発明の採光扉1のパネル本体2を構成する基材5は、密実構造の芯材6a又はフラッシュ構造の芯材6bから構成されている。
また、前記係止手段9は、前記透光性部材4の側面4a及び開口部の側面8aに設けられた突部Tと該突部Tに係合する凹部Uである。すなわち、透光性部材の側面4aに突部Tを設け開口部側面8aにこれと係合する凹部Uが設けられているか、又は、透光性部材の側面4aに凹部Uを設け開口部側面8aにこれと係合する突部Tが設けられているかのいずれかである。
また、係止手段9に係る構造をさらにシンプルなものとすることもできる。すなわち、透光性部材の側面4aに凹部Uを設け開口部側面8aには突部も凹部も設けない構造も可能である。また、逆に、開口部側面8aに凹部Uを設け透光性部材の側面4aには突部も凹部も設けない構造も可能である。以下さらに詳細に述べる。
先ず、図1〜図3において、本発明の採光扉1の第一実施形態の詳細を説明する。本発明の採光扉1の第一実施形態は、密実構造の芯材6aを基材5とするか又はフラッシュ構造の芯材6bを組み合わせて芯組材7を構成して作製されたものを基材5とする。このようにして作製された基材5の表裏両面に表面化粧材3を貼着してパネル本体2が作製されている。該パネル本体2の所定の箇所に開口部8が設けられている。
図1に示すように、第一実施形態における開口部8は、本例では、前記パネル本体2の端部周縁木口面に開口し、該開口部長手方向をパネル本体2の表面2a、裏面2bに平行にして設けられている。すなわち、パネル本体2を正面から見て、パネル本体2の縦方向(高さ方向)又は横方向(幅方向)に細長い形状として設けられている。本例では縦方向(高さ方向)に細長い形状として設けられている。パネル本体2の厚み方向にのみ貫通して設けられ、パネル本体2の端部周縁木口面2cと表面2a及び裏面2bの三方に開口している。
また、パネル本体2の開口部8の表面裏面の開口形状及び寸法が前記透光性部材4の平面視形状及び寸法に見合う形状及び寸法とされている。すなわち、前記開口部8の正面視形状及び寸法は、透光性部材4の正面視形状、及び寸法と見合う形状、及び寸法となるように構成されている。
また、前記パネル本体2の端部周縁木口面2cにおける開口部8の開口形状及び寸法が前記透光性部材4の横断面形状及び寸法に見合う形状及び寸法とされている。
また、本発明の採光扉1の、前記係止手段9は、前記透光性部材4の側面4a及び開口部の側面8aに設けられた突条部T1と該突条部T1に係合する凹条部U1である。すなわち、透光性部材の側面4aに突条部T1を設け開口部側面8aにこれと係合する凹条部U1が設けられているか、又は、透光性部材の側面4aに凹条部U1を設け開口部側面8aにこれと係合する突条部T1が設けられているかのいずれかである。それらが互いに係合し係止するように構成されている。
また、透光性部材4はパネル本体2の端部周縁木口面2cの開口部8からパネル本体2の表面2a、裏面2bに平行にして、透光性部材4と開口部8の長手方向に沿って着脱自在に嵌挿されて構成されている。
前記開口部8は本例においては、図1に一例を示すように、パネル本体2の下方の端部周縁木口面2cからパネル本体2の上方へ向けて、正面視、細長い形状で先端が半円形状の開口部8が設けられている。該開口部8はパネル本体2の厚み方向に貫通して設けられており、前記先端部の半円形形状の箇所はパネル本体2の高さ方向(長手方向)を貫通していない。また、前記先端部の形状は本例に示す半円形形状に限定されるものでなく、半円形以外に、例えば、半楕円形形状、角形形状、先端の尖った三角形状、その他の形状であっても良いものとする。
図2において、図1のA−A線断面図を示す。密実構造の芯材6a又はフラッシュ構造の芯材6bの表裏面の両面に表面化粧材3が貼着されてパネル本体2が構成され、透光性部材4の横断面における断面形状、断面寸法に見合う断面形状と断面寸法を有する開口部8に前記透光性部材4が設けられている。また、特にフラッシュ構造からなるパネル本体2の場合は、フラッシュ構造の芯材6bの設けられている箇所に前記開口部8を設けるようにすることが必要である。
図3において、第一実施形態の透光性部材4の取付方法を示す。図3の(イ)は基材5が密実構造又はフラッシュ構造の場合の斜視図を示す。図3の(ロ)は基材5が芯組材からなるフラッシュ構造の場合を示すが、密実構造の基材であっても基本は同様である。第一実施形態における透光性部材の取り付けは、本例では、開口部8は、パネル本体2の下方の端部周縁木口面2cとパネル本体表面2aと裏面2bの三方に開口しており、端部周縁木口面2cに開口している箇所から透光性部材4を本例では上方へ向けて差し込むようにして嵌挿して透光性部材4をパネル本体2の開口部8に取り付ける。本例では、開口部の左右両側面8a及びこれと接する透光性部材の左右両方の側面4aに係止手段9が設けられている。そして、透光性部材4が正面視縦方向に細長く先端が半円形形状を有しており、透光性部材4の左右両方の側面4aに突条部T1が形成され、これと係合する凹条部U1が開口部の左右の側面8aに形成されており、それらが互いに係合し、透光性部材4がパネル本体2の開口部8に係止される構成とされている。このようにして、前記係止手段9が構成されている。前記突条部T1は本例では左右に設けられた各一条の突条部T1である。
前記パネル本体2の木口面の開口部8は、本例に示すように、パネル本体2の下方の端部周縁木口面2cに限定されるものではなく、パネル本体2の四つの端部周縁木口面2cのいずれであってもよいものとする。本発明の透光性部材4の1個に対して開口部8は1箇所であり、透光性部材4の個数に相当する箇所の個数だけ開口部8が設けられている。従って、透光性部材4が複数個設けられる場合は開口部も複数箇所設けられる。開口部8が複数箇所である場合は、開口部が設けられる端部周縁木口面2cは、一面でも良いし、また、一面以外に二面、三面、四面であってもよいものとする。また、前記開口部8は一つの端部周縁木口面2cに対して1箇所以上あっても、勿論よいものとする。
そして、透光性部材4の横断面形状は、本例で示すものは、四角形の左右両辺に突起を設けた形状を有している。さらに、本例では、開口部8の左右両側面8aに、透光性部材4の前記突部T(又は突条部T1)に見合う形状寸法を有する凹部U(又は凹条部U1)が設けられている。該凹部Uは本例では左右に設けられた各一条の凹条部U1である。
パネル本体2の下方の端部周縁木口面2cに開口している開口部8に透光性部材4を嵌挿させる時、前記透光性部材4の側面4aに設けられた突条部T1が開口部側面8aに設けられた凹条部U1に嵌合しながら嵌挿される仕組みとされている。
また、透光性部材4が古くなって新しいものに交換したり、また、部屋のリフォームの際、透光性部材4の色調を変えて扉デザインをリニューアルしたい時、透光性部材4を嵌挿させて取り付けた手順と逆の手順に従えば、簡単に取り替えることができる。本発明の透光性部材4は着脱自在であり、リフォ−ムやメンテナンスに際して、透光性部材4を極めて簡単に新しく取り替えることが可能となる。
透光性部材4の厚みはパネル本体2の厚みと略等しいか又は若干でもパネル本体2の厚みよりも厚くするとよい。パネル本体2の表面から約0.1〜0.5mm程度出ているほうが仕上がり性にとって好適である。透光性部材4がパネル本体2の厚みより薄いとパネル本体2に形成されている開口部8の側面8aが外部に露出し、見た目の外観的に劣るものとなる。さらに、透光性部材4の前記パネル本体2の表面からの前記突出部の角部に図示しないが面取り加工等を施しておくと、手触りも良く、また、見た目の外観的にも優れたものとなる。
また、透光性部材4を開口部8に嵌挿させる際、透光性部材4を固着させるために接着剤を用いてもよい。この場合は前記したリフォーム時の透光性部材4のリニューアルはできない。しかし、透光性部材4の固定力の長期安定性はさらに向上する。使用する接着剤は透光性部材4と基材5の両方に接着性を有するものであればよく、一例として、透光性部材4がアクリル樹脂成型体からなり、基材5が木質基材である場合、前記接着剤として、例えば、ウレタン樹脂系接着剤を好適なものの一つとして例示できる。
また、前記透光性部材4が全くの透明体でなく半透明体であれば、開口部側面の芯材が外から見えにくく、外観が向上するばかりでなく、前記接着剤が外から目視されないので、目立つことがなく、見た目の外観的にもさらに向上したものとなる。
ここで、本発明の採光扉1に用いる各部材の材料について述べる。芯材6はラワン、ジョンコン、メランティー、などの南洋材の広葉樹材で合板等に用いられている材が比較的安価で入手し易い。表面化粧材3は、例えば、厚み約3mm〜9mm程度の合板や中比重繊維板の表面に、ナラ、ケヤキ、桧、チーク、紫檀、黒檀等の天然銘木を厚み約0.2〜3.0mm程度に薄くスライサー又はハーフロータリーレースで剥いて作製された突板や単板を接着剤を介して貼着して作製した化粧貼り合板や化粧貼りボード等が用いられる。または、前記銘木の突板や単板の代わりに、厚み約0.2mm程度の薄い塩ビ樹脂シート、オレフィン樹脂シートの表面に銘木の木目柄の印刷を施した樹脂化粧シートが用いられる。また、薄葉紙等の紙基材の表面に銘木の木目柄の印刷を施した木目化粧紙等が用いられる。
透光性部材4は透明又は半透明で着色又は無色のアクリル樹脂成型体、ポリカーボネート樹脂成型体、塩ビ樹脂成型体、ポリエステル樹脂成型体の他、板ガラス等が用いられる。
図4〜図6において、本発明の採光扉の第二実施形態の詳細を説明する。本発明の採光扉1の第二実施形態は、密実構造の芯材6aを基材5とするか又はフラッシュ構造の芯材6bを組み合わせて芯組材7を構成して作製されたものを基材5とする。このようにして作製された基材5の表裏両面に表面化粧材3を貼着してパネル本体2が作製されている。該パネル本体2の所定の箇所に開口部8が設けられている。
図4に示すように、第二実施形態における開口部8は、本例では、図4に一例を示すように、前記パネル本体2の端部周縁木口面2cでなく、端部周縁木口面2cから所定の寸法だけ離れた位置でパネル本体2の表面から裏面に貫通して設けられている。本例では、パネル本体2の表面で正面視円形形状の開口部8がパネル本体2の縦方向(高さ方向)に3個、所定間隔をあけて設けられている。このように、本発明の第二実施形態の採光扉1は、開口部が二方向のみである。すなわち、パネル本体2の表面2aと裏面2bの二方向のみである。すなわち、第二実施形態では、パネル本体2の端部周縁木口面2cには開口部は存在しない。
前記開口部8は、前記透光性部材4の平面視形状、寸法と見合う形状、寸法を有する開口部8である。また、透光性部材4の厚みはパネル本体2の厚みと略等しい厚みとされている。
図5において、図4のB−B線断面図及びC−C線断面図を示す。密実構造の芯材6a又はフラッシュ構造の芯材6bの表裏面両面に表面化粧材3が貼着されてパネル本体2が構成され、透光性部材4の平面視形状及び寸法に見合う形状及び寸法を有する開口部8がパネル本体2の表面2aから裏面2bに貫通するように設けられている。このような開口部8に前記透光性部材4が設けられている。また、特にフラッシュ構造からなるパネル本体2の場合は、フラッシュ構造の芯材6bが設けられている箇所に前記開口部8を設けるようにすることが必要である。
また、第二実施形態における係止手段9は、前記透光性部材の側面4a及び開口部の側面8aの少なくともいずれか一方に設けられた凹部U又は凹条部U1(本例では凹条部U1)である。そして、パネル本体2の厚みと略等しい厚みを有する透光性部材4が、前記パネル本体2の表面2a又は裏面2b側から、パネル本体2の厚み方向に着脱自在に嵌挿されて構成されている。
図6において、第二実施形態の透光性部材4の取付方法を示す。基材5が密実構造であっても、また、フラッシュ構造であっても基本は同様である。第二実施形態における透光性部材4の取り付けは、本例では、開口部8は、前記パネル本体2の端部周縁木口面2cでなく、端部周縁木口面2cから所定の寸法だけ離れた位置で、パネル本体2の表面2aから裏面2bに貫通して設けられている。本例では、パネル本体2の表面で正面視円形形状の開口部8がパネル本体2の縦方向(高さ方向)に3個、所定間隔をあけて設けられている。
前記開口部8は、本例に示すような正面視円形以外の形状であっても勿論良いものとする。円形、以外に楕円形、矩形、多角形、又はそれら以外の形状であってもよいものとする。また、前記開口部8の個数も本例に示すように3個に限定されるものではなく、1個以上であればよい。また、パネル本体2の表面における開口部8の位置は、前記パネル本体2の端部周縁木口面2cでなく、端部周縁木口面2cから所定の寸法だけ離れた位置であれば任意の位置で良いものとする。
第二実施形態における係止手段9は、透光性部材4の側面4a及び開口部8の側面8aの少なくともいずれか一方に設けられた凹部U又は凹条部U1である。透光性部材4の側面4a及び開口部8の側面8aの両方に凹部U又は凹条部U1を設ける構成か、又は、透光性部材4の側面4aに凹部U又は凹条部U1を設け開口部8の側面8aにはそれらを設けない構成か、又は、開口部8の側面8aに凹部U又は凹条部U1を設け透光性部材4の側面4aにはそれらを設けない構成か、のいずれかである。
パネル本体2の表面2a及び裏面2bに開口している開口部8から透光性部材4をパネル本体2の厚み方向へ向けて差し込むようにして嵌挿して透光性部材4をパネル本体2の開口部8に取り付ける。本例では、透光性部材4が正面視円形形状を有する円筒状体であり、該円筒状体の側面に凹部U(本例では凹条部U1)が設けられている。すなわち、本例では透光性部材4の側面4aの円筒状体をぐるりと一周する凹状部U1である。本例では開口部8はパネル本体2の表面2a及び裏面2bに円形形状で開口し、表面2aから裏面2bまで貫通しており、貫通する開口部8である。該開口部8の側面8aには、本例では特に凹部Uや凹条部U1は設けられていない。
透光性部材4の側面4aと開口部側面8aの芯材6との間に働く摩擦力が適当な大きさで働くように開口部8の寸法を適宜に設定して、嵌入する際、ゆるすぎず、また、固すぎず丁度良い程度に設定すればよい。また、前記凹条部U1に接着剤を施しておくと透光性部材4の固定力の長期耐久性能が向上する。接着剤としては、アクリル樹脂系、ウレタン樹脂系等が好適に用いられる。しかし、接着剤を施すと、リフォーム時やリニューアル時に透光性部材4を取り外すことが困難になる。
すなわち、前記接着剤を使用しない場合は、透光性部材4が古くなって新しいものに交換したり、また、部屋のリフォームの際、透光性部材4の色調を変えて扉デザインをリニューアルしたい時、透光性部材4を嵌挿させて取り付けた手順と逆の手順に従えば、簡単に取り替えることができる。本発明の透光性部材4は、接着剤を使用しない場合、着脱自在であり、リフォ−ムやメンテナンスに際して、透光性部材4を極めて簡単に新しく取り替えることが可能となる。この点は第二実施形態の場合も第一実施形態の場合と同様である。
透光性部材4の厚みはパネル本体2の厚みと略等しいか又は若干でもパネル本体2の厚みよりも厚くするとよい。パネル本体2の表面から約0.1〜0.5mm程度出ているほうが仕上がり性にとって好適である。透光性部材4がパネル本体2の厚みより薄いとパネル本体2に形成されている開口部8の側面8aが外部に露出し見た目の外観的に劣るものとなる。さらに、パネル本体2の表面2aからの透光性部材4の突出部の角部に面取り加工等を施しておくと、手触りも良く、また、見た目の外観的にも優れたものとなる。
また、上記したように、透光性部材4を開口部8に嵌挿させる際、透光性部材4を固着させるために接着剤を用いる場合は、透光性部材4の側面4aや開口部側面8aに設けられた凹部Uや凹条部U1に接着剤を設けるとよい。
また、前記透光性部材4が全くの透明体でなく半透明体であれば、開口部側面8aの芯材6が外部から見えにくくなる。さらに、前記接着剤も外部から目視しにくくなるので、目立つことがなく見た目の外観的にもさらに向上したものとなる。この点も第一実施形態と同様である。
また、第二実施形態における採光扉1に用いる各部材の材料も第一実施形態の場合と基本的に同様である。
図7において、本発明の透光性部材4の第一実施形態及び第二実施形態について詳述する。図7に第一実施形態及び第二実施形態における透光性部材4が例示されている。勿論これら以外の形状であっても良いものとする。パネル本体2に設ける開口部8は、第一実施形態では開口部8はパネル本体2の表面2a、裏面2b、端部周縁木口面2cの三方に開口している。これに対して本発明の第二実施形態の場合はパネル本体2の表面2a、裏面2bの二方にのみ開口しており、端部周縁木口面2cには開口していない。
また、透光性部材4をパネル本体2に差し込む方向は第一実施形態ではパネル本体2の表面2a及び裏面2bと平行方向に差し込む。これに対して第二実施形態では、パネル本体2の表面2a、裏面2bと直交して差し込むことになる。
また、本発明の採光扉1に設けられる係止手段9は、第一実施形態では、透光性部材4の側面4aの長手方向に突部T(又は突条部T1)を設け、開口部8の側面8aの長手方向に、これと係合する凹部U(又は凹条部U1)が設けられている構成か、又は、透光性部材4の側面4aの長手方向に凹部U(又は凹条部U1)を設け、開口部8の側面8aの長手方向に、これと係合する突部T(又は突条部T1)が設けられている構成か、のいずれかである。それらの突部T(又は突条部T1)と凹部U(又は凹条部U1)とは、それらが互いに係合し合う形状、寸法とされている。そして、透光性部材4を開口部8の箇所に係止するように構成されている。このようにして、透光性部材4をパネル本体2の端部周縁木口面2cにある開口部から、パネル本体2に差し込まれる際に、それらが互いに係合し係止するように構成されている。
また、第二実施形態における係止手段9は、透光性部材4の側面4a及び開口部8の側面8aの少なくともいずれか一方に設けられた凹部U又は凹条部U1である。透光性部材4の側面4a及び開口部8の側面8aの両方に凹部U又は凹条部U1を設ける構成か、又は、透光性部材4の側面4aに凹部U又は凹条部U1を設け開口部8の側面8aにはそれらを設けない構成か、又は、開口部8の側面8aに凹部U又は凹条部U1を設け透光性部材4の側面4aにはそれらを設けない構成か、のいずれかである。そして、パネル本体2の厚みと略等しい厚みを有する透光性部材4が、前記パネル本体2の表面2a又は裏面2b側から、パネル本体2の厚み方向に着脱自在に嵌挿されて構成されている。
すなわち、第二実施形態では、透光性部材4の側面4aや開口部8の側面8aには、突部T(又は突条部T1)は設けられず、凹部U(又は凹条部U1)が設けられる。
第一実施形態における透光性部材4の側面4aと開口部8の側面8aとの固定は、両方の部材の接する面における摩擦力であり、これを適宜な大きさに設定(透光性部材4の断面寸法と開口部8の断面寸法を適当な大きさに設定し、両部材の接触による摩擦力を適当な大きさに設定し、透光性部材4の取り付け時の固さ具合を適当な固さに設定)することで、透光性部材4の保持固定とリニューアル時の取り替え作業性の向上が可能になる。リニューアルの必要性が全くない場合は接着剤を突部T(又は突条部T1)や凹部U(又は凹条部U1)に設け、透光性部材4を固着すればよい。
また、第一実施形態では、透光性部材4の側面4aに突部T(又は突条部T1)又は凹部U(又は凹条部U1)が設けられている。本例に示すように、透光性部材4の側面4aに突条部T1を設け、開口部8の側面8aに凹条部U1を設けてもよい。また、本例に示す透光性部材4の形状、寸法等は一例であって、その他の形状、寸法であっても勿論よいものとする。
第一実施形態の場合は透光性部材4の側面4aに突部T(又は突条部T1)または凹部U(又は凹条部U1)を設け、一方、開口部8の側面8aにそれらと嵌合する凹部U(又は凹条部U1)または突部T(又は突条部T1)を設け、それらを互いに嵌合させつつ、パネル本体2の端部周縁木口面2cの開口部から透光性部材4を差し込みながら嵌挿する仕組みを基本とする。
しかし、第一実施形態の場合、透光性部材4の側面4aに突部T(又は突条部T1)ではなく、凹部U(又は凹条部U1)を設けた場合は、開口部8の側面8aに突部T(又は突条部T1)や凹部U(又は凹条部U1)を設けずに、パネル本体2の端部周縁木口面2c又はパネル本体2の表面2a、裏面2b側から透光性部材4を嵌挿させる方式をとることも可能である。
また、逆に、開口部8の側面8aに突部T(又は突条部T1)ではなく、凹部U(又は凹条部U1)を設けた場合は、透光性部材4の側面4aに突部T(又は突条部T1)や凹部U(又は凹条部U1)を設けずに、パネル本体2の端部周縁木口面2c又はパネル本体2の表面2a、裏面2b側から透光性部材4を嵌挿させる方式をとることも可能である。
パネル本体2の表面2a、裏面2b側から嵌挿させる場合は第二実施形態における取り付け方法と同様になる。
第一実施形態における、前記突部T(又は突条部T1)や凹部U(又は凹条部U1)の数は1個でもよいし、また、複数個であっても、勿論よいものとする。第二実施形態における凹部U(又は凹条部U1)の数は1個でもよいし、また、複数個であっても、勿論よいものとする。
図8において、本発明の透光性部材4と採光扉1のバリエーションの例を示す。(イ)は透光性部材4の断面形状の例を示し、(ロ)は採光扉1の正面視のパターンのバリエーションの例を示す。第一実施形態における突部T(又は突条部T1)の例も、(イ)の(a)(b)に示すように一条の例、(c)(d)に示すように二条の例、又はそれ以上の複数条であっても、勿論よいものとする。また、(b)(d)に示すように突条部T1と凹条部U1を組み合わせてもよい。
また、(ロ)の採光扉1の正面視の透光性部材4の取り付けパターンのバリエーションの例は図示されているように、開口部8がパネル本体2の端部周縁木口面2cに開口しておればよい。透光性部材4が1個につき端部周縁木口面2cの開口部も1個である。パネル本体2の上下方向又は左右方向に突き抜けることはない。正面視のパターンも開口部が1個又は複数個あり、開口部8の方向も上下方向又は左右方向又はそれらの両方を組み合わせたパターンもある。また、図示しないが、斜め方向のパターンであってもよいものとする。また、図示されていない他のパターンであっても、勿論よいものとする。
本発明の第二実施形態の透光性部材4のバリエーションンの例を(ハ)に斜視図で示す。(a)〜(d)に示すように円筒体の例を示す。係止手段9としての凹条部U1は(a)に示すように円筒体の側面の円周にそって設けられる一条の凹条部U1であってもよい。また、(b)に示すように複数条の凹条部U1であってもよい。また、(c)に示すように円筒体の円周方向でなく縦方向に設けた複数の凹条部U1であってもよい。また、(d)に示すように、縦方向の凹条部U1を平面視90度の角度間隔で4条設けたものであってもよいものとする。また、本例に示す平面視円形の円筒体以外の形状であっても、勿論よいものとする。平面視、四角形等の矩形、三角形、楕円形、半円形、その他の形状等であっても、よいものとする。
また、(ニ)に採光扉1の正面視の透光性部材4の取り付けパターンのバリエーションの例を図示する。このように、採光扉1の正面視の透光性部材4の取り付けパターンのバリエーションは、さまざま可能であり、図示されている以外のパターンであっても勿論よいものとする。
本発明の採光扉の第一実施形態を示す正面図。 図1におけるA−A線断面図を示す。(イ)基材が密実構造の場合。(ロ)基材が芯組材からなるフラッシュ構造の場合。 第一実施形態の透光性部材の取付方法を示す。(イ)斜視図。(ロ)基材が芯組材からなるフラッシュ構造の場合の一部切欠正面図。 本発明の採光扉の第二実施形態を示す正面図。 図4における断面図を示す。(イ)基材が密実構造の場合。(ロ)基材が芯組材からなるフラッシュ構造の場合。 第二実施形態の透光性部材の取付方法を示す。(イ)斜視図。(ロ)断面図。 本発明の透光性部材の例を示す。(イ)第一実施形態の例を示す斜視図と横断面図。(ロ)第二実施形態の例を示す斜視図と縦断面図。 本発明の透光性部材と採光扉のバリエーションの例を示す模式図。(イ)第一実施形態の透光性部材のバリエーション。(ロ)第一実施形態の採光扉のバリエーション。(ハ)第二実施形態の透光性部材のバリエーション。(ニ)第二実施形態の採光扉のバリエーション。 従来の採光扉を示す断面図。
符号の説明
1 採光扉
2 パネル本体
2a パネル本体の表面
2b パネル本体の裏面
2c パネル本体の端部周縁木口面
3 表面化粧材
4 透光性部材
4a 透光性部材の側面
5 基材
6 芯材
6a 密実構造の芯材
6b フラッシュ構造の芯材
7 芯組材
8 開口部
8a 開口部の側面
9 係止手段
T 突部
T1 突条部
U 凹部
U1 凹条部
51 従来の採光扉
52 表面化粧材
53 パネル
S 芯材
K 開口部
Q 透光性部材
G 額縁

Claims (5)

  1. 基材の両面に化粧材が設けられた所定の幅、高さ、厚みからなるパネル本体に開口部が設けられ、該開口部に透光性部材を設けた採光扉であって、前記開口部の側面と透光性部材の側面が接する箇所に係止手段が設けられていることを特徴とする採光扉。
  2. 前記基材が密実構造又はフラッシュ構造からなる基材であり、前記係止手段が前記透光性部材及び開口部の側面に設けられた突部と該突部に係合する凹部であることを特徴とする請求項1に記載の採光扉。
  3. 前記パネル本体の開口部が、パネル本体の端部周縁木口面から開口部長手方向をパネル本体の表裏面に平行にして前記パネル本体の厚み方向にのみ貫通して設けられ、パネル本体の端部周縁木口面と表面及び裏面の三方に開口しており、前記パネル本体の開口部の表面裏面の開口形状及び寸法が、前記透光性部材の平面視形状及び寸法に見合う形状及び寸法であり、前記端部周縁木口面の開口部の形状及び寸法が前記透光性部材の断面視形状及び寸法に見合う形状及び寸法であり、前記係止手段が、前記透光性部材の側面の長手方向に設けられた突条部又は凹条部と、これに係合する前記開口部の側面に設けられた突条部又は凹条部であり、透光性部材がパネル本体の端部周縁木口面の開口部からパネル本体の表裏面に平行に透光性部材及び開口部の長手方向に沿って着脱自在に嵌挿されて構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の採光扉。
  4. 前記基材が密実構造又はフラッシュ構造からなる基材であり、前記パネル本体の開口部が、パネル本体の表面から裏面に厚み方向にのみ貫通し、パネル本体の表面と裏面の二方にのみ開口して設けられ、前記パネル本体の開口部の表面裏面の開口形状及び寸法が、前記透光性部材の平面視形状及び寸法に見合う形状及び寸法であり、前記係止手段が、前記透光性部材の側面及び開口部の側面の少なくともいずれか一方に設けられた凹部又は凹条部であり、パネル本体の厚みと略等しい厚みを有する透光性部材が、前記パネル本体の表面又は裏面側からパネル本体の厚み方向に着脱自在に嵌挿されて構成されていることを特徴とする請求項1に記載の採光扉。
  5. 前記透光性部材が半透明体であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の採光扉。
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