JP7176881B2 - 採光部材付きパネル - Google Patents

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Description

本発明は、採光部材付きパネルに係り、より詳細には、窓付きドアなどに適用して好適な、採光部材の外表面とパネルの外表面とが同一平面上に位置する採光部材付きパネルに関する。
従来の窓付きドアにおいては、硝子板やポリカーボネート板のような平板状の採光部材が、その周囲をドアの両面側から額材で挟み込むことによってドア本体に固定されていた。そして、例えば硝子板が割れた場合等には、額材を取り外すことによって、硝子板だけを簡単に交換することができた。
ところが、かかる従来の窓付きドアにおいては、窓部分の採光部材の厚さがドア本体の厚さよりも薄いため、窓部分周囲の額材に沿って段差が形成されてしまう。このため、引戸としてかかる窓付きドアを設置した場合に、引戸どうしがスライドして重なる際や、片引戸と方立とが重なる際に、窓部分周囲の額材の段差に手指が巻き込まれるおそれがある。
そこで、窓部分とフラッシュパネルの表面板との間に段差がないように構成された窓部材を有するフラッシュパネルが特許文献1に記載されている。かかるフラッシュパネルにおいては、表面板の外面と窓部材(採光部材)の外面とが段差なく同一平面上に設けられ、さらに、窓部材が表面板と芯材との間に挟まれることによって強固に固定されている。
また、特許文献2には、フラッシュパネルの両面で窓部分の段差を無くすためには、採光部材をフラッシュパネルの両面でそれぞれ表面板の外面と面一に設けた採光窓付き内層パネルが記載されている。
実用新案登録第3213833号公報 特開2005-232879号公報
ところで、かかるフラッシュパネルにおいては、採光部材を挟持する表面板と芯材とが接着固定されているため、採光部材だけを取り外して交換することが困難であった。その結果、例えば、採光部材に傷がついた場合、特に、目視検査の見落とし等の要因による傷が視認された場合には、フラッシュパネル全体を交換する必要があった。
さらに、上記の特許文献2に記載されたパネルのように、採光部材をフラッシュパネルの両面でそれぞれ表面板の外面と面一に設けた場合、フラッシュパネル完成後は、両面に嵌め込まれた2枚の採光部材に挟まれた内部空間を手入れすることが困難となる。例えば、内部空間に侵入した埃を除去することは困難であり、また、採光部材の内面に曇りや結露が発生した場合に、採光部材の内面を拭き掃除することも困難である。
このため、パネルの両面に面一の採光部材を設ける場合には、内部空間の埃や曇りが目立たぬように半透明の採光部材を採用せざるを得ない場合があった。その結果、透明な採光部材を採用できないことによって、パネルのデザインが制約を受けてしまうことがあった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、パネルの両面にそれぞれパネルの外表面と面一に設けられた採光部材を備えるとともに、少なくとも一方の採光部材を取り外すことが可能な採光部材付きパネルの提供を目的としている。
上記目的を達成するため本発明の採光部材付きパネルは、前記第1の外表面と面一に配置された表面を有し、かつ透光性を有する平板状の第1の採光部材と、前記第1の外表面の裏面側の前記第2の外表面と面一に配置された表面を有し、かつ前記第1の採光部材に対向して配置された透光性を有する平板状の第2の採光部材と、を備えた採光部材付きパネルであって、前記第1及び第2の外表面の少なくとも一方の一部分が、前記第1又は第2の採光部材を含む板状部材で構成され、前記板状部材は、前記採光部材付きパネルの端縁からスライドして挿入することにより、前記採光部材付きパネルに取り付けられ、前記板状部材は、互いに平行な両側縁を有し、前記両側縁に沿って延在する突条部を有し、前記採光部材付きパネルは、前記突条部がそれぞれ挿入される、前記端縁に向かって延在し、互いに平行に対向した一対の案内溝を有し、前記一対の案内溝をそれぞれ構成する部材どうしを連結する連結部材を備え、前記連結部材には、前記板状部材の厚さに応じた段落ち加工が施されていることを特徴としている。
また、本発明の別の態様の採光部材付きパネルは、第1の外表面と前記第1の外表面の裏面側の第2の外表面とを有する採光部材付きパネルであって、前記第1の外表面と面一に配置された表面を有し、かつ透光性を有する平板状の第1の採光部材と、前記第2の外表面と面一に配置された表面を有し、かつ前記第1の採光部材に対向して配置された透光性を有する平板状の第2の採光部材と、を備え、前記第1及び第2の外表面の少なくとも一方の一部分が、前記第1又は第2の採光部材を含む板状部材で構成され、前記板状部材は、前記採光部材付きパネルの端縁からスライドして挿入することにより、前記採光部材付きパネルに取り付けられ、前記板状部材は、互いに平行な両側縁を有し、前記両側縁に沿って延在する突条部を有し、前記採光部材付きパネルは、前記突条部がそれぞれ挿入される、前記端縁に向かって延在し、互いに平行に対向した一対の案内溝を有し、前記採光部材付きパネルは、芯材と、前記芯材を挟み込む第1及び第2の表面板材とを備えたフラッシュパネルであり、前記第1の表面板材の外表面は、前記第1の外表面を構成し、前記第2の表面板材の外表面は、前記第2の外表面を構成し、前記第1及び第2の表面板材の少なくとも一方は、前記フラッシュパネルの端縁に向かって開口した切欠部を有し、前記切欠部の縁部に沿って、前記一対の案内溝が形成され、前記板状部材は、前記切欠部に前記端縁から挿入され、前記一対の案内溝は、前記切欠部の縁部に沿った部分と、前記芯材の前記切欠部の縁部に沿った部分に形成されたしゃくり加工部とによって構成されていることを特徴としている。
本発明の採光部材付きパネルは、第1及び第2の外表面と面一に設けられた第1及び第2の採光部材の少なくとも一方が、板状部材ごと又は板状部材として採光部材付きパネルの端縁からスライドして挿入されて取り付けられている。このため、パネル完成後であっても、板状部材をスライドさせることにより、板状部材ごと又は板状部材としての採光部材を容易に取り外すことができる。
これにより、パネル全体を交換せずに、板状部材ごと又は板状部材としての採光部材を取り外して交換することができる。例えば、採光部材に傷がついた場合、特に、目視検査の見落とし等の要因による傷が視認された場合であっても、板状部材ごと又は板状部材としての採光部材を取り外して交換することができ、その結果、パネル全体を交換する必要がなくなる。
また、板状部材をスライドさせれば、両面に嵌め込まれた第1及び第2の採光部材に挟まれた内部空間を手入れすることができる。例えば、板状部材をスライドさせることにより、内部空間を開放することができるため、内部空間に侵入した埃を除去することができる。また、採光部材の内面に曇りや結露が発生した場合には、第1及び第2の採光部部材の内面を拭き掃除することができる。
さらに、内部空間の埃や曇りを除去することができるため、透明な採光部材を採用できるようになり、デザインの制約を緩和することができる。
本発明の第1実施形態に係る採光部材付きパネルの分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る採光部材付きパネルの斜視図であり、(a)は、板状部材の取付け前の状態を示し、(b)は、板状部材の取付け後の状態を示す。 (a)は、図2(a)のA-A線に沿った断面図であり、(b)の上段は、図2(a)のB1-B1線に沿った断面図であり、下段は、図2(a)のB2-B2線に沿った断面図であり、(c)は、図2(b)のC-C線に沿った断面図である。 図2(b)のD-D線に沿った断面図である。 本発明の第2実施形態に係る採光部材付きパネルの斜視図であり、(a)は、採光部材の取付け前の状態を示し、(b)は、採光部材の取付け後の状態を示す。
以下、本発明に係る採光部材付きパネルの実施形態について、図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
図1に、本発明の第1実施形態に係る採光部材付きパネルの分解斜視図を示す。同図に示すように、本実施形態の採光部材付きパネルは、芯材1,2と、芯材1,2を挟み込む化粧板である第1及び第2の表面板材3,4とを備えた、丸窓付きのフラッシュパネル100である。
芯材1は、フラッシュパネル100の骨組みを構成する。芯材2は、第1の採光部材5及び第2の採光部材6の周辺部を内側から支持する集成材であり、フラッシュパネル100の丸窓に対応する位置に丸穴加工により円形開口部20が形成されている。
第1の表面板材3の外表面は第1の外表面3aを構成し、丸窓には、第1の外表面3aと面一に配置された表面5aを有し、かつ透光性を有する平板状、より具体的には円盤状の第1の採光部材5が設けられている。
また、第1の外表面3aの裏面側の第2の表面板材4の外表面は第2の外表面4aを構成し、丸窓には、第2の外表面4aと面一に配置された表面6aを有し、かつ第1の採光部材5に対向して配置された透光性を有する平板状、より具体的には円盤状の第2の採光部材6が更に設けられている。
なお、第1及び第2の採光部材5,6の材質は特に限定されず、例えば、硝子板でもよいし、アクリル板でもよいし、ポリカーボネート板でもよい。また、第1及び第2の採光部材5,6は、透明でもよいし、半透明でもよい。また、無色でもよいし、着色されていてもよい。また、窓の形状は、丸窓に限定されず、任意好適な形状に適用することができる。
本実施形態では、第1の外表面3aの一部分が、第1の採光部材5を含む第1の板状部材7で構成されるとともに、第2の外表面4aの一部分が、第2の採光部材6を含む第2の板状部材8で構成されている。
第1の板状部材7は、丸穴加工された板状部材本体71と、板状部材本体71の円形開口部に嵌め込まれた第1の採光部材5とで構成されている。第1の板状部材7は、互いに平行な両側縁7aを有し、両側縁7aに沿って延在する突条部72を有している。
また、第2の板状部材8も、第1の板状部材7と同様に、丸穴加工された板状部材本体81と、板状部材本体81の円形開口部に嵌め込まれた第2の採光部材6とで構成されている。第2の板状部材8も、互いに平行な両側縁8aを有し、両側縁8aに沿って延在する突条部82を有している。突条部72及び82は、例えば、図3(b)に示すように、外面側を切り欠いた段差部として形成するとよい。
なお、第1及び第2の板状部材7,8は、板状部材本体71,81を省略して、採光部材のみで構成してもよい。
第1の表面板材3は、フラッシュパネル100の上端縁100aに向かって開口した切欠部30を有し、この切欠部30に、第1の板状部材7が取り付けられる。これにより、フラッシュパネル100の第1の表面板材3側の第1の外表面3aの一部分は、第1の板状部材7で構成されることになる。
また、第2の表面板材4も、第1の表面板材3と同様に、フラッシュパネル100の上端縁100aに向かって開口した切欠部40を有し、この切欠部40に、第2の板状部材8が取り付けられる。これにより、フラッシュパネル100の第2の表面板材4側の第2の外表面4aの一部分は、第2の板状部材8で構成されることになる。
なお、本明細書においては、フラッシュパネル100の上端縁100aとは、フラッシュパネル100を建物等の設置箇所に設置した状態での上端縁をいう。
また、芯材1のうち、第1表面板材3の切欠部の縁部に沿う位置には、互いに平行に一対の縦部材10が設けられている。この一対の縦部材10には、第1の表面板材3の切欠部30の縁部に沿った部分と共に一対の案内溝を構成するために、縁部に沿って切り欠きが形成されたしゃくり加工部11が形成され、かつ、第2の表面板材4の切欠部40に沿った部分それぞれ一対の案内溝を構成するために、縁部に沿って切り欠きが形成されたしゃくり加工部11が形成されている。これにより、二対の案内溝は、互いに平行に対向して第1及び第2の外表面3a,4aと平行に延在することになる。
さらに、一対の縦部材10を連結する上桟12には、第1の板状部材7及び第2の板状部材8それぞれの厚さに応じた段落ち加工が施されている。
そして、図2(a)及び図2(b)に示すように、第1の板状部材7は、一対の突条部72を一対の案内溝11aにそれぞれ挿入して、フラッシュパネル100の上端縁から第1の外表面3aに沿った方向へスライドして挿入することにより、フラッシュパネル100に取り付けられる。また、第2の板状部材8も、第1の板状部材7と同様に、一対の突条部82を一対の案内溝11aにそれぞれ挿入して、フラッシュパネル100の上端縁から第2の外表面4aに沿った方向へスライドして挿入することにより、フラッシュパネル100に取り付けられる。
ここで、図3(a)に、第1及び第2の板状部材7,8を挿入する前のフラッシュパネル本体110の断面図として、図2(a)のA-A線に沿った断面図を示す。図3(a)に示すように、フラッシュパネル本体110には、第1の表面板材3の切欠部30の縁部に沿った部分と、芯材1の縦部材10のしゃくり加工部11とによって、一対の案内溝11aが形成されている。また、第2の表面板材4の切欠部40の縁部に沿った部分と、芯材1の縦部材10のしゃくり加工部11とによっても、一対の案内溝11aが形成されている。
このように、第1及び第2の表面板材3,4の切欠部30,40の縁部に沿った部分を案内溝11aの構造の一部分として利用することにより、生産効率の向上を図ることができる。
続いて、図3(b)に、第1の板状部材7の断面図として、図2(a)のB-B線に沿った断面図を示す。図3(b)の上段に示すように、第1の板状部材7では、板状部材本体71のしゃくり加工部が施された丸穴に、鍔状の縁51を有する第1の採光部材5が接着固定されている。そして、第1の板状部材7の両端縁には、上述のように、段差により突条部72が形成されている。
また、図3(b)の下段に示すように、第2の板状部材8でも、第1の板状部材7都道世に、板状部材本体81のしゃくり加工部が施された丸穴に、鍔状の縁61を有する第2の採光部材6が接着固定されている。そして、第2の板状部材8の両端縁には、上述のように、段差により突条部82が形成されている。
続いて、図3(c)に、第1及び第2の板状部材7,8をフラッシュパネル本体110に挿入した後のフラッシュパネルの断面図として、図2(b)のC-C線に沿った断面図を示す。図3(c)に示すように、第1の採光部材5の外側の表面5aは、第1の板状部材7及び第1の表面板材3の外表面である第1の外表面3aと面一に配置されている。このため、フラッシュパネル100の第1の表面板材3側の第1の外表面3aには、窓部を構成する第1の採光部材5の周囲に段差が形成されていない。また、第2の採光部材6の外側の表面6aも、第2の板状部材8及び第2の表面板材4の外側の表面である第2の外表面4aと面一に配置されている。このため、フラッシュパネル100の第2の表面板材4側の第2の外表面4aにも窓部を構成する第2の採光部材6の周囲に段差が形成されていない。
なお、フラッシュパネル本体110の切欠部30のうち、第1及び第2の板状部材7,8の下端縁が当接する部分にもそれぞれ溝を形成しておくとともに、第1及び第2の板状部材7,8の下縁にもそれぞれ突条を形成しておき、第1及び第2の板状部材7,8を切欠部30にスライド挿入したときに、それぞれの下端縁の突条が溝に嵌め込まれるようにしてもよい。
このように、本実施形態のフラッシュパネル100では、第1及び第2の板状部材7,8が、フラッシュパネル100の上端縁100aから挿入することにより取り付けられているため、パネル完成後であっても、第1の板状部材7をスライドさせることにより、第1の板状部材7ごと第1採光部材5を容易に取り外すことができる。また、第2の板状部材8をスライドさせることにより、第2の板状部材8ごと第2の採光部材6を容易に取り外すことができる。
なお、第1及び第2の板状部材7、8のスライドを容易にするために、図2(b)のD-D線に沿った断面図として図4に示すように、フラッシュパネルの芯材1の上桟12の上縁に、手指が入る切欠13を形成し、さらに、この切欠13に露出する板状部材本体71の裏面側に、手指を掛ける凹部14を形成するとよい。
これにより、本実施形態のフラッシュパネル100では、例えば、第1の採光部材4に傷が付いた場合、特に、目視検査の見落とし等の要因による傷が視認された場合であっても、第1の板状部材7ごと第1の採光部材6を容易に取り外して交換することができる。また、第2の採光部材6に傷が付いた場合にも、第2の板状部材8ごと第2の採光部材6を容易に取り外して交換することができる。このため、フラッシュパネル全体を交換する必要がなくなる。
また、本実施形態のフラッシュパネルでは、第1又は第2の板状部材7,8をスライドさせることにより、第1及び第2の採光部材4,5に挟まれた内部空間を開放することができるため、容易に内部空間を手入れすることができる。このため、例えば、内部空間に侵入した埃を除去することができ、また、第1及び第2の採光部材4,5の内面に曇りや結露が発生した場合には、第1及び第2採光部材4,5の内面を拭き掃除することができる。
また、第1及び第2の板状部材7,8の寸法形状を規格化することにより、板状部材を、予め製造しておいてストックしておくこともできる。
[第2実施形態]
図5(a)及び図5(b)に、本発明の第2実施形態に係る採光部材付きパネルの分解斜視図を示す。同図に示すように、本実施形態の採光部材付きパネルは、両面9a,9bにそれぞれ外表面と面一に採光部材80が設けられた框戸200である。この框戸200は、互いに平行な一対の縦框部材90と、一対の縦框部材90を連結する上桟部材91、下桟部材92及び中桟部材93とを備えている。一対の縦框部材90の対向面には、両面9a,9bに沿って一対の案内溝90aが形成されている。また、上桟部材91には段落ち加工が施されている。
本実施形態では、框戸200に挿入する2枚の板状部材80は、それぞれ長方形の平面形状を有する平板状の採光部材80からなり、採光部材80の両側縁に、突条部801が形成されている。
そして、2つの採光部材80は、突条部801を案内溝90aにそれぞれ挿入することによって、採光部材80を框戸200の上端縁から框戸の両表面(第1及び第2の外表面9a,9b)に沿った方向にスライドして挿入することにより、框戸200に取り付けられる。さらに、採光部材80の上から、差込上桟802が案内溝90aに差し込まれる。
なお、本実施形態においても、第1実施形態と同様に、板状部材本体に採光部材を嵌め込んだものを板状部材として、スライド挿入してもよい。
また、中桟部材93のうち、採光部材80の下端縁と当接する部分にも框戸200の両面9a,9bに沿って溝加工を施すとともに、2枚の採光部材80の下端縁に突条を形成しておき、板状部材としての採光部材80をスライド挿入したときに、採光部材80下端縁の突条が中桟部材93の溝に嵌め込まれるようにしてもよい。
さらに、差込上桟802のうち、採光部材80の上端縁と当接する部分にも溝加工を施すとともに、採光部材80の上端縁にも突条を形成しておき、差込上桟802が差し込まれたときに、板状部材としての採光部材80の上端縁の突条が差込上桟802の溝に嵌め込まれるようにしてもよい。
このように、第2実施形態の框戸200においても、採光部材80が、框戸200の上端縁から挿入することにより取り付けられているため、パネル完成後であっても、採光部材80をスライドさせることにより容易に取り外すことができる。これにより、框戸においても、採光部材80をスライドさせることにより、2枚の採光部材80に挟まれた内部空間を開放することができるため、内部空間を手入れすることができる。
以上、本発明の採光部材付きパネルについて、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明の採光部材付きパネルは、前述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能である。
上述した第1及び第2実施形態では、パネルの第1及び第2の外表面側の両方に、板状部材をスライド挿入して取り付けた例を説明したが、本発明では、パネルの一方の外表面側にのみ板状部材や採光部材を設けてもよい。例えば、第2の外表面側の板状部材を固定して、第1の外表面側の板状部材だけをスライド可能としてもよい。
また、上述した実施形態では、板状部材を上端縁からスライドさせてパネルに挿入した例を説明したが、挿入方向はこれに限定されず、板状部材を斜め上方や横方向からスライドさせてパネルに挿入してもよい。
また、上述した実施形態では、板状部材や採光部材の平面形状を長方形とした例を説明したが、平面形状はこれに限定されず、例えば、平行四辺形であってもよいし、下端縁の輪郭は、直線でなく、曲線や、曲線と直線とを組み合わせた形状であってもよい。
本発明は、引戸をはじめとするドア、窓、仕切り壁などの建具や、家具を構成するパネルとして好適に利用可能である。
1,2 芯材
3 第1の表面板材
3a 第1の外表面
4 第2の表面板材
4a 第2の外表面
5 第1の採光部材
5a 第1の採光部材の外側の表面
6 第2の採光部材
6a 第2の採光部材の外側の表面
7 第1の板状部材
8 第2の板状部材
10 縦部材
11 しゃくり加工部
11a 案内溝
12 上桟
20 円形開口
71,81 板状部材本体
72,82 突条部
80 採光部材
801 突条部
802 差込上桟
90 縦框部材
90a 案内溝
91 上桟部材
92 下桟部材
93 中桟部材
100 フラッシュパネル
100a 上端縁
110 フラッシュパネル本体
200 框戸

Claims (6)

  1. 第1の外表面と前記第1の外表面の裏面側の第2の外表面とを有する採光部材付きパネルであって、
    前記第1の外表面と面一に配置された表面を有し、かつ透光性を有する平板状の第1の採光部材と、
    前記第2の外表面と面一に配置された表面を有し、かつ前記第1の採光部材に対向して配置された透光性を有する平板状の第2の採光部材と、
    を備え、
    前記第1及び第2の外表面の少なくとも一方の一部分が、前記第1又は第2の採光部材を含む板状部材で構成され、
    前記板状部材は、前記採光部材付きパネルの端縁からスライドして挿入することにより、前記採光部材付きパネルに取り付けられ
    前記板状部材は、互いに平行な両側縁を有し、前記両側縁に沿って延在する突条部を有し、
    前記採光部材付きパネルは、前記突条部がそれぞれ挿入される、前記端縁に向かって延在し、互いに平行に対向した一対の案内溝を有し、
    前記一対の案内溝をそれぞれ構成する部材どうしを連結する連結部材を備え、
    前記連結部材には、前記板状部材の厚さに応じた段落ち加工が施されている
    ことを特徴とする採光部材付きパネル。
  2. 前記連結部材の上縁に、手指が入る切欠が形成されており、
    前記切欠に露出する前記板状部材の裏面側に、手指を掛ける凹部が形成されている
    ことを特徴とする、請求項1記載の採光部材付きパネル。
  3. 前記採光部材付きパネルは、芯材と、前記芯材を挟み込む第1及び第2の表面板材とを備えたフラッシュパネルであり、
    前記第1の表面板材の外表面は、前記第1の外表面を構成し、
    前記第2の表面板材の外表面は、前記第2の外表面を構成し、
    前記第1及び第2の表面板材の少なくとも一方は、前記フラッシュパネルの端縁に向かって開口した切欠部を有し、
    前記切欠部の縁部に沿って、前記一対の案内溝が形成され、
    前記板状部材は、前記切欠部に前記端縁から挿入される
    ことを特徴とする、請求項2記載の採光部材付きパネル。
  4. 前記採光部材付きパネルは、一対の縦框部材と、前記一対の縦框部材を連結する上桟部材及び下桟部材とを備えた框戸であり、
    前記一対の案内溝は、前記一対の縦框部材の互いに平行な対向面に形成されている
    ことを特徴とする、請求項1記載の採光部材付きパネル。
  5. 第1の外表面と前記第1の外表面の裏面側の第2の外表面とを有する採光部材付きパネルであって、
    前記第1の外表面と面一に配置された表面を有し、かつ透光性を有する平板状の第1の採光部材と、
    前記第2の外表面と面一に配置された表面を有し、かつ前記第1の採光部材に対向して配置された透光性を有する平板状の第2の採光部材と、
    を備え、
    前記第1及び第2の外表面の少なくとも一方の一部分が、前記第1又は第2の採光部材を含む板状部材で構成され、
    前記板状部材は、前記採光部材付きパネルの端縁からスライドして挿入することにより、前記採光部材付きパネルに取り付けられ、
    前記板状部材は、互いに平行な両側縁を有し、前記両側縁に沿って延在する突条部を有し、
    前記採光部材付きパネルは、前記突条部がそれぞれ挿入される、前記端縁に向かって延在し、互いに平行に対向した一対の案内溝を有し、
    前記採光部材付きパネルは、芯材と、前記芯材を挟み込む第1及び第2の表面板材とを備えたフラッシュパネルであり、
    前記第1の表面板材の外表面は、前記第1の外表面を構成し、
    前記第2の表面板材の外表面は、前記第2の外表面を構成し、
    前記第1及び第2の表面板材の少なくとも一方は、前記フラッシュパネルの端縁に向かって開口した切欠部を有し、
    前記切欠部の縁部に沿って、前記一対の案内溝が形成され、
    前記板状部材は、前記切欠部に前記端縁から挿入され、
    前記一対の案内溝は、前記切欠部の縁部に沿った部分と、前記芯材の前記切欠部の縁部に沿った部分に形成されたしゃくり加工部とによって構成されている
    ことを特徴とする、採光部材付きパネル。
  6. 前記板状部材は、採光部材からなる
    ことを特徴とする、請求項1~5のいずれか一項に記載の採光部材付きパネル。
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