JP2009024370A - 明かり採り具 - Google Patents

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Abstract

【課題】雄雌部材の螺合により取り付ける明かり採り具にあって、非円形のフランジを予め定めた取付姿勢に締め付けを調整して簡単に取付られるようにした明かり採り具を提供する。
【解決手段】扉Xに設けた取付孔Yの一方から雄部材2の筒体4を、他方から雌部材3の筒体10を挿入してねじ合わせて、雄、雌部材2,3に設けたフランジ5,11で扉Xを挟みつける。このフランジ11と扉Xとの間に間隔調整部材17をフランジ11の内側面に添わせて配置し、フランジ5,11の扉Xへの締め付けが完了した後にも上記間隔調整部材17の弾性を利用して更に捻回締め付けを可能にして、フランジ5の向きが予め定めた向きと異なる場合に、捻回調整によってフランジ5の向きを調整するようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、扉の明かり採り具に関する。
トイレやクローゼットの扉には、内部に明かりがついているか否かを外部から確認するための明かり採り具が取付けられている。一般的に知られるものとして、従来から2つの部材、通常、雄、雌2つの部材からなり、これらの部材の筒状の部分を扉に穿つ取付用の貫通孔に扉の両側から差し入れ、相互にねじ付けて取り付けるようにしたものがある。
更に言うと、扉の取付孔の一面側から、一端に嵌め込み量を規制する位置決めのフランジを備えた筒状の雌部材を挿入し、他面側から同様なフランジを備えた筒状の雄部材を挿入して取付孔の内部で相互に螺合させ、取付ける明かり採り具が知られている。例えば下記特許文献1及び2によって提案されている。この従来の採り具は、扉の厚さに相違がある場合にはその厚みに応じてねじ込んで、常にしっかりした締め付けができるようにしてあり、これによって安定した取付けが行えるようになっている。
特開平10−102940号公報 特開平8−326442号公報
上述した従来の明かり採り具は、螺合により締め付けて取り付けるため、操作が容易であり、戸厚の違いに対しても常に正確に且つ確実に取り付けることができるものとなっている。しかし、いずれも筒状の部材を回転させてねじ込むことによって雄、雌部材を結合させ、取り付けることから、フランジが円形であることが前提となる。つまり、フランジが円形の場合、螺合による締め付け固定後のフランジはどの向きでも正常な向きとなるため、締め付けの回転を気にすることなく利用することができる。
しかし、フランジの形状が四角等の非円形である場合、すなわちフランジの形状が方向性を有する場合には、扉の板厚が変わると締め付け時における固定位置が必ずしも一定とはならず、フランジの向きがまちまちになる。例えば、フランジが四角形状の場合は、一辺が水平になるよう希望しても締め付け完了後に隅角部が横や上向きになって、形に合った正常な向きにすることができないことが起こる。したがって、従来の雄、雌部材の螺合により締め付ける明り採り具は、フランジを方向性を有するものにするには不向きであった。
このような問題に鑑み本発明はなされたものであり、その目的とするところは、取付けの容易さ、正確さをもつ螺合結合手段を用いつつ、方向性のある非円形もしくは異形のフランジを有し、この異形のフランジの取付姿勢を扉の内外で設定して、扉の両面側のフランジの相対的な位置関係を合わせて取り付けることのできる明かり採り具の提供にある。また、本発明の他の目的は、扉へ取り付けたとき、ガタつくことのない安定した締め付け状態の得られる明かり採り具の提供にある。また、本発明の他の目的は、様々な扉厚に対応して取り付けることが可能であって、容易に取り付けることができ、作業性に優れる明かり採り具の提供にある。
上記目的を達成するため本発明は、嵌め合わせに結合される筒体からなる雄部材と雌部材を有し、前記雄部材は、一端に位置決めのフランジを備えると共に外周面に雄ねじを形成し、また前記雌部材は、一端に位置決めのフランジを備えると共に内周面に雌ねじを形成し、扉に穿つ取付孔に前記雄部材と前記雌部材とを内外から差し入れ前記雄、雌ねじを螺合して前記扉の内外面を前記フランジで挟み付け固定するようにした明り採り具にあって、前記雄部材若しくは前記雌部材の少なくとも一方のフランジの内側面に締め付け量を調整する間隔調整部材を介挿してなることを特徴とした明かり採り具を提供するものである。
また、本発明は、前記間隔調整部材は、反発力を有する弾性体であることを特徴とした明かり採り具を提供するものである。
また、本発明は、前記間隔調整部材は、リング状をなしていることを特徴とした明かり採り具を提供するものである。
また、本発明は、前記間隔調整部材は、複数個の分割体からなり、フランジの内側面に適宜配置されることを特徴とした明かり採り具を提供するものである。
また、本発明は、前記間隔調整部材は、雄部材と雌部材の螺合による締め付け達成後1回転の締め付けを可能とする弾性収縮力をもつことを特徴とした明かり採り具を提供するものである。
上記本発明の明かり採り具は、扉に開設する取付孔に対して、内外両方面から雄、雌両部材を臨ませ、この取付孔の中で両部材の筒体同士を衝き合わせたのち、双方又は一方を回転させて両筒体の雄、雌のねじを螺合し、回転を進めて締め付けることを通して、両部材に備えるフランジを扉の内外面に押付けることによってその取り付けを行うことになる。
この取り付けにおいて、雄、雌部材の少なくとも一方のフランジには内側面にゴム、合成ゴム、或いは板バネ片等の弾性素材からなる間隔調整部材を予め添わせ、前記取付孔に筒体を差し入れる作業を通して上記フランジと扉の一面との間に介挿することになる。そして、前記雄、雌両部材の前記締め付けにおいて、この間隔調整部材をフランジと扉の間で押し潰し、圧縮して反発力を発生させ、この反発力を利用して前記取付孔に対する取り付け、つまり扉に対する明かり採り具の取り付けを行うことになる。
更に言えば、前記特許文献1,2で明らかである雄、雌部材からなる従来タイプの明かり採り具においては、雄、雌部材を回転させ、筒体同士を螺合し結合させることによって両部材のフランジを扉の内外面に圧接させ、締め付けることでその取り付けを実行し完了するのに対し、本発明では、上記雄、雌部材の締め付けに当たって、フランジと扉の面との間に介挿する間隔調整部材を圧縮し、この圧縮による反発力を利用してフランジを扉に圧接させ、両部材のフランジ相互による扉の締め付けによって明かり採り具を取り付ける構造にしているのである。
このため、本発明によれば、フランジが角形等の非円形に形成されることで回転位置の方向性が出るものにおいて、雄、雌部材の捻回により両部材のフランジが扉の両面に圧接し、締め付けが完了したとき、フランジの向きが予め定めた向きと異なる状態、姿勢において停止し、締め付けが完了した場合、前記間隔調整部材の弾性力を利用して、更に捻回締め付けが可能であることから、これにより上記フランジの向きを調整し、所定の位置に揃えることができることになる。
また、本発明は、上記締め付け完了時に間隔調整部材が雄、雌部材の取り付け状態を超えて圧縮され、反発力を強めている場合には、この取り付け状態を維持する範囲で雄、雌部材の締め付けを緩め、この緩める方向の回転を利用してフランジの向きを修正し、正規の向きに調整することができるのである。
つまり、本発明の明かり採り具は、雄、雌部材を捻回し扉の取付孔の内部で筒体相互を螺合し、結合することを通して雄、雌部材に備えるフランジを接近させ、扉の両面を挟みつけることによって取り付ける明かり採り具にあって、フランジと扉の面との間に弾性を有する間隔調整部材を介挿することによって、上記雄、雌部材の締め付け時に、該間隔調整部材を圧縮して、これによる反発力によって扉に対する雄、雌部材の締め付けを図ると同時に、上記反発力が作用する範囲内で、つまり締め付けによる取り付け状態を確保した中で、雄、雌部材を締め付ける方向に、又は緩める方向に捻回し、この捻回によって非円形であるフランジの向きを調整し、求められる姿勢に修正することができる明かり採り具にある。
尚、間隔調整部材は、雄、雌部材の捻回締め付けによって、取り付け状態を確保した上で、更に捻回を可能にし、フランジの向きを修正することができる弾力性と締め付け保持力を備えるものであれば、素材を限定されることはなく、また形状を指定されることもない。
ただ、間隔調整部材を例えばゴム素材によりリング状とした場合は、弾性反発力の有効範囲を広くする上から断面を大径にするリング状間隔調整部材とすることが望まれることになる。
したがって、上記説明から、本発明の明かり採り具によれば、螺合させた雄部材と雌部材の捻回による締め付け量を調整する間隔調整部材を介挿しているため、扉にしっかりと止めつけた状態を維持した上で、更にフランジを回転させることができる。この回転により、フランジの取付姿勢を容易に扉の内外で設定して扉に取り付け、扉の両側におけるフランジの相対的な位置関係を調整して正常な向き、つまり、あるべき向き、姿勢に取り付けることができるため、円形以外の四角形等、任意の形状のフランジを選択することが可能となり、意匠的に優れた明り取り具が提供できる。また、本発明の明かり採り具は、雌部材と雄部材を扉の両側から捻回し螺合させることにより取り付けるため、様々な戸厚に対して取付けが可能であって、容易に且つ確実に取り付けることができ、作業性に優れた明かり採り具が提供できる。
以下、図面を参照しつつ、本発明に係る明かり採り具につきその実施の形態を実施例に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1による明り採り具の使用状態の中央縦断正面図、図2は、分解した状態の中央縦断正面図、図3は、分解斜視図である。
本実施例1に係る明かり採り具1は、図1〜図3に示すように、室内の明かりを室外から確認するために、扉Xに穿設された円筒形の取付孔Yに取り付けられるものであって、扉Xの内側から挿入される雄部材2と、扉Xの外側から挿入されて雄部材2を螺合する雌部材3とから構成され、雄部材2と雌部材3の螺合によって締め付け固定されるものである。
前記雄部材2は、筒体4と、この筒体4の端部に形成され、取り付け時に扉Xの表面に当接し、嵌め込み量を規制する平面状のフランジ5とを有する。また、雄部材2の内部には別体に形成する透光部材6が嵌め込まれている。
前記筒体4は、外周面に雄ねじ7が形成された円筒状の部材であり、光を通過させるために内部が大きく貫通している。
前記フランジ5は、図3に示すように、外形形状が四角形で、中央に外形形状と相似形にサイズを小さくした四角形状に開口した開口部8が形成されている。
上記開口部8は、光を通過させるために設けられたものであり、扉Xの取付孔Yの断面積より小さく且つ該取付孔Y内に位置する様に配置されている。このように配置することにより、後述する取り付け時に、開口部8を通じて雌部材3のフランジの開口部を確認することができるため、容易にフランジ5の取付角度の調整を行うことができる。このとき、雌部材3のフランジの背面かつ開口部の周囲に位置決め用の溝、印刷、色づけ等のマークを付けておくと更に確認が容易となる。
また、フランジ5には、開口部8の周囲に、フランジ5を締め付けるときに回転用の工具を掛け止めるための係止凹部9を設けている。
さらに、フランジ5は、ここでは合成樹脂からなるが、これに限られず、扉Xの表面の材質、色等に合わせて、木製、金属製等であってもよい。
前記透光部材6は、円形に形成して周囲に円筒形の縁を設けてキャップ形に形成してあり、全体の外周が雄部材2の筒体4に嵌め入れるためこの筒体4の内周よりやや小さく形成してある。
この透光部材6は、ここでは透明な合成樹脂を素材に形成し、表面にシボ加工を施してあり、上記筒体4中の内部に嵌めこまれることによって室内灯による光を乱反射させるようにしてある。
なお、透光部材6は、すりガラス等、光を透過させる材質であればよく材質は一つに限られない。
一方、前記雌部材3は、筒体10と、この筒体10の端部に形成され、取り付け時に扉Xの表面に当接し、嵌め込み量を規制する平面状のフランジ11とを有し、筒体10の内部にレンズ12が嵌め込まれる。
前記筒体10は、内周面に雄部材2の雄ねじ7を螺合するための雌ねじ13が形成された円筒状の部材である。この筒体10の内径は嵌め合わせる関係から前記雄部材2の筒体4の外径より大きくしてあり、外径は扉Xに設けられた取付孔Yの径とほぼ等しいかやや小さい径に形成してある。
図3に示すように、前記フランジ11の構造は、前記雄部材2のフランジ5と同様に、外形形状が四角形で、中央に外形形状と相似形にサイズを小さくした四角形状に開口する開口部14が形成してある。なお、このフランジ11は前記フランジ5と異なり、ここでは回転させる必要がないので、係止凹部9は設けられていない。
前記レンズ12は、フランジ11の開口部14と同形状の四角形のレンズ主体15と、このレンズ主体15の縁部と段差をもって接する外形が円形状のフランジ部16とからなり、レンズ主体15を開口部14に嵌め入れフランジ部16とフランジ11の内面に当接することによって、雌部材3内に取付けられる。
このレンズ12は、例えば透明な合成樹脂から構成され、筒体4の内部の光を集光し、外部へ拡散する。
この雄部材2および雌部材3の取り付けは、まず、扉Xの外側から、扉Xに設けた取付孔Yに雌部材3の筒体10を差込み、フランジ11の扉Xに対する向きを決め、次に扉Xの内側から、取付孔Yに雄部材2の筒体4を差込み、前記筒体10に先端を衝き当てたところで捻回し、雄、雌ねじ7,13を螺合させて締め付け固定することにより行う。
この取り付けのに当たっては、筒体10の挿入に先立って、この実施例では、雌部材3の筒体10を通して、リング状の間隔調整部材17を嵌め入れ、フランジ11の内側面に添わせておくことになる。
上記間隔調整部材17は、リング状のゴムからなり、筒体10の端部から嵌め付けてフランジ11の内側面に添わせ、前記雄部材2及び雌部材3の取り付け時に、雌部材3のフランジ11と扉Xの外側面との間に介挿することになる。そして、図4に示すように、挟んだ状態での前記雄、雌部材2,3の螺合によってフランジ11が扉Xの外側面に接近し、間隔を狭めるのに伴って収縮されることになる。
間隔調整部材17の圧縮は、取付孔Yを通して扉Xの外側から差し入れられた雌部材3に対し、扉Xの内側から差し入れ、その筒体4を筒体10にねじ入れる雄部材2の捻回操作により、両部材2,3が互いに接近し、扉Xの両面をそれぞれのフランジ5,11が押付ける状態に入ったときに始まり、雄部材2の捻回が進んで両部材2,3の筒体4,10の嵌め合わせ量が深くなるにしたがって圧縮は進行し、この圧縮によって間隔調整部材17に充分な反発力が蓄積され、扉の面にフランジ11を固定する状態となったとき、雄、雌部材2,3の締め付けは完了し、本発明の明かり採り具の取り付けが完了することになる。
この間隔調整部材17の圧縮による上記締め付けの完了は、素材の弾力性や太さ、つまり体積等の条件によって相違することになるが、圧縮限界に達する前の段階で、つまり、更に雄部材の捻回による間隔調整部材17の圧縮が進行する途中の段階で雄、雌部材2,3の締め付けによる取り付けが達成されるように設定されることが望まれる。言い換えれば、この取り付けが達成された後に更に雄部材2の捻回が可能な状態、つまり、間隔調整部材17の圧縮を更に進められる状態で雄、雌部材2,3の締め付けによる取り付けが完了するように設定されることが望まれるのである。
本発明の明かり採り具は、扉Xの取付孔Yに両側から差し入れた雄、雌部材2,3を捻回して取付孔Yの内部で互いの筒体4,10を螺合し、締め付けることによって互いに接近するフランジ5,11で扉Xの両面を挟み付け、この挟み付けに併せて一方のフランジ11と扉Xの面との間に介挿した間隔調整部材17を圧縮し、その反発力を利用してフランジ5,11と扉Xとの一体化を図りながら安定した取り付けを行うことになる。
そして、この捻回操作を通して充分な締め付け状態が得られ、取り付けが達成された時点で、雄部材2の四角形に形成したフランジ5の向きが予定していた向きと異なっていたとき、つまり2辺が水平に、他の2辺が垂直にあるように予定していたのに対して、締め付け達成時における各辺が斜めとなっていたような場合には、前記間隔調整部材17の収縮力を利用して雄部材2を締め付け方向に更に捻回してそのフランジ5の向きを変えて予定の向きに揃えるか、若しくは締め付け力を失わない範囲を限界として前記締め付けによる取り付け達成状態から緩める方向に捻回して、同様にフランジ5の向きを変え、予定の向きに揃えて正常な取り付けを実現するのである。
尚、図5に示すように、この実施例では、フランジ5,11の形状を正四角形にしてあることから、フランジの向きの調整のためには90°の回転が許されればよく、従って、前記間隔調整部材17はこのフランジが90°回転する中で、圧縮による反発力が作用し、雄、雌両部材2,3を扉Xに締め付け状態を保持して取り付けられる弾性を保有するものであればよいことになる。
そして、更に言えば、前述の通り、雄、雌部材2,3の締め付けによる取り付け状態を確保する中で、締め付け方向(図のA方向)の回転と緩める方向(図のB方向)の回転が許される場合は、回転調整範囲を更に狭めることが可能であり、最小90°の2分の1、つまり45°の回転範囲でもフランジ5の向きの調整はできることになり、従って、この45°のフランジ5の回転を許す弾性があればよいことになる。
この様なことから、前記間隔調整部材17は、取り付けにおいて捻回される雄又は雌部材のフランジ5,11が例えば正三角形である場合は、120°の回転が許されればよく、またフランジ5,11が全くの非対称形である場合は、最大360°の回転が許されれば必ず予定する向きに修正することができるので、1回転する間、雄、雌部材の取り付け状態を確保できる弾力性、つまり弾性反発力による保持力を有するものであればよいことになる。
なお、この角度の調整は、雄部材2の開口部8を通して雌部材3のフランジ11の形状を確認しながら行うとよい。
また、フランジ5と扉Xの面との間隔が狭くなるとフランジ5を手で持って回しにくくなることが考えられるが、この場合には、係止凹部9に回転用の工具を掛け止め、この工具を持って回転させると容易に締め付けることができる。
こうして、雄部材2のフランジ5と雌部材3のフランジ11の相対的な位置関係を調整して正常な向きに取り付けることができる。
ところで、この間隔調整部材17に求められる弾性による変形量は、雄ねじ7及び雌ねじ13のピッチの小ささに応じて異なる。すなわち、ピッチの小さければ小さいほど、1回転するときのフランジ5,11の間隔の狭まり幅が小さくなるため、間隔調整部材17に求められる弾性による変形量も小さくなる。なお、変形前の間隔調整部材17の厚さが厚いとフランジ11と扉Xの面との間隔が広くなり外観上好ましくないため、ピッチを小さくし、間隔調整部材17の厚さを薄くするとよい。
なお、間隔調整部材17は、本実施例においては、捻回させなかった雌部材3のフランジ11にのみ添わせているが、雄部材2のフランジ5に添わせてもよい。ただ、本実施例のように間隔調整部材17をゴムで形成した場合は、回転させる際の摩擦抵抗が大きいので、固定側のフランジ11に添わせ、扉Xとの間に介挿するようにするとよい。
上述したように、本実施例による明かり採り具1は、雄部材2と雌部材3の締め付け量を調整する間隔調整部材17がフランジ11に添わせてあり、間隔調整部材17が上述したような弾性を有することから、扉Xにしっかりと止めつけた状態においてフランジ5を回転させることができるものとなる。この回転により、フランジ5の取付姿勢を調整することができ、扉Xの内外におけるフランジ5,11の取付姿勢を予め設定した通りに扉Xに取り付けることができる。さらに、間隔調整部材17は、フランジ11と扉Xの面との間で滑り止めの役割も果たすため、常にガタつくことのない安定した締め付け状態が得られ、また、間隔調整部材17がリング状をなしている場合は、取り付けや取り外しが容易であるとともに、扉Xとフランジ11の隙間を密封することができ、音漏れを防止することもできる。
また、雄部材2の筒体4と雌部材3の筒体10を捻回し螺合させて取り付けることから、取り付け作業が容易であり、ねじ込む度合いを調節することで様々な厚さの扉に取り付けることが可能になる。
なお、上記実施例においては、フランジ5,11の外形形状が四角形で、開口部8,14も四角形としたが、これに限ることはなく、図6に示すように、外形形状をハート形で、開口部8,14をハート形とすることもできるし、外形形状をクリスマスツリー形で開口8,14の形状を四角形状とすることもできる。つまり、任意の外形形状及び開口部を有する明かり採り具とすることができるのである。
次に、本発明の実施例2について説明する。図7は本発明による実施例2のフランジ11の斜視図である。なお、図中の符号において、図1〜図6と同一の符号は同一の部所を示すことから、重複説明を省略する。
この実施例に示す明かり採り具は、図7に示すように、間隔調整部材17を板バネ18とした場合である。
前記雌部材3のフランジ11には、板バネ18を嵌合するための溝19を、フランジ11のそれぞれの辺に対して長さ方向を揃えるようにして平行に4つ設けている。この溝19は断面が蟻溝形をしており、板バネ18の装着の受部にしてある。
板バネ18は、細長い細片状に形成してあり、両端の挿入部18a,18aを溝19に嵌合し、片の中間部を湾曲させて突出部18bとしている。この板バネ18は、両端の挿入部18a,18aが溝19に嵌合した状態において、突出部18bがフランジ11の内側面から弾性を保有した状態で浮き出るようにしてある。そして、扉Xの面と接したときに撓むことにより、雄部材2と雌部材3の螺合によるフランジ5,11の締め付けを、フランジ11の内側面と扉Xの面との間で調整することになる。
溝19及び板バネ18は、本実施例においては4つ設けられているが、これに限られることなく、板バネ18はいくつでもよい。
なお、板バネ18は、雌部材3のフランジ11にのみ設けられているが、回転させる側のフランジ5に設けたとしても、溝19及び板バネ18をフランジ5の辺と平行に設け、突出部18bの長さ方向を筒体4の回転方向に揃えるようにすれば、捻回操作によって筒体4と筒体10を螺合させるときに、扉Xの面にひっかからないので、容易に締め付け間隔の調整を行うことができる。
上述したように、本実施例においては、間隔調整部材として板バネ18を選択しているため、溝19に合った市販の板バネを利用することができ、コストを削減することができる。
また、上記各実施例においては、トイレやクローゼット等の扉に取り付ける明り採り具について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば訪問者を確認するためのスコープを備えた住宅の玄関扉等にも適用することができる。
本発明の実施例1による明り採り具の使用状態の中央縦断正面図。 本発明の実施例1による明り採り具の分解した状態の中央縦断正面図。 本発明の実施例1による明り採り具の分解斜視図。 フランジの角度調整を説明する図。 間隔調整部材による調整を説明する拡大縦断正面図。 フランジの他の形状を示す図。 本発明の実施例2による明かり採り具のフランジの斜視図。
符号の説明
1 明かり採り具
2 雄部材
3 雌部材
4,10 筒体
5,11 フランジ
6 透光部材
7 雄ねじ
8,14 開口部
9 係止凹部
12 レンズ
13 雌ねじ
15 レンズ主体
16 フランジ部
17 間隔調整部材
18 板バネ
18a 板バネの挿入部
18b 板バネの突出部
19 溝
X 扉
Y 取付孔

Claims (5)

  1. 嵌め合わせに結合される筒体からなる雄部材と雌部材を有し、
    前記雄部材は、一端に位置決めのフランジを備えると共に外周面に雄ねじを形成し、
    また前記雌部材は、一端に位置決めのフランジを備えると共に内周面に雌ねじを形成し、
    扉に穿つ取付孔に前記雄部材と前記雌部材とを内外から差し入れ前記雄、雌ねじを螺合して前記扉の内外面を前記フランジで挟み付け固定するようにした明り採り具にあって、
    前記雄部材若しくは前記雌部材の少なくとも一方のフランジの内側面に締め付け量を調整する間隔調整部材を介挿してなることを特徴とした明かり採り具。
  2. 間隔調整部材は、反発力を有する弾性体であることを特徴とした請求項1記載の明かり採り具。
  3. 間隔調整部材は、リング状をなしていることを特徴とした請求項1又は2記載の明かり採り具。
  4. 間隔調整部材は、複数個の分割体からなり、フランジの内側面に適宜配置されることを特徴とした請求項1又は2記載の明かり採り具。
  5. 間隔調整部材は、雄部材と雌部材の螺合による締め付け達成後1回転の締め付けを可能とする弾性収縮力をもつことを特徴とした請求項1乃至4のいずれかに記載の明かり採り具。
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