JP2021038658A - 開閉装置 - Google Patents

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治将 田原
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【課題】開閉体との間を気密状態にするための気密部材が不動部材に設けられていても、開閉体となっているスライド体のスライド移動時に、スライド体の表面に設けられている突部を気密部材が乗り越えられるようになる開閉装置を提供すること。【解決手段】凹部30が設けられている不動部材5に対してスライド体1はスライド移動し、気密部材20は、凹部30に挿入された本体部21と、この本体部21からスライド体1側へ延出している突片部22とを有し、この突片部22が弾性的に接触するスライド体1の面1Aには突部10Aが設けられ、突片部22の先端には、本体部21側へ折り返されている折り返し部22Cが設けられ、この折り返し部22Cにより、スライド体1のスライド移動時に、気密部材20は突部10Aを乗り越え可能となっている。【選択図】図6

Description

本発明は、開閉移動する開閉体と、開閉移動しない枠部材等の不動部材との間の気密状態を確保するため気密部材が用いられている引き戸装置等の開閉装置に関する。
開閉移動する開閉体と、開閉移動しない不動部材とを含んで構成されている開閉装置には、開閉体と不動部材との間を気密状態にするための気密部材が用いられ、下記の特許文献1に示されている開閉装置は、開閉体がスライド移動する扉体となっている引き戸装置である。そして、この引き戸装置に用いられている気密部材は、本体部と、この本体部から延出している突片部とを有するものとなっており、扉体に対して開閉移動しない不動部材となっている枠部材には、本体部が挿入された凹部が形成されており、この本体部から扉体側へ延出した突片部が扉体に弾性的に接触している。
特開2015−132087号公報(図2、図7及び図8)
上述の気密部材では、本体部が枠部材に形成された凹部に挿入されることにより、この気密部材は枠部材に配設される。このような気密部材の配設作業を行うためには、指で突片部を弾性的に本体部側へ折り曲げることにより、この突片部に凹部側への押圧力を作用させ、これによってこの押圧力が伝達される本体部を凹部に押し込むことが行われるが、押圧力を本体部の幅方向全体に均一に作用させることが困難である等の理由により、本体部が傾いて凹部に押し込まれてしまい、本体部を凹部に真っ直ぐに押し込むことが難しいため、気密部材の配設作業が手間のかかる作業となることがある。
本発明の目的は、本体部の傾きをなくしながらこの本体部を凹部に押し込むことができるようになり、配設作業を容易に行えるようになる開閉装置の気密部材を提供するところにある。
本発明に係る開閉装置の気密部材は、開閉移動する開閉体と、開閉移動しない不動部材とを含んで構成されている開閉装置に、前記開閉体と前記不動部材との間を気密状態にするために用いられる気密部材であって、本体部と、この本体部から延出している突片部とを有し、前記開閉体と前記不動部材とのうち、一方に設けられた凹部に前記本体部が挿入され、前記本体部から他方の側へ延出している前記突片部が前記他方に弾性的に接触する開閉装置の気密部材において、前記本体部から前記突片部と同じ側へ延出している押圧力受け部を有し、前記凹部に前記本体部を挿入するために前記突片部に作用させた前記凹部側への押圧力を前記押圧力受け部によって受けることが可能となっていることを特徴とするものである。
この気密部材には、本体部から突片部と同じ側へ延出している押圧力受け部が設けられており、この押圧力受け部により、凹部に本体部を挿入するために突片部に作用させた凹部側への押圧力を受けることが可能となっているため、気密部材の本体部を凹部に挿入する際に、押圧力は突片部と押圧力受け部を介して本体部に伝達されることになり、このため、本体部の傾きをなくしながらこの本体部を凹部に押し込むことができ、これにより、気密部材の配設作業を容易に行えるようになる。
以上において、気密部材の本体部が挿入される凹部は、不動部材に設けられていてもよく、あるいは、開閉体に設けられていてもよい。したがって、気密部材の突片部が弾性的に接触するものは、開閉体でもよく、あるいは、不動部材でもよい。
以上の本発明に係る気密部材において、本体部が凹部の内部の所定深さまでに挿入されたときも、押圧力受け部のうち、少なくとも延出方向の先端部が凹部から突出していることが好ましい。
これによると、凹部に挿入された本体部がこの凹部の内部の所定深さに達するまで、押圧力受け部によって前記押圧力を受けることができ、これにより、凹部の内部の所定深さまで本体部を挿入するための作業全体をとおして、本体部の傾きをなくしながら本体部を凹部に押し込むことができる。
また、突片部が、本体部の幅方向両側のうち、一方の側から延出している場合には、押圧力受け部を他方の側から延出させることが好ましい。
これによると、前記押圧力は、突片部と押圧力受け部を介して本体部に伝達されるため、この押圧力を本体部の幅方向全体に略均一状態にさせて本体部に伝達することができ、これにより、本体部が凹部の内部で傾いてしまうことを一層有効に防止することができて、本体部を凹部に真っ直ぐ又は略真っ直ぐに押し込むことができるようになる。
さらに、押圧力受け部を、本体部側での幅寸法が大きく、延出方向の先端部側での幅寸法が小さい台形又は略台形の形状としてもよい。
これによると、押圧力受け部によって受けられた押圧力を、形状が台形又は略台形となっている押圧力受け部を介して本体部に有効に伝達できるようになる。
また、突片部における本体部側の部分を、本体部側での幅寸法が大きく、延出方向の先端部側での幅寸法が小さい台形又は略台形のベース部としてもよい。
これによると、上述の押圧力受け部と同様に、押圧力を、台形又は略台形となっているベース部を介して本体部に有効に伝達できるようになる。
さらに、ベース部の本体部からの突出高さを、押圧力受け部の本体部からの突出高さと同じ又は略同じにしてもよい。
これによると、ベース部と押圧力受け部の両方に押圧力を均一又は略均一にさせて作用させることができ、これにより、本体部を凹部に一層真っ直ぐ又は略真っ直ぐに押し込むことができるようになる。
以上の本発明に係る気密部材は、本体部と、この本体部から延出している突片部とを有するものであれば、他の部分が設けられているものでもよく、その一例の気密部材は、本体部の幅方向両側の面に、凹部の内面に弾性的に接触する突起が形成されているものである。
さらに、気密部材の本体部が挿入される凹部が不動部材に設けられているとともに、開閉体が不動部材に対してスライド移動するスライド体であって、このスライド体における気密部材の突片部が弾性的に接触する面に突部が設けられている場合には、突片部の先端には、本体部側へ折り返されていて、突部を乗り越え可能となっている折り返し部が設けられていてもよい。
これによると、スライド体がスライド移動しているときに、突片部の先端に設けられている折り返し部がスライド体に設けられている突部を乗り越えるため、突片部がこの突部によってスライド体のスライド方向にめくり上がってしまうことを防止できる。
以上説明した本発明に係る気密部材は、任意の開閉装置に適用することができ、この開閉装置は、例えば、引き戸装置でもよく、開き戸装置でもよく、折れ戸装置でもよく、可動間仕切り装置でもよい。また、本発明に係る気密部材は、建物以外のものに設置される開閉装置にも適用できる。
本発明によると、気密部材の本体部の傾きをなくしながらこの本体部を凹部に押し込むことができるようになり、気密部材の配設作業を容易に行えるという効果を得られる。
図1は、本発明の一実施形態に係る気密部材が用いられている引き戸装置の全体を示す正面図である。 図2は、図1のS2−S2線断面図である。 図3は、気密部材の斜視図である。 図4は、図1及び図2で示されている戸先側縦枠部材と、この戸先側縦枠部材に配設されている気密部材とを示す平断面図である。 図5は、図4で示されている気密部材の本体部を戸先側縦枠部材の凹部に挿入する作業を示す平断面である。 図6は、図1及び図2で示されている竪額縁部材に配設された気密部材の折り返し部の作用を示す平断面図である。
以下に本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。本実施形態に係る開閉装置は、図1で示す引き戸装置である。このため、本実施形態に係る開閉体は、図1において左右方向に開閉移動することにより、開口部となっている出入口2を開閉する扉体1であり、この出入口2は、出入口の上方に配置された無目3と、扉体1の閉じ側に配置された戸先側縦枠部材4と、扉体1の閉じ方向の途中に配置された竪額縁部材5とからなる三方枠の内側に形成されている。
左右方向にスライドするスライド体になっている扉体1は、上吊り式の扉体であるため、点検カバー3Aが着脱可能に取り付けられている無目3の内部には、扉体1の上部に配置された吊り車が転動自在に載置係合している上部ガイドレール部材等からなる扉体移動機構が収納され、また、床6には、扉体1の下部に配置されたローラ7が転動自在に載置係合している下部ガイドレール部材8が敷設されている。さらに、床6には、回転中心軸の軸方向が鉛直方向となっているガイドローラ9が回転自在に立設配置されており、このガイドローラ9が収納される溝が下面に左右方向に延設されている扉体1は、上部ガイドレール部材と、下部ガイドレール部材8と、ガイドローラ9とに案内されて開閉移動する。また、扉体1には、扉体1の厚さ方向に貫通形成された覗き窓用のドアスコープ10が取り付けられている。
図2は、図1のS2−S2線断面図であり、図1に示されている壁等は省略されている。この図2には、戸先側縦枠部材4に配設された気密部材20が、全閉位置に達している扉体1の厚さ方向両側の表面に接触している状態が示されている。また、図2には、扉体1の厚さ方向両側のうち、一方の側に配設されている竪額縁部材5に気密部材20が配設されていて、この気密部材20が、扉体1の厚さ方向両側の表面のうち、一方の表面に接触している状態も示されており、扉体1の高さ方向が長さ方向となっているこれらの気密部材20により、扉体1と、戸先側縦枠部材4及び竪額縁部材5との間の気密性が確保されている。
なお、以上の本実施形態において、前述のスライド体である扉体1が開閉移動する開閉体となっているのに対し、戸先側縦枠部材4及び竪額縁部材5は開閉移動しない不動部材となっている。
図3には気密部材20が示されている。この気密部材20は、全体が弾力性を有する合成ゴム又は天然ゴムで形成され、かつ長さ方向と直交する断面形状が同一形状となって長さ方向に連続している。そして、気密部材20は、内部に空洞部21Aが形成された本体部21と、この本体部21の幅方向(言い換えると、扉体1の開閉移動方向)両側のうち、一方の側において、本体部21から延出している突片部22とを有するものとなっており、この突片部22は、本体部21側のベース部22Aと、このベース部22Aの先端から外側へ凸状に湾曲しながら、本体部21の幅方向両側のうち、他方の側へ延伸している延伸部22Bとを備えたものとなっており、延伸部22Bの先端には、延伸部22Bよりも小さい曲率半径で外側へ凸状に湾曲しながら本体部21側へ折り返されている折り返し部22Cが設けられている。
突片部22のうち、延伸部22Bと折り返し部22Cは、図1及び図2で示した扉体1の表面に弾性的に接触し、これにより、扉体1と、戸先側縦枠部材4及び竪額縁部材5との間の気密性が確保されるようになっている。
ベース部22Aは、本体部21側の幅寸法が大きくて、ベース部22Aの延出方向の先端部側(言い換えると、本体部21側とは反対側)の幅寸法が小さい台形又は略台形の形状となっており、また、延伸部22Bと折り返し部22Cは、ベース部22Aの最小幅寸法と同じ又は略同じになっている厚さが連続したものとなっている。
本体部21の幅方向両側のうち、突片部22が設けられている側とは反対側(言い換えると、前記他方の側)には、押圧力受け部23が形成されており、この押圧力受け部23は、本体部21から突片部22と同じ側へ、すなわち、気密部材20が戸先側縦枠部材4及び竪額縁部材5に配設されたときに扉体1側となる側へ延出している。この押圧力受け部23も、突片部22のベース部22Aと同様に、本体部21側の幅寸法が大きくて、押圧力受け部23の延出方向の先端部側の幅寸法が小さい台形又は略台形の形状となっている。また、押圧力受け部23の先端部は、突片部22の折り返し部22Cまで達しておらず、押圧力受け部23の先端部と突片部22の折り返し部22Cとの間には、間隔が存在しており、押圧力受け部23の先端部と突片部22の折り返し部22Cは、接触していない。
そして、本実施形態に係る気密部材20において、突片部22の一部となっているベース部22Aの本体部21からの突出高さは、押圧力受け部23の本体部21からの突出高さと同じ又は略同じになっている。
なお、本実施形態に係る気密部材20では、突片部22のうち、台形又は略台形の形状となっているベース部22Aは、全体として押圧力受け部23から離れる方向に傾きながら本体部21から延出している。
また、本実施形態に係る気密部材20では、本体部21の幅方向両側の面において、複数の突起24が形成されており、本体部21にヒレ状に設けられているこれらの突起24は、突片部22及び押圧力受け部23の側への傾き角度をもって本体部21の幅方向両側の面から突出形成されている。また、本体部21における突片部22及び押圧力受け部23が設けられた箇所とは反対側の箇所には、気密部材20の全体の高さ寸法を調整可能とするための複数の高さ調整部25が重なり合って設けられている。三角状凸部の先端で本体部21や他の高さ調整部25と接続されているこれらの高さ調整部25は、引っ張り力により三角状凸部の先端での接続が切断されて個別に剥離可能となっているため、本体部21に接続されている高さ調整部25の個数を変えることにより、気密部材20の全体の高さ寸法が調整される。
そして、高さ調整部25の個数を変えることにより、後述するように、戸先側縦枠部材4と竪額縁部材5に形成されている凹部の内部の所定深さまで気密部材20の本体部21を挿入したときに、凹部から突出する気密部材20の突片部22の突出量が調整され、この突出量を適正量とすることができる。
図4及び図6には、気密部材20が戸先側縦枠部材4と竪額縁部材5に配設されたときの状態が拡大されて示されている。板金の折り曲げ品であるこれらの戸先側縦枠部材4と竪額縁部材5には、扉体1側が開口している凹部30が形成されており、これらの凹部30に気密部材20の本体部21が挿入されることにより、気密部材20は、弾性変形した突起24が凹部30の内面に弾性接触して戸先側縦枠部材4と竪額縁部材5に配設される。
図5には、気密部材20の本体部21を凹部30に挿入するための作業が示されている。作業者は、指31を気密部材20の突片部22の延伸部22Bの外面に当てて、延伸部22Bをベース部22Aに対して折り曲げることにより、指31により突片部22に凹部30側への押圧力を作用させる。これにより、延伸部22Bの内面が押圧力受け部23の先端部に当接して、指31からの押圧力は、押圧力受け部23で受けられることになり、このため、この押圧力は、押圧力受け部23と、突片部22のベース部22Aとを介して本体部21に伝達される。このため、本体部21が凹部30に挿入されるときに、凹部30の内面と弾性接触することでこの挿入時の抵抗力が生ずる突起24が、本体部21の幅方向両側の面に設けられていても、本体部21が凹部30の内部で傾くことなくこの本体部21を凹部30に押し込むことができ、これにより、本体部21を凹部30に挿入することよって実施される気密部材20の配設作業を容易に行うことができる。
また、突片部22のベース部22Aは、前述したように、本体部21の幅方向両側のうち、一方の側に設けられ、押圧力受け部23は、他方の側に設けられているため、本体部21に伝達される上記押圧力は、本体部21の幅方向全体に略均一状態となって本体部21に作用し、このため、本体部21を凹部30に真っ直ぐ又は略真っ直ぐに押し込むことができる。
さらに、押圧力受け部23は、前述したように、本体部21側の幅寸法が大きくて、押圧力受け部23の延出方向の先端部側の幅寸法が小さい台形又は略台形の形状となっており、突片部22のベース部22Aも、本体部21側の幅寸法が大きくて、ベース部22Aの延出方向の先端部側の幅寸法が小さい台形又は略台形の形状となっているため、これらの押圧力受け部23と突片部22のベース部22Aとを介して本体部21に伝達される上記押圧力は、本体部21の幅方向全体に一層均一状態に近い状態となって本体部21に作用することになり、これにより、本体部21を凹部30に真っ直ぐ又は略真っ直ぐに押し込むことを一層有効に実現できる。
また、前述したように、ベース部22Aの本体部21からの突出高さは、押圧力受け部23の本体部21からの突出高さと同じ又は略同じになっているため、ベース部22Aと押圧力受け部23の両方に押圧力が均一又は略均一となって作用することになり、このため、本体部21を凹部30に一層真っ直ぐ又は略真っ直ぐに押し込むことができる。
図4及び図6は、気密部材20の本体部21が凹部30の内部の所定深さまで挿入されたときの状態を示している。なお、気密部材20の本体部21が凹部30の内部の所定深さまで挿入されたときとは、図4及び図6では、本体部21に複数の高さ調整部25が残されているため、最下段の高さ調整部25が凹部30の底部に接触したときであり、本体部21に高さ調整部25が残されていない場合には、本体部21が凹部30の底部に接触したときである。図4及び図6から分かるように、本体部21が凹部30の内部の所定深さまで挿入されたときでも、押圧力受け部23の先端部と、突片部22のベース部22Aの先端部は、凹部30から突出している。このため、本体部21を凹部30の内部の所定深さまで挿入する作業全体をとおして、指31からの押圧力を、押圧力受け部23と、突片部22のベース部22Aとを介して本体部21に作用させ続けることができ、このため、本体部21が凹部30の内部の所定深さまで挿入されるまで、本体部21が凹部30の内部で傾いてしまうことはなく、本体部21を凹部30に真っ直ぐ又は略真っ直ぐに押し込むことができる。
以上の作業により、気密部材20は戸先側縦枠部材4と竪額縁部材5に配設され、この配設後においては、気密部材20の突片部22と押圧力受け部23は、本体部21から扉体1側へ延出しており、扉体1の厚さ方向の表面に弾性的に接触する突片部22により、扉体1と、戸先側縦枠部材4及び竪額縁部材5との間の気密性が確保される。
また、図6は、全閉位置まで達した扉体1が全開位置に向かって移動しているときの状態を示している。前述したように、扉体1にはドアスコープ10が取り付けられ、このドアスコープ10は、気密部材20の突片部22が弾性的に接触している扉体1の表面1Aから突出した突部となっているフランジ部10Aを有する。扉体1が全開位置に向かって移動しているときに、フランジ部10Aは気密部材20の突片部22に当接するが、突片部22の先端には、本体部21側へ折り返されている折り返し部22Cが設けられ、この折り返し部22Cの折り返し量は、扉体1の表面1Aからのフランジ部10Aの突出量よりも大きく、折り返し部22Cがフランジ部10Aを乗り越えて扉体1は移動するため、突片部22がフランジ部10Aによって扉体1の移動方向にめくり上がってしまうことを防止できることになる。
本発明は、引き戸装置や開き戸装置等の開閉装置の開閉移動する開閉体と、開閉移動しない枠部材等の不動部材との間の気密状態を確保するために利用することができる。
1 開閉体であって、スライド体となっている扉体
5 不動部材である竪額縁部材
10 ドアスコープ
10A 突部であるドアスコープのフランジ部
20 気密部材
21 本体部
22 突片部
22A ベース部
22B 延伸部
22C 折り返し部
30 凹部

Claims (10)

  1. 開閉移動する開閉体と、開閉移動しない不動部材とを含んで構成され、前記開閉体と前記不動部材との間を気密状態にするための気密部材が用いられている開閉装置であって、
    前記不動部材には、凹部が設けられているとともに、前記開閉体は前記不動部材に対してスライド移動するスライド体であり、前記気密部材は、前記凹部に挿入された本体部と、この本体部から前記スライド体側へ延出している突片部とを有し、この突片部が弾性的に接触する前記スライド体の面には突部が設けられ、前記突片部の先端には、前記本体部側へ折り返されていて、前記突部を乗り越え可能となっている折り返し部が設けられていることを特徴とする開閉装置。
  2. 請求項1に記載の開閉装置において、前記折り返し部の折り返し量は、前記スライド体の前記面からの前記突部の突出量よりも大きくなっていることを特徴とする開閉装置。
  3. 請求項1又は2に記載の開閉装置において、前記折り返し部は、前記スライド体側である外側へ凸状に湾曲している形状となっていることを特徴とする開閉装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の開閉装置において、前記突片部は、前記本体部における前記スライド体の開閉移動方向両側のうち、一方の側において、前記本体部から前記スライド体側へ延出していることを特徴とする開閉装置。
  5. 請求項4に記載の開閉装置において、前記突片部は、前記本体部側のベース部と、このベース部の先端から、前記本体部における前記スライド体の開閉移動方向両側のうち、他方の側へ延伸している延伸部とを有し、この延伸部の先端に前記折り返し部が設けられていることを特徴とする開閉装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の開閉装置において、前記スライド体は、扉体であることを特徴とする開閉装置。
  7. 請求項6に記載の開閉装置において、前記扉体は、上吊り式の扉体であることを特徴とする開閉装置。
  8. 請求項6又は7に記載の開閉装置において、前記扉体は、この扉体の下部に配置されたローラが載置された下部ガイドレールによりスライド移動するものとなっていることを特徴とする開閉装置。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の開閉装置において、前記扉体は、全閉位置と全開位置との間をスライド移動するものになっており、前記気密部材は、前記全閉位置に達しているときの前記扉体に設けられている前記突部の位置よりも前記全開位置側に配置されていることを特徴とする開閉装置。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の開閉装置において、前記突部は、前記スライド体に取り付けられているドアスコープのフランジ部であることを特徴とする開閉装置。
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