JP3252693B2 - 表面化粧造作材 - Google Patents
表面化粧造作材Info
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- Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
Description
【0001】
【技術分野】本発明は,芯材の表面に化粧板を貼着して
なる表面化粧造作材に関する。
なる表面化粧造作材に関する。
【0002】
【従来技術】近年,地球規模において,自然との共存共
栄が強く叫ばれるようになり,自然環境保護のため,木
材資源の伐採が制限されている。そのため,建材の分野
においては,天然木材をそのまま使用することが益々困
難になりつつある。そこで,従来,単独では用いられな
い比較的低級の木材板を芯材として用い,その表面に単
板,合板,MDF等の薄板状の化粧板を貼着して,板状
の表面化粧造作材とすることが行われている。このよう
な表面化粧造作材としては,例えば,階段の踏板,ドア
枠,ケーシング窓枠などがある。
栄が強く叫ばれるようになり,自然環境保護のため,木
材資源の伐採が制限されている。そのため,建材の分野
においては,天然木材をそのまま使用することが益々困
難になりつつある。そこで,従来,単独では用いられな
い比較的低級の木材板を芯材として用い,その表面に単
板,合板,MDF等の薄板状の化粧板を貼着して,板状
の表面化粧造作材とすることが行われている。このよう
な表面化粧造作材としては,例えば,階段の踏板,ドア
枠,ケーシング窓枠などがある。
【0003】即ち,図7〜図9に示すごとく,上記表面
化粧造作材90は,板状の芯材911に対して,その表
面側,横側面側,及び裏側面の一部分に,連続した1枚
の化粧板8を貼着してなるものである。上記化粧板8
は,上記各側面によって形成されるコーナー部86にお
いてその裏面に折り曲げ用のV状切欠部85を有する
(図7,図9)。
化粧造作材90は,板状の芯材911に対して,その表
面側,横側面側,及び裏側面の一部分に,連続した1枚
の化粧板8を貼着してなるものである。上記化粧板8
は,上記各側面によって形成されるコーナー部86にお
いてその裏面に折り曲げ用のV状切欠部85を有する
(図7,図9)。
【0004】そして,上記化粧板8の表面には,多数の
木目状等のエンボス溝81を有すると共に,該エンボス
溝に濃色塗料が施されている。そのため,上記エンボス
溝81内には多くの濃色塗料が入り込み,化粧板の表面
には人工の木目模様82が形成されている(図7,図
8)。上記化粧板8は,図7,図9に示すごとく,上記
V状切欠部85,85の2ヶ所に接着剤を塗布して,直
角又は直角以外の角度に折り曲げ,接着剤を介して芯材
911に貼着する。上記芯材911は,三枚の板材91
1〜913を,予め積層接合した合板である。
木目状等のエンボス溝81を有すると共に,該エンボス
溝に濃色塗料が施されている。そのため,上記エンボス
溝81内には多くの濃色塗料が入り込み,化粧板の表面
には人工の木目模様82が形成されている(図7,図
8)。上記化粧板8は,図7,図9に示すごとく,上記
V状切欠部85,85の2ヶ所に接着剤を塗布して,直
角又は直角以外の角度に折り曲げ,接着剤を介して芯材
911に貼着する。上記芯材911は,三枚の板材91
1〜913を,予め積層接合した合板である。
【0005】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来の表
面化粧造作材90においては,図10に示すごとく,上
記化粧板8のコーナー部86において,時折,亀裂89
を発生し,更にはこの亀裂89から接着剤が漏出するこ
とがある。そのため,表面化粧造作材の見栄えが悪くな
る。そして,上記亀裂89は,上記コーナー部における
エンボス溝81がその発生源となっている。一方,上記
エンボス溝81は上記のごとく,化粧板8の表面,即ち
表面化粧造作材の表面に,木目模様82を形成するため
に設けるものであり,表面化粧造作材にとって重要な要
素である。
面化粧造作材90においては,図10に示すごとく,上
記化粧板8のコーナー部86において,時折,亀裂89
を発生し,更にはこの亀裂89から接着剤が漏出するこ
とがある。そのため,表面化粧造作材の見栄えが悪くな
る。そして,上記亀裂89は,上記コーナー部における
エンボス溝81がその発生源となっている。一方,上記
エンボス溝81は上記のごとく,化粧板8の表面,即ち
表面化粧造作材の表面に,木目模様82を形成するため
に設けるものであり,表面化粧造作材にとって重要な要
素である。
【0006】本発明は,かかる従来の問題点に鑑み,コ
ーナー部における亀裂の発生,接着剤の漏出等の損傷が
なく,見栄えの良い表面化粧造作材を提供しようとする
ものである。
ーナー部における亀裂の発生,接着剤の漏出等の損傷が
なく,見栄えの良い表面化粧造作材を提供しようとする
ものである。
【0007】
【課題の解決手段】請求項1の発明は,板状の芯材に対
して,その表側面,横側面及び裏側面に連続した1枚の
化粧板を,接着剤を介して貼着してなると共に,該化粧
板は,上記各側面によって形成されるコーナー部におい
て,その裏面に折り曲げ用のV状切欠部を有しており,
かつ該化粧板の表面には,多数のエンボス溝を有すると
共に該エンボス溝に濃色塗料が施され,上記エンボス溝
と濃色塗料とによって木目模様が形成されている表面化
粧造作材において,上記化粧板のコーナー部の表面に設
けた多数の第2エンボス溝の深さは,その他の他部位に
設けた多数の第1エンボス溝の深さよりも浅く形成して
あることを特徴とする表面化粧造作材にある。
して,その表側面,横側面及び裏側面に連続した1枚の
化粧板を,接着剤を介して貼着してなると共に,該化粧
板は,上記各側面によって形成されるコーナー部におい
て,その裏面に折り曲げ用のV状切欠部を有しており,
かつ該化粧板の表面には,多数のエンボス溝を有すると
共に該エンボス溝に濃色塗料が施され,上記エンボス溝
と濃色塗料とによって木目模様が形成されている表面化
粧造作材において,上記化粧板のコーナー部の表面に設
けた多数の第2エンボス溝の深さは,その他の他部位に
設けた多数の第1エンボス溝の深さよりも浅く形成して
あることを特徴とする表面化粧造作材にある。
【0008】本発明において最も注目すべきことは,上
記コーナー部の表面,つまり上記V状切欠部を設けてあ
る部分の表面側に設けた第2エンボス溝の深さは,他部
位に設けた第1エンボス溝の深さよりも浅く形成してあ
ることである。
記コーナー部の表面,つまり上記V状切欠部を設けてあ
る部分の表面側に設けた第2エンボス溝の深さは,他部
位に設けた第1エンボス溝の深さよりも浅く形成してあ
ることである。
【0009】そのため,化粧板をコーナー部において折
り曲げ,これを芯材に貼着する際において,エンボス溝
に起因する亀裂の発生はない。それ故,上記接着剤の漏
出もない。また,上記他部位においては深い第1エンボ
ス溝が形成され,その中に濃色塗料が多量に入っている
ので木目模様等の濃い表面模様が形成される。したがっ
て,本発明にかかる表面化粧造作材は見栄えが良い。
り曲げ,これを芯材に貼着する際において,エンボス溝
に起因する亀裂の発生はない。それ故,上記接着剤の漏
出もない。また,上記他部位においては深い第1エンボ
ス溝が形成され,その中に濃色塗料が多量に入っている
ので木目模様等の濃い表面模様が形成される。したがっ
て,本発明にかかる表面化粧造作材は見栄えが良い。
【0010】次に,上記第2エンボス溝は,コーナー部
を中心として,その付近に多数設ける。また,上記第2
エンボス溝は少なくともコーナー部に設ければ良いが,
実施形態例に示すごとく,表面化粧造作材の横側面,裏
側面に渡って,設けても良い(図1〜図3)。多数の第
2エンボス溝を設ける範囲の幅は,請求項2に示すごと
く,上記V状切欠部の開口幅の1.5〜5倍とすること
が好ましい。1.5倍未満では,コーナー部に亀裂が発
生するおそれがあり,一方5倍を超えると第1エンボス
溝の形成範囲が少なくなり,木目模様の形成領域が少な
くなり,意匠性を損なうおそれがある。
を中心として,その付近に多数設ける。また,上記第2
エンボス溝は少なくともコーナー部に設ければ良いが,
実施形態例に示すごとく,表面化粧造作材の横側面,裏
側面に渡って,設けても良い(図1〜図3)。多数の第
2エンボス溝を設ける範囲の幅は,請求項2に示すごと
く,上記V状切欠部の開口幅の1.5〜5倍とすること
が好ましい。1.5倍未満では,コーナー部に亀裂が発
生するおそれがあり,一方5倍を超えると第1エンボス
溝の形成範囲が少なくなり,木目模様の形成領域が少な
くなり,意匠性を損なうおそれがある。
【0011】次に,請求項3に示すごとく,上記化粧板
の厚みは2〜6mmであり,また上記第2エンボス溝の
深さは0.10〜0.20mm,上記他部位の第1エン
ボス溝の深さは0.25〜0.55mmであることが好
ましい。上記化粧板の厚みは表面化粧造作材を構成する
上で必要な厚みである。
の厚みは2〜6mmであり,また上記第2エンボス溝の
深さは0.10〜0.20mm,上記他部位の第1エン
ボス溝の深さは0.25〜0.55mmであることが好
ましい。上記化粧板の厚みは表面化粧造作材を構成する
上で必要な厚みである。
【0012】第2エンボス溝の深さが0.10mm未満
では,コーナー部に均一な木目模様を形成することが困
難であり,一方0.20mmを越えると前記亀裂発生の
おそれがある。また,第1エンボス溝の深さが0.25
mm未満では上記木目模様を明確化することが困難であ
り,一方0.55mmを越えると意匠性が低下するおそ
れがある。
では,コーナー部に均一な木目模様を形成することが困
難であり,一方0.20mmを越えると前記亀裂発生の
おそれがある。また,第1エンボス溝の深さが0.25
mm未満では上記木目模様を明確化することが困難であ
り,一方0.55mmを越えると意匠性が低下するおそ
れがある。
【0013】次に,請求項4に示すごとく,上記化粧板
は,単板,合板,繊維板,パーティクルボードのいずれ
かを用いることができる。次に,請求項5に示すごと
く,上記芯材は,木材,集成材,繊維板,パーティクル
ボード,合板(LVLを含む)のいずれかを用いること
ができる。
は,単板,合板,繊維板,パーティクルボードのいずれ
かを用いることができる。次に,請求項5に示すごと
く,上記芯材は,木材,集成材,繊維板,パーティクル
ボード,合板(LVLを含む)のいずれかを用いること
ができる。
【0014】
実施形態例1 次に,本発明の実施形態例にかかる表面化粧造作材につ
き,図1〜図3を用いて説明する。本例の表面化粧造作
材2は,図1に示すごとく,芯材91に対して,その表
側面,横側面及び一部の裏側面に連続した1枚の化粧板
1を接着剤(図示略)を用いて貼着してなるものであ
る。
き,図1〜図3を用いて説明する。本例の表面化粧造作
材2は,図1に示すごとく,芯材91に対して,その表
側面,横側面及び一部の裏側面に連続した1枚の化粧板
1を接着剤(図示略)を用いて貼着してなるものであ
る。
【0015】上記化粧板1は,図1,図2に示すごと
く,上記各側面によって形成されるコーナー部150に
おいて,その裏面に折り曲げ用のV状切欠部15,15
を有する。また,上記化粧板1の表面には,図1〜図3
に示すごとく,そのコーナー部150の表面に多数の第
2エンボス溝12を有し,一方コーナー部150以外の
他部位には多数の第1エンボス溝11を形成してある。
そして,化粧板1の表面には,後述のごとく,上記第2
エンボス溝12,第1エンボス溝11と,溝部の濃色塗
料,溝部以外の平面部の淡色塗料等とによって形成した
木目模様121,111の化粧面が形成されている。
く,上記各側面によって形成されるコーナー部150に
おいて,その裏面に折り曲げ用のV状切欠部15,15
を有する。また,上記化粧板1の表面には,図1〜図3
に示すごとく,そのコーナー部150の表面に多数の第
2エンボス溝12を有し,一方コーナー部150以外の
他部位には多数の第1エンボス溝11を形成してある。
そして,化粧板1の表面には,後述のごとく,上記第2
エンボス溝12,第1エンボス溝11と,溝部の濃色塗
料,溝部以外の平面部の淡色塗料等とによって形成した
木目模様121,111の化粧面が形成されている。
【0016】本例において,上記第2エンボス溝12の
深さは0.15mmであり,一方第1エンボス溝11の
深さは0.4mmであり,前者の方が浅く形成してあ
る。また,化粧板の厚みは3mmである。また,V状切
欠部15の深さは化粧板の厚みに略同等もしくは化粧板
の厚みより若干浅目としている。そして,第2エンボス
溝12を形成した範囲の幅は,各V状切欠部15の開口
部の幅に対して約4倍である。そのため,図1,図2よ
り知られるように,表面化粧造作材の表側面(上面)か
ら横側面に至る部分のコーナー部150よりも内側(表
側面)にも,その一部分に第2エンボス溝12が形成さ
れている。
深さは0.15mmであり,一方第1エンボス溝11の
深さは0.4mmであり,前者の方が浅く形成してあ
る。また,化粧板の厚みは3mmである。また,V状切
欠部15の深さは化粧板の厚みに略同等もしくは化粧板
の厚みより若干浅目としている。そして,第2エンボス
溝12を形成した範囲の幅は,各V状切欠部15の開口
部の幅に対して約4倍である。そのため,図1,図2よ
り知られるように,表面化粧造作材の表側面(上面)か
ら横側面に至る部分のコーナー部150よりも内側(表
側面)にも,その一部分に第2エンボス溝12が形成さ
れている。
【0017】また,本例においては,上記化粧板1は木
質繊維板を用いてある。一方,芯材91は,ラワン材の
薄板911〜913を三段積層し,接合した合板を用い
てある。
質繊維板を用いてある。一方,芯材91は,ラワン材の
薄板911〜913を三段積層し,接合した合板を用い
てある。
【0018】また,上記化粧板1は,次のようにして上
記木目模様111,121を設けたものである。即ち,
化粧板1の表面に,上記のごとく,第1エンボス溝1
1,第2エンボス溝12を形成し,次いでその上にシー
ラ(全面)処理,濃色塗料塗装(全面),ワイピング処
理を順次施す。更に,エンボス溝のない平面に化粧仕上
塗装を行ない,次いでクリアー仕上げを施す。これによ
り,木目模様111,121が形成される。
記木目模様111,121を設けたものである。即ち,
化粧板1の表面に,上記のごとく,第1エンボス溝1
1,第2エンボス溝12を形成し,次いでその上にシー
ラ(全面)処理,濃色塗料塗装(全面),ワイピング処
理を順次施す。更に,エンボス溝のない平面に化粧仕上
塗装を行ない,次いでクリアー仕上げを施す。これによ
り,木目模様111,121が形成される。
【0019】その後,コーナー部150に粘着シートを
貼着し,裏面側の所定位置に上記V状切欠部15を形成
し化粧板1を得る。次いで,該化粧板1における上記V
状切欠部15に接着剤を塗布して折り曲げ,閉着しなが
ら,接着剤を介して芯材に接着する。
貼着し,裏面側の所定位置に上記V状切欠部15を形成
し化粧板1を得る。次いで,該化粧板1における上記V
状切欠部15に接着剤を塗布して折り曲げ,閉着しなが
ら,接着剤を介して芯材に接着する。
【0020】本例の表面化粧造作材2においては,コー
ナー部150の表面に設けた第2エンボス溝12の深さ
が,他部位の第1エンボス溝11の深さよりも浅く形成
してある。そのため,粘着シートを介してコーナー部を
折り曲げた際に,第1エンボス溝に起因する亀裂の発生
がない。それ故,接着剤の漏出がない。なお,粘着シー
トは接着剤が硬化した後で剥離する。
ナー部150の表面に設けた第2エンボス溝12の深さ
が,他部位の第1エンボス溝11の深さよりも浅く形成
してある。そのため,粘着シートを介してコーナー部を
折り曲げた際に,第1エンボス溝に起因する亀裂の発生
がない。それ故,接着剤の漏出がない。なお,粘着シー
トは接着剤が硬化した後で剥離する。
【0021】また,上記コーナー部以外の他部位に設け
た第1エンボス溝11は,深い溝であり,その中に上記
濃色塗料等が多量に入る。そのため,第1エンボス溝1
1によって形成される木目模様111は濃い意匠模様と
して美しく具現される。従って,本例によれば,見栄え
の良い表面化粧造作材を得ることができる。
た第1エンボス溝11は,深い溝であり,その中に上記
濃色塗料等が多量に入る。そのため,第1エンボス溝1
1によって形成される木目模様111は濃い意匠模様と
して美しく具現される。従って,本例によれば,見栄え
の良い表面化粧造作材を得ることができる。
【0022】実施形態例2 本例は,図4〜図6に示すごとく,芯材3としてパーテ
ィクルボードを用い,該芯材3の表側面,左及び右の両
横側面,及び一部の裏側面に化粧板10を貼着してなる
表面化粧造作材21である。上記化粧板10の左右のコ
ーナー部150,151の裏面側には,それぞれV状切
欠部15が形成されている。その他は実施形態例1と同
様である。
ィクルボードを用い,該芯材3の表側面,左及び右の両
横側面,及び一部の裏側面に化粧板10を貼着してなる
表面化粧造作材21である。上記化粧板10の左右のコ
ーナー部150,151の裏面側には,それぞれV状切
欠部15が形成されている。その他は実施形態例1と同
様である。
【0023】本例においても,実施形態例1と同様の効
果を得ることができる。また,上記のようにして得られ
た表面化粧造作材21(図4)は,図4に点線Cで示す
ごとく,その中央部で切断することもできる。これによ
り,実施形態例1の表面化粧造作材2と同様に,芯材の
一方の横側面には,化粧板が貼着されていない,表面化
粧造作材を得ることができる。
果を得ることができる。また,上記のようにして得られ
た表面化粧造作材21(図4)は,図4に点線Cで示す
ごとく,その中央部で切断することもできる。これによ
り,実施形態例1の表面化粧造作材2と同様に,芯材の
一方の横側面には,化粧板が貼着されていない,表面化
粧造作材を得ることができる。
【0024】
【発明の効果】上記のごとく,本発明によればコーナー
部における亀裂の発生,接着剤の漏出等の損傷がなく,
見栄えの良い表面化粧造作材を提供することができる。
部における亀裂の発生,接着剤の漏出等の損傷がなく,
見栄えの良い表面化粧造作材を提供することができる。
【図1】実施形態例1にかかる表面化粧造作材の斜視
図。
図。
【図2】実施形態例1にかかる化粧板の側面図。
【図3】実施形態例1にかかる化粧板の平面図。
【図4】実施形態例2にかかる表面化粧造作材の斜視
図。
図。
【図5】実施形態例2にかかる化粧板の側面図。
【図6】実施形態例2にかかる化粧板の平面図。
【図7】従来例にかかる表面化粧造作材の斜視図。
【図8】従来例にかかる化粧板の平面図。
【図9】従来例にかかる化粧板の側面図。
【図10】従来例の表面化粧造作材の問題点を示す斜視
図。
図。
1...化粧板, 11...第1エンボス溝, 111,121...木目模様, 12...第2エンボス溝, 15...V状切欠部, 150...コーナー部, 91...芯材,
Claims (5)
- 【請求項1】 板状の芯材に対して,その表側面,横側
面及び裏側面に連続した1枚の化粧板を,接着剤を介し
て貼着してなると共に,該化粧板は,上記各側面によっ
て形成されるコーナー部において,その裏面に折り曲げ
用のV状切欠部を有しており,かつ該化粧板の表面に
は,多数のエンボス溝を有すると共に該エンボス溝に濃
色塗料が施され,上記エンボス溝と濃色塗料とによって
木目模様が形成されている表面化粧造作材において,上
記化粧板のコーナー部の表面に設けた多数の第2エンボ
ス溝の深さは,その他の他部位に設けた多数の第1エン
ボス溝の深さよりも浅く形成してあることを特徴とする
表面化粧造作材。 - 【請求項2】 請求項1において,上記第2エンボス溝
を設ける範囲の幅は,上記V状切欠部の開口部の幅の
1.5〜5倍であることを特徴とする表面化粧造作材。 - 【請求項3】 請求項1又は2において,上記化粧板の
厚みは2〜6mmであり,また上記第2エンボス溝の深
さは0.10〜0.20mm,上記他部位の第1エンボ
ス溝の深さは0.25〜0.55mmであることを特徴
とする表面化粧造作材。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項において,
上記化粧板は,単板,合板,繊維板,パーティクルボー
ドのいずれかであることを特徴とする表面化粧造作材。 - 【請求項5】 請求項1〜3のいずれか一項において,
上記芯材は,木材,集成材,繊維板,パーティクルボー
ド,合板のいずれかであることを特徴とする表面化粧造
作材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03745096A JP3252693B2 (ja) | 1996-01-30 | 1996-01-30 | 表面化粧造作材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03745096A JP3252693B2 (ja) | 1996-01-30 | 1996-01-30 | 表面化粧造作材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09209493A JPH09209493A (ja) | 1997-08-12 |
JP3252693B2 true JP3252693B2 (ja) | 2002-02-04 |
Family
ID=12497851
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03745096A Expired - Fee Related JP3252693B2 (ja) | 1996-01-30 | 1996-01-30 | 表面化粧造作材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3252693B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008173807A (ja) * | 2007-01-17 | 2008-07-31 | Matsushita Electric Works Ltd | 化粧パーティクルボードの製造方法及び化粧パーティクルボード |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6661503B2 (ja) * | 2016-09-23 | 2020-03-11 | 柏田木材工業株式会社 | 板材の折り曲げ方法 |
-
1996
- 1996-01-30 JP JP03745096A patent/JP3252693B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008173807A (ja) * | 2007-01-17 | 2008-07-31 | Matsushita Electric Works Ltd | 化粧パーティクルボードの製造方法及び化粧パーティクルボード |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09209493A (ja) | 1997-08-12 |
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