JPH049125Y2 - - Google Patents

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JPH049125Y2
JPH049125Y2 JP6230285U JP6230285U JPH049125Y2 JP H049125 Y2 JPH049125 Y2 JP H049125Y2 JP 6230285 U JP6230285 U JP 6230285U JP 6230285 U JP6230285 U JP 6230285U JP H049125 Y2 JPH049125 Y2 JP H049125Y2
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JP
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decorative board
fiberboard
plywood
groove
spread
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JP6230285U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 この考案は、表面に塩化ビニル樹脂シートが展
着された化粧板に関する。
〔背景技術〕
美観や保護のため、塩化ビニル樹脂シート(以
下、「塩ビシート」と記す)が表面に展着(ラツ
ピング)された、屋内の造作部材等に使用される
化粧板がある。第5図は、塩ビシート52が表面
に展着された合板51をあらわしている。ただ
し、釘打ち等のために設けられた溝53の内面に
は、塩ビシート52は展着されておらず、塗装が
なされている。合板51には、表面にささくれや
割れがあり、塩ビシート52が展着されたとき、
細い凹凸が塩ビシート52の表面に浮き出るよう
にして発生するという問題がある。第4図は、塩
ビシート42が表面に展着された繊維板(パーテ
イクルボード)41をあらわしている。この繊維
板41は、小木片材の集合体のため耐水性、耐湿
性がよくないという問題がある。
〔考案の目的〕
この考案は、上述した問題点を解決するため、
耐水性を保持しながら、表面状態が美しく仕上が
るとともに表面側の硬度も併せて維持できる、化
粧板を提供することを目的とする。
〔考案の開示〕
前記目的を達成するため、この考案は、複数枚
の単板が貼合された合板上に、小木片材に結合剤
を含浸させて成形した繊維板を貼合せ、この繊維
板貼合せ側の表面に塩化ビニル樹脂シートが展着
されてなる化粧板を要旨とする。
以下、図面を参照しながら詳述する。第1図
は、この考案にかかる化粧板の一実施例を、その
一部を破断してあらわしたものである。合板1上
に繊維板2,2が貼合されている。この合板1
は、複数枚の単板がその繊維方向を一枚ごとに直
交させるように重ね合せられ、かつ、それらの間
を接着剤で貼合せて形成されている。この単板
は、木材を薄くスライスしたり、あるいは、この
スライスした単板を積層圧締して得られた集成フ
リツチをスライスして得られる。繊維板41は、
小木片材(例えば、おがくず)に結合剤としてメ
ラミン樹脂を含浸させて成形されたものである。
繊維板2,2は合板1の表面の一部を露呈させ
る溝4が設けられるようにして貼合されている。
そのあと、塩ビシート3が、第1図にみるよう
に、合板1の片側端面、繊維板2,2表面、溝4
の内面を覆うようにして、展着される。この塩ビ
シート3の展着は、接着剤を使つてなされてもよ
いし、熱圧着でなされてもよい。もちろん、この
化粧板が内装部材として使用される場合には、塩
ビシートが展着された側が表面となるよう施工さ
れる。
この考案にかかる化粧板は、最下層に耐水性お
よび耐湿性にすぐれた合板1が設けられているの
で、いわば、土台が水や湿気に対して強くなるこ
ととなる。それとともに、塩ビシート3の展着面
は、ほとんどが平滑性のよい繊維板2の面である
ために、板材の最上層の塩ビシート3の表面が、
凹凸などのない平滑な美しい面となつて仕上が
る。繊維板2の結合剤として、メラミン樹脂が使
われているので、化粧板の表面側の繊維板2層の
硬度が下層の合板1のそれよりも高くなつてい
る。
上記の実施例では、繊維板の結合剤として、メ
ラミン樹脂が用いられていたが、これに限られ
ず、これ以外の適当な結合剤が用いられてもよい
ことはいうまでもない。
つぎに、この考案の他の実施例を説明する。
第2図は、この考案にかかる化粧板の他の実施
例を、その一部が破断されてあらわされたもので
ある。第1図と同一の番号を付したものは、第1
図に示されたものと同じ部材を指している。この
実施例では、第2図にみるように、化粧板全体が
断面L字に折れ曲がつた形状をしており、短い側
の辺に溝4が形成されている。溝4が形成されて
いる辺における合板1の端面にまで、繊維板2が
貼合されている。このように、板材が屈曲形状を
している場合、合板1や繊維板2は、それぞれ一
体的に屈曲形状に成形されてもよいし、別々に成
形され、いくつかの部片に分けて成形しておい
て、それをひとつに貼合されるようにしてもよ
い。この第2図に示された化粧板は、例えば、額
縁として利用される。第3図a,bは、この第2
図に示した化粧板を額縁といて使い、柱に化粧造
作施工をするときの様子をあらわしたものであ
る。柱36の両側には、胴縁34,34と壁材3
5,35が設けられている。この柱36の正面に
開口枠33と額縁31,32とを組合せて施工す
ることになる。開口枠33の側面には額縁31,
32の一辺が嵌まるだけの幅をもつた溝が形成さ
れている。この開口枠33の溝に額縁31,32
が嵌められて、第3図bにみるように、組合され
たときに、丁度合う寸法となるようにする必要が
ある。そのため、額縁31,32それぞれの一辺
を、第3図aの一点鎖線で示された位置で、長手
方向に沿つて切断する。このように寸法が切り揃
えられた額縁31′,32′と開口枠33とを組合
せたあと、第3図bにみるように、釘37,37
が打ちつけられて取付施工が完了することとな
る。
このようにすると、額縁31′,32′の角の部
分が一定の硬度があるため傷がつきにくくなると
同時に、耐湿性および耐水性がよいため、施工後
に、取付状態にくるいが生じてくるようなことも
ない。また、額縁31,32の切断位置をかえる
ことによつて、柱36の太さや壁35の厚みに応
じて取付の調節ができるので、非常に便利であ
る。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、この考案にかかる化粧板
は、合板と繊維板と塩ビシートとの三つの部材
を、それぞれの特徴がうまくかみあわされるよう
に三層に構成している。この構成によつて、耐水
性および耐湿性が保持されながら、表面状態が美
しく仕上げられ、しかも表面側の硬度も維持され
ることとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、それぞれ、この考案に
かかる化粧板の一実施例の一部を破断して示した
斜視図、第3図a,bはこの考案にかかる化粧板
を使つて造作施工をするときの説明図、第4図お
よび第5図は従来の化粧板の一部を破断して示し
た斜視図である。 1……合板、2……繊維板、3……塩ビシー
ト、4……溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 複数枚の単板が貼合された合板上に、小木片
    材に結合剤を含浸させて成形した繊維板を貼合
    せ、この繊維板貼合せ側の表面に塩化ビニル樹
    脂シートが展着されてなる化粧板。 (2) 結合剤がメラミン樹脂である実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の化粧板。 (3) 合板表面の一部を露呈させる溝が繊維板に設
    けられ、この溝内面にも塩化ビニル樹脂シート
    が展着されている実用新案登録請求の範囲第1
    項または第2項記載の化粧板。 (4) 板材全体が、断面L字に折れ曲がつた形状で
    あつて、そのL字の一辺の長手方向に沿つて溝
    が設けられている実用新案登録請求の範囲第3
    項記載の化粧板。
JP6230285U 1985-04-24 1985-04-24 Expired JPH049125Y2 (ja)

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JPS61177807U JPS61177807U (ja) 1986-11-06
JPH049125Y2 true JPH049125Y2 (ja) 1992-03-06

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