JP2001065254A - 戸襖の縁構造 - Google Patents
戸襖の縁構造Info
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- JP2001065254A JP2001065254A JP24501199A JP24501199A JP2001065254A JP 2001065254 A JP2001065254 A JP 2001065254A JP 24501199 A JP24501199 A JP 24501199A JP 24501199 A JP24501199 A JP 24501199A JP 2001065254 A JP2001065254 A JP 2001065254A
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- papered
- papered sliding
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 戸襖の襖側の縁及び木口面の見栄えをよくし
つつ、コスト高とならない戸襖の縁構造を提供する。 【解決手段】 一方の面が板戸を形成し、他方の面が襖
を形成してなる戸襖における縁構造において、襖側の縁
1と、該襖側の縁1に隣接し且つ襖面に直交する木口面
2とを一体的に覆うようにしてなる横断面L字状の化粧
縁3を設置したことを特徴とする。
つつ、コスト高とならない戸襖の縁構造を提供する。 【解決手段】 一方の面が板戸を形成し、他方の面が襖
を形成してなる戸襖における縁構造において、襖側の縁
1と、該襖側の縁1に隣接し且つ襖面に直交する木口面
2とを一体的に覆うようにしてなる横断面L字状の化粧
縁3を設置したことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洋室と和室との間
の出入り口として使用される戸襖の縁構造に関する。
の出入り口として使用される戸襖の縁構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、一般的な住宅の居住空間は、
おおまかに和室と洋室に区分される。今日、住宅の洋室
化が進んだとはいえ、日本人は和室に愛着があり、居住
空間から和室がなくなることはなかった。そのため、隣
り合った部屋の一方が和室であり、他方の部屋が洋室と
いう日本独特の居室空間になる。このような二つの部屋
を行き来するための出入り口には戸襖が設けられてい
る。この戸襖とは板戸の一方に襖紙を貼ったものであ
り、和室側には襖として、洋室側には板戸として外観上
違和感がないようにしているものである。
おおまかに和室と洋室に区分される。今日、住宅の洋室
化が進んだとはいえ、日本人は和室に愛着があり、居住
空間から和室がなくなることはなかった。そのため、隣
り合った部屋の一方が和室であり、他方の部屋が洋室と
いう日本独特の居室空間になる。このような二つの部屋
を行き来するための出入り口には戸襖が設けられてい
る。この戸襖とは板戸の一方に襖紙を貼ったものであ
り、和室側には襖として、洋室側には板戸として外観上
違和感がないようにしているものである。
【0003】この戸襖の襖側の縁は、本来の襖と外観上
同等としなければならないため、図4に示すように、正
面長方形状の長尺な襖縁部材12,12の裏面に両面テ
ープを貼着したり接着剤等を塗布したりして襖の左右両
側表面に貼り付けているものであった。
同等としなければならないため、図4に示すように、正
面長方形状の長尺な襖縁部材12,12の裏面に両面テ
ープを貼着したり接着剤等を塗布したりして襖の左右両
側表面に貼り付けているものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、戸襖の
木口面2は襖縁部材12の側面部分の木質の色柄が異な
るものとなってしまい外観上好ましくないものとなって
いた。また、木口面2の見栄えをよくするために、木口
面2を襖縁部材12と同色にする塗装を施したものが知
られているが、塗装の作業工程等を考慮すると、コスト
高となっていた。
木口面2は襖縁部材12の側面部分の木質の色柄が異な
るものとなってしまい外観上好ましくないものとなって
いた。また、木口面2の見栄えをよくするために、木口
面2を襖縁部材12と同色にする塗装を施したものが知
られているが、塗装の作業工程等を考慮すると、コスト
高となっていた。
【0005】本発明は、上記点を考慮して、戸襖の襖側
の縁及び木口面の見栄えをよくしつつ、コスト高となら
ない戸襖の縁構造を提供することを目的とする。
の縁及び木口面の見栄えをよくしつつ、コスト高となら
ない戸襖の縁構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、一方の面が板
戸を形成し、他方の面が襖を形成してなる戸襖における
縁構造において、襖側の縁と、該襖側の縁に隣接し且つ
襖面に直交する木口面とを一体的に覆うようにしてなる
横断面L字状の化粧縁を設置したことを特徴とする戸襖
の縁構造を要旨としている。
戸を形成し、他方の面が襖を形成してなる戸襖における
縁構造において、襖側の縁と、該襖側の縁に隣接し且つ
襖面に直交する木口面とを一体的に覆うようにしてなる
横断面L字状の化粧縁を設置したことを特徴とする戸襖
の縁構造を要旨としている。
【0007】又、前記横断面L字状の化粧縁は、集成材
又はMDFからなるものであってもよい。
又はMDFからなるものであってもよい。
【0008】さらに、前記横断面L字状の化粧縁は、集
成材又はMDFからなる縁部材と、スプルース材又は檜
材からなる柾目の突き板(薄板)とを有するものであっ
て、該柾目の突き板を上記縁部材の表面全体に貼り合わ
せてなるものが好ましい。
成材又はMDFからなる縁部材と、スプルース材又は檜
材からなる柾目の突き板(薄板)とを有するものであっ
て、該柾目の突き板を上記縁部材の表面全体に貼り合わ
せてなるものが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。本発明は戸襖の縁構造に関するも
のであるが、戸襖の内部構造について図1を用いて若干
説明する。先ず、外枠5はラワン材及びポプラ材の積層
材LVLからなる角材であり、これを四角環状となるよ
うに四隅がエアータッカー6で固定されている。そし
て、この四角環状の外枠5の内部にはハニカムコア7が
敷き詰められており、このハニカムコア7と外枠5とは
図示していないがエアータッカーで固定されているもの
である。次に、被覆材であるが、外側から和紙又はビニ
ールシートからなる装飾紙8、白洋紙9、樹脂フィルム
又はアルミ箔10、ライナー紙11、さらにライナー紙
11、樹脂フィルム又はアルミ箔10、白洋紙9の順で
各々の間を接着剤により接着して積層されたものであ
り、内側の白洋紙9の裏面に酢酸ビニル系の接着剤が塗
布された後、外枠5及びハニカムコア7に圧着プレスに
より貼着されている。上述のように、被覆材は複数の紙
を積層したものであるが、この積層された紙の間の2ヵ
所に樹脂フィルム又はアルミ箔10を挿入することによ
り、各紙の間を接着する際に使用する接着剤に含まれる
水分の移動を抑制して戸襖全体に反りが発生するのを防
ぐ構成としているのである。
に基づいて説明する。本発明は戸襖の縁構造に関するも
のであるが、戸襖の内部構造について図1を用いて若干
説明する。先ず、外枠5はラワン材及びポプラ材の積層
材LVLからなる角材であり、これを四角環状となるよ
うに四隅がエアータッカー6で固定されている。そし
て、この四角環状の外枠5の内部にはハニカムコア7が
敷き詰められており、このハニカムコア7と外枠5とは
図示していないがエアータッカーで固定されているもの
である。次に、被覆材であるが、外側から和紙又はビニ
ールシートからなる装飾紙8、白洋紙9、樹脂フィルム
又はアルミ箔10、ライナー紙11、さらにライナー紙
11、樹脂フィルム又はアルミ箔10、白洋紙9の順で
各々の間を接着剤により接着して積層されたものであ
り、内側の白洋紙9の裏面に酢酸ビニル系の接着剤が塗
布された後、外枠5及びハニカムコア7に圧着プレスに
より貼着されている。上述のように、被覆材は複数の紙
を積層したものであるが、この積層された紙の間の2ヵ
所に樹脂フィルム又はアルミ箔10を挿入することによ
り、各紙の間を接着する際に使用する接着剤に含まれる
水分の移動を抑制して戸襖全体に反りが発生するのを防
ぐ構成としているのである。
【0010】図2は本発明に係る戸襖の縁構造の一例で
あるL型縁の製造過程を示す説明図であり、L型縁を横
断面方向から見ている図である。先ず、(a)に示すよ
うに、縁部材3は横断面長方形状であって、図示しない
正面形状も長尺な長方形状となるように集成材又はMD
F等が加工されたものである。尚、縁部材3の寸法は、
横寸法Aが約4〜7cm、厚み寸法Bが0.8cm、縦
寸法が約205cmに加工されたものが一般的に使用さ
れる。そして、(b)に示すように、縁部材3の裏面側
から一部が削り取られて襖縁部31と木口面部32とが
形成される。寸法的には横寸法Aの約3分の1、厚み寸
法Bの約2分の1、縦寸法が全長に渡って削り取られ
る。
あるL型縁の製造過程を示す説明図であり、L型縁を横
断面方向から見ている図である。先ず、(a)に示すよ
うに、縁部材3は横断面長方形状であって、図示しない
正面形状も長尺な長方形状となるように集成材又はMD
F等が加工されたものである。尚、縁部材3の寸法は、
横寸法Aが約4〜7cm、厚み寸法Bが0.8cm、縦
寸法が約205cmに加工されたものが一般的に使用さ
れる。そして、(b)に示すように、縁部材3の裏面側
から一部が削り取られて襖縁部31と木口面部32とが
形成される。寸法的には横寸法Aの約3分の1、厚み寸
法Bの約2分の1、縦寸法が全長に渡って削り取られ
る。
【0011】次に、(c)に示すように、縁部材3の表
面全体にスプルース材又は檜材からなる柾目の突き板4
(薄板、厚さ約1mmであるが、図面上は誇張して描い
ている。)を酢酸ビニル系の接着剤により貼りつける。
そして、(d)に示すように縁部材3の裏面略中央をV
字状に削り取った切り込み33を入れる。このV字状の
切り込み33は、縁部材3の裏面を内側に折り曲げるこ
とにより(e)に示すように縁部材3の襖縁部31の裏
面と木口面部32の裏面とが垂直となるように入れられ
る切り込みである。次に、この縁部材3の裏面全体に接
着剤を塗布した後、ヒーターで100°C〜150°C
に温め、外枠5に圧着プレス機を使用して取り付けられ
て(f)に示すようにL型縁により、襖縁1と木口面2
とが一体となって覆われて戸襖が完成する。
面全体にスプルース材又は檜材からなる柾目の突き板4
(薄板、厚さ約1mmであるが、図面上は誇張して描い
ている。)を酢酸ビニル系の接着剤により貼りつける。
そして、(d)に示すように縁部材3の裏面略中央をV
字状に削り取った切り込み33を入れる。このV字状の
切り込み33は、縁部材3の裏面を内側に折り曲げるこ
とにより(e)に示すように縁部材3の襖縁部31の裏
面と木口面部32の裏面とが垂直となるように入れられ
る切り込みである。次に、この縁部材3の裏面全体に接
着剤を塗布した後、ヒーターで100°C〜150°C
に温め、外枠5に圧着プレス機を使用して取り付けられ
て(f)に示すようにL型縁により、襖縁1と木口面2
とが一体となって覆われて戸襖が完成する。
【0012】図3はL型縁を使用した戸襖を襖側から見
た斜視図である。この図に示すように、敷居及び鴨居に
取り付けるときの戸襖の下縁及び上縁は板戸側に凸部5
0が形成されるように、襖側が削り取られることとな
る。この図に示すように和室にいる人が襖の縁を見たと
きに従来の図4で示した縁と比較して非常に見栄えのよ
いものとなっている。即ち、襖縁1と木口面2との色及
び模様が統一されて一体となっていることにより、高級
感を漂わせるものである。それでいて、従来のものと比
較しても決してコスト高となるものではないのである。
その理由は、縁部材3に集成材又はMDF等が使用され
ているからである。これを一本の角材からL型縁を製作
しようとすれば、その大部分を削り取る必要があり、資
源の無駄使いとなるとともに、コスト高となるものであ
る。また、一本の角材から製作した場合には経時変化に
よって反りが発生し易くなり、見栄えが悪くなるととも
に、襖の開閉がスムースでなくなる原因ともなり、本発
明に係る戸襖の縁構造において、縁部材に集成材又はM
DF等を採用したことには大きな意味があるのである。
た斜視図である。この図に示すように、敷居及び鴨居に
取り付けるときの戸襖の下縁及び上縁は板戸側に凸部5
0が形成されるように、襖側が削り取られることとな
る。この図に示すように和室にいる人が襖の縁を見たと
きに従来の図4で示した縁と比較して非常に見栄えのよ
いものとなっている。即ち、襖縁1と木口面2との色及
び模様が統一されて一体となっていることにより、高級
感を漂わせるものである。それでいて、従来のものと比
較しても決してコスト高となるものではないのである。
その理由は、縁部材3に集成材又はMDF等が使用され
ているからである。これを一本の角材からL型縁を製作
しようとすれば、その大部分を削り取る必要があり、資
源の無駄使いとなるとともに、コスト高となるものであ
る。また、一本の角材から製作した場合には経時変化に
よって反りが発生し易くなり、見栄えが悪くなるととも
に、襖の開閉がスムースでなくなる原因ともなり、本発
明に係る戸襖の縁構造において、縁部材に集成材又はM
DF等を採用したことには大きな意味があるのである。
【0013】尚、本発明の趣旨を逸脱しない範囲におい
て、種々なる実施の態様をとることができることは無論
である。例えば、上述の実施形態においては本発明に係
る横断面L字状の化粧縁3を外枠5に直接取り付ける構
成としているが、外枠5に予め被覆材である襖紙を貼着
した後に、この襖紙の上から化粧縁3を取り付ける構成
としてもよいものである。
て、種々なる実施の態様をとることができることは無論
である。例えば、上述の実施形態においては本発明に係
る横断面L字状の化粧縁3を外枠5に直接取り付ける構
成としているが、外枠5に予め被覆材である襖紙を貼着
した後に、この襖紙の上から化粧縁3を取り付ける構成
としてもよいものである。
【0014】
【発明の効果】以上のように、本発明は、一方の面が板
戸を形成し、他方の面が襖を形成してなる戸襖における
縁構造において、襖側の縁と、該襖側の縁に隣接し且つ
襖面に直交する木口面とを一体的に覆うようにしてなる
横断面L字状の化粧縁を設置したことを特徴とする戸襖
の縁構造を要旨としているので、従来の襖側の縁のみに
貼り付けた化粧縁と比較して、木口面を見た時の見栄え
が格段によくなり、高級感を漂わせることができるもの
である。
戸を形成し、他方の面が襖を形成してなる戸襖における
縁構造において、襖側の縁と、該襖側の縁に隣接し且つ
襖面に直交する木口面とを一体的に覆うようにしてなる
横断面L字状の化粧縁を設置したことを特徴とする戸襖
の縁構造を要旨としているので、従来の襖側の縁のみに
貼り付けた化粧縁と比較して、木口面を見た時の見栄え
が格段によくなり、高級感を漂わせることができるもの
である。
【0015】又、前記横断面L字状の化粧縁は、集成材
又はMDFからなるものであってもよいので、一本の角
材から製作した場合と比較して資源の無駄使いにならな
い環境に配慮したものであるとともに、経時変化による
反りの発生を防ぐことができ、それでいてコスト高とな
らない戸襖を提供することができるものである。
又はMDFからなるものであってもよいので、一本の角
材から製作した場合と比較して資源の無駄使いにならな
い環境に配慮したものであるとともに、経時変化による
反りの発生を防ぐことができ、それでいてコスト高とな
らない戸襖を提供することができるものである。
【0016】さらに、前記横断面L字状の化粧縁は、集
成材又はMDFからなる縁部材と、スプルース材又は檜
材からなる柾目の突き板(薄板)とを有するものであっ
て、該柾目の突き板を上記縁部材の表面全体に貼り合わ
せてなるものが好ましく、上述と同様に反りの発生を防
ぐことができるとともに、意匠性に優れた戸襖を提供す
ることができるものである。
成材又はMDFからなる縁部材と、スプルース材又は檜
材からなる柾目の突き板(薄板)とを有するものであっ
て、該柾目の突き板を上記縁部材の表面全体に貼り合わ
せてなるものが好ましく、上述と同様に反りの発生を防
ぐことができるとともに、意匠性に優れた戸襖を提供す
ることができるものである。
【図1】本発明に使用される戸襖の内部構造を示した説
明図である。
明図である。
【図2】L型縁の製造過程を示す説明図である。
【図3】L型縁を使用した戸襖を襖側から見た斜視図で
ある。
ある。
【図4】従来の化粧縁を使用した戸襖を襖側から見た斜
視図である。
視図である。
1 襖縁 2 木口面 3 縁部材 4 柾目の突き板 5 外枠 6 エアータッカー 7 ハニカムコア 8 装飾紙 9 白洋紙 10 樹脂フィルム又はアルミ箔 11 ライナー紙 12 襖縁部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年10月29日(1999.10.
29)
29)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】さらに、前記横断面L字状の化粧縁は、集
成材又はMDFからなる縁部材と、スプルース材又は檜
材からなる柾目の突き板(薄板)とを有するものであっ
て、該柾目の突き板を上記縁部材の表面全体に貼り合わ
せてなるものが好ましく、又、前記戸襖の内部はラワン
材及びポプラ材の積層材LVLからなる角材を四角環状
とした外枠と、該外枠の内部に敷き詰められたハニカム
コアとを有するものであって、前記襖側の面は被覆材が
上記外枠とハニカムコアとを覆うように貼着されたもの
であるのが好ましい。さらに、上記被覆材は外側から和
紙又はビニールシートからなる装飾紙、白洋紙、樹脂フ
ィルム又はアルミ箔、ライナー紙、さらにライナー紙、
樹脂フィルム又はアルミ箔、白洋紙の順で各々の間を接
着剤により接着して積層されたものであるのが好まし
い。
成材又はMDFからなる縁部材と、スプルース材又は檜
材からなる柾目の突き板(薄板)とを有するものであっ
て、該柾目の突き板を上記縁部材の表面全体に貼り合わ
せてなるものが好ましく、又、前記戸襖の内部はラワン
材及びポプラ材の積層材LVLからなる角材を四角環状
とした外枠と、該外枠の内部に敷き詰められたハニカム
コアとを有するものであって、前記襖側の面は被覆材が
上記外枠とハニカムコアとを覆うように貼着されたもの
であるのが好ましい。さらに、上記被覆材は外側から和
紙又はビニールシートからなる装飾紙、白洋紙、樹脂フ
ィルム又はアルミ箔、ライナー紙、さらにライナー紙、
樹脂フィルム又はアルミ箔、白洋紙の順で各々の間を接
着剤により接着して積層されたものであるのが好まし
い。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】さらに、前記横断面L字状の化粧縁は、集
成材又はMDFからなる縁部材と、スプルース材又は檜
材からなる柾目の突き板(薄板)とを有するものであっ
て、該柾目の突き板を上記縁部材の表面全体に貼り合わ
せてなるものが好ましく、上述と同様に反りの発生を防
ぐことができるとともに、意匠性に優れた戸襖を提供す
ることができるものである。又、前記戸襖の内部はラワ
ン材及びポプラ材の積層材LVLからなる角材を四角環
状とした外枠と、該外枠の内部に敷き詰められたハニカ
ムコアとを有するものであって、前記襖側の面は被覆材
が上記外枠とハニカムコアとを覆うように貼着されたも
のであるのが好ましく、更に上記被覆材は外側から和紙
又はビニールシートからなる装飾紙、白洋紙、樹脂フィ
ルム又はアルミ箔、ライナー紙、さらにライナー紙、樹
脂フィルム又はアルミ箔、白洋紙の順で各々の間を接着
剤により接着して積層されたものとすれば、積層された
紙の間の2ヵ所に樹脂フィルム又はアルミ箔が挿入され
ることにより、各紙の間を接着する際に使用する接着剤
に含まれる水分の移動を抑制して戸襖全体に反りが発生
することを防ぐことができるのである。
成材又はMDFからなる縁部材と、スプルース材又は檜
材からなる柾目の突き板(薄板)とを有するものであっ
て、該柾目の突き板を上記縁部材の表面全体に貼り合わ
せてなるものが好ましく、上述と同様に反りの発生を防
ぐことができるとともに、意匠性に優れた戸襖を提供す
ることができるものである。又、前記戸襖の内部はラワ
ン材及びポプラ材の積層材LVLからなる角材を四角環
状とした外枠と、該外枠の内部に敷き詰められたハニカ
ムコアとを有するものであって、前記襖側の面は被覆材
が上記外枠とハニカムコアとを覆うように貼着されたも
のであるのが好ましく、更に上記被覆材は外側から和紙
又はビニールシートからなる装飾紙、白洋紙、樹脂フィ
ルム又はアルミ箔、ライナー紙、さらにライナー紙、樹
脂フィルム又はアルミ箔、白洋紙の順で各々の間を接着
剤により接着して積層されたものとすれば、積層された
紙の間の2ヵ所に樹脂フィルム又はアルミ箔が挿入され
ることにより、各紙の間を接着する際に使用する接着剤
に含まれる水分の移動を抑制して戸襖全体に反りが発生
することを防ぐことができるのである。
Claims (3)
- 【請求項1】 一方の面が板戸を形成し、他方の面が襖
を形成してなる戸襖における縁構造において、襖側の縁
と、該襖側の縁に隣接し且つ襖面に直交する木口面とを
一体的に覆うようにしてなる横断面L字状の化粧縁を設
置したことを特徴とする戸襖の縁構造。 - 【請求項2】 前記横断面L字状の化粧縁は、集成材又
はMDFからなるものである請求項1に記載の戸襖の縁
構造。 - 【請求項3】 前記横断面L字状の化粧縁は、集成材又
はMDFからなる縁部材と、スプルース材又は檜材から
なる柾目の突き板(薄板)とを有するものであって、該
柾目の突き板を上記縁部材の表面全体に貼り合わせてな
る請求項1に記載の戸襖の縁構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24501199A JP2001065254A (ja) | 1999-08-31 | 1999-08-31 | 戸襖の縁構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24501199A JP2001065254A (ja) | 1999-08-31 | 1999-08-31 | 戸襖の縁構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001065254A true JP2001065254A (ja) | 2001-03-13 |
Family
ID=17127259
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24501199A Pending JP2001065254A (ja) | 1999-08-31 | 1999-08-31 | 戸襖の縁構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001065254A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102359331A (zh) * | 2011-08-23 | 2012-02-22 | 邹晃添 | 一种装饰板面 |
JP2014234624A (ja) * | 2013-05-31 | 2014-12-15 | 大和ハウス工業株式会社 | 扉 |
-
1999
- 1999-08-31 JP JP24501199A patent/JP2001065254A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102359331A (zh) * | 2011-08-23 | 2012-02-22 | 邹晃添 | 一种装饰板面 |
CN102359331B (zh) * | 2011-08-23 | 2013-05-15 | 邹晃添 | 一种装饰板面 |
JP2014234624A (ja) * | 2013-05-31 | 2014-12-15 | 大和ハウス工業株式会社 | 扉 |
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