JP3023666B2 - 鏡板及びモールの取り付け構造 - Google Patents

鏡板及びモールの取り付け構造

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JP3023666B2 JP9056782A JP5678297A JP3023666B2 JP 3023666 B2 JP3023666 B2 JP 3023666B2 JP 9056782 A JP9056782 A JP 9056782A JP 5678297 A JP5678297 A JP 5678297A JP 3023666 B2 JP3023666 B2 JP 3023666B2
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慶一 吉江
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株式会社ノダ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、扉への鏡板および
モールの取り付け構造に関する技術である。
【0002】
【従来の技術】従来、主に無垢の板を用いて構成される
框組みの扉に鏡板を取り付ける時には直接、框の内側面
に鏡板が嵌入されて保持する框と一体のモールを形成
し、該モールに鏡板を嵌入させて框組みをして扉を製造
していた。
【0003】この場合、框に直接モール加工をするた
め、原材料として框の幅プラスモールの幅以上の大きな
材を用意しなくてはならず、森林資源が枯渇しつつある
現在では、そのような幅の広い板を入手することが困難
であるとともに、たとえ入手できたとしても非常に高価
であって、できあがった扉も高価なものとなってしま
う。
【0004】一方、框組みの扉やフラッシュ構造の扉に
おいては、扉の開口部に鏡板を表裏より別部材からなる
モールに挟持させることによって取り付けている。
【0005】この場合、モールを扉の表裏より固定しな
くてはならないため、片面側からモールを固定した後に
鏡板を開口部に嵌合し、他面のモールを固定しなくては
ならず手間がかかるとともに、モールを開口部に固定す
る際にモールがぐらつき固定しづらいものであり、生産
性の低いものであった。
【0006】そのため、開き戸用建具として内枠の片面
内周辺部に凹部を形成し、この凹部内にガラス板の外周
辺部を嵌入し、その上に押板を被せてビスで固定するこ
とにより、ガラス板の外周辺部を挟持させ、内枠のスリ
ットに補強枠に嵌入させ、補強枠に外枠のスリットを嵌
入させて建具を構成すること(実公昭63−50372
号)が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記考案の扉の
框への鏡板およびモールの取り付け構造は鏡板以外に外
枠、内枠、補強枠、押板の4部材から構成されているた
め部材数が多く、外枠、内枠にスリットを刻設し、該ス
リットに補強枠を嵌入し固定するものであり、構造が複
雑で組み立てが面倒であり、生産性の低いものであっ
た。本発明は以上のような課題を解決するために発明さ
れたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の問題点を解決する
ために、本発明の発明者は、表面端面に切り欠き部1a
を設けるとともに該切り欠き部1aと連続して切り欠き
部1aより浅い表面切り欠き部を設けた框1と、切り欠
き部1aに嵌入される框固着部2aと該框固着部2aの
反対側に鏡板3が嵌入される鏡板嵌入部2bを設けたモ
ール2を形成し、モール2の框の固着部2aが框切り欠
き部1aに嵌入および直接固着され、鏡板嵌入部2bに
は鏡板3が嵌入保持されるとともに、框1の表面切り欠
き部1bには表面切り欠き部1bの深さと等しい厚さの
押さえ板4を框固着部2aを覆うようにかつ押さえ板4
を固着する手段でも固着させてなる鏡板およびモールの
取り付け構造を発明したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて説明する。
図1は本鏡板およびモールの取り付け構造の断面図であ
って、框1の切り欠き部1aにモール2の框固着部2a
が嵌入しているとともに、モール2の鏡板嵌入部2bに
は鏡板3が嵌入しており、框1の表面切り欠き部1bに
は表面切り欠き部1bの深さと等しい厚さの押さえ板4
が固着されている。
【0010】框1、鏡板3、押さえ板4は無垢の木材、
合板、木質繊維板、パーティクルボード、単板積層材、
オリエンテッドストランドボード、集成材などの木質系
基板を用いて構成され、必要に応じて塗装を行なった
り、化粧板、化粧紙や化粧合成樹脂シートを貼着したり
して、表面や木口縁を化粧しても良い。
【0011】図2のように框1には表面端面にモール2
の框固着部2aが嵌入する切り欠き部1aが設けられる
とともに、切り欠き部1aの表面側に連続して切り欠き
部1aよりも浅い表面切り欠き部1bが設けられる。框
1は框1表面、表面切り欠き部1b、切り欠き部1aの
3段形状になっている。
【0012】切り欠き部1aの深さはモール2の框固着
部2aの厚さと等しくなるように設けられ、モール2の
框固着部2aが切り欠き部1aに嵌入された状態で框固
着部2a表面と表面切り欠き部1b底面との間に段差が
でないようにする。
【0013】また切り欠き部1aの幅はモール2の框固
着部2aの幅と等しくあるいは短く設けることが望まし
い。表面切り欠き部1bの深さは押さえ板4の厚さと等
しくなるように設けられて、表面切り欠き部1bに押さ
え板4が固着されたときに框1表面と押さえ板4表面と
の間に段差がないようにする。
【0014】モール2は框1や鏡板3に用いられるよう
な木質系基板を用い成形したり、合成樹脂成形品、発泡
合成樹脂成形品を用いても良い。モール2には框1の切
り欠き部1aに嵌入される框固着部2aと框固着部2a
の反対側に鏡板3が嵌入される鏡板嵌入部2bが形成さ
れる。
【0015】框固着部2aはステープルsやタッカー
t、釘、接着剤を用い框1の切り欠き部1aに嵌入して
固定される。モール2の部分を框1とは別の部材とした
ので、框1として幅の狭い材料を用いることができる。
【0016】鏡板3はモール1の鏡板嵌入部2bに嵌入
し保持され、モール2によって框1に固着される。押さ
え板4は框1の表面切り欠き部1bの深さと等しい厚さ
に設けられ、モール2の框固着部2aを覆うように固着
され、框1表面を形成する。
【0017】框1表面の表面切り欠き部1bと押さえ板
4が接合される個所に設けられる溝5は、両者が接合さ
れることによって現出する線を直接表面に見せないよう
にし、線が溝5内部に収められることで意匠性を低下さ
せることがない。框1の裏面側の相対する位置にも同型
状の溝6を設けて表裏で意匠上のバランスをとる。
【0018】このような鏡板3およびモール2の取り付
け構造は、まず框1によって四方框に組まれた框1に、
鏡板3をその鏡板嵌入部2bに嵌入させたモール2の框
固着部2aを框1の切り欠き部1aに固着する。框1の
表面切り欠き部1bには、切り欠き部1aに固着された
モール2の框固着部2aを覆うように押さえ板4をステ
ープルsやタッカーt、釘、接着剤などを用いて固着す
る。このようにして鏡板3およびモール2の取り付け構
造によって構成される扉が得られる。
【0019】図3のようにモール2の框固着部2aは框
1の切り欠き部1aに直接固着されるとともに、押さえ
板4および押さえ板4を固着する手段でも固着される。
モール2の框固着部2aは押さえ板4で固着される前に
框1の切り欠き部1aに直接固着されるとともに、框固
着部2aを覆うように表面切り欠き部1bに固着される
押さえ板4自身によって、さらに押さえ板4を固着する
ステープルsやタッカーt、釘、接着剤などの固着手段
がモール2の框固着部2aを介して框1の切り欠き部1
aに打ち込まれ、該固着手段によってもモール2の框固
着部2aが固着される。
【0020】これによりモール2およびモール2によっ
て保持される鏡板3はぐらついたりすることなく強固に
框1に固着されて保持されることとなり、木質系材料特
有の反りなどを起こりにくくさせることができる。
【0021】框1表面の表面切り欠き部1bと押さえ板
4が接合される個所に溝5を設けるとともに、框1の裏
面の相対する位置にも同型状の溝6を設ける。
【0022】框1表面の表面切り欠き部1bと押さえ板
4が接合される個所に溝5を設けることによって、接合
したことによって表面に生じる線を溝5内部に収めるこ
とができ目立たなくすることができる。
【0023】
【発明の効果】このように框1とモール2を別体とした
ことによって、部材数が少なく、構造が簡単で組み立て
やすくなり、モール2の幅分だけ框1の幅を狭くするこ
とができ、幅の狭い材料が使用できるようになり、コス
トダウンが計れる。
【0024】モール2を単独で構成しているため、モー
ル2として今まで廃棄していたような細い端材を用いる
ことができ、原材料を有効に使用することができる。さ
らにモール2のみを合成樹脂を押し出し成型して製造し
た成型品を用いたり、同じ木材であっても別の樹種の木
材を用いたりでき、框組みの扉であっても種々の変化を
付けることができる。
【0025】また框1の切り欠き部1aに鏡板3が嵌入
されたモール2の框固着部2aが嵌入固着され、その上
に押さえ板4が固着されることによって框1に鏡板3お
よびモール2の取り付けができ、取り付けがしやすくな
った。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明鏡板およびモールの取り付け構造の断
面図、
【図2】 框の断面図、
【図3】 本発明の他の実施例の断面図、
【符号の説明】
1:框、1a:切り欠き部、1b:表面切り欠き部、
2:モール、2a:框固着部、2b:鏡板嵌入部、3:
鏡板、4:押さえ板、5:溝、6:同形状の溝、s:ス
テープル、t:タッカー。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面端面に切り欠き部を設けるとともに
    該切り欠き部と連続して切り欠き部より浅い表面切り欠
    き部を設けた框と、切り欠き部に嵌入される框固着部と
    該框固着部の反対側に鏡板が嵌入される鏡板嵌入部を設
    けたモールを形成し、モールの框の固着部が框切り欠き
    部に嵌入および直接固着され、鏡板嵌入部には鏡板が嵌
    入保持されるとともに、框の表面切り欠き部には表面切
    り欠き部の深さと等しい厚さの押さえ板を框固着部を覆
    うようにかつ押さえ板を固着する手段でも固着させてな
    る鏡板およびモールの取り付け構造。
  2. 【請求項2】 框表面の表面切り欠き部と押さえ板が接
    合される箇所に溝を設ける請求項1記載の鏡板およびモ
    ールの取り付け構造。
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