JP2749426B2 - パネルドアとその製造方法 - Google Patents

パネルドアとその製造方法

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JP2749426B2 JP10716790A JP10716790A JP2749426B2 JP 2749426 B2 JP2749426 B2 JP 2749426B2 JP 10716790 A JP10716790 A JP 10716790A JP 10716790 A JP10716790 A JP 10716790A JP 2749426 B2 JP2749426 B2 JP 2749426B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、パネルドアとその製造方法に関するもの
である。さらに詳しくは、この発明は、額縁を用いず
に、簡便かつ容易に表面段差部等を形成することのでき
る意匠性に優れたパネルドアとその製造方法に関するも
のである。
(従来の技術) 従来より、住宅、オフィス等のインテリアドア部にお
いては、たとえば第7図および第8図に示したようなパ
ネル式のドア(ア)が用いられてきており、特に、表裏
面にパネル段差部(イ)を形成して意匠性を向上させた
ものが注目されている。
これらの第7図および第8図に示したようなこれまで
のパネルドア(ア)においては、ドア本体(ウ)のパネ
ル段差部(イ)に対応する位置に形成した開口部にパネ
ル(エ)を取り付けている。ドア本体(ウ)へのパネル
(エ)の取付は、通常、額縁(オ)を介して行ってお
り、たとえば第9図にも例示したように、ドア本体
(ウ)の表面開口部に額縁(オ)をタッカー(カ)およ
び/または接着剤等で固定し、パネル(エ)をはめ込
み、次いでドア本体(ウ)の逆の裏面部から別の額縁
(オ)を上記と同様にして固定している。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来のパネルドア(ア)に
おいては、これを製造する際にパネル(オ)を固定する
ための額縁(オ)を必要としているために、その組立製
造が面倒であり、しかも非常に手間がかかるという欠点
がある。また、額縁(オ)をドア本体(ウ)開口部に取
付けることから、パネル段差部(イ)の形状に制約があ
り、しかも額縁(オ)がパネル段差部(イ)の周囲から
突出するために、従来のパネルドア(ア)は引戸には用
いることができないという欠点もあった。
この発明は、以上の通りの事情に鑑みてなされたもの
であり、従来のパネルドアとその製造方法の欠点を解消
し、額縁を用いずに、簡便かつ容易に表面パネル段差部
を形成することのできる、新しいパネルドアとその製造
方法を提供することを目的としている。
(課題を解決するための手段) この発明は、上記の課題を解決するものとして、表面
材の裏面に桁材が貼設され、表面材の表面側から桁材へ
とくぼむ表面段差部が形成されてその底部が開口されて
形成された裏面開口部に平滑表面材が配設されており、
これら表面材、表面段差部および平滑表面材の各々の表
面に樹脂シートが貼着されて形成された、表面に段差部
を有するパネル板状体の2枚が、表面材裏面を対向させ
て配置されて芯材の表裏に配設一体化されたことを特徴
とするパネルドアを提供する(請求項1)。
またこの発明は、表面材の裏面に桁材を貼り合わせた
後に、表面材の表面側から桁材に向けて切削加工して表
面段差部を形成し、次いで、この表面段差部の底部を開
口して裏面開口部を形成し、ここに平滑表面材を配設し
た後に、表面材、表面段差部および平滑表面材の各々の
表面に樹脂シートを貼着して表面に段差部を有するパネ
ル板状体を作製し、このパネル板状体の2枚を、表面材
裏面を対向させて配置し、芯材の表裏に配設一体化する
ことを特徴とするパネルドアの製造方法をも提供するも
のである(請求項2)。
上記パネルドアの製造方法においては、表面段差部切
削加工をNCで制御し、また、樹脂シートを真空プレスで
貼着することを好ましい態様としてもいる。
(作 用) この発明はパネルドアとその製造方法においては、段
差部形成装置に対応する表面材の裏面に桁数を貼り合わ
せ、表面材の表面側から桁材に向けて切削加工して表面
段差部を形成する。次いで、表面段差部の底部を開口し
て裏面開口部を形成し、ここに平滑表面材を配設する。
この後に、表面材、表面段差部および平滑表面材の各々
の表面に樹脂シートを貼着し、表面に段差部を有するパ
ネル板状体を作製する。そして、このパネル板状体の2
枚を、表面材裏面を対向させて配置し、芯材の表裏に配
設一体化する。このため、この発明により額縁を用いな
いで表面段差部を有するパネルドアが実現される。NC等
により表面段差部切削加工することができるために、R
面、テーパ面などの変化に富んだ、意匠性の良好なパネ
ルドアを製造することができる。また、額縁を使用しな
いことから、従来の額縁を使用するパネルドアの場合に
は不可能であった引戸としての使用も可能である。
(実施例) 以下、図面に沿って実施例を示し、この発明のパネル
ドアとその製造方法についてさらに詳しく説明する。
第1図は、この発明におけるパネル板状体の製造方法
の一実施例を示した工程断面図である。
たとえば第1図に例示したように、この発明のパネル
ドアの製造方法においては、 (a) まず、表面材(1)の段差部形成位置の裏面
に、桁材(2)を接着剤等により貼り合わせる。表面材
(1)および桁材(2)の材質としては特に制限はな
く、たとえばMDF,TFB等の木質集成材を例示することが
できる。
(b) 次いで、切削加工ユニット(3)により表面材
(1)の表面側から桁材(2)に向けて切削加工し、表
面材(1)の表面側から桁材(2)へとくぼむ表面段差
部(4)を形成する。加工ユニット(3)による加工方
法については特に制限はなく、たとえばNC制御による切
削加工を好適なものとして例示することができる。
(c) このようにして形成した表面段差部(4)の底
部にその裏面側から加工ユニットにより開口部(5)を
形成する。
(d) さらに、この裏面開口部(5)に、表面が平滑
な別の表面材(6)を配設する。平滑表面材(6)の配
設は、表面段差部切削加工による底部切削面(7)が必
ずしも平滑面とならない場合があるため、後述するよう
な樹脂シート貼着後に、パネル面が凹凸にならないよう
にするためである。この平滑表面材(6)の配設方法に
ついても格別の限定はなく、接着剤による接着等の適宜
な手段を採用することができる。
(e) 次いで、表面材(1)、表面段差部(4)およ
び平滑表面材(6)の各々の表面に樹脂シート(8)を
真空プレス等により貼着し、段差部(9)を有するパネ
ル板状体(10)を作成する。樹脂シート(8)の材質に
ついても特に限定はなく、たとえばPVCシートとするこ
とができる。
次いで、このパネル板状体(10)からパネルドアを製
造する。その製造方法について示したものが第2図の断
面図である。
2枚のパネル板状体(10)を表面材(1)の裏面を対
向させて配置し、芯材(11)の表裏に配設一体化する。
その配設方法としては、たとえば接着剤による接着とす
ることができ、適宜な方法を任意に採用することができ
る。
たとえば以上のような工程により製造することのでき
るパネルドアを例示したものが第3図の正面図と第4図
のそのA−A断面図である。
額縁を使用しなくとも段差部(9)を有するパネルド
ア(12)が実現される。その製造は簡便であって、従来
の製造法に比べてはるかに手間が軽減する。また、額縁
を用いないことから、段差部(9)の形状も変化に富ん
だものとすることができ、たとえば第5図に例示したよ
うなR面および/またはテーパ面(13)を有する段差部
(9)とすることもでき、樹脂シート(8)の図柄、模
様等とあいまってパネルドア(12)の意匠性をさらに向
上させることができる。
さらにまた、この発明のパネルドアの場合には、従来
のパネルドアのように、額縁がドア本体の表裏面から突
出することもないため、たとえば第6図に例示したよう
に、引戸として使用することも可能となる。
もちろんこの発明は、以上の例によって限定されるも
のではない。パネルドアの大きさや形状、表面材、桁材
および芯材の材質、表面段差部の形状やその加工方法、
また樹脂シートの種類およびその貼着方法、パネル板状
体と芯材との接着方法等の細部については様々な態様が
可能であることはいうまでもない。
(発明の効果) 以上詳しく説明した通り、この発明によって、額縁を
使用することなく段差部を形成したパネルドアが提供さ
れる。表面材に形成する表面段差部の形状や樹脂シート
の選択により、種々の意匠性を有するパネルドアを製造
することができる。また、この発明のパネルドアは、引
戸として使用することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明におけるパネル板状体の製造方法の
一実施例を示した工程断面図である。 第2図は、この発明におけるパネル板状体からのパネル
ドアの製造方法を例示した断面図である。 第3図および第4図は、各々、この発明のパネルドアの
一実施例を示した正面図およびA−A断面図である。 第5図は、表面段差部の別の例を示した部分斜視図であ
る。第6図は、パネルドアの別の使用状態を例示した断
面図である。 第7図および第8図は、各々、従来のパネルドアを示し
た正面図であり、第9図は、第7図のX−X断面図であ
る。 1……表面材 2……桁材 3……切削加工ユニット 4……表面段差部 5……裏面開口部 6……平滑表面材 7……底部切削面 8……樹脂シート 9……段差部 10……パネル板状体 11……芯材 12……パネルドア 13……R面および/またはテーパ面

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面材の裏面に桁材が貼設され、表面材の
    表面側から桁材へとくぼむ表面段差部が形成されてその
    底部が開口されて形成された裏面開口部に平滑表面材が
    配設されており、これら表面材、表面段差部および平滑
    表面材の各々の表面に樹脂シートが貼着されて形成され
    た、表面に段差部を有するパネル板状体の2枚が、表面
    材裏面を対向させて配置されて芯材の表裏に配設一体化
    されたことを特徴とするパネルドア。
  2. 【請求項2】表面材の裏面に桁材を貼り合わせた後に、
    表面材の表面側から桁材に向けて切削加工して表面段差
    部を形成し、次いで、この表面段差部の底部を開口して
    裏面開口部を形成し、ここに平滑表面材を配設した後
    に、表面材、表面段差部および平滑表面材の各々の表面
    に樹脂シートを貼着して表面に段差部を有するパネル板
    状体を作製し、このパネル板状体の2枚を、表面材裏面
    を対向させて配置し、芯材の表裏に配設一体化すること
    を特徴とするパネルドアの製造方法。
  3. 【請求項3】表面段差部を形成する切削加工をNCで制御
    する請求項(2)記載のパネルドアの製造方法。
  4. 【請求項4】樹脂シートを真空プレスにより貼着する請
    求項(2)または(3)記載のパネルドアの製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101497028B1 (ko) * 2013-05-14 2015-03-04 이상철 Abs도어 제조방법 및 그 제조방법으로 제조되는 abs도어

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101497028B1 (ko) * 2013-05-14 2015-03-04 이상철 Abs도어 제조방법 및 그 제조방법으로 제조되는 abs도어

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