JPH0643429Y2 - 扉等の開口部材 - Google Patents

扉等の開口部材

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JPH0643429Y2
JPH0643429Y2 JP1990100376U JP10037690U JPH0643429Y2 JP H0643429 Y2 JPH0643429 Y2 JP H0643429Y2 JP 1990100376 U JP1990100376 U JP 1990100376U JP 10037690 U JP10037690 U JP 10037690U JP H0643429 Y2 JPH0643429 Y2 JP H0643429Y2
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JP
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door
bent
substrate
flat
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JP1990100376U
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JPH0354492U (ja
Inventor
毅 当麻
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株式会社トーマ
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、建具や家具の扉として用いて好適な開口部材
に関するものである。
従来の戸は、框に薄板又はガラスなどを張ったものが一
般的であるが、重厚感のあるものを得んとすれば勢いそ
の重量も増し、取り扱いや施工に不便を来たし、又、框
やその間に嵌め込まれる鏡板は殆んど画一的で、またそ
の加工の困難性等から興趣に富んだものが創出されてい
ない。
そこで、本考案者は、先に特開昭54-92871号に開示され
た収納具用化粧戸を提案した。しかし、この収納具用化
粧戸においては、凹部および凸部が形成された化粧板材
はその製作に手数がかかるきらいがある。
また、この考案の背景となる従来のフラッシュ構造の扉
および家具建築用フラッシュ板が、実開昭53-55930号公
報および実開昭53-22520号公報に、それぞれ開示されて
いる。
実開昭53-55930号公報に開示されているフラッシュ構造
の扉は、4角筒状に折り曲げた基材の内部の中央のみに
1つの中框または中桟が設けられた構造である。
しかしながら、このフラッシュ構造の扉では、扉となる
比較的大きい基材を環状に折り曲げなければならないの
で、その折り曲げ作業が困難である。しかも、扉の表面
に相当する部分において、基材およびその表面のシート
が直角ないしそれに近い角度で急激に折り曲げられるた
め、折り曲げられた部分でのシートの強度が弱く、その
部分でシートが裂けて見栄えが悪くなってしまう場合が
ある。さらに、折り曲げられた基材の内部の両端に支持
材が設けられていない構造なので、基材を所定の形状に
折り曲げることが困難であるとともに、折り曲げられた
部分や全体の強度が弱い。
また、実開昭53-22520号公報に開示されている家具建築
用フラッシュ板は、環状に折り曲げられたパネルの内部
においてその両側および中央にそれぞれ芯材が設けられ
た構造である。
しかしながら、この家具建築用フラッシュ板でも、比較
的大きいパネルを環状に折り曲げなければならないの
で、パネルの折り曲げ作業がやはり困難である。しか
も、それぞれの芯材が別々に設けられているので、パネ
ルの折り曲げられた部分の強度は少し強くなるが、全体
の強度は弱い。
本考案は、かかる事情に鑑みてなされたもので、製作に
手間がかからず、比較的軽量かつ強強度の開口部材を得
ることができ、且つ、框や鏡板に相当する部分に変化を
与え、興趣に富んだ開口部材を得ることができ、しかも
その変化を与えるにも比較的簡単に行うことができ、多
品種少量生産を可能とすることができる開口部材を低コ
ストにて得んとするものである。
以下、本考案を図面に示した実施例に従って詳細に説明
する。
第1図ないし第3図は本考案の一実施例たる戸を示す図
であり、第1図はその平面図、第2図はその縦断面図、
第3図はその横断面図である。
本戸は、框部(1)と、框部(1)間に形成された鏡板
部を形成する装飾板部(2)を含む。
框部(1)及び装飾板部(2)は、基板(3)で形成さ
れ、基板(3)は合板、パーティクルボード、ハードボ
ード等の木質系材料からなる。
該基板(3)は、その表面に天然木化粧単板からなる化
粧シート(4)が貼着されている。そして、化粧シート
(4)の裏面と基板(3)の表面との間には、例えば合
成繊維等からなる不織布が緩衝材(4′)として挟着さ
れ、化粧シート(4)の割れ等を防止している。
なお、この実施例においては、基板(3)に化粧シート
(4)を貼着し、折曲溝(5)を形成するが、框部
(1)に相当する化粧シート(4)は、柾目模様を形成
し、その木目が長手方向に通るように基板(3)に貼着
し、かつ鏡板部を形成する装飾板部(2)に相当する化
粧シート(4)は、その木目が幅方向に通るように基板
(3)に貼着している。而して、折曲溝(5)を折曲し
て戸を成形した場合に、長手方向に通る柾目模様の化粧
シート(4)部分が、あたかも框を形成しているかの観
を呈するようになり、一枚状の基板(3)及び化粧シー
ト(4)で容易に立体感のある戸を得ることができる。
前記実施例においては、装飾板部(2)および框部
(1)が平板状に形成され、平板状装飾板部(2)と平
板状框部(1)とは平板状に続いて形成されている。し
かしながら、前記実施例とは異なり、框部および装飾板
部の相違を設けず、装飾板部のみからなる戸を形成して
もよい。
該基板(3)には、第4図で示す如く、断面V字形の折
曲溝(5)が複数条長手方向にカッタ等により切削形成
されている。該折曲溝(5)は、第3図で示す如く、化
粧シート(4)を折曲した場合に、溝壁どおし密着し得
るように適宜な角度をなすように開設され、またその深
さは基板(3)の裏面より緩衝材(4′)の裏面に向け
て該緩衝材(4′)の裏面に達するがそれを傷つけない
程度に形成されている。
そして、該折曲溝(5)部位において、化粧シート
(4)および緩衝材(4′)を折曲して、折曲溝(5)
を閉着して平板状の基板(3)を所定形状に成形する。
一方、それらの表面側の外側部が面取りされた支持材
(6)間に、桟材(7)が、所定間隔をおいて設けられ
てなる支持体を準備し、戸の左右端を規定する支持材
(6)の左右両側の表面側間に亘って、平板状の前記基
板(3)が設けられるとともに、前記支持材(6)の表
面側の外側部が面取りされてなる面取り面側、左右両側
面側及び裏面側に亘って、前記折曲溝(5)部位におい
て化粧シート(4)が折曲されて、基板(3)がその裏
面において支持材(6)の表面に貼着されている。
このように、この実施例においては、折曲溝(5)は、
支持材(6)の角部に対応するように形成され、化粧シ
ート(4)および緩衝材(4′)は支持材(6)の面に
沿って折り曲げられて、戸の一部には面取り面が形成さ
れる。
また、戸の表面側に位置する平板状の基板(3)と接合
するように、桟材(7)が左右の支持材(6)間に架け
渡されている。
なお、第1図図示例においては、戸の表面側に位置する
平板状の基板(3)と対向し且つ桟材(7)を覆うよう
に、裏面材たる裏面板(8)が戸の裏面側においても左
右の支持材(6)間に架け渡され貼着されている。
したがって、この桟材(7)によって左右の支持材が位
置決めされるので、基板を左右の支持材に沿って所定の
形状に折り曲げやすい。
なお、本考案に係る開口部材は、第5図で示す如く化粧
シート木目模様を種々変更してもよく、また本考案に係
る開口部材を実際に利用するにあたっては、1枚単独で
建物や収納棚の扉として用いてもよく、第6図に示す如
く、2枚以上組み合わせて、ユニット家具や収納棚等の
戸として利用してもよい。
本考案は上記のように構成されているために、製作に手
間がかからず、比較的軽量かつ強強度の開口部材を得る
ことができ、化粧シートに変化を与えることにより変化
を与えて、興趣に富んだ開口部材を得ることができ、し
かもその変化を与えるにも比較的簡単に行うことがで
き、多品種少量生産を可能ならしめることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の一実施例たる戸を示す図
で、第1図はその平面図、第2図はその縦断面図、第3
図はその横断面図であり、第4図は基板の説明図であ
る。 第5図は、第1図図示例の変形例の正面図である。 第6図は、本考案に係る戸の利用法を示す正面図であ
る。 (1)……框部、(2)……装飾板部、(3)……基
板、(4)……化粧シート、(5)……折曲溝、(6)
……支持材、(7)……桟材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】平板状装飾板部又は平板状装飾板部とその
    平板状装飾板部に平板状に続く平板状框部とを構成する
    ためのものであって、表面には緩衝材が接着されるとと
    もに緩衝材の表面に、天然木化粧単板からなる化粧シー
    トが貼着され、かつ裏面には断面V字状の折曲溝が形成
    された基板、 前記基板の左右端を規定するために左右に形成され、か
    つ、表面側、表面側の外側部が面取りされてなる面取り
    面側、側面側および裏面側にわたって前記基板の裏面が
    貼着される支持材、 前記左右の支持材の間に架け渡され、かつ前記基板に接
    合される桟材、および 前記桟材を覆うようにして、前記左右の支持材の裏面に
    貼着される裏面材を含み、 前記折曲溝は前記支持材の角部に対応するように形成さ
    れ、さらに 前記化粧シートは前記支持材の面に沿って折り曲げられ
    て、その一部に面取り面が形成される、扉等の開口部
    材。
JP1990100376U 1990-09-25 1990-09-25 扉等の開口部材 Expired - Lifetime JPH0643429Y2 (ja)

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JPH0354492U JPH0354492U (ja) 1991-05-27
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JPS5912283B2 (ja) * 1977-12-29 1984-03-22 当麻硬板株式会社 収納具用化粧戸およびその製造方法
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JPS58172688U (ja) * 1982-05-14 1983-11-18 株式会社ト−マ 扉等の開口部材

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