JP3132976B2 - 落とし込みパネルの組み立て方法 - Google Patents

落とし込みパネルの組み立て方法

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JP3132976B2
JP3132976B2 JP07083047A JP8304795A JP3132976B2 JP 3132976 B2 JP3132976 B2 JP 3132976B2 JP 07083047 A JP07083047 A JP 07083047A JP 8304795 A JP8304795 A JP 8304795A JP 3132976 B2 JP3132976 B2 JP 3132976B2
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能興 藤堂
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドア、引戸等のいろい
ろなパネルの開口部にモールを用いて鏡板を取り付ける
落とし込みパネルの組み立て方法に関する。
【0002】
【従来技術およびその課題】ドア、引戸、扉などのパネ
ルpを落とし込み形状にするために、図5のようにパネ
ルpの開口部2に取り付けられる鏡板やガラスは、開口
部102端縁に固定されるモール103によって表裏面
より挟持されて固定される。ドア、引戸等のパネルpに
は開口部102が設けられ、モール103には表面に露
出する表面部103c、鏡板101を挟持する挟持面1
03a、開口部102端縁と面する底部とから構成され
ている。ここでいう鏡板101とは表面もしくは両面に
化粧の施された化粧板あるいはガラス等を指す。
【0003】パネルpの開口部102への鏡板101の
取り付け方法は、まずパネルpの開口部102四周端縁
に片面にのみモールの挟持面103aが開口部102内
方に底部103bが開口部102端縁に面するように設
け、モール103の表面部103cよりパネルpの開口
部102四周端縁にタッカー・釘等nを打ち込み固定す
る。
【0004】次に、化粧板あるいはガラスを開口部10
2端縁に固定されたモール103に取り付けるわけであ
るが、化粧板を取り付ける場合とガラスを取り付ける場
合では工程が異なり、化粧板を取り付ける場合は直接タ
ッカー等nを化粧板越しに打ち込んで先に取り付けられ
たモール3に固定し、ガラスの場合は図6のようにガラ
ス固定用のガラスビート104を用いてガラスの端縁に
ガラスビート104を嵌合させ、そのガラスビート10
4をモール103の挟持面103aにタッカー等nの手
段で固定することによって、開口部102端縁に取り付
けられたモール103と化粧板、ガラスを固定する。
【0005】そして、化粧板、ガラス等を開口部102
内に没入させた面より別のモール103をタッカー、ビ
ス等nで開口部103四周端縁に固定し、表裏両面の開
口部102端縁に固定されたモール103が化粧板、ガ
ラスを挟持する形となって、開口部102に固定され
る。しかし、モール103を開口部102の端縁に取り
付ける作業や取り付けられたモール103に化粧板、ガ
ラス等を固定する作業は細かい作業であり、人手や時間
がかかり効率的ではなかった。また、モール103や化
粧板、ガラス等に端縁、ビス等nを打ち込み固定する個
所はモール103、鏡板101の全周にわたって連続す
るものではなく、1辺に数か所ずつピンポイント的に打
ち込まれているに過ぎず、取り付け後のモール103、
鏡板101等の反りは避け難いものがあった。
【0006】
【問題点を解決するための手段】以上の問題点を解決す
るために、本発明の発明者は、「パネルpに設けられる
開口部2内に表裏面よりモールを用いて鏡板1を挟持固
定して得られる落とし込みパネルの組み立て方法におい
て、パネルpに設けられる開口部2の片面にのみモール
3を固定しておき、足部5とパネル開口部2端縁に向け
て突出したモール3の取り付け方向に向けて傾斜する係
止爪4を有するモール3を片面に固着した鏡板1を、パ
ネルpの開口部2のモール3が固着されていない方の面
より、鏡板1のモール3,3が表面にくるようにかつモ
ール3の底部3bがパネル開口部2の四周端縁に向くよ
うにパネル開口部2内に没入させ、パネル開口部2端縁
に設けられた突部p1をモール3の足部5と係止爪4で
挟持することにより、モール3をパネル開口部2端縁に
固定して鏡板1を挟持固定する落とし込みパネルpの組
み立て方法。」を発明したものである。
【0007】
【構成】本発明は、前記構成によって、取り付け作業を
大幅に簡略化して、作業の効率を良くすることを目的と
するものである。
【0008】以下 図面に基づいて説明する。図1は本
発明落とし込みパネルの組み立て方法によって得られる
落とし込みパネルの実施例の断面図である。本発明は表
面に露出する表面部、鏡板1を挟持する挟持面、開口部
2端縁と面する底部からなるモール3と、化粧板・ガラ
ス等の鏡板1、および開口部2を持つドア、引戸等のパ
ネルpから構成される。
【0009】単独でパネルの開口部に固定されるモール
3は図2のように表面に露出する表面部、鏡板1を挟持
する挟持面3a、開口部2端縁に面する底部3bから構
成されており、その形状は例えば表面部が曲面形であっ
て、挟持面3aと底部3bが平面でかつ直角になってお
り底部3bの外側より足部が設けられるものであって、
一般に用いられている形状であればどのような形状でも
よい。また、鏡板1に固着されるモールは図3(a)の
ように表面に露出する表面部、鏡板1を挟持する挟持面
3a、開口部2端縁に面する底部3b及び足部5は前記
単独でパネルの開口部に固定されるモール3と同様であ
って底部3bには開口部2内側面に対して突出する係止
爪4が設けられる。また、モール3は無垢材、単板積層
材、木質繊維板、パーティクルボード等の木質系材料を
切削加工されたり、塩化ビニール樹脂、アクリル樹脂、
ポリエチレン樹脂、ウレタン樹脂等の合成樹脂材料を押
出し成型製造され、モールの全表面には、加飾や着色塗
装を施したり、化粧紙や化粧合成樹脂シート等の化粧材
を貼着したりして任意に化粧を施してもよい。
【0010】また鏡板1として化粧板、ガラスが取り付
けられる。化粧板は無垢材でも合板、単板積層材、木質
繊維板、パーティクルボード等を基材として表面に着色
塗装されたり、化粧紙や化粧合成樹脂シート等の化粧材
が貼着されたものでも良く、ガラスは透明ガラス、面取
りガラス、すりガラス、曇ガラス、色付きガラス等の種
々のガラスを用いることができ、またガラスの代わりに
アクリル樹脂、塩化ビニール樹脂からなるプラスチック
板を用いることができ、開口部を閉そくするものであれ
ば何でも使用できる。
【0011】鏡板1の片面にはモール3が固着される。
モール3はその底部3bがパネルpの開口部2端縁に向
くように鏡板1の片面の四周端縁にモール3の挟持面3
aを接着剤、両面テープ等で接着される。モール3と鏡
板1との固着は反りの防止のために望ましくは鏡板1の
四周全周にわたって行なわれたほうが良いが、断片的に
行なわれても良い。
【0012】パネルpは、ドア、引戸、クローゼット、
下駄箱等の収納部を閉そくする扉、可動間仕切や腰壁等
の造作材に用いることができ、無垢材、合板、単板積層
材、木質繊維板、パーティクルボード他の木質系材料で
框組み、フラッシュ等の方法で製造され、表面は着色塗
装や化粧紙や化粧合成樹脂シート等の化粧材を貼着され
たり、木口貼りがなされて任意化粧が施される。パネル
に設けられる開口部は単独、複数のいずれでも良い。
【0013】次に、この落とし込み構造の組み立て方法
について説明する。図1においてパネルpの開口部2の
四周端縁の片面にのみ、モール3をその挟持面3aが開
口部2内方に向かい、底部3bが開口部2端縁に面する
ように設け、モール3の表面よりパネルpの開口部2四
周端縁にタッカー、釘、ビス等nを打ち込み固定する。
【0014】つぎにパネルp開口部2にモール3が固着
されていない方の面より、図3、図4に示すモール3の
挟持面3aを片面の四周端縁に当接させるとともに、モ
ール3の底部3bがパネルp開口部2の四周端縁に向く
ように挟持面3aと四周端縁とを接着剤、両面テープな
どで固着された鏡板1をモール3が表面にくるように没
入させ、パネルの突部p1をモール3の足部5と係止爪
4で挟持することにより、モール3をパネルpの開口部
2端縁に固定し、鏡板1を表裏面のモール3の挟持面3
aで挟持固定させるものである。このように固着するこ
とにより、鏡板1が固着されたモール3をパネルpの開
口部2に釘、ビス、タッカー等nの工具を用いずにワン
タッチで固定することができ、鏡板1、モール3の開口
部2への取り付け作業が効率的に行なわれるものであ
る。また、この組み立ての時に接着剤を併用し、開口部
2内側面およびモール3の底部3bに接着剤を塗布して
おけば、一層確実に取り付けが行なうことができる。こ
うして、本発明の落とし込み構造が得られる。
【0015】また、本発明は上記のように、パネルpの
両面を落とし込みにするときはもちろん、パネルpの片
面だけを開口させてもう一方の面は開口部2を閉そくさ
せたパネルpを形成し、モール3の挟持面3aを片面四
周端縁に当接させるともに開口部2端縁にモール3の底
部3bが向くように固着された鏡板1をパネルpに没入
させ、モール3をパネルp開口部2端縁に固定すること
によってパネルpの片面だけ落とし込み形状とするとき
も適用できる。
【0016】この構成にすることによって、パネルpに
モール3で鏡板1を取り付ける工程の中にあらかじめ片
面の開口部2端縁にモール3の挟持面3aが開口部2内
方に向けて取り付けておいたモール3の挟持面3aに鏡
板1をタッカー、ガラスビート等nで固定する作業を省
略することができ、作業の効率を上げることができる。
【0017】鏡板1に固着されたモールの形状として
は、図3(b)に示すようにモール3の足部5より底部
3bと平行にリブ6を設け、その先端に係止爪4を形成
する。この係止爪4は、開口部2内側面に弾接あるいは
食い込ませることによって、モール3を開口部2に固定
させるため、望ましくは係止爪4、係止爪4を形成する
リブ6自体に弾性を持たせて、開口部2内側面に係止爪
を弾接させた方がよい。
【0018】
【効果】あらかじめ、鏡板1の四周端縁にモール3を固
着して開口部2へ取り付けるため、取り付け時にモール
3に鏡板1をタッカー等nで固定する必要がなくなり、
パネルpの開口部2への鏡板1、モール3の取り付けが
ワンタッチででき、パネルp開口部2への鏡板1の取り
付け作業の効率化を図ることができる。釘、タッカー等
nを用いずに簡単にパネルpに鏡板1をはめ込むことが
できるため、モール3、鏡板1を損傷せずに取り付けが
でき、美観を損ねることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明落とし込み構造の断面図、
【図2】 係止爪を設けないモールの断面図、
【図3】(a)モールに係止爪を形成したときの断面
図、(b)他の実施例を示す。
【図4】 モールが固着された鏡板を示す斜視断面図、
【図5】 従来技術においてガラスを嵌め込んだ状態を
示す断面図。
【符号の説明】
1:鏡板、2:開口部、3:モール、3a:挟持面、3
b:底部、3c:表面部、4:係止爪、5:足部、6:
リブ、p:パネル、p1:突部、n:タッカー、釘等、
101:鏡板、102:開口部、103:モール、10
3a:挟持面、103c:表面部、104:ガラスビー
ト。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネルに設けられる開口部内に表裏面よ
    りモールを用いて鏡板を挟持固定して得られる落とし込
    みパネルの組み立て方法において、パネルに設けられる
    開口部の片面にのみモールを固定しておき、足部とパネ
    ル開口部端縁に向けて突出したモールの取り付け方向に
    向けて傾斜する係止爪を有するモールを片面に固着した
    鏡板を、パネルの開口部のモールが固着されていない方
    の面より、鏡板のモールが表面にくるようにかつモール
    の底部がパネル開口部の四周端縁に向くようにパネル開
    口部内に没入させ、パネル開口部端縁に設けられた突部
    をモールの足部と係止爪で挟持することにより、モール
    をパネル開口部端縁に固定して鏡板を挟持固定する落と
    し込みパネルの組み立て方法。
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