JP2002201869A - 扉及び扉の製造方法 - Google Patents

扉及び扉の製造方法

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JP2002201869A
JP2002201869A JP2001117010A JP2001117010A JP2002201869A JP 2002201869 A JP2002201869 A JP 2002201869A JP 2001117010 A JP2001117010 A JP 2001117010A JP 2001117010 A JP2001117010 A JP 2001117010A JP 2002201869 A JP2002201869 A JP 2002201869A
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JP2001117010A
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Mitsuo Hori
光生 堀
Junji Rikuno
純司 陸野
Takako Hanada
貴子 花田
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透光性を有する板状部材を支持枠に確実に固
定しておくことができ、かつ、品質のばらつきの少ない
扉および扉の製造方法を提供すること。 【解決手段】 支持枠10と、該支持枠10の表面に設
けられた透光性のアクリル板30とを備えた扉1であっ
て、支持枠10の外周縁部に補助枠20が支持枠10の
表面から突出するようにして設けられている。そして、
アクリル板30はその側端面が補助枠20の内周面より
も内側に配置されるようにして、支持枠10の表面に固
定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建具を構成する扉
及び扉の製造方法に関する。
【0002】
【背景の技術】例えば、特開平10−121857号公
報に示すように、収納家具等の開口部分を開閉するガラ
ス扉として、その表面のほぼ全面がガラスで構成された
ガラス扉が知られている。このガラス扉は、四角いガラ
ス板と、ガラス板の外縁に沿って後面から支持する四角
枠状の支持枠と、支持枠の側端部に設けられて、ガラス
板の側端部に固定される固定枠とを備えている。
【0003】ガラス板の側端部は、支持枠の側端部より
も外側に突出しており、固定枠のガラス板に対向する部
位には凹溝が形成されている。そして、固定枠は、固定
枠の凹溝にガラス板の突出部分をはめ込むとともに、ガ
ラス板と固定枠とを接着剤で接着することで、ガラス板
に固定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ガラス板及び
支持枠を設定された寸法通りに正確に製造するのは困難
であるため、ガラス扉を製造するに際して、ガラス板の
側端部が支持枠の側端部よりも外側に突出しない場合が
ある。この場合、ガラス板を固定枠の凹部にはめ込むこ
とができないので、前記従来の技術では、固定枠をガラ
ス板にうまく固定することができない。
【0005】一方、支持枠にガラス板を接着すること
で、固定枠を用いることなくガラス扉を製造する方法も
ある。しかし、ガラス板及び支持枠を設定された寸法通
りに正確に製造するのは困難であるため、この方法でガ
ラス扉を製造すると、ガラス板の側端部が支持枠の側端
部より外側に突出したり、支持枠の側端部がガラス板の
側端部より外側に突出したりして、ガラス板の側端面が
面一にならない場合がある。
【0006】この場合、ガラス扉の見栄えが若干悪くな
ってしまう他、ガラス扉を取り扱う際(例えば、ガラス
扉を建築現場に搬送する際や、ガラス扉を使用する際
等)に、ガラス板または支持枠の突出部分が他の構造物
にぶつかってガラス板または支持枠が破損してしまう恐
れがあるという問題があった。よって、この方法では、
ガラス板や支持枠の製造誤差によって、ガラス扉の品質
にばらつきが生じてしまう。本発明の課題は、透光性を
有する板状部材を支持枠に確実に固定しておくことがで
き、かつ、品質のばらつきの少ない扉及び扉の製造方法
を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、例えば図1に示すように、
支持枠10と、該支持枠10の表面に設けられた透光性
の板状部材(アクリル板)30とを備えた扉1であっ
て、前記支持枠10の外周縁部に補助枠20が支持枠1
0の表面から突出するようにして設けられ、前記板状部
材30は、その側端面が前記補助枠20の内周面より内
側に配置されるようにして前記支持枠10の表面に固定
されていることを特徴とする。
【0008】ここで、透光性を有する板状部材30とし
ては、例えばガラス板等があり、補助枠20を構成する
部材としては、例えばMDF(中質繊維板)等がある。
また、板状部材30を支持枠20に固定するには、例え
ば請求項11記載の発明のようにすればよい。
【0009】請求項1記載の発明によれば、前記支持枠
10の外周縁部に補助枠20が支持枠10の表面から突
出するようにして設けられ、前記板状部材30は、その
側端面が前記補助枠20の内周面より内側に配置される
ようにして前記支持枠10の表面に固定されているの
で、板状部材30が前記支持枠10に直接固定されるこ
とによって、板状部材30を支持枠10に確実に固定し
ておくことができる。また、補助枠20と板状部材30
との間には、境界部分が形成されているが、この境界部
分は、支持枠10、補助枠20及び板状部材30の製造
誤差の有無によらず形成される。また、この境界部分は
板状部材30と補助枠20との間のわずかな隙間である
ため、支持枠10、補助枠20及び板状部材30の製造
誤差により境界部分の幅が多少大きくなっても、扉1の
見栄えに影響を与えない。さらには、板状部材30の周
囲が補助枠20で囲まれているので、板状部材30の支
持枠10の表面上における位置が支持枠10の表面上で
ずれたりすることもない。したがって、支持枠10、補
助枠20及び板状部材30の製造誤差があっても、品質
のばらつきが少ない。
【0010】請求項2記載の発明は、例えば図1に示す
ように、請求項1記載の発明において、前記板状部材3
0は、その側端面が前記支持枠10の側端面よりも内側
に配置されるようにして、前記支持枠10に固定されて
おり、前記板状部材30の側端面の外側における前記支
持枠10の表面には、補助枠20が、その側端面と前記
支持枠10の側端面とが面一になるようにして設けられ
ていることを特徴とする。
【0011】請求項2記載の発明によれば、補助枠20
の側端面は支持枠10の側端面と面一となっているの
で、支持枠10、補助枠20及び板状部材30の製造誤
差の有無によらず、扉1の側端面が面一となる。したが
って、支持枠10、補助枠20及び板状部材30の製造
誤差があっても、品質のばらつきが少ない。
【0012】請求項3記載の発明は、例えば図1に示す
ように、請求項1または2記載の発明において、支持枠
10及び補助枠20は矩形枠状となっており、前記補助
枠20の角部には、弾性体(硬質ゴム)23が設けられ
ていることを特徴とする。ここで、弾性体23として
は、例えば硬質ゴムや軟質ゴム等がある。
【0013】請求項3記載の発明によれば、補助枠20
の各部分のうち、比較的尖っていて損傷しやすい部分で
ある角部に弾性体23が設けられているので、扉1の使
用者等の安全を確保することができる他、扉1の角部の
損傷を防ぐことができる。
【0014】請求項4記載の発明は、例えば図1に示す
ように、請求項1〜3のいずれか記載の発明において、
板状部材30は、樹脂で構成されていることを特徴とす
る。ここで、樹脂としては、例えばアクリル樹脂などが
ある。
【0015】請求項4記載の発明によれば、板状部材3
0は軽い樹脂で構成されているので、板状部材30が樹
脂で構成されていない場合に比して、板状部材30をよ
り小さな力で支持枠10に固定しておくことができる。
【0016】そして、支持枠10を板状部材30に固定
する力を小さくすることで、支持枠10を多少薄肉にし
ても、支持枠10はこの力に耐えることができる。した
がって、扉1を板状部材30が樹脂で構成されている場
合に比して薄くすることができる。
【0017】請求項5記載の発明は、例えば図2に示す
ように、請求項1〜4のいずれかに記載の発明におい
て、支持枠10と板状部材30との間には、前記支持枠
10と前記板状部材30とを接着する接着層(両面テー
プ)32が形成されていることを特徴とする。
【0018】ここで、接着層32は、例えば支持枠10
及び板状部材30の少なくとも一方に接着剤を塗布する
か両面テープ32を貼り付けることで形成される。ま
た、接着層32は透明であっても、着色されたものであ
っても良い。後者の場合、扉1の正面から接着層32の
色を見ることができるので、接着層32の色を適宜変更
することで、扉1の見栄えを変えることができる。
【0019】請求項5記載の発明によれば、板状部材3
0が、支持枠10の表面部分のうち比較的広い表面部分
において支持枠10に接着されているので、板状部材3
0を支持枠10に確実に固定しておくことができる。さ
らに、板状部材30を請求項4記載の発明のように軽い
樹脂で構成することで、板状部材30をより小さな力で
支持枠10に固定しておくことができるので、支持枠1
0の板状部材30に対する接着面すなわち表面の面積を
小さくすることができる。言い換えれば、支持枠10の
中空部分を大きくすることができるので、扉1の見栄え
が良くなる他、扉1の正面から裏面側が見やすくなる。
【0020】請求項6記載の発明は、例えば図6に示す
ように、請求項1〜5のいずれかに記載の発明におい
て、板状部材80の裏面のうち、前記支持枠50に接し
て固定される面が塗装された塗装面83となっているこ
とを特徴とする。
【0021】請求項6記載の発明によれば、板状部材8
0の裏面のうち、前記支持枠50に接して固定される面
が塗装された塗装面83となっているので、板状部材8
0の表面からこの塗装面83の色が透けて見え、扉41
の見栄えが良くなる。また、請求項5のように支持枠5
0と板状部材80との間に接着層82が形成されている
場合は、前記塗装面83によってこの接着層82を隠す
ことができるので、接着層82を丁寧に仕上げる必要が
なくその手間を省くことができる。
【0022】請求項7記載の発明は、例えば図6に示す
ように、請求項6記載の発明において、塗装面83が支
持枠50の色と同一であることを特徴とする。
【0023】請求項7記載の発明によれば、塗装面83
が支持枠50の色と同一であるので、板状部材80の表
面から支持枠50と同一の色の塗装面83が透けて見
え、統一感のある扉41とすることができる。
【0024】請求項8記載の発明は、例えば図7に示す
ように、請求項1〜7のいずれかに記載の発明におい
て、支持枠50と補助枠60とからなる枠体70が、前
記板状部材80が接して固定される面を残して、化粧シ
ート84によって被覆されていることを特徴する。
【0025】前記化粧シート84としては、例えば、樹
脂からなるシート状のものが挙げられる。
【0026】請求項8記載の発明によれば、枠体70
が、前記板状部材80が接して固定される面を残して、
化粧シート84によって被覆されているので、外側から
見た場合に、枠体70の表面が化粧シート84によって
覆われており、外観品質の良い扉41とすることができ
る。また、例えば、図1〜4に示すように支持枠10と
補助枠20とが一体に成形されていない扉1において、
前記化粧シート84を設けた場合は、支持枠10の表面
に補助枠20を設けることによって支持枠10と補助枠
20との境界部分に生じる隙間が化粧シート84によっ
て覆われるので、外側から見た場合にこの隙間が目立つ
ことがなく、支持枠10と補助枠20とが一体成形され
ているように見える。
【0027】請求項9記載の発明は、例えば図10に示
すように、請求項1〜8のいずれかに記載の発明におい
て、支持枠130の内周縁部と前記板状部材140の外
周縁部との隙間には、該隙間を塞ぐ閉塞部材150が設
けられていることを特徴とする。
【0028】請求項9記載の発明によれば、支持枠13
0の内周縁部と前記板状部材140の外周縁部との隙間
には、該隙間を塞ぐ閉塞部材150が設けられているの
で、この閉塞部材150によって隙間が塞がれて前記隙
間に埃や塵等が侵入するのを防止することができる。ま
た、前記閉塞部材150は、請求項6のように、前記板
状部材140に塗装面141が設けられていれば、この
塗装面141によって閉塞部材150は隠れるので外側
からは見えることがなく、外観品質が悪くなることがな
い。
【0029】請求項10記載の発明は、例えば図6に示
すように、請求項1〜9のいずれかに記載の発明におい
て、支持枠50と補助枠60とが一体成形されているこ
とを特徴とする。
【0030】請求項10記載の発明によれば、支持枠5
0と補助枠60とが一体成形されているので、支持枠5
0と補助枠60とをそれぞれ形成して、支持枠50に補
助枠60を接着する煩雑な作業を行う必要がなくなり、
施工作業の簡略化および施工期間の短縮化を図れる。ま
た、支持枠50と補助枠60とが一体成形されているの
で、支持枠50と補助枠60とが別となっている場合に
比して補強性に優れる。
【0031】支持枠50と補助枠60とが一体成形され
ているとは、例えば、支持枠50と補助枠60とが、樹
脂を含む成形材料を溶融し所要形状に押出成形または射
出成形によって成形されることである。
【0032】請求項11記載の発明は、例えば図1、図
3及び図4に示すように、請求項1〜10のいずれか記
載の扉1を製造する扉の製造方法であって、支持枠10
の外周縁部に補助枠20を支持枠10の表面から突出す
るようにして設け、次いで、板状部材30を、その側端
面が前記補助枠20の内周面より内側に配置されるよう
にして前記支持枠10の表面に固定することを特徴とす
る。
【0033】請求項11記載の発明によれば、支持枠1
0の外周縁部に補助枠20を支持枠10の表面から突出
するようにして設け、次いで、板状部材30を、その側
端面が前記補助枠20の内周面より内側に配置されるよ
うにして前記支持枠10の表面に固定するので、補助枠
20によって板状部材30の位置決めを容易に行うこと
ができる他、板状部材30を支持枠10に確実に固定す
ることができる。
【0034】また、板状部材30と補助枠20との間に
は境界部分が生じるが、この境界部分は、支持枠10、
補助枠20及び板状部材30の製造誤差の有無によらず
形成される。一方、境界部分が支持枠10、補助枠20
及び板状部材30の製造誤差により多少大きくなって
も、製造される扉1の見栄えに影響を与えない。
【0035】また、上述の通り、板状部材30と補助枠
20との境界部分すなわち隙間が多少大きくなっても、
製造される扉1の外観に影響を与えないので、支持枠1
0、補助枠20及び板状部材30の寸法を補助枠20と
支持枠10との間に若干の隙間が生じるように設定し
て、支持枠10、補助枠20及び板状部材30を製造し
ても、品質のばらつきの少ない扉1を製造することがで
きる。
【0036】そして、支持枠10、補助枠20及び板状
部材30の寸法を、補助枠20と支持枠10との間に若
干の隙間が生じるように設定して、支持枠10、補助枠
20及び板状部材30を製造することで、以下の効果を
得ることができる。すなわち、支持枠10、補助枠20
及び板状部材30の製造誤差によって、例えば板状部材
30が寸法より多少大きく形成されても、補助枠20の
寸法は補助枠20と支持枠10との間に若干の隙間が生
じるように設定してあるので、板状部材30を補助枠2
0の内側に確実に納めることができる。したがって、支
持枠10、補助枠20及び板状部材30の製造誤差の有
無によらず、扉1を確実に製造することができる。
【0037】また、請求項5記載の扉1を製造するに際
しては、板状部材30と補助枠20との間に接着層32
を形成するので、接着層32を様々な色で着色すること
で、簡単に様々なバリエーションの扉1を製造すること
ができる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の第1
〜第3の実施の形態を詳細に説明する。まず、扉1の構
成を説明する。図1に示すように、扉1は、台所等に設
置される収納棚の開口部分を開閉するためのものであっ
て、支持枠10と、補助枠20と、硬質ゴム(弾性体)
23と、アクリル板30(板状部材)と、取っ手31と
を備えている。
【0039】支持枠10は、矩形枠状となっており、木
材やMDF等で構成されている。補助枠20は、支持枠
10を構成する部材と同質の部材で構成された縦長尺部
材21・21と、支持枠10を構成する部材と同質の部
材で構成された横長尺部材22・22とを縦横に矩形枠
状に組むことで構成されている。
【0040】そして、支持枠10の外周縁部に、補助枠
20が、支持枠10の表面から突出するようにして設け
られ、かつ、補助枠20の側端面と支持枠10の側端面
とが面一になるようにして設けられている。硬質ゴム2
3は補助枠20の4つの角部にそれぞれ設けられてい
る。具体的には、硬質ゴム23は、縦長尺部材21の端
部と横長尺部材22の端部とで画成される矩形状のスペ
ースに設けられている。
【0041】アクリル板30は、図1及び図2に示すよ
うに、その側端面が補助枠20の内周面より内側に配置
されるようにして、支持枠10の表面に両面テープ(接
着層)32で接着固定されている。また、取っ手31
は、支持枠10の一側端面の上端から下端に亙って設け
られている。
【0042】次に、扉1の製造方法について、図1〜図
4に基づいて説明する。まず、支持枠10、補助枠20
及びアクリル板30を所定の寸法に基づいて製造する。
ここで、支持枠10、補助枠20及びアクリル板30の
寸法は、補助枠20とアクリル板30との間に若干の隙
間が生じるように設定される。
【0043】ついで、支持枠10の表面の外周縁部に補
助枠20及び硬質ゴム23・・・を設けるとともに、両面
テープ32を、補助枠20の内周面より内側における支
持枠10の表面に貼り付ける。ここで、補助枠20は、
その側端面と支持枠10の側端面とが面一になるように
して支持枠10に設けられる。
【0044】また、補助枠20を支持枠10に設ける方
法としては、釘等の止着材を補助枠20と支持枠10と
に亙って打ち込む方法や、支持枠10と補助枠20とを
接着剤や両面テープ等の接着部材で接着する方法等があ
る。また、硬質ゴム23を支持枠10に設ける方法とし
ては、支持枠10と硬質ゴム23とを接着剤や両面テー
プ等の接着部材で接着する方法がある。
【0045】ついで、補助枠20により画成されたスペ
ースとほぼ同じ大きさに形成されたアクリル板30を、
補助枠20の内側における支持枠10の表面に、様々な
色で着色された両面テープ32で接着固定する。つい
で、取っ手31を支持枠10の一側端面の上端から下端
に亙って設けることで、扉1を製造する。
【0046】従って、本発明の第1の実施の形態に係る
扉1によれば、アクリル板30は、支持枠10に両面テ
ープ32で直接固定されているので、アクリル板30を
支持枠10に確実に固定しておくことができる。また、
補助枠20とアクリル板30との間には境界部分が形成
されるが、この境界部分は、補助枠20とアクリル板3
0とが隙間なく当接している場合と、支持枠10、補助
枠20及びアクリル板30の製造誤差により補助枠20
とアクリル板30との間に隙間が生じている場合とのい
ずれにおいても形成される。言い換えれば、境界部分
は、支持枠10、補助枠20及びアクリル板30の製造
誤差の有無によらず形成される。
【0047】一方、境界部分は、アクリル板30と補助
枠20との間のわずかな隙間であるため、支持枠10、
補助枠20及びアクリル板30の製造誤差により境界部
分が多少大きくなっても、扉1の外観に影響を与えな
い。また、補助枠20の側端面は支持枠10の側端面と
面一となっているので、支持枠10、補助枠20及びア
クリル板30の製造誤差の有無によらず、扉1の側端面
を面一とすることができる。
【0048】さらには、アクリル板30の周囲が補助枠
20で囲まれているので、アクリル板30の支持枠10
の表面上における位置が支持枠10の表面上でずれたり
することもない。したがって、支持枠10、補助枠20
及びアクリル板30の製造誤差があっても、品質のばら
つきが少ない。
【0049】ここで、補助枠20の各部分のうち、比較
的尖っていて損傷しやすい部分である角部に硬質ゴム2
3が設けられているので、扉1の使用者等の安全を確保
することができる他、角部の損傷を防ぐことができる。
また、両面テープ32は扉1の正面から見ることができ
るので、両面テープ32を様々な色で着色することで、
扉1の見栄えを変えることができる。
【0050】また、アクリル板30は軽いので、アクリ
ル板30をより小さな力で支持枠10に固定しておくこ
とができるので、支持枠10の板状部材30に対する接
着面すなわち表面の面積を小さくすることができる。言
い換えれば、支持枠10の中空部分を大きくすることが
できるので、扉1の見栄えが良くなる他、扉1の正面か
ら裏面側が見やすくなる。また、アクリル板30をより
小さな力で支持枠10に固定しておくことができるの
で、支持枠10をある程度薄肉にすることができる。し
たがって扉1をある程度薄肉にすることができる。
【0051】本発明の第1の実施の形態に係る扉1の製
造方法によれば、アクリル板30を補助枠20の内側に
おける支持枠10の表面に固定するので、アクリル板3
0を支持枠10に確実に固定することができる。また、
アクリル板30と補助枠20との間に形成された境界部
分は、補助枠20とアクリル板30とを隙間なく当接さ
せた場合と、補助枠20とアクリル板30との間に隙間
が生じた場合とのいずれにおいても形成されるが、この
境界部分は扉1の外観に影響を与えない。
【0052】そして、補助枠20を、その側端面が支持
枠10の側端面と面一になるようにして支持枠10に設
けたので、支持枠10、補助枠20及び板状部材30の
製造誤差によらず、品質のばらつきの少ない扉1を製造
することができる。
【0053】また、支持枠10、補助枠20及びアクリ
ル板30の寸法を、補助枠20とアクリル板30との間
に若干の隙間が生じるように設定して、支持枠10、補
助枠20及びアクリル板30を製造したので、支持枠1
0、補助枠20及びアクリル板30の製造誤差によら
ず、アクリル板30を補助枠20の内側に確実に納める
ことができる。したがって、アクリル板30を支持枠1
0に確実に固定することができ、よって扉1を確実に製
造することができる。
【0054】なお、以上の実施の形態においては、補助
枠20を複数の長尺部材21・22で構成されるものと
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、一体
的に形成されたものとしてもよい。
【0055】また、支持枠10と補助枠20の表面のう
ちアクリル板30が接して固定される面を残した表面
に、後述する第2の実施の形態の化粧シート84を被覆
しても良い。この場合は、支持枠10の側端面と補助枠
20の側端面の境界部分に生じる隙間が化粧シート84
によって覆われるので、外側から見た場合にこの隙間が
目立つことなく、支持枠10と補助枠20とが一体成形
されているように見える。
【0056】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。図5に示すように、扉41は、支持枠50と
補助枠60とからなる枠体70と、軟質ゴム(弾性体)
63と、アクリル板(板状部材)80と、取っ手81と
を備えている。
【0057】枠体70は、縦長尺部材51と横長尺部材
52とを縦横に矩形枠状に形成された支持枠50と、縦
長尺部材61と横長尺部材62とを縦横に矩形枠状に形
成された補助枠60とが、一体成形してなるものであ
り、樹脂製である。すなわち、図6に示すように、補助
枠60の短手方向の長さaは、支持枠50の短手方向の
長さAよりも短く形成されている。そして、支持枠50
の外周縁部に、補助枠60が支持枠50の表面から突出
するように設けられ、支持枠50と補助枠60とは一体
成形されている。
【0058】軟質ゴム63は、図5に示すように、枠体
70の4つの角部にそれぞれ設けられている。具体的に
は、軟質ゴム63は、支持枠50と補助枠60のそれぞ
れの縦長尺部材51,61の端部と横長尺部材52,6
2の端部とで画成される矩形状のスペースに設けられて
いる。また、軟質ゴム63は、枠体70の厚さと等しく
なっている。
【0059】アクリル板80は、図6に示すように、そ
の側端面が補助枠60の内周面よりも内側に配置される
ようにして支持枠50の表面、すなわち、補助枠60に
より画成された画成スペースに、両面テープ(接着層)
82で接着固定されている。また、アクリル板80の裏
面のうち、支持枠50に接して固定される面には塗装さ
れた塗装面83が設けられている。この塗装面83の巾
Wは、補助枠60の内周縁部から支持枠50の内周縁部
までの巾Wと等しくなっており、この塗装面83は支持
枠50と補助枠60とからなる枠体70の色と同一の色
である。
【0060】また、図6および図7に示すように、枠体
70の表面のうち、アクリル板80が接して固定される
面を残した表面には、樹脂シート(化粧シート)84
(図5には図示しない)が被覆されている。樹脂シート
84は、アルミニウムと同様の色の樹脂からなるシート
状のものである。取っ手81は、補助枠60を構成する
縦長尺部材61の上面のうちの略中央に設けられてい
る。
【0061】次に、扉41の製造方法について、図5〜
図7に基づいて説明する。まず、支持枠50の外周縁部
に補助枠60が支持枠50の表面から突出するように、
支持枠50と補助枠60とを一体に成形し、枠体70を
製造する。すなわち、枠体70は樹脂を含む成形材料を
溶融して上述した所要形状に押出成形することによって
製造される。そして、アクリル板80を所定の寸法に基
づいて製造する。ここで、枠体70およびアクリル板8
0の寸法は、枠体70の補助枠60とアクリル板80と
の間に若干の隙間が生じるように設定する。
【0062】ついで、枠体70の4つの角部に、軟質ゴ
ム63を接着剤や両面テープ等の接着部材で接着させて
設ける。一方、アクリル板80の裏面のうち、枠体70
に接して固定される面に、予め枠体70の色と同一の色
の塗料を塗布し塗装面83を設けておく。また、枠体7
0の表面のうちアクリル板80が接して固定される面を
残した表面に、樹脂シート84を被覆する。そして、両
面テープ82を、樹脂シート84が被覆されていない補
助枠60の内周面よりも内側における支持枠50の表面
に貼りつける。ついで、貼りつけられた両面テープ82
に、補助枠60により画成されたスペースとほぼ同じ大
きさに形成されたアクリル板80を接着させて固定す
る。その後、取っ手81を、補助枠60を構成する縦長
尺部材61の上面のうちの略中央に設けることで扉41
を製造する。
【0063】本発明の第2の実施の形態の扉41によれ
ば、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる
のは勿論のこと、支持枠50と補助枠60とが一体成形
されているので、第1の実施の形態と異なり、支持枠5
0と補助枠60とをそれぞれ形成して、支持枠50に補
助枠60を接着する煩雑な作業を行う必要がなくなり、
施工作業の簡略化および施工期間の短縮化を図れる。ま
た、支持枠50と補助枠0とが一体成形されているの
で、第1の実施の形態のように支持枠50と補助枠60
とが別となっている場合に比して補強性に優れる。
【0064】アクリル板80の裏面のうち、支持枠50
に接して固定される面が塗装された塗装面83となって
いるので、アクリル板80の表面からこの塗装面83の
色が透けて見え、扉41の見栄えが良くなる。また、塗
装面83によって支持枠50に貼りつけられた両面テー
プ82を隠すことができるので、両面テープ82を丁寧
に貼りつけて仕上げる必要がなくその手間を省くことが
できる。塗装面83が支持枠50の色と同一であるの
で、アクリル板80の表面から支持枠50と同一の色の
塗装面83が透けて見え、統一感のある扉41とするこ
とができる。
【0065】枠体70が、アクリル板80が接して固定
される面を残して、化粧シート84によって被覆されて
いるので、外側から見た場合に、枠体70の表面が化粧
シート84によって覆われており、外観品質の良い扉4
1とすることができる。
【0066】化粧シート84には、アルミニウムと同様
の色をなした樹脂シート84を使用しているので、枠体
70がアルミニウムからなるものとして見せることがで
きる。よって、枠体70をコストの高いアルミニウムか
ら製造しなくても、コストの安い樹脂から製造し、アル
ミニウムの色の樹脂シート84を被覆することによっ
て、容易にアルミニウム製の枠体70として見せること
ができるとともに、コストの削減にもつながる。
【0067】なお、本発明の第2の実施の形態におい
て、枠体70のアクリル板80を接着させる接着面に
は、両面テープ82が貼りつけられて、この両面テープ
82によってアクリル板80を接着しているが、これに
限らず例えば、接着剤を塗ってアクリル板80を接着し
ても良い。また、両面テープ82は前記接着面すべてに
貼りつけても良いし、接着面の一部に貼りつけても良
い。接着面の一部に貼りつけた場合でも、アクリル板8
0には塗装面83が設けられているので、この塗装面8
3によって両面テープ82は隠されて外側からは見える
ことがない。
【0068】また、第2の実施の形態では、樹脂を含む
成形材料を押出成形することによって、支持枠50と補
助枠60とが一体成形された枠体70を製造している
が、例えば、図8に示すように、内部に中空を有する枠
体70aであっても良く、樹脂製に限らず金属製であっ
ても良い。
【0069】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。図9に示すように、扉91は、支持枠100
と、補助枠110と、軟質ゴム(弾性体)(図示しな
い)と、アクリル板(板状部材)120と、取っ手(図
示しない)とを備えている。支持枠100および補助枠
110は樹脂製であり、それぞれ矩形枠状となってい
る。補助枠110の厚さbは、支持枠100の厚さBよ
りも厚く形成されており、支持枠100の外周縁部に、
補助枠110が支持枠100の表面から突出するように
して設けられている。すなわち、補助枠110の内周面
に、支持枠100の外周面が当接するようにして設けら
れている。そして、補助枠110の4つの角部に軟質ゴ
ムがそれぞれ設けられており、軟質ゴムの厚さは補助枠
110の厚さと等しくなっている。
【0070】アクリル板120は、補助枠110の内周
面より内側における支持枠100の表面、すなわち、補
助枠110により画成された画成スペースに両面テープ
(接着層)121で接着固定されている。また、アクリ
ル板120の裏面のうち、支持枠100に接して固定さ
れる面には支持枠100と同一の色で塗装された塗装面
123が設けられている。さらに、支持枠100と補助
枠110との表面のうち、アクリル板120が接して固
定される面を残した表面には、樹脂シート(化粧シー
ト)124が被覆されている。取っ手は、補助枠110
を構成する縦長尺部材の上面のうちの略中央に設けられ
ている。(図示しない)
【0071】なお、本発明の第3の実施の形態における
扉91の製造方法については、補助枠110の内周面
に、支持枠100の外周面が当接するようにして接着固
定すれば良く、その他の点については、第2の実施の形
態の扉41の製造方法と同様のため、その説明を省略す
る。
【0072】本発明の第3の実施の形態の扉91によれ
ば、補助枠110の内周面に、支持枠100の外周面が
当接するようにして設けられているので、第1の実施の
形態に比して、支持枠10の側端面と補助枠20の側端
面とが面一となるように位置調整する必要がないので、
施工作業が容易となる。
【0073】なお、本発明の第1〜第3の実施の形態に
おいて、図10に示すように、支持枠130の内周縁部
とアクリル板140の外周縁部との隙間に、該隙間を塞
ぐ閉塞部材150、例えば、軟質材を設けても良い。こ
の場合は、閉塞部材150が隙間を塞ぐことによって、
この隙間に埃や塵等が侵入するのを防止することができ
る。また、この閉塞部材150は、第2および第3の実
施の形態のようにアクリル板140に塗装面141を設
ければ、この塗装面141によって閉塞部材150は隠
されて外側からは見えることがないので、外観品質が悪
くなることがない。
【0074】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、板状部材
を支持枠に確実に固定しておくことができる他、支持
枠、補助枠及び板状部材の製造誤差があっても、品質の
ばらつきが少ない。
【0075】請求項2記載の発明によれば、請求項1と
同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、補助枠
の側端面は支持枠の側端面と面一となっているので、支
持枠、補助枠及び板状部材の製造誤差の有無によらず、
扉の側端面が面一となる。したがって、支持枠、補助枠
及び板状部材の製造誤差があっても、品質のばらつきが
少ない。
【0076】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは2と同様の効果を得ることができるのは勿論のこ
と、扉の使用者等の安全を確保することができる他、角
部の損傷を防ぐことができる。
【0077】請求項4記載の発明によれば、請求項1〜
3の何れかと同様の効果を得ることができるのは勿論の
こと、板状部材が樹脂で構成されていない場合に比し
て、板状部材をより小さな力で支持枠に固定しておくこ
とができる。そして、支持枠を板状部材に固定する力を
小さくすることで、支持枠を多少薄肉にしても、支持枠
はこの力に耐えることができる。したがって、板状部材
が樹脂で構成されている場合に比して扉を薄肉にするこ
とができる。
【0078】請求項5記載の発明によれば、請求項1〜
4の何れかと同様の効果を得ることができるのは勿論の
こと、接着層が支持枠と板状部材とを接着しているの
で、板状部材を支持枠に確実に固定しておくことができ
る。また、接着層を様々な色で着色することで、扉の外
観を変えることができる。また、板状部材を請求項4の
ように樹脂で構成することで、支持枠の中空部を大きく
することができる。
【0079】請求項6記載の発明によれば、請求項1〜
5の何れかと同様の効果を得ることができるのは勿論の
こと、板状部材の裏面のうち、前記支持枠に接して固定
される面が塗装された塗装面となっているので、板状部
材の表面から前記塗装面の色が透けて見え、扉の見栄え
が良くなる。また、請求項5のように接着層が形成され
ている場合は、前記塗装面によって支持枠に形成された
前記接着層を隠すことができるので、接着層を丁寧に仕
上げる必要がなくその手間を省くことができる。
【0080】請求項7記載の発明によれば、請求項6と
同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、板状部
材の表面から支持枠と同一の色の塗装面が透けて見え、
統一感のある扉とすることができる。
【0081】請求項8記載の発明によれば、請求項1〜
7の何れかと同様の効果を得ることができるのは勿論の
こと、枠体が、前記板状部材が接して固定される面を残
して、化粧シートによって被覆されているので、外側か
ら見た場合に、枠体の表面が化粧シートによって覆われ
ており外観品質の良い扉とすることができる。
【0082】請求項9記載の発明によれば、請求項1〜
8の何れかと同様の効果を得ることができるのは勿論の
こと、支持枠の内周縁部と前記板状部材の外周縁部との
隙間には、該隙間を塞ぐ閉塞部材が設けられているの
で、この閉塞部材によって隙間が塞がれて前記隙間に埃
や塵等が侵入するのを防止することができる。
【0083】請求項10記載の発明によれば、請求項1
〜9の何れかと同様の効果を得ることができるのは勿論
のこと、支持枠と補助枠とが一体成形されているので、
支持枠と補助枠とをそれぞれ形成して、支持枠に補助枠
を接着する煩雑な作業を行う必要がなくなり、施工作業
の簡略化および施工期間の短縮化を図れる。また、支持
枠と補助枠とが別となっている場合に比して補強性に優
れる。
【0084】請求項11記載の発明によれば、板状部材
を支持枠に確実に固定することができる。また、板状部
材と補助枠との間に境界部分が形成される境界部分は、
補助枠と板状部材とを隙間なく当接させた場合と、支持
枠、補助枠及び板状部材の製造誤差により補助枠と板状
部材との間に隙間が生じた場合とのいずれにおいても形
成される。したがって、品質のばらつきの少ない扉を製
造することができる。
【0085】また、支持枠、補助枠及び板状部材の寸法
を、補助枠と支持枠との間に若干の隙間が生じるように
設定しても、品質のばらつきの少ない扉を製造すること
ができる。そして、補助枠と支持枠との間に若干の隙間
が生じるように設定することで、扉を確実に製造するこ
とができる。さらには、請求項5の扉を製造するに際し
ては、板状部材と補助枠との間に接着層を形成するの
で、接着層を様々な色で着色することで、簡単に様々な
バリエーションの扉を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の扉の構成を示す斜
視図である。
【図2】図1の平断面図である。
【図3】同、扉の製造方法の概略を示した斜視図であ
る。
【図4】同、扉の製造方法の概略を示した平断面図であ
る。
【図5】本発明の第2の実施の形態の扉の構成を示す斜
視図である。
【図6】同、図5の平断面図である。
【図7】同、図5の要部を示す斜視図である。
【図8】同、扉の平断面図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態を示す扉の平断面図
である。
【図10】本発明の第1〜第3の実施の形態を示す扉の
平断面図である。
【符号の説明】
1,41 扉 10,50,130 支持枠 20,60 補助枠 23 硬質ゴム(弾性体) 30,80,140 アクリル板(板状部材) 32 両面テープ(接着層) 70 枠体 83 塗装面 84 樹脂シート(化粧シート) 150 閉塞部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 花田 貴子 東京都杉並区高井戸東2丁目4番5号 ミ サワホーム株式会社内 Fターム(参考) 2E016 AA01 BA03 BA08 CA01 CB01 CB02 CC01 DA07 DB02 DB03 DB04 DB05 DC05 HA06 HA10 JC07 KA02 KA05 LA01 LB01 LB05 LB09 LB11 LB13 LB19 LC01 MA01 MA06 MA07 MA08 RA01

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持枠と、該支持枠の表面に設けられた
    透光性の板状部材とを備えた扉であって、 前記支持枠の外周縁部に補助枠が支持枠の表面から突出
    するようにして設けられ、 前記板状部材は、その側端面が前記補助枠の内周面より
    内側に配置されるようにして前記支持枠の表面に固定さ
    れていることを特徴とする扉。
  2. 【請求項2】 前記板状部材は、その側端面が前記支持
    枠の側端面よりも内側に配置されるようにして、前記支
    持枠に固定されており、 前記板状部材の側端面の外側における前記支持枠の表面
    には、補助枠が、その側端面と前記支持枠の側端面とが
    面一になるようにして設けられていることを特徴とする
    請求項1記載の扉。
  3. 【請求項3】 支持枠及び補助枠は矩形枠状となってお
    り、 前記補助枠の角部には、弾性体が設けられていることを
    特徴とする請求項1または2記載の扉。
  4. 【請求項4】 板状部材は、樹脂で構成されていること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の扉。
  5. 【請求項5】 支持枠と板状部材との間には、前記支持
    枠と前記板状部材とを接着する接着層が形成されている
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載の扉。
  6. 【請求項6】 板状部材の裏面のうち、前記支持枠に接
    して固定される面が塗装された塗装面となっていること
    を特徴とする請求項1〜5のいずれか記載の扉。
  7. 【請求項7】 塗装面が支持枠の色と同一であることを
    特徴とする請求項6記載の扉。
  8. 【請求項8】 支持枠と補助枠とからなる枠体が、前記
    板状部材が接して固定される面を残して、化粧シートに
    よって被覆されていることを特徴とする請求項1〜7の
    いずれか記載の扉。
  9. 【請求項9】 支持枠の内周縁部と前記板状部材の外周
    縁部との隙間には、該隙間を塞ぐ閉塞部材が設けられて
    いることを特徴とする請求項1〜8のいずれか記載の
    扉。
  10. 【請求項10】 支持枠と補助枠とが一体成形されてい
    ることを特徴とする請求項1〜9のいずれか記載の扉。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれか記載の扉を
    製造する扉の製造方法であって、 支持枠の外周縁部に補助枠を支持枠の表面から突出する
    ようにして設け、 次いで、板状部材を、その側端面が前記補助枠の内周面
    より内側に配置されるようにして前記支持枠の表面に固
    定することを特徴とする扉の製造方法。
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