JP2660671B2 - ドア材側縁部の縁材 - Google Patents
ドア材側縁部の縁材Info
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- JP2660671B2 JP2660671B2 JP32388894A JP32388894A JP2660671B2 JP 2660671 B2 JP2660671 B2 JP 2660671B2 JP 32388894 A JP32388894 A JP 32388894A JP 32388894 A JP32388894 A JP 32388894A JP 2660671 B2 JP2660671 B2 JP 2660671B2
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- door material
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、家具、とりわけクロ
ーゼット等の扉の側縁部に設けられるドア材側縁部の縁
材に関するものである。
ーゼット等の扉の側縁部に設けられるドア材側縁部の縁
材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ドア材の側縁部は、ドアの開閉の
繰り返しにより、擦れたり、ぶつけたりして損耗が激し
いので、縁材を接着剤で貼着して補強するとともに、外
観の向上を図っていた。
繰り返しにより、擦れたり、ぶつけたりして損耗が激し
いので、縁材を接着剤で貼着して補強するとともに、外
観の向上を図っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の縁材の貼着では、縁材の裏面全面に接着剤を塗って
貼るため、手間がかかる上に材料費が高くかかり、コス
ト高になった。また、外から見た時に、接着剤がはみ出
して、美観を損ねるおそれがあった。
来の縁材の貼着では、縁材の裏面全面に接着剤を塗って
貼るため、手間がかかる上に材料費が高くかかり、コス
ト高になった。また、外から見た時に、接着剤がはみ出
して、美観を損ねるおそれがあった。
【0004】この発明は、上記の欠点を除去するためな
されたものであり、ワンタッチで取り付けられ、ドア材
の側縁部を補強し、外観的に美しく、接着剤を多量には
必要とせず、コストの安価なドア材側縁部の縁材を提供
することを目的とする。
されたものであり、ワンタッチで取り付けられ、ドア材
の側縁部を補強し、外観的に美しく、接着剤を多量には
必要とせず、コストの安価なドア材側縁部の縁材を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のドア材側縁部
の縁材は、ドア材側縁部を覆う合成樹脂の縁材であっ
て、上記ドア材側縁部表側を覆う上記縁材の表側部は、
上記ドア材との間に空洞部を介して設け、該縁材表側部
から上記ドア材の内部へ向けて、上記縁材全体を固定す
るための楔形突条を直立させ、該楔形突条の上記ドア材
表面の位置に、上記縁材表側部を支えて補強するための
支え板を上記ドア材表面に沿って設け、上記縁材表側部
の端面は上記ドア材表面に密着して設ける一方、上記ド
ア材側縁部側面側を覆う上記縁材の側面側部は、上記縁
材表側部に近づくほど僅かに上記ドア材の側面から離
れ、上記ドア材の裏面に近づくほど上記ドア材の側面に
密着するべく傾斜した平板状に形成し、上記縁材側面側
部の上記ドア材裏面に出る位置で内側に向く爪部を設け
たドア材側縁部の縁材である。
の縁材は、ドア材側縁部を覆う合成樹脂の縁材であっ
て、上記ドア材側縁部表側を覆う上記縁材の表側部は、
上記ドア材との間に空洞部を介して設け、該縁材表側部
から上記ドア材の内部へ向けて、上記縁材全体を固定す
るための楔形突条を直立させ、該楔形突条の上記ドア材
表面の位置に、上記縁材表側部を支えて補強するための
支え板を上記ドア材表面に沿って設け、上記縁材表側部
の端面は上記ドア材表面に密着して設ける一方、上記ド
ア材側縁部側面側を覆う上記縁材の側面側部は、上記縁
材表側部に近づくほど僅かに上記ドア材の側面から離
れ、上記ドア材の裏面に近づくほど上記ドア材の側面に
密着するべく傾斜した平板状に形成し、上記縁材側面側
部の上記ドア材裏面に出る位置で内側に向く爪部を設け
たドア材側縁部の縁材である。
【0006】
【作用】上記構成のドア材側縁部の縁材においては、ド
ア材側縁部に取り付けるにあたり、楔形突条に対応する
位置のドア材側縁部表側に、凹溝を設け、この凹溝と楔
形突条に接着剤を付けて、縁材全体を表側から押し込む
と、楔形突条が支え板の位置まで凹溝に嵌まり、縁材表
側部の端面がドア材表面に密着し、縁材側面側部は、ド
ア材側面に密着し、爪部がドア材裏面に出る位置でしっ
かりドア材を掴み、結果的に、縁材全体がドア材側縁部
にぴったりと嵌まる。そして、この縁材全体は、楔形突
条に付けられた接着剤により、ドア材側縁部に固定され
る。従って、接着剤を縁材全体に塗らなくても済み、少
しの接着剤で固定できる。
ア材側縁部に取り付けるにあたり、楔形突条に対応する
位置のドア材側縁部表側に、凹溝を設け、この凹溝と楔
形突条に接着剤を付けて、縁材全体を表側から押し込む
と、楔形突条が支え板の位置まで凹溝に嵌まり、縁材表
側部の端面がドア材表面に密着し、縁材側面側部は、ド
ア材側面に密着し、爪部がドア材裏面に出る位置でしっ
かりドア材を掴み、結果的に、縁材全体がドア材側縁部
にぴったりと嵌まる。そして、この縁材全体は、楔形突
条に付けられた接着剤により、ドア材側縁部に固定され
る。従って、接着剤を縁材全体に塗らなくても済み、少
しの接着剤で固定できる。
【0007】上記のように、縁材はワンタッチで取り付
けられる。また、端部がドア材表面に密着しているた
め、紙材等を使用した安価なドア材等に使用した場合で
も、外観的に美しい。さらに、丈夫であり、十分な補強
になる。接着剤をあまり使用しないのでコストが安価に
なる。
けられる。また、端部がドア材表面に密着しているた
め、紙材等を使用した安価なドア材等に使用した場合で
も、外観的に美しい。さらに、丈夫であり、十分な補強
になる。接着剤をあまり使用しないのでコストが安価に
なる。
【0008】
【実施例】この発明の一実施例を、図面を参照して説明
する。図1は、本発明縁材を施したドア材の一実施例を
示す一部斜視図であり、図2は、図1のA−A線拡大断
面図である。ドア材は、ここでは、薄く切削した単板を
多数積層したストランドボード層に中比重繊維板層を重
ねて一体化した板状体(以下、トライウッドと称する)
の表裏に、紙材の層を設け、適宜化粧してなるドア材
(1)を使用する。図中、ドア材(1)の中心部がトラ
イウッド(2)であり、表裏の表層が紙材(3)であ
る。
する。図1は、本発明縁材を施したドア材の一実施例を
示す一部斜視図であり、図2は、図1のA−A線拡大断
面図である。ドア材は、ここでは、薄く切削した単板を
多数積層したストランドボード層に中比重繊維板層を重
ねて一体化した板状体(以下、トライウッドと称する)
の表裏に、紙材の層を設け、適宜化粧してなるドア材
(1)を使用する。図中、ドア材(1)の中心部がトラ
イウッド(2)であり、表裏の表層が紙材(3)であ
る。
【0009】上記ドア材(1)の側縁部に塩化ビニール
等の合成樹脂の縁材(4)が取り付けられている。縁材
(4)は、ドア材(1)の表側を覆う表側部(5)とド
ア材(1)の側面側を覆う側面側部(6)とでできてい
る。
等の合成樹脂の縁材(4)が取り付けられている。縁材
(4)は、ドア材(1)の表側を覆う表側部(5)とド
ア材(1)の側面側を覆う側面側部(6)とでできてい
る。
【0010】表側部(5)は、ドア材(1)との間に空
洞部(7)を介して外に膨れた形状に設けてある。これ
は、主に美観を配慮した構造である。表側部(5)の断
面中央部付近から楔形突条(8)が直立している。楔形
突条(8)はドア材(1)の対応する位置に設けられた
凹溝(9)に嵌まって、接着剤で固定されるようになっ
ている。楔形突条(8)のドア材(1)表面の位置に、
表側部(5)を支えて補強するための支え板(10)
が、ドア材(1)表面に沿って設けてある。また、表側
部(5)の端面(11)は、ドア材(1)表面に密着し
て設ける。これも、美観上の配慮によるものである。
洞部(7)を介して外に膨れた形状に設けてある。これ
は、主に美観を配慮した構造である。表側部(5)の断
面中央部付近から楔形突条(8)が直立している。楔形
突条(8)はドア材(1)の対応する位置に設けられた
凹溝(9)に嵌まって、接着剤で固定されるようになっ
ている。楔形突条(8)のドア材(1)表面の位置に、
表側部(5)を支えて補強するための支え板(10)
が、ドア材(1)表面に沿って設けてある。また、表側
部(5)の端面(11)は、ドア材(1)表面に密着し
て設ける。これも、美観上の配慮によるものである。
【0011】一方、側面側部(6)は、表側部(5)に
近い所ほど、僅かにドア材(1)側面から離れ、ドア材
(1)裏面に近い所ほどドア材(1)側面に密着するよ
うに、傾斜した平板状に形成する。側面側部(6)の端
部は、内側に向く爪部(12)として形成し、ドア材
(1)をしっかり掴むようにできている。
近い所ほど、僅かにドア材(1)側面から離れ、ドア材
(1)裏面に近い所ほどドア材(1)側面に密着するよ
うに、傾斜した平板状に形成する。側面側部(6)の端
部は、内側に向く爪部(12)として形成し、ドア材
(1)をしっかり掴むようにできている。
【0012】上記したように、縁材(4)全体は、接着
剤を付けた楔形突条(8)を凹溝(9)に嵌めること
で、ワンタッチでしっかりと固定される。このとき、表
側部(5)の端面(11)はぴったりとドア材(1)に
密着し、側面側部(6)の爪部(12)もぴったりとド
ア材(1)の裏面を掴んでいる。接着剤の量を少量にお
さえることができ経済的である。
剤を付けた楔形突条(8)を凹溝(9)に嵌めること
で、ワンタッチでしっかりと固定される。このとき、表
側部(5)の端面(11)はぴったりとドア材(1)に
密着し、側面側部(6)の爪部(12)もぴったりとド
ア材(1)の裏面を掴んでいる。接着剤の量を少量にお
さえることができ経済的である。
【0013】図1に示す如く、縁材(4)表面にはドア
材(1)の模様や色に調和する色や模様を施してあり、
縁材端部がドア材(1)の表面に密着していること、縁
材(4)が全体的になだらかに外に膨らんでいること等
により、たいへん美しい外観を呈する。縁材(4)の材
質は、紙材(3)よりもはるかに丈夫な合成樹脂であ
り、補強になるとともに、開閉の繰り返しによる損耗を
防止する。使用する合成樹脂は塩化ビニールに限定する
ものではない。
材(1)の模様や色に調和する色や模様を施してあり、
縁材端部がドア材(1)の表面に密着していること、縁
材(4)が全体的になだらかに外に膨らんでいること等
により、たいへん美しい外観を呈する。縁材(4)の材
質は、紙材(3)よりもはるかに丈夫な合成樹脂であ
り、補強になるとともに、開閉の繰り返しによる損耗を
防止する。使用する合成樹脂は塩化ビニールに限定する
ものではない。
【0014】
【発明の効果】この発明によると、楔形突条を形成し、
これをドア材に設けた凹溝に接着剤を付けて嵌めること
によって縁材全体をワンタッチでしっかりと固定でき
る。従って接着剤の使用量を減少させることができる。
縁材の端部がドア材に密着しており、縁材全体がなだら
かに外に膨らんでいるため、外観的に美しい。縁材が紙
材等よりはるかに丈夫な合成樹脂でできており、ドアの
開閉の繰り返しによるドア材側縁部の損耗を防止できる
等極めて有益な効果を奏する。
これをドア材に設けた凹溝に接着剤を付けて嵌めること
によって縁材全体をワンタッチでしっかりと固定でき
る。従って接着剤の使用量を減少させることができる。
縁材の端部がドア材に密着しており、縁材全体がなだら
かに外に膨らんでいるため、外観的に美しい。縁材が紙
材等よりはるかに丈夫な合成樹脂でできており、ドアの
開閉の繰り返しによるドア材側縁部の損耗を防止できる
等極めて有益な効果を奏する。
【図1】この発明の縁材を施したドア材の一実施例を示
す一部斜視図である。
す一部斜視図である。
【図2】図1のA−A線拡大断面図である。
1 ドア材 2 トライウッド 3 紙材 4 縁材 5 表側部 6 側面側部 7 空洞部 8 楔形突条 9 凹溝 10 支え板 11 端面 12 爪部
Claims (1)
- 【請求項1】 ドア材側縁部を覆う合成樹脂の縁材であ
って、上記ドア材側縁部表側を覆う上記縁材の表側部
は、上記ドア材との間に空洞部を介して設け、該縁材表
側部から上記ドア材の内部へ向けて、上記縁材全体を固
定するための楔形突条を直立させ、該楔形突条の上記ド
ア材表面の位置に、上記縁材表側部を支えて補強するた
めの支え板を上記ドア材表面に沿って設け、上記縁材表
側部の端面は上記ドア材表面に密着して設ける一方、上
記ドア材側縁部側面側を覆う上記縁材の側面側部は、上
記縁材表側部に近づくほど僅かに上記ドア材の側面から
離れ、上記ドア材の裏面に近づくほど上記ドア材の側面
に密着するべく傾斜した平板状に形成し、上記縁材側面
側部の上記ドア材裏面に出る位置で内側に向く爪部を設
けたことを特徴とするドア材側縁部の縁材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32388894A JP2660671B2 (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | ドア材側縁部の縁材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32388894A JP2660671B2 (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | ドア材側縁部の縁材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08158753A JPH08158753A (ja) | 1996-06-18 |
JP2660671B2 true JP2660671B2 (ja) | 1997-10-08 |
Family
ID=18159730
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32388894A Expired - Fee Related JP2660671B2 (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | ドア材側縁部の縁材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2660671B2 (ja) |
-
1994
- 1994-11-30 JP JP32388894A patent/JP2660671B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08158753A (ja) | 1996-06-18 |
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