JPH09310475A - 腰見切縁 - Google Patents

腰見切縁

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JPH09310475A
JPH09310475A JP8129988A JP12998896A JPH09310475A JP H09310475 A JPH09310475 A JP H09310475A JP 8129988 A JP8129988 A JP 8129988A JP 12998896 A JP12998896 A JP 12998896A JP H09310475 A JPH09310475 A JP H09310475A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waist
wall
base material
decorative member
front surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP8129988A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Ito
賢一 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 壁前面に沿わせて固定しやすく、また腰壁パ
ネルを取り外しする際に腰壁上方の壁前面を損傷するの
が防止された腰見切縁を提供する。 【解決手段】 壁5前面に固定された腰壁パネル2の上
端にて壁5前面に固定され腰壁上端部を形成するもので
あって、前面に凹又は凸型の係止受部15を有し壁5前面
に固定される見切縁基材11と、後面に見切縁基材11の係
止受部15と係合する凸又は凹型の係合部16を有し上記見
切縁基材11の前面に固定される化粧部材12とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建物の屋内壁の腰壁
上端部に設けられる腰見切縁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から建物等の屋内壁前面においては
窓台辺りよりも下位に模様の異なる腰壁を形成して装飾
を施したものが知られている。この腰壁としては、例え
ば図4に示す如く、腰壁パネルbを用いて形成したもの
が知られており、この場合、壁前面における窓台辺りよ
りも下位に腰壁パネルbを固定し、この腰壁パネルbの
下端には幅木cを設けるとともに上端には腰見切縁aを
設けるのが一般的であった。この種の腰壁において腰見
切縁aは腰壁パネルb上端と壁前面との境界部を装飾す
る役割をしているものであって、従来では、MDF芯の
表面に化粧シートを貼着したものや無垢材などでなる長
寸の一体物にて構成されており、腰壁パネルbの上方に
腰壁パネルb上端に当接するようにして壁前面に釘、接
着剤等を用いて固定されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、MDFや無
垢材などの木質材は反りなどを生じやすいものであっ
て、これに対し従来の腰見切縁aは長寸の一体物である
が故に反りを有している場合には施工時に壁前面から腰
見切縁a後面の一部が浮き上がってしまうものであっ
た。このような場合、腰見切縁aを壁前面に固定するの
に用いられる釘の押付け圧や接着剤の接着力により、腰
見切縁aを撓ませて壁前面に沿わせ圧着固定していた
が、腰見切縁aの厚みが大きいときには撓みに対する反
りの反発力も大きくなるので腰見切縁aを壁前面に沿わ
せ難いものであった。また、腰見切縁aの下端前側部は
腰壁パネルbの前面上端部に被さるように垂下した構成
となっていることが多く、この場合において壁前面に固
定されている腰壁パネルbを取り替え交換したい場合な
どには腰見切縁aを先に壁前面から取り外す必要があ
り、腰壁上方において壁紙等により化粧された壁前面部
分を損傷する可能性があるという問題があった。
【0004】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、壁前面に沿わせて固定しやすく、また腰壁パネル
を取り外しする際に腰壁上方の壁前面を損傷するのが防
止される腰見切縁を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る腰見切縁は、壁前面に固定された腰壁
パネルの上端にて壁前面に固定され腰壁上端部を形成す
る腰見切縁であって、前面に凹又は凸型の係止受部を有
し壁前面に固定される見切縁基材と、後面に上記見切縁
基材の係止受部と係合する凸又は凹型の係合部を有し上
記見切縁基材の前面に固定される化粧部材とからなるこ
とを特徴とするものである。
【0006】この腰見切縁では、見切縁基材と化粧部材
とに厚み方向で2分割された構成となっており、見切縁
基材と化粧部材の厚みは各々腰見切縁全体の厚みよりも
必然的に小さくなる。故に見切縁基材と化粧部材とはそ
れぞれ単独では、従来のように腰見切縁が一体物である
場合に比べて撓ませやすくなり、従って、該腰見切縁が
反りを有している場合において該腰見切縁を壁前面に固
定するにあたっては、見切縁基材を先に固定しその前面
に化粧部材を固定することで、見切縁基材と化粧部材と
をそれぞれ撓ませて壁に沿わせるのが行い易いものとな
る。また、この際において、見切縁基材前面に化粧部材
を固定するにあたっては、見切縁基材前面の係止受部に
化粧部材の係合部を係合させることで、化粧部材は見切
縁基材に対して位置決めされてズレること無く固定でき
るようになっている。
【0007】本発明においては、上記見切縁基材の上端
面に化粧シートが貼着されていても構わないものであ
る。この場合、見切縁基材の上端面も所望の化粧模様を
付与することが可能である。
【0008】また、本発明においては、上記化粧部材の
前面に釘打用凹部が設けられており、この釘打用凹部に
装着されるキャップを備えていても構わないものであ
る。この場合、化粧部材を見切縁基材前面に釘打用凹部
から釘打ちして固定することができるものであり、この
とき釘打用凹部にキャップを装着することにより釘の頭
を隠すことができるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面に基づいて説明する。
【0010】図1は本発明の実施形態に係る腰見切縁を
用いた腰壁を示す断面図である。図2は同上実施形態に
係る腰見切縁の分解断面図である。図3は腰壁を有する
壁前面の一例を示す斜視図である。
【0011】該実施形態に係る腰見切縁1は、前面に凸
型の係止受部15を有し壁5前面に固定される見切縁基材
11と、後面に見切縁基材11の係止受部15と係合する凹型
の係合部16を有し見切縁基材11の前面に固定される化粧
部材12とから構成されている。
【0012】そして該実施形態では、壁5前面における
窓台辺りよりも下位に腰壁パネル2が固定され、この腰
壁パネル2の上端にて腰見切縁1が壁5前面に取付固定
されて腰壁が形成されている。腰壁パネル2の下端と床
との間には合板等からなる支持板4が介在して壁5前面
の床近傍部に固定されており、腰壁パネル2下端は支持
板4に支持された状態となっている。また、腰壁パネル
2の下端には床との間において幅木3が設けられてお
り、この幅木3により支持板4は隠蔽されている。
【0013】該実施形態に係る腰見切縁1では、見切縁
基材11は腰壁パネル2と略同じ厚みを有する帯板状に形
成されており、その前面に設けられた係止受部15は長手
方向に沿って平行に形成されたテーパ状の凸条となって
いる。この見切縁基材11を形成する材料としては、例え
ばMDF、パーティクルボード、無垢材、合板等の木質
材料が用いられる。なお、本発明では見切縁基材11をプ
ラスチック等の成形品とすることも可能である。
【0014】この腰見切縁1の上端面には化粧シート14
が貼着されており、見切縁基材11上面が露出しないよう
に隠蔽されている。この化粧シート14としては突板等の
化粧単板や塩化ビニル等の樹脂シート等を用いることが
できるものであり、その表面の化粧模様としては、化粧
部材12の外観模様に対応させて違和感の無いものを選択
して用いることが可能である。なお、本発明において、
見切縁基材11の外観が化粧部材12の外観と違和感のない
場合、例えば見切縁基材11及び化粧部材12が共に同質の
無垢材から形成されている場合などには、化粧シート14
は省略することも可能である。
【0015】また、該実施形態に係る腰見切縁1では、
化粧部材12は前面に所望の外観に形成された帯板状のも
のであって、後面に見切縁基材11の係止受部15と係合可
能な凹型の係合部16が形成されている。この係合部16
は、係止受部15に対応して合致するように、化粧部材12
の長手方向に沿って平行なテーパ状の凹条となってい
る。
【0016】また、該実施形態では、この化粧部材12の
前面には釘打用凹部17が化粧部材12の長手方向に沿って
溝状に形成されている。また、この釘打用凹部17に嵌合
するキャップ13を別途備えていて、釘打用凹部17に打ち
込まれた釘の頭を隠すことができるようになっている。
該実施形態ではこの化粧部材12及びキャップ13は無垢材
を材料として形成されており、無垢材が有する天然の木
質外観が得られるようになっている。なお、本発明にお
いては化粧部材12に用いる材料としては、MDF、パー
ティクルボード、合板等の木質材料やプラスチック等を
用いることも可能であり、この場合、外観が所望の色彩
模様となるように化粧部材12は前面に化粧シートを貼着
することも可能である。
【0017】さらに、化粧部材12は、化粧部材12を見切
縁基材11前面に固定したときに化粧部材12の下端部が見
切縁基材11下端よりも下方に垂下して腰壁パネル2の上
端部前面に被さるように、見切縁基材11よりも大きい上
下幅寸法を有している。
【0018】該実施形態に係る腰見切縁1では、見切縁
基材11前面には長手方向に沿って平行な凸条形状の係止
受部15が形成され、また化粧部材12後面には長手方向に
沿って平行な凹条形状の係合部16が形成されているの
で、見切縁基材11と化粧部材12は形状的に反りを生じに
くいものとなっている。なお、本発明においては、係止
受部15と係合部16の凹凸形状が逆転していてもよく、す
なわち、係止受部15が凹型になり且つ係合部16が凸型と
なっていても、上記と同様の効果が得られるものであ
る。さらに、該実施形態に係る腰見切縁1では、見切縁
基材11として反りを生じにくい合板等の材料からなるも
のを使用することにより、比較的反りやすい無垢材から
形成されている化粧部材12の反りを、腰見切縁1全体と
しては抑えることも可能なものである。
【0019】該実施形態に係る腰見切縁1の施工方法に
ついて説明すると、まず、壁5前面の所定位置に固定さ
れた腰壁パネル2の上端に対して見切縁基材11の下端を
当接又は近接させた状態で、この見切縁基材11を壁5に
対して釘着、接着、又はこれらの併用等の固定手法によ
り略水平尾に固定する。このとき、見切縁基材11が反り
を有している場合であっても、この見切縁基材11は腰見
切縁1の全体厚と比べて薄いので撓みに対する反発力は
小さいものとなり、ゆえに上記のような固定手法による
押しつけ圧により撓ませて壁5に沿わせるのが行い易い
ものとなる。
【0020】次に、壁5に固定された見切縁基材11に対
して、係止受部15に化粧部材12の係合部16を係合させて
この化粧部材12を位置決めした後、化粧部材12の釘打用
凹部17から釘着し、さらにこの釘打用凹部17にキャップ
13を嵌合させて塞ぐ。このとき、化粧部材12が反りを有
している場合であっても、この化粧部材12は腰見切縁1
の全体厚と比べて薄いので釘打ちによる押しつけ圧によ
り撓ませて見切縁基材11前面に容易に沿わせることがで
きるものである。
【0021】該実施形態に係る腰見切縁1は、このよう
に腰壁パネル2の上端にて壁5に施工され腰壁上端部を
装飾する役割を果たすものであり、このとき腰壁パネル
2の前面上端部は化粧部材12の下端部が被さって見切縁
基材11と腰壁パネル2の目地が隠された状態となってい
る。
【0022】ところで、該実施形態に係る腰見切縁1
は、腰壁パネル2を取り替え交換する場合などに至便で
ある。すなわち、従来の腰見切縁では、腰見切縁の下端
前側部が腰壁パネル2の前面上端部に被さるように垂下
して該腰見切縁と腰壁パネル2の目地を隠した構成とな
っている場合には、腰壁パネル2を取り外すに先立って
該腰見切縁を壁5前面から取り外す際に壁5前面の壁紙
等を損傷する可能性があったが、これに対して該実施形
態に係る腰見切縁1では、化粧部材12のみを取り外すこ
とで腰壁パネル2が取り外し可能となるので、壁5に直
接固定されている見切縁基材11は取り外す必要がなく、
従って、壁5前面の壁紙等を損傷することがないもので
ある。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る腰見
切縁によると、見切縁基材と化粧部材とはそれぞれ単独
では、腰見切縁が一体物である場合に比べて撓ませやす
いので、該腰見切縁が反りを有している場合であっても
該腰見切縁を壁前面に固定するにあたっては、見切縁基
材と化粧部材とをそれぞれ別作業で撓ませて壁に沿わせ
ることで、全体として壁に沿わせるのが行い易いものと
なる。また、化粧部材の下端部が腰壁パネルの前面上端
部に被さるように垂下して見切縁基材と腰壁パネルの目
地を隠した構成を採用したとき、腰壁パネルを取り外し
する際においては化粧部材だけを外せば腰壁パネルの取
り外しが可能となって見切縁基材を外す必要がないの
で、腰壁パネルの取り替え交換等を行う場合に腰壁上方
の壁前面を損傷するのが防止され至便である。
【0024】本発明においては、上記見切縁基材の上端
面に化粧シートを貼着することにより、見切縁基材の上
端面も所望の化粧模様を付与することが可能である。
【0025】また、本発明においては、上記化粧部材の
前面に釘打用凹部を設け、この釘打用凹部に装着される
キャップを備えていると、化粧部材を見切縁基材前面に
釘打用凹部から釘打ちして固定することができるもので
あり、このとき釘打用凹部にキャップを装着することに
より釘の頭を隠すことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る腰見切縁を用いた腰壁
を示す断面図である。
【図2】同上実施形態に係る腰見切縁の分解断面図であ
る。
【図3】腰壁を有する壁前面の一例を示す斜視図であ
る。
【図4】従来例に係る腰見切縁を用いた腰壁を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 腰見切縁 2 腰壁パネル 11 見切縁基材 12 化粧部材 13 キャップ 14 化粧シート 15 係止受部 16 係合部 17 釘打用凹部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁前面に固定された腰壁パネルの上端に
    て壁前面に固定され腰壁上端部を形成する腰見切縁であ
    って、前面に凹又は凸型の係止受部を有し壁前面に固定
    される見切縁基材と、後面に上記見切縁基材の係止受部
    と係合する凸又は凹型の係合部を有し上記見切縁基材の
    前面に固定される化粧部材とからなることを特徴とする
    腰見切縁。
  2. 【請求項2】 上記見切縁基材の上端面に化粧シートが
    貼着されていることを特徴とする請求項1記載の腰見切
    縁。
  3. 【請求項3】 上記化粧部材の前面に釘打用凹部が設け
    られており、この釘打用凹部に装着されるキャップを備
    えていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の
    腰見切縁。
JP8129988A 1996-05-24 1996-05-24 腰見切縁 Pending JPH09310475A (ja)

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JP8129988A JPH09310475A (ja) 1996-05-24 1996-05-24 腰見切縁

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A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020226