JP2002084836A - 移動農機の操作装置 - Google Patents
移動農機の操作装置Info
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- A01B63/10—Lifting or adjusting devices or arrangements for agricultural machines or implements for implements mounted on tractors operated by hydraulic or pneumatic means
- A01B63/111—Lifting or adjusting devices or arrangements for agricultural machines or implements for implements mounted on tractors operated by hydraulic or pneumatic means regulating working depth of implements
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- A—HUMAN NECESSITIES
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Abstract
る。 【解決手段】 変速レバー1のグリップ部2に作業装置
の昇降を行う昇降スイッチ4と、作業伝動を行う作業ス
イッチ5とを設けたことを特徴とする苗植機の変速レバ
ーの構成。
Description
装置に関し、車速を変速する変速レバーに、作業装置を
昇降する昇降スイッチや、作業伝動を行う作業スイッチ
を設けたもので、苗植機や、施肥播種機、トラクタに装
置する各種管理作業機、又はコンバイン等に利用でき
る。
昇降レバーによって、苗植付伝動の植付クラッチを入り
切りするよう連動構成する。
行しながら苗植装置を車体に対して昇降させたり、苗植
付伝動の植付クラッチを入り切りさせたりしながら、苗
植条の端では条合せを行い、しかも、苗補給操作等を行
う等の操作を多く要して、操作が煩雑で難しいものであ
る。
は、変速レバー1のグリップ部2に作業装置3の昇降を
行う昇降スイッチ4と、作業伝動を行う作業スイッチ5
とを設けたことを特徴とする苗植機の変速レバーの構成
とする。請求項2に記載の発明は、前記昇降スイッチ4
は、押込毎に上昇と上昇停止とに切替える上昇釦6と、
押込毎に下降と下降停止とに切替える下降釦7とを有す
ることを特徴とするものである。請求項3に記載の発明
は、前記下降釦7は、作業装置3の作業位置への下降に
よって作業伝動の入り切りを切替えることを特徴とする
ものである。請求項4に記載の発明は、前記上昇釦6と
下降釦7との突出量を異にすることを特徴とするもので
ある。請求項5に記載の発明は、前記上昇釦6は、グリ
ップ部2の先端側に位置させ、下降釦7はこの上昇釦6
よりも下位に配置したことを特徴とするものである。請
求項6に記載の発明は、前記グリップ部2には、押込み
によって下降し、押込解除で下降を停止する下げ釦8を
有することを特徴とするものである。請求項7に記載の
発明は、前記下げ釦8は、上昇釦6及び下降釦7よりも
後位に配置したことを特徴とするものである。
の操作によって作業機の車速を変更することができる。
操縦者はこの変速レバー1のグリップ部2を把持した状
態で、昇降スイッチ4を操作することにより作業装置3
を車体に対して昇降させることができ、又、作業スイッ
チ5を操作することによりこの作業装置3の伝動を入り
切りすることができる。このため、車速変速から作業装
置3の昇降、乃至作業伝動に渡る一連の操作を、グリッ
プ部2から把持手の持替えをなくして、又は、変速操作
しながらの昇降操作や植付伝動操作を行って、速かな操
作を行い操作性を高めることができる。請求項2に記載
の発明は、昇降スイッチ4は、上昇釦6と下降釦7を押
込操作して作動される。上昇釦6を押込操作する毎に作
業装置3の上昇と、この上昇の停止とに切替えられ、こ
の上昇時は作業装置3が継続的に上昇される。又、この
下降釦7を押込操作する毎に作業装置3の下降と、この
下降の停止とに切替えられ、この下降時は作業装置3が
継続的に下降される。このように上昇釦6と下降釦7の
押込毎に各々上昇とこの停止、下降とこの停止に切替え
るものであるから、これらの操作を的確にして容易化で
きる。又、上昇及び下降行程は時間的に長く維持でき
て、速かな上昇、下降を行わせることができる。請求項
3に記載の発明は、下降釦7は、作業操作3を下降させ
ることができるが、この作業装置3が作業位置に達した
ときは、この下降釦7の押込毎に作業装置3への作業伝
動が入り切りに切替えられて、作業を行わせたり停止さ
せることができる。作業装置3を下降させる同一下降釦
7による操作でありながら、作業位置への下降によって
自動的に作業伝動とこの伝動停止とに切替えられて、操
作性を高めることができる。請求項4に記載の発明は、
上昇釦6と下降釦7とのグリップ部2における突出量を
異にするため、両釦6,7相互間の操作感覚を異にし
て、上昇釦6と下降釦7との区別性をよくして誤操作を
少くすることができる。請求項5に記載の発明は、変速
レバー1のグリップ部2の先端側に上昇釦6が設けら
れ、この下側に下降釦7が配置されるため、作業装置3
の昇降方向と同側に対応させて、操作の選択が正確に行
われ、誤操作を少くすることができる。請求項6に記載
の発明は、変速レバー1のグリップ部2には、前記下降
釦7とは別に下降専用の下げ釦8を有することによっ
て、畦際での作業開始の位置合せ等では、この下げ釦8
の押込みと押込解除とによる簡潔な操作によって、作業
装置3の下降、停止の切替えを行わせることができ、微
妙な位置合せを行わせ易くし、操作性を高めることがで
きる。請求項7に記載の発明は、比較的使用頻度の少な
い下げ釦8を、上昇釦6や下降釦7よりも後位に配置さ
れるため、誤操作を少なくすることができる。
置は、苗植機や、施肥播種機、トラクタに装着する各種
管理作業機、又はコンバイン等に利用できる。苗植機等
の移動農機では、図例に示すように、車体9の走行と、
この車体9に対して昇降可能に装着される作業装置3の
昇降と、この作業装置3が車体側9からの伝動によって
対地作業する伝動との、各作動を行わせる形態としてい
る。ここに、車体9の走行は、エンジン10の駆動によ
ってHST(油圧無段変速装置)11の主変速装置や、
ミッションケース12内の副変速装置等を経て前車輪1
3、後車輪14を伝動させて走行できる構成としてい
る。又、作業装置3の昇降は、車体9の後側にリフトリ
ンク15を介して作業装置3を連結し、リフトシリンダ
16の伸縮によって昇降させて、非作業位置に上昇した
り、対地作業位置に下降することができる。又、作業装
置3の伝動は、前記エンジン10からPTO軸17を介
して行われ、このPTO軸17の伝動を入切するPTO
クラッチ18を介して行われる。前記HST11は、運
転席19の右側に設けられる変速レバー1によって変速
操作される。この変速レバー1を中立位置に操作したと
きは、走行伝動停止状態として、変速レバー1を前側へ
操作することによって前進高速状態とし、中立位置から
後側へ操作することによって後進高速状態として、変速
レバー1の傾斜角度に応じて前、後進速度を増減速する
ことができる。又、副変速レバー20は、ステアリング
ハンドル21下方のダッシュボード22上に設けられ
る。前記リフトシリンダ16を伸縮する油圧回路の昇降
制御弁23と、PTOクラッチ18とが、電動モータ乃
至ステッピングモータ等によるアクチュエータ24によ
って、操作駆動機構25を介して連動される。このアク
チュエータ24は、前記変速レバー1のグリップ部2に
配置の昇降スイッチ4や作業スイッチ5等のON,OF
F操作によってコントローラ26からの出力によって作
動される。又、前記作業装置3としては、多条植え形態
の苗植作業装置として、マット状苗を収容して左右へ往
復移動しながら繰出すことができる苗タンク27と、こ
の各苗タンク27から繰り出される苗を分離して下方の
土壌面に植付ける苗植爪28と、これらの苗植フレーム
29を支持して土壌面を滑走するセンタフロート30と
サイドフロート31等から構成される。このセンタフロ
ート30の上下動により接地状態を検出する接地センサ
ー32が設けられて、この接地センサー32の検出で前
記昇降背御弁23を切替えて、リフトシリンダ16を伸
縮し、苗植作業時の苗植作業装置3の接地高さを一定に
維持制御させて、苗植付深さを一定に保持するように制
御する。ここで、この発明は、次のような形態で実施さ
れる。即ち、請求項1に記載の発明は、変速レバー1の
グリップ部2に作業装置3の昇降を行う昇降スイッチ4
と、作業伝動を行う作業スイッチ5とを設けたもので、
車速変速から作業装置3の昇降、乃至作業伝動に渡る一
連の操作を、グリップ部2から把持手の持替えをなくし
て、又は、変速操作しながらの昇降操作や植付伝動操作
を行って、速かな操作を行い操作性を高めることができ
る。ここにおいて、変速レバー1を操作することによっ
てHST11を操作して作業機の車速を変更することが
できる。操縦者は、この変速レバー1のグリップ部2を
把持した状態で、昇降スイッチ4の上昇スイッチ4U又
は下降スイッチ4Dを操作することにより、アクチュエ
ータ24を出力させて、操作駆動機構25を介して、昇
降制御弁23を切替えてリフトシリンダ16を伸縮し、
作業装置3を車体9に対して昇降させることができる。
又、作業スイッチ5が操作されることにより、同アクチ
ュエータ24を作動させて操作駆動機構25を介して、
PTOクラッチ18が入り切り作動されて、この作業装
置3を伝動することができる。前記作業スイッチ5は、
昇降スイッチ4の下降スイッチ4Dと独立の構成とする
ことができるが、図例では、アクチュエータ24や操作
駆動機構25を昇降制御弁23の連動と共用化する形態
であるから、この作業スイッチ5をも下降スイッチ4D
と共用化することもできる。この場合は、リフトシリン
ダ15の昇降位置を検出するリフトリンクセンサ33、
又は前記センタフロート30の上下による接地センサ3
2の検出によって、苗植作業装置3が一定の作業位置に
下降した状態のときに、PTOクラッチ18が入りに作
動されて苗植作業を行いうる構成とする。請求項2に記
載の発明は、前記昇降スイッチ4は、押込毎に上昇と上
昇停止とに切替える上昇釦6と、押込毎に下降と下降停
止とに切替える下降釦7とを有するもので、上昇釦6と
下降釦7の押込毎に各々上昇とこの上昇停止、下降とこ
の下降停止に切替えるものであるから、これらの操作を
的確にして容易化できる。又、上昇及び下降行程は時間
的に長く維持できて、速かな上昇、下降を行わせること
ができる。ここにおいて、上昇スイッチ4Uは上昇釦6
を押込操作してON作動され、下降スイッチ4Dは下降
釦7を押込操作してON作動される。上昇釦6を押込操
作する毎にアクチュエータ24や操作駆動機構25を介
して昇降制御弁23を切替えてリフトシリンダ16を伸
長させ、作業装置3を上昇させたり、この上昇を停止さ
せるように切替えできる。この上昇操作時は昇降制御弁
23は上昇位置に保持されて、作業装置3は継続的に上
昇される。又、この下降釦7を押込操作する毎に下降ス
イッチ4DをON作動して、同様にして作業装置3の下
降と、この下降停止とに切替える。この下降時は作業装
置3が継続的に下降される。請求項3に記載の発明は、
前記下降釦7は、作業装置3の作業位置への下降によっ
て作業伝動の入り切りを切替えることができるもので、
前記のように下降釦7は、作業装置3を下降させること
ができるが、この作業装置3が作業位置に達したとき
は、この下降釦7の押込毎に作業装置3への作業伝動が
入りと切りとに切替えられて、作業を行わせたり停止さ
せることができる。作業装置3を下降させる同一下降釦
7で作業伝動とこの伝動停止とに切替えできて、操作性
を高めることができる。請求項4に記載の発明は、前記
上昇釦6と下降釦7との突出量を異にするように設定す
るもので、上昇釦6と下降釦7とのグリップ部2におけ
る突出量を異にして釦相互間の操作感覚を異にして、上
昇釦6と下降釦7との区別性をよくして誤操作を少くす
ることができる。請求項5に記載の発明は、前記上昇釦
6は、グリップ部2の先端側に位置させ、下降釦7はこ
の上昇釦6よりも下位に配置したもので、変速レバー1
のグリップ部2の先端側に上昇釦6が設けられ、この下
側に下降釦7が配置されるため、作業装置3の昇降方向
と同側に対応させて、操作の選択が正確に行われ、誤操
作を少くすることができる。請求項6に記載の発明は、
前記グリップ部2には、押込みによって下降し、押込解
除で下降を停止する下げ釦8を有するもので、変速レバ
ー1のグリップ部2には、前記下降釦7とは別に下降専
用の下げ釦8を有することによって、畦際での作業開始
の位置合せ等では、この下げ釦8の押し込みと押込解除
とによって作業装置3の下降、停止の切替えを行わせる
ことができ、微妙な位置合せを行わせ易くし、操作性を
高めることができる。請求項7に記載の発明は、前記下
げ釦8は、上昇釦6及び下降釦7よりも後位に配置した
もので、使用頻度の少い下げ釦8を、上昇釦6や下降釦
7よりも後位に配置されるため、誤操作を少くすること
ができる。ここにおいて、前記各上昇釦6、下降釦7、
及び下げ釦8は、グリップ部2の親指側に配置される
が、これとは反対の子指乃至薬指側に配置して、中指等
で押操作できるように構成することもできる。又、これ
ら上昇釦6と下降釦7は親指側に設け、下げ釦8を反対
側に設けることもできる。又、各釦6,7,8の指先接
触の感覚を異にするために、外形や接触面の凹凸形状を
異にすることもできる。60は補助苗載枠で、車体9前
部のダッシュボード22の左右両側方に配置される。6
1は施肥装置で、苗植爪28の苗植位置近くの土壌面を
施肥する。前記アクチュエータ24によって駆動される
操作駆動機構25は、前記のように昇降制御弁23とP
TOクラッチ18とを駆動すると共に、運転席19横側
の手動操作用の昇降レバー34をも駆動できる構成とし
ている。このアクチュエータ24モータの電動によって
操作駆動機構25であるピニオン55と噛合のラックギ
ヤ56を、車体9と一体の構成部材であるブラケット5
2に設けられる軸35回りに回動自在に軸支する。ま
た、この軸35には、手動操作機構である苗植昇降レバ
ー34と一体の位置決めカム36が回動自在に設けられ
る。この位置決めカム36外周部には揺動アーム37の
カムローラ38が摺接し嵌合されて、この位置決めカム
36の回動位置を係止したり、回動自在の状態に係止解
除することができる。39はこの揺動アーム37の支
軸、40はカムローラ38を位置決めカム36側へ弾発
するばねである。この苗植昇降レバー34には、クラッ
チカムアーム41が一体に設けられて、このクラッチカ
ムアーム41によって苗植作業装置3への伝動のPTO
クラッチ植付クラッチ(植付クラッチ)18のカムを押
圧して、PTOクラッチ18の入り切りを行わせること
ができる。また、この苗植昇降レバー34にはバルブア
ーム42が設けられて、前記昇降制御弁23のスプール
を押圧して、リフトリンク15を中立位置から下げ位置
や上げ位置へ切替えするように操作できる。このような
苗植昇降レバー34のアーム43と位置決めカム36と
一体のアーム44との間に位置決め遊動機構59を構成
するピン45とこれを嵌合する長穴46とが設けられ
る。ピン45をアーム44に固定し、長穴46をアーム
43に形成している。軸35上のラックギヤ34と位置
決めカム36との関係位置は、これらのアーム44,4
3間のピン45と長穴46とによって形成の遊動間隙を
介して係合されるため、ラックギヤ56に対する位置決
めカム36の回動位置が前後に移動することができ、位
置決めカム36とカムローラ38との係合が一定の位置
で係合されることとなる。このため、苗植昇降レバー6
の位置は、位置決めカム36およびカムローラ38によ
って定位置に係止されることとなり、アクチュエータ2
4モータの制御による苗植昇降レバー34のハンチング
を防止することができる。また、このとき位置決めカム
36に作用するカムローラ38は、ばね40の弾発力で
押圧されているため、一定位置までアクチュエータ24
モータで駆動される位置決めカム36は、ピン45の嵌
合する長穴46のガタ分だけ先行して回動されるため、
位置決めカム36が早く位置決めされて、より効果的に
ハンチングも防止できる。このような、アクチュエータ
24モータによる操作機構の駆動は、コントローラ26
からの出力によって行われる。また、このコントローラ
26の入力側には、操作スイッチや、センサスイッチ、
制御プログラム等が入力される。操作スイッチとして
は、前記昇降スイッチ4や、作業スイッチ5、下げスイ
ッチ8、フィンガップレバー47の操作によるスイッチ
48等があり、制御出力としては、エンジンスイッチ5
0のOFFによる場合があり、センサスイッチによる場
合としては、苗植作業装置3が下降されて苗植作業位置
にあることを検出するセンタフロート30の接地による
接地センサ32、リフトリンク15の昇降位置を検出す
るリフトリンクセンサ33、バックリフト入切レバーの
入りにおける後退制御の後進位置センサ49入りの場合
等がある。また、前記操作位置はラックギヤ56の回動
位置を検出するからなるアクチュエータセンサ51がブ
ラケット52に取付けられる。該ラックギヤ56と一体
に回動される伸縮自在のアーム53の先端が、アクチュ
エータセンサ51のセンサアーム54のピン溝に係合さ
れて、ラックギヤ56と共にアーム53が回動される
と、これに係合されるセンサアーム54が回動されて、
アクチュエータセンサ51がこのラックギヤ56の回動
角度を検出する。このような苗植昇降レバー34や、ア
クチュエータ24による操作を説明する。苗植昇降レバ
ー34による操作では、クラッチカムアーム41やバル
ブアーム42が回動されて、PTOクラッチ18や昇降
制御弁23が作動されて、中立位置Nから下げ植付切位
置A、および下げ植付入位置B、また、上げ位置Cへ切
替えることができ、これらの各位置N,A,B,Cでは
位置決めカム36の各係合位置にカムローラ38が係合
される。このときアクチュエータ24は回転自在の状態
にあってラックギヤ56の回動によってピニオン55が
回転されても大きい抵抗とはならない。また、アクチュ
エータセンサ51も回動されているため、操作位置をコ
ントローラ26に入力させて変速レバー1の近くに設け
られるインジケータ58に表示できる状態にある。すな
わち、中立位置Nでは、苗植作業装置3は昇降されない
で、苗植作業装置3へのPTOクラッチ18も切りの状
態にある。下げ植付切位置Aでは、苗植作業装置3は下
降されるが、このPTOクラッチ18が切りにあって苗
植を行うことはできない。下げ植付入位置Bでは、苗植
作業装置3は下降されていて、このPTOクラッチ18
が入りにあって苗植を行うことができる。また、上げ位
置Cでは、苗植作業装置3が非苗植位置へ上昇して、こ
のPTOクラッチ18も切りの状態にある。つぎに、ア
クチュエータ24の駆動によって、前記クラッチカムア
ーム41やバルブアーム42が作動されるが、このアク
チュエータ24の操作には、操作スイッチ4,5,8,
48による場合や、センサスイッチ49,32,33,
51による場合、さらには、制御出力50による場合等
がある。このうち操作スイッチによる場合として、前記
フィンガップレバー47の操作によるときは、このフィ
ンガップレバー47を上側に一回引き上げる毎にスイッ
チ48をONして、コントローラ26からの間欠的出力
でアクチュエータ24を一定出力回動させて、バルブア
ーム42や位置決めカム36等を一ピッチ毎上昇方向へ
回動させる。この一ピッチは、この位置決めカム36に
おけるカムローラ38の各係合位置間隔として設定して
いる。また、逆にフィンガップレバー47を下側へ一回
押し下げる毎にバルブアーム42や位置決めカム36等
を一ピッチ毎下降方向へ回動させる。つぎに、センサス
イッチによる場合として、バックリフト入切レバー57
を入り位置に操作している場合に、主変速レバー1が後
進位置に操作されたことを後進位置センサ49が検出す
ることによって、アクチュエータ24が駆動されて昇降
制御弁23を上げ位置Cへ切替える。さらに、制御出力
による場合として、エンジンスイッチ50をOFFにす
ることによって、アクチュエータ24を駆動して昇降制
御弁23を中立位置Nに切替えて、苗植作業装置3を中
立位置とする。これにより、エンジン始動時には常に苗
植昇降レバー34が中立位置Nとなり、エンジン始動時
に不意に苗作業装置3が駆動したり昇降したりするのを
防止できる。なお、前記フロート接地センサ32の接地
によって苗植作業装置3を上下動して、苗植深さを一定
に制御する場合は、下げ植付入位置Bにおいて行われる
ために、アクチュエータ24の駆動による場合とは別系
路の構成で行われる。主として図8において、上例と異
なる点は、変速レバー1のグリップ2上端面に昇降スイ
ッチ4を操作する上昇釦6と下降釦7とを設ける。この
うち下降釦7を押して作業装置3の下動中に、上昇釦6
を押すと一時下動が停止し、再度下降釦7を押すと再度
下動されるようにコントローラ26のプログラム構成と
する。又、この下降釦7の押しによって下動中に上昇釦
6を二回連続して押すときは上昇される。又、前記一時
下動の停止時に上昇釦6を押すと上昇される。さらに、
下降釦7の押して下降させて、もう一度下降釦7を押す
とPTOクラッチ18を入りにして苗植付作業を行わせ
る。62は変速レバー1の支軸、63はHST11との
連動リンクである。このような操作形態に構成する場合
は、苗植作業装置3を低くして畦際に寄せるとき有効
で、操作をし易くするものである。
そのグリップ部の平面図。
Claims (7)
- 【請求項1】 変速レバー1のグリップ部2に作業装置
3の昇降を行う昇降スイッチ4と、作業伝動を行う作業
スイッチ5とを設けたことを特徴とする苗植機の変速レ
バー。 - 【請求項2】 前記昇降スイッチ4は、押込毎に上昇と
上昇停止とに切替える上昇釦6と、押込毎に下降と下降
停止とに切替える下降釦7とを有することを特徴とする
請求項1に記載の移動農機の操作装置。 - 【請求項3】 前記下降釦7は、作業装置3の作業位置
への下降によって作業伝動の入り切りを切替えることを
特徴とする請求項1、又は2に記載の移動農機の操作装
置。 - 【請求項4】 前記上昇釦6と下降釦7との突出量を異
にすることを特徴とする請求項1,2,又は3に記載の
移動農機の操作装置。 - 【請求項5】 前記上昇釦6は、グリップ部2の先端側
に位置させ、下降釦7はこの上昇釦6よりも下位に配置
したことを特徴とする請求項1,2,3、又は4に記載
の移動農機の操作装置。 - 【請求項6】 前記グリップ部2には、押込みによって
下降し、押込解除で下降を停止する下げ釦8を有するこ
とを特徴とする請求項1,2,3,4、又は5に記載の
移動農機の操作装置。 - 【請求項7】 前記下げ釦8は、上昇釦6及び下降釦7
よりも後位に配置したことを特徴とする請求項1,2,
3,4,5、又は6に記載の移動農機の操作装置。
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