JP3945108B2 - 苗植機 - Google Patents

苗植機 Download PDF

Info

Publication number
JP3945108B2
JP3945108B2 JP2000015950A JP2000015950A JP3945108B2 JP 3945108 B2 JP3945108 B2 JP 3945108B2 JP 2000015950 A JP2000015950 A JP 2000015950A JP 2000015950 A JP2000015950 A JP 2000015950A JP 3945108 B2 JP3945108 B2 JP 3945108B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lever
seedling planting
seedling
planting device
lowering
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000015950A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001209449A (ja
Inventor
建之 大内
隆 鈴木
神谷  寿
満孝 和泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP2000015950A priority Critical patent/JP3945108B2/ja
Priority to KR10-2000-0061345A priority patent/KR100376367B1/ko
Publication of JP2001209449A publication Critical patent/JP2001209449A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3945108B2 publication Critical patent/JP3945108B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Transplanting Machines (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、苗植機の技術分野に属する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
車体の後部に昇降シリンダを介して苗植装置を装着し、該苗植装置にフロートを備え、車体には、苗植装置を昇降させるための苗植昇降レバーと車速を変速する副変速レバーと苗植装置の下降を停止固定する下降ロックレバーと前記昇降シリンダを作動させるための昇降制御弁とを備えた苗植機において、エンジン始動時には常に苗植昇降レバーが中立位置となり、エンジン始動時に不意に苗植装置が駆動したり昇降したりするのを防止することを課題とする。また、高速走行域で鈍感となるよう昇降制御弁の感度を制御する車速連動の感度制御において、簡潔的で安価な構成とすることを課題とする。
【0003】
【課題を解決するための手段】
この発明は、車体(12)の後部に昇降シリンダ(13)を介して苗植装置(5)を装着し、該苗植装置(5)にフロート(10)を備え、車体(12)には、苗植装置(5)を昇降させるための苗植昇降レバー(6)と車速を変速する副変速レバー(23)と苗植装置(5)の下降を停止固定する下降ロックレバー(24)と前記昇降シリンダ(13)を作動させるための昇降制御弁(25)とを備えた苗植機において、苗植昇降レバー(6)と一体のカムアーム(41)により苗植装置(5)へ伝動する植付クラッチのカムを押圧してクラッチの入り切りを行わせる構成とし、苗植昇降レバー(6)と一体の位置決めカム(36)を設け、揺動アーム(37)に備えたカムローラ(38)を位置決めカム(36)側へ弾発する第一のばね(40)を設け、位置決めカム(36)の外周部にカムローラ(38)が摺接して嵌合することにより位置決めカム(36)を係止したり係止解除したりして、苗植昇降レバー(6)を、苗植装置(5)が昇降せず植付クラッチが切りの状態となる中立位置(N)と、苗植装置(5)が下降して植付クラッチが切りの状態となる下げ植付切位置(A)と、苗植装置(5)が下降して植付クラッチが入りの状態となる下げ植付入位置(B)と、苗植装置(5)が非苗植位置へ上昇して植付クラッチが切りの状態となる上げ位置(C)とに切替できる構成とし、苗植装置(5)を寸動的に昇降させるフィンガップレバー(31)を設け、フィンガップレバー(31)を上側に一回引き上げる毎にアクチュエ−タ(1)を駆動して位置決めカム(36)を一ピッチ毎上昇方向へ回動させ、フィンガップレバー(31)を下側に一回押し下げる毎にアクチュエ−タ(1)を駆動して位置決めカム(36)を一ピッチ毎下降方向へ回動させる構成とし、エンジンスイッチ(55)をOFFにすることによってアクチュエ−タ(1)を駆動して前記昇降制御弁(25)を中立位置(N)に切替える構成とすると共に、車体(12)に設けたレバー軸(35)上の苗植昇降レバー(6)と副変速レバー(23)との間にケーブル(74)を介してフロート(10)の上下動と連動する感知アーム(71)を設け、該感知アーム(71)を第二のばね(72)に抗して回動すると昇降制御弁(25)が押されて苗植装置(5)が上昇し、逆に第二のばね(72)の方向へ回動すると苗植装置(5)が下降する構成とし、副変速レバー(23)を高速位置(H)に操作すると感知アーム(71)の第二のばね(72)の弾発力を強くして感知アーム(71)の作動荷重を増して感度を鈍くし、副変速レバー(23)を低速側に操作すると第二のばね(72)が緩んで感度が敏感になる構成とした苗植機とする。
【0004】
【発明の効果】
苗植昇降レバー6と一体のカムアーム41により苗植装置5へ伝動する植付クラッチのカムを押圧してクラッチの入り切りを行わせる構成とし、苗植昇降レバー6と一体の位置決めカム36を設け、揺動アーム37に備えたカムローラ38を位置決めカム36側へ弾発する第一のばね40を設け、位置決めカム36の外周部にカムローラ38が摺接して嵌合することにより位置決めカム36を係止したり係止解除したりして、苗植昇降レバー6を、苗植装置5が昇降せず植付クラッチが切りの状態となる中立位置Nと、苗植装置5が下降して植付クラッチが切りの状態となる下げ植付切位置Aと、苗植装置5が下降して植付クラッチが入りの状態となる下げ植付入位置Bと、苗植装置5が非苗植位置へ上昇して植付クラッチが切りの状態となる上げ位置Cとに切替できる構成とし、苗植装置5を寸動的に昇降させるフィンガップレバー31を設け、フィンガップレバー31を上側に一回引き上げる毎にアクチュエ−タ1を駆動して位置決めカム36を一ピッチ毎上昇方向へ回動させ、フィンガップレバー31を下側に一回押し下げる毎にアクチュエ−タ1を駆動して位置決めカム36を一ピッチ毎下降方向へ回動させる構成とし、エンジンスイッチ55をOFFにすることによって前記アクチュエ−タ1を駆動して前記昇降制御弁25を中立位置Nに切替える構成としたので、エンジン始動時には常に苗植昇降レバー6が中立位置となり、エンジン始動時に不意に苗植装置5が駆動したり昇降したりするのを防止できる。また、車体12に設けたレバー軸35上の苗植昇降レバー6と副変速レバー23との間にケーブル74を介してフロート10の上下動と連動する感知アーム71を設け、該感知アーム71を第二のばね72に抗して回動すると昇降制御弁25が押されて苗植装置5が上昇し、逆に第二のばね72の方向へ回動すると苗植装置5が下降する構成とし、副変速レバー23を高速位置Hに操作すると感知アーム71のばね72の弾発力を強くして感知アーム71の作動荷重を増して感度を鈍くし、副変速レバー23を低速側に操作するとばね72が緩んで感度が敏感になる構成としたので、高速走行域で鈍感となるよう昇降制御弁25の感度を制御する車速連動の感度制御において、簡潔的で安価な構成とすることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】
この発明は、苗植機に実施できる。そして、請求項1に記載の発明は、モータで駆動される操作駆動機構と操作位置決め機構とを備え、この操作駆動機構と操作位置決め機構との間に位置決め遊動機構を有することを特徴とする移動農機の操作装置の構成とすることによって、これら操作駆動機構と操作位置決め機構との間の連動を円滑に行わせ、操作位置決めを的確に行わせる。
【0006】
ここにおいて、前記操作駆動機構としては、モータのピニオンよって噛合回転されるラックや、クランク機構等が用いられ、また、レバー操作による昇降レバーがあり、車体に対して作業機を昇降するために用いられる。また、操作位置決め機構としては、カム機構やクリップ機構が用いられる。さらに、位置決め遊動機構としては長穴とこれに嵌合するピンとによって、ピン嵌合による遊動間隔を維持させて、連動関係位置をガタで吸収しうる形態とすることができる。
【0007】
また、前記モータを駆動する構成は、電動モータによる場合は、スイッチ形態によるが、操縦者による操作によってON作動するもよく、自動制御によってON作動させる形態とすることもできる。しかも、操作レバー形態として、モータのスイッチを操作することができるが、これをフィンガップレバーとして寸動的にモータを駆動することもできる。
【0008】
さらに、操作機構で駆動される操作対象を油圧弁として、作業機を昇降させる昇降制御を上げ位置、中立位置、ないし下げ位置等に切替操作する場合に利用できる。また、伝動クラッチとして用いる場合、例えば苗植機では苗植装置を伝動するための植付クラッチを入り位置、切り位置に操作する形態にも利用できる。
【0009】
【実施例】
この発明の実施例を図面に基づいて説明する。第一実施例を図1〜図5に基づいて説明し、請求項1に記載の発明を現わす。第二実施例を主として図6に基づいて説明する。第三実施例を主として図7に基づいて説明する。第四実施例を主として図8、図9に基づいて説明ずる。
【0010】
【第一実施例】
第一実施例を図1〜図5に基づいて説明する。操作機構を苗植装置5を昇降するための苗植昇降レバー6に利用する形態について説明する。苗植装置5は、苗を収容して繰出す苗タンク7と、この繰出される苗を分離して植付ける植付爪8と、苗植フレーム9を滑走支持するフロート10等からなり、平行リフトリンク11を介して車体12の後部に油圧による昇降シリンダ13によって昇降可能にして装着される。
【0011】
車体12は、ステアリングポスト14のステアリングハンドル15によって操向自在の前車輪16と、操縦席17後部の後車輪18とを有して、この操縦席17下に搭載のエンジン19で伝動して走行しうる四輪駆動走行形態としている。また、苗植装置4はこのエンジン19によって動力取出軸20によって連動される。
【0012】
前記車体12には、各種操作装置が配置される。操縦席17の横側には、苗植装置5を車体12に対して昇降する苗植昇降レバー6の他に、前記エンジン19からミッションケース21の入力軸へのベルト22伝動を無段変速する副変速レバー23、前記昇降シリンダ13による苗植装置5の下降を停止固定する下降ロックレバー24、および、前記一部フロート10の上下動によって昇降制御弁25を切替作動させて昇降シリンダ13の伸縮で苗植装置5を昇降させる昇降制御の感度を調節する昇降感度調節レバー26等が配置される。また、この操縦席17の下側には、車体12の後退時に苗植装置5を自動的に上昇させるバックリフト入切レバー27が設けられる。
【0013】
さらに、ステアリングハンドル15や、ステアリングポスト14の近傍には、ミッションケース21内の主クラッチを操作する主クラッチペタル28や、左右の後車輪18を制動するブレーキペタル29の他に、エンジン19のスロットルを操作するスロットルレバー30、前記苗植装置5を寸動的に昇降させるフィンガップレバー31、および、ミッションケース21内の主変速ギヤを操作して主変速を行う主変速レバー32等を配置している。
【0014】
このような苗植機において、苗植昇降レバー6をモータ1によって駆動する操作形態に実施される。このモータ1の電動によって操作駆動機構2であるピニオン33と噛合のラックギヤ34を、車体12と一体の構成部材であるブラケット52に設けられる軸35回りに回動自在に軸支する。また、この軸35には、手動操作機構である苗植昇降レバー6と一体の位置決めカム36が回動自在に設けられる。この位置決めカム36外周部には揺動アーム37のカムローラ38が摺接して嵌合されて、この位置決めカム36の回動位置を係止したり、回動自在の状態に係止解除することができる。39はこの揺動アーム37の支軸、40はカムローラ38を位置決めカム36側へ弾発するばねである。
【0015】
この苗植昇降レバー6には、カムアーム41が一体に設けられて、このカムアーム41によって苗植装置5への伝動の植付クラッチのカムを押圧してクラッチに入り切りを行わせることができる。また、この苗植昇降レバー6にはバルブアーム42が設けられて、前記昇降制御弁25のスプールを押圧して、リフトリンク11を中立位置から下げ位置や上げ位置へ切替えするように操作できる。
【0016】
このような苗植昇降レバー6のアーム43と位置決めカム36と一体のアーム44との間に位置決め遊動機構4を構成するピン45とこれを嵌合する長穴46とが設けられる。ピン45をアーム44に固定し、長穴46をアーム43に形成している。軸35上のラックギヤ34と位置決めカム36との関係位置は、これらのアーム44,43間のピン45と長穴46とによって形成の遊動間隙を介して係合されるため、ラックギヤ34に対する位置決めカム36の回動位置が前後に移動することができ、位置決めカム36とカムローラ38との係合が一定の位置で係合されることとなる。このため、苗植昇降レバー6の位置は、位置決めカム36およびカムローラ38によって定位置に係止されることとなり、モータ1の制御による苗植昇降レバー6のハンチングを防止することができる。
【0017】
また、このとき位置決めカム36に作用するカムローラ38は、ばね40の弾発力で押圧されているため、一定位置までモータ1で駆動される位置決めカム36は、ピン45の嵌合する長穴46のガタ分だけ先行して回動されるため、位置決めカム36が早く位置決めされて、より効果的にハンチングも防止できる。
【0018】
このような、モータ1による操作機構の駆動は、コントローラ47からの出力によって行われる。また、このコントローラ47の入力側には、操作スイッチ48や、センサスイッチ49、制御プログラム50等が入力される。操作スイッチ48としては、前記フィンガップレバー31の操作による場合があり、制御出力50としては、エンジンスイッチ55のOFFによる場合があり、センサスイッチによる場合としては、前記バックリフト入切レバー27の入りにおける後退制御の後進位置センサ49入りの場合等がある。また、前記操作位置はラックギヤ34の回動位置を検出するポテンショメータ51がブラケット52に取付けられる。該ラックギヤ34と一体に回動される伸縮自在のアーム53の先端が、ポテンショメータ51のポテンショアーム54のピン溝に係合されて、ラックギヤ34と共にアーム53が回動されると、これに係合されるポテンショアーム54が回動されて、ポテンショメータ51がこのラックギヤ34の回動角度を検出する。
【0019】
このような苗植昇降レバー6や、モータ1による操作を説明する。苗植昇降レバー6による操作では、クラッチカムアーム41やバルブアーム42が回動されて、植付クラッチや昇降制御弁25が作動されて、中立位置Nから下げ植付切位置A、および下げ植付入位置B、また、上げ位置Cへ切替えることができ、これらの各位置N,A,B,Cでは位置決めカム36の各係合位置にカムローラ38が係合される。このときモータ1は回転自在の状態にあってラックギヤ34の回動によってピニオン33が回転されても大きい抵抗とはならない。また、ポテンショメータ51も回動されているため、操作位置をコントローラ47に入力させて表示できる状態にある。
【0020】
すなわち、中立位置Nでは、苗植装置5は昇降されないで、苗植装置5への植付クラッチも切りの状態にある。下げ植付切位置Aでは、苗植装置5は下降されるが、この植付クラッチが切りにあって苗植を行うことはできない。下げ植付入位置Bでは、苗植装置5は下降されていて、この植付クラッチが入りにあって苗植を行うことができる。また、上げ位置Cでは、苗植装置5が非苗植位置へ上昇して、この植付クラッチも切りの状態にある。
【0021】
つぎに、モータ1の駆動によって、前記クラッチカムアーム41やバルブアーム42が作動されるが、このモータ1の操作には、操作スイッチ48による場合や、センサスイッチ49による場合、さらには、制御出力50による場合等がある。このうち操作スイッチ48による場合として、前記フィンガップレバー31の操作によるときは、このフィンガップレバー31を上側に一回引き上げる毎にコントローラ47からの間欠的出力でモータ1を一定出力回動させて、バルブアーム42や位置決めカム36等を一ピッチ毎上昇方向へ回動させる。この一ピッチは、この位置決めカム36におけるカムローラ38の各係合位置間隔として設定している。また、逆にフィンガップレバー31を下側へ一回押し下げる毎にバルブアーム42や位置決めカム36等を一ピッチ毎下降方向へ回動させる。
【0022】
つぎに、センサスイッチによる場合として、バックリフト入切レバー27を入り位置に操作している場合に、主変速レバー30が後進位置に操作されたことを後進位置センサ49が検出することによって、モータ1が駆動されて昇降制御弁25を上げ位置Cへ切替える。
【0023】
さらに、制御出力50による場合として、エンジンスイッチ55をOFFにすることによって、モータ1を駆動して昇降制御弁25を中立位置Nに切替えて、苗植装置5を中立位置とする。これにより、エンジン始動時には常に苗植昇降レバー6が中立位置Nとなり、エンジン始動時に不意に苗植装置5が駆動したり昇降したりするのを防止できる。
【0024】
なお、前記フロートセンサ10の接地によって苗植装置5を上下動して、苗植深さを一定に制御する場合は、下げ植付入位置Bにおいて行われるために、モータ1の駆動による場合とは別系路の構成で行われる。
【0025】
【第二実施例】
第二実施例を主として図6に基づいて上例と異なる点を説明する。前記バックリフト入切レバー27を入り位置Dにして、主変速レバー32を前進位置Fから後進位置Rへ操作することによって、位置決めカム36からカムローラ38の係合が外れて、ばね56の弾発力で位置決めカム36および苗植昇降レバー6が上げ位置Cへ回動される。これによって昇降制御弁25が上げ位置Cに切替えられて、昇降シリンダ13の伸出で最上げ位置となる。このとき、位置決めカム36を中立位置Nに戻して、カムローラ38をこの中立位置Nに係合して、苗植昇降レバー6をこの中立位置Nに固定して、昇降制御弁25のハンチングをなくして苗植昇降レバー6のポジションが確実化される。
【0026】
前記主変速レバー32の基部のアーム57によって、作動アーム58が回動されて、バックリフトケーブル59を介して、位置決めカム36の揺動アーム37がばね60に抗して引かれて、カムローラ38を位置決めカム36の係合から外すことができる。このバックリフトケーブル59の外側のアウタケーブル61を係止するアーム62が前記バックリフト入切レバー27と同軸63上に回動自在に設けられて、ばね64でこのバックリフト入切レバー27の入位置D側へ弾発される。そして、このバックリフト入切レバー27と一体の係止片65に係合されている。
【0027】
このバックリフト入切レバー27を入位置Dから切位置Eへ回動することにより、ばね64に抗してアーム62をも回動させて、この下端に連結のリフトケーブル66を介して、車体12と一体構成部材に設けられた回動アーム67を回動することができる。この回動アーム67は昇降シリンダ13の伸縮によって回動されるようにピストン68と一体の係合縁69に係合される。また、この回動アーム67には、前記クラッチカムアーム41とのをオートリターンロッド70で連結される。
【0028】
このような構成で、バックリフト入切レバー27を入位置Dとして、主変速レバー32を後進位置Rにし後進させると、バックリフトケーブル59を介してカムローラ38が位置決めカム36から外される。これによって位置決めカム36がばね56で回動されて昇降制御弁25を押して上げ位置Cに切替える。そして、昇降シリンダ13を伸長させて苗植装置5を上昇させる。この上昇によって、昇降シリンダ13の係合縁69が回動アーム67を回動させてリフトケーブル66をばね64に抗して引きバックリフトケーブル59を緩める。これによって揺動アーム37のカムローラ38がばね60により位置決めカム36に押圧される。これと同時に回動アーム67の回動でオートリターンロッド70を介して苗植昇降レバー6および位置決めカム36が、上げ位置Cから中立位置Nへ戻されてカムローラ38により係合され固定されることとなる。
【0029】
これによって、主変速レバー32が後進位置Rであっても、カムローラ38が位置決めカム36に係合して昇降制御弁25を中立位置Nに保持できる。
【0030】
【第三実施例】
第三実施例を主として図7に基づいて上例と異なる点を説明する。副変速レバー23で昇降制御弁25の感度を制御するもので、高速走行域で鈍感にするものである。レバー軸35上の苗植昇降レバー6と副変速レバー23との間に、フロート10の上下動と連動する感知アーム71を設け、副変速レバー23を高速位置Hに操作すると、感知アーム71からばね72および副変速レバー23のピン73を介して、このばね72の弾発力を強くして、感知アーム71の作動荷重を増して感度を鈍くする。これによって車速連動の感度制御によって、簡潔的で安価な構成とすることができる。
【0031】
前記苗植昇降レバー6で感知アーム71をばね72に抗して回動すると、昇降制御弁25が押されて苗植装置5が上昇され、逆にばね72の方向へ回動すると下降される。この感知アーム71はフロート10をケーブル74で連動されている。フロート10が上方へ回動されるとケーブル74が引かれて、感知アーム71は上昇位置へ回動される。副変速レバー23を低速側に操作するとばね72が緩み、感度は通常の敏感域に戻る。75は副変速レバー23と連結のロッドで、ベルト22による無段変速を行うことができるように連結される。
【0032】
【第四実施例】
第四実施例を主として図8、図9に基づいて上例と異なる点と説明する。前記操縦席17の横側の操作パネル76における下降ロックレバー24を上側へ引くことによって、苗植装置5の下降位置を固定して、この下降ロックレバー24以外の操作では手動でも自動でも下降させることができないようにするものである。操作パネル76の下部には昇降制御弁25が設けられて、この上側に下降ロックピン77が突出される。
【0033】
下降ロックレバー24はレバー軸78の回りに上下回動でき、この下降ロックレバー24と一体の調節ボルト79で下降ロックピン77を押し下げると、昇降制御弁25内の下降回路を閉鎖して、昇降シリンダ13を縮小させないようにする。80はプッシュスプールである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第一実施例に係る操作位置決め機構部の側面図。
【図2】その平面図。
【図3】その苗植機の側面図。
【図4】その平面図。
【図5】その操作制御のブロック図。
【図6】第二実施例に係る位置決めカム部の斜視図。
【図7】第三実施例に係る感知アーム部の斜視図。
【図8】第四実施例に係る下降ロックレバー部の側面図。
【図9】その操作パネル部の斜視図。
【符号の説明】
1 モータ
5 苗植装置
6 苗植昇降レバー
10 フロート
12 車体
13 昇降シリンダ
23 副変速レバー
24 下降ロックレバー
25 昇降制御弁
31 フィンガップレバー
35 レバー軸
36 位置決めカム
37 揺動アーム
38 カムローラ
40 ばね
41 カムアーム
55 エンジンスイッチ
71 感知アーム
72 ばね
74 ケーブル
H 高速位置
N 中立位置
A 下げ植付切位置
B 下げ植付入位置
C 上げ位置

Claims (1)

  1. 車体(12)の後部に昇降シリンダ(13)を介して苗植装置(5)を装着し、該苗植装置(5)にフロート(10)を備え、車体(12)には、苗植装置(5)を昇降させるための苗植昇降レバー(6)と車速を変速する副変速レバー(23)と苗植装置(5)の下降を停止固定する下降ロックレバー(24)と前記昇降シリンダ(13)を作動させるための昇降制御弁(25)とを備えた苗植機において、苗植昇降レバー(6)と一体のカムアーム(41)により苗植装置(5)へ伝動する植付クラッチのカムを押圧してクラッチの入り切りを行わせる構成とし、苗植昇降レバー(6)と一体の位置決めカム(36)を設け、揺動アーム(37)に備えたカムローラ(38)を位置決めカム(36)側へ弾発する第一のばね(40)を設け、位置決めカム(36)の外周部にカムローラ(38)が摺接して嵌合することにより位置決めカム(36)を係止したり係止解除したりして、苗植昇降レバー(6)を、苗植装置(5)が昇降せず植付クラッチが切りの状態となる中立位置(N)と、苗植装置(5)が下降して植付クラッチが切りの状態となる下げ植付切位置(A)と、苗植装置(5)が下降して植付クラッチが入りの状態となる下げ植付入位置(B)と、苗植装置(5)が非苗植位置へ上昇して植付クラッチが切りの状態となる上げ位置(C)とに切替できる構成とし、苗植装置(5)を寸動的に昇降させるフィンガップレバー(31)を設け、フィンガップレバー(31)を上側に一回引き上げる毎にアクチュエ−タ(1)を駆動して位置決めカム(36)を一ピッチ毎上昇方向へ回動させ、フィンガップレバー(31)を下側に一回押し下げる毎にアクチュエ−タ(1)を駆動して位置決めカム(36)を一ピッチ毎下降方向へ回動させる構成とし、エンジンスイッチ(55)をOFFにすることによってアクチュエ−タ(1)を駆動して前記昇降制御弁(25)を中立位置(N)に切替える構成とすると共に、車体(12)に設けたレバー軸(35)上の苗植昇降レバー(6)と副変速レバー(23)との間にケーブル(74)を介してフロート(10)の上下動と連動する感知アーム(71)を設け、該感知アーム(71)を第二のばね(72)に抗して回動すると昇降制御弁(25)が押されて苗植装置(5)が上昇し、逆に第二のばね(72)の方向へ回動すると苗植装置(5)が下降する構成とし、副変速レバー(23)を高速位置(H)に操作すると感知アーム(71)の第二のばね(72)の弾発力を強くして感知アーム(71)の作動荷重を増して感度を鈍くし、副変速レバー(23)を低速側に操作すると第二のばね(72)が緩んで感度が敏感になる構成とした苗植機。
JP2000015950A 1999-10-20 2000-01-25 苗植機 Expired - Fee Related JP3945108B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000015950A JP3945108B2 (ja) 2000-01-25 2000-01-25 苗植機
KR10-2000-0061345A KR100376367B1 (ko) 1999-10-20 2000-10-18 모 이식기

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000015950A JP3945108B2 (ja) 2000-01-25 2000-01-25 苗植機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001209449A JP2001209449A (ja) 2001-08-03
JP3945108B2 true JP3945108B2 (ja) 2007-07-18

Family

ID=18543165

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000015950A Expired - Fee Related JP3945108B2 (ja) 1999-10-20 2000-01-25 苗植機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3945108B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5505095B2 (ja) * 2010-05-31 2014-05-28 井関農機株式会社 農作業機
JP5772396B2 (ja) * 2011-08-29 2015-09-02 井関農機株式会社 苗移植機
JP5678851B2 (ja) * 2011-09-20 2015-03-04 井関農機株式会社 苗移植機
JP5761475B2 (ja) * 2015-01-08 2015-08-12 井関農機株式会社 苗移植機
JP2022000006A (ja) * 2020-06-17 2022-01-04 株式会社クボタ 作業車両の操作装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001209449A (ja) 2001-08-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5703603B2 (ja) 苗移植機
JP3945108B2 (ja) 苗植機
JP2012005385A5 (ja)
JP4569530B2 (ja) 田植作業機
JP2006304805A5 (ja)
JP4465861B2 (ja) 田植作業機
JP4442333B2 (ja) 走行車両
JP4310449B2 (ja) 移動農機
JP2008211971A5 (ja)
JP4501251B2 (ja) 苗移植機の苗植装置昇降装置
JP4141374B2 (ja) 乗用型田植機
JPH0135617Y2 (ja)
JP4462256B2 (ja) 苗植機
JP3901149B2 (ja) 農作業機の操作装置
JPH0132830Y2 (ja)
JP4635547B2 (ja) 乗用田植機
JP2001061309A (ja) 田植機
KR100376367B1 (ko) 모 이식기
JP2001061305A (ja) 移植機
JP4462240B2 (ja) 田植作業機
JP2007000153A5 (ja)
JP4232271B2 (ja) 農作業機
JP3666502B2 (ja) 乗用型の田植機
JP2006254926A5 (ja)
JP2016123305A (ja) 苗移植機の旋回連動機構

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040329

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060308

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060328

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060529

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061010

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061211

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070320

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070402

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees