JP2002079610A - フィルム強化ガラス - Google Patents

フィルム強化ガラス

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JP2002079610A
JP2002079610A JP2000272875A JP2000272875A JP2002079610A JP 2002079610 A JP2002079610 A JP 2002079610A JP 2000272875 A JP2000272875 A JP 2000272875A JP 2000272875 A JP2000272875 A JP 2000272875A JP 2002079610 A JP2002079610 A JP 2002079610A
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JP
Japan
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film
glass
hard coat
coat layer
reinforced glass
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Application number
JP2000272875A
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English (en)
Inventor
Masao Hashimoto
誠夫 橋本
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐衝撃性、耐貫通性に優れた厚さの薄いフィ
ルム強化ガラスを提供すること。 【解決手段】1枚のガラス板の表面に有機樹脂からなる
透明接着剤層が積層され、該透明接着剤層上に有機ポリ
マーからなるフィルムが積層され、これらを圧着するこ
とを特徴とするフィルム強化ガラス。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車、鉄道車
両、ビル、ショーケース等に使用される耐衝撃性、耐貫
通性等に優れたガラスに関し、特に防犯性に優れた1枚
板のフィルム強化ガラスに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に自動車に用いるガラス、特にフロ
ントガラスには、ガラス板の間に有機樹脂からなる透明
接着剤層(中間膜)を挟持させた構造の合わせガラスが
使用されている。この透明接着剤層は、例えばPVB膜
等から形成され、この透明接着剤層の存在により、合わ
せガラスの耐貫通性等が向上している。また外部からの
衝撃に対し、破損したガラスの破片は透明接着剤層に貼
着したままとなるので、その飛散を防止している。その
ため、例えば自動車の合わせガラスが、盗難や侵入等を
目的として破壊されても窓の開放を自由にすることがで
きないため、防犯用ガラスとしても有用である。
【0003】一方、例えば自動車のドアガラス及び嵌め
込みガラスは、一般に事故で破壊されることが少なく、
また上記フロントガラス程の耐貫通性等は必要としない
ので、僅かに強化された強度の低い1枚のガラス板が使
用されている。ところが、このような1枚のガラス板の
みを使用した場合、以下のような欠点がある。即ち、
(1)耐衝撃性、耐貫通性等の点で合わせガラスに劣
る、(2)盗難や侵入等を目的として破壊されると、割
れて多数の破片となり、窓の開放を自由に行うことがで
きる、等である。このため、ドアガラス及び嵌め込みガ
ラス等にも、合わせガラスのような特性のガラスを使用
することが望まれている。
【0004】このような合わせガラスとして、特に自動
車のドアガラス等用として、例えば特開平6−3218
57号公報に、予め強化した珪酸塩ガラスの外側プレー
トとポリカーボネートプレート心材を有し、外側プレー
トが熱可塑性ポリウレタン層でポリカーボネート心材プ
レートに結合された5層構造の自動車用合わせガラスが
提案されている。
【0005】しかしながら、前述のようにドアガラス等
は、通常1枚ガラスであり、しかも上記フロントガラス
用合わせガラスのような厚さ、強度等が通常必要とされ
ることはない。また合わせガラスは、ある程度の厚みが
あるため、例えば、比較的サイズの小さい小型車等のサ
イドガラス及び嵌め込みガラス用に使用することができ
ない場合がある。さらに多層構造の合わせガラスは、1
枚板のガラスと比較して製造が繁雑である。
【0006】このため、前述の耐衝撃性、耐貫通性と共
に防犯性を有し、比較的容易に製造可能な厚さの薄いフ
ィルム強化ガラスが要求されている。さらに、このよう
なフィルム強化ガラスは、鉄道車両、ビル、ショーケー
ス等に使用することも求められている。即ち、これらに
用いるガラスも単に透明であるだけでなく、前述の防犯
の観点から、耐衝撃性、耐貫通性等を有するものが求め
られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、かかる点に鑑
みなされた本発明の目的は、耐衝撃性、耐貫通性等と共
に防犯性に優れた厚さの薄いフィルム強化ガラスを提供
することをその目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、1枚のガラス板の
上面に有機樹脂からなる透明接着剤層、さらにその上面
に有機ポリマーからなるフィルムを積層させてなるフィ
ルム強化ガラスを用いることにより、耐衝撃性、耐貫通
性等に、特に防犯性に優れた厚さの薄いフィルム強化ガ
ラスを得るに至った。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、1枚のガラス板、有機
樹脂{好ましくはエチレン酢酸ビニル共重合体(以下
「EVA」と言う)、ポリビニルアセタール系樹脂又は
塩化ビニル系樹脂}を主成分とするから透明接着剤層及
び有機ポリマーからなるフィルムが積層されてなるフィ
ルム強化ガラスで、特に防犯性に優れたものである。こ
のEVAには、可塑剤及び有機過酸化物等の添加剤を含
むことができる。また有機ポリマーからなるフィルムに
は、例えばポリエチレンテレフタラート(以下、「PE
T」と言う)が使用される。さらに、その表面はUV硬
化型樹脂を用いてハードコート処理が施されることが好
ましい。このUV硬化型樹脂は、一般に反応性稀釈剤及
び光重合開始剤等の添加剤を含むものである。
【0010】本発明のフィルム強化ガラスは、このよう
な構造により耐衝撃性、耐貫通性等において適度な性能
を有する。このため、例えば各種車体、ビル等に装備さ
れる窓ガラス等のガラス、又はショーケース、ショーウ
インド等のガラスに使用することが好ましい。即ち、こ
のようなガラスには防犯の観点から、破壊等により外部
から容易に侵入されることを防止しながらも、事故発生
時等の緊急時には破壊可能な程度の耐衝撃性、耐貫通性
等も必要とされている。従って、このような用途で使用
する場合、本発明のフィルム強化ガラスは好ましく用い
られる。
【0011】以下、図1及び図2に従い本発明のフィル
ム強化ガラスについて詳述する。
【0012】図1において、1枚のガラス板1の表面上
に有機樹脂からなる透明接着剤層2が積層され、該透明
接着剤層2上に有機ポリマーからなるフィルム3が積層
されている。透明性にやや劣るものの耐水性及び耐久性
の観点から、透明接着剤層2はEVAを主成分とする樹
脂組成物からなる膜であり、熱硬化されることが好まし
い。透明接着剤層2は、前記有機ポリマーからなるフィ
ルム3との接着性の向上も図られている。
【0013】前記フィルム3の有機ポリマーは、例えば
優れた強度のPETが使用される。この有機ポリマーの
フィルム3は、ガラスの破損を顕著に防止するために設
けられるが、表面の耐擦傷性等を向上させるためにハー
ドコート層を形成することが好ましい。即ち、このよう
なフィルムを用いることにより、1枚板のガラスであっ
ても前述のような性能が得られるので、例えば小型車等
の主用車のサイドガラス及び嵌め込みガラス等として、
本発明の防犯性に優れたフィルム強化ガラスを設置する
ことが可能となる。
【0014】図2において、図1のA−A´断面が示さ
れている。フィルム強化ガラスが、1枚のガラス板1及
び有機ポリマーからなるフィルム3とその間に挟持され
た有機樹脂からなる透明接着剤層2から構成されている
ことが明瞭に示されている。この透明接着剤層2の厚さ
が薄いと、フィルム強化ガラスの耐貫通強度が低下し、
また厚いと透明度が低下する。さらに本発明のフィルム
強化ガラスの使用する場所等を鑑み、その厚さを設定さ
れる。例えば自動車のサイドガラス及び嵌め込みガラス
の場合、透明接着剤層はフロントガラス程の厚さは必要
としないため、0.1〜10mmの範囲内が一般的であ
り、0.3〜3mmの範囲内が好ましい。同様に、有機
ポリマーからなるフィルム3の厚さは、0.1〜2mm
の範囲内が一般的であり、0.5〜1mmの範囲内が好
ましい。透明接着剤層2及びフィルム3の厚さは、当該
ガラスを使用する場所等に応じて変えることができる。
【0015】本発明のフィルム強化ガラスの作製は、ま
ず1枚のガラス板1の表面に、このガラス板と同じ形状
の透明接着剤層2を裁置し、さらに同じ形状の有機ポリ
マーからなるフィルム3を裁置させ、これらを圧着する
ことにより行われる。圧着は、通常加熱下にロール等に
より行われる。圧着は、接着剤を用いて行っても良い。
次いで、所望により、有機ポリマーからなるフィルム3
の表面にハードコート処理が施される。
【0016】本発明のフィルム強化ガラスは、1枚のガ
ラス板1の表面に透明接着剤層2を介して有機ポリマー
からなるフィルム3が積層された構成を有することに特
徴がある。即ち、フィルム3をガラス1に接着するため
の透明接着剤層2に使用される有機樹脂(特にEVA)
は耐水性に優れている。このため例えば、これを自動車
のドアガラスに使用した場合、ドアガラスは自由に上下
動させることから、窓枠と頻繁に接触し剥離が発生しや
すい。しかし本発明のフィルム強化ガラスは、耐水性が
向上しているので1枚のガラス板1と有機ポリマーから
なるフィルム3間の剥離を顕著に防止することができ
る。また、犯罪を目的としてガラス板が破壊されても、
透明接着剤層2の存在により破片は貼着したままとな
り、窓の開放を容易に自由にされることはないことから
防犯用ガラスとして有用である。
【0017】本発明の1枚のガラス板1は、通常珪酸塩
ガラスである。該ガラス板厚は、本発明のフィルム強化
ガラスを設置する場所等により異なる。例えば、自動車
のサイドガラス及び嵌め込みガラスに使用する場合、フ
ロントガラスのように厚くする必要はなく、1〜10m
mが一般的であり、3〜5mmが好ましい。前記1枚の
ガラス板1は、化学的に、或いは熱的に強化させたもの
である。
【0018】本発明で有機樹脂からなる透明接着剤層2
に用いられる有機樹脂としては、特に限定されるもので
はないが、好適な例として、EVA、ポリビニルアセタ
ール系樹脂(例えば、ポリビニルホルマール、ポリビニ
ルブチラール(PVB樹脂)、変性PVB)、塩化ビニ
ル樹脂を挙げることができる。特にEVA及びPVBが
好ましい。
【0019】EVAは、酢酸ビニル含有率が10〜50
質量%、特に15〜40質量%であることが好ましい。
この酢酸ビニル含有率が、10質量%未満であると、高
温で架橋硬化させる場合に得られる樹脂の透明度が充分
でなく、逆に50質量%を超えると防犯用ガラスにした
場合の耐衝撃性、耐貫通性が不足する傾向となる。
【0020】前記透明接着剤層2に使用されるEVA含
有樹脂組成物は、可塑剤、有機過酸化物、接着向上剤等
の種々の添加剤を含有させることができる。
【0021】可塑剤としては、特に限定されるものでは
ないが、一般に多塩基酸のエステル、多価アルコールの
エステルが使用される。その例としては、ジオクチルフ
タレート、ジヘキシルアジペート、トリエチレングリコ
ール−ジ−2−エチルブチレート、ブチルセバケート、
テトラエチレングリコールジヘプタノエート、トリエチ
レングリコールジペラルゴネートを挙げることができ
る。可塑剤は一種用いてもよく、二種以上組み合わせて
使用しても良い。可塑剤の含有量は、EVA100重量
部に対して5重量部以下の範囲が好ましい。
【0022】上記EVA含有樹脂組成物は、1枚のガラ
ス板1及び有機ポリマーからなるフィルム3との接着性
調整剤として有機過酸化物を一般に含有している。有機
過酸化物を含有する樹脂組成物は、加熱により硬化性が
向上しているので、得られる透明接着剤層2の膜強度も
向上する。
【0023】有機過酸化物としては、100℃以上の温
度で分解してラジカルを発生するものであれば、どのよ
うなものでも使用することができる。有機過酸化物は、
一般に、成膜温度、組成物の調整条件、硬化(貼り合わ
せ)温度、被着体の耐熱性、貯蔵安定性を考慮して選択
される。特に、半減期10時間の分解温度が70℃以上
のものが好ましい。
【0024】この有機過酸化物の例としては、2,5−
ジメチルヘキサン−2,5−ジハイドロパーオキサイ
ド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオ
キシ)ヘキサン−3−ジ−t−ブチルパーオキサイド、
t−ブチルクミルパーオキサイド、2,5−ジメチル−
2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、ジクミ
ルパーオキサイド、α,α’−ビス(t−ブチルパーオ
キシイソプロピル)ベンゼン、n−ブチル−4,4−ビ
ス(t−ブチルパーオキシ)バレレート、2,2−ビス
(t−ブチルパーオキシ)ブタン、1,1−ビス(t−
ブチルパーオキシ)シクロヘキサン、1,1−ビス(t
−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロ
ヘキサン、t−ブチルパーオキシベンゾエート、ベンゾ
イルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシアセテー
ト、メチルエチルケトンパーオキサイド、2,5−ジメ
チル−2,5−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,
3,5−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス(t
−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン、メチルエチルケ
トンパーオキサイド、2,5−ジメチルヘキシル−2,
5−ビスパーオキシベンゾエート、t−ブチルハイドロ
パーオキサイド、p−メンタンハイドロパーオキサイ
ド、p−クロロベンゾイルパーオキサイド、ヒドロキシ
ヘプチルパーオキサイド、クロロヘキサノンパーオキサ
イド、オクタノイルパーオキサイド、デカノイルパーオ
キサイド、ラウロイルパーオキサイド、クミルパーオキ
シオクトエート、コハク酸パーオキサイド、アセチルパ
ーオキサイド、t−ブチルパーオキシ(2−エチルヘキ
サノエート)、m−トルオイルパーオキサイド、t−ブ
チルパーオキシイソブチレーオ及び2,4−ジクロロベ
ンゾイルパーオキサイドを挙げることができる。有機過
酸化物は一種使用してもよく、二種以上組み合わせて使
用しても良い。有機過酸化物の含有量は、樹脂組成物1
00重量部に対して0.1〜5重量部の範囲が好まし
い。
【0025】EVAを光で架橋する場合、上記過酸化物
の代わりに光増感剤(光重合開始剤)が通常EVA10
0重量部に対して5重量部以下、好ましくは0.1〜
5.0重量部使用される。上記光重合開始剤の例として
は、ベンゾイン、ベンゾフェノン、ベンゾイルメチルエ
ーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプ
ロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、ジベ
ンジル、5−ニトロアセナフテン、ヘキサクロロシクロ
ペンタジエン、p−ニトロジフェニル、p−ニトロアニ
リン、2,4,6−トリニトロアニリン、1,2−ベン
ズアントラキノン、3−メチル−1,3−ジアザ−1,
9−ベンズアンスロン等を挙げることができる。これら
は単独で、又は2種以上組み合わせて使用することがで
きる。
【0026】本発明の有機樹脂からなる透明接着剤層2
(特にEVA層の場合)は、膜の種々の物性(機械的強
度、接着性、透明性等の光学的特性、耐熱性、耐光性、
架橋速度等)の改良あるいは調整、特に機械的強度の改
良のため、アクリロキシ基含有化合物、メタクリロキシ
基含有化合物及び/又はエポキシ基含有化合物等を含ん
でいることが好ましい。
【0027】使用するアクリロキシ基含有化合物及びメ
タクリロキシ基含有化合物としては、一般にアクリル酸
あるいはメタクリル酸誘導体であり、例えばアクリル酸
あるいはメタクリル酸のエステルやアミドを挙げること
ができる。エステル残基の例としては、メチル、エチ
ル、ドデシル、ステアリル、ラウリル等の直鎖状のアル
キル基、シクロヘキシル基、テトラヒドルフルフリル
基、アミノエチル基、2−ヒドロキシエチル基、3−ヒ
ドロキシプロピル基、3−クロロ−2−ヒドロキシプオ
ピル基を挙げることができる。また、エチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、トリメチロールプロパ
ン、ペンタエリスリトール等の多価アルコールとアクリ
ル酸あるいはメタクリル酸のエステルも挙げることがで
きる。
【0028】アミドの例としては、ジアセトンアクリル
アミドを挙げることができる。
【0029】多官能化合物としては、グリセリン、トリ
メチロールプロパン、ペンタエリスリトール等に複数の
アクリル酸あるいはメタクリル酸をエステル化したエス
テルも挙げることができる。
【0030】エポキシ含有化合物としては、トリグリシ
ジルトリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレー
ト、ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル、
1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、アリ
ルグリシジルエーテル、2−エチルヘキシルグリシジル
エーテル、フェニルグリシジルエーテル、フェノール
(エチレンオキシ)5グリシジルエーテル、p−t−ブ
チルフェニルグリシジルエーテル、アジピン酸ジグリシ
ジルエステル、フタル酸ジグリシジルエステル、グリシ
ジルメタクリレート、ブチルグリシジルエーテルを挙げ
ることができる。
【0031】本発明では、上記透明接着剤層2と1枚の
ガラス板1及び有機ポリマーからなるフィルム3との接
着力をさらに高めるために、接着向上剤として、シラン
カップリング剤を添加することができる。
【0032】このシランカップリング剤の例として、γ
−クロロプロピルメトキシシラン、ビニルエトキシシラ
ン、ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラン、γ
−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、ビニル
トリアセトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリ
メトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキ
シシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エ
チルトリメトキシシラン、ビニルトリクロロシラン、γ
−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノ
プロピルトリエトキシシラン、N−β−(アミノエチ
ル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシランを挙げる
ことができる。これらシランカップリング剤は、単独で
使用しても、又は2種以上組み合わせて使用しても良
い。また上記化合物の含有量は、有機樹脂100重量部
に対して5重量部以下であることが好ましい。
【0033】上記有機樹脂として使用することができる
PVB樹脂は、ポリビニルアセタール単位が70〜95
質量%、ポリ酢酸ビニル単位が1〜15質量%で、平均
重合度が200〜3000、好ましくは300〜250
0であるものが好ましく、PVB樹脂は可塑剤を含む樹
脂組成物として使用される。
【0034】PVB樹脂組成物の可塑剤としては、一塩
基酸エステル、多塩基酸エステル等の有機系可塑剤や燐
酸系可塑剤が挙げられる。
【0035】一塩基酸エステルとしては、酪酸、イソ酪
酸、カプロン酸、2−エチル酪酸、ヘプタン酸、n−オ
クチル酸、2−エチルヘキシル酸、ペラルゴン酸(n−
ノニル酸)、デシル酸等の有機酸とトリエチレングリコ
ールとの反応によって得られるエステルが好ましく、よ
り好ましくは、トリエチレン−ジ−2−エチルブチレー
ト、トリエチレングリコール−ジ−2−エチルヘキソエ
ート、トリエチレングリコール−ジ−カプロネート、ト
リエチレングリコール−ジ−n−オクトエート等であ
る。なお、上記有機酸とテトラエチレングリコール又は
トリプロピレングリコールとのエステルも使用可能であ
る。
【0036】多塩基酸エステル系可塑剤としては、例え
ば、アジピン酸、セバチン酸、アゼライン酸等の有機酸
と炭素数4〜8の直鎖状又は分岐状アルコールとのエス
テルが好ましく、より好ましくは、ジブチルセバケー
ト、ジオクチルアゼレート、ジブチルカルビトールアジ
ペート等が挙げられる。
【0037】燐酸系可塑剤としては、トリブトキシエチ
ルフォスフェート、イソデシルフェニルフォスフェー
ト、トリイソプロピルフォスフェート等が挙げられる。
【0038】PVB樹脂組成物において、可塑剤の量が
少ないと製膜性が低下し、多いと耐熱時の持久性等が損
なわれるため、ポリビニルブチラール樹脂100重量部
に対して可塑剤を5〜50重量部、好ましくは10〜4
0重量部とする。
【0039】本発明の有機樹脂からなる透明接着剤層2
は、例えば、通常の押出成形、カレンダー成形等により
シート状物を得る方法により製造することができる。ま
た、上記樹脂組成物を溶剤に溶解させ、この溶液を適当
な塗布機(コーター)で適当な支持体上に塗布、乾燥し
て塗膜を形成することによりシート状物を得ることもで
きる。
【0040】本発明のフィルム3に使用される有機ポリ
マーとしては、PET、ポリエチレンナフタラート、ポ
リエチレンブチラート等を挙げることができ、PETが
好ましい。
【0041】上記有機ポリマーからなるフィルム3の表
面には、ハードコート処理が施され得る。ハードコート
処理に使用する樹脂として一般にUV硬化型樹脂が使用
されるが、その他ハードコート処理に適した低分子量且
つ多官能な樹脂であれば、特に限定されるものではな
い。このUV硬化型樹脂は、例えばエチレン性二重結合
を複数有するウレタンオリゴマー、ポリエステルオリゴ
マー又はエポキシオリゴマー等のオリゴマー、ペンタエ
リスリトールテトラアクリレート(PETA)、ペンタ
エリスリトールテトラメタアクリレート、ジペンタエリ
スリトールヘキサアクリレート(DPEHA)等の一官
能又は多官能オリゴマーが好ましい。樹脂は、オリゴマ
ー、必要により反応性稀釈剤、光重合開始剤から一般に
構成される。光重合開始剤の例としては、ベンゾイン、
ベンゾフェノン、ベンゾイルメチルエーテル、ベンゾイ
ンエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、
ベンゾインイソブチルエーテル、ジベンジル、5−ニト
ロアセナフテン、ヘキサクロロシクロペンタジエン、p
−ニトロジフェニル、p−ニトロアニリン、2,4,6
−トリニトロアニリン、1,2−ベンズアントラキノ
ン、3−メチル−1,3−ジアザ−1,9−ベンズアン
スロン等を挙げることができる。これらは単独で、又は
2種以上組み合わせて使用することができる。オリゴマ
ー、反応性稀釈剤及び開始剤は、それぞれ一種用いても
良く、二種以上組み合わせて用いてもよい。反応性稀釈
剤の含有量は、UV硬化型樹脂100重量部に対して
0.1〜10重量部が一般的であり、0.5〜5重量部
が好ましい。光重合開始剤の含有量は、UV硬化型樹脂
100重量部に対して5重量部以下が好ましい。
【0042】本発明のハードコート付きフィルム強化ガ
ラスは、前記1枚のガラス板1、シート状の透明接着剤
層2及び有機ポリマーからなるフィルム3を積層させ、
このサンドイッチ構造の積層体を脱気したのち、加熱下
に押圧する。その後、所望により、ハードコート処理す
ることにより得ることができる。あるいは、前記積層後
ハードコートを塗布、UV硬化後、加熱下押圧すること
もできる。
【0043】ハードコート層は、前記成分を主成分とす
るものであるが、上記オリゴマー又はモノマーの変性し
たもの、あるいは他の機能性樹脂、添加剤をさらに使用
すること等により、種々の機能に優れたハードコート層
を得ることができる。例えば、耐擦傷性がさらに向上し
た高耐擦傷性ハードコート層、防曇性が付与された防曇
性ハードコート層、導電性を有する導電性ハードコート
層、帯電防止性が付与された帯電防止性ハードコート
層、光沢がより向上した高光沢ハードコート層、耐溶剤
性が特に優れた耐溶剤性ハードコート層及び湿気を殆ど
透過しない低透湿性ハードコート層を挙げることができ
る。そして用途により、これらの層を少なくとも二層組
み合わせて、ハードコート層を構成することが、好まし
い。勿論、1層で使用しても良い。
【0044】高耐擦傷性ハードコートは、本発明では鉛
筆硬度8H以上、好ましくは9H以上のものを言う。一
般のハードコート層は5H以上とされている。耐擦傷性
をさらに向上させるためには、通常のハードコート層よ
り上記のようにさらに硬度を上げる等により行うことが
できるが、膜厚を通常より薄くして、膜割れを防止する
必要がある。耐擦傷性ハードコートとしては、例えば商
品名:UVCH1105(東芝シリコーン(株)製)を
挙げることができる。
【0045】防曇性ハードコート層は、水蒸気により結
露せず、透明性が低下しない層である。防曇性を付与す
るには、例えば使用するオリゴマー、モノマーに親水性
のものを、或いは界面活性剤(特に湿潤浸透剤)等を使
用して、ハードコート層を形成する必要がある。防曇性
ハードコートとしては、例えば商品名:ダイヤビームM
H−3263(三菱レーヨン(株)製)を挙げることが
できる。
【0046】導電性ハードコート層は、高導電性の層で
あり、本発明では通常、電気伝導度102〜104s/c
mを有する層を言う。電磁波カットのために導電性を与
えるには、例えば、導電材(カーボン、銀、銅、ニッケ
ル等の金属微粒子)等を含有したハードコート層を形成
する。導電性ハードコートとしては、例えば商品名:コ
ンダクティブEJ−3(大日本塗料(株)製)を挙げる
ことができる。
【0047】また、帯電防止性ハードコート層は、摩擦
により静電気を発生し難い層であり、本発明では体積固
有抵抗値が一般に1012Ω・cm以下の層を言う。帯電
防止性を付与するには、一般に各種界面活性剤、界面活
性機能を有する基を持つオリゴマー、モノマーの使用等
により行うことができる。帯電防止ハードコートとして
は、例えば商品名:サンラッドUXH601(三洋化成
工業(株)製)を挙げることができる。
【0048】高光沢ハードコート層は、光沢(グロス)
の高い層であり、本発明では、通常グロス95以上(J
IS−K−7105)の層を言う。光沢を向上させする
には、一般にオリゴマー、モノマー成分を好適に組み合
わせることにより行われる。高光沢ハードコートとして
は、例えば商品名:アデカオプトマーKR−567(旭
電化工業(株)製)を挙げることができる。
【0049】ハードコート層自体、耐溶剤に優れたもの
であるが、本発明の耐溶剤性ハードコート層は、高極性
溶剤(DMF等)に対しても優れている層を言う。耐溶
剤性を優れたものとするには、例えばシリコン変性、フ
ッ素変性したオリゴマー、モノマー或いは樹脂等を使用
することによりなされる。耐溶剤性ハードコートとして
は、例えば商品名:シリコーンハードコート剤KP85
1(信越化学工業(株)製)を挙げることができる。
【0050】低透湿性ハードコート層は、水蒸気を殆ど
透過しない層であり、本発明では、通常、透湿度が0.
5g/m2・24h以下(JIS−Z−0208)の層
を言う。湿気を殆ど透過させないようにするには、例え
ばシリコン変性、フッ素変性したオリゴマー、モノマー
或いは樹脂等を使用することによりなされる。低透湿性
ハードコートとしては、例えば商品名:低透湿度紫外線
硬化形樹脂(日本化成(株)製)を挙げることができ
る。
【0051】ハードコート層の層厚は、1層の場合0.
1〜20μm(特に1〜15μm)が好ましく、多層の
場合も合計でこれらの範囲にあることが好ましい。
【0052】1枚のガラス板1の表面には、金属及び/
又は金属酸化物からなる透明の導電層を設けても良い。
【0053】こうして得られた耐衝撃性、耐貫通性等、
特に防犯性に優れたフィルム強化ガラスは、以下のよう
なガラスに使用することができる。即ち、自動車の嵌め
込みガラス、サイドガラス及びリヤガラス、鉄道車両、
例えば普通車両、急行車両、特急車両及び寝台車両等の
乗客出入り用開閉ドアの扉ガラス、窓ガラス及び室内ド
アガラス、ビル等の建物における窓ガラス及び室内ドア
ガラス等、室内展示用ショーケース及びショーウィンド
等である。好ましくは自動車のサイド又はリヤガラス、
鉄道車両の窓ガラス、特に自動車のドアガラスに有用で
ある。
【0054】
【実施例】以下に実施例を示し、本発明ついてさらに詳
述する。
【0055】[実施例1] <自動車用ガラスの作製>予め洗浄乾燥した5mm厚の
1枚のガラス板に、EVA(200μm厚)及びPET
(200μm厚)を積層し、これをゴム袋に入れて真空
脱気し、80℃の温度で予備圧着した。次に、この予備
圧着ガラスをオーブン中に入れ、温度150℃の条件下
で30分間加圧処理した。
【0056】<フィルム強化ガラスの評価>得られたガ
ラスは透明度が高く、光学的に歪みのないもので、また
耐衝撃性、耐貫通性等にも優れたものであるため自動車
のサイド又はリヤガラスとして適当であった。
【0057】この実施例1に示した自動車用ガラスの作
成方法は、上記自動車用ガラスと同様の基本構造を有す
るガラス構造物、例えば鉄道車両の窓ガラスを製造する
場合にも利用することができる。
【0058】[実施例2] <自動車用ガラスの作製>予め洗浄乾燥した5mm厚の
1枚のガラス板に、EVAの透明接着剤層(ベンゾイン
エチルエーテル1質量%含有;200μm厚)及びPE
Tフィルム(200μm厚)を重ね、PET表面に、紫
外線硬化性樹脂である耐擦傷性ハードコート(商品名:
UVCH1105(東芝シリコーン(株)製;50質量
%溶液))及び帯電防止ハードコートの有機溶剤溶液
(商品名:サンラッドUXH601(三洋化成工業
(株)製);50質量%溶液)を、この順でロールコー
タにより塗布し、次いでその塗布層上にPETの剥離シ
ートを重ねた。
【0059】得られた積層体をゴム袋に入れて真空脱気
し、80℃の温度で予備圧着した。次に、その上から紫
外線照射(1kW/cmUVランプ、照射距離20c
m、照射時間30秒)してハードコート(合計層厚10
μm)を形成すると共に、透明接着剤層を架橋させた。
【0060】<フィルム強化ガラスの評価>得られたガ
ラスは透明度が高く、光学的に歪みのないもので、また
耐衝撃性、耐貫通性、耐擦り傷性(ハードコード層の表
面硬度:6H)、さらに防曇性にも優れたものであるた
め自動車のサイド又はリヤガラスとして適当であった。
このガラスを自動車の再度ガラスに使用し、外部を10
℃に、内部を30℃、湿度60%にしたところ、ガラス
にくもりの発生が見られなかった。この実施例2に示し
た自動車用ガラスの作成方法は、上記自動車用ガラスと
同様の基本構造を有するガラス構造物、例えば鉄道車両
の窓ガラスを製造する場合にも利用することができる。
【0061】[実施例3] <自動車用ガラスの作製>予め洗浄乾燥した5mm厚の
1枚のガラス板に、EVAの透明接着剤層(ベンゾイン
エチルエーテル1質量%含有;200μm厚)及びPE
Tフィルム(200μm厚)を重ね、PET表面に、紫
外線硬化性樹脂である導電性ハードコート(商品名:コ
ンダクティブEJ−3(大日本塗料(株)製);50質
量%溶液)と、耐擦傷性ハードコート(商品名:UVC
H1105(東芝シリコーン(株)製;50質量%溶
液))をロールコータにより塗布し、次いでその塗布層
上にPETの剥離シートを重ねた。
【0062】得られた積層体をゴム袋に入れて真空脱気
し、80℃の温度で予備圧着した。次に、その上から紫
外線照射(1kW/cmUVランプ、照射距離20c
m、照射時間30秒)してハードコート(合計層厚10
μm)を形成すると共に、透明接着剤層を架橋させた。
【0063】<フィルム強化ガラスの評価>得られたガ
ラスは透明度が高く、光学的に歪みのないもので、また
耐衝撃性、耐貫通性、耐擦り傷性(ハードコード層の表
面硬度:8H)にも優れたものであるため自動車のサイ
ド又はリヤガラスとして適当であった。このガラス6枚
で、六面体(中空立方体)を作製し、その内部に携帯電
話を置き、外部から電話を変えたところ、携帯電話は受
信不能であった。
【0064】この実施例3に示した自動車用ガラスの作
成方法は、上記自動車用ガラスと同様の基本構造を有す
るガラス構造物、例えば鉄道車両の窓ガラスを製造する
場合にも利用することができる。
【0065】
【発明の効果】以上説明した本発明によるフィルム強化
ガラスによると、1枚のガラス板の表面に有機樹脂から
なる透明接着剤層を積層させ、該透明接着剤層に有機ポ
リマーからなるフィルムを積層させ、圧着することによ
り、厚さを薄くしても合わせガラスに近い耐衝撃性、耐
貫通性等と共に防犯性を有することから、自動車、鉄道
車両、ビル、ショーケース等に用いることができる。
【0066】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるフィルム強化ガラスの実施の形態
を説明する斜視図である。
【図2】図1におけるA−A´の断面図である。
【符号の説明】
1 1枚のガラス板(外側) 2 有機樹脂からなる透明接着剤層 3 有機ポリマーからなるフィルム

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1枚のガラス板の上面に有機樹脂からな
    る透明接着剤層、さらにその上面に有機ポリマーからな
    るフィルムが積層されてなるフィルム強化ガラス。
  2. 【請求項2】 前記有機樹脂がエチレン酢酸ビニル共重
    合体、ポリビニルアセタール系樹脂及び塩化ビニル樹脂
    から選ばれる少なくとも1種である請求項1に記載のフ
    ィルム強化ガラス。
  3. 【請求項3】 前記有機ポリマーが、ポリエチレンテレ
    フタラートである請求項1又は2に記載のフィルム強化
    ガラス。
  4. 【請求項4】 前記フィルムの表面に、ハードコート層
    が形成されている請求項1〜3に記載のフィルム強化ガ
    ラス。
  5. 【請求項5】 ハードコート層が、UV硬化型樹脂から
    形成されている請求項1〜4に記載のフィルム強化ガラ
    ス。
  6. 【請求項6】 ハードコート層が、耐擦傷性ハードコー
    ト層、防曇性ハードコート層、導電性ハードコート層、
    帯電防止性ハードコート層、高光沢ハードコート層、耐
    溶剤性ハードコート層及び低透湿性ハードコート層から
    選択された少なくとも二層からなる請求項1〜5に記載
    のフィルム強化ガラス。
  7. 【請求項7】 前記1枚のガラス板表面上に前記有機樹
    脂からなる透明接着剤層を裁置し、該透明接着剤層上に
    前記フィルムを裁置し、これらを圧着することを特徴と
    する請求項1〜5に記載のフィルム強化ガラスを製造す
    る方法。
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