JP2002162503A - 透明板及び反射板並びにその製造方法 - Google Patents
透明板及び反射板並びにその製造方法Info
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- JP2002162503A JP2002162503A JP2000357929A JP2000357929A JP2002162503A JP 2002162503 A JP2002162503 A JP 2002162503A JP 2000357929 A JP2000357929 A JP 2000357929A JP 2000357929 A JP2000357929 A JP 2000357929A JP 2002162503 A JP2002162503 A JP 2002162503A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 耐衝撃性に優れ、破損時の破片の飛散防止効
果を有し、かつ凸レンズ又は凹レンズの機能を有する透
明板、及び凸面鏡又は凹面鏡の機能を有する反射板と、
このような透明板及び反射板を簡便かつ容易に製造する
方法を提供する。 【解決手段】 ガラス板1の板面に複数枚のEVA樹脂
フィルム2A〜2FとPET樹脂フィルム3又は反射フ
ィルムを積層して接着一体化する。EVA樹脂フィルム
2A〜2Fとして面積の異なるものを積層することによ
り、厚みが不均一な接着層2を形成し、これによりPE
T樹脂フィルム3又は反射フィルムによる湾曲面を形成
する。
果を有し、かつ凸レンズ又は凹レンズの機能を有する透
明板、及び凸面鏡又は凹面鏡の機能を有する反射板と、
このような透明板及び反射板を簡便かつ容易に製造する
方法を提供する。 【解決手段】 ガラス板1の板面に複数枚のEVA樹脂
フィルム2A〜2FとPET樹脂フィルム3又は反射フ
ィルムを積層して接着一体化する。EVA樹脂フィルム
2A〜2Fとして面積の異なるものを積層することによ
り、厚みが不均一な接着層2を形成し、これによりPE
T樹脂フィルム3又は反射フィルムによる湾曲面を形成
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は透明板及び反射板並
びにその製造方法に係り、特に耐衝撃性に優れ、破損時
の破片の飛散防止効果を有し、かつ凸レンズ又は凹レン
ズの機能を有する透明板、及び凸面鏡又は凹面鏡の機能
を有する反射板と、このような透明板及び反射板を簡便
かつ容易に製造する方法に関する。
びにその製造方法に係り、特に耐衝撃性に優れ、破損時
の破片の飛散防止効果を有し、かつ凸レンズ又は凹レン
ズの機能を有する透明板、及び凸面鏡又は凹面鏡の機能
を有する反射板と、このような透明板及び反射板を簡便
かつ容易に製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び先行技術】凸レンズ又は凹レンズ、或
いは凸面鏡又は凹面鏡を製造するためには、大掛かりな
研磨装置等が必要であり、高精度な凸曲面又は凹曲面を
形成するには、高度な技術が必要とされる。
いは凸面鏡又は凹面鏡を製造するためには、大掛かりな
研磨装置等が必要であり、高精度な凸曲面又は凹曲面を
形成するには、高度な技術が必要とされる。
【0003】ところで、レンズや鏡の基材であるガラス
は、耐衝撃性に劣り、割れ易く、また、衝撃で割れた場
合には破片が飛散して危険であるという欠点がある。
は、耐衝撃性に劣り、割れ易く、また、衝撃で割れた場
合には破片が飛散して危険であるという欠点がある。
【0004】従来、ガラスの強度を高めるために、2枚
のガラス板をポリビニルブチラール(PVB)樹脂膜で
接着した合わせガラスが提案されている。この合わせガ
ラスであれば、耐貫通性、耐衝撃性に優れ、また破損し
た場合の破片の飛散防止効果も得られる。
のガラス板をポリビニルブチラール(PVB)樹脂膜で
接着した合わせガラスが提案されている。この合わせガ
ラスであれば、耐貫通性、耐衝撃性に優れ、また破損し
た場合の破片の飛散防止効果も得られる。
【0005】しかし、合わせガラスは2枚のガラス板を
貼り合わせたものであるため、重量が重く、厚みも厚い
上に、価格も高くつくという欠点がある。
貼り合わせたものであるため、重量が重く、厚みも厚い
上に、価格も高くつくという欠点がある。
【0006】この問題を解決するものとして、本出願人
は、先に、ガラス板にエチレン−酢酸ビニル共重合体
(EVA)樹脂層を介してポリエチレンテレフタラート
(PET)樹脂フィルムを接着一体化したフィルム強化
ガラスが提案した(特願2000−18135)。
は、先に、ガラス板にエチレン−酢酸ビニル共重合体
(EVA)樹脂層を介してポリエチレンテレフタラート
(PET)樹脂フィルムを接着一体化したフィルム強化
ガラスが提案した(特願2000−18135)。
【0007】1枚のガラス板とPET樹脂フィルムとを
EVA樹脂で接着したフィルム強化ガラスであれば、重
量や厚みを殆ど増加させることなく、ガラス板をPET
樹脂フィルムで補強して、良好な耐衝撃性、耐貫通性と
破片の飛散防止効果が得られる。
EVA樹脂で接着したフィルム強化ガラスであれば、重
量や厚みを殆ど増加させることなく、ガラス板をPET
樹脂フィルムで補強して、良好な耐衝撃性、耐貫通性と
破片の飛散防止効果が得られる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記フィルム強化ガラ
スは、平板のガラス板にEVA樹脂でPET樹脂フィル
ムを接着したものであるため、それ自体平板であり、凹
曲面や凸曲面を形成することはできない。
スは、平板のガラス板にEVA樹脂でPET樹脂フィル
ムを接着したものであるため、それ自体平板であり、凹
曲面や凸曲面を形成することはできない。
【0009】一方で、前述の如く、レンズや凹面鏡、凸
面鏡には、大掛かりな研磨装置や高度な熟練技術を必要
とすることから、これらを簡便かつ容易に製造する技術
の開発が望まれている。また、レンズや凹面鏡、凸面鏡
にあっても、耐衝撃性や破損時の破片の飛散防止効果に
優れることが望まれる。
面鏡には、大掛かりな研磨装置や高度な熟練技術を必要
とすることから、これらを簡便かつ容易に製造する技術
の開発が望まれている。また、レンズや凹面鏡、凸面鏡
にあっても、耐衝撃性や破損時の破片の飛散防止効果に
優れることが望まれる。
【0010】本発明はこのような実状に鑑みてなされた
ものであり、耐衝撃性に優れ、破損時の破片の飛散防止
効果を有し、かつ凸レンズ又は凹レンズの機能を有する
透明板、及び凸面鏡又は凹面鏡の機能を有する反射板
と、このような透明板及び反射板を簡便かつ容易に製造
する方法を提供することを目的とする。
ものであり、耐衝撃性に優れ、破損時の破片の飛散防止
効果を有し、かつ凸レンズ又は凹レンズの機能を有する
透明板、及び凸面鏡又は凹面鏡の機能を有する反射板
と、このような透明板及び反射板を簡便かつ容易に製造
する方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の透明板は、透明
基板の少なくとも一方の板面に接着樹脂層を介して有機
樹脂フィルムを積層接着した透明板において、該接着樹
脂層の厚みが不均一であることによって、前記有機樹脂
フィルムの表面が湾曲していることを特徴とする。
基板の少なくとも一方の板面に接着樹脂層を介して有機
樹脂フィルムを積層接着した透明板において、該接着樹
脂層の厚みが不均一であることによって、前記有機樹脂
フィルムの表面が湾曲していることを特徴とする。
【0012】本発明の反射板は、基板の少なくとも一方
の板面に接着樹脂層を介して反射フィルムを積層接着し
た反射板において、該接着樹脂層の厚みが不均一である
ことによって、前記反射フィルムの表面が湾曲している
ことを特徴とする。
の板面に接着樹脂層を介して反射フィルムを積層接着し
た反射板において、該接着樹脂層の厚みが不均一である
ことによって、前記反射フィルムの表面が湾曲している
ことを特徴とする。
【0013】本発明の透明板及び反射板は、いずれも基
板に接着樹脂層を介して有機樹脂フィルム又は反射フィ
ルムを積層接着したものであるため、有機樹脂フィルム
又は反射フィルムによる補強効果で良好な耐衝撃性が得
られ、また、破損した場合には破片が有機樹脂フィルム
又は反射フィルムに貼着したままとなるため、その飛散
が防止される。
板に接着樹脂層を介して有機樹脂フィルム又は反射フィ
ルムを積層接着したものであるため、有機樹脂フィルム
又は反射フィルムによる補強効果で良好な耐衝撃性が得
られ、また、破損した場合には破片が有機樹脂フィルム
又は反射フィルムに貼着したままとなるため、その飛散
が防止される。
【0014】しかも、本発明の透明板及び反射板は、接
着樹脂層の厚みの変化で有機樹脂フィルム又は反射フィ
ルム表面に凹又は凸の湾曲面を形成したものであり、従
来の高度な研磨工程等を必要とすることなく、容易に製
造することができる。
着樹脂層の厚みの変化で有機樹脂フィルム又は反射フィ
ルム表面に凹又は凸の湾曲面を形成したものであり、従
来の高度な研磨工程等を必要とすることなく、容易に製
造することができる。
【0015】即ち、本発明の透明板は、透明基板の板面
に複数枚の接着樹脂フィルムと有機樹脂フィルムとを積
層して接着一体化する方法であって、該接着樹脂フィル
ムの少なくとも一部の面積が他の接着樹脂フィルムの面
積と異なることを特徴とする本発明の透明板の製造方法
により、簡単な貼り合わせ作業で容易に製造することが
できる。
に複数枚の接着樹脂フィルムと有機樹脂フィルムとを積
層して接着一体化する方法であって、該接着樹脂フィル
ムの少なくとも一部の面積が他の接着樹脂フィルムの面
積と異なることを特徴とする本発明の透明板の製造方法
により、簡単な貼り合わせ作業で容易に製造することが
できる。
【0016】また、本発明の反射板は、基板の板面に複
数枚の接着樹脂フィルムと反射フィルムとを積層して接
着一体化する方法であって、該接着樹脂フィルムの少な
くとも一部の面積が他の接着樹脂フィルムの面積と異な
ることを特徴とする本発明の反射板の製造方法により、
簡単な貼り合わせ作業で容易に製造することができる。
数枚の接着樹脂フィルムと反射フィルムとを積層して接
着一体化する方法であって、該接着樹脂フィルムの少な
くとも一部の面積が他の接着樹脂フィルムの面積と異な
ることを特徴とする本発明の反射板の製造方法により、
簡単な貼り合わせ作業で容易に製造することができる。
【0017】本発明の透明板において、透明基板として
はガラス板が好ましく、接着樹脂としてはEVA樹脂が
好ましく、また、有機樹脂フィルムとしてはPET樹脂
フィルムが好ましい。
はガラス板が好ましく、接着樹脂としてはEVA樹脂が
好ましく、また、有機樹脂フィルムとしてはPET樹脂
フィルムが好ましい。
【0018】本発明の透明板は、接着樹脂層の厚みを基
板の中央側ほど厚くすることで有機樹脂フィルムによる
凸面を形成し、凸レンズとして機能させることができ
る。
板の中央側ほど厚くすることで有機樹脂フィルムによる
凸面を形成し、凸レンズとして機能させることができ
る。
【0019】また、接着樹脂層の厚みを基板の中央側ほ
ど薄くすることで有機樹脂フィルムによる凹面を形成
し、凹レンズとして機能させることができる。
ど薄くすることで有機樹脂フィルムによる凹面を形成
し、凹レンズとして機能させることができる。
【0020】本発明の反射板において、反射フィルムと
しては、有機樹脂フィルムにメッキ処理等で反射層を形
成した鏡面フィルムが好ましく、接着樹脂としてはEV
A樹脂が好ましい。
しては、有機樹脂フィルムにメッキ処理等で反射層を形
成した鏡面フィルムが好ましく、接着樹脂としてはEV
A樹脂が好ましい。
【0021】本発明の反射板は、接着樹脂層の厚みを基
板の中央側ほど厚くすることで反射フィルムによる凸面
を形成し、凸面鏡として機能させることができる。
板の中央側ほど厚くすることで反射フィルムによる凸面
を形成し、凸面鏡として機能させることができる。
【0022】また、接着樹脂層の厚みを基板の中央側ほ
ど薄くすることで反射フィルムによる凹面を形成し、凹
面鏡として機能させることができる。
ど薄くすることで反射フィルムによる凹面を形成し、凹
面鏡として機能させることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
施の形態を詳細に説明する。
【0024】図1,2は本発明の透明板の製造手順の実
施の形態を示す断面図である。
施の形態を示す断面図である。
【0025】図1の方法では、ガラス板1の一方の板面
に面積の異なる複数枚のEVA樹脂フィルム2A,2
B,2C,2D,2E,2FとPET樹脂フィルム3を
積層し、接着一体化する(図1(a))。このEVA樹
脂フィルム2A〜2Fは、下側ほど面積が大きく、上側
に積層するものほど面積の小さいものであるため、積層
一体化して得られるEVA樹脂層2は、ガラス板1の周
縁から中央に向けて次第に厚みが厚くなるものであり、
このためPET樹脂フィルム3は凸面を形成する(図1
(b))。
に面積の異なる複数枚のEVA樹脂フィルム2A,2
B,2C,2D,2E,2FとPET樹脂フィルム3を
積層し、接着一体化する(図1(a))。このEVA樹
脂フィルム2A〜2Fは、下側ほど面積が大きく、上側
に積層するものほど面積の小さいものであるため、積層
一体化して得られるEVA樹脂層2は、ガラス板1の周
縁から中央に向けて次第に厚みが厚くなるものであり、
このためPET樹脂フィルム3は凸面を形成する(図1
(b))。
【0026】このような透明板は、凸レンズとしての機
能を有し、かつ、PET樹脂フィルムによる補強効果で
良好な耐衝撃性、耐貫通性、破損時の破片の飛散防止効
果が得られる。
能を有し、かつ、PET樹脂フィルムによる補強効果で
良好な耐衝撃性、耐貫通性、破損時の破片の飛散防止効
果が得られる。
【0027】図2の方法では、ガラス板1の一方の板面
に面積の異なる複数枚のEVA樹脂フィルム2G,2
H,2I,2J,2K,2LとPET樹脂フィルム3を
積層し、接着一体化する(図2(a))。このEVA樹
脂フィルム2G〜2Lは、中央部分に開口を有し、その
開口面積が下側ほど小さく、上側に積層するものほど大
きいものであるため、積層一体化して得られるEVA樹
脂層2’は、ガラス板1の周縁から中央に向けて次第に
厚みが薄くなるものであり、このためPET樹脂フィル
ム3は凹面を形成する(図2(b))。
に面積の異なる複数枚のEVA樹脂フィルム2G,2
H,2I,2J,2K,2LとPET樹脂フィルム3を
積層し、接着一体化する(図2(a))。このEVA樹
脂フィルム2G〜2Lは、中央部分に開口を有し、その
開口面積が下側ほど小さく、上側に積層するものほど大
きいものであるため、積層一体化して得られるEVA樹
脂層2’は、ガラス板1の周縁から中央に向けて次第に
厚みが薄くなるものであり、このためPET樹脂フィル
ム3は凹面を形成する(図2(b))。
【0028】このような透明板は、凹レンズとしての機
能を有し、かつ、PET樹脂フィルムによる補強効果で
良好な耐衝撃性、耐貫通性、破損時の破片の飛散防止効
果が得られる。
能を有し、かつ、PET樹脂フィルムによる補強効果で
良好な耐衝撃性、耐貫通性、破損時の破片の飛散防止効
果が得られる。
【0029】このような凸レンズ機能や凹レンズ機能を
有する透明板は、建物の窓や車輌の窓等に使用すること
ができ、そのレンズ効果で所望の視野角を有する窓を構
成することができる。
有する透明板は、建物の窓や車輌の窓等に使用すること
ができ、そのレンズ効果で所望の視野角を有する窓を構
成することができる。
【0030】本発明の透明板において、透明基板として
は、ガラス板の他、透明樹脂板を用いることができる。
その厚みは使用目的に応じて任意に決定されるが、一般
的には1〜10mm、好ましくは3〜5mmである。こ
のガラス板1は、化学的又は熱的に強化させたものであ
っても良い。また、ガラス板1の表面には、金属及び/
又は金属酸化物からなる透明の導電層を設けても良い。
は、ガラス板の他、透明樹脂板を用いることができる。
その厚みは使用目的に応じて任意に決定されるが、一般
的には1〜10mm、好ましくは3〜5mmである。こ
のガラス板1は、化学的又は熱的に強化させたものであ
っても良い。また、ガラス板1の表面には、金属及び/
又は金属酸化物からなる透明の導電層を設けても良い。
【0031】図1,2の実施の形態では、有機樹脂フィ
ルムとしてPET樹脂フィルムを用いているが、その
他、アクリル樹脂フィルム、ポリカーボネート樹脂フィ
ルム等であっても良い。有機樹脂フィルムは、ガラス板
1の破損を顕著に防止するために設けられるものである
ため、機械的特性の面からPET樹脂フィルムが好まし
く、その厚さは用途に応じて決定されるが、0.1〜2
mmの範囲が一般的であり、0.5〜1mmの範囲が好
ましい。
ルムとしてPET樹脂フィルムを用いているが、その
他、アクリル樹脂フィルム、ポリカーボネート樹脂フィ
ルム等であっても良い。有機樹脂フィルムは、ガラス板
1の破損を顕著に防止するために設けられるものである
ため、機械的特性の面からPET樹脂フィルムが好まし
く、その厚さは用途に応じて決定されるが、0.1〜2
mmの範囲が一般的であり、0.5〜1mmの範囲が好
ましい。
【0032】このPET樹脂フィルムの表面には、表面
の耐擦傷性等を向上させるためにハードコート層を形成
することが好ましい。
の耐擦傷性等を向上させるためにハードコート層を形成
することが好ましい。
【0033】このハードコート処理に使用する樹脂とし
てはUV(紫外線)硬化型樹脂が好適であるが、その他
ハードコート処理に適した低分子量且つ多官能な樹脂で
あれば、特に限定されるものではない。このUV硬化型
樹脂としては、例えばエチレン性二重結合を複数有する
ウレタンオリゴマー、ポリエステルオリゴマー又はエポ
キシオリゴマー等のオリゴマー、ペンタエリスリトール
テトラアクリレート(PETA)、ペンタエリスリトー
ルテトラメタアクリレート、ジペンタエリスリトールヘ
キサアクリレート(DPEHA)等の一官能又は多官能
オリゴマー、或いはベンゾイン、ベンゾフェノン、ベン
ゾイルメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベ
ンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインブチルエー
テル又はジベンジル等のオリゴマーが好ましい。UV硬
化型樹脂には、一般に反応性稀釈剤、光重合開始剤が使
用されるが、さらに種々の添加剤を含有させることがで
きる。オリゴマー、反応性稀釈剤及び開始剤は、それぞ
れ1種用いても良く、2種以上組み合わせて用いても良
い。反応性稀釈剤の含有量は、UV硬化型樹脂100重
量部に対して0.1〜10重量部が一般的であり、0.
5〜5重量部が好ましい。光重合開始剤の含有量は、U
V硬化型樹脂100重量部に対して5重量部以下が好ま
しい。
てはUV(紫外線)硬化型樹脂が好適であるが、その他
ハードコート処理に適した低分子量且つ多官能な樹脂で
あれば、特に限定されるものではない。このUV硬化型
樹脂としては、例えばエチレン性二重結合を複数有する
ウレタンオリゴマー、ポリエステルオリゴマー又はエポ
キシオリゴマー等のオリゴマー、ペンタエリスリトール
テトラアクリレート(PETA)、ペンタエリスリトー
ルテトラメタアクリレート、ジペンタエリスリトールヘ
キサアクリレート(DPEHA)等の一官能又は多官能
オリゴマー、或いはベンゾイン、ベンゾフェノン、ベン
ゾイルメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベ
ンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインブチルエー
テル又はジベンジル等のオリゴマーが好ましい。UV硬
化型樹脂には、一般に反応性稀釈剤、光重合開始剤が使
用されるが、さらに種々の添加剤を含有させることがで
きる。オリゴマー、反応性稀釈剤及び開始剤は、それぞ
れ1種用いても良く、2種以上組み合わせて用いても良
い。反応性稀釈剤の含有量は、UV硬化型樹脂100重
量部に対して0.1〜10重量部が一般的であり、0.
5〜5重量部が好ましい。光重合開始剤の含有量は、U
V硬化型樹脂100重量部に対して5重量部以下が好ま
しい。
【0034】接着樹脂としては、EVA樹脂、エチレン
−アクリル酸メチル共重合体、エチレン−(メタ)アク
リル酸共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸エチル
共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸メチル共重合
体、金属イオン架橋エチレン−(メタ)アクリル酸共重
合体、部分鹸化エチレン−酢酸ビニル共重合体、カルボ
キシル化エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−
(メタ)アクリル−無水マレイン酸共重合体、エチレン
−酢酸ビニル−(メタ)アクリレート共重合体等のエチ
レン系共重合体が挙げられる(なお、「(メタ)アクリ
ル」は「アクリル又はメタクリル」を示す。)。その
他、ポリビニルブチラール(PVB)樹脂、エポキシ樹
脂、アクリル樹脂、フェノール樹脂、シリコン樹脂、ポ
リエステル樹脂、ウレタン樹脂等も用いることができる
が、性能面で最もバランスがとれ、使い易いのはEVA
樹脂である。また、耐衝撃性、耐貫通性、接着性、透明
性等の点から自動車用合せガラスで用いられているPV
B樹脂も好適である。
−アクリル酸メチル共重合体、エチレン−(メタ)アク
リル酸共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸エチル
共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸メチル共重合
体、金属イオン架橋エチレン−(メタ)アクリル酸共重
合体、部分鹸化エチレン−酢酸ビニル共重合体、カルボ
キシル化エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−
(メタ)アクリル−無水マレイン酸共重合体、エチレン
−酢酸ビニル−(メタ)アクリレート共重合体等のエチ
レン系共重合体が挙げられる(なお、「(メタ)アクリ
ル」は「アクリル又はメタクリル」を示す。)。その
他、ポリビニルブチラール(PVB)樹脂、エポキシ樹
脂、アクリル樹脂、フェノール樹脂、シリコン樹脂、ポ
リエステル樹脂、ウレタン樹脂等も用いることができる
が、性能面で最もバランスがとれ、使い易いのはEVA
樹脂である。また、耐衝撃性、耐貫通性、接着性、透明
性等の点から自動車用合せガラスで用いられているPV
B樹脂も好適である。
【0035】PVB樹脂としては、ポリビニルアセター
ル単位が70〜95重量%、ポリ酢酸ビニル単位が1〜
15重量%で、平均重合度が200〜3000、特に3
00〜2500であるものが好ましく、PVB樹脂は可
塑剤を含む樹脂組成物として使用される。PVB樹脂組
成物の可塑剤としては、一塩基酸エステル、多塩基酸エ
ステル等の有機系可塑剤や燐酸系可塑剤が挙げられる。
ル単位が70〜95重量%、ポリ酢酸ビニル単位が1〜
15重量%で、平均重合度が200〜3000、特に3
00〜2500であるものが好ましく、PVB樹脂は可
塑剤を含む樹脂組成物として使用される。PVB樹脂組
成物の可塑剤としては、一塩基酸エステル、多塩基酸エ
ステル等の有機系可塑剤や燐酸系可塑剤が挙げられる。
【0036】一塩基酸エステルとしては、酪酸、イソ酪
酸、カプロン酸、2−エチル酪酸、ヘプタン酸、n−オ
クチル酸、2−エチルヘキシル酸、ペラルゴン酸(n−
ノニル酸)、デシル酸等の有機酸とトリエチレングリコ
ールとの反応によって得られるエステルが好ましく、よ
り好ましくは、トリエチレン−ジ−2−エチルブチレー
ト、トリエチレングリコール−ジ−2−エチルヘキソエ
ート、トリエチレングリコール−ジ−カプロネート、ト
リエチレングリコール−ジ−n−オクトエート等であ
る。なお、上記有機酸とテトラエチレングリコール又は
トリプロピレングリコールとのエステルも使用可能であ
る。
酸、カプロン酸、2−エチル酪酸、ヘプタン酸、n−オ
クチル酸、2−エチルヘキシル酸、ペラルゴン酸(n−
ノニル酸)、デシル酸等の有機酸とトリエチレングリコ
ールとの反応によって得られるエステルが好ましく、よ
り好ましくは、トリエチレン−ジ−2−エチルブチレー
ト、トリエチレングリコール−ジ−2−エチルヘキソエ
ート、トリエチレングリコール−ジ−カプロネート、ト
リエチレングリコール−ジ−n−オクトエート等であ
る。なお、上記有機酸とテトラエチレングリコール又は
トリプロピレングリコールとのエステルも使用可能であ
る。
【0037】多塩基酸エステル系可塑剤としては、例え
ば、アジピン酸、セバチン酸、アゼライン酸等の有機酸
と炭素数4〜8の直鎖状又は分岐状アルコールとのエス
テルが好ましく、より好ましくは、ジブチルセバケー
ト、ジオクチルアゼレート、ジブチルカルビトールアジ
ペート等が挙げられる。
ば、アジピン酸、セバチン酸、アゼライン酸等の有機酸
と炭素数4〜8の直鎖状又は分岐状アルコールとのエス
テルが好ましく、より好ましくは、ジブチルセバケー
ト、ジオクチルアゼレート、ジブチルカルビトールアジ
ペート等が挙げられる。
【0038】燐酸系可塑剤としては、トリブトキシエチ
ルフォスフェート、イソデシルフェニルフォスフェー
ト、トリイソプロピルフォスフェート等が挙げられる。
ルフォスフェート、イソデシルフェニルフォスフェー
ト、トリイソプロピルフォスフェート等が挙げられる。
【0039】PVB樹脂組成物において、可塑剤の量が
少ないと成膜性が低下し、多いと耐熱時の耐久性等が損
なわれるため、ポリビニルブチラール樹脂100重量部
に対して可塑剤を5〜50重量部、好ましくは10〜4
0重量部とする。
少ないと成膜性が低下し、多いと耐熱時の耐久性等が損
なわれるため、ポリビニルブチラール樹脂100重量部
に対して可塑剤を5〜50重量部、好ましくは10〜4
0重量部とする。
【0040】PVB樹脂組成物には、更に劣化防止のた
めに、安定剤、酸化防止剤、UV吸収剤等の添加剤が添
加されていても良い。
めに、安定剤、酸化防止剤、UV吸収剤等の添加剤が添
加されていても良い。
【0041】EVA樹脂としては、酢酸ビニル含有率が
10〜50重量%、特に15〜40重量%であることが
好ましい。この酢酸ビニル含有率が10重量%未満であ
ると、高温で架橋硬化させる場合に得られる樹脂の透明
度が十分でなく、逆に50重量%を超えると耐衝撃性、
耐貫通性が不足する傾向となる。
10〜50重量%、特に15〜40重量%であることが
好ましい。この酢酸ビニル含有率が10重量%未満であ
ると、高温で架橋硬化させる場合に得られる樹脂の透明
度が十分でなく、逆に50重量%を超えると耐衝撃性、
耐貫通性が不足する傾向となる。
【0042】EVA樹脂組成物には、可塑剤、架橋剤と
しての有機過酸化物、接着向上剤等の種々の添加剤を含
有させることができる。
しての有機過酸化物、接着向上剤等の種々の添加剤を含
有させることができる。
【0043】可塑剤としては、特に限定されるものでは
ないが、一般に多塩基酸のエステル、多価アルコールの
エステルが使用される、その例としては、ジオクチルフ
タレート、ジヘキシルアジペート、トリエチレングリコ
ール−2−エチルブチレート、ブチルセバケート、テト
ラエチレングリコールジヘプタノエート、トリエチレン
グリコールジペラルゴネートを挙げることができる。こ
れらの可塑剤は1種を用いても良く、2種以上組み合わ
せて使用しても良い。可塑剤の含有量は、EVA樹脂1
00重量部に対して5重量部以下の範囲が好ましい。
ないが、一般に多塩基酸のエステル、多価アルコールの
エステルが使用される、その例としては、ジオクチルフ
タレート、ジヘキシルアジペート、トリエチレングリコ
ール−2−エチルブチレート、ブチルセバケート、テト
ラエチレングリコールジヘプタノエート、トリエチレン
グリコールジペラルゴネートを挙げることができる。こ
れらの可塑剤は1種を用いても良く、2種以上組み合わ
せて使用しても良い。可塑剤の含有量は、EVA樹脂1
00重量部に対して5重量部以下の範囲が好ましい。
【0044】有機過酸化物としては、100℃以上の温
度で分解してラジカルを発生するものであれば、どのよ
うなものでも使用することができる。有機過酸化物は、
一般に、成膜温度、組成物の調整条件、硬化(貼り合わ
せ)温度、被着体の耐熱性、貯蔵安定性を考慮して選択
される。特に、半減期10時間の分解温度が70℃以上
のものが好ましい。
度で分解してラジカルを発生するものであれば、どのよ
うなものでも使用することができる。有機過酸化物は、
一般に、成膜温度、組成物の調整条件、硬化(貼り合わ
せ)温度、被着体の耐熱性、貯蔵安定性を考慮して選択
される。特に、半減期10時間の分解温度が70℃以上
のものが好ましい。
【0045】この有機過酸化物の例としては、2,5−
ジメチルヘキサン−2,5−ジハイドロパーオキサイ
ド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオ
キシ)ヘキサン−3−ジ−t−ブチルパーオキサイド、
t−ブチルクミルパーオキサイド、2,5−ジメチル−
2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、ジクミ
ルパーオキサイド、α,α’−ビス(t−ブチルパーオ
キシイソプロピル)ベンゼン、n−ブチル−4,4−ビ
ス(t−ブチルパーオキシ)バレレート、1,1−ビス
(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン、1,1−ビ
ス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメチル
シクロヘキサン、t−ブチルパーオキシベンゾエート、
ベンゾイルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシアセ
テート、メチルエチルケトンパーオキサイド、2,5−
ジメチルヘキシル−2,5−ビスパーオキシベンゾエー
ト、ブチルハイドロパーオキサイド、p−メンタンハイ
ドロパーオキサイド、p−クロロベンゾイルパーオキサ
イド、ヒドロキシヘプチルパーオキサイド、クロロヘキ
サノンパーオキサイド、オクタノイルパーオキサイド、
デカノイルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイ
ド、クミルパーオキシオクトエート、コハク酸パーオキ
サイド、アセチルパーオキサイド、t−ブチルバーオキ
シ(2−エチルヘキサノエート)、m−トルオイルパー
オキサイド、t−ブチルパーオキシイソブチレート及び
2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイドを挙げるこ
とができる。これらの有機過酸化物は1種を使用しても
良く、2種以上組み合わせて使用しても良い。有機過酸
化物の含有量は、EVA樹脂100重量部に対して0.
1〜5重量部の範囲が好ましい。
ジメチルヘキサン−2,5−ジハイドロパーオキサイ
ド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオ
キシ)ヘキサン−3−ジ−t−ブチルパーオキサイド、
t−ブチルクミルパーオキサイド、2,5−ジメチル−
2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、ジクミ
ルパーオキサイド、α,α’−ビス(t−ブチルパーオ
キシイソプロピル)ベンゼン、n−ブチル−4,4−ビ
ス(t−ブチルパーオキシ)バレレート、1,1−ビス
(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン、1,1−ビ
ス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメチル
シクロヘキサン、t−ブチルパーオキシベンゾエート、
ベンゾイルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシアセ
テート、メチルエチルケトンパーオキサイド、2,5−
ジメチルヘキシル−2,5−ビスパーオキシベンゾエー
ト、ブチルハイドロパーオキサイド、p−メンタンハイ
ドロパーオキサイド、p−クロロベンゾイルパーオキサ
イド、ヒドロキシヘプチルパーオキサイド、クロロヘキ
サノンパーオキサイド、オクタノイルパーオキサイド、
デカノイルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイ
ド、クミルパーオキシオクトエート、コハク酸パーオキ
サイド、アセチルパーオキサイド、t−ブチルバーオキ
シ(2−エチルヘキサノエート)、m−トルオイルパー
オキサイド、t−ブチルパーオキシイソブチレート及び
2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイドを挙げるこ
とができる。これらの有機過酸化物は1種を使用しても
良く、2種以上組み合わせて使用しても良い。有機過酸
化物の含有量は、EVA樹脂100重量部に対して0.
1〜5重量部の範囲が好ましい。
【0046】このような有機過酸化物を含有させること
により、加熱による硬化性が向上し得られる接着層の膜
強度を向上させることができる。
により、加熱による硬化性が向上し得られる接着層の膜
強度を向上させることができる。
【0047】接着向上剤としては、シランカップリング
剤を添加することができる。このシランカップリング剤
の例として、γ−クロロプロピルメトキシシラン、ビニ
ルエトキシシラン、ビニルトリス(β−メトキシエトキ
シ)シラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシ
シラン、ビニルトリアセトキシシラン、γ−グリシドキ
シプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロ
ピルトリエトキシシラン、β−(3,4−エポキシシク
ロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、ビニルトリク
ロロシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−β−
(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシ
ランを挙げることができる。これらシランカップリング
剤は、1種を使用しても、2種以上を組み合わせて使用
しても良い。またシランカップリング剤の含有量は、E
VA樹脂100重量部に対して5重量部以下であること
が好ましい。
剤を添加することができる。このシランカップリング剤
の例として、γ−クロロプロピルメトキシシラン、ビニ
ルエトキシシラン、ビニルトリス(β−メトキシエトキ
シ)シラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシ
シラン、ビニルトリアセトキシシラン、γ−グリシドキ
シプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロ
ピルトリエトキシシラン、β−(3,4−エポキシシク
ロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、ビニルトリク
ロロシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−β−
(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシ
ランを挙げることができる。これらシランカップリング
剤は、1種を使用しても、2種以上を組み合わせて使用
しても良い。またシランカップリング剤の含有量は、E
VA樹脂100重量部に対して5重量部以下であること
が好ましい。
【0048】更に、EVA樹脂組成物は、接着層の種々
の物性(機械的強度、接着性、透明性等の光学的特性、
耐熱性、耐光性、架橋速度等)の改良或いは調整、特に
機械的強度の改良のために、アクリロキシ基含有化合
物、メタクリロキシ基含有化合物及び/又はエポキシ基
含有化合物を含んでいることが好ましい。
の物性(機械的強度、接着性、透明性等の光学的特性、
耐熱性、耐光性、架橋速度等)の改良或いは調整、特に
機械的強度の改良のために、アクリロキシ基含有化合
物、メタクリロキシ基含有化合物及び/又はエポキシ基
含有化合物を含んでいることが好ましい。
【0049】使用するアクリロキシ基含有化合物及びメ
タクリロキシ基含有化合物としては、一般にアクリル酸
或いはメタクリル酸誘導体であり、例えばアクリル酸或
いはメタクリル酸のエステルやアミドを挙げることがで
きる。エステル残基の例としては、メチル、エチル、ド
デシル、ステアリル、ラウリル等の直鎖状のアルキル
基、シクロヘキシル基、テトラヒドロフルフリル基、ア
ミノエチル基、2−ヒドロキシエチル基、3−ヒドロキ
シプロピル基、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル基
を挙げることができる。また、エチレングリコール、ト
リエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポ
リエチレングリコール、トリメチロールプロパン、ペン
タエリスリトール等の多価アルコールとアクリル酸或い
はメタクリル酸のエステルも挙げることができる。
タクリロキシ基含有化合物としては、一般にアクリル酸
或いはメタクリル酸誘導体であり、例えばアクリル酸或
いはメタクリル酸のエステルやアミドを挙げることがで
きる。エステル残基の例としては、メチル、エチル、ド
デシル、ステアリル、ラウリル等の直鎖状のアルキル
基、シクロヘキシル基、テトラヒドロフルフリル基、ア
ミノエチル基、2−ヒドロキシエチル基、3−ヒドロキ
シプロピル基、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル基
を挙げることができる。また、エチレングリコール、ト
リエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポ
リエチレングリコール、トリメチロールプロパン、ペン
タエリスリトール等の多価アルコールとアクリル酸或い
はメタクリル酸のエステルも挙げることができる。
【0050】アミドの例としては、ジアセトンアクリル
アミドを挙げることができる。
アミドを挙げることができる。
【0051】多官能化合物としては、グリセリン、トリ
メチロールプロパン、ペンタエリスリトール等に複数の
アクリル酸或いはメタクリル酸をエステル化したエステ
ルもを挙げることができる。
メチロールプロパン、ペンタエリスリトール等に複数の
アクリル酸或いはメタクリル酸をエステル化したエステ
ルもを挙げることができる。
【0052】エポキシ基含有化合物としては、トリグリ
シジルトリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレー
ト、ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル、
1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、アリ
ルグリシジルエーテル、2−エチルヘキシルグリシジル
エーテル、フェニルグリシジルエーテル、フェノール
(エチレンオキシ)5グリシジルエーテル、p−t−ブ
チルフェニルグリシジルエーテル、アジピン酸ジグリシ
ジルエステル、フタル酸ジグリシジルエステル、グリシ
ジルメタクリレート、ブチルグリシジルエーテルを挙げ
ることができる。
シジルトリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレー
ト、ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル、
1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、アリ
ルグリシジルエーテル、2−エチルヘキシルグリシジル
エーテル、フェニルグリシジルエーテル、フェノール
(エチレンオキシ)5グリシジルエーテル、p−t−ブ
チルフェニルグリシジルエーテル、アジピン酸ジグリシ
ジルエステル、フタル酸ジグリシジルエステル、グリシ
ジルメタクリレート、ブチルグリシジルエーテルを挙げ
ることができる。
【0053】アクリロキシ基含有化合物、メタクリロキ
シ基含有化合物及び/又はエポキシ基含有化合物の含有
量はEVA樹脂100重量部に対して5重量部以下とす
るのが好ましい。
シ基含有化合物及び/又はエポキシ基含有化合物の含有
量はEVA樹脂100重量部に対して5重量部以下とす
るのが好ましい。
【0054】接着樹脂フィルムは、このような接着樹脂
組成物を、通常の押出成形、カレンダー成形等によりシ
ート状とすることにより製造することができる。また、
上記樹脂組成物を溶剤に溶解させ、この溶液を適当な塗
布機(コーター)で適当な支持体上に塗布、乾燥して塗
膜を形成することによりシート状とすることもできる。
組成物を、通常の押出成形、カレンダー成形等によりシ
ート状とすることにより製造することができる。また、
上記樹脂組成物を溶剤に溶解させ、この溶液を適当な塗
布機(コーター)で適当な支持体上に塗布、乾燥して塗
膜を形成することによりシート状とすることもできる。
【0055】本発明において、接着樹脂は有機樹脂フィ
ルムとの接着性、耐水性等の面でEVA樹脂が好適であ
る。
ルムとの接着性、耐水性等の面でEVA樹脂が好適であ
る。
【0056】積層するEVA樹脂フィルムの厚さは、形
成する凹凸面の形状に応じて任意に決定されるが、一般
的には5〜500μm程度の厚さのEVA樹脂フィルム
を5〜50枚程度積層して、最も厚みの厚い部分の厚さ
が5000μmで、最も厚みの薄い部分の厚さが300
0μmのEVA樹脂層を形成するのが好ましい。
成する凹凸面の形状に応じて任意に決定されるが、一般
的には5〜500μm程度の厚さのEVA樹脂フィルム
を5〜50枚程度積層して、最も厚みの厚い部分の厚さ
が5000μmで、最も厚みの薄い部分の厚さが300
0μmのEVA樹脂層を形成するのが好ましい。
【0057】図1,2では、レンズ状の透明板を製造す
る方法を示したが、有機樹脂フィルムとして、その表面
にメッキ処理等により反射層を形成した鏡面フィルムを
用いて同様にEVA樹脂フィルムと鏡面フィルムとで凹
曲面又は凸曲面を形成することにより、凹面鏡、凸面鏡
の機能を有する反射板を製造することができ、このよう
な反射板はバックミラー、集光板等として用いることが
できる。この場合、基板としては必ずしも透明基板であ
る必要はない。
る方法を示したが、有機樹脂フィルムとして、その表面
にメッキ処理等により反射層を形成した鏡面フィルムを
用いて同様にEVA樹脂フィルムと鏡面フィルムとで凹
曲面又は凸曲面を形成することにより、凹面鏡、凸面鏡
の機能を有する反射板を製造することができ、このよう
な反射板はバックミラー、集光板等として用いることが
できる。この場合、基板としては必ずしも透明基板であ
る必要はない。
【0058】なお、接着一体化に当っては、透明基板又
は基板上に所定枚数のEVA樹脂フィルム等の接着樹脂
フィルムを積層し、最後にPET樹脂フィルム等の有機
樹脂フィルム又は反射フィルムを積層し、この積層体を
脱気した後、加熱下に押圧して接着一体化すれば良い。
なお、有機樹脂フィルムにハードコート処理を施す場合
は、この接着後に、有機樹脂フィルムの表面にハードコ
ート処理を行えば良い。
は基板上に所定枚数のEVA樹脂フィルム等の接着樹脂
フィルムを積層し、最後にPET樹脂フィルム等の有機
樹脂フィルム又は反射フィルムを積層し、この積層体を
脱気した後、加熱下に押圧して接着一体化すれば良い。
なお、有機樹脂フィルムにハードコート処理を施す場合
は、この接着後に、有機樹脂フィルムの表面にハードコ
ート処理を行えば良い。
【0059】なお、本発明においては、用いる接着樹脂
フィルムの面積の組み合わせや、開口及びその面積の組
み合わせ等を適宜設計することにより、図1,2に示す
ような凸曲面や凹曲面の他、任意の箇所に任意の湾曲面
を有する透明板又は反射板を製造することができる。
フィルムの面積の組み合わせや、開口及びその面積の組
み合わせ等を適宜設計することにより、図1,2に示す
ような凸曲面や凹曲面の他、任意の箇所に任意の湾曲面
を有する透明板又は反射板を製造することができる。
【0060】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明の透明板によ
れば、凹レンズ又は凸レンズとしての機能を有し、かつ
耐衝撃性、破損時の破片の飛散防止効果に優れた透明板
が提供される。また、本発明の反射板によれば、凹面鏡
又は凸面鏡としての機能を有し、かつ耐衝撃性、破損時
の破片の飛散防止効果に優れた反射板が提供される。
れば、凹レンズ又は凸レンズとしての機能を有し、かつ
耐衝撃性、破損時の破片の飛散防止効果に優れた透明板
が提供される。また、本発明の反射板によれば、凹面鏡
又は凸面鏡としての機能を有し、かつ耐衝撃性、破損時
の破片の飛散防止効果に優れた反射板が提供される。
【0061】しかして、本発明の透明板の製造方法及び
反射板の製造方法によれば、このような高機能性透明板
及び反射板を大掛かりな装置や高度な技術を必要とする
ことなく簡便かつ容易に製造することができる。
反射板の製造方法によれば、このような高機能性透明板
及び反射板を大掛かりな装置や高度な技術を必要とする
ことなく簡便かつ容易に製造することができる。
【図1】本発明の透明板の製造手順の実施の形態を示す
断面図である。
断面図である。
【図2】本発明の透明板の製造手順の他の実施の形態を
示す断面図である。
示す断面図である。
1 ガラス板 2,2’ EVA樹脂層 2A,2B,2C,2D,2E,2F,2G,2H,2
I,2J,2K,2LEVA樹脂フィルム 3 PET樹脂フィルム
I,2J,2K,2LEVA樹脂フィルム 3 PET樹脂フィルム
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B32B 27/28 101 B32B 27/28 101 27/36 27/36 G02B 5/10 G02B 5/10 A C Fターム(参考) 2H042 DA01 DA11 DC08 DC11 DD05 4F100 AG00A AK01B AK01C AK01D AK42B AK68C AK68D AR00E AT00A BA04 BA05 BA07 BA10A BA10B BA10E BA44C BA44D DD01B DD11B EC182 EH71E JK10 JL02 JL11C JL11D JN01A JN06E
Claims (11)
- 【請求項1】 透明基板の少なくとも一方の板面に接着
樹脂層を介して有機樹脂フィルムを積層接着した透明板
において、 該接着樹脂層の厚みが不均一であることによって、前記
有機樹脂フィルムの表面が湾曲していることを特徴とす
る透明板。 - 【請求項2】 請求項1において、前記透明基板がガラ
ス板であり、前記接着樹脂がエチレン−酢酸ビニル共重
合体樹脂であり、前記有機樹脂フィルムがポリエチレン
テレフタラート樹脂フィルムであることを特徴とする透
明板。 - 【請求項3】 請求項1又は2において、該接着樹脂層
の厚みが基板の中央側ほど厚く、有機樹脂フィルムによ
る凸面が形成されていることを特徴とする透明板。 - 【請求項4】 請求項1又は2において、該接着樹脂層
の厚みが基板の中央側ほど薄く、有機樹脂フィルムによ
る凹面が形成されていることを特徴とする透明板。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項に記載
の透明板を製造する方法において、前記透明基板の板面
に複数枚の接着樹脂フィルムと前記有機樹脂フィルムと
を積層して接着一体化する方法であって、 該接着樹脂フィルムの少なくとも一部の面積が他の接着
樹脂フィルムの面積と異なることを特徴とする透明板の
製造方法。 - 【請求項6】 基板の少なくとも一方の板面に接着樹脂
層を介して反射フィルムを積層接着した反射板におい
て、 該接着樹脂層の厚みが不均一であることによって、前記
反射フィルムの表面が湾曲していることを特徴とする反
射板。 - 【請求項7】 請求項6において、前記反射フィルムが
有機樹脂フィルムに反射層を形成した鏡面フィルムであ
り、前記接着樹脂がエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂
であることを特徴とする反射板。 - 【請求項8】 請求項7において、前記反射フィルム
が、前記有機樹脂フィルムにメッキ処理を施したもので
あることを特徴とする反射板。 - 【請求項9】 請求項6ないし8のいずれか1項におい
て、該接着樹脂層の厚みが基板の中央側ほど厚く、反射
フィルムによる凸面が形成されていることを特徴とする
反射板。 - 【請求項10】 請求項6ないし8のいずれか1項にお
いて、該接着樹脂層の厚みが基板の中央側ほど薄く、反
射フィルムによる凹面が形成されていることを特徴とす
る反射板。 - 【請求項11】 請求項6ないし10のいずれか1項に
記載の反射板を製造する方法において、前記基板の板面
に複数枚の接着樹脂フィルムと前記反射フィルムとを積
層して接着一体化する方法であって、 該接着樹脂フィルムの少なくとも一部の面積が他の接着
樹脂フィルムの面積と異なることを特徴とする反射板の
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000357929A JP2002162503A (ja) | 2000-11-24 | 2000-11-24 | 透明板及び反射板並びにその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000357929A JP2002162503A (ja) | 2000-11-24 | 2000-11-24 | 透明板及び反射板並びにその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002162503A true JP2002162503A (ja) | 2002-06-07 |
Family
ID=18829918
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000357929A Pending JP2002162503A (ja) | 2000-11-24 | 2000-11-24 | 透明板及び反射板並びにその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002162503A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101422827B1 (ko) | 2012-09-11 | 2014-07-24 | 정종환 | 굴곡진 화면용 강화유리보호글라스 및 그 제조방법 |
TWI449960B (zh) * | 2012-06-11 | 2014-08-21 | Univ Nat Taiwan | 解析透鏡組 |
KR101580502B1 (ko) * | 2014-08-04 | 2015-12-31 | 패치웍스 주식회사 | 휴대폰 디스플레이 화면 보호용 강화유리 보호필름 |
JP2016533924A (ja) * | 2013-07-31 | 2016-11-04 | コーニング インコーポレイテッド | モジュールガラスパネルと平面構造物 |
CN107756991A (zh) * | 2017-09-29 | 2018-03-06 | 利辛县雨若信息科技有限公司 | 一种能自洁的车用星光镜玻璃贴膜结构及其制备工艺 |
IT201600127758A1 (it) * | 2016-12-16 | 2018-06-16 | Suberia Systems Srl | Riflettore solare curvo in vetro laminato ad alta precisione ottica, in particolare per un impianto solare termico a concentrazione |
-
2000
- 2000-11-24 JP JP2000357929A patent/JP2002162503A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016533924A (ja) * | 2013-07-31 | 2016-11-04 | コーニング インコーポレイテッド | モジュールガラスパネルと平面構造物 |
US10773495B2 (en) | 2013-07-31 | 2020-09-15 | Corning Incorporated | Modular wall panels and planar structures |
KR101580502B1 (ko) * | 2014-08-04 | 2015-12-31 | 패치웍스 주식회사 | 휴대폰 디스플레이 화면 보호용 강화유리 보호필름 |
IT201600127758A1 (it) * | 2016-12-16 | 2018-06-16 | Suberia Systems Srl | Riflettore solare curvo in vetro laminato ad alta precisione ottica, in particolare per un impianto solare termico a concentrazione |
WO2018109736A1 (en) * | 2016-12-16 | 2018-06-21 | Suberia Systems Srl | High optical precision curved solar reflective panel made of laminated glass, in particular for a concentrated thermal solar plant |
CN107756991A (zh) * | 2017-09-29 | 2018-03-06 | 利辛县雨若信息科技有限公司 | 一种能自洁的车用星光镜玻璃贴膜结构及其制备工艺 |
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