JP2007230093A - 耐候性ハードコートフィルム及びフィルム強化ガラス - Google Patents

耐候性ハードコートフィルム及びフィルム強化ガラス Download PDF

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Abstract

【課題】ハードコート層の硬度を損なうことなく、紫外線吸収剤の多量配合が可能であり、紫外線吸収能に優れかつ高硬度なハードコート層を有する耐候性ハードコートフィルムを提供する。
【解決手段】基材フィルム上に、紫外線吸収剤を含むハードコート層が形成されてなるハードコートフィルム。該紫外線吸収剤は、ラジカル重合可能な(メタ)アクリル系官能基を有する化合物である。ラジカル重合可能な官能基を有する紫外線吸収剤であれば、ハードコート層に多量に配合しても、紫外線吸収剤のラジカル重合性化合物自体が架橋剤として架橋構造を形成し、ハードコート層の硬度の向上に有効に機能する。

Description

本発明は、耐候性ハードコートフィルム及びフィルム強化ガラスに係り、特に、高硬度で優れた耐候(光)性を有するハードコート層を有する耐候性ハードコートフィルムと、この耐候性ハードコートフィルムをガラス板に接着してなるフィルム強化ガラスに関する。
ワープロ、コンピュータ、CRT、プラズマテレビ、FEDパネル、液晶ディスプレイ、有機ELなどの各種ディスプレイ、及び自動車、建築物、電車の窓ガラスや絵画の額ガラス等には、光の反射を防止して高い光透過性を確保するために反射防止フィルムが適用されている。この種の用途に用いられる反射防止フィルムとして、透明基材フィルム上に易接着層、ハードコート層及び低屈折率層、或いは易接着層、ハードコート層、高屈折率層及び低屈折率層が、この順で積層されたものが提供されている(特開2005−181545号公報)。
また、各種ディスプレイや自動車、建築物、電車の窓ガラス等の用途には、熱を吸収するための近赤外線吸収フィルムも設けられているが、従来において、反射防止層と近赤外線吸収層とは、各々別々の基板フィルム上に形成され、これらが粘着剤で貼り合わされて各種用途に用いられている。そして、この場合において、近赤外線吸収フィルムを保護するために粘着剤層に紫外線吸収剤を配合することが行われている。
近年、近赤外線吸収層と反射防止層とを一枚のフィルムとする工夫がなされ、この場合において、近赤外線吸収層の保護のための紫外線吸収剤を基材フィルムに配合することが提案されている。しかし、生産規模の大きいポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム等の基材フィルムにに紫外線吸収剤を配合することは、高コスト化につながる。
反射防止フィルムに形成されるハードコート層に紫外線吸収剤を配合することにより、低コストに近赤外線吸収層の保護効果を得ることができるが、一般に、ハードコート層は紫外線硬化型樹脂により形成されるため、ハードコート層に紫外線吸収剤を多量に配合すると、紫外線硬化型樹脂の紫外線硬化が阻害され、ハードコート層の硬度が低下するという問題がある。十分な硬度を発現し得る紫外線吸収剤添加量で十分な紫外線吸収能を持たせるためにはハードコート層を厚くすることが必要となり、この場合には、フィルムのカール、ハードコート層のクラック発生といった好ましくない現象が起こる。しかも、ハードコート層を厚くすることは、機能性フィルムの薄膜化にも逆行し、好ましいことではない。
特開2005−181545号公報
本発明は上記従来の問題点を解決し、ハードコート層の硬度を損なうことなく、紫外線吸収剤の多量配合が可能であり、従って、紫外線吸収能に優れかつ高硬度なハードコート層を有する耐候性ハードコートフィルムと、この耐候性ハードコートフィルムをガラス板に接着してなるフィルム強化ガラスを提供することを目的とする。
本発明(請求項1)の耐候性ハードコートフィルムは、基材フィルム上に、紫外線吸収剤を含むハードコート層が形成されてなるハードコートフィルムであって、該紫外線吸収剤がラジカル重合可能な官能基を有する化合物であることを特徴とする。
請求項2の耐候性ハードコートフィルムは、請求項1において、前記紫外線吸収剤がベンゾトリアゾール系化合物であることを特徴とする。
請求項3の耐候性ハードコートフィルムは、請求項1又は2において、前記ラジカル重合可能な官能基が(メタ)アクリル系官能基であることを特徴とする。
請求項4の耐候性ハードコートフィルムは、請求項3において、前記紫外線吸収剤が前記(メタ)アクリル系官能基を2個以上有することを特徴とする。
請求項5の耐候性ハードコートフィルムは、請求項1ないし4のいずれか1項において、前記ハードコート層が紫外線硬化型樹脂組成物により形成されることを特徴とする。
請求項6の耐候性ハードコートフィルムは、請求項5において、前記紫外線硬化型樹脂組成物が、重合開始剤として可視光波長域に吸収を有する化合物を含有することを特徴とする。
請求項7の耐候性ハードコートフィルムは、請求項6において、前記可視光波長域に吸収を有する化合物が、波長405nmの吸光係数が1×10ml/gcm以上である化合物であることを特徴とする。
請求項8の耐候性ハードコートフィルムは、請求項6又は7において、前記可視光波長域に吸収を有する化合物がホスフィンオキサイド系化合物であることを特徴とする。
請求項9の耐候性ハードコートフィルムは、請求項1ないし8のいずれか1項において、前記基材フィルムのハードコート層形成面と反対側の面に近赤外線吸収層を有することを特徴とする。
本発明(請求項10)のフィルム強化ガラスは、請求項1ないし9のいずれか1項に記載の耐候性ハードコートフィルムのハードコート層形成面と反対側の面をガラス板に接着してなる。
本発明によれば、ハードコート層の硬度を損なうことなく、紫外線吸収剤の多量配合が可能であり、紫外線吸収能に優れかつ高硬度なハードコート層を有する耐候性ハードコートフィルムと、この耐候性ハードコートフィルムをガラス板に接着してなるフィルム強化ガラスが提供される。
即ち、本発明において、ハードコート層に含まれる紫外線吸収剤は、ラジカル重合可能な官能基を有する化合物(以下「ラジカル重合性化合物」と称す場合がある。)であるため、これをハードコート層に多量に配合しても、紫外線吸収剤のラジカル重合性化合物自体が架橋剤として架橋構造を形成し、ハードコート層の硬度の向上に有効に機能する。
このため、ハードコート層の硬度を損なうことなく紫外線吸収剤の多量配合が可能であり、紫外線吸収能に優れかつ高硬度なハードコート層を形成することができる。
本発明において、用いる紫外線吸収剤はベンゾトリアゾール系化合物であることが好ましく(請求項2)、ラジカル重合可能な官能基は(メタ)アクリル系官能基であることが好ましい(請求項3)。従って、本発明に係る紫外線吸収剤はラジカル重合可能な(メタ)アクリル系官能基を2個以上有することが好ましい(請求項4)。
また、ハードコート層は紫外線硬化型樹脂組成物により形成され(請求項5)、この紫外線硬化型樹脂組成物は、重合開始剤として可視光波長域に吸収を有する化合物を含有することが好ましい(請求項6)。この可視光波長域に吸収を有する化合物としては、波長405nmの吸光係数が1×10ml/gcm以上である化合物(請求項7)、特にホスフィンオキサイド系化合物であることが好ましい(請求項8)。
本発明の耐候性ハードコートフィルムは、請求項1ないし8のいずれか1項において、前記基材フィルムのハードコート層形成面と反対側の面に近赤外線吸収層を有することが好ましい(請求項9)。
以下に本発明の耐候性ハードコートフィルム及びフィルム強化ガラスの実施の形態を詳細に説明する。なお、本発明において、「(メタ)アクリル」とは「アクリル」と「メタクリル」の両方を指す。
本発明の耐候性ハードコートフィルムは、基材フィルム上に、ラジカル重合性化合物の紫外線吸収剤を含むハードコート層が形成されたものである。
この紫外線吸収剤としては、ラジカル重合可能な(メタ)アクリル系官能基を、好ましくは2個以上有する化合物であることが好ましく、その(メタ)アクリル系官能基を導入するベースとなる化合物としては、ベンゾトリアゾール系化合物、ベンゾフェノン系化合物、ヒドロキシベンゾエート系化合物等の1種又は2種以上を用いることができる。
ベンゾトリアゾール系化合物としては、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3’−5’ジ−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール等が例示される。
ベンゾフェノン系化合物としては、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−n−オクチルオキシベンゾフェノン等が例示される。
ヒドロキシベンゾエート系化合物としては、フェニルサルシレート、4−t−ブチルフェニルサルシレート、2,5−t−ブチル−4−ヒドロキシ安息香酸n−ヘキサデシルエステル、2,4−ジ−t−ブチルフェニル−3’,5−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシベンゾエート等が例示される。
これらの中でも、ベンゾトリアゾール系化合物が好適である。
従って、本発明で用いる紫外線吸収剤は、特に、(メタ)アクリル変性ベンゾトリアゾール系化合物であることが好ましい。
ハードコート層は、特に上述のラジカル重合性化合物よりなる紫外線吸収剤を含む紫外線硬化型樹脂組成物を基板フィルムに塗布して、紫外線を照射することにより成膜された層であることが好ましい。
この場合の樹脂成分としては、ハードコート処理に適した低分子量且つ多官能な樹脂であれば、特に限定されるものではなく、例えばエチレン性二重結合を複数有するウレタンオリゴマー、ポリエステルオリゴマー又はエポキシオリゴマー等のオリゴマー、ペンタエリスリトールテトラアクリレート(PETA)、ペンタエリスリトールテトラメタアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(DPEHA)等の一官能又は多官能オリゴマーが好ましい。
紫外線硬化型樹脂組成物はこれらのオリゴマー、必要により反応性稀釈剤、紫外光波長域に吸収を有する化合物よりなる光重合開始剤から一般に構成される。
紫外光波長域に吸収を有する化合物よりなる光重合開始剤の例としては、ベンゾイン、ベンゾフェノン、ベンゾイルメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、ジベンジル、5−ニトロアセナフテン、ヘキサクロロシクロペンタジエン、p−ニトロジフェニル、p−ニトロアニリン、2,4,6−トリニトロアニリン、1,2−ベンズアントラキノン、3−メチル−1,3−ジアザ−1,9−ベンズアンスロン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン等を挙げることができる。
オリゴマー、反応性稀釈剤及び光重合開始剤は、それぞれ1種用いても良く、2種以上組み合わせて用いてもよい。
反応性稀釈剤の含有量は、樹脂成分100重量部に対して0〜10重量部が一般的であり、0〜5重量部が好ましい。光重合開始剤の含有量は、樹脂成分100重量部に対して5重量部以下、特に3〜4重量部が好ましい。
ハードコート層中の紫外線吸収剤の含有量は、用いる紫外線吸収剤の種類、要求されるハードコート層の耐候(光)性によっても異なるが、通常、(メタ)アクリル変性ベンゾトリアゾール系化合物等の紫外線吸収剤は樹脂成分100重量部に対して5〜40重量部程度含有させることが好ましい。
紫外線吸収剤の配合量が少な過ぎると十分な耐候(光)性を得ることができず、多過ぎるとハードコート層の透明性が損なわれ、好ましくない。
ところで、紫外線硬化型樹脂組成物がこのような紫外線吸収剤を含むと、この紫外線吸収剤が紫外線を吸収することにより、ハードコート層形成時の紫外線硬化型樹脂組成物の紫外線硬化を阻害する。紫外線の照射量を多くすることにより、紫外線硬化を促進させることは可能であるが、本発明においては、このような紫外線吸収剤による紫外線硬化阻害を防止するために、紫外線硬化型樹脂組成物中に可視光波長域に吸収を有する化合物、特に波長380〜440nmに吸収を有する化合物を配合しておくことが好ましい。
この、波長400nmに吸収を有する化合物は、好ましくは波長405nmの吸光係数が1×10ml/gcm以上である化合物(以下「可視光吸収性化合物」と称す場合がある)であり、例えばホスフィンオキサイド化合物やアシルホスフィンオキサイド化合物などの1種又は2種以上が挙げられる。なお、この吸光係数は、メタノール又はCHCN溶媒に溶解させて測定した値である。
ホスフィンオキサイド化合物としては、トリエチルホスフィンオキサイド、トリn−プロピルホスフィンオキサイド、トリn−ブチルホスフィンオキサイド、トリn−ヘキシルホスフィンオキサイド、トリn−オクチルホスフィンオキサイド、トリn−シクロヘキシルホスフィンオキサイド、トリス(3−ヒドロキシプロピル)ホスフィンオキサイド、トリフェニルホスフィンオキサイド等を用いることができる。
アシルホスフィンオキサイド化合物としては、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド、2,6−ジメトキシベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド、2,6−ジクロロベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド、2,3,5,6−テトラメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド、2,6−ジメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド、4−メチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド、4−エチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド、4−イソプロピルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド、1−メチルシクロヘキサノイルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルホスフィンオキサイド、2,4,6−トリメチルベンゾイルフェニルホスフィン酸メチルエステル、2,4,6−トリメチルベンゾイルフェニルホスフィン酸イソプロピルエステル、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチルペンチルホスフィンオキサイド等を用いることができる。
このような可視光吸収性化合物の配合量は樹脂成分100重量部に対して0.1〜5重量部、特に0.3〜3重量部とすることが好ましい。この可視光吸収性化合物の配合量が少な過ぎると硬化を円滑に促進させることができず、多過ぎると耐光性に悪影響が出る。
本発明に係るハードコート層には、更に光安定剤を配合しても良く、光安定剤を配合することにより、ハードコート層の耐候(光)性をより一層向上させることができる。
この場合、光安定剤としては、ヒンダードアミン系光安定剤を好適に用いることができ、ヒンダードアミン系光安定剤としては、例えば、チヌビン123、チヌビン292,チヌビン144〔以上いずれもチバ・スペシャリティ・ケミカル社製〕;MARK LA−57,LA−62,LA−67,LA−63,LA−68〔以上いずれもアデカアーガス化学(株)製〕;サノールLS−770,LS−765,LS−292,LS−2626,LS−1114,LS−744〔以上いずれも三共ライフテック(株)製〕などが挙げられる。
光安定剤は、ハードコート層の樹脂成分100重量部に対して0.1〜10重量部用いることが好ましい。
本発明に係るハードコート層の硬度は鉛筆硬度でHB以上、特に2H以上であることが好ましい。
また、このハードコート層の厚さは、耐候性ハードコートフィルムの用途による要求特性により適宜決定されるが、通常の場合、0.1〜20μm、特に1〜15μm程度であることが好ましい。
このようなハードコート層が形成される基材フィルムを構成する樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタラート、ポリエチレンブチラート等を挙げることができ、特に強度に優れたPETが好ましい。
この基材フィルムの厚さは、通常0.1〜2mm、好ましくは0.5〜1mmの範囲とされる。
本発明の耐候性ハードコートフィルムは、このような基材フィルム上に前述のハードコート層が形成されたものであるが、ハードコート層以外のフィルム構成層としては、低屈折率層、高屈折率層、近赤外線吸収層、調色層等が挙げられ、本発明の耐候性ハードコートフィルムは、例えば、次のような層構成とすることができる。
高屈折率層/ハードコート層/基材フィルム
低屈折率層/ハードコート層/基材フィルム
高屈折率層/ハードコート層/基材フィルム/近赤外線吸収層
低屈折率層/ハードコート層/基材フィルム/近赤外線吸収層
本発明のフィルム強化ガラスは、このような本発明の耐候性ハードコートフィルムの基材フィルムに対してハードコート層とは反対側の面にガラス板を接着してなるものである。
ガラス板としては、通常珪酸塩ガラスよりなるものが用いられる。ガラス板の厚さは、耐候性ハードコートフィルムの用途等により異なり、例えば、自動車のサイドガラス及び嵌め込みガラスに使用する場合、フロントガラスのように厚くする必要はなく、1〜10mmが一般的であり、3〜5mmが好ましい。このガラス板は、化学的に、或いは熱的に強化させたものであることが好ましい。また、このガラス板の表面(耐候性ハードコートフィルムとの接着面とは反対側)には、金属及び/又は金属酸化物からなる透明の導電層を設けても良い。
耐候性ハードコートフィルムとガラス板との接着に用いられる接着樹脂としては、特に限定されるものではないが、好適な例として、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリビニルアセタール系樹脂(例えば、ポリビニルホルマール、ポリビニルブチラール(PVB樹脂)、変性PVB)、塩化ビニル樹脂を挙げることができる。特にEVA及びPVBが好ましい。
EVAは、酢酸ビニル含有率が10〜50重量%、特に15〜40重量%であることが好ましい。この酢酸ビニル含有率が、10重量%未満であると、高温で架橋硬化させる場合に得られる樹脂の透明度が充分でなく、逆に50重量%を超えると防犯用ガラスにした場合の耐衝撃性、耐貫通性が不足する傾向となる。
接着に使用されるEVA樹脂組成物は、可塑剤、有機過酸化物、接着向上剤等の種々の添加剤を含有させることができる。
可塑剤としては、特に限定されるものではないが、一般に多塩基酸のエステル、多価アルコールのエステルが使用される。その例としては、ジオクチルフタレート、ジヘキシルアジペート、トリエチレングリコール−ジ−2−エチルブチレート、ブチルセバケート、テトラエチレングリコールジヘプタノエート、トリエチレングリコールジペラルゴネートを挙げることができる。可塑剤は1種用いても良く、2種以上組み合わせて使用しても良い。可塑剤の含有量は、EVA樹脂100重量部に対して5重量部以下の範囲が好ましい。
上記EVA樹脂組成物は、ガラス板とハードコートフィルムとの接着性調整剤として有機過酸化物を一般に含有している。有機過酸化物を含有する樹脂組成物は、加熱により硬化性が向上しているので、得られる接着樹脂層の膜強度も向上する。
有機過酸化物としては、100℃以上の温度で分解してラジカルを発生するものであれば、どのようなものでも使用することができる。有機過酸化物は、一般に、成膜温度、組成物の調整条件、硬化(貼り合わせ)温度、被着体の耐熱性、貯蔵安定性を考慮して選択される。特に、半減期10時間の分解温度が70℃以上のものが好ましい。
この有機過酸化物の例としては、2,5−ジメチルヘキサン−2,5−ジハイドロパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン−3−ジ−t−ブチルパーオキサイド、t−ブチルクミルパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、ジクミルパーオキサイド、α,α’−ビス(t−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、n−ブチル−4,4−ビス(t−ブチルパーオキシ)バレレート、2,2−ビス(t−ブチルパーオキシ)ブタン、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、t−ブチルパーオキシベンゾエート、ベンゾイルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシアセテート、メチルエチルケトンパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン、メチルエチルケトンパーオキサイド、2,5−ジメチルヘキシル−2,5−ビスパーオキシベンゾエート、t−ブチルハイドロパーオキサイド、p−メンタンハイドロパーオキサイド、p−クロロベンゾイルパーオキサイド、ヒドロキシヘプチルパーオキサイド、クロロヘキサノンパーオキサイド、オクタノイルパーオキサイド、デカノイルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド、クミルパーオキシオクトエート、コハク酸パーオキサイド、アセチルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシ(2−エチルヘキサノエート)、m−トルオイルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシイソブチレーオ及び2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイドを挙げることができる。有機過酸化物は1種使用しても良く、2種以上組み合わせて使用しても良い。有機過酸化物の含有量は、EVA樹脂100重量部に対して0.1〜5重量部の範囲が好ましい。
EVA樹脂を光で架橋する場合、上記過酸化物の代わりに光増感剤(光重合開始剤)が通常EVA樹脂100重量部に対して5重量部以下、好ましくは0.1〜5.0重量部使用される。上記光重合開始剤の例としては、ベンゾイン、ベンゾフェノン、ベンゾイルメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、ジベンジル、5−ニトロアセナフテン、ヘキサクロロシクロペンタジエン、p−ニトロジフェニル、p−ニトロアニリン、2,4,6−トリニトロアニリン、1,2−ベンズアントラキノン、3−メチル−1,3−ジアザ−1,9−ベンズアンスロン等を挙げることができる。これらは単独で、又は2種以上組み合わせて使用することができる。
接着樹脂には、接着層の種々の物性(機械的強度、接着性、透明性等の光学的特性、耐熱性、耐光性、架橋速度等)の改良あるいは調整、特に機械的強度の改良のため、アクリロキシ基含有化合物、メタクリロキシ基含有化合物及び/又はエポキシ基含有化合物等を含んでいることが好ましい。
使用するアクリロキシ基含有化合物及びメタクリロキシ基含有化合物としては、一般にアクリル酸あるいはメタクリル酸誘導体であり、例えばアクリル酸あるいはメタクリル酸のエステルやアミドを挙げることができる。エステル残基の例としては、メチル、エチル、ドデシル、ステアリル、ラウリル等の直鎖状のアルキル基、シクロヘキシル基、テトラヒドルフルフリル基、アミノエチル基、2−ヒドロキシエチル基、3−ヒドロキシプロピル基、3−クロロ−2−ヒドロキシプオピル基を挙げることができる。また、エチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等の多価アルコールとアクリル酸あるいはメタクリル酸のエステルも挙げることができる。
アミドの例としては、ジアセトンアクリルアミドを挙げることができる。
多官能化合物としては、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等に複数のアクリル酸あるいはメタクリル酸をエステル化したエステルも挙げることができる。
エポキシ含有化合物としては、トリグリシジルトリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、アリルグリシジルエーテル、2−エチルヘキシルグリシジルエーテル、フェニルグリシジルエーテル、フェノール(エチレンオキシ)5グリシジルエーテル、p−t−ブチルフェニルグリシジルエーテル、アジピン酸ジグリシジルエステル、フタル酸ジグリシジルエステル、グリシジルメタクリレート、ブチルグリシジルエーテルを挙げることができる。
また、EVA樹脂組成物には、ガラス板とハードコートフィルムとの接着力をさらに高めるために、接着向上剤として、シランカップリング剤を添加することができる。
このシランカップリング剤の例として、γ−クロロプロピルメトキシシラン、ビニルエトキシシラン、ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリアセトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、ビニルトリクロロシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシランを挙げることができる。これらシランカップリング剤は、単独で使用しても、又は2種以上組み合わせて使用しても良い。また上記化合物の含有量は、EVA樹脂100重量部に対して5重量部以下であることが好ましい。
一方、ガラス板とハードコートフィルムの接着に使用することができるPVB樹脂は、ポリビニルアセタール単位が70〜95重量%、ポリ酢酸ビニル単位が1〜15重量%で、平均重合度が200〜3000、好ましくは300〜2500であるものが好ましく、PVB樹脂は可塑剤を含む樹脂組成物として使用される。
PVB樹脂組成物の可塑剤としては、一塩基酸エステル、多塩基酸エステル等の有機系可塑剤や燐酸系可塑剤が挙げられる。
一塩基酸エステルとしては、酪酸、イソ酪酸、カプロン酸、2−エチル酪酸、ヘプタン酸、n−オクチル酸、2−エチルヘキシル酸、ペラルゴン酸(n−ノニル酸)、デシル酸等の有機酸とトリエチレングリコールとの反応によって得られるエステルが好ましく、より好ましくは、トリエチレン−ジ−2−エチルブチレート、トリエチレングリコール−ジ−2−エチルヘキソエート、トリエチレングリコール−ジ−カプロネート、トリエチレングリコール−ジ−n−オクトエート等である。なお、上記有機酸とテトラエチレングリコール又はトリプロピレングリコールとのエステルも使用可能である。
多塩基酸エステル系可塑剤としては、例えば、アジピン酸、セバチン酸、アゼライン酸等の有機酸と炭素数4〜8の直鎖状又は分岐状アルコールとのエステルが好ましく、より好ましくは、ジブチルセバケート、ジオクチルアゼレート、ジブチルカルビトールアジペート等が挙げられる。
燐酸系可塑剤としては、トリブトキシエチルフォスフェート、イソデシルフェニルフォスフェート、トリイソプロピルフォスフェート等が挙げられる。
PVB樹脂組成物において、可塑剤の量が少ないと成膜性が低下し、多いと耐熱時の持久性等が損なわれるため、PVB樹脂100重量部に対して可塑剤を5〜50重量部、好ましくは10〜40重量部とする。
ガラス板とハードコートフィルムの接着のための接着樹脂層は、例えば、上記接着用樹脂組成物を通常の押出成形、カレンダー成形等によりシート状物を得る方法により製造することができる。また、上記樹脂組成物を溶剤に溶解させ、この溶液を適当な塗布機(コーター)で適当な支持体上に塗布、乾燥して塗膜を形成することにより接着樹脂層用シート状物を得ることもできる。
この接着樹脂層の厚さが薄いと、フィルム強化ガラスの耐貫通強度が低下し、また厚いと透明度が低下する。接着樹脂層の厚さは、耐候性ハードコートフィルムの用途に応じて適宜決定されるが、例えば自動車のサイドガラス及び嵌め込みガラスの場合、接着樹脂層の厚さは0.1〜10mmの範囲内が一般的であり、0.3〜3mmの範囲内が好ましい。
本発明のフィルム強化ガラスを製造するには、まず、接着樹脂層用シートを成膜し、ガラス板、接着樹脂層用シート、本発明の耐候性ハードコートフィルムの順で積層し、この積層体を脱気した後、加熱下に押圧してガラス板とハードコートフィルムとを接着樹脂層により接着一体化する。
以下に実施例及び比較例を挙げて本発明をより具体的に説明する。
実施例1
多官能アクリレート(日本化薬製DPHA)100重量部、アクリル変性ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤15重量部、メチルエチルケトン50重量部、トルエン50重量部、光重合開始剤(チバ・スペシャリティ・ケミカル社製「イルガキュア184」1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン)3重量部、可視光吸収性化合物(ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルホスフィンオキサイド)1重量部を混合してハードコート層用塗布液を調製し、この塗布液を厚さ100μmのPETフィルムに塗布して紫外線を照射することにより、厚さ4μmのハードコート層を形成した。
このハードコート層付きPETフィルムについて、下記評価を行い、結果を表1に示した。
<鉛筆硬度>
JIS−K5400に従って、ハードコート層の鉛筆硬度を測定した。
<耐候(光)性の評価>
フュードメーター(スガ試験器製)で200時間紫外線を照射した後、ハードコート層の外観;PETフィルムに対する密着性を調べた。なお、密着性は碁盤目剥離試験により調べ、残存するマス目の割合で表した。
比較例1
アクリル変性ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤15重量部の代りにベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤(チバ・スペシャリティ・ケミカル社製「チヌビンPS」2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール)10重量部を配合したこと以外は同様にしてハードコート層を形成し、同様に評価を行って、結果を表1に示した。
比較例2
比較例1において、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤(チバ・スペシャリティ・ケミカル社製「チヌビンPS」2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール)の配合量を5重量部としたこと以外は、同様にしてハードコート層を形成し、同様に評価を行って、結果を表1に示した。
Figure 2007230093
表1より、ハードコート層に配合する紫外線吸収剤としてラジカル重合性化合物を用いることにより、紫外線吸収剤を多量配合してもハードコート層の硬度を高く維持することができ、紫外線吸収能に優れかつ高硬度なハードコート層を形成することができることが分かる。これに対して、ラジカル重合可能な官能基を有さない紫外線吸収剤を多量配合した比較例1では、耐候性には優れるものの硬度が損なわれ、この紫外線吸収剤の配合量を低減した比較例2では、硬度は維持し得るものの、耐候性が劣るものとなる。

Claims (10)

  1. 基材フィルム上に、紫外線吸収剤を含むハードコート層が形成されてなるハードコートフィルムであって、該紫外線吸収剤がラジカル重合可能な官能基を有する化合物であることを特徴とする耐候性ハードコートフィルム。
  2. 請求項1において、前記紫外線吸収剤がベンゾトリアゾール系化合物であることを特徴とする耐候性ハードコートフィルム。
  3. 請求項1又は2において、前記ラジカル重合可能な官能基が(メタ)アクリル系官能基であることを特徴とする耐候性ハードコートフィルム。
  4. 請求項3において、前記紫外線吸収剤が前記(メタ)アクリル系官能基を2個以上有することを特徴とする耐候性ハードコートフィルム。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項において、前記ハードコート層が紫外線硬化型樹脂組成物により形成されることを特徴とする耐候性ハードコートフィルム。
  6. 請求項5において、前記紫外線硬化型樹脂組成物が、重合開始剤として可視光波長域に吸収を有する化合物を含有することを特徴とする耐候性ハードコートフィルム。
  7. 請求項6において、前記可視光波長域に吸収を有する化合物が、波長405nmの吸光係数が1×10ml/gcm以上である化合物であることを特徴とする耐候性ハードコートフィルム。
  8. 請求項6又は7において、前記可視光波長域に吸収を有する化合物がホスフィンオキサイド系化合物であることを特徴とする耐候性ハードコートフィルム。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項において、前記基材フィルムのハードコート層形成面と反対側の面に近赤外線吸収層を有することを特徴とする耐候性ハードコートフィルム。
  10. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載の耐候性ハードコートフィルムのハードコート層形成面と反対側の面をガラス板に接着してなるフィルム強化ガラス。
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