JP5092233B2 - フィルム強化ガラス - Google Patents

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Description

本発明は、自動車、鉄道車両、ビル、ショーケース等に使用される耐衝撃性、耐貫通性等に優れたフィルム強化ガラスに係り、特に耐候(光)性が改善されたフィルム強化ガラスに関する。
自動車、鉄道車両、ビル、ショーケース等に使用される耐衝撃性、耐貫通性等に優れたフィルム強化ガラスとして、従来、1枚のガラス板に、接着樹脂層を介して有機樹脂フィルムを積層接着してなるフィルム強化ガラスが提供されている(例えば、特許文献1,2,3等)。
このフィルム強化ガラスの有機樹脂フィルムの表面(ガラス板との接着面とは反対側の面)には、耐傷付き性、耐久性の向上を目的としてハードコート層が形成されている。従来、有機樹脂フィルム表面のハードコート層は、一般に、ガラス板に有機樹脂フィルムを積層接着一体化した後、この有機樹脂フィルム表面に、ハードコート層形成用の紫外線硬化型樹脂組成物を塗布し、この塗膜に紫外線を照射して硬化させることにより形成されている。
特開2002−79610号公報 特開2002−46217号公報 特開2002−180019号公報
このような1枚のガラス板を有機樹脂フィルムで強化してなるフィルム強化ガラスは、特に自動車のサイドガラス等として広く用いられているが、このような屋外用の用途においては、耐候性、特に耐光性が要求される。
しかし、通常のハードコート層は、主に屋内仕様であり、耐候(光)性は付与されていない。
このため、従来のフィルム強化ガラスでは、経時使用により、ハードコート層が黄変したり、ハードコート層にクラックなどの紫外線劣化が発生し、フィルム強化ガラスの外観、性能が著しく損なわれるという欠点があった。
従って、本発明は、ガラス板に、接着樹脂層を介して有機樹脂フィルムを積層接着してなるフィルム強化ガラスであって、有機樹脂フィルムの表面に形成されたハードコート層の耐候(光)性が改善されたフィルム強化ガラスを提供することを目的とする。
本発明(請求項1)のフィルム強化ガラスは、ガラス板と有機樹脂フィルムとを接着樹脂層を介して積層接着してなるフィルム強化ガラスであって、該有機樹脂フィルムの表面にハードコート層が形成されているフィルム強化ガラスにおいて、該ハードコート層が紫外線吸収剤と可視光吸収性化合物を含み、該ハードコート層が紫外線硬化型樹脂組成物により形成され、該紫外線硬化型樹脂組成物が、光重合開始剤である、紫外光波長域に吸収を有する化合物を含有し、該紫外線吸収剤がベンゾトリアゾール系化合物であり、該可視光吸化合物がホスフィンオキサイド系化合物であり、前記ハードコート層が光安定剤を含み、前記光安定剤がヒンダードアミン系光安定剤であることを特徴とする。
求項のフィルム強化ガラスは、請求項1において、前記ハードコート層中の紫外線吸収剤の含有量がハードコート層の樹脂成分100重量部に対して5〜40重量部であることを特徴とする。
請求項3のフィルム強化ガラスは、請求項1又は2において、前記紫外線硬化型樹脂組成物中の可視光吸化合物の含有量が樹脂成分100重量部に対して0.1〜5重量部であることを特徴とする。
請求項のフィルム強化ガラスは、請求項1ないしのいずれか1項において、前記紫外線硬化型樹脂組成物中の紫外光波長域に吸収を有する化合物の含有量が樹脂成分100重量部に対して3〜4重量部であることを特徴とする。
請求項5のフィルム強化ガラスは、請求項1ないし4のいずれか1項において、前記ハードコート層中の光安定剤の含有量がハードコート層の樹脂成分100重量部に対して0.1〜10重量部であることを特徴とする。
本発明のフィルム強化ガラスは、有機樹脂フィルム表面のハードコート層が紫外線吸収剤を含むため、耐候(光)性に優れ、長期間の屋外使用による紫外線劣化の問題はなく、良好な外観、性能を長期に亘り維持することができる。
本発明に係るハードコート層は更に光安定剤を含、光安定剤は、ヒンダードアミン系光安定剤である
以下に本発明のフィルム強化ガラスの実施の形態を詳細に説明する。
本発明のフィルム強化ガラスは、ガラス板に接着樹脂層を介して有機樹脂フィルムを積層接着してなり、この有機樹脂フィルムの表面に形成されたハードコート層が紫外線吸収剤を含むことを特徴とする。
まず、本発明に係るハードコート層について説明する。
本発明に係るハードコート層に含有される紫外線吸収剤としては、無機微粒子又は有機系紫外線吸収剤が挙げられる。
無機微粒子としては、平均粒径100nm以下、例えば10〜100nm程度の酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化鉄、硫酸バリウム微粒子などの1種又は2種以上を用いることができる。無機微粒子はハードコート層の硬度向上にも有効であり、無機微粒子を配合することにより、ハードコート層を鉛筆硬度H以上の高硬度ハードコート層とすることができる。
有機系紫外線吸収剤としては、ベンゾトリアゾール系化合物、ベンゾフェノン系化合物、ヒドロキシベンゾエート系化合物等の1種又は2種以上を用いることができる。
ベンゾトリアゾール系化合物としては、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3’−5’ジ−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール等が例示される。
ベンゾフェノン系化合物としては、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−n−オクチルオキシベンゾフェノン等が例示される。
ヒドロキシベンゾエート系化合物としては、フェニルサルシレート、4−t−ブチルフェニルサルシレート、2,5−t−ブチル−4−ヒドロキシ安息香酸n−ヘキサデシルエステル、2,4−ジ−t−ブチルフェニル−3’,5−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシベンゾエート等が例示される。
これらの中でも、ベンゾトリアゾール系化合物が好適である。
ハードコート層は、特に上述の紫外線吸収剤を含む紫外線硬化型樹脂組成物を有機樹脂フィルムに塗布して、紫外線を照射することにより成膜された層であることが好ましい。
この場合の樹脂成分としては、ハードコート処理に適した低分子量且つ多官能な樹脂であれば、特に限定されるものではなく、例えばエチレン性二重結合を複数有するウレタンオリゴマー、ポリエステルオリゴマー又はエポキシオリゴマー等のオリゴマー、ペンタエリスリトールテトラアクリレート(PETA)、ペンタエリスリトールテトラメタアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(DPEHA)等の一官能又は多官能オリゴマーが好ましい。
紫外線硬化型樹脂組成物はこれらのオリゴマー、必要により反応性稀釈剤、紫外光波長域に吸収を有する化合物よりなる光重合開始剤から一般に構成される。紫外光波長域に吸収を有する化合物よりなる光重合開始剤の例としては、ベンゾイン、ベンゾフェノン、ベンゾイルメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、ジベンジル、5−ニトロアセナフテン、ヘキサクロロシクロペンタジエン、p−ニトロジフェニル、p−ニトロアニリン、2,4,6−トリニトロアニリン、1,2−ベンズアントラキノン、3−メチル−1,3−ジアザ−1,9−ベンズアンスロン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン等を挙げることができる。
オリゴマー、反応性稀釈剤及び光重合開始剤は、それぞれ1種用いても良く、2種以上組み合わせて用いてもよい。
反応性稀釈剤の含有量は、樹脂成分100重量部に対して0〜10重量部が一般的であり、0〜5重量部が好ましい。光重合開始剤の含有量は、樹脂成分100重量部に対して5重量部以下、特に3〜4重量部が好ましい。
ハードコート層中の紫外線吸収剤の含有量は、用いる紫外線吸収剤の種類、要求されるハードコート層の耐候(光)性によっても異なるが、通常、無機微粒子であれば、ハードコート層の樹脂成分100重量部に対して20〜100重量部程度、有機系紫外線吸収剤であれば5〜40重量部程度含有させることが好ましい。なお、無機微粒子と有機系紫外線吸収剤とを併用しても良く、この場合には無機微粒子10〜40重量部と有機系紫外線吸収剤3〜20重量部とで、合計で樹脂成分100重量部に対して10〜60重量部程度となるように配合することが好ましい。
いずれの場合も、紫外線吸収剤の配合量が少な過ぎると十分な耐候(光)性を得ることができず、多過ぎるとハードコート層の硬度が低下したり、透明性が損なわれるなど、好ましくない。
ところで、紫外線硬化型樹脂組成物がこのような紫外線吸収剤を含むと、この紫外線吸収剤が紫外線を吸収することにより、ハードコート層形成時の紫外線硬化型樹脂組成物の紫外線硬化を阻害する。紫外線の照射量を多くすることにより、紫外線硬化を促進させることは可能であるが、本発明においては、このような紫外線吸収剤による紫外線硬化阻害を防止するために、紫外線硬化型樹脂組成物中に可視光波長域に吸収を有する化合物、特に波長380〜440nmに吸収を有する化合物を配合しておく。
この、波長400nmに吸収を有する化合物は、好ましくは波長405nmの吸光係数が1×10ml/gcm以上である化合物(以下「可視光吸収性化合物」と称す場合がある)であり、例えばホスフィンオキサイド化合物やアシルホスフィンオキサイド化合物などの1種又は2種以上が挙げられる。なお、この吸光係数は、メタノール又はCHCN溶媒に溶解させて測定した値である。
ホスフィンオキサイド化合物としては、トリエチルホスフィンオキサイド、トリn−プロピルホスフィンオキサイド、トリn−ブチルホスフィンオキサイド、トリn−ヘキシルホスフィンオキサイド、トリn−オクチルホスフィンオキサイド、トリn−シクロヘキシルホスフィンオキサイド、トリス(3−ヒドロキシプロピル)ホスフィンオキサイド、トリフェニルホスフィンオキサイド等を用いることができる。
アシルホスフィンオキサイド化合物としては、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド、2,6−ジメトキシベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド、2,6−ジクロロベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド、2,3,5,6−テトラメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド、2,6−ジメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド、4−メチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド、4−エチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド、4−イソプロピルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド、1−メチルシクロヘキサノイルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルホスフィンオキサイド、2,4,6−トリメチルベンゾイルフェニルホスフィン酸メチルエステル、2,4,6−トリメチルベンゾイルフェニルホスフィン酸イソプロピルエステル、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチルペンチルホスフィンオキサイド等を用いることができる。
このような可視光吸収性化合物の配合量は樹脂成分100重量部に対して0.1〜5重量部、特に0.3〜3重量部とすることが好ましい。この可視光吸収性化合物の配合量が少な過ぎると硬化を円滑に促進させることができず、多過ぎると耐光性に悪影響が出る。
本発明に係るハードコート層には、更に光安定剤を配合する。光安定剤を配合することにより、ハードコート層の耐候(光)性をより一層向上させることができる。
この場合、光安定剤としては、ヒンダードアミン系光安定剤を用いるヒンダードアミン系光安定剤としては、例えば、チヌビン123、チヌビン292,チヌビン144〔以上いずれもチバ・スペシャリティ・ケミカル社製〕;MARK LA−57,LA−62,LA−67,LA−63,LA−68〔以上いずれもアデカアーガス化学(株)製〕;サノールLS−770,LS−765,LS−292,LS−2626,LS−1114,LS−744〔以上いずれも三共ライフテック(株)製〕などが挙げられる。
光安定剤は、ハードコート層の樹脂成分100重量部に対して0.1〜10重量部用いることが好ましい。
本発明に係るハードコート層の硬度は鉛筆硬度でHB以上、特に2H以上であることが好ましい。
また、このハードコート層の厚さは、フィルム強化ガラスの用途による要求特性により適宜決定されるが、通常の場合、0.1〜20μm、特に1〜15μm程度であることが好ましい。
次に、このようなハードコート層が有機樹脂フィルムの表面に形成された本発明のフィルム強化ガラスのハードコート層以外の構成について説明する。
本発明のフィルム強化ガラスは、1枚のガラス板に接着樹脂層を介して有機樹脂フィルムが積層接着されたものである。
ガラス板としては、通常珪酸塩ガラスよりなるものが用いられる。ガラス板の厚さは、フィルム強化ガラスの用途等により異なり、例えば、自動車のサイドガラス及び嵌め込みガラスに使用する場合、フロントガラスのように厚くする必要はなく、1〜10mmが一般的であり、3〜5mmが好ましい。このガラス板は、化学的に、或いは熱的に強化させたものであることが好ましい。また、このガラス板の表面(有機樹脂フィルムとの接着面とは反対側)には、金属及び/又は金属酸化物からなる透明の導電層を設けても良い。
有機樹脂フィルムを構成する樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタラート、ポリエチレンブチラート等を挙げることができ、特に強度に優れたPETが好ましい。
この有機樹脂フィルムの厚さは、通常0.1〜2mm、好ましくは0.5〜1mmの範囲とされる。
接着樹脂層に用いられる接着樹脂としては、特に限定されるものではないが、好適な例として、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリビニルアセタール系樹脂(例えば、ポリビニルホルマール、ポリビニルブチラール(PVB樹脂)、変性PVB)、塩化ビニル樹脂を挙げることができる。特にEVA及びPVBが好ましい。
EVAは、酢酸ビニル含有率が10〜50重量%、特に15〜40重量%であることが好ましい。この酢酸ビニル含有率が、10重量%未満であると、高温で架橋硬化させる場合に得られる樹脂の透明度が充分でなく、逆に50重量%を超えると防犯用ガラスにした場合の耐衝撃性、耐貫通性が不足する傾向となる。
接着樹脂層に使用されるEVA樹脂組成物は、可塑剤、有機過酸化物、接着向上剤等の種々の添加剤を含有させることができる。
可塑剤としては、特に限定されるものではないが、一般に多塩基酸のエステル、多価アルコールのエステルが使用される。その例としては、ジオクチルフタレート、ジヘキシルアジペート、トリエチレングリコール−ジ−2−エチルブチレート、ブチルセバケート、テトラエチレングリコールジヘプタノエート、トリエチレングリコールジペラルゴネートを挙げることができる。可塑剤は1種用いても良く、2種以上組み合わせて使用しても良い。可塑剤の含有量は、EVA樹脂100重量部に対して5重量部以下の範囲が好ましい。
上記EVA樹脂組成物は、ガラス板と有機樹脂フィルムとの接着性調整剤として有機過酸化物を一般に含有している。有機過酸化物を含有する樹脂組成物は、加熱により硬化性が向上しているので、得られる接着樹脂層の膜強度も向上する。
有機過酸化物としては、100℃以上の温度で分解してラジカルを発生するものであれば、どのようなものでも使用することができる。有機過酸化物は、一般に、成膜温度、組成物の調整条件、硬化(貼り合わせ)温度、被着体の耐熱性、貯蔵安定性を考慮して選択される。特に、半減期10時間の分解温度が70℃以上のものが好ましい。
この有機過酸化物の例としては、2,5−ジメチルヘキサン−2,5−ジハイドロパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン−3−ジ−t−ブチルパーオキサイド、t−ブチルクミルパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、ジクミルパーオキサイド、α,α’−ビス(t−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、n−ブチル−4,4−ビス(t−ブチルパーオキシ)バレレート、2,2−ビス(t−ブチルパーオキシ)ブタン、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、t−ブチルパーオキシベンゾエート、ベンゾイルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシアセテート、メチルエチルケトンパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン、メチルエチルケトンパーオキサイド、2,5−ジメチルヘキシル−2,5−ビスパーオキシベンゾエート、t−ブチルハイドロパーオキサイド、p−メンタンハイドロパーオキサイド、p−クロロベンゾイルパーオキサイド、ヒドロキシヘプチルパーオキサイド、クロロヘキサノンパーオキサイド、オクタノイルパーオキサイド、デカノイルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド、クミルパーオキシオクトエート、コハク酸パーオキサイド、アセチルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシ(2−エチルヘキサノエート)、m−トルオイルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシイソブチレーオ及び2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイドを挙げることができる。有機過酸化物は1種使用しても良く、2種以上組み合わせて使用しても良い。有機過酸化物の含有量は、EVA樹脂100重量部に対して0.1〜5重量部の範囲が好ましい。
EVA樹脂を光で架橋する場合、上記過酸化物の代わりに光増感剤(光重合開始剤)が通常EVA樹脂100重量部に対して5重量部以下、好ましくは0.1〜5.0重量部使用される。上記光重合開始剤の例としては、ベンゾイン、ベンゾフェノン、ベンゾイルメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、ジベンジル、5−ニトロアセナフテン、ヘキサクロロシクロペンタジエン、p−ニトロジフェニル、p−ニトロアニリン、2,4,6−トリニトロアニリン、1,2−ベンズアントラキノン、3−メチル−1,3−ジアザ−1,9−ベンズアンスロン等を挙げることができる。これらは単独で、又は2種以上組み合わせて使用することができる。
接着樹脂層は、膜の種々の物性(機械的強度、接着性、透明性等の光学的特性、耐熱性、耐光性、架橋速度等)の改良あるいは調整、特に機械的強度の改良のため、アクリロキシ基含有化合物、メタクリロキシ基含有化合物及び/又はエポキシ基含有化合物等を含んでいることが好ましい。
使用するアクリロキシ基含有化合物及びメタクリロキシ基含有化合物としては、一般にアクリル酸あるいはメタクリル酸誘導体であり、例えばアクリル酸あるいはメタクリル酸のエステルやアミドを挙げることができる。エステル残基の例としては、メチル、エチル、ドデシル、ステアリル、ラウリル等の直鎖状のアルキル基、シクロヘキシル基、テトラヒドルフルフリル基、アミノエチル基、2−ヒドロキシエチル基、3−ヒドロキシプロピル基、3−クロロ−2−ヒドロキシプオピル基を挙げることができる。また、エチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等の多価アルコールとアクリル酸あるいはメタクリル酸のエステルも挙げることができる。
アミドの例としては、ジアセトンアクリルアミドを挙げることができる。
多官能化合物としては、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等に複数のアクリル酸あるいはメタクリル酸をエステル化したエステルも挙げることができる。
エポキシ含有化合物としては、トリグリシジルトリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、アリルグリシジルエーテル、2−エチルヘキシルグリシジルエーテル、フェニルグリシジルエーテル、フェノール(エチレンオキシ)5グリシジルエーテル、p−t−ブチルフェニルグリシジルエーテル、アジピン酸ジグリシジルエステル、フタル酸ジグリシジルエステル、グリシジルメタクリレート、ブチルグリシジルエーテルを挙げることができる。
また、EVA樹脂組成物には、ガラス板と有機樹脂フィルムとの接着力をさらに高めるために、接着向上剤として、シランカップリング剤を添加することができる。
このシランカップリング剤の例として、γ−クロロプロピルメトキシシラン、ビニルエトキシシラン、ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリアセトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、ビニルトリクロロシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシランを挙げることができる。これらシランカップリング剤は、単独で使用しても、又は2種以上組み合わせて使用しても良い。また上記化合物の含有量は、EVA樹脂100重量部に対して5重量部以下であることが好ましい。
接着用樹脂として使用することができるPVB樹脂は、ポリビニルアセタール単位が70〜95重量%、ポリ酢酸ビニル単位が1〜15重量%で、平均重合度が200〜3000、好ましくは300〜2500であるものが好ましく、PVB樹脂は可塑剤を含む樹脂組成物として使用される。
PVB樹脂組成物の可塑剤としては、一塩基酸エステル、多塩基酸エステル等の有機系可塑剤や燐酸系可塑剤が挙げられる。
一塩基酸エステルとしては、酪酸、イソ酪酸、カプロン酸、2−エチル酪酸、ヘプタン酸、n−オクチル酸、2−エチルヘキシル酸、ペラルゴン酸(n−ノニル酸)、デシル酸等の有機酸とトリエチレングリコールとの反応によって得られるエステルが好ましく、より好ましくは、トリエチレン−ジ−2−エチルブチレート、トリエチレングリコール−ジ−2−エチルヘキソエート、トリエチレングリコール−ジ−カプロネート、トリエチレングリコール−ジ−n−オクトエート等である。なお、上記有機酸とテトラエチレングリコール又はトリプロピレングリコールとのエステルも使用可能である。
多塩基酸エステル系可塑剤としては、例えば、アジピン酸、セバチン酸、アゼライン酸等の有機酸と炭素数4〜8の直鎖状又は分岐状アルコールとのエステルが好ましく、より好ましくは、ジブチルセバケート、ジオクチルアゼレート、ジブチルカルビトールアジペート等が挙げられる。
燐酸系可塑剤としては、トリブトキシエチルフォスフェート、イソデシルフェニルフォスフェート、トリイソプロピルフォスフェート等が挙げられる。
PVB樹脂組成物において、可塑剤の量が少ないと成膜性が低下し、多いと耐熱時の持久性等が損なわれるため、PVB樹脂100重量部に対して可塑剤を5〜50重量部、好ましくは10〜40重量部とする。
接着樹脂層は、例えば、上記接着用樹脂組成物を通常の押出成形、カレンダー成形等によりシート状物を得る方法により製造することができる。また、上記樹脂組成物を溶剤に溶解させ、この溶液を適当な塗布機(コーター)で適当な支持体上に塗布、乾燥して塗膜を形成することにより接着樹脂層用シート状物を得ることもできる。
この接着樹脂層の厚さが薄いと、フィルム強化ガラスの耐貫通強度が低下し、また厚いと透明度が低下する。接着樹脂層の厚さは、フィルム強化ガラスの用途に応じて適宜決定されるが、例えば自動車のサイドガラス及び嵌め込みガラスの場合、接着樹脂層の厚さは0.1〜10mmの範囲内が一般的であり、0.3〜3mmの範囲内が好ましい。
本発明のフィルム強化ガラスを製造するには、まず、接着樹脂層用シートを成膜し、ガラス板、接着樹脂層用シート、有機樹脂フィルムの順で積層し、この積層体を脱気した後、加熱下に押圧してガラス板と有機樹脂フィルムとを接着樹脂層により接着一体化する。その後、有機樹脂フィルムの表面に前述の紫外線吸収剤を含む紫外線硬化型樹脂組成物を塗布して紫外線を照射することによりハードコート層を形成すれば良い。
以下に実施例及び比較例を挙げて本発明をより具体的に説明する。
なお、以下においては、フィルム強化ガラスとしてガラス板に一体化された有機樹脂フィルムではなく、ガラス板に接着されていない有機樹脂フィルム(PETフィルム)にハードコート層を形成してその特性の評価を行ったが、評価結果については、いずれも同等の結果となることは明らかである。
比較
多官能アクリレート(日本化薬製DPHA)100重量部、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤(チバ・スペシャリティ・ケミカル社製「チヌビンPS」2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール)10重量部、メチルエチルケトン50重量部、トルエン50重量部、光重合開始剤(チバ・スペシャリティ・ケミカル社製「イルガキュア184」1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン)3重量部、可視光吸収性化合物(ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルホスフィンオキサイド)1重量部を混合してハードコート層用塗布液を調製し、この塗布液を厚さ100μmのPETフィルムに塗布して紫外線を照射することにより、厚さ5μmのハードコート層を形成した。
このハードコート層付きPETフィルムについて、下記評価を行い、結果を表1に示した。
<鉛筆硬度>
JIS−K5400に従って、ハードコート層の鉛筆硬度を測定した。
<耐候(光)性の評価>
フュードメーター(スガ試験器製)で200時間又は1000時間紫外線を照射した後、ハードコート層の外観;PETフィルムに対する密着性を調べた。なお、密着性は碁盤目剥離試験により調べ、残存するマス目の割合で表した。
実施例
比較において、ハードコート層用塗布液に更にヒンダードアミン系光安定剤(チバ・スペシャリティ・ケミカル社製「チヌビン123」)を3重量部配合したこと以外は同様にしてハードコート層を形成し、同様に評価を行って、結果を表1に示した。
比較例1
比較において、ハードコート層用塗布液に、紫外線吸収剤と可視光吸収性化合物を配合しなかったこと以外は、同様にしてハードコート層を形成し、同様に評価を行って、結果を表1に示した。
比較例3
比較において、ハードコート層用塗布液に可視光吸収性化合物を配合しなかったこと以外は、同様にしてハードコート層を形成し、同様に評価を行って、結果を表1に示した。
Figure 0005092233
表1より、ハードコート層に紫外線吸収剤を配合することにより、ハードコート層の耐候(光)性を高めることができることができ、更に光安定剤を配合することにより、耐候(光)性をより高めることができることが分かる。
また、可視光吸収性化合物を配合することにより、紫外線吸収剤による硬化阻害を防止して高硬度のハードコート層を形成することができることが分かる。
本発明のフィルム強化ガラスは、耐衝撃性、耐貫通性に優れる上に耐候(光)性にも優れ、自動車の嵌め込みガラス、サイドガラス及びリヤガラス、鉄道車両、例えば普通車両、急行車両、特急車両及び寝台車両等の乗客出入り用開閉ドアの扉ガラス、窓ガラス及び室内ドアガラス、ビル等の建物における窓ガラス及び室内ドアガラス等、室内展示用ショーケース及びショーウィンド等、好ましくは自動車のサイド又はリヤガラス、鉄道車両の窓ガラス、特に自動車のドアガラスに有用である。

Claims (5)

  1. ガラス板と有機樹脂フィルムとを接着樹脂層を介して積層接着してなるフィルム強化ガラスであって、該有機樹脂フィルムの表面にハードコート層が形成されているフィルム強化ガラスにおいて、
    該ハードコート層が紫外線吸収剤と可視光吸収性化合物を含み、
    該ハードコート層が紫外線硬化型樹脂組成物により形成され、該紫外線硬化型樹脂組成物が、光重合開始剤である、紫外光波長域に吸収を有する化合物を含有し、
    該紫外線吸収剤がベンゾトリアゾール系化合物であり、
    該可視光吸化合物がホスフィンオキサイド系化合物であり、
    前記ハードコート層が光安定剤を含み、
    前記光安定剤がヒンダードアミン系光安定剤であることを特徴とするフィルム強化ガラス。
  2. 請求項1において、前記ハードコート層中の紫外線吸収剤の含有量がハードコート層の樹脂成分100重量部に対して5〜40重量部であることを特徴とするフィルム強化ガラス。
  3. 請求項1又は2において、前記紫外線硬化型樹脂組成物中の可視光吸化合物の含有量が樹脂成分100重量部に対して0.1〜5重量部であることを特徴とするフィルム強化ガラス。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項において、前記紫外線硬化型樹脂組成物中の紫外光波長域に吸収を有する化合物の含有量が樹脂成分100重量部に対して3〜4重量部であることを特徴とするフィルム強化ガラス。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項において、前記ハードコート層中の光安定剤の含有量がハードコート層の樹脂成分100重量部に対して0.1〜10重量部であることを特徴とするフィルム強化ガラス。
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