JP2002079447A - 眼鏡レンズに適用される面取り動作の正確さを改善する方法および面取り工具 - Google Patents

眼鏡レンズに適用される面取り動作の正確さを改善する方法および面取り工具

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常の眼鏡レンズの避けられない変形、およ
び支持シャフトに関して有用な研削機械の同様に避けら
れないソフトウェアおよびハードウェアの不正確さによ
って発生する面取りの不正確さを排除した面取り方法及
び装置を提供すること。 【解決手段】 本発明によれば、眼鏡レンズに適用され
る面取り動作の正確さを改善する方法において、一方
の、使用される面取り工具(14)あるいは加工される
眼鏡レンズ(10)によって構成された部材についての
周部と、他方の、前記部材の支持シャフトとの間に弾性
変形の吸収容量をもつ補償手段(22,22′,18,
18′)を挿入することを特徴とする方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、一般的には斜面
の付いた眼鏡レンズに関する。
【0002】
【従来の技術】眼鏡レンズの輪郭を通常研削によって所
望の輪郭に合致させるのに必要な眼鏡レンズのトリミン
グは、その前面および背面の各周部で鋭い切断縁を形成
するとともに、多分にこれらの面の表面処理と組み合さ
った粗面を形成する。このことは従来技術において知ら
れている。もし安全性の理由だけならば、縁部は粗面を
なくし、かつ丸味をもたせるために通常面取りがなさ
れ、このようにして鋭い縁を少なくする。
【0003】初期には手動の再加工動作としてなされた
が、今ではそのような面取りは、少なくとも何らかの研
削機械上で、特に数値制御研削機上で自動的になされて
いる。面取り動作中、特定の位置設定点は、面取り工具
と加工される眼鏡レンズとの間、あるいは、より正確に
は、面取り工具を支持するシャフトと眼鏡レンズを支持
するシャフトとの間に与えられ、このシャフトは実際に
は通常それらの間に把持されたレンズとともに2本の半
シャフトの形態をとる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、より通
常の眼鏡レンズの避けられない任意の変形、および例え
ば支持シャフトおよび問題の半シャフトの相対位置に関
して有用な研削機械の同様に避けられないソフトウェア
およびハードウェアの不正確さの故に、要求される面取
りを信頼性をもって、かつすべてに必要な正確さをもっ
て遂行することは、不可能でなくても、現在では困難で
ある。
【0005】反対に、斜面の平面、即ち、加工された縁
に沿ってすべての斜面の幅を横切る値が望ましくなく広
がるのを観察することは稀なことではない。本発明の全
体的な目的は、この問題を解決するために簡単で効率的
な方法および他の利点を生じる方法を提供することにあ
る。より正確には、本発明は、第1に眼鏡レンズに適用
される面取り動作の正確さを改善する方法に存し、さら
に本発明はこの方法を遂行するための面取り工具に存す
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は全体的には補償
手段が、一方の、使用される面取り工具あるいは加工さ
れる眼鏡レンズのいずれかによって構成された部材に関
係した周部と、他方で、該部材の支持シャフトとの間に
挿入されることを特徴としている。
【0007】これに関連して、「補償手段」なる表現
は、弾性変形に対する吸収容量を有する手段、即ち、そ
のような変形に対する吸収容量への介在を可能にする手
段を参照している。1つの特定の実施例においては、補
償手段は例えば、面取り工具それ自体内で動作可能であ
る。もしそれに与えられる力があまりにも高いと、弾性
変形に対するこれらの吸収容量は面取り工具を変形せし
め、その結果、工具の周部は、加工される眼鏡レンズに
光学的に与えられるのを可能にするスペースに位置を占
め、面取り工具と眼鏡レンズとの相互係合を確保し、か
つ互いに対してこれら2つの部材の位置によって任意の
広がりを系統的に吸収する。
【0008】これは斜面の平面を横切る値を調整すると
いう所望の有利な結果をもたらし、これは品質および対
応する面取り動作の信頼性の利益を生じる。しかしなが
ら、他も同じであるが、、もし必要ならば、加工される
眼鏡レンズに対して面取り工具の厳密的でない計測され
た位置で済ませることも可能であり、対応する研削機械
の製造を簡略化する利益もある。
【0009】面取り工具内のこの方法に使用される補償
手段はまた、その慣性を有利に減少させ、これによって
全体の力学上の利益をもたらす。最後に、もし必要なら
ば、この種の補償手段を含む面取り工具は他方の堅固な
面取り工具として同時に支持シャフト上に保持すること
ができ、それによって、関与する研削機械は、随意に、
特定の位置設定点との正確で厳密な追従を確保するか、
あるいはその位置設定点の調整と適合することができ、
応用への適応のための融通性のある使用を可能にする利
益がもたらされる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の態様および利点は、例示
によって与えられかつ添付の概略的な図面を参照した以
下の記述から明らかになろう。図3を参照すれば、全体
の狙いは、眼鏡レンズ10の輪郭に沿った、例えば、こ
こに示されるように、眼鏡レンズ10の前縁11に沿っ
た鋭い縁部、即ちその前面12とその周部輪郭13の交
差する縁部を鈍くするために斜面を使用することであ
る。
【0011】この面取り動作は、通常、この図に破線で
示された支持シャフト16に嵌合され得る管状ハブ15
および該ハブ15と共に回転するように拘束された少な
くとも1個の作業リム18を含んだ面取り工具14を使
用することによって遂行される。
【0012】作業リム18は研磨材の作用周部19を有
する。これは従来技術においても知られている。作用周
部19は、例えばここに図示するように、作業リム18
の逆円錐形の小面に沿って延在する。Rはその平均半径
を示す。
【0013】最後に、面取り工具14の支持シャフト1
6および、加工される眼鏡レンズ10を保持しかつ、通
常、それらの間に眼鏡レンズ10を把持するようになっ
た2つの支持半体シャフトを実際上有した支持シャフト
は、これらが回転するように保持されている。対応する
設備は従来技術でよく知られており、またそれ自身本発
明に関係したものでないので、これ以上詳細には記述し
ない。
【0014】本発明によれば、補償手段、即ち、弾性変
形に対する吸収容量をもつ手段は、一方で、使用される
面取り工具14あるいは加工される眼鏡レンズ10のい
ずれかによって構成された部材の関連した周部と、他方
で、該部材の支持シャフトとの間に挿入される。図示の
実施例においては、補償手段は面取り工具14内で動作
可能である。
【0015】より正確には、面取り工具14は、その作
業リム18の作用周部19とそのハブ15との間、ある
いは更に正確には、その作業リム18の作用周部19と
そのハブ15の内側周部21との間の補償手段を含む。
図1〜図4に特に示された実施例においては、作業リム
18は、ダイヤモンド、シリコン、ボロンニトライドの
散布された研磨材砥粒あるいは4〜20ミクロンの平均
直径を有する任意の他の研磨材の材料である堅固な材料
のバインダーを含み、弾性変形に対する吸収容量を有す
る補償手段は、作業リム18とハブ15との間に半径方
向に配置されかつ可撓性材料、例えばエラストマーから
造られた中間部分22を含む。
【0016】例えば、ここに示されたような円周方向に
連続した中間部分22はハブ15および作業リム18と
共に回転するよう拘束されている。図1〜図4に示され
た実施例では、ハブ15の外側周部および作動リム18
の内側周部は円筒状であり、実際上は同心であり、これ
らは例えば一体に接着される。
【0017】本発明にしたがったこの方法に使用される
補償手段は、40〜80のショアA硬度(フランス標準
規格NF T46052参照)に相当する弾性、4〜1
0MPaの降伏応力、200%以上の降伏点をもつ伸び
(フランス標準規格NF T46002参照)および4
DaN/cm2 以上の剪断限界(フランス標準規格NF
T46007C参照)を有するのが好ましい。この当
然の結論として、作用周部19に沿った作業リム18の
切断動力は限定されるのが好ましい。
【0018】図示のすべての実施例の場合のように、面
取り工具14の作業リム18は好ましくは接当手段23
と組み合され、休止時には該接当手段からクリアランス
Jによって分離される。ここに示されるように、例え
ば、接当手段23は、ハブ15と同心で該ハブに締着さ
れかつ該ハブに対して横方向に延びる円板24を含む。
実際上は、その作用周部19に対向した作業リム18の
面25は円板24に向って面し、かつ該円板に平行であ
り、したがってそれ自身ハブ15に対して横方向に延在
している。
【0019】実際上は、接当手段23は円板24になっ
ている。図1〜図9に示す実施例おおいては、本発明に
したがった面取り工具14は円板24の各側部に1個づ
つ2個の作業リム18,18′を有している。実際上
は、2個の作業リム18,18′は同一形状である。
【0020】図1〜5および図8,図9に特に示された
実施例においては、これらは同一である。特に、これら
は作用周部19,19′を有し、それらの平均半径R,
R′は等しく、またそれらの各々は中間部分22,2
2′と組み合っている。いいかえれば、面取り工具1
4、即ち、その作業リム18、あるいは、更により正確
には、その作業リム18の作用周部19が加工される眼
鏡レンズ10に適用されたとき、作業リム18は、図3
に示されるように、この目的のために使用される補償手
段の弾性変形によって、対応する付与力に依存して、ハ
ブ15の軸線に対して大なり小なり傾斜する。
【0021】対応する接触点で、これは作業リム18を
眼鏡レンズ10に対して大なり小なり強調された態様に
おいて引込める。したがって、また作業リム18の原位
置が破線で概略的に示されかつその引込み位置が実線で
示された図4に概略的に示されるように、形成された斜
面26の平面(即ち幅)を横切る値Iはそのような引込
みのない場合に得られる平面を横切る値Lより小さい。
全体の結果は平面を横切る値を調整することである。
【0022】勿論、作業リム18は、加工される眼鏡レ
ンズ10に対して接当手段23によって、即ち円板24
によって許容される限界内でのみ引込まれ、これによっ
て作業リム18はやがて突当て接触することになる。リ
ムの引込み能力は面取り機能の耐久性にとって有益であ
るが、ここでは幾らかの摩耗が許される。
【0023】図5に示される実施例においては、作業リ
ム18は少なくとも部分的に可撓性材料から造られ、そ
れによってそれ自体弾性変形に対する吸収容量をもつ補
償手段を構成する。同様のことが例えば作業リム18′
に適用される。より正確には、図5に示された実施例に
おいて、作業リム18および作業リム18′は可撓性材
料のバインダー、例えば、エラストマーバインダーを含
み、その中に、少なくとも表面に、上述した材料の内の
一種類の材料のような、適切な材料の研磨材の砥粒が散
布される。
【0024】他の点では、すべては、特に弾性特性およ
び切断動力に関して前の通りである。これら2つのパラ
メータは結合的に選定されなければならない。したがっ
て、もし切断動力が低いならば、弾性は充分な工具/グ
ラス支承力を与えて低切断動力を補償するように高くな
ければならない。逆に、もし切断動力が高いならば、弾
性は低い工具/グラス支承力を与えるように低くなけれ
ばならない。
【0025】中間部分22,22′をもつ図1〜図4に
示されたものと同じタイプの図6および図7に示される
実施例において、2つの作業リム18,18′は作用周
部19,19′を有し、それらの平均半径R,R′は異
なっている。したがって、加工されるべき眼鏡レンズ1
0に依存して、および/あるいは研削されるべき部分が
その前縁11であるか、あるいはその背縁であるかに依
存して、この2つの作業リム18,18′の一方あるい
は他方を使用してこの種の眼鏡レンズ10を研削するこ
とが可能であり、このようにして異なる半径によって異
なる力をそれに付与することができる。
【0026】例えば、小半径の面取り工具14で眼鏡レ
ンズ10を機械加工することにより補償手段の剛性を増
大させることができ、逆に大半径の工具で機械加工する
ことにより前記剛性を減少させることができる。いずれ
の場合においても、伝達された力で、また、したがっ
て、結果として生じる圧力で、このようにして動作する
ことが可能である。より正確には、単に粗面をなくす場
合には、例えば、より大きい平均半径R′をもつ作業リ
ム18′を使用するのが好ましい。
【0027】他方、もし比較的大きい斜面が要求される
ならば、より小さい平均半径Rをもつ作業リム18を使
用するのが好ましい。更に、図6および図7に示された
実施例では、ここで示されるように、機械的な係留手段
27が作業リム18,18′と、対応する補償手段を形
成する中間部分22,22′との間で動作可能であるの
が好ましい。この機械的な係留手段は作業リム18,1
8′と中間部分22,22′との間の回転に対する固定
を補強する。同様に、また同じ理由で、機械的な係留手
段28は中間部分22,22′とハブ15との間で動作
可能である。例えば、機械的な係留手段27,28は、
環状に、そして整列的かつ補足的に問題の部分間に延在
する各々の歯29,30を有する。
【0028】図8および図9に示される実施例では、作
業リム18,18′および円板24に共通のハブ15は
有せず、代りに3個の個別的なハブ15を有する。その
上、リム18およびそのハブ15の間には、またリム1
8′およびそのハブ15の間においても、中間部分2
2,22′は連続した一体的な部材は有せず、代りに、
この場合スポークの形態をとる複数個の分離した部材を
有する。これらの部材の弾性特性は、それらが連続した
一体的な部材のそれに等しくなるように選定される(上
記参照)。最後に、作業リム18,18′を越えて延び
る円板24の周部は眼鏡レンズ10の周部輪郭13の溝
を研削するためのフランジ31を含む。
【0029】図10に示される実施例では、工具14は
1つの作業リム18のみを有するが、この作業リムの作
用周部19は各側部に逆円錐形の小面を有し、それによ
って同じ作業リム18は眼鏡レンズ10の前面12と周
部輪郭13との間に斜面を形成することができ、また周
部輪郭13と背面との間に斜面を形成することができ
る。
【0030】図10に示される工具14の接当手段23
は単一の円板24を有せず、代りに作業リム18の各側
部に1個づつ、2個の円板24を有し、この円板24の
一方は眼鏡レンズ10の前面と同じ側部上に斜面を研削
するのに使用され、他方の円板24は背面と同じ側部上
に斜面を研削するのに使用される。
【0031】リム18の各側部に1個づつ、2個の円板
24を設けることは、中間部分22と作業リム18の不
慮の分離あるいは中間部分22とハブ15の不慮の分離
の場合にもリムが所定位置に保持されるのを保証する。
組み付けを容易にするために、図10の左側に示された
円板24はハブ15に固着され、同図右側に示された円
板24は反対側のハブに固着され、この反対側のハブ
は、ハブ15の一端を支承する環状部分とハブ15の内
側に収容されかつ支持シャフト16の一端を支承する管
状部分とを有する。
【0032】この実施例で、眼鏡レンズ10の周部溝1
3を研削するためのフランジ31は接当手段23の一部
である円板24上には存在せず、代りに、工具14のよ
うに、支持シャフト16上に保持された円板24の周部
に存在する。この実施例の円板24の直径が研磨材周部
19の最小直径よりも小さいので、小直径の眼鏡レンズ
を面取り加工することが可能である。
【0033】図示されない実施例おいて、図6,図7に
示す実施例の機械的な係留手段27,28によって与え
られたそれぞれの連結は、図示の他の実施例と同じタイ
プの連結によって、即ち、接着ボンディングによって置
き換えられ、逆に、図示の他の実施例の接着ボンディン
グによる連結は図6,図7に示された手段27,28と
同じ種類の機械的係留手段を用いた連結によって置き換
えられる。
【0034】図1〜図7および図10を参照して、今こ
こで記述された実施例で示されない他の変化例におい
て、連続した一体的な中間部材は、図8および図9のよ
うなスポークの形態の、あるいは何か他の適切な形態の
数個の分離した部材から成る部分によって置き換えら
れ、また図8および図9に示す数個の分離した部材から
成る中間部分は、連続した一体的な中間部材によって置
き換えられる。
【0035】図1〜図7の実施例に示されない更に他の
変化例において、円板24はその周部に図8〜図10に
示されたフランジ31と同種の溝加工工具を有する。図
示されない更に他の実施例においては、遂行されるべき
仕事に最適に適合するように、面取り工具14は2つの
分離したリム、例えば、その一方は連続した一体的な中
間部分を備え、他方は数個の部材の形態をもつ中間部分
を備えた2個のリムを有する。
【0036】勿論、本発明は、記述されかつ図示された
実施例に限定されるものでなく、他の変形構造および/
またはそれらの変形構成部分の組み合せ構造を包含す
る。特に、面取り工具のハブは、その作業リムの内側周
部あるいは、もし使用されるならば、それ以上個別化さ
れずに中間部分のそれによって直接形成することもでき
よう。更に、面取り工具内で動作可能とする代りに、本
発明にしたがって使用される補償手段はその支持シャフ
ト上に眼鏡レンズを保持した状態で同等に良好に動作可
能となし得るであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従った面取り工具の縦断面図である。
【図2】図1のII部分における拡大詳細図である。
【図3】本発明に従った面取り工具の動作状態を示す縦
断面図である。
【図4】図3のIV部分における拡大詳細図である。
【図5】本発明に従った面取り工具の第1の変形例を示
す図1と類似した縦断面図である。
【図6】面取り工具の第2の変形例に関する図1と類似
した縦断面図である。
【図7】図6の矢印VIIの方向から見た第2の変形例の
正面図である。
【図8】本発明に従った面取り工具の第3の変形例に関
する図1と類似した縦断面図である。
【図9】図8のIX−IX線に沿って裁断した正面断面図で
ある。
【図10】本発明に従った面取り工具の第4の変形例に
関する図1と類似した縦断面図である。
【符号の説明】 10 眼鏡レンズ 11 前縁 12 前面 13 周部輪郭 14 面取り工具 15 管状ハブ 16 支持シャフト 18 作業リム 19 研磨材の作用周部 21 ハブの内側周部 22 中間部分 23 接当手段 24 円板 27,28 機械的な係留手段 29,30 歯

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 眼鏡レンズに適用される面取り動作の正
    確さを改善する方法において、一方の、使用される面取
    り工具(14)あるいは加工される眼鏡レンズ(10)
    によって構成された部材についての周部と、他方の、前
    記部材の支持シャフトとの間に弾性変形の吸収容量をも
    つ補償手段(22,22′,18,18′)を挿入する
    ことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 支持シャフト(16)に嵌合され得るよ
    うになったハブ(15)と、該ハブ(15)と共に回転
    するように拘束された少なくとも1個の作業リム(1
    8,18′)とを含む形式の眼鏡レンズを面取りするた
    めの工具であって、その作業リム(18,18′)の作
    用周部(19,19′)とそのハブ(15)との間に弾
    性変形の吸収容量をもつ補償手段(22,22′)を含
    むことを特徴とする面取り工具。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の面取り工具であって、
    作業リム(18,18′)は剛性材料から造られ、前記
    補償手段は作業リム(18,18′)とハブ(15)と
    の間に配置された可撓性材料から造られた中間部分(2
    2,22′)を含むことを特徴とする面取り工具。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の面取り工具であって、
    機械的な係留手段(27)は作業リム(18,18′)
    と中間部分(22,22′)との間で動作可能であるこ
    とを特徴とする面取り工具。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4のいずれかに記
    載の面取り工具であって、機械的な係留手段(28)は
    中間部分(22,22′)とハブ(15)との間で動作
    可能であることを特徴とする面取り工具。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5のいずれかに記
    載の面取り工具であって、機械的な係留手段(27,2
    8)は歯(29,30)から成ることを特徴とする面取
    り工具。
  7. 【請求項7】 請求項2に記載の面取り工具であって、
    作業リム(18,18′)は少なくとも部分的に可撓性
    材料から造られ、それ自身によって補償手段を構成する
    ことを特徴とする面取り工具。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の面取り工具であって、
    作業リム(18,18′)は可撓性材料のバインダーを
    含み、その中に、必要な研磨材手段が少なくともその表
    面に散布されることを特徴とする面取り工具。
  9. 【請求項9】 請求項2〜8に記載の面取り工具であっ
    て、補償手段(22,22′;18,18′)はフラン
    ス標準規格NF T 46002に定められているよう
    に4MPa〜10MPaの降伏応力に相当する弾性およ
    び200%以上の降伏点をもつ伸びを有することを特徴
    とする面取り工具。
  10. 【請求項10】 請求項2〜9に記載の面取り工具であ
    って、補償手段(22,22′;18,18′)はフラ
    ンス標準規格NF T 46052に定められているよ
    うに40〜80のショアA硬度に相当する弾性および/
    またはフランス標準規格NF T 46007Cに定め
    られているように4DaN/cm2 以上の剪断限界を有
    することを特徴とする面取り工具。
  11. 【請求項11】 請求項2〜10に記載の面取り工具で
    あって、作業リム(18,18′)は、休止状態にある
    ときにクリアランス(J)によって分離される接当手段
    (23)と組み合されることを特徴とする面取り工具。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の面取り工具であっ
    て、作業リム(18,18′)と組み合された接当手段
    (23)は、ハブ(15)と同心で該ハブに締め付けら
    れ、かつ該バブを横切る円板(24)を含むことを特徴
    とする面取り工具。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の面取り工具であっ
    て、円板(24)に向って面する作業リム(18,1
    8′)の面(25)は該円板に平行であることを特徴と
    する面取り工具。
  14. 【請求項14】 請求項12または請求項13のいずれ
    かに記載の面取り工具であって、円板(24)の各側部
    に1個づつ、2個の作業リム(18,18′)を有し、
    ハブ(15)はその組み合わせのものに共通であること
    を特徴とする面取り工具。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の面取り工具であっ
    て、2個の作業リム(18,18′)は作用周部(1
    9,19′)を有し、その平均半径(R,R′)は異な
    っていることを特徴とする面取り工具。
  16. 【請求項16】 請求項3に記載の面取り工具であっ
    て、中間部分(22,22′)は連続的な一体部材であ
    ることを特徴とする面取り工具。
  17. 【請求項17】 請求項3に記載の面取り工具であっ
    て、中間部分(22,22′)は数個の分離した部材か
    ら形成されることを特徴とする面取り工具。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の面取り工具であっ
    て、前記分離した部材はスポークの形態になっているこ
    とを特徴とする面取り工具。
  19. 【請求項19】 請求項1〜13および請求項16〜1
    8のいずれかに記載の面取り工具であって、1個の作業
    リム(18)を有し、その作用周部(19)は2つの対
    向した逆円錐形の小面を有することを特徴とする面取り
    工具。
  20. 【請求項20】 請求項2〜19に記載の面取り工具で
    あって、作業リムの各側部に1個づつ、2個の円板(2
    4)を有することを特徴とする面取り工具。
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