JPH06155262A - 丸鋼のバリ取り方法および装置 - Google Patents

丸鋼のバリ取り方法および装置

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JPH06155262A
JPH06155262A JP33240592A JP33240592A JPH06155262A JP H06155262 A JPH06155262 A JP H06155262A JP 33240592 A JP33240592 A JP 33240592A JP 33240592 A JP33240592 A JP 33240592A JP H06155262 A JPH06155262 A JP H06155262A
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JP
Japan
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round steel
grindstone
outer peripheral
grinding
chamfering
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Pending
Application number
JP33240592A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoneichi Kuchiishi
米一 久地石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Publication date
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 丸鋼の端部のバリを確実に能率よく除去し、
良好な端部表面を有する丸鋼を得る。 【構成】 丸鋼1を、ロ−ラ11,12をそなえた回転
駆動装置10により支承して中心軸2のまわりに回転駆
動しつつ、丸鋼の端部隅角部3に対して接近離間駆動さ
れる砥石23により、端部隅角部3の面取研削をおこな
うとともに、丸鋼の端部外周面4に対して接近離間駆動
される弾性砥石43により、端部外周面4を外周研削し
て、前記面取研削により発生する二次バリを除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は丸鋼の端部のバリを除
去する方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】丸鋼の圧延ラインにおいては、エメリ−
ソ−その他の切断装置による切断の際に、丸鋼端部にバ
リが発生する。このバリは後工程における装置や丸鋼自
体を傷つけるので、除去する必要がある。従来このバリ
の除去のために、丸鋼の端部隅角部を面取研削すること
もおこなわれているが、この面取研削は図5に示すよう
に丸鋼1の端部外周面4に二次バリ5を発生させ、この
二次バリが次工程における検査機器等の損傷の原因とな
るという問題があつた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記従来の
問題点を解決するもので、丸鋼の端部のバリを確実に能
率よく除去でき良好な端部表面を有する丸鋼が得られる
丸鋼のバリ取り方法および装置を提供しようとするもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の丸鋼のバリ取
り方法は、丸鋼を中心軸のまわりに回転させつつ、前記
丸鋼の端部隅角部の面取研削をおこなうとともに、前記
丸鋼の端部外周面を弾性砥石により外周研削して、前記
面取研削により前記端部外周面に発生する二次バリを除
去することを特徴とする。
【0005】またこの発明の丸鋼のバリ取り装置は、丸
鋼を支承してその中心軸のまわりに回転駆動する丸鋼回
転駆動装置と、前記丸鋼の端部隅角部に対して接近離間
駆動され該丸鋼の中心軸に垂直な軸線のまわりに回転駆
動される砥石をそなえた面取研削装置と、前記丸鋼の端
部外周面に対して接近離間駆動され該丸鋼の中心軸に平
行な軸線のまわりに回転駆動される弾性砥石をそなえた
外周研削装置とを具備したことを特徴とする。
【0006】この発明において外周研削用の弾性砥石と
しては、たとえば実公昭46−36390号公報に開示
された研削用リングバフ車や、実公昭59−3803号
に開示されたリング状砥石を回転車に嵌装したものが好
適に使用できるが、通常の砥石(砥石車)をゴムやばね
等を用いた弾性支持機構により砥石軸線に対して垂直方
向に弾性支持して用いてもよい。
【0007】この発明において砥石による面取研削と弾
性砥石による外周研削とは、加工能率上ほぼ同時におこ
なうのがよく、また面取研削開始時点に対して外周研削
は多少前後してもよいが、外周研削の終了時点は、面取
研削の終了時点で発生した二次バリが充分除去できるよ
うに、少し遅らせるとよい。
【0008】
【作用】この発明においては、丸鋼の切断に起因する丸
鋼端部のバリは、砥石による面取研削により除去され、
この面取研削に起因する二次バリは、弾性砥石による外
周研削により除去される。弾性砥石は丸鋼端部外周面を
軽研削して、二次バリ以外の部分の過度の研削を防止す
る。
【0009】
【実施例】以下図1乃至図5によりこの発明の一実施例
を説明する。図中、1は丸鋼で、図示しないウオ−キン
グビ−ム式の搬送装置により搬送され、回転駆動装置1
0のロ−ラ11,12上の所定位置に、中心軸2を水平
にして載置される。
【0010】回転駆動装置10は丸鋼1の長手方向に沿
つて複数基設けてあり、複数個所で丸鋼1を支承する。
13は回転駆動装置10のフレ−ムで、駆動軸14およ
び従動軸15がフレ−ム13に軸受を介してそれぞれ回
転自在に支持され、駆動軸14には駆動側のロ−ラ11
が、従動軸15には従動側のロ−ラ12が、それぞれ固
定取付してある。16は回転駆動用のモ−タで、その出
力軸に取付けたスプロケツト17と、駆動軸14に取付
けたスプロケツト18にチエ−ン19を巻掛け、駆動軸
14をチエ−ン駆動するようになつている。
【0011】一方20は面取研削装置、40は外周研削
装置で、共通のフレ−ム21上に支持されている。面取
研削装置20においては、丸鋼1の中心軸2に垂直な軸
線22(図2参照)を有する砥石23を、該軸線22に
平行な支軸24によりフレ−ム21に揺動自在に支持し
たア−ム25の先端部に、回転自在に取付けてある。ア
−ム25とフレ−ム21間にはシリンダ26を装架し、
このシリンダ26により、ア−ム25を揺動駆動して、
砥石23の外周面を丸鋼1の端部隅角部3に接近離間さ
せるようにしてある。27は砥石駆動用のモ−タで、ア
−ム25上に取付けられ、その出力軸に取付けたプ−リ
28と、砥石軸29に取付けたプ−リ30間にベルト3
1を巻掛け、砥石23をベルト駆動するものである。
【0012】また外周研削装置40は、フレ−ム21に
固着したブラケツト41部に設けられ、丸鋼1の中心軸
2と平行な軸線42(図1参照)を有する弾性砥石43
を、該軸線42と平行な支軸44によりブラケツト41
に揺動自在に支持したア−ム45の一端部に、回転自在
に取付けてある。ブラケツト41に取付けたシリンダ4
6のピストンロツドをア−ム45に連結し、このシリン
ダ46によりア−ム45を揺動駆動して、弾性砥石43
の外周面を丸鋼1の端部外周面4に接近離間させるよう
にしてある。47は弾性砥石駆動用のモ−タで、ア−ム
45の他端部に取付けられ、その出力軸に取付けたプ−
リ48と、砥石軸49に取付けたプ−リ50間にベルト
51を巻掛け、弾性砥石43をベルト駆動するものであ
る。
【0013】そして弾性砥石43は、図4に示すよう
に、外周部にスポンジゴムから成る弾性支持体層53を
有する芯車54に、帯状可撓材製の弾性リング55の外
周部に扁平な砥石片56を小間隙をあけて多数個接着し
て成るリングバフ57を嵌装したものである。
【0014】また60は押えロ−ラで、丸鋼1の回転駆
動時に丸鋼1を下向きに押圧して、丸鋼1の芯振れおよ
び回転駆動に対するスリツプを防止するためのものであ
り、ガイドロツド61とガイドブツシユ62によりブラ
ケツト41に昇降自在に支持した昇降板63に、回転自
在に取付けられ、シリンダ64により昇降駆動されるよ
うになつている。
【0015】上記構成のバリ取り装置70においては、
先ず丸鋼1が回転駆動装置10のロ−ラ11,12上に
載置されたら、押えロ−ラ60を下降させて回転駆動装
置10により丸鋼1を中心軸2のまわりに回転させる。
そしてシリンダ26によりア−ム25を矢印P方向に回
動させて、矢印Q方向に回転している砥石23により丸
鋼1の端部隅角部3の面取研削をおこなうとともに、シ
リンダ46によりア−ム45を矢印R方向に回動させ
て、矢印S方向に回転している弾性砥石43により丸鋼
の端部外周面4の外周研削をおこなう。
【0016】上記面取研削により、丸鋼1の切断等に起
因する端部隅角部3付近のバリが除去され、このバリ除
去に伴つて端部外周面4に発生する二次バリ5(図4参
照)は弾性砥石43による外周研削によつて除去される
ので、数秒間の短時間の研削によつて、バリのない良好
な端部表面を有する丸鋼が得られる。なお弾性砥石43
の丸鋼1に対する圧接力は、端部外周面4部分が上記短
時間の研削によつて少量(たとえば直径で0.1〜0.
2mm)だけ研削されるように設定するのがよい。
【0017】上記バリ取り後は、各砥石および押えロ−
ラ60を丸鋼1から離間させ、丸鋼1を横方向へ搬出
後、新たに搬入された丸鋼に対して、上記工程を繰返せ
ばよい。
【0018】この発明は上記実施例に限定されるもので
はなく、たとえば砥石23および弾性砥石43は、揺動
機構のかわりに直動機構によつて丸鋼1に接近離間駆動
するようにしてもよい。また回転駆動装置10の形式に
よつては、押えロ−ラ60は省略してもよい。
【0019】またこの発明は、圧延ライン以外における
丸鋼端部のバリ取りにも適用できるものである。
【0020】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
丸鋼の切断に起因する丸鋼端部のバリは、砥石による面
取研削により除去され、この面取研削に起因する二次バ
リは、弾性砥石による外周研削により除去されるので、
丸鋼端部のバリを確実に能率よく除去でき、良好な端部
表面を有する丸鋼が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すバリ取り装置の一部
切欠側面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】図1のバリ取り装置における弾性砥石43の縦
断面図である。
【図5】面取研削のみによるバリ取りをおこなつた丸鋼
の一部縦断側面図である。
【符号の説明】
1…丸鋼、2…中心軸、3…端部隅角部、4…端部外周
面、5…二次バリ、10…回転駆動装置、11…ロ−
ラ、12…ロ−ラ、13…フレ−ム、16…モ−タ、1
9…チエ−ン、20…面取研削装置、21…フレ−ム、
22…軸線、23…砥石、24…支軸、25…ア−ム、
26…シリンダ、27…モ−タ、29…砥石軸、31…
ベルト、40…外周研削装置、41…ブラケツト、42
…軸線、43…弾性砥石、44…支軸、45…ア−ム、
46…シリンダ、47…モ−タ、49…砥石軸、51…
ベルト、53…弾性支持体層、54…芯車、55…弾性
リング、56…砥石片、57…リングバフ、60…押え
ロ−ラ、63…昇降板、64…シリンダ、70…バリ取
り装置。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 丸鋼を中心軸のまわりに回転させつつ、
    前記丸鋼の端部隅角部の面取研削をおこなうとともに、
    前記丸鋼の端部外周面を弾性砥石により外周研削して、
    前記面取研削により前記端部外周面に発生する二次バリ
    を除去することを特徴とする丸鋼のバリ取り方法。
  2. 【請求項2】 丸鋼を支承してその中心軸のまわりに回
    転駆動する丸鋼回転駆動装置と、前記丸鋼の端部隅角部
    に対して接近離間駆動され該丸鋼の中心軸に垂直な軸線
    のまわりに回転駆動される砥石をそなえた面取研削装置
    と、前記丸鋼の端部外周面に対して接近離間駆動され該
    丸鋼の中心軸に平行な軸線のまわりに回転駆動される弾
    性砥石をそなえた外周研削装置とを具備したことを特徴
    とする丸鋼のバリ取り装置。
JP33240592A 1992-11-18 1992-11-18 丸鋼のバリ取り方法および装置 Pending JPH06155262A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002079447A (ja) * 2000-07-11 2002-03-19 Essilor Internatl (Cie Gen Opt) 眼鏡レンズに適用される面取り動作の正確さを改善する方法および面取り工具
KR100898739B1 (ko) * 2008-08-27 2009-05-20 (주)대봉기연 레벨러 피더용 버 제거 장치

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