JP3613009B2 - ホーニングヘッド - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホーニング加工用のホーニングヘッドに関し、特にホーニング砥石としてダイヤモンド砥石やCBN砥石等の高硬度の砥石を用いてホーニングを行うにあたり、その砥石のツルーイング精度の向上を図ったホーニングヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関のシリンダブロックのボアホーニング加工には、研削能率の向上と長寿命化を図るために、そのホーニング砥石として砥石硬度が高いダイヤモンド砥粒やCBN砥粒を用いたものが使用されている。その一方、これらのダイヤモンド砥石やCBN砥石は、砥石自体の摩耗が少ない代わりにシリンダボアへの形状的な馴染みが悪く、ツルーイング(truing=形直し)を行った上で使用することが一般的となっている。
【0003】
図8は従来のホーニングヘッドのツルーイング方法の一例を示し、ホーニングヘッド101は、周知のようにホルダ102とジョイント部材103とからなる中空円筒状のヘッド本体104を主体として形成されていて、これに砥石シュー105に保持された複数(偶数)のホーニング砥石106が互いに対向するように放射状に配置されているもので、さらにヘッド本体104には各砥石シュー105とテーパ接触するテーパコーン部107を有する拡張ロッド108が内挿されている。そして、拡張ロッド108は圧縮コイルスプリング109により同図の右方向に付勢されているとともに、各ホーニング砥石106はリターンスプリング110により収縮方向に付勢されており、ホーニング加工時には、プッシュロッド111とともに拡張ロッド108を同図左方向にスライドさせることにより各ホーニング砥石106が拡径方向に拡張される。
【0004】
一方、ツルーイングに際しては、ヘッド本体104のジョイント部材103にアダプタ112を連結し、アダプタ112に付設された砥石拡張用押しねじ113にてプッシュロッド111を押圧して拡張ロッド108を同図左方向にスライドさせ、そのテーパコーン部107と砥石シュー105との摺接により、互いに対向しているホーニング砥石106の対面寸法aが所定の値となるように各ホーニング砥石106を径方向に押し出す。そして、ヘッド本体104の下端に設けられたセンタ穴114とジョイント部材112に設けられたセンタ穴115とを利用して、円筒研削盤側のセンタ116,117にてホーニングヘッド101を両持ち支持した上、ドレッシングを兼ねたツルーイング用砥石Gにて円筒研削を施すことになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
図8に示したホーニングヘッド101の構造では、拡張ロッド108はヘッド本体104の内周面に対して所定の嵌め合い隙間をもって内挿されているとともに、ジョイント部材112も分解整備が可能なようにホルダ102に対して所定の嵌め合い隙間をもって組み付けられており、さらにアダプタ112もその着脱が容易なように所定の嵌め合い隙間をもってジョイント部材103に組み付けられており、各嵌め合い隙間は使用による摩耗も加わって徐々に拡大化される。
【0006】
そして、ツルーイング時すなわち円筒研削時の回転中心はセンタ穴114,115にて決められることになるものの、前述した嵌め合い隙間の累積はホーニング砥石106の外径振れとなってあらわれ、拡張ロッド108の軸心から各ホーニング砥石106の表面までの寸法に上記振れ分の偏りが発生する。その結果、実際のホーニング加工時にホーニング砥石106の良好な当たり状態が得られず、ワーク側の真円度、円筒度および面粗度等の精度向上に限界がある。
【0007】
また、他のツルーイング方法として、例えば特許第2668722号公報および特開平9−85623号公報に記載された方法も提案されている。
【0008】
しかしながら、前者はホーニングヘッド全体としてツルーイングを行うのではなく各々のホーニング砥石を専用の工具に組み替えた上でツルーイングを行うことから、再組み替え作業の必要があるばかりでなく、上記と同様にホーニングヘッド全体としての真円度等の精度の向上が望めない。また、後者の方法は、ワークに類似したドレス部材を定期的にホーニング加工ラインに流してドレッシングを行うものであるから、工具交換の必要が生じた場合にはその都度ドレス部材をラインに流す必要があり、段取り時間の冗長化が危惧される。
【0009】
本発明は以上のような課題に着目してなされたもので、特殊工具や部品再組み替え作業が不要であり、一般的な円筒研削によるツルーイングでありながら高精度なツルーイング精度が得られるようにしたホーニングヘッドそのものの構造を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、中空円筒状のヘッド本体に、それぞれに砥石シューに保持された複数のホーニング砥石を放射状に配置するとともに、ヘッド本体内には各砥石シューとテーパ接触するテーパコーン部を有する拡張ロッドを挿入し、この拡張ロッドをヘッド本体の軸心方向にスライドさせることで各ホーニング砥石をヘッド本体の径方向に拡張もしくは収縮させるようにしたホーニングヘッドにおいて、拡張ロッドの上下両端に、センタ作業にて該拡張ロッドを両持ち支持するためのセンタ穴を形成するとともに、拡張ロッドの上端には該拡張ロッドを延長するべくプッシュロッドを着脱可能に連結したことを特徴としている。
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明における拡張ロッドの上端に形成されたセンタ穴の奥部側にねじ孔が形成されていて、このねじ孔にプッシュロッドが螺合するようにして連結されていることを特徴としている。
【0012】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明における拡張ロッドの下端がヘッド本体から突出しているとともに、その拡張ロッドの下端外周におねじ部が形成されていてナット部材が装脱着可能となっていることを特徴としている。
【0013】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明におけるヘッド本体と拡張ロッドとが相対回転不能となっていることを特徴としている。
【0014】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の発明における各砥石シューにヘッド本体の軸心側へ向かう収縮方向の付勢力を常時付与するリターンスプリングを有していることを特徴としている。
【0015】
請求項6に記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の発明において、請求項5に記載のリターンスプリングに代えて、拡張ロッドのスライド変位に応じて各砥石シューを収縮方向に強制的に引き戻すカム式の砥石シュー戻し機構を有しているとともに、各砥石シューの拡張,収縮方向に対し所定の鋭角をなす方向から該砥石シューを拡張ロッドのテーパコーン部に押し付ける砥石シュー押し付け機構を有していることを特徴としている。
【0016】
請求項7に記載の発明は、中空円筒状のヘッド本体に、それぞれに砥石シューに保持された二種類のホーニング砥石を交互にかつ放射状に配置し、ヘッド本体内にはいずれか一方の種類のホーニング砥石を保持している砥石シューとテーパ接触するテーパコーン部を有するアウタ拡張ロッドを挿入するとともに、このアウタ拡張ロッド内には他方の種類のホーニング砥石を保持している砥石シューとテーパ接触するテーパコーン部を有するインナ拡張ロッドを挿入し、アウタ拡張ロッドもしくはインナ拡張ロッドをヘッド本体の軸心方向にスライドさせることでその拡張ロッドに対応するホーニング砥石をヘッド本体の径方向に拡張もしくは収縮させるようにしたいわゆるダブル拡張タイプのホーニングヘッドにおいて、アウタ拡張ロッドの上下両端に、センタ作業にて該アウタ拡張ロッドを両持ち支持するためのセンタ穴を形成するとともに、アウタ拡張ロッドの上端には該アウタ拡張ロッドを延長するべくプッシュロッドを着脱可能に連結したことを特徴としている。
【0017】
請求項8に記載の発明における、請求項7に記載の発明におけるアウタ拡張ロッドの上端に形成されたセンタ穴の奥部側にねじ孔が形成されていて、このねじ孔にプッシュロッドが螺合するようにして連結されていることを特徴としている。
【0018】
請求項9に記載の発明は、請求項7または8に記載の発明におけるアウタ拡張ロッドの下端がヘッド本体から突出しているとともに、そのアウタ拡張ロッドの下端外周におねじ部が形成されていてナット部材が装脱着可能となっていることを特徴としている。
【0019】
請求項10に記載の発明は、請求項7〜9のいずれかに記載の発明におけるアウタ拡張ロッドもしくはインナ拡張ロッドのスライド変位に応じて対応する砥石シューを収縮方向に強制的に引き戻すカム式の砥石シュー戻し機構をアウタ拡張ロッド,インナ拡張ロッドごとに個別に有しているとともに、アウタ拡張ロッドに対応する各砥石シューの拡張,収縮方向に対し所定の鋭角をなす方向から該砥石シューをアウタ拡張ロッドのテーパコーン部に押し付ける砥石シュー押し付け機構を有していることを特徴としている。
【0020】
したがって、請求項1に記載の発明では、ホーニング砥石としてダイヤモンド砥石もしくはCBN砥石を用いたホーニングヘッドについて、そのホーニングヘッド全体として円筒研削による砥石成形すなわちツルーイング(ドレッシングを含む)を行う際に、拡張ロッドの両端に形成されたセンタ穴を利用して円筒研削盤のセンタにて両持ち支持して研削を行う。これにより、従来のような各種の部材の嵌め合い誤差の累積がツルーイング精度に影響することがなく、円筒研削精度そのものがツルーイング精度となるのに加えて、ツルーイング時の基準となるべき部分とホーニング加工時に各ホーニング砥石を拡張させる拡張基準部とが一致する故に、ダイヤモンド砥石等の高硬度なホーニング砥石を用いたホーニングヘッドのツルーイング精度ひいてはホーニング加工精度が飛躍的に高められる。
【0021】
また、拡張ロッドの上端にはプッシュロッドが着脱可能に連結されていることから、ホーニング加工時にはプッシュロッドを連結したままとする一方で、上記のツルーイングに際してはプッシュロッドを取り外す。これにより、ホーニング加工時における拡張ロッドの必要長さを確保する一方、ツルーイング時にはセンタによる支持長さを可及的に短くして、拡張ロッドの撓み等によるツルーイング精度への影響を回避する。
【0022】
特に、請求項2に記載の発明では、拡張ロッドに対してプッシュロッドをねじ結合してあるため、そのねじ結合の締結,解除によってプッシュロッドの着脱を行う。
【0023】
請求項3に記載の発明では、ツルーイングに際して、ヘッド本体から突出している拡張ロッドの下端のおねじ部にアジャスト用のナット部材を螺合させ、その螺進作用によってヘッド本体と拡張ロッドとを相対移動させて、ホーニング砥石の拡張度合ひいては互いに対向するホーニング砥石同士の対面寸法を調整する。これによって、所定寸法に各ホーニング砥石を拡張した状態を自己保持させる。
【0024】
請求項4に記載の発明では、ヘッド本体と拡張ロッドとの軸心方向の相対移動を許容しつつも両者間の相対回転が阻止されていることにより、その相対回転に伴う当たり状態の変化によって起こるツルーイング精度の低下を防止する。
【0025】
請求項5に記載の発明では、各砥石シューがリターンスプリングによって収縮方向に付勢されているため、拡張ロッドと各砥石シューとの間のテーパ接触を確実に維持することができる。
【0026】
請求項6に記載の発明では、上記リターンスプリングに代わるカム式の砥石シュー戻し機構を備えていることにより、拡張ロッドのスライド変位に応じて各砥石シューが自律的に収縮もしくは拡張動作する。この際、カム式の砥石シュー戻し機構であるかぎり各砥石シューの径方向での隙間の発生が不可避であり、したがって、ツルーイングに際して各砥石シューを砥石シュー押し付け機構にて拘束することで、各砥石シューを拡張ロッドに密着させたままの状態を自己保持することができる。
【0027】
請求項7に記載の発明では、アウタ拡張ロッドのスライド変位に応じてダイヤモンド砥石あるいはCBN砥石等の高硬度のホーニング砥石が拡張もしくは収縮動作するものとすると、その高硬度のホーニング砥石のツルーイングに際して請求項1に記載の発明と同様の機能が得られる。
【0028】
請求項8に記載の発明では、上記アウタ拡張ロッドについて請求項2に記載の発明と同様の機能が得られる。
【0029】
請求項9に記載の発明では、上記アウタ拡張ロッドについて請求項3に記載の発明と同様の機能が得られる。
【0030】
請求項10に記載の発明によれば、アウタ拡張ロッドおよびインナ拡張ロッドのそれぞれについて請求項6に記載の発明と同様の機能が得られる。
【0031】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、複数のホーニング砥石を備えたホーニングヘッドを全体として円筒研削によるツルーイングを行うにあたり、拡張ロッドの両端に設けられたセンタ穴を用いてホーニングヘッドを両持ち支持することが可能であるため、ツルーイング時におけるホーニングヘッドの回転中心が従来のような複数の部材の嵌め合い隙間の影響を受けることがなくなり、砥石成形時の基準と砥石拡張時の基準とが一致することから、ダイヤモンド砥石等の高硬度の砥石を用いたホーニングヘッドであってもそのツルーイング精度が向上するとともに、そのホーニングヘッドを用いたホーニング加工精度も併せて向上する効果がある。
【0032】
また、拡張ロッドに対してプッシュロッドが着脱可能となっているため、上記のツルーイングに際してプッシュを取り外すことにより両持ち支持されるべき拡張ロッドの長さを短くすることができ、拡張ロッドの自重による撓み等の影響を回避してツルーイング精度を一段と高めることができる。
【0033】
特に請求項2に記載の発明のように、拡張ロッドに対してプッシュロッドがねじによる着脱構造となっていることにより、請求項1に記載の発明と同様の効果のほかに、上記プッシュロッドの脱着をきわめて容易に行える効果がある。
【0034】
請求項3に記載の発明によれば、拡張ロッドの下端のおねじ部にナット部材が装着可能であるため、請求項1または2に記載の発明と同様の効果のほかに、ツルーイング時にはこのナット部材の締め込み加減によって各ホーニング砥石の拡張状態を任意に調整することができるとともに、その状態を容易に自己保持できる効果がある。
【0035】
請求項4に記載の発明によれば、ヘッド本体と拡張ロッドとが相対回転不能となっているため、請求項1〜3のいずれかに記載の発明と同様の効果のほかに、ツルーイング時に両者が相対回転して当たり状態の変化によるツルーイング精度が低下するのを未然に防止できる効果がある。
【0036】
請求項5に記載の発明によれば、各砥石シューがリターンスプリングによって収縮方向に常時付勢されているため、請求項1〜4のいずれかに記載の発明と同様の効果のほかに、ツルーイング時に砥石シューと拡張ロッドとの密着状態を確実に維持できる効果がある。
【0037】
請求項6に記載の発明によれば、上記リターンスプリングに代わるカム式の砥石シュー戻し機構と砥石シュー押し付け機構とを備えているため、請求項1〜4のいずれかに記載の発明と同様の効果のほかに、リターンスプリングがないにもかかわらず各種の隙間やがたつきによるツルーイング精度への影響を回避できる効果がある。
【0038】
請求項7に記載の発明によれば、いわゆるダブル拡張タイプのホーニングヘッドについて、外側配置のアウタ拡張ロッドに請求項1に記載の発明と同様の構造を採用したものであり、そのアウタ拡張ロッドによって駆動されるホーニング砥石にツルーイングを施す場合に請求項1に記載の発明と同様の効果が得られる。
【0039】
請求項8に記載の発明によれば、上記アウタ拡張ロッドに請求項2に記載の発明と同様の構造を採用したものであるから、請求項2に記載の発明と全く同様の効果が得られる。
【0040】
請求項9に記載の発明によれば、上記アウタ拡張ロッドに請求項3に記載の発明と同様の構造を採用したものであるから、請求項3に記載の発明と全く同様の効果が得られる。
【0041】
請求項10に記載の発明によれば、請求項7に記載のいわゆるダブル拡張タイプのホーニングヘッドに請求項6に記載の発明と同様の構造を採用したものであるから、請求項6に記載の発明と全く同様の効果が得られる。
【0042】
【発明の実施の形態】
図1,2は本発明の好ましい第1の実施の形態を示す図で、ホーニングヘッド1は、中空円筒状のホルダ2とこのホルダ2の一端(ホーニング加工姿勢では上端)に装着されたジョイント部材3とからなるヘッド本体4を主体として形成されている。ホルダ2には複数(偶数)の砥石収容溝5が放射状に形成されていて、これらの各砥石収容溝5に砥石シュー6に個別に保持された例えばCBN砥石等からなる高硬度のホーニング砥石7が互いに対向するように収容されている。
【0043】
ヘッド本体4には二つのテーパコーン部8を有してなる略段付軸状の拡張ロッド9がスライド可能に内挿されていて、各テーパコーン部8はそれぞれの砥石シュー6の内側テーパ面10とテーパ接触している。そして、各砥石シュー6はホルダ2とともに二箇所に配置された環状のリターンスプリング11によって囲繞されていて、これによって各砥石シュー6にはテーパコーン部8に常時圧接する方向の付勢力が作用している。なお、ホルダ2の外周面のうち各ホーニング砥石7に近接する位置には超硬合金製のガイド部材12が装着されている。
【0044】
拡張ロッド9の一端(上端)の小径軸部13はジョイント部材3の内部まで伸びているとともに、他端(下端)の小径軸部14はホルダ2の端部から突出していて、双方の小径軸部13,14の端面にはセンタ穴15,16が個別に形成されている。一方の小径軸部13側のセンタ穴15の奥部にはめねじ部17が形成されているとともに、他方の小径軸部14の外周面にはおねじ部18が形成されていて、めねじ部17に対してプッシュロッド19がそのおねじ部20との螺合をもって連結されている。そして、ジョイント部材3側のワッシャー21と小径軸部13にスナップリング22を介して装着されたワッシャー23との間にはリターンスプリング24が配設されていて、これにより拡張ロッド9が図1の右方向に常時付勢されている。
【0045】
また、拡張ロッド9のうち一方のテーパコーン部8にはキー25がボルト26にて固定されているとともに、ホルダ2のうちキー25に対応する位置にはキー溝27が形成されていて、これらキー25とキー溝27との係合によりホルダ2と拡張ロッド9との軸心方向の相対移動を許容しつつ両者の相対回転が阻止されている。
【0046】
なお、ジョイント部材3には複数のピン28が植設されており、これらのピン28は図示外のホーニング盤の主軸にホーニングヘッド1を装着する際に使用される。
【0047】
したがって、本実施の形態におけるホーニングヘッド1によれば、ヘッド本体4に対して拡張ロッド9をスライドさせることで、テーパコーン部8とテーパ面10との接触のために、それに応じて各ホーニング砥石7が径方向に拡張もしくは収縮動作することになる。
【0048】
一方、図1に示すホーニングヘッド1の各ホーニング砥石7を成形し直すべくツルーイング(ドレッシングを含む)を施すには、図1のほか図2,3に示すように、プッシュロッド19をそのねじ結合を解いて拡張ロッド9から取り外し、また拡張ロッド9の小径軸部14のおねじ部18に予め用意しておいたアジャストナット29を螺合させる。そして、アジャストナット29を回転させながら締め込むと、拡張ロッド9が図3の左方向にスライドし、それに伴って各砥石シュー6が外側に徐々に押し出されて各ホーニング砥石7が拡径方向に拡張する。そして、各ホーニング砥石7の表面によって形成されるところの仮想円の直径が所定寸法になったならばアジャストナット29に付設されているロックねじ30を締め込んでアジャストナット29を固定する。これにより、各ホーニング砥石1の拡張状態を自己保持することができる。
【0049】
続いて、ジョイント部材3に予め用意しておいたアダプタ31を装着した上、ホーニングヘッド1を円筒研削盤にセットし、拡張ロッド9の両端のセンタ穴15,16を利用してセンタ32,33にて両持ち支持する。そして、ドレッシングを兼ねたツルーイング用砥石Gを用いてホーニングヘッド1にトラバース研削法にて円筒研削を施す。
【0050】
この時、拡張ロッド9の両端のセンタ穴15,16を用いてホーニングヘッド1を両持ち支持することにより、円筒研削時の回転中心が各テーパコーン部8の中心と一致することになり、その結果として各ホーニング砥石7の表面が共有することになる仮想円が各テーパコーン部8と同心状のものとなることから、実際のホーニング加工時における各ホーニング砥石7のワークに対する当たり性が良好なものとなる。すなわち、ホーニングヘッド1のツルーイングに際して拡張ロッド9を直接両持ち支持することで、従来のように各種構成部品の嵌め合い隙間等のツルーイング精度への影響を排除できることになる。
【0051】
その上、図8と比較すると明らかなように、プッシュロッド19を取り外したことで両センタ32,33間の寸法が小さくなり、結果としてホーニングヘッド1の自重による撓み等の影響を受けにくく、これによってもまた円筒研削精度すなわちツルーイング精度が向上する。しかも、小径軸部13は図8のものに比べて大径化されているため、これによってもまた拡張ロッド9の剛性が増加し、円筒研削精度の向上に寄与する。
【0052】
さらに、アジャストナット29は各ホーニング砥石7の拡張状態を自己保持しつつそれ以上の拡張もしくは収縮を阻止しているため、ツルーイング中にホーニング砥石7の拡張状態が変化してしまうこともなく、またキー25によってヘッド本体4と拡張ロッド9との相対回転が阻止されているために、ツルーイング中に拡張ロッド9と砥石シュー6との当たり状態が変化してしまうこともない。
【0053】
図4,5は本発明の第2の実施の形態を示し、同図に示すように、図1に示したリターンスプリング11に代えて、拡張ロッド9のスライド変位に応じて各砥石シュー6を強制的に径方向に拡張もしくは収縮させる砥石シュー戻し機構34を設けたものである。すなわち、各砥石シュー6にはテーパコーン部8を平行となるように傾斜したピン孔35が形成されていて、このピン孔35に拡張ロッド9側に植設したカムピン36を摺動可能に挿入したもので、かかる構造は公知である。
【0054】
この構造のホーニングヘッド41を図3と同様のツルーイング形態に適用した場合、拡張ロッド9のテーパコーン部8と各砥石シュー6側のテーパ面10との間、およびピン孔35とカムピン36との間に何らかの隙間の発生が不可避であって、所期の目的を達成することができないため、さらに砥石シュー押し付け機構37を個別に設けてある。
【0055】
すなわち、ツルーイング時にテーパコーン部8を砥石シュー6のテーパ面10に確実に圧接させるべく、図4,5に示すように、ホルダ2に、砥石シュー6の拡張、収縮方向に対して所定の鋭角θをなす方向のねじ孔38を個別に形成するとともに、各ねじ孔38に押し付けピン39を挿入し、さらにその押し付けピン39の上から押し付けねじ40を締め込むようにしてある。各押し付けピン39の先端は砥石シュー6の側面と面接触するように局部的に平坦状に切除してある。なお、上記のねじ孔38、押し付けピン39および押し付けねじ40からなる砥石シュー押し付け機構37は図4から明らかなように一つの砥石シュー6につき砥石長手方向の二箇所に設けられる。
【0056】
したがって、ツルーイングに際しては、図3と同様のアジャストナット29で各ホーニング砥石7の拡張状態を調整した後、押し付けねじ40を締め込んで押し付けピン39を各砥石シュー6の側面に圧接させる。すなわち、押し付けピン39は砥石シュー6に対して、その砥石シュー6をテーパコーン部8に押し付ける力と砥石収容溝5の壁面に押し付ける力とを付与することから、各砥石シュー6は押し付けピン39との間の摩擦力をもってロックされる。その結果、前述したようなテーパコーン部8と各砥石シュー6のテーパ面10との間の隙間の発生を防止して、図3の場合と全く同様に高精度なツルーイングを行うことが可能となる。
【0057】
図6は本発明の第3の実施の形態を示し、第1,第2の実施の形態がシングル拡張タイプのホーニングヘッドであるのに対して、同図はダブル拡張タイプのホーニングヘッド51の例を示している。このダブル拡張タイプのホーニングヘッド51は、例えばダイヤモンド砥石あるいはCBN砥石等の高硬度のホーニング砥石を用いて行う粗仕上げ加工と、GC砥粒等のホーニング砥石を用いて行う精密仕上げ加工とを、ホーニングヘッドを交換することなく実質的に一工程内で行う場合に用いられ、予め二種類のホーニング砥石をホーニングヘッドに装着しておくとともに、それらのホーニング砥石を選択的に拡張させることができる機能を有する公知の構造のものである。
【0058】
図6に示すように、ホーニングヘッド51の中心となるヘッド本体42のホルダ43には、ダイヤモンド砥石あるいはCBN砥石等の高硬度のホーニング砥石44とGC砥石等の普通硬度のホーニング砥石45とがそれぞれ砥石シュー46または47とともに円周方向において交互にかつ放射状に配置されている。ヘッド本体42にはチューブ状のアウタ拡張ロッド48がスライド可能に挿入されているとともに、アウタ拡張ロッド48にはインナ拡張ロッド49がスライド可能に挿入されていて、アウタ拡張ロッド48のテーパコーン部50は高硬度のホーニング砥石44側の砥石シュー46とテーパ接触している一方、インナ拡張ロッド49のテーパコーン部52は普通硬度のホーニング砥石45の砥石シュー47とテーパ接触している。そして、各砥石シュー46,47はホルダ43とともに二箇所に配置された環状のリターンスプリング53によって囲繞されていて、これによって各砥石シュー46,47にはテーパコーン部50,52に常時圧接する方向の付勢力が作用している。
【0059】
アウタ拡張ロッド48の一端(上端)の小径軸部54はジョイント部材55の内部まで伸びているとともに、他端(下端)の小径軸部56はホルダ43の端部から突出していて、双方の小径軸部54,56の端面にはセンタ穴57,58が個別に形成されている。一方の小径軸部54側のセンタ穴57の奥部にはめねじ部59が形成されているとともに、他方の小径軸部56の外周面にはおねじ部60が形成されていて、めねじ部59に対してプッシュロッド61がそのおねじ部62との螺合をもって連結されている。そして、ジョイント部材55側のワッシャー63と小径軸部54にスナップリング64を介して装着されたワッシャー65との間にはリターンスプリング66が配設されていて、これによりアウタ拡張ロッド48が図6の右方向に常時付勢されている。
【0060】
他方、インナ拡張ロッド49もアウタ拡張ロッド48側のプッシュロッド61に内挿されるかたちでプッシュロッド67を備えているとともに、ホルダ43の端面に螺合されたスプリング受け68との間に配設されたリターンスプリング69によりアウタ拡張ロッド48と同方向に付勢されている。
【0061】
なお、ジョイント部材55には複数のピン70が植設されており、これらのピン70は図示外のホーニング盤の主軸にホーニングヘッド51を装着する際に使用される。
【0062】
したがって、本実施の形態によれば、図3と同様の形態で高硬度のホーニング砥石44についてツルーイングを行うにあたっては、ツルーイング対象とならない普通硬度のホーニング砥石45を砥石シュー47とともに取り出すとともに、スプリング受け68、リターンスプリング69、インナ拡張ロッド49およびプッシュロッド61をそれぞれ取り外す。
【0063】
そして、図3と同様のアジャストナット29をおねじ部60に螺合させ、そのアジャストナット29の回転による締め込みによって高硬度のホーニング砥石44の拡張状態を調整し、さらに、図3と同様のアダプタ31をジョイント部材55に装着した上でアウタ拡張ロッド48の両端のセンタ穴57,58を使って図示外の円筒研削のセンタにて両持ち支持し、図3と同様の手法によりツルーイングを行う。
【0064】
このように、本実施の形態においても図1〜3に示した第1の実施の形態と全く同様の作用効果が得られる。
【0065】
図7は本発明の第4の実施の形態を示す図で、このホーニングヘッド71は、図6に示したリターンスプリング53に代えて、図4に示したものと同様の砥石シュー戻し機構34をアウタ拡張ロッド9側およびインナ拡張ロッド49側の双方に設けるとともに、同じく図4,5と同様の砥石シュー押し付け機構37を高硬度のホーニング砥石44用の砥石シュー46に付帯させたものである(ただし、図7では砥石シュー押し付け機構37は図4,5に示したものと全く同一の構造であるので図示省略してある)。
【0066】
本実施の形態においても先に述べた各実施の形態と同様の作用効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るホーニングヘッドの第1の実施の形態を示す図で、図2のB−B線に沿う断面図。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図。
【図3】図1に示すホーニングヘッドのツルーイング状態を示す断面説明図。
【図4】本発明に係るホーニングヘッドの第2の実施の形態を示す半断面図。
【図5】図4のC−C線に沿う断面図。
【図6】本発明に係るホーニングヘッドの第3の実施の形態を示す断面図。
【図7】本発明に係るホーニングヘッドの第4の実施の形態を示す断面図。
【図8】従来のホーニングヘッドのツルーイング状態を示す断面説明図。
【符号の説明】
1…ホーニングヘッド
4…ヘッド本体
6…砥石シュー
7…ホーニング砥石
8…テーパコーン部
9…拡張ロッド
10…テーパ面
11…リターンスプリング
15,16…センタ穴
17…めねじ部
18…おねじ部
19…プッシュロッド
20…おねじ部
24…リターンスプリング
25…キー
29…アジャストナット
34…砥石シュー戻し機構
35…ピン孔
36…カムピン
37…砥石シュー押し付け機構
38…ねじ孔
39…押し付けピン
40…押し付けねじ
42…ヘッド本体
44,45…ホーニング砥石
46,47…砥石シュー
48…アウタ拡張ロッド
49…インナ拡張ロッド
50…テーパコーン部
51…ホーニングヘッド
52…テーパコーン部
53…リターンスプリング
57,58…センタ穴
61…プッシュロッド
66…リターンスプリング
67…プッシュロッド
69…リターンスプリング
71…ホーニングヘッド

Claims (10)

  1. 中空円筒状のヘッド本体に、それぞれに砥石シューに保持された複数のホーニング砥石を放射状に配置するとともに、ヘッド本体内には各砥石シューとテーパ接触するテーパコーン部を有する拡張ロッドを挿入し、この拡張ロッドをヘッド本体の軸心方向にスライドさせることで各ホーニング砥石をヘッド本体の径方向に拡張もしくは収縮させるようにしたホーニングヘッドにおいて、
    拡張ロッドの上下両端に、センタ作業にて該拡張ロッドを両持ち支持するためのセンタ穴を形成するとともに、
    拡張ロッドの上端には該拡張ロッドを延長するべくプッシュロッドを着脱可能に連結したことを特徴とするホーニングヘッド。
  2. 拡張ロッドの上端に形成されたセンタ穴の奥部側にねじ孔が形成されていて、このねじ孔にプッシュロッドが螺合するようにして連結されていることを特徴とする請求項1に記載のホーニングヘッド。
  3. 拡張ロッドの下端がヘッド本体から突出可能となっているとともに、その拡張ロッドの下端外周におねじ部が形成されていてナット部材が装脱着可能となっていることを特徴とする請求項1または2に記載のホーニングヘッド。
  4. ヘッド本体と拡張ロッドとが相対回転不能となっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のホーニングヘッド。
  5. 各砥石シューにヘッド本体の軸心側へ向かう収縮方向の付勢力を常時付与するリターンスプリングを有していることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のホーニングヘッド。
  6. 請求項5に記載のリターンスプリングに代えて、拡張ロッドのスライド変位に応じて各砥石シューを収縮方向に強制的に引き戻すカム式の砥石シュー戻し機構を有しているとともに、
    各砥石シューの拡張,収縮方向に対し所定の鋭角をなす方向から該砥石シューを拡張ロッドのテーパコーン部に押し付ける砥石シュー押し付け機構を有していることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のホーニングヘッド。
  7. 中空円筒状のヘッド本体に、それぞれに砥石シューに保持された二種類のホーニング砥石を交互にかつ放射状に配置し、ヘッド本体内にはいずれか一方の種類のホーニング砥石を保持している砥石シューとテーパ接触するテーパコーン部を有するアウタ拡張ロッドを挿入するとともに、このアウタ拡張ロッド内には他方の種類のホーニング砥石を保持している砥石シューとテーパ接触するテーパコーン部を有するインナ拡張ロッドを挿入し、アウタ拡張ロッドもしくはインナ拡張ロッドをヘッド本体の軸心方向にスライドさせることでその拡張ロッドに対応するホーニング砥石をヘッド本体の径方向に拡張もしくは収縮させるようにしたホーニングヘッドにおいて、
    アウタ拡張ロッドの上下両端に、センタ作業にて該アウタ拡張ロッドを両持ち支持するためのセンタ穴を形成するとともに、
    アウタ拡張ロッドの上端には該アウタ拡張ロッドを延長するべくプッシュロッドを着脱可能に連結したことを特徴とするホーニングヘッド。
  8. アウタ拡張ロッドの上端に形成されたセンタ穴の奥部側にねじ孔が形成されていて、このねじ孔にプッシュロッドが螺合するようにして連結されていることを特徴とする請求項7に記載のホーニングヘッド。
  9. アウタ拡張ロッドの下端がヘッド本体から突出可能となっているとともに、そのアウタ拡張ロッドの下端外周におねじ部が形成されていてナット部材が装脱着可能となっていることを特徴とする請求項7または8に記載のホーニングヘッド。
  10. アウタ拡張ロッドもしくはインナ拡張ロッドのスライド変位に応じて対応する砥石シューを収縮方向に強制的に引き戻すカム式の砥石シュー戻し機構をアウタ拡張ロッド,インナ拡張ロッドごとに個別に有しているとともに、
    アウタ拡張ロッドに対応する各砥石シューの拡張,収縮方向に対し所定の鋭角をなす方向から該砥石シューをアウタ拡張ロッドのテーパコーン部に押し付ける砥石シュー押し付け機構を有していることを特徴とする請求項7〜9のいずれかに記載のホーニングヘッド。
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