JP2003175453A - ホーニングツール - Google Patents

ホーニングツール

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JP2003175453A
JP2003175453A JP2001376807A JP2001376807A JP2003175453A JP 2003175453 A JP2003175453 A JP 2003175453A JP 2001376807 A JP2001376807 A JP 2001376807A JP 2001376807 A JP2001376807 A JP 2001376807A JP 2003175453 A JP2003175453 A JP 2003175453A
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JP
Japan
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honing tool
honing
grindstone
grinding wheel
groove
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001376807A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Tsukamoto
博 塚本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ホーニング加工に関し、ホーニングツールの
砥石外径の拡張、縮小が均一にでき、ホーニング仕上げ
の安定とツールコストの削減を図る。 【解決手段】 ホーニングツール本体52外周に複数の
テーパ部を有する溝53を形成し、この溝にテーパ部を
有する砥石台58を係着し、砥石固定スリーブを介して
固定ねじによりホーニングツール本体に砥石台を固定す
る。ホーニングツール本体の溝中で砥石台を移動調整す
ることで砥石外径を拡張、収縮する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホーニングユニッ
トに取付け、工作物に対して回転しながら往復すること
で各種工作物の軸孔等にホーニング加工を施すためのホ
ーニングツールに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に圧縮機のシリンダボアーやクラ
ンク孔等の円筒内径の仕上げにはホーニング加工が行わ
れている。
【0003】以下、図面を参照しながら上記従来のホー
ニングツールについて説明する。
【0004】図6は従来のホーニングツールの外観図で
ある。図6において、1はホーニングツールでホーニン
グツール本体2の略中央部の外周に複数の砥石3を配置
している。砥石3の配置はホーニングツール本体2の軸
方向に平行でかつ環状となっている。4はホーニングツ
ール1をホーニングユニット(図示せず)へセットする
取付孔である。
【0005】図7は図6のA−A線による従来のホーニ
ングツールの縦断面図である。図7において、6はホー
ニングツール本体2の外周に設けた凹部で、砥石台7を
凸に形成し、表面に砥石3を貼り付けにより固着してい
る。砥石3は凹部6によってホーニングツール本体2の
外周に等間隔に張り出して配置される。8はテーパコー
ンで、後述のごとく砥石外径を調節する。
【0006】図8は図7のB−B線による従来のホーニ
ングツールの横断面図である。図7において、9はテー
パ穴で本体2内の砥石台7下部に穿設され、雌ねじ10
に連設される。テーパコーン8は固定ねじ11にてテー
パ穴9内に挟着される。
【0007】破線12は固定ねじ11のねじ込みにより
テーパコーン8をイ方向に移動した時の、砥石の外径の
変形形状を示したものである。
【0008】以上のように構成されたホーニングツール
について以下その動作について、説明する。
【0009】まず、ホーニングユニットにセットされた
加工物(図示せず)の加工内径に応じてホーニングツー
ル1の砥石3外径を調整する。実際にはテーパ穴9内に
テーパコーン8を押しねじ11によってイ方向に移動さ
せ、砥石台のひずみにより砥石外径を加工内径となるよ
う拡張させる。続いて、本体2の取付孔4によりホーニ
ングツール1をホーニングユニットにセットする。加工
物に対してホーニングツール1を回転させながら往復動
することでホーニング加工が行われる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成はテーパコーン8の押出しによる砥石台7のひ
ずみによる変形を利用して環状に配置された砥石3の外
径を調整するため、拡張時に外形が樽状になってしま
い、被加工物との接触が線接触となることから、円筒度
が悪く、バラツキが大きくなるという欠点があった。
【0011】本発明は上記従来の課題を解決するための
もので、砥石の均一な外径調整をすることで品質の安定
したホーニング加工のできるホーニングツールを提供す
ることを目的とする。
【0012】また、上記従来の構成はホーニングツール
本体2の砥石台7に砥石3を貼り付けて固着するため、
砥石3の摩滅による交換時に、砥石台7から砥石3を剥
離する手間を要する、もしくはホーニングツール本体2
を取替えるので加工コストがアップするという欠点があ
った。
【0013】本発明の他の目的はホーニング加工におけ
るツール交換コストの削減にある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の発明は、略棒状をなし、外周面に径方向に傾斜したテ
ーパを底部に有する複数の有底溝を軸方向に設けた本体
と、前記有底溝に摺動自在に嵌装され、前記有底溝の底
部と相対する底面に、径方向に逆傾斜したテーパを有す
る複数の砥石台とを備え、前記複数の砥石台が前記有底
溝内で同方向に同距離スライドすることで、前記砥石台
に貼った砥石の外周回転軌跡が円筒を維持しながらその
径を増減調整することになり、被加工物との接触が面接
触となることで均一なホーニング加工を行うことができ
る、という作用を有する。
【0015】請求項2に記載の発明は、請求項1の発明
において、本体の溝の両側に雄ねじを設け、固定スリー
ブを介して前記雄ねじに固定ねじを螺着することで前記
砥石台を前記本体にスライド調整可能に固定したこと
で、本体に砥石台を容易に着脱することができ、ホーニ
ング加工コストを低減できる、という作用を有する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるホーニングツ
ールの実施の形態について、図面を参照しながら説明す
る。
【0017】(実施の形態)図1は本発明の実施の形態
によるホーニングツールの外観図である。図2は同実施
の形態によるホーニングツールの分解図である。図3は
同実施の形態によるホーニングツールの縦断面図であ
る。図4は同実施の形態による図3D−D線によるホー
ニングツールの横断面図である。
【0018】図1,図2,図3,図4において、51は
ホーニングツールで略棒状の本体52と、本体52の外
周面の略中央部に軸方向に平行に、複数の有底溝53を
設けてある。有底溝53の底部54は径方向に傾斜した
テーパを有している。また、有底溝53の両端にはオネ
ジ部56を設けてある。57はホーニングツールをホー
ニングユニット(図示せず)へ取付るための取付孔であ
る。
【0019】58は砥石台で、外側の面59には砥石6
0が貼り付けてあり、有底溝53に摺動自在に嵌装され
るとともに、有底溝53の底部54に相対する底面61
に、径方向に逆傾斜したテーパを有している。
【0020】62,63は一対の固定スリーブ、64,
65は一対の固定ねじでオネジ56に螺合され、固定ス
リーブ62,63を介して砥石台58を本体52の有底
溝53に固定する。
【0021】以上のように構成されたホーニングツール
について、以下その動作を図5の同実施の形態によるホ
ーニングツールの動作説明図によって説明する。本実施
例の有底溝53の底部54、砥石台58の底面61の傾
斜は何れも1/50(50mmの軸方向移動に対して1
mm径方向変位)に、オネジ56に対応する固定ねじ6
3,64は何れもM14×P1.0(ねじ山径14m
m、ピッチ1.0mm)に、砥石60の円筒外径Φは1
8.00mmに設定してある。例えば、ホーニング加工
径(円筒外径Φ)を18.02mmに拡張する場合のホ
ーニングツール51の調整操作は固定ねじ65を緩め
て、図中ハ方向に砥石台58を有底溝53に沿って移動
させ固定ねじ64を締める(固定ねじ64を1/2回転
し、固定スリーブ62で砥石台58を0.5mm押し進
め、固定スリーブ63を固定ねじ65で締める)ことで
達成される。
【0022】この際、砥石60の外径は本体52の軸心
に対し平行を維持したまま移動することになり、従って
砥石60の外周は回転時に樽形にはならず、真の円筒形
を維持することができる。
【0023】その結果、被加工物との接触は面同士の接
触となるため、軸孔には均一なホーニング加工が施され
ることで、きわめて良好な仕上げ精度が得られる。特
に、精度が信頼性や効率に直接影響するため、高い精度
を要求される圧縮機のシリンダボアーやクランク孔等の
円筒内径の仕上げに非常に有効である。
【0024】また、砥石台を本体外周面に設けた溝に固
定スリーブを介してねじ止めして固定するので、本体か
ら砥石台の着脱及び交換が可能となり、砥石及び砥石台
の取替えが容易でホーニング加工におけるツールコスト
の削減が図れる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に記載の発明は、略棒状をなし、外周面に径方向に傾斜
したテーパを底部に有する複数の有底溝を軸方向に設け
た本体と、前記有底溝に摺動自在に嵌装され、前記有底
溝の底部と相対する底面に、径方向に逆傾斜したテーパ
を有する複数の砥石台とを備え、前記複数の砥石台が前
記有底溝内で同方向に同距離スライドすることで、前記
砥石台に貼った砥石の外周回転軌跡が円筒を維持しなが
らその径を増減調整することで、高い精度のホーニング
加工を提供することができる。
【0026】請求項2に記載の発明は、請求項1の発明
に加えて、本体の溝の両側に雄ねじを設け、固定スリー
ブを介して前記雄ねじに固定ねじを螺着することで前記
砥石台を前記本体にスライド調整可能に固定したこと
で、ホーニング加工におけるツール交換コストを削減す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるホーニングツールの実施の形態の
外観図
【図2】同実施の形態のホーニングツールの分解図
【図3】同実施の形態のホーニングツールの縦断面図
【図4】同実施の形態のホーニングツールの横断面図
【図5】同実施の形態のホーニングツールの動作説明図
【図6】従来のホーニングツールの外観図
【図7】従来のホーニングツールの縦断面図
【図8】従来のホーニングツールの横断面図
【符号の説明】
51 ホーニングツール 52 本体 53 砥石 54 底部 56 オネジ 57 取付孔 58 砥石台 59 外周面 60 砥石 61 底面 62,63 固定スリーブ 64,65 固定ねじ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略棒状をなし、外周面に径方向に傾斜し
    たテーパを底部に有する複数の有底溝を軸方向に設けた
    本体と、前記有底溝に摺動自在に嵌装され、前記有底溝
    の底部と相対する底面に、径方向に逆傾斜したテーパを
    有する複数の砥石台とを備え、前記複数の砥石台が前記
    有底溝内で同方向に同距離スライドすることで、前記砥
    石台に貼った砥石の外周回転軌跡が円筒を維持しながら
    その径を増減調整するホーニングツール。
  2. 【請求項2】 本体の溝の両側に雄ねじを設け、固定ス
    リーブを介して前記雄ねじに固定ねじを螺着することで
    前記砥石台を前記本体にスライド調整可能に固定したこ
    とを特徴とする請求項1に記載のホーニングツール。
JP2001376807A 2001-12-11 2001-12-11 ホーニングツール Pending JP2003175453A (ja)

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