JP2002075780A - チップ型電子部品 - Google Patents

チップ型電子部品

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JP2002075780A
JP2002075780A JP2000252100A JP2000252100A JP2002075780A JP 2002075780 A JP2002075780 A JP 2002075780A JP 2000252100 A JP2000252100 A JP 2000252100A JP 2000252100 A JP2000252100 A JP 2000252100A JP 2002075780 A JP2002075780 A JP 2002075780A
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Japan
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chip
electronic component
type electronic
external electrode
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Application number
JP2000252100A
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English (en)
Inventor
Nobuaki Nagai
伸明 永井
Yuichi Murano
雄一 村野
Masuhiro Yamamoto
益裕 山本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 曲げや引っ張り等の機械的応力やさらに熱応
力に対する耐久性が高く、チップ型電子部品として重要
な評価項目であるたわみ強度の向上を図り、電気特性の
安定性と信頼性に優れた高性能のチップ型電子部品を提
供することを目的とするものである。 【解決手段】 BaTiO3質セラミック層13とNi
を含む内部電極12a,12b,12cとを交互に積層
して形成した静電容量取得層となる有効層の上下に無効
層としてBaTiO3質セラミック層13を積層して積
層体11を形成し、該無効層中に複数のNi質補強層1
4を形成したチップ型電子部品において、無効層中の複
数のNi質補強層14を、該チップ型電子部品の側面に
設けられた外部電極端部17の真下に位置するように構
成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチング電源
回路、DC−DCコンバータ回路、照明用インバータ回
路用としてプリント基板等に表面実装される例えば積層
セラミックコンデンサ等のチップ型電子部品に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、プリント基板に表面実装され
る種々のチップ型電子部品が知られているが、例えばそ
の一例として積層セラミックコンデンサがある。以下に
この積層セラミックコンデンサの従来の技術について図
面を用いて説明する。
【0003】従来の積層セラミックコンデンサとして、
例えば特開平9−251903号公報に開示されている
ようなものがある。それによると、図5に示すように、
まずセラミック層53と内部電極52a,52b,52
cとを交互に積層して有効層を形成し、該有効層の上下
に設けられた無効層中に補強層54が、その一方の端部
が内部電極52b,52cの露出した両端面に設けられ
た外部電極50と接続されるように構成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の構成では積層体51の上下の無効層中に設け
られた補強層54が1層のみであるため、積層体51の
曲げや引っ張り等の機械的応力に対する強度が弱く、場
合によっては破壊に至ることがあり、さらには熱応力に
対する耐久性が不足しているという問題点を有してい
た。また、一般的に上記のような補強層が形成された積
層セラミックコンデンサにおいて、補強層と外部電極端
部55との位置関係において場合によっては期待通りの
結果が得られず、曲げや引っ張り等の機械的応力に対す
る耐久性が不足して積層体の表面に亀裂が発生したり、
或いは積層体の機械的強度の向上に全く効果がないなど
の問題点を有していた。
【0005】そこで本発明は以上の様な課題を解決し、
曲げや引っ張り等の機械的応力やさらに熱応力に対する
耐久性が高く、チップ型電子部品として重要な評価項目
であるたわみ強度の向上を図り、電気特性の安定性と信
頼性に優れた高性能のチップ型電子部品を提供すること
を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のチップ型電子部品は、第1の複数のセラミッ
ク層の間に内部電極層を設けた有効層及び第2の複数の
セラミック層の間に設けられ所定間隔で配置された複数
の補強層を備えた無効層を有した基体と、基体の両端部
に設けられ、内部電極層と電気的に接合された一対の外
部電極とを備えたチップ型電子部品であって、前記無効
層中に備えられた複数の補強層を前記基体の側面に設け
られた外部電極の端部の真下に存在するように設けた。
【0007】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、第1の複
数のセラミック層の間に内部電極層を設けた有効層及び
第2の複数のセラミック層の間に設けられ所定間隔で配
置された複数の補強層を備えた無効層を有した基体と、
前記基体の両端部から側部に至るように設けられ、前記
内部電極層と電気的に接合された一対の外部電極とを備
えたチップ型電子部品であって、前記無効層中に備えら
れた複数の補強層は前記基体の側面に設けられた外部電
極の端部の真下に存在することを特徴とするチップ型電
子部品である。無効層中の補強層を複数とすることで曲
げや引っ張り等の機械的応力に対する耐久性が向上し、
亀裂の発生を防止できる。また、たわみ強度の測定で亀
裂が発生する箇所を調査すると、基体と該基体の側面に
設けられた外部電極の端部との界面が多く、この界面か
ら基体の真下に向かって亀裂が進展する。従って、この
亀裂の進展方向に複数の補強層を設けることにより、た
とえ亀裂が発生したとしても、発生した亀裂の進展が複
数の補強層により止められるため、亀裂が有効層内部に
まで達することがなく、また無効層中の補強層が複数で
あるため、仮に亀裂の進展を最も外側の補強層が止めら
れなくても、次の補強層が存在するためチップ型電子部
品の信頼性が確保される。
【0008】請求項2記載の発明は、有効層を挟むよう
に前記有効層の両側に無効層を設けたことを特徴とする
請求項1記載のチップ型電子部品とすることで、更に機
械的な強度を向上させることができる。
【0009】請求項3記載の発明は、複数の補強層の内
少なくとも一層の補強層はセラミック層の表面において
複数に分割されていることを特徴とする請求項1記載の
チップ型電子部品とすることで、分割された補強層の配
置を様々換えることで、仕様に応じた機械的強度を得る
ことができる。
【0010】請求項4記載の発明は、複数の補強層の内
少なくとも一層の補強層はセラミック層の表面において
連続した一つの補強層であることを特徴とする請求項1
記載のチップ型電子部品とすることで、補強層の作製が
容易になり生産性が向上する。
【0011】請求項5記載の発明は、全ての補強層が外
部電極とは非接触となるように構成されたことを特徴と
する請求項1記載のチップ型電子部品とすることで、複
数の補強層と外部電極を非接触としているため積層セラ
ミックコンデンサとして余分な静電容量成分が発生する
ことがなく、また機械的応力に対し十分な耐久性を有す
る信頼性に優れたチップ型電子部品を実現できるという
作用を有する。
【0012】請求項6記載の発明は、全ての補強層が外
部電極と接触するように構成されたことを特徴とする請
求項1記載のチップ型電子部品とすることで、最も応力
のかかりやすい補強層の他方の端部が対向する外部電極
と物理的に接合されている為、機械的応力や熱応力に対
し高度な耐久性を有し、信頼性に優れたチップ型電子部
品を実現できるという作用を有する。
【0013】請求項7記載の発明は、複数の補強層の内
一部の補強層は外部電極と非接触に設けられており、他
の補強層は外部電極と接触していることを特徴とする請
求項1記載のチップ型電子部品とすることで、最も応力
のかかりやすい補強層の他方の端部が対向する外部電極
と物理的に接合されている為、機械的応力や熱応力に対
し高度な耐久性を有し、信頼性に優れたチップ型電子部
品を実現できるという作用を有するとともに、補強層と
外部電極を非接触としているため積層セラミックコンデ
ンサとして余分な静電容量成分が発生することがなく、
また機械的応力に対し十分な耐久性を有する信頼性に優
れたチップ型電子部品を実現できるという作用を有す
る。
【0014】請求項8記載の発明は、補強層と外部電極
のそれぞれの構成材料は、同一元素を含むことを特徴と
する請求項1記載のチップ型電子部品とすることで、補
強層と外部電極の物理的接合を容易に行うことができる
という作用を有する。
【0015】請求項9記載の発明は、同一元素はNiで
あることを特徴とする請求項8に記載のチップ型電子部
品とすることで、周波数特性に優れた、高性能のチップ
型電子部品を実現できるという作用を有する。
【0016】請求項10記載の発明は、補強層を構成す
る金属と外部電極を構成する金属とは合金を形成するこ
とを特徴とする請求項1記載のチップ型電子部品とする
ことによって、補強層を構成する金属と外部電極を構成
する金属が合金を形成することで、補強層と外部電極の
物理的及び電気的接合が容易になり、引っ張りや曲げ等
の機械的応力を分散することができるため、機械的応力
に対する耐久性が高いチップ型電子部品を実現できると
いう作用を有する。
【0017】請求項11記載の発明は、外部電極は上
層、下層の二層構造であり、下層は積層体の端面のみに
設けたことを特徴とする請求項1記載のチップ型電子部
品とすることで、外部電極を2層構造にすることにより
外部電極側に分散された引っ張りや曲げ等の機械的応力
をさらに分散できるため、亀裂などの発生を防止でき
る。
【0018】請求項12記載の発明は、外部電極の下層
と内部電極のそれぞれの構成材料は、同一元素を含むこ
とを特徴とする請求項11に記載のチップ型電子部品と
するものであり、外部電極の下層と内部電極との物理的
接合が容易になり引っ張りや曲げ等の機械的応力が外部
電極側に分散され易くなり、また外部電極の下層と内部
電極との電気的接続が完璧なものとなるため、機械的耐
久性及び電気特性に優れた高信頼性のチップ型電子部品
を実現できるという作用を有する。
【0019】請求項13記載の発明は、請求項1〜12
いずれか1記載のチップ型電子部品と、前記チップ型電
子部品の外部電極それぞれに接合されたリード端子と、
前記リード端子の一部と前記チップ型電子部品を覆う外
装材とを備えたことを特徴とする面実装型電子部品とす
ることで、小型でしかも回路基板のたわみなどによっ
て、回路基板等との接続不良が発生することなく、しか
も小型でありながら耐電圧が高く、しかも容量の範囲を
広くすることができる。更に請求項1〜12のチップ型
電子部品を用いることで、外装材でチップ型電子部品を
モ−ルドする時に印加される機械的応力が静電容量取得
層にまで至る前に補強層により止められる為、電気特性
が変化する事がなく、積層構造を採用している電子部品
の信頼性が大幅に向上する。
【0020】本発明のチップ型電子部品において、セラ
ミック層を構成する主成分化合物としては主にBaTi
3,SrTiO3,MgTiO3等のチタン酸塩系が適
用され、内部電極層を構成する金属としては、Niの他
に場合によってはAg−Pd系,Cu系を使用しても差
し支えない。また、工法上積層体と同時に焼成される下
層外部電極としては上記したようにNiが適用できる
が、その場合上層外部電極には、主としてAg系が用い
られる。また、外部電極にCuを適用しても差し支えな
い。
【0021】また、本発明のチップ型電子部品におい
て、積層体の無効層中に設けられる補強層としてはセラ
ミック層よりも展性や延性に富む金属が好ましく、N
i,Cu,Ag−Pd系等が用いられる。
【0022】以下、実施の形態において、本発明のチッ
プ型電子部品について、当該電子部品の一つである積層
セラミックコンデンサを用いて、図面を参照しながら詳
しく説明する。
【0023】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1におけるチップ型電子部品を示す断面図であり、1
1は積層体、12a,12b,12cは内部電極、13
はセラミック層、14は補強層、15は下層外部電極、
16は上層外部電極である。
【0024】ここで、該積層セラミックコンデンサの製
造方法を説明する。
【0025】主成分であるBaTiO3粉末と添加剤の
各粉末を電子天秤で所定量を秤量し、焼結助剤成分と共
にボールミル中で20時間混合した。混合物はシルクス
クリーンで濾過して、テフロン(登録商標)シートを敷
いたステンレスバット中に投入し乾燥させた。乾燥した
塊状物はアルミナ乳鉢中で解砕した後、熱処理してスラ
リー用粉末とした。
【0026】次に、スラリー用粉末の所定量を溶剤及び
可塑剤と共に混合することにより湿潤した。湿潤後、ポ
リビニルブチラール樹脂より成るビヒクルを使用してシ
ート成形用スラリーを作製した。
【0027】次に、該スラリーを150メッシュのシル
クスクリーンで濾過した後、成膜してセラミック生シー
トを得た。そして、該セラミック生シートと、Niペー
ストより作製した内部電極シート及び補強層となるシ−
トを用いて転写工法により所定の積層仕様に基づいて積
層した後、切断してグリーンチップを得た。ここで、セ
ラミック生シート、内部電極シート及び補強層となるシ
−トは、焼成後の構造において、無効層中に形成される
複数の補強層が積層セラミックコンデンサの側面に設け
られた外部電極の端部の真下に位置するように所定の仕
様に基づいて積層した。
【0028】次に、得られたグリーンチップを面取りし
た後、その両端面に下層外部電極となるNiペーストを
塗布し乾燥した後、脱脂した。そして、回転式雰囲気炉
により還元雰囲気焼成を実施した。グリーンガス、CO
2及びN2により調整したNiの平衡酸素分圧よりも2桁
程度低い酸素分圧雰囲気中で1250゜Cの温度で2時
間保持した。そして、焼成したチップの両端面に上層外
部電極となるAgを塗布して大気中で焼き付けた後、N
i鍍金及びその上にSn鍍金を施して本実施の形態の積
層セラミックコンデンサを完成させた。
【0029】該積層セラミックコンデンサは、図1に示
したようにBaTiO3質セラミック層13とNiを含
む内部電極層12a,12b,12cとを交互に積層し
て形成された静電容量取得層となる有効層の上下に無効
層としてBaTiO3質セラミック層13が積層されて
積層体11が形成されており、該無効層中に複数のNi
質補強層14が形成されていた。そして、該複数のNi
質補強層14は同一平面上でギャップを隔てて一方の端
部同士が向かい合い、他方の端部は対向するNi質下層
外部電極15と接合されており、該Ni質下層外部電極
15の上にAg質上層外部電極16が設けられていた。
さらに、無効層中の複数のNi質補強層14は、該積層
セラミックコンデンサの側面に設けられた外部電極端部
17の真下に位置していた。
【0030】次に、本実施の形態の積層セラミックコン
デンサを図5に示した従来の構造より成る積層セラミッ
クコンデンサと共にたわみ試験に供した。なお、試験に
供した積層セラミックコンデンサは定格電圧が630V
DCで3216サイズの10000PF品として作製し
たものであり、各々20個試験した。たわみ試験はチッ
プ型電子部品の信頼性を判断する為の重要な評価項目で
あり、専用のプリント基板に被試験品を半田付けした
後、専用の治具で3点曲げを付加させながら静電容量を
測定し、静電容量値が急激に低下した時点での基板のた
わみ幅(mm)をたわみ強度とするものである。通常、
静電容量値が急激に低下した時点で被試験品に亀裂が発
生している。図5に示した従来の構造より成る積層セラ
ミックコンデンサは、たわみ幅(mm)が3mmで静電
容量値が急激に低下して亀裂が発生した被試験品が見ら
れ、平均値が4.2mmであったのに対して、本発明の
積層セラミックコンデンサは、最小値が6.6mmで平
均値が7.4mmと高く、たわみ強度の優れたものであ
った。
【0031】本実施の形態の積層セラミックコンデンサ
は、補強層14と下層外部電極15は共にNi質である
ため、物理的接合が完璧になり機械的応力を外部電極側
に分散する事が可能で、たわみ強度が向上し、さらに良
好な周波数特性を有するものである。また、外部電極を
2層構造とすることにより、機械的応力の外部電極側分
散効果が更に高くなる。
【0032】以上の様に本実施の形態によれば、機械的
応力に対し高度な耐久性を有し、たわみ強度に優れたチ
ップ型電子部品を実現できるという作用を有する。
【0033】(実施の形態2)図2は本発明の実施の形
態2におけるチップ型電子部品を示す断面図であり、2
1は積層体、22a,22b,22cは内部電極、23
はセラミック層、24は補強層、25は下層外部電極、
26は上層外部電極である。
【0034】実施の形態1と同様の方法で作製した該積
層セラミックコンデンサは、図2に示したようにBaT
iO3質セラミック層23とNi質内部電極層22a,
22b,22cとを交互に積層して形成された静電容量
取得層となる有効層の上下に無効層としてBaTiO3
質セラミック層23が積層されて積層体21が形成され
ており、該無効層中に複数のNi質補強層24形成され
ていた。そして、該複数のNi質補強層24は同一平面
上でギャップを隔てて一方の端部同士が向かい合い、他
方の端部の内少なくとも1層は対向するNi質下層外部
電極と物理的に非接触であり、該Ni質下層外部電極2
5の上にAg質上層外部電極が設けられていた。
【0035】さらに、無効層中の複数のNi質補強層2
4は、該積層セラミックコンデンサの側面に設けられた
外部電極端部27の真下に位置していた。
【0036】本実施の形態の積層セラミックコンデンサ
も実施の形態1と同様に機械的耐久性に優れ、たわみ強
度の良好なものであった。
【0037】(実施の形態3)図3は本発明の実施の形
態3におけるチップ型電子部品を示す断面図であり、3
1は積層体、32a,32b,32cは内部電極、33
はセラミック層、34は補強層、35は下層外部電極、
36は上層外部電極である。
【0038】実施の形態1と同様の方法で作製した該積
層セラミックコンデンサは、図3に示したようにBaT
iO3質セラミック層33とNi質内部電極層32a,
32b,32cとを交互に積層して形成された静電容量
取得層となる有効層の上下に無効層としてBaTiO3
質セラミック層33が積層されて積層体31が形成され
ており、該無効層中に複数のNi質補強層34形成され
ていた。そして、該複数のNi質補強層34は同一平面
上でギャップを隔てて一方の端部同士が向かい合い、他
方の端部は対向する下層外部電極35と物理的に非接触
であり、該Ni質下層外部電極35の上にAg質上層外
部電極36が設けられていた。
【0039】さらに、無効層中の複数のNi質補強層3
4は、該積層セラミックコンデンサの側面に設けられた
外部電極端部37の真下に位置していた。
【0040】本実施の形態の積層セラミックコンデンサ
は、複数の補強層と外部電極を非接触としているため積
層セラミックコンデンサとして余分な静電容量成分が発
生することがなく、また機械的応力に対し十分な耐久性
を有する信頼性に優れたものであった。
【0041】(実施の形態4)図4は本発明の実施の形
態4におけるチップ型電子部品を示す断面図であり、4
1は積層体、42a,42b,42cは内部電極、43
はセラミック層、44は補強層、45は下層外部電極、
46は上層外部電極である。
【0042】実施の形態1と同様の方法で作製した該積
層セラミックコンデンサは、図4に示したようにBaT
iO3質セラミック層43とNi質内部電極層42a,
42b,42cとを交互に積層して形成された静電容量
取得層となる有効層の上下に無効層としてBaTiO3
質セラミック層43が積層されて積層体41が形成され
ており、無効層中に複数のNi質補強層44形成されて
いた。そして、該複数のNi質補強層44は一方の端部
及び他方の端部共に対向する外部電極と物理的に非接触
であり、該Ni質下層外部電極45の上にAg質上層外
部電極46が設けられていた。
【0043】さらに、無効層中の複数のNi質補強層4
4は、該積層セラミックコンデンサの側面に設けられた
外部電極端部47の真下に位置していた。
【0044】本実施の形態の積層セラミックコンデンサ
は、余分な静電容量成分が発生することがなく、また引
っ張りや曲げ等の機械的応力や熱的応力に対し十分な耐
久性を有するものであった。
【0045】なお、上記実施の形態においては内部電極
層が直列構造を有する積層セラミックコンデンサについ
て説明したが、内部電極層が並列構造を有する積層セラ
ミックコンデンサはもちろん、セラミック層と内部電極
層とを交互に積層したチップ型電子部品全般において本
発明は同様の効果が得られるものである。
【0046】(比較例)図6は本発明の比較例における
チップ型電子部品を示す断面図であり、61は積層体、
62a,62b,62cは内部電極、63はセラミック
層、64は補強層、65は下層外部電極、66は上層外
部電極である。
【0047】該積層セラミックコンデンサの基本的な作
製方法は実施の形態1と同様であるが、焼成後の構造に
おいて、無効層中に形成される複数の補強層が、該積層
セラミックコンデンサの側面に設けられた外部電極の端
部の真下から外れるように所定の仕様に基づいて積層し
た。
【0048】作製した該積層セラミックコンデンサは、
図6に示したようにBaTiO3質セラミック層63と
Ni質内部電極層62a,62b,62cとを交互に積
層して形成された静電容量取得層となる有効層の上下に
無効層としてBaTiO3質セラミック層63が積層さ
れて積層体61が形成されており、無効層中に複数のN
i質補強層64形成されていた。そして、該複数のNi
質補強層64は同一平面上でギャップを隔てて一方の端
部同士が向かい合い、他方の端部は対向するNi質下層
外部電極65と接合されており、該Ni質下層外部電極
65の上にAg質上層外部電極66が設けられていた。
そして、無効層中の複数のNi質補強層64は、該積層
セラミックコンデンサの側面に設けられた外部電極端部
67の真下から外れた位置関係を有していた。
【0049】次に、実施の形態1と同様に本比較例の積
層セラミックコンデンサをたわみ試験に供した。なお、
試験に供した積層セラミックコンデンサは定格電圧が6
30VDCで3216サイズの10000PF品として
作製したものであり、各々20個試験した。その結果、
本比較例の積層セラミックコンデンサは複数の補強層を
有しているにもかかわらず、中にはたわみ幅(mm)が
3.3mmで静電容量値が急激に低下して亀裂が発生し
た被試験品が見られ、平均値が4.1mmであり、実施
の形態1の複数のNi質補強層14が、積層セラミック
コンデンサの側面に設けられた外部電極端部17の真下
に位置するように構成したものと比べて、チップ型電子
部品としての信頼性が低いものであることが判明した。
【0050】なお、実施の形態1〜実施の形態4で説明
した「無効層中の補強層は、積層セラミックコンデンサ
の側面に設けられた外部電極端部の真下に位置してい
た」というのは、外部電極端部からセラミックシート及
び内部電極を積層した方向に沿って電子部品内部に進ん
でいくと、補強層が存在するということである。
【0051】(実施の形態5)図7は本発明の実施の形
態5におけるチップ型電子部品を示す断面図であり、図
7において、70は実施の形態1〜実施の形態4に記載
のチップ型電子部品で、チップ型電子部品70の両端に
設けられた外部電極71,72にはそれぞれリード端子
73,74が電気的に接合されている。75はリード端
子73,74の一部及びチップ型電子部品70の全てを
埋設した外装材であり、外装材75としては、絶縁性を
有するエポキシ樹脂などが好適に用いられる。外装材7
5の外形形状は略直方体形状に形成されている。
【0052】リード端子73,74は外装材75の対向
する側面からそれぞれ一部が導出されており、導出され
た一部分は側面及び底面に沿って曲げられ、外装材75
の底面において、リード端子73,74の端部が対向す
るように構成されている。この外装材の側面及び底面に
沿って設けられたリード端子73,74が直接或いはは
んだなどの導電材料を介して、回路基板等の上に設けら
れたランドなどと接合することになり、面実装用の電子
部品とすることができる。
【0053】この様に構成することで、小型でしかも回
路基板のたわみなどが生じても、外装材75に露出した
部分がそのたわみを吸収し、回路基板などとの接合部分
にクラックなどが生じるのを抑えることができるので、
回路基板等との接続不良が発生することなく、しかも小
型でありながら耐電圧が高く、しかも容量の範囲を広く
することができる。更に実施の形態1〜実施の形態4に
示すように、補強層を所定の位置に設けたチップ型電子
部品70を用いることで、外装材75でチップ型電子部
品70をモ−ルドする時に印加される機械的応力が静電
容量取得層にまで至る前に補強層により止められる為、
電気特性が変化する事がなく、積層構造を採用している
電子部品の信頼性が大幅に向上する。
【0054】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、セラミッ
ク層と内部電極層とを交互に積層して形成した有効層の
上下にセラミック層のみを積層して形成した無効層中に
複数の補強層を設け、且つ設けられた複数の補強層を基
体の側面の外部電極端部の真下に位置させることによ
り、曲げや引っ張り等の機械的応力や熱応力に対する耐
久性が高く、特にたわみ強度に優れた信頼性が高いチッ
プ型電子部品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるチップ型電子部
品を示す断面図
【図2】本発明の実施の形態2におけるチップ型電子部
品を示す断面図
【図3】本発明の実施の形態3におけるチップ型電子部
品を示す断面図
【図4】本発明の実施の形態4におけるチップ型電子部
品を示す断面図
【図5】従来のチップ型電子部品を示す断面図
【図6】本発明の比較例におけるチップ型電子部品を示
す断面図
【図7】本発明の実施の形態5におけるチップ型電子部
品を示す断面図
【符号の説明】
11,21,31,41 積層体 12a,22a,32a,42a 内部電極 12b,22b,32b,42b 内部電極 12c,22c,32c,42c 内部電極 13,23,33,43 セラミック層 14,24,34,44 補強層 15,25,35,45 下層外部電極 16,26,36,46 上層外部電極 17,27,37,47 外部電極端部 51 積層体 52a 内部電極 52b 内部電極 52c 内部電極 53 セラミック層 54 補強層 50 外部電極 55 外部電極端部 61 積層体 62a 内部電極 62b 内部電極 62c 内部電極 63 セラミック層 64 補強層 65 下層外部電極 66 上層外部電極 67 外部電極端部 70 チップ型電子部品 71,72 外部電極 73,74 リード端子 75 外装材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 益裕 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5E001 AB03 AC04 AC06 AC07 AD00 AF00 AF01 AF06 AG00 5E082 AA01 AA02 AB03 BC33 EE04 EE35 FG01 FG26 FG54 GG08 GG10 GG26 GG28 JJ03 JJ23 MM24

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の複数のセラミック層の間に内部電極
    層を設けた有効層及び第2の複数のセラミック層の間に
    設けられ所定間隔で配置された複数の補強層を備えた無
    効層を有した基体と、前記基体の両端部から側部に至る
    ように設けられ、前記内部電極層と電気的に接合された
    一対の外部電極とを備えたチップ型電子部品であって、
    前記無効層中に備えられた複数の補強層は前記基体の側
    面に設けられた外部電極の端部の真下に存在することを
    特徴とするチップ型電子部品。
  2. 【請求項2】有効層を挟むように前記有効層の両側に無
    効層を設けたことを特徴とする請求項1記載のチップ型
    電子部品。
  3. 【請求項3】複数の補強層の内少なくとも一層の補強層
    はセラミック層の表面において複数に分割されているこ
    とを特徴とする請求項1記載のチップ型電子部品。
  4. 【請求項4】複数の補強層の内少なくとも一層の補強層
    はセラミック層の表面において連続した一つの補強層で
    あることを特徴とする請求項1記載のチップ型電子部
    品。
  5. 【請求項5】全ての補強層が外部電極とは非接触となる
    ように構成されたことを特徴とする請求項1記載のチッ
    プ型電子部品。
  6. 【請求項6】全ての補強層が外部電極と接触するように
    構成されたことを特徴とする請求項1記載のチップ型電
    子部品。
  7. 【請求項7】複数の補強層の内一部の補強層は外部電極
    と非接触に設けられており、他の補強層は外部電極と接
    触していることを特徴とする請求項1記載のチップ型電
    子部品。
  8. 【請求項8】補強層と外部電極のそれぞれの構成材料
    は、同一元素を含むことを特徴とする請求項1記載のチ
    ップ型電子部品。
  9. 【請求項9】同一元素はNiであることを特徴とする請
    求項8に記載のチップ型電子部品。
  10. 【請求項10】補強層を構成する金属と外部電極を構成
    する金属とは合金を形成することを特徴とする請求項1
    記載のチップ型電子部品。
  11. 【請求項11】外部電極は上層、下層の二層構造であ
    り、下層は積層体の端面のみに設けたことを特徴とする
    請求項1記載のチップ型電子部品。
  12. 【請求項12】外部電極の下層と内部電極のそれぞれの
    構成材料は、同一元素を含むことを特徴とする請求項1
    1に記載のチップ型電子部品。
  13. 【請求項13】請求項1〜12いずれか1記載のチップ
    型電子部品と、前記チップ型電子部品の外部電極それぞ
    れに接合されたリード端子と、前記リード端子の一部と
    前記チップ型電子部品を覆う外装材とを備えたことを特
    徴とする面実装型電子部品。
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