JP2002074956A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2002074956A
JP2002074956A JP2000266986A JP2000266986A JP2002074956A JP 2002074956 A JP2002074956 A JP 2002074956A JP 2000266986 A JP2000266986 A JP 2000266986A JP 2000266986 A JP2000266986 A JP 2000266986A JP 2002074956 A JP2002074956 A JP 2002074956A
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voltage
power supply
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JP2000266986A
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English (en)
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Nobuyuki Fujii
信行 藤井
Gen Morishita
玄 森下
Akira Yamazaki
彰 山崎
Yasuhiko Tatewaki
恭彦 帶刀
Mihoko Akiyama
実邦子 秋山
Masako Kobayashi
真子 小林
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Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05FSYSTEMS FOR REGULATING ELECTRIC OR MAGNETIC VARIABLES
    • G05F1/00Automatic systems in which deviations of an electric quantity from one or more predetermined values are detected at the output of the system and fed back to a device within the system to restore the detected quantity to its predetermined value or values, i.e. retroactive systems
    • G05F1/10Regulating voltage or current
    • G05F1/46Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C5/00Details of stores covered by group G11C11/00
    • G11C5/14Power supply arrangements, e.g. power down, chip selection or deselection, layout of wirings or power grids, or multiple supply levels
    • G11C5/145Applications of charge pumps; Boosted voltage circuits; Clamp circuits therefor

Abstract

(57)【要約】 【課題】 設計効率や信頼性および歩留りを向上するこ
とができかつ消費電流を低減することのできる内部電圧
発生回路を提供する。 【解決手段】 キャパシタからの電荷を出力ノードに転
送して内部電圧を発生するための電荷転送ゲート(Q
6)のゲートへ制御電圧を与える制御電圧発生部(3
0)において、切換信号(φSW)に従って制御電圧の
振幅を切換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置に関
し、特に、ポンプ動作により内部電圧を発生する半導体
装置に関する。より特定的には、この発明は、基板領域
に印加されるバイアス電圧を発生する基板バイアス電圧
発生回路に関する。
【0002】
【従来の技術】システム全体の消費電力を低減し、また
所望の電圧レベルの電圧を発生するために、半導体装置
において、内部電圧発生回路が設けられる。内部電圧に
は、外部からの電源電圧よりも高い高電圧、接地電圧と
電源電圧の間の中間電圧レベルの基準電圧、および基板
領域に印加する負のバイアス電圧などがある。特に、半
導体記憶装置においては、MOSトランジスタ(絶縁ゲ
ート型電界効果トランジスタ)で構成されるメモリセル
トランジスタのしきい値電圧の安定化および接合容量の
低減などを目的として、基板領域にバイアス電圧VBB
が印加される。
【0003】図14は、従来のバイアス電圧発生回路の
構成を概略的に示す図である。図14において、バイア
ス電圧発生回路は、アクティブサイクル時に活性化され
てバイアス電圧VBBを発生するアクティブバイアス電
圧発生回路102と、スタンバイサイクル時にバイアス
電圧VBBを発生するスタンバイバイアス電圧発生回路
104と、バイアス電圧VBBの電圧レベルが所定電圧
レベルに到達しているかを検出し、該検出結果に従って
アクティブバイアス電圧発生回路102およびスタンバ
イバイアス電圧発生回路104を選択的に活性化するレ
ベル検出回路100を含む。このレベル検出回路100
は、アクティブサイクル用のレベル検出器およびスタン
バイサイクル用のレベル検出器を含み、それぞれ、アク
ティブ用活性制御信号φALおよびスタンバイ用活性制
御信号φSLを生成する。バイアス電圧VBBは、負電
圧であり、レベル検出回路100は、このバイアス電圧
VBBが所定値以下となるとバイアス電圧発生回路10
2および/または104のバイアス電圧発生動作を停止
させる。
【0004】アクティブバイアス電圧発生回路102
は、大きな電荷供給能力を有しており、アクティブサイ
クル時の内部回路動作時において、バイアス電圧VBB
の電圧レベルが変動するのを防止する。スタンバイバイ
アス電圧発生回路104は、その電荷供給能力は比較的
小さく、スタンバイ状態時におけるリーク電流によるバ
イアス電圧VBBの変動を抑制する。
【0005】アクティブバイアス電圧発生回路102
は、レベル検出回路100からの活性制御信号φALに
従って選択的に発振動作を行なうアクティブ用リングオ
シレータ102aと、アクティブ用リングオシレータ1
02aからの発振信号に従ってキャパシタのチャージポ
ンプ動作を利用して電荷を出力ノードに供給するアクテ
ィブ用ポンプ回路102bを含む。アクティブ用リング
オシレータ102aは、活性制御信号φALが、活性状
態にあり、バイアス電圧VBBが所定電圧レベルに到達
していないことを示しているときには発振動作を行な
い、バイアス電圧VBBが所定電圧レベルに到達したと
きに発振動作を停止する。
【0006】スタンバイバイアス電圧発生回路104
は、レベル検出回路100からの活性制御信号φSLに
従って選択的に発振動作を行なうスタンバイ用リングオ
シレータ104aと、スタンバイ用リングオシレータ1
04aからの発振信号に応答してキャパシタによるチャ
ージポンプ動作を行なってバイアス電圧VBBを生成す
るスタンバイ用ポンプ回路104bを含む。スタンバイ
用リングオシレータ104aも、活性制御信号φSL
が、バイアス電圧VBBが所定電圧レベルに到達してい
ないことを示しているときには発振動作を行ない、一
方、活性制御信号φSLが、バイアス電圧VBBが所定
電圧レベルに到達していることを示しているときには発
振動作を停止する。
【0007】アクティブサイクル用およびスタンバイサ
イクル用それぞれバイアス電圧発生回路を設けることに
より、スタンバイサイクル時において電荷供給能力の大
きなアクティブバイアス電圧発生回路102を動作を停
止させて消費電力を低減する。アクティブポンプ回路1
02bおよびスタンバイ用ポンプ回路104bは、キャ
パシタのチャージポンプ動作を利用しており、そのキャ
パシタの容量値が異なり、スタンバイ用ポンプ回路10
4bの電荷供給能力は小さくされる。キャパシタのチャ
ージポンプ動作を利用するチャージポンプ回路において
は、電荷供給能力は、発振信号の周波数とチャージポン
プ動作を行なうキャパシタの容量値により比例する。
【0008】キャパシタを利用するチャージポンプ回路
としては種々の構成が存在するが、代表的に、シングル
ブースト型チャージポンプ回路およびダブルブースト型
チャージポンプ回路が存在する。
【0009】図15は、従来のシングルブースト型チャ
ージポンプ回路の構成を示す図である。図15におい
て、シングルブースト型チャージポンプ回路は、リング
オシレータからのクロック信号CLKを受けるインバー
タ回路IV1と、インバータ回路IV1の出力信号を遅
延する遅延回路DL1と、遅延回路DL1の出力信号を
さらに遅延する遅延回路DL2と、遅延回路DL1およ
びDL2の出力信号を受けるNORゲートNG1と、イ
ンバータ回路IV1の出力信号と遅延回路DL2の出力
信号を受けるNAND回路NG2と、インバータ回路I
V1と遅延回路DL1の出力信号を受けるNORゲート
NG3と、NORゲートNG1の出力信号を遅延する遅
延回路DL3と、NAND回路NG2の出力信号を遅延
するバッファ回路DL4と、NORゲートNG3の出力
信号を反転するインバータIV2と、遅延回路DL3の
出力信号を一方電極に受けるキャパシタC1と、遅延回
路DL4の出力信号を一方電極ノードに受けるキャパシ
タC2と、インバータ回路IV2の出力信号を一方電極
ノードに受けるキャパシタC3と、キャパシタC3の他
方電極ノード(ノードNF)と接地ノードの間に接続さ
れるPチャネルMOSトランジスタQ1と、ノードNF
と接地ノードの間に直列に接続されるPチャネルMOS
トランジスタQ2およびQ3と、キャパシタC1の他方
電極ノード(ノードNB)と接地ノードの間に接続され
かつそのゲートがノードNFに接続されるPチャネルM
OSトランジスタQ4と、キャパシタC2の他方電極ノ
ード(ノードNE)と接地ノードの間に接続されかつそ
のゲートがノードNFに接続されるPチャネルMOSト
ランジスタQ5と、ノードNEの電圧レベルに応じて選
択的に導通し、ノードNDおよびNOの間で電荷を転送
するPチャネルMOSトランジスタQ6を含む。
【0010】PチャネルMOSトランジスタQ1は、ゲ
ートが接地ノードに接続され、ダイオードモードで動作
し、ノードNFの電圧レベルをしきい値電圧の絶対値V
thpにクランプする。MOSトランジスタQ2および
Q3が、それぞれ、接地ノードからノードNFに向かっ
て順方向にダイオード接続され、ノードNFの電圧レベ
ルを、−2・Vthpにクランプする。ここで、Vth
pは、MOSトランジスタQ1−Q3とそれぞれの、し
きい値電圧の絶対値を示す。次に、この図15に示すシ
ングルブースト型チャージポンプ回路の動作について説
明する。
【0011】初期状態において、ノードNA−NFがす
べて接地電圧Vss(=0V)の状態において、クロッ
ク信号CLKが立上がった状態を考える。この場合、イ
ンバータ回路IV1の出力信号がLレベルに立下がり、
ノードNBの電圧が、遅延回路DL4の遅延時間経過後
電源電圧Vccレベルに立上がる。一方、遅延回路DL
1およびDL2の遅延時間が経過すると、NORゲート
NG1の両入力がともにLレベルとなり、さらに遅延回
路DL3の有する遅延時間が経過した後、ノードNAの
電圧レベルが電源電圧Vccレベルに上昇する。
【0012】一方、ノードNCは、初期状態において0
Vの電圧レベルであり、また遅延回路DL1の有する遅
延時間が経過後ノードNCはインバータ回路IV2によ
り接地電圧レベルに駆動される。ノードNDは、ノード
NAの電圧上昇に応じて、キャパシタC1のチャージポ
ンプ動作により、その電圧レベルが電源電圧Vccだけ
上昇しようとする。しかしながら、ノードNFの電圧レ
ベルが接地電圧レベルであり、MOSトランジスタQ4
がオン状態であり、このノードNDの電圧レベルは、M
OSトランジスタQ4がオフ状態となるまで低下する。
同様に、ノードNEは、キャパシタC2によるチャージ
ポンプ動作により、その電圧レベルが電源電圧Vccだ
け上昇しようとするが、MOSトランジスタQ5は、オ
ン状態であり、このMOSトランジスタQ5がオフ状態
となるまで、その電圧レベルが低下する。
【0013】クロック信号CLKが電源電圧Vccレベ
ルから接地電圧に低下すると、インバータ回路IV1の
出力信号が電源電圧Vccレベルとなり、応じてNOR
ゲートNG3の出力信号がLレベル(接地電圧レベル)
となる。ノードNCの電圧レベルが電源電圧Vccレベ
ルとなり、応じてノードNFの電圧レベルもこのキャパ
シタC3によりチャージポンプ動作により上昇しようと
する。しかしながら、このノードNFの電圧上昇に応じ
て、MOSトランジスタQ1がオン状態となり、ノード
NFの電圧レベルが、そのしきい値電圧の絶対値Vth
pレベルにクランプされる。このノードNFが、しきい
値電圧の絶対値Vthpにクランプされると、MOSト
ランジスタQ4およびQ5がオフ状態となる(ノードN
DおよびNEが、ほぼ接地電圧レベルまで放電されてい
るため)。
【0014】続いて、遅延回路DL1の出力信号が電源
電圧レベルに上昇すると、NORゲートNG1の出力信
号が接地電圧レベルに低下する。遅延回路DL3の有す
る遅延時間の経過後、ノードNAの電圧が、電源電圧V
ccレベルから、接地電圧レベルに低下する。キャパシ
タC1のチャージポンプ動作により、ノードNDの電圧
レベルが、−Vccだけ低下する。
【0015】遅延回路DL1およびDL2の有する遅延
時間が経過すると、NANDゲートNG2の出力信号が
Lレベルとなり、ノードNBの電圧レベルが電源電圧V
ccレベルから接地電圧レベルに低下し、応じてノード
NEの電圧レベルが、−Vccだけ低下する。このノー
ドNEの電圧レベルが、ほぼ−Vccレベルにまで低下
すると、MOSトランジスタQ6がオン状態となり(出
力ノードNOは初期状態時、ほぼ接地電圧レベルであ
る)、ノードNDから出力ノードNOに負電荷(電子)
が供給される。
【0016】次に、クロック信号CLKが再び電源電圧
Vccレベルに立上がると、まず、ノードNBが接地電
圧レベルから電源電圧Vccレベルに変化する。応じ
て、キャパシタC2のチャージポンプ動作により、ノー
ドNEの電圧レベルがVccだけ上昇し、MOSトラン
ジスタQ6がオフ状態となり、出力ノードNOへの負電
荷の供給が停止される。
【0017】続いて、ノードNCが、遅延回路DL1の
出力信号が接地電圧レベルとなると、電源電圧Vccレ
ベルから接地電圧レベルにそのでレベルが低下する。キ
ャパシタC3のチャージポンプ動作によりのNFの電圧
が電源電圧Vccだけ低下しようとするが、MOSトラ
ンジスタQ2およびQ3により−2Vthpの電圧レベ
ルにクランプされる。
【0018】この後、遅延回路DL2の出力信号がLレ
ベルとなると、ノードNAが、接地電圧レベルから電源
電圧Vccレベルに上昇し、応じてノードNDへ電荷を
供給する。しかしながら、MOSトランジスタQ4がオ
ン状態であり、ノードNDは、接地電圧レベルに保持さ
れる。
【0019】上述の動作を繰返し実行することにより、
出力ノードNOからの電圧VBBの電圧レベルを低下さ
せる。この状態を繰返し、定常状態になったときの動作
を図16に示す信号波形図を参照して説明する。
【0020】まず、時刻taにおいて、クロック信号C
LKが電源電圧Vccレベルに立上がるとき、ノードN
AおよびノードNBは、接地電圧レベルであり、ノード
NCが電源電圧Vccレベルであり、またノードNEが
−Vccレベルである。
【0021】クロック信号CLKが時刻taにおいて電
源電圧Vccレベルに立上がり、遅延回路DL4の有す
る遅延時間が経過すると、時刻tbにおいて、ノードN
Bの電圧レベルが、電源電圧Vccレベルに上昇し、応
じてノードNEの電圧レベルが、−Vccから接地電圧
レベルに上昇し、MOSトランジスタQ6がオフ状態と
なる。
【0022】続いて、遅延回路DL1の有する遅延時間
が経過すると、NORゲートNG3の両入力がLレベル
となり時刻tcにおいて、ノードNCの電圧レベルが、
電源電圧Vccレベルから接地電圧レベルに低下し、続
いてノードNFの電圧レベルも、この電源電圧Vccレ
ベル分だけ低下する。ノードNFは、MOSトランジス
タQ1により、しきい値電圧の絶対値Vthpにクラン
プされている。したがって、Vthp−Vccの電圧レ
ベルにノードNFの電圧レベルが低下するものの、MO
SトランジスタQ2およびQ3により、その電圧レベル
が−2・Vthpレベルにクランプされる。ノードNF
の電圧レベルが低下すると、MOSトランジスタQ4お
よびQ5がオン状態となり、ノードNEが確実に接地電
圧レベルに保持される。ノードNEが接地電圧レベルと
なると、応じてMOSトランジスタQ6がオフ状態とな
り、出力ノードNOへの電子の供給動作が停止される。
このノードNDは、オン状態のMOSトランジスタQ4
により接地電圧レベルに駆動される(図16において
は、応答の遅れを示している)。
【0023】遅延回路DL1−DL3の有する遅延時間
が経過すると、ノードNAの電圧レベルが、電源電圧V
ccレベルに上昇し、ノードNDの電圧レベルが上昇し
ようとしても、MOSトランジスタQ4がオン状態であ
り、ノードNDは接地電圧レベルに保持される。
【0024】時刻teにおいてクロック信号CLKが接
地電圧レベルに低下すると、まず、ノードNCが、電圧
レベルが電源電圧Vccレベルに上昇し、応じてノード
NFの電圧レベルが上昇し、MOSトランジスタQ1に
より、電圧Vthpレベルにクランプされる(時刻t
f)。
【0025】続いて、遅延回路DL1およびDL3の有
する遅延時間が経過すると、時刻tgにおいてノードN
Aの電圧レベルが接地電圧レベルに低下し、応じてノー
ドNDの電圧レベルが、−Vccレベルにまで低下す
る。ノードNEの電圧レベルは接地電圧レベルであり、
MOSトランジスタQ6はオフ状態を維持する。
【0026】さらに、遅延回路DL2の有する遅延時間
が経過すると、時刻thにおいてノードNBの電圧レベ
ルが接地電圧レベルに低下し、応じてノードNEの電圧
レベルが−Vccとなり、MOSトランジスタQ6がオ
ン状態となり、出力ノードNOへ負電荷を供給し、ノー
ドNDの電圧レベルが、その負電荷供給に応じて上昇す
る。
【0027】したがって、この図15に示すシングルブ
ースト型チャージポンプ回路においては、出力ノードに
負電荷を供給する転送ゲートとなるMOSトランジスタ
Q6のゲート(ノードNE)は、電源電圧Vccの振幅
で変化しており、この振幅により、シングルブースト型
と呼ばれる。
【0028】ノードNA−NCを3相駆動することによ
り、負電圧のノードNDにおける準備、この負電圧の安
定化の後の負電荷の供給、および負電荷供給停止後の負
電荷供給ノードの予備設定を順次正確に行なうことがで
き、効率的に負電荷を供給することができる。
【0029】図17は、ダブルブースト型チャージポン
プ回路の要部の構成を示す図である。この図17に示す
回路構成は、図15に示すシングルブースト型チャージ
ポンプ回路の一点鎖線で示すブロック、すなわちNAN
D回路NG2の出力信号を受けてノードNEを駆動する
部分の構成に対応する。すなわち、この図17に示す回
路ブロックを、図15に示す一点鎖線ブロックと置換す
ることにより、図15に示すチャージポンプ回路は、ダ
ブルブースト型チャージポンプ回路として動作する。
【0030】図17において、ダブルブースト型チャー
ジポンプ回路は、NANDゲートNG2の出力信号に従
ってノードNGを駆動するインバータ回路DIV3と、
NANDゲートNG2の出力信号に従って、ノードNH
を駆動する遅延回路DL5と、NANDゲートNGの出
力信号に従ってノードNIを駆動するインバータ回路D
IV4と、ノードNGとノードNJの間に接続されるキ
ャパシタC4と、ノードNHとノードNKの間に接続さ
れるキャパシタC5と、ノードNJ上の電圧に従って電
源ノードをノードNKに接続するNチャネルMOSトラ
ンジスタNQ4と、ノードNJと電源ノードの間に接続
されるNチャネルMOSトランジスタNQ1と、電源ノ
ードNJとの間に直列に接続されるNチャネルMOSト
ランジスタNQ3およびNQ2とを含む。
【0031】MOSトランジスタNQ1は、そのバック
ゲートおよびゲートが電源ノードに接続される。MOS
トランジスタNQ2およびNQ3の各々は、バックゲー
トが電源ノードに接続されかつ、そのゲートがソースに
接続される。MOSトランジスタNQ1は、ノードNJ
を、電圧Vcc−Vthnレベルにクランプし、また、
MOSトランジスタNQ3およびNQ2は、ノードNG
の電圧レベルを、Vcc+2・Vthnレベルにクラン
プする。ここで、Vthnは、MOSトランジスタNQ
1−NQ3それぞれのしきい値電圧を示す。
【0032】また、インバータ回路DIV3およびDI
V4は、遅延時間を有している。ダブルブースト型チャ
ージポンプ回路は、さらに、インバータ回路DIV4の
出力信号に従ってノードNLへノードNKの電荷を供給
するPチャネルMOSトランジスタPQと、ノードNL
と接地ノードとの間に直列に接続されるNチャネルMO
SトランジスタNQ5およびNQ6を含む。MOSトラ
ンジスタNQ5はそのゲートに電源電圧Vccを受け、
電界緩和用の抵抗素子として機能する。MOSトランジ
スタNQ6は、インバータ回路DIV4の出力信号をゲ
ートに受ける。ノードNLとノードNEの間にキャパシ
タC6が接続される。
【0033】図18は、図17に示すダブルブースト部
の動作を示す信号波形図である。以下、図18を参照し
て図17に示すダブルブースト部の動作について説明す
る。
【0034】インバータ回路DIV3は、インバータ回
路DIV4よりも大きな遅延時間を有しており、また遅
延回路DL5は、これらのインバータ回路DIV3およ
びDIV4の有する遅延時間よりも大きな遅延時間を有
している。
【0035】時刻Taにおいて、NANDゲートNG2
からの信号φが電源電圧Vccレベルに立上がり、イン
バータ回路DIV4の有する遅延時間が経過すると、ノ
ードNIの電圧レベルが電源電圧Vccから接地電圧レ
ベルに低下し、MOSトランジスタPQがオン状態とな
り、MOSトランジスタNQ6がオフ状態となる。応じ
て、ノードNLへは、ノードNK上の電圧が伝達され
る。ノードNKは、電源電圧Vccレベルであり、時刻
Tbにおいて、ノードNLは電源電圧Vccレベルに上
昇し、応じてノードNEの電圧レベルが電源電圧Vcc
だけ上昇し、−Vccレベルとなる。
【0036】インバータ回路DIV3の有する遅延時間
が経過すると、ノードNGの電圧レベルが、時刻Tcに
おいて接地電圧レベルに立下がり、応じてノードNJの
電圧レベルが、この電源電圧Vccレベルだけ変化しよ
うとする。しかしながら、ノードNJの電圧レベルは、
MOSトランジスタNQ1によりクランプされ、Vcc
−Vthnの電圧レベルに低下する。このノードNJの
電圧レベルがVcc−Vthnとなると、MOSトラン
ジスタNQ4がオフ状態となる。
【0037】遅延回路DL5が有する遅延時間が経過す
ると、時刻Tdにおいて、ノードNHの電圧レベルが、
電源電圧Vccレベルとなり、応じてキャパシタC5の
チャージポンプ動作により、ノードNKの電圧レベル
が、Vccレベルから電圧2・Vccレベルにまで上昇
し、応じてノードNLの電圧レベルが2・Vccレベル
に上昇する。キャパシタC6により、ノードNEの電圧
レベルがさらに電源電圧Vccだけ上昇し、ノードNE
が接地電圧レベルとなる。
【0038】時刻TeにおいてNANDゲートNG2か
らの信号φが接地電圧レベルに低下すると、インバータ
回路DIV4により、時刻TfにおいてノードNIの電
圧レベルがVccレベルとなり、MOSトランジスタN
Q6がオン状態となり、ノードNLの電荷が放電されて
ノードNLは接地電圧レベルとなる。ノードNIが接地
電圧レベルから電源電圧Vccレベルに上昇するとき、
ノードNKの電圧レベルが、2・Vccレベルであり、
MOSトランジスタPQが、オン状態にある。したがっ
て、ノードNKからこのMOSトランジスタPQを介し
てかつMOSトランジスタNQ6を介して接地ノードへ
電荷が放電される。ノードNKの電圧レベルが放電によ
り低下し、電源電圧Vccレベルまで低下すると、MO
SトランジスタPQは、そのゲートとソースの電圧レベ
ルが等しくなり、オフ状態となる。ノードNKの電圧レ
ベルは、したがって、電圧2・Vccレベルから電源電
圧Vccレベルまで放電される。
【0039】このノードNLの電圧レベルの低下によ
り、ノードNEが−2・Vccレベルまで低下する。
【0040】時刻TgにおいてノードNGの電圧レベル
が電源電圧Vccレベルに上昇すると、ノードNJの電
圧レベルがキャパシタC4のチャージポンプにより上昇
する。しかしながら、MOSトランジスタNQ2および
NQ3により、ノードNJの電圧レベルは、Vcc+2
・Vthnの電圧レベルにクランプされる。ノードNK
は2・Vccレベルであり、MOSトランジスタNQ4
がオフ状態を維持する。
【0041】時刻Thにおいて、遅延回路DL5の出力
信号に従ってノードNHの電圧レベルが電源電圧Vcc
レベルから接地電圧レベルに低下する。既に時刻Tgに
おいて、ノードNJの電圧は、電源電圧よりも高い電圧
レベルに設定されて、NチャネルMOSトランジスタN
Q4は、オン状態となっており、このノードNKは、N
チャネルMOSトランジスタNQ4を介して電源ノード
に結合されている。したがって、ノードNKは、キャパ
シタC5のチャージポンプ動作による電圧低下を電源ノ
ードから供給される電荷により補償され、電源電圧Vc
cレベルを維持する。
【0042】したがって、この図17に示すダブルブー
スト部の場合、ノードNEの振幅は、2・Vccであ
り、ダブルブースト型と呼ばれる。ダブルブースト型チ
ャージポンプ回路の場合、電荷を供給する出力段のMO
SトランジスタQ6のゲート−ソース間電圧が大きくな
り、応じて電荷供給能力も大きくなる。したがって、よ
り高速で電荷を供給することができる。
【0043】
【発明が解決しようとする課題】シングルブースト型チ
ャージポンプ回路の場合、ダブルブースト型チャージポ
ンプ回路に比べて構成要素数が少なく、回路占有面積が
小さいことおよび回路構成が簡単なため、信頼性が高く
また歩留まりも高いという利点を有している。しかしな
がら、電荷を転送するトランジスタQ6のゲート電圧
は、最低−Vccであり、発生可能な負電圧は−Vcc
+Vthpとなり、低電源電圧下では、十分な電圧レベ
ルの負電圧を生成することができない。たとえば、電源
電圧Vccが、1.5Vであり、しきい値電圧の絶対値
Vthpが0.7Vの場合、−0.8Vより深い負の電
圧を生成することができない。
【0044】一方、ダブルブースト型チャージポンプ回
路の場合、この電荷転送用のトランジスタQ6のゲート
電圧は、−2・Vccまで低下し、したがって低電源電
圧下でも、十分な、電圧レベルの負電圧を安定に生成し
て供給することができる。しかしながら、図17に示す
ダブルブースト部においては、その内部ノードの電圧
は、2・Vccの振幅で変化するため、電源電圧Vcc
が高い場合には、素子の信頼性(ゲート絶縁膜の信頼
性)が低下し、電源電圧を高くすることができないとい
う問題が生じる。したがって、電源電圧が比較的高い場
合、内部降圧回路により降圧した電圧をポンプ電源電圧
として利用する必要があり、シングルブースト型と同程
度のレベルの負電圧しか生成することができなくなり、
ダブルブースト型の利点が損なわれる。また、基板バイ
アス用に内部降圧回路を設けた場合、この回路の占有面
積および消費電流が増大するという問題が生じる。
【0045】また、テスト時においては、さまざまな電
源電圧のレベルで半導体装置を動作させ、不良を検出す
ることが行なわれる(スクリーニングテスト)。このテ
スト時に、ダブルブースト型チャージポンプ回路を利用
する場合、ダブルブースト部の素子の絶縁耐圧により、
最高電源電圧レベルが制限され、応じて印加電圧を十分
高くすることができず、内部回路の信頼性を保証するこ
とができなくなる。また、シングルブースト型チャージ
ポンプ回路の場合、電源電圧を低くした場合、十分な電
圧レベルの負電圧VBBを生成することができず、内部
回路の動作を安定化させることができず、正確なテスト
を行なうことができなくなる。したがって、これらのテ
スト時に、必要とされるテストを十分に行なうことがで
きず、半導体装置の信頼性および歩留まりが低下すると
いう問題が生じる。
【0046】したがって、基板バイアス用のチャージポ
ンプ回路を半導体チップに搭載する場合には、仕様を検
討した上で、この電源電圧レベルに応じていずれの形式
のチャージポンプ回路を使用するかを決定しており、回
路設計を仕様変更ごとに変更する必要があり、仕様変更
に柔軟に対処することができなくなるという問題が生じ
る。特に電源電圧は、半導体記憶装置が用いられるシス
テムの電源電圧により主として決定されており、適用用
途に応じて回路設計を行なう場合、各電源電圧ごとに、
チャージポンプ回路の設計変更を行なう必要があり、設
計効率が悪くなり、応じて装置価格が高くなるという問
題が生じる。
【0047】上述のような問題は、負電圧を発生するチ
ャージポンプ回路に限らず、たとえば半導体記憶装置に
おいてワード線などに伝達される高電圧を発生する内部
電圧発生回路においても同様の問題が生じる。
【0048】それゆえ、この発明の目的は、電源電圧の
電圧レベルに依存することなく安定に所望の電圧レベル
の内部電圧を生成することのできる半導体装置を提供す
ることである。
【0049】この発明の他の目的は、外部電源電圧の仕
様変更に容易に対応することのできる半導体装置を提供
することである。
【0050】この発明のさらに他の目的は、信頼性およ
び歩留まりの改善された半導体装置を提供することであ
る。
【0051】この発明のさらに他の目的は、安定に基板
バイアス電圧を効率的に生成することのできる半導体装
置を提供することである。
【0052】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体装
置は、所定の電圧レベルの内部電圧を発生するための第
1の動作形式の第1の内部電圧発生回路と、この第1の
回路形式と異なる第2の動作形式を有し、所定の電圧レ
ベルの内部電圧を発生するための第2の内部電圧発生回
路を備える。第1および第2の内部電圧発生回路は択一
的に動作可能とされる。
【0053】好ましくは、第1および第2の内部電圧発
生回路は別々に設けられる。これらの第1および第2の
内部電圧発生回路の一方を固定的に活性化する信号を発
生するための手段が設けられる。
【0054】好ましくは、第1の内部電圧発生回路は、
活性化時所定の周期で発振して発振信号を生成する第1
の発振回路と、この第1の発振回路からの発振信号に従
ってチャージポンプ動作を行なって内部電圧を生成する
ための第一のチャージポンプ回路とを備え、第2の内部
電圧発生回路は、第1の発振回路と択一的に活性化さ
れ、活性化時所定の周期で発振して発振信号を生成する
第2の発振回路と、この第2の発振回路からの発振信号
に従ってチャ−ジポンプ動作を行なって該内部電圧を発
生する第2のチャージポンプ回路とを備える。
【0055】好ましくは、活性化時所定の周期で発振す
る発振回路がさらに設けられる。第1の内部電圧発生回
路はこの発振回路からの発振信号に従ってチャージポン
プ動作を行なって内部電圧を発生する第1のチャージポ
ンプ回路を備える。第2の内部電圧発生回路は、第1の
チャージポンプ回路と異なる回路構成を有し、該発振回
路からの発振信号に従ってチャージポンプ動作を行なっ
て内部電圧を発生する第2のチャージポンプ回路を備え
る。この発振回路の発振信号が第1および第2のチャー
ジポンプ回路の一方に択一的に与えられる。
【0056】またこれに代えて、好ましくは第1および
第2の内部電圧発生回路は構成要素を共有する。この場
合、切換信号に応答して第2の内部電圧発生回路を第1
の内部電圧発生回路として動作させるためのゲート回路
が設けられる。
【0057】好ましくは、第2の内部電圧発生回路は、
クロック信号に応答してチャージポンプ動作を行なうチ
ャージポンプ容量と、このチャージポンプ容量からの電
荷を出力ノードに伝達するための転送ゲートと、転送ゲ
ートの電圧をクロック信号に応答して設定する電圧制御
回路とを含む。この電圧制御回路は、ゲート回路からの
出力信号応答して、転送ゲートへの印加電圧の振幅を変
更する。
【0058】電圧制御回路は、好ましくは、クロック信
号に応答して内部電源ノードの電圧を出力する第1の回
路と、このクロック信号に応答して、内部電源ノードの
電圧レベルを調整する電源制御回路を含む。この電源制
御回路は、ゲート回路の出力信号の第1の論理レベルに
応答して内部電源ノードの電圧を第1の電圧レベルに設
定し、かつゲート回路の出力信号の第2の論理レベルに
応答して内部電源ノードの電圧を最大レベルを第1の電
圧レベルよりも高い電圧レベルに設定する。
【0059】電源制御回路は、好ましくは、ゲート回路
の出力信号の第2の論理レベルに応答してクロック信号
に従って変化する電圧を内部電源ノードに伝達する。
【0060】また、これに代えて、第2の内部電圧発生
回路は、クロック信号に応答して内部電源ノードを選択
的に外部電源ノードに結合する第1の電源回路と、切換
信号の第1の論理レベルに応答して第1の電源回路と同
相で動作しかつこの切換信号の第2の論理レベルに応答
して第1の電源回路と相補的に動作して外部電源ノード
を内部電源ノードに結合する第2の電源回路と、この内
部電源ノードの電圧を一方動作電源電圧として受け、ク
ロック信号に応答して転送ゲートへ電圧を印加する電圧
印加回路とを含む。第1の内部電圧発生回路は、この電
圧印加回路を含む。
【0061】この場合、切換信号の第1の論理レベルに
応答してクロック信号をバッファ処理して第2の電源回
路へ与え、かつ切換信号の第2の論理レベルに応答して
クロック信号を反転して第2の電源回路へ与える論理ゲ
ートがさらに設けられる。
【0062】また、これに代えて、切換信号に応答し
て、クロック信号およびクロック信号の反転信号の一方
を選択して第2の電源回路へ与える選択回路が設けられ
る。
【0063】また、これに代えて、第2の内部電圧発生
回路は、クロック信号に応答して内部電源ノードを選択
的に外部電源ノードに結合する第1の電源回路と、クロ
ック信号に応答して内部電源ノードへ電源電圧を供給す
る回路と、内部電源ノードの電圧を一方動作電源電圧と
して受け、クロック信号に応答して転送ゲートへ電圧を
印加する電圧印加回路と、切換信号に応答してクロック
信号およびクロック信号の反転信号の一方を第1の電源
回路へ印加する選択回路を含む。第2の内部電圧発生回
路は、この電圧印加回路を含む。
【0064】この発明の他の観点に係る半導体装置は、
出力ノードに電荷を転送する転送ゲートの制御ゲートに
第1の振幅の制御信号を印加してこの出力ノードにその
最大絶対値が制御信号の振幅により規定される電圧レベ
ルである内部電圧を発生する内部電圧発生回路と、切換
信号に応答して、この内部電圧発生回路の制御信号の振
幅を第1の振幅と異なる第2の振幅に変更する回路とを
含む。
【0065】この発明のさらに他の観点に係る半導体装
置は、出力ノードに電荷を転送する転送ゲートの制御ゲ
ートに制御信号を印加して出力ノードに所定の電圧レベ
ルの内部電圧を発生する内部電圧発生回路と、切換信号
に応答してこの内部電圧発生回路の制御信号の振幅を第
1の振幅とこの第1の振幅よりも小さな第2の振幅のい
ずれかに設定する回路とを含む。
【0066】この発明のさらに他の観点に係る半導体装
置は、基板領域に印加されるバイアス電圧をチャージポ
ンプ動作により発生するシングルブースト型の基板バイ
アス発生回路と、このシングルブースト型基板バイアス
発生回路と同一半導体チップ上に形成され、基板領域に
印加されるバイアス電圧をチャージポンプ動作により発
生するダブルブースト型の基板バイアス発生回路とを含
む。実使用時にはこれらのシングルブースト型基板バイ
アス発生回路およびダブルブースト型基板バイアス発生
回路の一方のみが使用可能とされる。
【0067】動作形式の異なる内部電圧発生回路をとも
に形成し、これらを択一的に動作可能とすることによ
り、外部電源電圧レベルに応じて最適な内部電圧発生回
路を使用することができ、電源仕様の変更に対しても柔
軟に対応することができる。また、テスト時において
も、これらをテスト電源電圧レベルに応じて適切な内部
電圧発生回路を動作可能とすることにより、内部回路を
正確にテストすることができ、信頼性および歩留まりを
改善することができる。
【0068】また、電圧レベルにかかわらず、外部電源
電圧を使用して内部電圧を生成することができ、内部電
圧発生のための内部降圧回路を使用する必要がなくな
り、また、消費電流も低減することができる。
【0069】また、これらの動作形式の異なる内部電圧
発生回路を同一回路内に形成することにより、構成要素
を共用することができ、別々に形成する場合に比べて、
内部電圧発生回路の占有面積を低減することができる。
【0070】この内部電圧発生回路が、基板バイアス発
生回路の場合でも、同様の効果を得ることができる。
【0071】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]図1は、この発
明の実施の形態1に従う基板バイアス回路の構成を概略
的に示す図である。図1において、基板バイアス回路
は、シングルブースト型基板バイアス回路1と、ダブル
ブースト型基板バイアス回路10を含む。これらのシン
グルブースト型基板バイアス回路およびダブルブースト
型基板バイアス回路10が、同一チップ上に形成され、
共通に出力ノード2に結合される。これらの基板バイア
ス回路1および10を選択的に活性化するために、切換
信号φSWを受けるインバータ回路5が設けられる。こ
の切換信号φSWにより、基板バイアス回路1および1
0の一方を活性化し、他方を非活性状態におく。
【0072】シングルブースト型基板バイアス回路1
は、出力ノード2の基板バイアス電圧VBBの電圧レベ
ルを検出するレベル検出回路1aと、活性化時所定の周
期で発振動作を行なうアクティブ用リングオシレータ1
bと、アクティブ用リングオシレータ1bからの発振信
号を受けてチャージポンプ動作を行なって負電圧を生成
するアクティブ用ポンプ回路1cと、活性化時発振動作
を行なうスタンバイ用リングオシレータ1dと、スタン
バイ用リングオシレータ1dからの発振信号に従ってチ
ャージポンプ動作を行なって負電圧を生成するスタンバ
イ用ポンプ回路1eと、レベル検出回路1aからのアク
ティブレベル検出信号φAL1とインバータ回路5aの
出力信号とを受けてアクティブ用リングオシレータ1b
を選択的に活性化するゲート回路1fと、レベル検出回
路1aからのスタンバイレベル検出信号φSL1とイン
バータ回路5からの出力信号とを受けてスタンバイ用リ
ングオシレータ1dを選択的に活性化するゲート回路1
gを含む。ゲート回路1fおよび1gは一例としてAN
D回路で構成される。
【0073】ダブルブースト型基板バイアス回路10
は、レベル検出回路10aと、活性化時所定の周期で発
振するアクティブ用リングオシレータ10bと、アクテ
ィブ用リングオシレータ10bからの発振信号に従って
チャージポンプ動作を行なって負電圧を発生するアクテ
ィブ用ポンプ回路10cと、活性化時所定の周期で発振
動作を行なうスタンバイ用リングオシレータ10dと、
スタンバイ用リングオシレータ10dからの発振信号に
従ってチャージポンプ動作を行なって負電圧を生成する
スタンバイ用ポンプ回路10eと、切換信号φSWとレ
ベル検出回路10aからのアクティブレベル検出信号φ
AL2とを受けてアクティブ用リングオシレータ10b
を選択的に活性化するゲート回路10fと、レベル検出
回路10aからのスタンバイレベル検出信号φSL2と
切換信号10gとを受けてスタンバイ用リングオシレー
タ10dを選択的に活性化するゲート回路10gを含
む。ゲート回路10fおよび10gは、一例としてAN
D回路で構成される。
【0074】ゲート回路1f,1g,10f,10gの
出力信号がHレベルのときには、対応のリングオシレー
タ1b,1d,10b,10dが発振動作を行なう。こ
れらのリングオシレータ1b,1d,10bおよび10
dは、たとえば、偶数段のインバータと、最終段のイン
バータの出力信号と対応のゲート回路の出力信号とを受
けて初段のインバータにその出力信号を与えるNAND
回路とで構成することができる。レベル検出回路1aお
よび10aならびにポンプ回路1c,1e,10cおよ
び10eの構成は、従来の構成と同じである。
【0075】この図1に示す構成の場合、切換信号φS
WがLレベルのときには、インバータ回路5の出力信号
がHレベルとなり、ゲート回路1fおよび1gがイネー
ブルされ、レベル検出信号φAL1およびφSL1に従
ってリングオシレータ1bおよび1dが選択的に活性化
される。一方、ゲート回路10fおよび10gの出力信
号は、これらのレベル検出回路10aからのレベル検出
信号φAL2およびφSL2の論理レベルにかかわら
ず、Lレベルに固定され、リングオシレータ10bおよ
び10dは発振動作を停止する。したがって、切換信号
φSWがLレベルのときにはシングルブースト型基板バ
イアス回路1によりバイアス電圧VBBが生成される。
【0076】逆に、切換信号φSWがHレベルのときに
は、インバータ回路5の出力信号がLレベルとなり、ゲ
ート回路1fおよび1gがディスエーブルされ、Lレベ
ルの信号を固定的に出力し、オシレータ1bおよび1d
が発振動作を停止する。一方ダブルブースト型基板バイ
アス回路10においては、ゲート回路10fおよび10
gがイネーブルされ、レベル検出信号φAL2およびφ
SL2に従ってリングオシレータ10bおよび10dが
選択的に活性化される。したがって、この場合にはダブ
ルブースト型基板バイアス回路10により、バイアス電
圧VBBが生成される。
【0077】この切換信号φSWは、用いられる電源電
圧(外部電源電圧)Vccの電圧レベルに応じて基板バ
イアス回路1および10の一方を活性化する。たとえ
ば、電源電圧Vccの電圧レベルが低いときには、ダブ
ルブースト型基板バイアス回路10を使用することによ
り、バイアス電圧VBBの供給能力を確保する。電源電
圧Vccが高い場合には、また基板バイアス回路1を使
用することにより、トランジスタのゲート絶縁膜の破壊
を防止し、安定にバイアス電圧VBBを生成する。これ
により、トランジスタの信頼性を確保することができ、
信頼性および歩留まりを改善することができる。
【0078】用いられる電源電圧の電圧レベルに応じて
基板バイアス回路1および10の一方が使用されるだけ
であり、常に外部電源電圧を直接使用してバイアス電圧
VBBを生成することができる。したがって、基板バイ
アス発生用の内部降圧回路を特に設ける必要がなく、回
路占有面積および消費電流を低減することができ、また
ウェハあたりのチップ収率を改善することができる。
【0079】また、テスト動作時、切換信号φSWの電
圧レベルをテスタにより切換ることにより、このテスト
電源電圧の電圧レベルに応じて基板バイアス回路1およ
び10の一方を動作させることができ、安定にバイアス
電圧VBBを生成して内部回路の加速試験を行なうこと
ができ、また信頼性を改善することができる。
【0080】[変更例]図2は、この発明の実施の形態
1に従う基板バイアス回路の電源構成を概略的に示す図
である。図2において、切換信号φSWを受けるインバ
ータ回路12と、切換信号φSWがLレベルのとき導通
し外部電源ノード11を電源線14に結合するPチャネ
ルMOSトランジスタ13と、インバータ回路12の出
力信号がLレベルのときに導通し、外部電源ノード11
を電源線16に接続するPチャネルMOSトランジスタ
15が電源制御回路として設けられる。電源線14はシ
ングルブースト型基板バイアス回路1に対し電源電圧を
供給し、電源線16は、ダブルブースト型基板バイアス
回路10に電源電圧を供給する。インバータ回路12
は、外部電源電圧Vccを一方動作電源電圧として受け
て動作する。
【0081】この図2に示す構成の場合、切換信号φS
Wに従って、実際に動作する基板バイアス回路に対して
のみ電源電圧が供給される。すなわち、切換信号φSW
がLレベルであり、シングルブースト型基板バイアス回
路1が動作可能状態に設定される場合には、MOSトラ
ンジスタ13がオン状態となり、この電源線14が外部
電源ノード11に結合される。一方、この状態において
は、MOSトランジスタ15がオフ状態となり、外部電
源ノード11は電源線16と切離される。したがって、
ダブルブースト型基板バイアス回路10には電源電圧は
供給されない。これにより、電源電圧Vccの電圧レベ
ルが高いときに、ダブルブースト型基板バイアス回路1
0において不必要に高い電圧が生成されて内部ノードが
高電圧レベルに固定されるのを防止する。実際に動作す
る回路に対してのみ電源電圧を供給することにより、消
費電流を低減する。
【0082】この切換信号φSWにより電源供給経路を
切換える構成を利用することにより、テスト時に、テス
ト電源電圧のレベルに応じて基板バイアス回路1および
10の一方を択一的に活性化することができ、正確に内
部回路の加速試験を行なうことができる。
【0083】なお、基板バイアス回路1および10に対
しマスク配線により、その電源線が選択的に電源パッド
に結合されるように構成されてもよい。
【0084】以上のように、この発明の実施の形態1に
従えば、シングルブースト型基板バイアス回路およびダ
ブルブースト型基板バイアス回路を設け、これらを択一
的に動作可能状態に設定しており、電源電圧の電圧レベ
ルにかかわらず安定にバイアス電圧を生成することがで
き、信頼性および歩留まりを改善することができる。
【0085】[実施の形態2]図3はこの発明の実施の
形態2に従う基板バイアス発生回路の構成を概略的に示
す図である。図3において、シングルブースト型基板バ
イアス回路およびダブルブースト型基板バイアス回路に
共通に、レベル検出回路20とアクティブ用リングオシ
レータ21とスタンバイ用リングオシレータ22とが設
けられる。
【0086】シングルブースト型およびダブルブースト
型両者を実現するために、シングルブースト型のアクテ
ィブ用ポンプ回路1cおよびダブルブースト型のアクテ
ィブ用ポンプ回路10c、シングルブースト型のスタン
バイ用ポンプ回路、およびダブルブースト型のスタンバ
イ用ポンプ回路10eが設けられる。
【0087】これらのポンプ回路を選択的に活性化する
ために、切換信号φSWと切換信号φSWを受けるイン
バータ回路19からの反転切換信号とに従って選択的に
動作するCMOSトランスミッションゲート23−26
が設けられる。CMOSトランスミッションゲート23
および24は相補的に導通し、導通時アクティブ用リン
グオシレータ21からの発振信号を対応のポンプ回路1
cおよび10cに伝達する。CMOSトランスミッショ
ンゲート25および26は切換信号φSWに応答して相
補的に導通し、導通時スタンバイ用リングオシレータ2
2からの発振信号をポンプ回路1eおよび10eへそれ
ぞれ伝達する。ポンプ回路1c,10c,1eおよび1
0eは、それぞれ出力ノード2に共通に結合され、出力
ノード2にバイアス電圧VBBを生成する。
【0088】切換信号φSWがLレベルのときには、イ
ンバータ回路19の出力信号がHレベルとなり、トラン
スミッションゲート23および25が導通状態、トラン
スミッションゲート24および26が非導通状態とな
り、リングオシレータ21および22からの発振信号が
シングルブースト型のポンプ回路1cおよび1eへ伝達
される。したがって、レベル検出回路20からのレベル
検出信号φALおよびφSLに従ってリングオシレータ
21および22が選択的に活性化されて発振動作を行な
う。シングルブースト型のポンプ回路1cおよび1e
が、これらの発振信号によりチャージポンプ動作を行な
って電荷供給によりバイアス電圧VBBが生成される。
したがって、シングルブースト型基板バイアス回路が実
現される。
【0089】この状態においては、CMOSトランスミ
ッションゲート24および26は非導通状態であり、ダ
ブルブースト型ポンプ回路10cおよび10eへは、発
振信号は伝達されないため、ポンプ回路10cおよび1
0eはポンプ動作を行なわない。このとき、また図2に
示す構成と同様、切換信号φSWにより、ダブルブース
ト型ポンプ回路10cおよび10eへの電源電圧の供給
が停止されてもよい。
【0090】一方、切換信号φSWがHレベルのときに
は、逆にトランスミッションゲート24および26が導
通状態となり、トランスミッションゲート23および2
5が非導通状態となり、ダブルブースト型ポンプ回路1
0cおよび10eへ、リングオシレータ21および22
からの発振信号が伝達される。したがって、この場合に
は、ダブルブースト型基板バイアス回路が実現される。
【0091】この図3に示す構成は、実施の形態1の構
成が与える効果に加えてさらに以下の効果を与える。す
なわち、レベル検出回路20、リングオシレータ21お
よび22がシングルブースト型およびダブルブースト型
で共有されている。応じて回路占有面積を低減すること
ができ、ウェハあたりのチップ収率を向上させることが
でき、応じて装置価格を低減することができる。
【0092】[実施の形態3]図4は、この発明の実施
の形態3に従う基板バイアス発生回路の要部の構成を示
す図である。この図4においては、ダブルブースト型ポ
ンプ回路のダブルブースト部の構成を示す。このダブル
ブースト部30の構成は、先の図15のシングルブース
ト型ポンプ回路の一点鎖線で囲まれた領域に相当する。
このダブルブースト部30のノードNEが、電荷転送用
PチャネルMOSトランジスタQ6のゲートに接続され
る。他の構成は、図15に示す構成と同じである。
【0093】この図4に示すダブルブースト部30にお
いては、図17に示す従来のダブルブースト部の遅延イ
ンバータ回路DIV3に代えて、切換信号φSWと前段
のNANDゲートNG2(図15参照)からの出力信号
φを受けるNAND回路31が配置される。遅延回路D
L5は、縦続接続されるインバータに代えて、切換信号
φSWとNANDゲートNG2からの出力信号(以下ク
ロック信号と称す)φを受けるNAND回路32と、N
AND回路32の出力信号を受けるインバータ回路33
で構成される。
【0094】他の構成は、図17に示す構成と同じであ
り、対応する部分には同一参照番号を付し、その詳細説
明は省略する。
【0095】この図4に示すダブルブースト部30の構
成において、切換信号φSWがLレベルのときには、N
AND回路31の出力信号はHレベルに固定され、また
遅延回路DL5の出力信号がLレベルに固定される。し
たがってノードNGが、電源電圧Vccレベルに固定さ
れ、応じてノードNJも、外部電源ノードの電源電圧V
ccレベルに保持され、MOSトランジスタNQ4は、
オン状態を維持し、ノードNKは、ほぼ外部電源電圧
(以下、単に電源電圧と称す)Vccレベルとなる。こ
の場合、ノードNHがHレベルに固定されているもの
の、ノードNKは、MOSトランジスタNQ4により電
荷を供給されてほぼ電源電圧Vccレベルを維持する。
【0096】インバータ回路DIV4がクロック信号φ
に従って動作した場合、PチャネルMOSトランジスタ
PQがオン状態となると、MOSトランジスタNQはオ
フ状態となり、ノードNKの電圧がノードNLに伝達さ
れ、ノードNLは、ほぼ電源電圧Vccレベルとなる。
一方、MOSトランジスタNQ6がインバータ回路DI
V4の出力信号に従ってオン状態となった場合には、M
OSトランジスタPQはオフ状態となり、ノードNLは
接地電圧レベルとなる。したがってノードNLは、接地
電圧と電源電圧Vccの間で変化するため、電荷転送用
のMOSトランジスタQ6のゲート電圧は、接地電圧と
負電圧の−Vccとの間で変化し(これは他の回路の構
成による)、このダブルブースト部30は、シングルブ
ースト型回路として動作する。
【0097】一方、切換信号φSWがHレベルのときに
は、NAND回路31が、遅延インバータ回路として動
作し、またNAND回路32も、遅延インバータ回路と
して動作するため、このダブルブースト部30は、図1
7に示すダブルブースト部と同様の動作を行なう。
【0098】この構成の場合、単にダブルブースト型の
基板バイアス回路を配置し、切換信号φSWに従って選
択的にダブルブースト部をシングルブースト部として動
作させており、1つのダブルブースト型基板バイアス回
路を基本構成として用いるだけであり、回路占有面積を
低減することができる。したがって、実施の形態1の効
果に比べて、さらに回路占有面積を低減することがで
き、チップ面積を低減することができる。
【0099】[実施の形態4]図5は、この発明の実施
の形態4に従う基板バイアス回路の要部の構成を示す図
である。この図5においても、ダブルブースト部の構成
を示す。基板バイアス回路として、ダブルブースト型基
板バイアス回路を設け、このダブルブースト部を、シン
グルブースト型またはダブルブースト型の回路に切換信
号φSWに従って選択的に設定する。
【0100】図5において、ダブルブースト部30は、
図17に示すダブルブースト部の構成に加えて、さら
に、ノードNNと外部からの電源電圧を受ける電源ノー
ドの間に接続されかつそのゲートが電源ノードに接続さ
れるNチャネルMOSトランジスタNQ7と、電源ノー
ドとノードNNの間に直列に接続されるNチャネルMO
SトランジスタNQ8およびNQ9と、ノードNN上の
電位に応答して電源ノードをノードNKに選択的に結合
するNチャネルMOSトランジスタNQ10と、クロッ
ク信号(前段のNANDゲートNG2の出力信号)φと
切換信号φSWとを受けるEXNOR回路40と、EX
NOR回路40の出力信号に従ってノードNNに電荷の
供給を行なうキャパシタC7を含む。EXNOR回路4
0は、一致検出回路として動作し、クロック信号φと切
換信号φSWの論理レベルが等しいときに、Hレベル
(電源電圧Vccレベル)を出力する。
【0101】この図5に示すダブルブースト部30の構
成において、切換信号φSWがLレベルに設定された場
合、クロック信号φがLレベルのときには、EXNOR
回路40からは、Hレベルの信号が出力され、クロック
信号φがHレベルのときには、EXNOR回路40から
Lレベルの信号が出力される。したがってノードNMに
は、クロック信号φと位相が180°ずれた信号が伝達
される。すなわち、EXNOR回路40は、切換信号φ
SWがHレベルのときにはインバータ回路として動作
し、ノードNGおよびNMが同相で変化する。したがっ
て、MOSトランジスタNQ4およびNQ10が同相で
導通/非導通状態となり、ノードNKには、最大2・V
ccの電圧が供給され、このダブルブースト部30は、
ノードNEに、振幅2・Vccの信号を出力する。
【0102】一方、切換信号φSWがHレベルに設定さ
れたとき、このEXNOR回路40は、バッファ回路と
して動作する。したがって、EXNOR回路40の出力
ノードNMの信号は、インバータ回路DIV3の出力ノ
ードNGと逆相で変化する。すなわち、ノードNJがハ
イレベル(Vcc+2・Vthn)のとき、ノードNN
は、ローレベル(Vcc−Vthn)となり、逆に、ノ
ードNJがローレベルのときには、ノードNNがハイレ
ベルとなる。したがって、MOSトランジスタNQ4が
オフ状態のときにはMOSトランジスタNQ10がオン
状態となり、逆に、MOSトランジスタNQ4がオン状
態のときにはMOSトランジスタNQ10がオフ状態と
なる。
【0103】すなわち、電源ノードにノードNKが常時
接続されることになり、キャパシタC5がチャージポン
プ動作を行なっても、ノードNKは常時、外部電源ノー
ドに結合されているため、注入された電荷はすべて外部
電源ノードへ放出され、ノードNKの電圧レベルは、電
源電圧Vccレベルに維持される(MOSトランジスタ
NQ4およびNQ10のゲートのハイレベル電圧は、V
cc+2・Vthnであり、これらのMOSトランジス
タのしきい値電圧の影響を受けることなく電源電圧Vc
cがノードNKに伝達される。したがって、このダブル
ブースト部30のノードNEの信号の振幅はVccとな
り、このダブルブースト部30は、シングルブースト型
回路として動作する。ここで、ノードNEには、図15
に示すようにMOSトランジスタQ5が接続されてお
り、ノードNEは接地電圧と負電圧‐Vccの間で変化
する。
【0104】このダブルブースト型基板バイアス回路に
おいてダブルブースト部をシングルブースト型回路とし
て動作させており、回路構成を変更することなく、電源
電圧Vccの電圧レベルに応じて、シングルブースト型
およびダブルブースト型のいずれかに動作させることが
できる。これにより、シングルブースト型およびダブル
ブースト型の基板バイアス回路を別々に設ける構成に比
べて、回路占有面積を低減することができ、応じてチッ
プ面積を低減することができる。また、実施の形態1か
ら3と同様の効果をも実現することができる。
【0105】[変更例]図6は、この発明の実施の形態
4の変更例を示す図である。図6において、図5に示す
EXNOR回路40に代えて、NAND回路42が配置
される。他の構成は図5に示す構成と同じであり、対応
する部分には同一参照番号を付し、それらの詳細説明は
省略する。
【0106】この図6に示す構成の場合、切換信号φS
WがLレベルのときには、NAND回路42の出力ノー
ドNMの電圧レベルは、Hレベル(電源電圧Vccレベ
ル)に固定される。したがってノードNNも同様ほぼ電
源電圧Vccレベルに保持される。応じて、MOSトラ
ンジスタNQ10が常時オン状態となり、外部電源ノー
ドをノードNKに接続する。ノードNNの電圧レベルが
Vcc+Vthn以上あれば、MOSトランジスタNQ
10は、電源電圧VccをノードNKに伝達する。ここ
で、Vthnは、MOSトランジスタNQ10のしきい
値電圧を示す。したがって、キャパシタC5がチャージ
ポンプ動作を行なっても、ノードNKは、この電源電圧
Vccレベルを維持し、このダブルブースト部30は、
シングルブースト型回路として動作する。
【0107】一方、切換信号φSWがHレベル(電源電
圧Vccレベル)のときには、NAND回路42が遅延
インバータ回路として動作し、ノードNMがノードNG
と同相で変化し、MOSトランジスタNQ10が、オン
状態/オフ状態を電源トランジスタNQ4と同相で繰返
し実行する。したがって、ノードNKの電圧レベルは、
キャパシタC5のチャージポンプ動作により2・Vcc
レベルまで上昇し、このダブルブースト部30が、振幅
2・Vccの信号を生成する。応じて、図15に示すM
OSトランジスタQ5の放電動作により、ノードNEの
電圧は、接地電圧と負電圧‐2・Vccの間で変化す
る。したがって、ダブルブースト型基板バイアス回路が
実現される。
【0108】[変更例2]図7は、この発明の実施の形
態4の変更例2の構成を示す図である。図7において
は、このダブルブースト部30において、図5に示すE
XNOR回路に代えて、クロック信号φとクロック信号
φを受けるインバータ回路45の出力信号とを受けるセ
レクタ44が設けられる。他の構成は図5に示す構成と
同じである。セレクタ44は、切換信号φSWがLレベ
ルであり、シングルブースト型を指示する場合には、ク
ロック信号φを選択する。この場合には、ノードNGお
よびNMが逆相で変化するため、MOSトランジスタN
Q4およびNQ10が相補的にオン状態となり、ノード
NKは常時電源ノードに接続される。したがって、振幅
Vccの信号がノードNEに生成される。
【0109】一方、切換信号φSWがHレベルであり、
ダブルブースト型を示す場合には、セレクタ44は、イ
ンバータ回路45の出力信号を選択する。この場合に
は、ノードNGおよびNMが同相で変化し、応じてMO
SトランジスタNQ4およびNQ10も同相でオン/オ
フ状態となる。したがって、ノードNKにはキャパシタ
C5のチャージポンプ動作により、最大2・Vccの電
圧が生成される。応じてノードNEから振幅2・Vcc
の信号が出力され、このダブルブースト部30は、ダブ
ルブースト型回路として動作する。
【0110】以上のように、この発明の実施の形態4に
従えば、切換信号に従って、ダブルブースト部の発生す
る信号の振幅を変更しており、回路占有面積を低減でき
応じてチップ面積を低減でき、チップ収率を改善するこ
とができる。また、実施の形態1から3と同様の効果を
得ることができる。
【0111】[実施の形態5]図8は、この発明の実施
の形態5に従う基板バイアス回路の要部の構成を示す図
である。図8においても、ダブルブースト型基板バイア
ス回路のダブルブースト部30の構成を示す。図8にお
いて、ダブルブースト部30は、インバータ回路DIV
3の出力信号とクロック信号φの一方を、切換信号φS
Wに従って選択してキャパシタC4へ与えるセレクタ5
0を含む。他の構成は、図17に示す構成と同じであ
り、対応する部分には同一参照番号を付し、詳細説明は
省略する。
【0112】セレクタ50は、切換信号φSWがHレベ
ルであり、ダブルブースト動作を指示する場合には、入
力Aに与えられる遅延インバータ回路DIV3の出力信
号を選択する。この場合、キャパシタC4へ遅延インバ
ータ回路DIV3の出力信号が与えられるため、図17
に示す構成と同様のダブルブースト動作が行なわれる。
【0113】一方、切換信号φSWがLレベルに設定さ
れ、シングルブーストモードが指定された場合には、セ
レクタ50は、入力Bに与えられたクロック信号φを選
択する。以下、このシングルブーストモード時の動作
を、図9に示す信号波形図を参照して説明する。
【0114】クロック信号φがLレベルからHレベルに
立上がると、応じてノードNGの電圧レベルがHレベル
に立上がる。この場合、ノードNGは、セレクタ50の
入力B前段に設けられるバッファ回路(図示せず)の遅
延時間により、図9において双方向矢印で示す時間内で
適当なタイミングで、その電圧レベルが変化する。
【0115】このノードNGの電圧レベルが電源電圧V
ccレベルに立上がると、キャパシタC4によりノード
NJの電圧レベルが上昇する。この電圧レベル上昇時に
おいては、MOSトランジスタNQ3およびNQ2によ
るクランプ動作により、ノードNJは、Vcc+2・V
thnの電圧レベルに保持される。このノードNJの電
圧レベルが上昇すると、MOSトランジスタNQ4がオ
ン状態となり、ノードNKが外部電源ノードに接続され
る。
【0116】この状態で、次いで遅延回路DL5の出力
信号がHレベルに立上がり、ノードNKへキャパシタC
5を介して電荷が供給されても、このノードNKは外部
電源ノードに結合されているため、ノードNKの電圧レ
ベルは、電源電圧Vccレベルにまで上昇するだけであ
る。
【0117】次いで、インバータ回路DIV4の出力信
号がLレベルに立上がり、MOSトランジスタPQがオ
ン状態となり、ノードNK上の電源電圧Vccレベルの
電圧がノードNLへ伝達され、応じてノードNLの電圧
レベルが接地電圧レベルから電源電圧Vccレベルに上
昇する。このノードNLの電圧上昇に応じて、ノードN
Eの電圧レベルがVccだけ上昇し、接地電圧レベルと
なる。
【0118】クロック信号φがLレベルに立下がると、
ノードNGの電圧レベルも応じて立下がり、ノードNJ
の電圧レベルが低下する。この場合、MOSトランジス
タNQ1により、そのノードNJの電圧レベルがVcc
−Vthnの電圧レベルにクランプされる。これによ
り、MOSトランジスタNQ4がオフ状態となる。次い
でまたは同時に遅延回路DL5の出力信号がLレベルに
立下がり、キャパシタC5により、ノードNKの電圧レ
ベルが低下する。このノードNKの電圧レベルが低下し
た場合、ノードNJの電圧レベルが、Vcc−Vthn
レベルであり、MOSトランジスタNQ4がオン状態と
なり、ノードNKへ電荷を供給する。したがってこの場
合、ノードNKは、Vcc−2・Vthnの電圧レベル
まで低下するだけである。このノードNKの電圧レベル
の低下時において、ノードNIの電圧レベルがHレベル
に立上がっており、MOSトランジスタPQがオフ状態
となり、かつMOSトランジスタNQ6がオン状態とな
り、ノードNLが接地電圧レベルに低下する。応じて、
ノードNEの電圧レベルがVccだけ低下し、負電圧‐
Vccの電圧レベルとなる。したがって、ノードNEへ
は、接地電圧と負電圧‐Vccの間で変化する振幅Vc
cの信号が与えられるだけである。
【0119】なお、ノードNGの電圧変化タイミングに
ついては、ノードNHの電圧レベルが上昇するときに、
MOSトランジスタNQ4がオン状態となり、ノードN
Hの電圧レベルが低下するときに、MOSトランジスタ
NQ4がオフ状態となっていればよい。
【0120】したがって、この図8に示す構成において
も、ダブルブースト部を、ダブルブースト動作モードお
よびシングルブースト動作モードいずれでも動作させる
ことができ、1つの基板バイアス回路を、ダブルブース
ト型基板バイアス回路およびシングルブースト型基板バ
イアス回路として動作させることができる。したがっ
て、実施の形態1から4と同様の効果を実現することが
できる。
【0121】[実施の形態6]図10は、基板バイアス
電圧VBBを使用する回路の構成の一例を示す図であ
る。図10において、この半導体装置は、ダイナミック
型半導体記憶装置であり、メモリセルMCが、情報を記
憶するキャパシタMsと、ワードWL上の信号に応答し
てメモリセルキャパシタMsをビット線BL(または/
BL)に接続するNチャネルMOSトランジスタMTを
含む。このMOSトランジスタMTのバックゲート(基
板領域)にバイアス電圧VBBが印加される。これによ
り、メモリセルトランジスタのしきい値電圧の安定化お
よび接合容量の低減を図り、安定に動作するメモリセル
を実現することを図る。この基板バイアス電圧VBBを
発生する回路として、先の実施の形態1から5において
説明した基板バイアス回路が用いられ、占有面積の小さ
な半導体記憶装置を実現することができる。
【0122】[変更例]図11は、この発明の実施の形
態6の変更例における半導体装置の要部の構成を概略的
に示す図である。図11において、半導体装置は、外部
からの電源電圧Vccを動作電源電圧として受け、チャ
ージポンプ動作により負電圧VBBを発生する負電圧発
生回路60と、この負電圧発生回路からの負電圧VBB
を消費する負電圧消費回路61を含む。この負電圧消費
回路61の例としては、たとえば半導体記憶装置におい
て、非選択ワード線が負電圧レベルに駆動され、メモリ
セルトランジスタのリーク電流を低減する構成の場合
に、この負電圧消費回路61が、ワード線駆動回路を含
む。
【0123】この負電圧発生回路60は、切換信号φS
Wに従ってその内部の動作モードがシングルブーストモ
ードおよびダブルブーストモードの間で切換えられる。
電源電圧Vccに応じて効率的に負電圧VBBを生成
し、負電圧消費回路61を安定に動作させることができ
る。
【0124】図12(A)−(D)は、切換信号φSW
を発生する回路の構成を示す図である。図12(A)に
おいては、ボンディングパッド73を電源ピン71また
は接地ピン72にボンディングワイヤを介して選択的に
接続することにより、切換信号φSWをHレベルまたは
Lレベルに設定する。
【0125】図12(B)に示す構成においては、パッ
ド73と接地ノードの間に高抵抗の抵抗素子74を接続
する。このパッドの信号を受けるインバータ回路75が
設けられる。インバータ回路75から切換信号φSWが
接続される。この図12(B)に示す構成においては、
パッド73が電源ピン71に接続された場合には、切換
信号φSWはLレベルとなり、シングルブーストモード
を指定する。一方このパッドを開放状態とした場合、パ
ッド73の電圧レベルは、高抵抗の抵抗素子74により
接地電圧レベルとなり、応じて切換信号φSWがHレベ
ルとなり、ダブルブーストモードを指定する。
【0126】図12(C)に示す構成においては、電源
ノードと接地ノードの間にヒューズ素子76と高抵抗の
抵抗素子77が直列に接続される。このヒューズ素子7
6と抵抗素子77の接続ノード79の信号をインバータ
回路78により受けて切換信号φSWを生成する。ヒュ
ーズ素子76はたとえばレーザ線などのエネルギ線によ
り溶断可能である。ヒューズ素子76が溶断された場
合、ノード79は接地電圧レベルとなり、切換信号φS
WはHレベルとなり、ダブルブーストモードを指定す
る。一方ヒューズ素子76が非溶断状態の場合には、ノ
ード79は電源電圧Vccレベルとなり、切換信号φS
WはLレベルとなり、シングルブーストモードを指定す
る。
【0127】これらの図12(A)−(C)に示す構成
においては、パッケージ実装後は、その切換信号φSW
の電圧レベルは固定される。したがって、パッケージ実
装後のバーンインテストなどを行なう場合、切換信号φ
SWの論理レベルを強制的にシングルブーストモードに
設定したい場合には、他の回路構成により、バーンイン
モード指示信号に従って切換信号φSWを強制的にLレ
ベルに設定する。これにより、パッケージ実装後のバー
ンインテストなどの加速試験時において電源電圧を高く
して、負電圧VBBを発生して内部回路動作させること
ができる。負電圧発生回路自体のバーンイン時において
は、ダブルブーストモードが使用されている場合にはダ
ブルブースト型基板バイアス回路として動作させるか、
またシングルブーストモードの基板バイアス回路として
動作させる。これは、電源電圧の加速電圧レベルに応じ
て決定される。
【0128】図12(D)に示す構成においては、外部
からのコマンドCMDを受けるモード設定回路80によ
り、レジスタ81にシングルブーストモードまたはダブ
ルブーストモードを指定するデータが格納される。この
レジスタ81に格納された信号に従って切換信号φSW
が設定される。このレジスタ81には、デフォルト値と
して、たとえばシングルブーストモードが示すデータが
格納される。電源電圧が低い場合に、モード設定コマン
ドCMDを与え、所定のピン端子からの信号をレジスタ
81に設定し、この切換信号φSWをHレベルに設定す
る。これにより、パッケージ実装後においても容易に切
換信号φSWの論理レベルを、外部からの信号に応じて
切換えることができる。
【0129】この実施の形態6において、各切換信号φ
SWを簡易な回路構成で容易に生成し、基板バイアス回
路を、シングルブーストモードおよびダブルブーストモ
ードで動作させることができる。なお、この切換信号φ
SWはマスク配線によりその電圧レベルが設定されても
よい。
【0130】[実施の形態7]図13はこの発明の実施
の形態7に従う半導体装置の構成を概略的に示す図であ
る。この図13においては、電源電圧Vccよりも高い
高電圧Vppを発生する高電圧発生回路の構成を示す。
図13において、高電圧発生回路は、クロック信号CL
Kに従ってチャージポンプ動作を行なうキャパシタ90
と、クロック信号CLKと切換信号φSWに従って外部
電源電圧Vccから制御電圧を生成する制御電圧発生回
路91と、この制御電圧発生回路91からの制御電圧を
ゲートに受け、キャパシタ90からの電荷を出力ノード
に伝達して高電圧Vppを生成する電荷転送用のMOS
トランジスタ92を含む。この電荷転送用のMOSトラ
ンジスタ92は、NチャネルMOSトランジスタで構成
される場合を一例として示すが、この電荷転送用MOS
トランジスタ92は、PチャネルMOSトランジスタで
構成されてもよい。
【0131】制御電圧発生回路91は、切換信号φSW
の論理レベルに応じて、MOSトランジスタ92へ与え
られる制御電圧の振幅を変化させる。すなわち、切換信
号φSWがシングルブーストモードを示すときには、こ
のMOSトランジスタ92のゲートへ、振幅Vccの制
御電圧を与え、一方、切換信号φSWがダブルブースト
モードを指定するときには、MOSトランジスタ92の
ゲートは、振幅2・Vccの電圧を印加する。
【0132】高電圧Vppは、たとえば、半導体記憶装
置において、選択ワード線を選択状態へ駆動するために
用いられる。また、半導体記憶装置(DRAM)におい
ていわゆる「シェアードセンスアンプ」の場合、この選
択メモリブロックのビット線とセンスアンプとを接続
し、かつこの対をなすメモリブロックのビット線とセン
スアンプとを分離するためのビット線分離信号を生成す
るために用いられる。
【0133】したがって、このような高電圧Vppを発
生する回路においても、電源電圧Vccの電圧レベルに
応じて制御電圧の振幅を変更することにより、電源電圧
の電圧レベルに応じて効率的に電荷供給を行なう高電圧
発生回路を実現することができ、また高電圧発生回路の
信頼性も保証することができる。
【0134】この制御電圧発生回路21の構成として
は、先の実施の形態3から5のいずれが用いられてもよ
い。また、これに代えて、シングルブーストモードの高
電圧発生回路およびダブルブーストモードの高電圧発生
回路を別々に設け、これらを切換信号φSWに従って選
択的に活性化する構成が用いられてもよい。
【0135】この発明の実施の形態7に従えば、高電圧
発生回路においても、その切換信号により制御電圧の振
幅を切換えるように構成しており、半導体装置全体のテ
スト時において必要な電源電圧レベルを加速することが
でき、装置全体の信頼性を保証することができ、歩留り
が改善することができる。
【0136】また、電源電圧の使用が変更されても、同
一チップで対応することができ、設計効率を改善するこ
とができる。
【0137】[実施の形態8]上述の図4から図8に示す
構成においては、電荷転送用のMOSトランジスタQ6
のゲート電圧の振幅をVccと2・Vccとの間で切り
換えている。しかしながら、図15に示す遅延回路DL
3とチャージポンプ用のキャパシタC1の構成を図4か
ら図8に示す構成でおきかえることも出来る。すなわ
ち、図15の構成において、ノードNAが図4から図8
のノードNLに対応させ、かつチャージポンプ用のキャ
パシタC1を図4から図8に示すキャパシタC6に対応
させる事により、図15のノードNAの振幅をVccと
2・Vccとの間で切り換える事ができ、電荷転送用の
MOSトランジスタQ6が一回の転送動作で転送するこ
とのできる電荷量を変更することができ、電荷駆動能力
の異なるチャージポンプ回路を一つの回路構成で実現す
ることができる。
【0138】またこの場合、チャージポンプ用のキャパ
シタの伝達電圧の振幅の切換の構成と電荷転送用のMO
SトランジスタQ6のゲート電圧の振幅の切換の構成と
を組み合わせることにより、一つの回路構成で、異なる
電源電圧に対応することができかつ電荷供給能力を同一
電源電圧条件下で切り換える事ができる。
【0139】
【発明の効果】以上のように、この発明に従えば、電源
電圧の電圧レベルに応じて内部電圧発生回路の動作態様
または回路構成を切換信号に応じて切換えており、内部
電圧発生回路を電源電圧の電圧レベルに応じた最適な構
成で動作させることができ、設計効率に優れかつ信頼性
の高い半導体装置を実現することができる。
【0140】すなわち、第1および第2の内部電圧を発
生する内部電圧発生回路を設けこれらを択一的に動作可
能とすることにより、電源電圧レベルにおいて内部電圧
発生回路の変更をする必要がなく、設計効率に優れた半
導体装置を実現することができる。
【0141】また、電源電圧レベルに応じた内部電圧発
生回路を動作させており、素子の信頼性を保証すること
ができ、信頼性の高い半導体装置を実現することができ
る。
【0142】また、この内部電圧発生回路を電気信号に
より択一的に活性化しており、容易に一方の内部電圧発
生回路のみを活性化することができる。
【0143】第1および第2の内部電圧発生回路の発振
回路を選択的に活性化して、対応のチャージポンプ回路
に与えることにより、容易に電源電圧レベルに応じた内
部電圧発生回路を動作させることが出来る。
【0144】また、内部電圧発生のための発振回路を第
1および第2の内部電圧発生回路で共有することによ
り、これらの内部電圧発生回路の占有面積を低減するこ
とができ、チップ面積を低減でき、応じて装置価格を低
減することができる。
【0145】また、これらの内部電圧発生回路を共有化
し、切換信号に従って第2の内部電圧発生回路を第1の
内部電圧発生回路として動作させることにより、回路占
有面積をより低減することができ、チップ歩留りを改善
することができる。
【0146】また、内部電圧発生回路において、電荷転
送用の転送ゲートのゲートに印加される電圧の振幅を切
換信号において切換える構成とすることにより、全体構
成を変更することなく容易に回路構成を変更して内部電
圧を生成することができ、チップ占有面積の低減された
半導体装置を実現することができる。
【0147】また、この電圧制御回路を切換信号に従っ
て制御電圧振幅を変更する構成とすることにより、容易
に内部電圧発生回路の構成を変更することができる。
【0148】また、このクロック信号に従って変化する
電圧を生成することにより、正確に、必要とされる電圧
レベルの信号を転送ゲートへ印加することができ、振幅
の大きな制御信号を生成することができる。
【0149】また、2つの電源回路を設け、これらの動
作タイミングを切換信号に応じて変更することにより、
転送ゲートのゲート電圧を、変更することができ、容易
に、内部電圧発生回路の動作態様を変更することができ
る。
【0150】また、単に、切換信号に従ってクロック信
号の反転/非反転信号を第2の電源回路へ与え、第1の
電源回路をクロック信号に同期して動作させることによ
り、容易に相補的または同相で動作する電源回路を実現
することができる。
【0151】また、電荷転送ゲートを駆動する回路の電
源ノードを、充放電する動作タイミングを切換信号に応
じて変更することにより、より少ない回路構成数で、こ
の制御電圧の振幅を変更することができる。
【0152】また、同一構成の回路においては切換信号
に従って制御電圧の振幅を第1の振幅からそれより小さ
い第2の振幅に変更することにより、共通の回路構成を
利用して、異なる動作態様で動作する半導体装置を実現
することができ、回路構成を共有することにより、回路
占有面積を低減することができる。
【0153】また、1つの回路において、切換信号に従
って制御信号の振幅をいずれかに設定することにより、
共通の回路構成を利用して、異なる動作モードで動作す
る内部電圧発生回路を容易に実現することができ、回路
占有面積を低減でき、またチップ面積を低減することが
できる。
【0154】また、基板バイアス印加回路を、同一チッ
プ上に形成し、これらを択一的に動作可能とすることに
より、電源電圧レベルに応じて最適な回路を用いて基板
バイアスを発生することができ、設計効率および信頼性
の優れた半導体装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に従う基板バイアス
回路の構成を概略的に示す図である。
【図2】 実施の形態1の基板バイアス発生回路の変更
例を概略的に示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態2に従う基板バイアス
回路の構成を概略的に示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態3に従う基板バイアス
回路の要部の構成を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態4に従う基板バイアス
回路の要部の構成を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態4の変更例の構成を示
す図である。
【図7】 この発明の実施の形態4の変更例2の構成を
示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態5に従う基板バイアス
回路の要部の構成を示す図である。
【図9】 図8に示す回路の動作を示す信号波形図であ
る。
【図10】 基板バイアス電圧を受ける部分の構成の一
例を示す図である。
【図11】 この発明の実施の形態6の変更例に従う半
導体装置の構成を概略的に示す図である。
【図12】 (A)−(D)は、切換信号を発生する部
分の構成を概略的に示す図である。
【図13】 この発明の実施の形態7に従う内部電圧発
生回路の構成を概略的に示す図である。
【図14】 従来の基板バイアス回路の構成を概略的に
示す図である。
【図15】 従来のシングルブースト型基板バイアス回
路の構成を示す図である。
【図16】 図15に示す回路の動作を示す信号波形図
である。
【図17】 従来のダブルブースト型基板バイアス回路
のダブルブースト部の構成を示す図である。
【図18】 図17に示す回路の動作を示す信号波形図
である。
【符号の説明】
1 シングルブースト型基板バイアス回路、1a レベ
ル検出回路、1b アクティブ用リングオシレータ、1
c アクティブ用ポンプ回路、1d スタンバイ用リン
グオシレータ、1e スタンバイ用ポンプ回路、5 イ
ンバータ回路、10 ダブルブースト型基板バイアス回
路、10a レベル検出回路、10bアクティブ用リン
グオシレータ、10c アクティブ用ポンプ回路、10
d スタンバイ用リングオシレータ、10e スタンバ
イ用ポンプ回路、1f,1g,10f,10g ゲート
回路、19 インバータ回路、20 レベル検出回路、
21 アクティブ用リングオシレータ、22 スタンバ
イ用リングオシレータ、23−26 CMOSトランス
ミッションゲート、30 ダブルブースト部、31,3
1 NANDゲート、NQ1−NQ6 NチャネルMO
Sトランジスタ、PQ PチャネルMOSトランジス
タ、C4−C6 キャパシタ、40 EXNOR回路、
NQ8−NQ10 NチャネルMOSトランジスタ、C
7 キャパシタ、42 NANDゲート、44,50
セレクタ、60 負電圧発生回路、90 キャパシタ、
91 制御電圧発生回路、92 転送ゲート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森下 玄 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 山崎 彰 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 帶刀 恭彦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 秋山 実邦子 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三 菱電機エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 小林 真子 兵庫県伊丹市荻野1丁目132番地 大王電 機株式会社内 Fターム(参考) 5B024 AA01 AA07 AA15 BA27 CA07 CA15 5F038 BB04 BG02 BG05 BG09 CD06 DF05 DF08 DF11 DF17 EZ20

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の電圧レベルの内部電圧を発生する
    ための第1の動作形式の第1の内部電圧発生回路、およ
    び前記第1の動作形式と異なる第2の動作形式を有し、
    前記所定の電圧レベルの内部電圧を発生するための第2
    の内部電圧発生回路を備え、前記第1の内部電圧発生回
    路と前記第2の内部電圧発生回路は択一的に動作可能と
    される、半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の内部電圧発生回路と前記第2
    の内部電圧発生回路は別々に設けられ、 前記第1の内部電圧発生回路と前記第2の内部電圧発生
    回路の一方を固定的に活性化する信号を発生する手段を
    さらに備える、請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の内部電圧発生回路は、活性化
    時所定の周期で発振して発振信号を生成する第一の発振
    回路と、前記第一の発振回路からの発振信号に従ってチ
    ャージポンプ動作を行なって前記内部電圧を生成するた
    めのチャージポンプ回路とを備え、 前記第2の内部電圧発生回路は、前記第1の発振回路と
    択一的に活性化され、活性化時所定の周期で発振して発
    振信号を生成する第2の発振回路と、前記第2の発振回
    路からの発振信号に従ってチャージポンプ動作を行なっ
    て前記内部電圧を生成する第2のチャージポンプ回路と
    を備える、請求項1記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 活性化時所定の周期で発振する発振回路
    をさらに備え、 前記第1の内部電圧発生回路は、前記発振回路からの発
    振信号に従ってチャージポンプ動作を行なって前記内部
    電圧を発生するための第1のチャージポンプ回路を備
    え、 前記第2の内部電圧発生回路は、前記第1のチャージポ
    ンプ回路と異なる回路構成を有し、前記発振回路からの
    発振信号に従ってチャージポンプ動作を行なって前記内
    部電圧を発生するための第2のチャージポンプ回路とを
    備え、前記発振回路からの発振信号が前記第1のチャー
    ジポンプ回路と前記第2のチャージポンプ回路の一方に
    択一的に与えられる、請求項1記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の内部電圧発生回路は、前記第
    2の内部電圧発生回路と構成要素を共有し、 切換信号に応答して、前記第2の内部電圧発生回路を前
    記第1の内部電圧発生回路として動作させるためのゲー
    ト回路をさらに備える、請求項1記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の内部電圧発生回路は、クロッ
    ク信号に応答してチャージポンプ動作を行なうチャージ
    ポンプ容量と、前記チャージポンプ容量からの電荷を出
    力ノードに伝達する転送ゲートと、前記転送ゲートの制
    御ゲートの電圧を前記クロック信号に応答して設定する
    電圧制御回路とを備え、前記電圧制御回路は、前記ゲー
    ト回路からの出力信号に応答して、前記転送ゲートの制
    御ゲートへの印加電圧の振幅を変更する、請求項5記載
    の半導体装置。
  7. 【請求項7】 前記電圧制御回路は、前記クロック信号
    に応答して内部電源ノードの電圧を出力する第1の回路
    と、前記クロック信号に応答して、前記内部電源ノード
    の電圧レベルを調整する電源制御回路とを含み、前記電
    源制御回路は、前記ゲート回路の出力信号の第1の論理
    レベルに応答して、前記内部電源ノードの電圧を第1の
    電圧レベルに設定しかつ前記ゲート回路の出力信号の第
    2の論理レベルに応答して前記内部電源ノードの電圧を
    最大レベルを前記第1の電圧レベルよりも高い電圧レベ
    ルに設定する、請求項6記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 前記電源制御回路は、前記ゲート回路の
    出力信号の前記第2の論理レベルに応答して、前記クロ
    ック信号に従って変化する電圧を前記内部電源ノードに
    伝達する、請求項7記載の半導体装置。
  9. 【請求項9】 前記第2の内部電圧発生回路は、クロッ
    ク信号に応答して内部電源ノードを選択的に外部電源ノ
    ードに結合する第1の電源回路と、切換信号の第1の論
    理レベルに応答して前記第1の電源回路と同相で動作し
    かつ前記切換信号の第2の論理レベルに応答して前記第
    1の電源回路と相補的に動作して、前記外部電源ノード
    を前記内部電源ノードに結合する第2の電源回路と、前
    記内部電源ノードの電圧を一方動作電源電圧として受
    け、前記クロック信号に応答して前記転送ゲートの制御
    ゲートへ電圧を印加する電圧印加回路とを備え、 前記第1の内部電圧発生回路は、前記電圧印加回路を含
    む、請求項6記載の半導体装置。
  10. 【請求項10】 前記切換信号の前記第1の論理レベル
    に応答して前記クロック信号をバッファ処理して前記第
    2の電源回路へ与え、かつ前記切換信号の前記第2の論
    理レベルに応答して前記クロック信号を反転して前記第
    2の電源回路へ与える論理ゲートをさらに備える、請求
    項9記載の半導体装置。
  11. 【請求項11】 前記切換信号に応答して、前記クロッ
    ク信号および前記クロック信号の反転信号の一方を選択
    して前記第2の電源回路へ与える選択回路をさらに備え
    る、請求項9記載の半導体装置。
  12. 【請求項12】 前記第2の内部電圧発生回路は、クロ
    ック信号に応答して、内部電源ノードを選択的に外部電
    源ノードに結合する第1の電源回路と、前記クロック信
    号に応答して前記内部電源ノードへ電源電圧を供給する
    回路と、前記内部電源ノードの電圧を一方動作電源電圧
    として受け、前記クロック信号に応答して前記転送ゲー
    トへ電圧を印加する電圧印加回路と、切換信号に応答し
    て、前記クロック信号および前記クロック信号の反転信
    号の一方を前記第1の電源回路へ印加する選択回路を備
    え、 前記第1の内部電圧発生回路は、前記電圧印加回路を含
    む、請求項6記載の半導体装置。
  13. 【請求項13】 出力ノードに電荷を転送する転送ゲー
    トの制御ゲートに第1の振幅の制御信号を印加して前記
    出力ノードに電圧を発生する内部電圧発生回路を備え、
    前記内部電圧の最大絶対値は、前記制御信号の振幅によ
    り規定され、さらに切換信号に応答して、前記内部電圧
    発生回路の前記制御信号の振幅を前記第1の振幅と異な
    る第2の振幅に変更するための回路を備える、半導体装
    置。
  14. 【請求項14】 出力ノードに電荷を転送する転送ゲー
    トの制御ゲートに制御信号を印加して前記出力ノードに
    内部電圧を発生するための内部電圧発生回路を備え、前
    記内部電圧の最大絶対値は、前記制御信号の振幅により
    規定され、さらに切換信号に応答して、前記内部電圧発
    生回路の前記制御信号の振幅を第1の振幅と前記第1の
    振幅よりも小さな第2の振幅のいずれかに設定する回路
    を備える、半導体装置。
  15. 【請求項15】 基板領域に印加されるバイアス電圧を
    チャージポンプ動作により発生するシングルブースト型
    基板バイアス発生回路と、 前記シングルブースト型基板バイアス発生回路と同一半
    導体チップ上に形成され、前記基板領域に印加されるバ
    イアス電圧をチャージポンプ動作により発生するための
    ダブルブースト型基板バイアス発生回路とを備え、実使
    用時には前記シングルブースト型基板バイアス発生回路
    および前記ダブルブースト型基板バイアス発生回路の一
    方のみが使用可能とされる、半導体装置。
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